平成29年1月24日 消費生活用製品の新規リコール情報

(経済産業省と同時公表)
平成29年1月24日
消費生活用製品の新規リコール情報(扇風機)の公表
消費生活用製品安全法第35条第1項の規定に基づき報告のあった重大製品事
故について、パナソニック エコシステムズ株式会社が輸入し、パナソニック株
式会社が販売した扇風機のリコール情報(無償製品交換・設置)を以下のとおり公
表します。
○パナソニック エコシステムズ株式会社が輸入し、パナソニック株式会社が販売した
扇風機の新規リコールについて
(管理番号:A201300110、A201400238、A201400356、A201600133、A201600277)
①事故事象について
パナソニック エコシステムズ株式会社(法人番号:8180001075388)が輸入し、パ
ナソニック株式会社が販売した扇風機について、当該製品及び周辺を焼損する火災が
発生しました。
これらの事故情報は、消費生活用製品安全法第35条第1項の規定に基づき、重大
製品事故の報告を受け、製品起因が疑われる事故として公表していたものです(別紙
参照。
)。
当該事故の原因は、管理番号A201400238、A201600133及びA201600277については、
当該製品のモーター組み付け工程において、モーターリード線を首振り部の部品に挟
み込んだため、芯線の一部が断線し、使用時の首振り運転に伴い断線が進行して接触
不良により異常発熱し、モーターリード線の異極間で短絡、スパークし、出火に至っ
たものと考えられます。
管理番号A201300110及びA201400356については、いずれも製品内部のモーターリー
ド線が断線し、短絡、出火に至ったと考えられますが、詳細な原因の特定には至らな
かったものとして、調査を終了しています。
対象製品について、消費生活用製品安全法第35条第1項の規定に基づき報告され
た重大製品事故は5件です。
②再発防止策について
同社は当該製品を含む対象製品(下記③)について、事故の再発防止を図るため、
本日(1月24日)、ウェブサイトへの情報掲載を行うとともに、翌25日に新聞社
告を行い、対象製品をお持ちの方に対し、無償製品交換及び設置を実施します。
③対象製品:製品名、品番、製造期間、対象台数
製品名
扇風機
品番
F-GA301
製造期間
2008年10月
~
2014年12月
対象台数
146,797
<対象製品の確認方法>
④事業者の対応
対象製品について、無償製品交換及び設置を実施します。
⑤事業者の告知
ウェブサイトへの情報掲載:2017年1月24日(火)
販 売 店 等 へ の 協 力 要 請:2017年1月24日(火)以降順次
新
聞
社
告:2017年1月25日(水)
⑥使用者への注意喚起
対象製品をお持ちの方は、直ちに使用を中止し、速やかに下記問合せ先まで御連絡
ください(2017年1月24日から受付開始。
)。
【問合せ先】
パナソニック エコシステムズ株式会社 壁掛扇風機市場対策室
電 話 番 号:0120-872-136(無料)
※携帯電話・PHSからも利用できます。
受 付 時 間:9時~21時(毎日)(2017年2月23日まで)
9時~17時(土・日・祝日を除く。)
(2017年2月24日以降)
ウ ェ ブ サ イ ト:http://panasonic.co.jp/es/peses/kfan/
【本発表資料の問合せ先】
消費者庁消費者安全課(製品事故情報担当)
担 当:柳川、平野、清重
電 話:03-3507-9204(直通)
FAX:03-3507-9290
経済産業省商務流通保安グループ製品安全課製品事故対策室
担 当:下出、高橋
電 話:03-3501-1707(直通)
FAX:03-3501-2805
■当該リコールにかかる消費生活用製品の重大製品事故
別 紙
2.ガス機器・石油機器以外の製品に関する事故であって、製品起因が疑われる事故
管理番号
事故発生日
A201300110 平成25年5月2日
A201400238 平成26年7月14日
報告受理日
平成25年5月13日
平成26年7月24日
製品名
扇風機
扇風機
機種・型式
F-GA301
F-GA301
事業者名
パナソニック エコシス
テムズ株式会社
(輸入事業者)
パナソニック エコシス
テムズ株式会社
(輸入事業者)
被害状況
火災
火災
事故内容
店舗で当該製品を使用中、火災報知機が鳴
