12次産業化リーフレット(PDF:6163KB)

くる
新たな価値をつ
田園資源
農業資源
里山資源
子育て
交流
×
教育
6つの分野
エネルギー
・
環境
福祉
保健・医療
事業者の皆さん!
あなたの事業に
新潟市の豊かな
のチカラを
「田園資源」
活用してみませんか?
新潟市は、12次産業化(農業等と他分野との連携)の取組みを応援しています。
12次産業化
検索
ご興味のある方は
お気軽にお問合せください。
おいしい。
美しい。
なつかしい。
新潟市
新潟市 農林水産部
ニューフードバレー特区課
TEL:
025-226-1641
MAIL:[email protected]
〒951-8550
新潟市中央区学校町通1番町
602番地1
交流
くる
新たな価値をつ
農業資源
田園資源
×
教育
6つの分野
エネルギー
・
里山資源
子育て
環境
福祉
保健・医療
田園資源の活用で、新たな価値の創出、課題の解決を
恵み豊かな
里山・自然環境
美味しい
市内産農産物
○○をしたい
○○に困っている
田園資源
(農業資源・里山資源)
様々な分野の事業
農業に
携わる人材
新潟市による
相談・支援
広大な農地
分野を超えて連携・活用することで…
新たな価値を生み出します
新潟市発
12 次産業化とは
6分野における事業者のイメージ
12次産業化(農業等と他分野との連携)とは、農業の6
●子育て関係事業者
●保育関係事業者 など
次産業化の取組みに加え、豊富で豊かな田園資源を特に生
活に密着する6つの分野(
「子育て」
「教育」
「福祉」
「保健・
●観光関連事業者
●交流活動に取組む
事業者 など
医療」
「エネルギー・環境」
「交流」
)をはじめ様々な分野に
も活かすことで、産業や雇用の創出とともに、全ての市民
が地域への愛着と誇りを持ちながら、健康で生き生きと安
交流
心・安全に暮らせるまちづくりを目指すものです。
市では、平成27年度に「新潟市12次産業化推進計画」を
策定し、官民一体で取組みを進めることを目指しており、
12次産業化に関する総合相談窓口を設けながら、民間事業
エネルギー
・
環境
者による12次産業化の取組みを応援しています。
12次産業化
農業の6次産業化
●燃料、
ペレット、
エネルギー関係事業者
●農業設備事業者
●肥料関係事業者 など
6分野との連携
新たな価値の創造
●教育関係事業者
●食育・花育関係事業者
●生涯学習関係事業者 など
子育て
● 農業者 など
教育
田園
資源
福祉
保健
・
医療
●障がい者支援関係事業者
●若年無業者支援関係事業者
●高齢者支援関係事業者 など
●病院、
診療所
●給食関係事業者
●食品メーカー など
12次産業化に関することについては、
下記までお問い合わせください
新潟市 農林水産部 ニューフードバレー特区課 TEL:025-226-1641 MAIL:[email protected]
2
ている
業者
事業者
者 など
とを踏まえ、子どもたちが幼児期から農地や農産物などの田園資源に触れ親しむことのできる取組みや、
食育・農業体験活動を通じ、親子間・世代間・地域間交流を促進する取組みなどが進んでいます。
1
保育園等での野菜づくり体験など、
身近な田園資源を活用した環境づくり
市内では、保育園・幼稚園での野菜づくり体験や、関連
施設での体験活動など、子どもたちが幼児期から様々な
田園資源と触れ合い、健やかに育つことができる環境づ
くりに向けた取組みが進んでいます。
子育て関係
事業者側の
期待される効果
●地元の田園資源を活かし
た新潟市らしい子育ての
実践
●農業体験を通した子ども
の自尊感情、自己肯定感
等の育み
2
活用
業者
者 など
「田園資源」×「子育て」分野では、幼児期が生涯にわたる人格形成の基礎が培われる重要な時期であるこ
活用
ージ
×
農業者側の
期待される効果
●家庭や地域全体で子ど
も・子育てを応援してい
く気運の醸成
Akiha森のようちえん(新潟市秋葉区)では、里山の
豊かな自然環境を活かし、子ども達が草木や昆虫等と
触れ合いながら生き生きと成長できる屋外型の幼児教
育・保育を進めている。
NPO法人アキハロハスアクション
Akiha森のようちえん
代表理事兼園長
原 淳一
氏
●地元農業への理解醸成
活動は、一年を通じ屋外中心に行われる
区外・市外からの参加も多い
取組みを始めたきっかけは?
