News Release

2017 年 1 月 21 日
(現地時間:1 月 20 日)
トヨタ、カナダに燃料電池自動車「MIRAI」を試験導入
-「MIRAI」を通じて、水素を活用した「未来」に関する理解活動を開始-
トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)のカナダにおける販売事業体である Toyota Canada Inc.
(以下、TCI)は、3 台の「MIRAI」を試験導入し、燃料電池自動車(以下、FCV)への理解
促進活動(Awareness Campaign)に活用する。本活動は、今月 20 日から 29 日まで開催さ
れる「モントリオール国際自動車ショー」での MIRAI 展示を皮切りに開始。自動車ショー
など様々なイベントに MIRAI を出展し、FCV の仕組みや温室効果ガス削減などの環境貢献
について、カナダのお客様や業界・政府関係者の幅広い理解を得ることに取り組んでいく。
モントリオールが属するケベック州は、カナダのなかでも特に気候が寒冷であり、MIRAI
の優れた寒冷地性能をご理解いただくうえで相応しい場所である。また、同州では再生可
能エネルギー導入が進んでおり、世界有数の水素生産地としてのポテンシャルがあること
も含めて、本理解活動を開始する場所として最適である。本活動では、「CO2 を排出しない
モビリティ社会実現」の目標に向けて、カナダにおいても、FCV 等の普及促進に欠かせな
い水素インフラの整備が重要であることも伝えていく。
TCI の副社長であるステファン・ビーティは「水素を燃料とする MIRAI は、カナダでも
生産している数多くのハイブリッド車も含めて、トヨタが誇る幅広い先進技術やラインナ
ップの新たな一員として、CO2 排出量削減に貢献するだけでなく、お客様がクルマに求め
るものを数多く備えたクルマである。今回、ケベック州モントリオールの地から、カナダ
全土に向けて理解活動を開始できることを嬉しく思う。お客様や業界・政府関係者の方々
に、水素社会や FCV という、よりクリーンな未来に向けたトヨタの取り組みをお伝えでき
ることを楽しみにしている」と語った。
MIRAI は、水しか排出しない環境性能に加えて、水素充填時間や航続距離などガソリン
車と同等の利便性、そして走る楽しさもあわせ持つ「究極のエコカー」として、現在、水
素インフラの整備が進む日本・米国・欧州において販売されている。また、オーストラリ
アやアラブ首長国連邦などの国においても、試験的な導入による実証実験を進めている。
トヨタとしての取り組みに加えて、本年 1 月にはエネルギー・自動車業界の 13 社で、水素
社会実現に向けた共同ビジョンと長期目標を提唱するグローバル・イニシアチブである
「Hydrogen Council」
(水素協議会)を発足させるなど、個社・業界の枠を越えた連携も推
進している。
トヨタは、持続可能な社会の実現に貢献するためのチャレンジとして、
「トヨタ環境チャ
レンジ 2050」を 2015 年に発表し、新車 CO2 排出量 90%削減(2010 年比)などの目標を掲
げ、様々な活動に取り組んでおり、水素社会の実現も含めて今後も取り組みを進めていく。
以
上