動したため確認すると、当該製品を焼損し、周
辺を汚損する火災が発生していた。
調査の結果、当該製品のモーターリード線に
溶融痕がみられることから、短絡、スパークに
より周囲の樹脂に着火したものと考えられる
が、モーターリード線が短絡した原因の特定
はできなかった。
施設で当該製品を使用中、当該製品を焼損
し、周辺を汚損する火災が発生した。
調査の結果、当該製品のモーター組み付け
工程において、モーターリード線を首振り機構
部に挟み込んだため、芯線の一部が断線す
るとともに、使用時の首振り運転に伴い断線
が進行して接触不良により異常発熱し、モー
ターリード線の異極間で短絡、スパークし出火
に至ったものと推定される。
事故発生都道府県
備考
神奈川県
平成25年5月
17日にガス機
器・石油機器
以外の製品に
関する事故で
あって、製品起
因が疑われる
事故として公
表していたもの
調査結果を
もって平成26
年7月7日に製
品起因の事故
として公表して
いたもの
平成29年1月
24日からリコー
ルを実施
静岡県
平成26年7月
29日にガス機
器・石油機器
以外の製品に
関する事故で
あって、製品起
因が疑われる
事故として公
表していたもの
調査結果を
もって平成27
年5月27日に
製品起因の事
故として公表し
ていたもの
平成29年1月
24日からリコー
ルを実施
2.ガス機器・石油機器以外の製品に関する事故であって、製品起因が疑われる事故(続き)
管理番号
事故発生日
A201400356 平成26年9月1日
A201600133 平成28年6月1日
報告受理日
平成26年9月12日
平成28年6月17日
製品名
扇風機
扇風機
機種・型式
F-GA301
F-GA301
事業者名
パナソニック エコシス
テムズ株式会社
(輸入事業者)
パナソニック エコシス
テムズ株式会社
(輸入事業者)
被害状況
火災
火災
事故内容
ビニールハウスで当該製品を使用中、当該製
品及び周辺を焼損する火災が発生した。
調査の結果、当該製品のモーターリード線が
断線、スパークし、出火に至ったものと推定さ
れるが、モーターリード線が断線した原因が
過酷な使用状況によるものか、製造時の不具
合によるものか、原因の特定には至らなかっ
た。
火災報知機が鳴動したため確認すると、当該
製品及び周辺を焼損する火災が発生してい
た。
調査の結果、当該製品のモーター組み付け
工程において、モーターリード線を首振り部の
部品に挟み込んだため、芯線の一部が断線
し、使用時の首振り運転に伴い断線が進行し
て接触不良により異常発熱し、モーターリード
線の異極間で短絡、スパークし、出火に至っ
たものと推定される。
事故発生都道府県
備考
茨城県
平成26年9月
17日にガス機
器・石油機器
以外の製品に
関する事故で
あって、製品起
因が疑われる
事故として公
表していたもの
調査結果を
もって平成27
年5月27日に
製品起因か否
かも含め、事
故原因の特定
には至らな
かった事故とし
て公表してい
たもの
平成29年1月
24日からリコー
ルを実施
岐阜県
平成28年6月
21日にガス機
器・石油機器
以外の製品に
関する事故で
あって、製品起
因が疑われる
事故として公
表していたもの
調査結果を
もって平成28
年11月7日に
製品起因の事
故として公表し
ていたもの
平成29年1月
24日からリコー
ルを実施
2.ガス機器・石油機器以外の製品に関する事故であって、製品起因が疑われる事故(続き)
管理番号
事故発生日
A201600277 平成28年8月14日
報告受理日
平成28年8月26日
製品名
扇風機
機種・型式
F-GA301
事業者名
パナソニック エコシス
テムズ株式会社
(輸入事業者)
被害状況
火災
事故内容
倉庫で当該製品を使用中、当該製品及び周
辺を焼損する火災が発生した。当該事故の原
因は、現在、調査中であるが、当該製品の
モーター組み付け工程において、モーター
リード線を首振り部に挟み込んだため、芯線
の一部が断線し、使用時の首振り運転に伴い
断線が進行して接触不良により異常発熱し、
モーターリード線の異極間で短絡、スパーク
し、出火に至ったものと推定される。
事故発生都道府県
備考
長崎県
平成28年8月
30日にガス機
器・石油機器
以外の製品に
関する事故で
あって、製品起
因が疑われる
事故として公
表していたもの
平成29年1月
24日からリコー
ルを実施