市内では、保育園・幼稚園、食育・花育センターにおけ
る料理教室や野菜の栽培など、家庭や地域が連携しなが
ら農や食に触れる取組みが進んでいます。
●地元の田園資源を活かし
た新潟市らしい子育ての
実践
地域での自然体験を通し、
人間力の素地を養う
●子ども、保護者等の地元
消費者との交流
食育、農業体験を通じ、
親子間・世代間・地域間交流を
子育て関係
事業者側の
期待される効果
取組み事例 紹介
農業者側の
期待される効果
●子ども、保護者等の地元
消費者との交流
●地元農業への理解醸成
自らが子育てを経験していく中で、子ども達が自然に触れられる遊び場や機会が
昔よりも少なくなっている現状に疑問と危機感を抱くようになったことがきっかけ。
本来、人は、小さな頃から木登りや昆虫とりといった自然と触れ合う体験を経る
ことで、地域や自然環境への愛着が生まれ、そしてそれを大切にする人間へと成長
をしていくもの。そのため、子どもが幼少期から、自然に触れ合いながら遊べる環
境が必要だと感じるようになった。
そのような思いから、有志とともに任意団体「秋葉山自遊会」を結成し、里山を
子どもが遊べる場として整備する活動を始め、それが今の森のようちえんの取組み
へと繋がった。
取組みにより見えてきた効果・変化は?
豊かな田園資源にあふれる里山の中での活動により生まれる、
「様々なことに挑
戦したい」という子ども達の気持ちを尊重してあげることで、子ども達は、自分自
身で物事を感じ、考え、行動するようになる。また、それにより自分らしさを持て
るようになり、主体性が育まれる。
また、保護者側も、大人の価値観を押し付けず、子どもの意見、行動を尊重し、
共感できるようになっていく。
今後の展望は?
身近な自然環境に触れられる機会を提供していく活動を続け、自然と共に子ども
を育むことがスタンダードとして広まってほしい。
また、それにより、子ども達が自分らしく生き生きと暮らしていける社会となる
ように、今後も活動を続けていきたい。
新潟市の取組みに関するお問い合わせ先
農業体験学習に関すること
食と花の交流事業に関すること
新潟市食育・花育センター
(TEL)025-282-4181
新潟市食育・花育センター
(TEL)025-282-4181
同センターでは、幼稚園・保育園での野菜づくり体験等の
取組みを進めています。
同センターでは、いくとぴあ食花エリア内における、主に
子ども達を対象とした、食と花の団体体験プログラムを実
施しています。
g.jp
3
×
「田園資源」×「教育」分野では、小中学校等の児童・生徒を対象とする学習意義を高めた農業体験学習の
実践や、アグリパーク等の農業関連施設を活用した生涯学習の取組みが進んでいます。
活用
1
取組み事例 紹介
農業体験学習で
「生きる力」を育む
市内では、様々な教科等と農業体験を結び付けて、学習
指導要領上の位置づけを明確にした「アグリスタディ(農
業体験学習)プログラム」など、「生きる力」を培う新潟
市らしい取組みが進んでいます。
教育関係
事業者側の
期待される効果
●地元の田園資源を活かし
た新潟市らしい教育の
実践
●農業体験を通した地元愛
の醸成や「生きる力」の
向上
農業者側の
期待される効果
東北電力株式会社
新潟火力発電所 運営企画グループ
酒井 俊
「より、そう、ちから。」
のコーポレートスローガンのもと、
子ども達との農業体験を通じ、
地域・社会と共に歩む企業を目指す
氏
新潟火力発電所(新潟市東区)では、発電所敷地内の
遊休地を活かし、地元の保育園・小学校の児童ととも
に、サツマイモの植え付け、収穫作業といった農業体
験学習にかかる取組みを進めている。
●子ども、保護者等の地元
消費者との交流
●地元農業への理解醸成
敷地内の遊休地約600㎡を畑として活用
サツマイモ収穫作業
取組みを始めたきっかけは?
