小林市病院事業薬剤師奨学金返還支援助成金貸付要綱

小林市病院事業薬剤師奨学金返還支援助成金貸付要綱
(目的)
第1条 この告示は、小林市立病院(以下「病院」という。
)におい
て薬剤師の業務に従事する職員に対し、当該職員が奨学金を返還
することを支援するための助成金(以下「助成金」という。)を貸
し付けることにより、当該職員の経済的負担の軽減を図るととも
に、病院において特に確保が困難な職種である薬剤師の人員の充
足を図ることを目的とする。
(貸付対象となる奨学金)
第2条
助成金の貸付けの対象となる奨学金は、次の各号のいずれ
かに該当するものとする。
(1) 独立行政法人日本学生支援機構奨学金
(2)
医療機関等において業務に従事することにより、返還を免
除される奨学金でないもの
(3)
前2号に掲げるもののほか、小林市病院事業管理者(以下
「管理者」という。
)が認める奨学金
(貸付対象者)
第3条
助成金の貸付けの対象となる者(以下「貸付対象者」とい
う。)は、次の各号のいずれにも該当する者とする。
(1)
この告示の施行の日以後に病院に採用され、常勤として薬
剤師の業務に従事する者で、助成金の貸付けを申請する年度の
末日まで継続して病院に勤務するもの
(2) 第2条各号に掲げる奨学金(以下「奨学金」という。)の返
還を行っている者又は助成金の貸付けを申請する年度内に奨学
金の返還を開始する者
(3) 奨学金の返還を滞納していない者
(助成金の貸付額)
第4条
助成金の貸付けの額は1月当たり5万円を上限とし、1月
当たりの奨学金の返還金の額(以下「返還金額」という。)が5万
円に満たないときは、当該返還金額から 1,000 円未満を切り捨て
た額とする。
2 助成金の貸付けは、無利子で行うものとする。
(貸付対象期間)
第5条 助成金の貸付けの対象期間(以下「貸付対象期間」という。)
は、初めて助成金の貸付けの対象となった月から起算して9年を
限度とする。
(貸付申請)
第6条
助成金の貸付けを受けようとする貸付対象者(以下「申請
者」という。)は、小林市病院事業薬剤師奨学金返還支援助成金貸
付申請書(様式第1号)に次に掲げる書類を添えて、管理者に申
請しなければならない。
(1)
奨学金を貸与した機関が発行する奨学金の貸与を証する書
類(初回の申請時に限る。)
(2) 返還金額を確認できる書類
(3) 前2号に掲げるもののほか、管理者が必要と認める書類
2
前項の規定による申請は、原則として毎年度の4月にしなけれ
ばならない。ただし、初めて助成金の貸付けを申請する場合に限
り、病院に就職した月の翌月の末日までに申請することができる
ものとする。
(貸付けの決定及び通知)
第7条
管理者は、前条の規定による申請があったときは、速やか
にその内容を審査の上、助成金の貸付けの可否及び助成金の額を
決定し、その旨を小林市病院事業薬剤師奨学金返還支援助成金貸
付決定通知書(様式第2号)により申請者に通知するものとする。
(貸付契約)
第8条 管理者は、前条の規定により貸付けを決定した者(以下「借
受者」という。)と貸付けについて双方合意したときは、貸付契約
を締結するものとする。
(申請の取下げ)
第9条
借受者は、助成金の貸付けの申請を取り下げようとすると
きは、第7条の規定による貸付決定の通知を受けた日から 10 日以
内に、小林市病院事業薬剤師奨学金返還支援助成金貸付申請取下
届出書(様式第3号)により、管理者に届け出なければならない。
2
前項の規定による届出があったときは、当該借受者に係る助成
金の貸付けの決定は無効とする。
(中止等の届出)
第 10 条
借受者は、貸付決定の通知を受けた後において、次の各号
のいずれかに該当するときは、小林市病院事業薬剤師奨学金返還
支援助成金貸付中止(休止)届出書(様式第4号)により管理者
に届け出なければならない。
(1)
貸付対象期間内に休職(業務に起因する休職を除く。)し、
又は停職するとき。
(2)
自己の都合により、長期にわたり薬剤師の業務を行うこと
ができないとき。
(3) 病院を退職するとき。
2
管理者は、前項の規定による届出があったときは、これを審査
し、その旨を小林市病院事業薬剤師奨学金返還支援助成金貸付中
止(休止)決定通知書(様式第5号)により、前項の届出をした
者に通知する。
(助成金の貸付け)
第 11 条
借受者は、二半期ごとに小林市病院事業薬剤師奨学金返還
支援助成金貸付請求書(様式第6号)により管理者に助成金の貸
付けを請求しなければならない。
2
管理者は、前項の請求があったときは第8条の貸付契約に基づ
き借受人に助成金を貸し付けるものとする。
(貸付決定の取消し)
第 12 条
管理者は、借受者が虚偽の申請その他不正の行為によって
助成金の貸付決定を受け、又は助成金の貸付けを受けたことが判
明したときは、助成金の貸付決定の全部又は一部を取り消し、又
は借受人との契約を解除することができる。
(実績報告)
第 13 条
借受者は、助成金の貸付決定を受けた年度の翌年度の4月
20 日までに、小林市病院事業薬剤師奨学金返還支援助成金貸付実
績報告書(様式第7号)に次に掲げる書類を添えて、管理者に返
還の実績を報告しなければならない。
(1) 奨学金の返還の事実を確認できる書類
(2) 前号に掲げるもののほか、管理者が必要と認める書類
(助成金の返還)
第 14 条
借受者は、貸付契約に基づき、貸付けを受けた助成金を月
賦又は半年賦の均等払により返還しなければならない。ただし、
繰上償還を妨げない。
(助成金の返還の免除)
第 15 条
管理者は、借受者が次の各号のいずれかに該当するときは、
前条の規定にかかわらず、助成金の返還の全部を免除するものと
する。
(1) 助成金の貸付けを受けた期間(第 10 条の規定により貸付け
を受けなかった期間を除く。以下「貸付期間」という。)に相当
する期間、病院で薬剤師の業務に従事したとき。
(2)
貸付期間に相当する期間が経過する前に、業務上の事由に
より死亡し、又は業務に起因する心身の故障のため薬剤師の業
務を継続することができなくなったとき。
2
管理者は、借受者が病院において薬剤師の業務に従事した期間
(以下「業務従事期間」という。)が、貸付期間に満たないときは、
業務従事期間に応じた額の返還を免除するものとする。
(返還の猶予)
第 16 条
管理者は、借受者が災害、病気その他やむを得ない事由に
より返還が著しく困難になったときは、事由が継続する期間にお
いて、貸付金の返還を猶予することができる。
2
前項の規定による猶予を受けようとする者は、別に定めるとこ
ろにより管理者に申請しなければならない。
3
管理者は、前項の規定による申請があったときは、これを審査
し、その可否を決定するものとする。
(その他)
第 17 条
この告示に定めるもののほか、助成金の貸付けに関し必要
な事項は、管理者が別に定める。
附 則
この告示は、公表の日から施行する。