本庄市環境基本計画策定業務委託仕様書(PDF:124.4KB)

本庄市環境基本計画策定業務委託仕様書
1.委託業務名 本庄市環境基本計画策定業務
2.委託期間
平成29年4月1日から平成30年3月30日
3.目的
本業務は、平成30年度を初年度とする新たな本庄市環境基本計画の策定を目的とす
る。次期本庄市環境基本計画の策定過程において、市民の意向を反映させるほか、近年
における本市の将来人口推計や財政的フレーム、社会指標を使った基礎調査から得られ
たデータを活用する。これらの策定作業に係る支援について、知識、技術、経験を有す
る業者に委託する。
4.業務対象区域
本庄市全域とする。
5.業務内容
次期本庄市環境基本計画の策定作業を確実かつ計画的に遂行するため、策定作業全般
の細部にいたるコンサルティング業務を行う。
(1)計画準備
業務全体の円滑な進行のため、本業務の目的を十分把握し、合理的能率的な工程別
の作業計画を作成するものとする。市の実態を把握するための基礎調査として、本市
の現状分析や社会環境整理、人口推計等の将来フレームの推計・分析等を実施する。
なお、業務の遂行に必要となる資料収集について発注者と調整を図り適切な作業計画
及び基礎調査を行うこと。
(2)計画の基本的事項の設定
計画見直しの組織体制や、計画の期間や位置づけなど、計画策定に係る基本的事
項について設定する。
(3)環境の現状と課題の整理
現行計画を基に、本市の環境データを整理するとともに、これまで及び今後の環境
関連施策・計画を併せて把握し整理する。
(4)市民意識調査の実施、分析及び報告書の作成
市民3,000人(予定・無作為抽出)に対して意識調査を実施するに当たっての
調査の企画、集計、分析等の実施と報告書の作成を受注者の費用負担で行う。
・アンケート調査票の設問案の作成
・アンケート調査票の印刷
・発送用封筒の作成(指定様式あり)
・返信用封筒の作成(指定様式あり)
・宛名ラベル作成
・封入封緘
・発送(本庄郵便局より発送)
、返信費用の負担(状況に応じた催促葉書の作成、発送
を含む)
・調査票の回収、データ入力
・調査結果の集計及び分析
・調査結果報告書の作成及び印刷製本
・調査結果の計画への反映
(5)目指す環境像の設定
目指す環境像、基本方針及び環境目標については本市の現状と課題を把握し現行の
計画を踏まえて設定すること。
(6)環境保全行動の検討
環境目標の達成に向けて、本市、市民、事業者が実施する取り組みを検討する。
施策体系は現行計画の維持を基本とするが、具体的取り組みについては環境の現状
と課題を踏まえて「スクラップ&ビルド」する。
また、環境目標ごとに環境指標を設定する。指標の設定にあたっては、明確な定
義づけを行い、市民・事業者にも理解できる「分かりやすい環境指標」にするとと
もに、毎年、環境指標を点検・評価していく担当部署を定める。
(7)地域別方向性の検討
本市内の各地域の環境特性や市民の意向に応じて、環境づくりの方向性や配慮すべ
き事項について検討する。
(8)進行管理方策の検討
実効性のある計画とするため、計画策定後の進行体制や評価方法について検討する。
(9)庁内会議での支援
・会議で使用する資料等の作成支援及び会議への出席、会議録の作成
(10)本庄市環境審議会での支援
・審議会において使用する資料等の作成支援及び会議への出席、会議録の作成
(11)計画素案の作成及び公表
検討結果をふまえ、計画素案を作成する。
(12)計画素案に対するパブリックコメントの実施支援
・関連資料の作成支援
・意見の取りまとめ及び計画の作成
6.打合せ・協議(7回程度)
(1) 業務全体の進行管理上の協議打合せ
(2) 環境関係資料、情報収集整理
7.成果品
(1) 環境基本計画(現行計画と同等程度のもの)
300部
(2) 環境基本計画書概要書(A3版見開き4頁カラー)
300部
(3) 市民意識調査分析報告書(カラー)
(4) その他必要関係資料(データファイルを含む)
30部
一式
8.留意事項
(1)スケジュール
受注者は、別表で定める「環境基本計画工程表」に沿ったスケジュールで業務を実
施するものとする。
(2)法令等の遵守
本業務の実施にあたっては、本仕様書のほか、環境基本法、環境教育等促進法、環
境配慮促進法、地球温暖化対策推進法その他関係法令及び通達等を遵守するものとす
る。
(3)一括再委託等の禁止
受注者は、本業務の全部又は以下に示す本業務の主たる部分を他のコンサルタント
等の外部業者に再委託してはならない。
① 計画作成における総合的企画、業務遂行管理、手法決定及び技術的判断等
② 解説作業における手法決定及び技術的判断
(4)受注者の義務
受注者は、本業務の目的を十分理解したうえで、正確丁寧に業務を実施するものと
する。
(5)情報収集等
本業務を行うに当たって、環境省を始め関係府省庁が作成した資料及び手引き等を
参考にするとともに、国等の最新動向及び他の地方公共団体の取り組みも含めた最新
情報を収集及び活用し、本計画策定のために必要な調査、分析を適宜行うこと。
(6)資料の貸与及び返却
発注者である本市は、本業務の実施に当たり、契約締結後、業務に必要な資料を決
定し受注者に貸与するものとする。
受注者は、貸与される資料について、破損・紛失のないように取扱及び保管に注意
するとともに、業務完了後速やかに本市に資料を返却するものとする。
(7)個人情報の保護
受注者は、本業務の実施に当たり、個人の権利利益を侵害することのないよう、個
人情報等の取扱について慎重かつ適正な対応を心がけるものとする。
また万が一、個人情報の漏えいなどの問題が発生した場合、あるいは発生する可能
性があることが判明した場合、速やかに本市に報告を行い、必要な措置を講ずるもの
とする。
(8)守秘義務
受注者は、業務の実施過程で知り得た情報及び秘密を第三者に漏らしてはならな
い。
また、本業務の成果(業務処理の過程において得られた記録等を含む。)について
は、本市の許可なく他の目的への使用及び第三者に閲覧、複写及び譲渡してはならず、
本業務の終了後においても同様とする。
(9)検査
受注者は、完成検査において本市の指定する検査員の検査を受け、完成検査の合格
をもって業務完了とする。
なお、成果品の納品後にあっても、明らかな受注者の責任に帰する内容等の不備が
発見された場合は、受注者の責任でこれを速やかに修正、その他必要な措置を行うも
のとする。
別表
環境基本計画工程表
年月日
項目
主な内容
環境施策進捗状況調査
旧計画における環境施策の取り組み状況調査、アンケートの実施等
7月
第 1 回庁内会議
計画の素案の検討
8月
第 1 回環境審議会
計画策定の諮問、計画素案に関する審議
9月
第 2 回庁内会議
計画素案についての 2 度目の検討
10 月
第 2 回環境審議会
平成29年
4 月∼6 月
計画素案に関する 2 度目の審議(パブリックコメント実施に伴う計画
案の作成)
12月
∼
パブリックコメント
計画案を公開し、これに対する市民からの意見募集
2 月上旬
第 3 回庁内会議
パブリックコメント実施後の計画修正等
2 月中旬
第 3 回環境審議会
環境基本計画案の答申
環境基本計画書作成
印刷・製本・配布
平成 30 年
1月
2 月下旬
∼
3月