活用
2
東北電力(株)では、昭和26年の創立以来、地域社会の一員、そして基幹産業を担
う企業として、地域の活性化や文化の向上、次代を担う子ども達の成長をさまざま
な角度から支援する地域協調活動等に取り組んでいる。
その活動の一環として、新潟火力発電所では、平成7年から地元の保育園・小学
校と共にサツマイモの植え付け・収穫体験活動を行っている。
これは、同地域が農地の少ない環境にあり、子ども達が普段から土に触れ合える
機会が少なかったこと、また、同社敷地内に使われていない遊休地が存在していた
こと等の理由から農業体験に目をつけ、取組みを始めたものである。
農を通じ、生涯にわたる学習や
生きがいづくりを
取組みにより見えてきた効果・変化は?
市内では、生涯にわたった仲間づくり、生きがいづくり、
健康づくりに繋がる農業体験事業等が進んでいます。
生涯学習関係
事業者側の
期待される効果
●地元の田園資源を活かし
た新潟市らしい生涯学習
の実践
農業者側の
期待される効果
●消費者との交流
●地元農業への理解醸成
子ども達は、農業体験を通し、普段触れ合うことの少ない農産物や土に接するこ
とで、自然の良さを改めて実感できているようであり、毎年、100人を超える児童
一人一人から感謝のお手紙が届いている。
また、収穫したサツマイモを各家庭で食べていただき、家庭内で農業体験の話題
があがることで、同社のことをより知っていただける機会になっている。
今後の展望は?
今後も引き続き子ども達との農業体験活動を続けていくことで、同社のコーポ
レートスローガンである「より、そう、ちから。
」の通り、地域とともに成長・発
展していくことを目指している。
新潟市の取組みに関するお問い合わせ先
農業体験学習に関すること
食育・花育の推進に関すること
農業サポーター制度に関すること
新潟市食育・花育センター
(TEL)025-282-4181
新潟市食育・花育センター
(TEL)025-282-4181
新潟市食育・花育センター
(TEL)025-282-4181
同 セ ン タ ー で は、 農 業 体 験 学 習「 ア グ リ・ス タ
ディ・プログラム」にかかる取組みのほか、学校
教育田や宿泊を伴う農業体験に関する支援等を
行っています。
同センターでは、料理教室等の食育や花
育の推進にかかる、様々な事業を行って
います。
同センターでは、農作業をしたい、野菜作りを学
びたい、という市民が農業サポーターとして登録
し、市内農家での農作業をボランティアで手伝う
「農業サポーター」事業を行っています。
4
×
「田園資源」×「福祉」分野では、労働力の不足に悩む農業現場に障がい者の力を活かす取組みや、農業体
験を通じて高齢者の健康づくり・仲間づくりを図る取組みなどが進んでいます。
活用
1
市内では、就労のための訓練を行う福祉施設が農家と作
業の請負契約を結び、障がい者が就労訓練の一環として
農作業に従事するなどの、田園資源を活用した障がい者
の社会参加、就労を支援する取組みが進んでいます。
障がい者支援
施設側の
期待される効果
農業者側の
期待される効果
●障がい者の新たな働く場
の開拓
●労働力の確保
●障がい者の作業工賃の向上
●福祉施設との連携による
6次産業化
●農業者と連携した新商品
開発等の展開
就労センタードリームネクスト(新潟市北区)では、同
じ作業の繰り返しが多く、自然と触れ合いながら適度な
運動になることから、障がい者に適していると言われる
農作業の特性を活かして、通年雇用の拡大に向けたビ
ニールハウス内での水耕栽培の取組みを始めている。
水耕栽培設備を備えたビニールハウス
(社会福祉法人 愛宕福祉会)
就労センタードリームネクスト
統括部門長 斎藤
保則
氏
収穫作物は隣接するラーメン店等で使用
取組みを始めたきっかけは?
●新たな分野での活躍
●心身のリハビリ等
活用
農業体験を通じ、
セカンドライフを元気に
市内では、農業体験を通じ、シニア世代の方々が健康づ
くり・仲間づくり・生きがいづくりを図る活動が進んで
います。
シニア世代側の
期待される効果
農業分野での障がい者の
通年雇用を進めたい
●高付加価値化の実現
障がい者側の
期待される効果
2
取組み事例 紹介
障がい者の力を農業現場に
農業者側の
期待される効果
●健康づくり、介護予防
●休耕地の解消
●仲間づくり
●担い手不足の解消
●生きがいづくり
●消費者との交流
元々、就労移行支援事業の一環として、製麺やラーメンの販売事業に取り組んで
いた中、ラーメンの具材も自ら生産してみたいと思うようになったことがきっかけ。
当初は、同会の元役員である農家さんの紹介で休耕地を借り受け、ネギの栽培に
取り組んでいたが、ネギは冬季の作業が無く通年で働くことが難しかった。
そこで、通年作業が可能な水耕栽培に着目し、国の助成金を活用する形で設備を
整えるとともに、地元農業者からの技術指導を受けながら、コマツナの栽培に取り
組んでいる。
取組みにより見えてきた効果・変化は?
ほぼ全ての作業を障がい者の方にお願いしているが、他の一般的な事務作業より
も、精神的に安定して作業に向き合えている様子が見受けられる。また、利用者(作
業者)は農業関連学校出身であることから、学校で学んだことを活かしながら働く
ことで、自らの生きがいにもなっている様子。
一方、施設側としても、農業分野での新たなビジネスモデルを構築することで、
障がい者雇用の拡大に繋げられるとの可能性を感じている。
今後の展望は?
今後は、課題である冬季の生産量増加等に取り組むとともに、パスタやピザなど
のラーメン以外への展開を図りながら、少しでも収益を上げるようにし、経営や雇
用の安定化に繋げていきたい。
新潟市の取組みに関するお問い合わせ先
障がい者の施設外就農等に関すること
高齢者の生きがいづくりの推進に関すること
新潟市障がい者あぐりサポートセンター
(TEL)025-256-8383
新潟市高齢者支援課
(TEL)025-226-1290
同センターでは、福祉施設側と農家側とのマッチング業務のほか、農作業委
託農家の開拓、作業の切り出し等に関する助言、農作業受託施設の開拓・支
援・助言、圃場での技術支援、助成金支援、障がい者訓練先(アグリパーク、
農業活性化研究センター)の斡旋、調整といった事業を行っています。
5
同課では、高齢者を応援するホームページ「ニイガタ幸齢
ナビ」での農業に関連する生きがいづくりの情報提供や、
老人クラブなどの高齢者団体が新潟市の農業関連施設を見
学する際に利用できる福祉バスの運行などを行っています。
×
「田園資源」×「保健・医療」分野では、市内産農産物を取り入れたレシピの作成や、機能性に着目した
様々な農産物・加工食品の生産・開発などの「体の健康づくり」に繋がる取組みのほか、農作業を通じ
て大地や動植物、人々と触れ合うことで、心の癒しやストレスの緩和等を図る「心の健康づくり」に繋
がる取組みが進んでいます。
活用
1
取組み事例 紹介
農産物の力で、体の健康を
市内では、食生活の改善に効果のある「減塩」レシピの
展開や、学校・病院・福祉施設の給食や社員食堂への市
内産農産物の積極的な活用といった、食や農業を活用し
た体の健康づくりに繋がる取組みが進んでいます。
給食関係
事業者側の
期待される効果
●健康に繋がる食事の提供
による売上の増加
市民側の
期待される効果
農業者側の
期待される効果
●健康に繋がる農産品の生
産、販売の拡大を通した
所得の向上
また、農産物が持つ様々な機能性に着目した、健康づく
りに繋がる食品の生産・開発の取組みが進んでいます。
消費者側の
期待される効果
農業・加工食品
事業者側の
期待される効果
●自身の健康に適した食品
の選択による健康寿命の
延伸
●健康に繋が る 食 品 の 生
産、加工、販売の拡大を
通した所得の向上
活用
農作業を通じて、心の健康を
市内では、本市の自然豊かな田園環境を活かし、農作業
を楽しみながら植物や動物、人々と触れ合うことで、心
の癒しやストレスの緩和を図る取組みが進んでいます。
市民側の
期待される効果
新潟農業・バイオ専門学校(新潟市中央区)では、同
市北区等の遊休農地を活用し、地元農家等と連携して、
漢方薬で使われる薬用植物「カンゾウ」を試験栽培す
る取組みを進めている。
以前葉タバコを栽培していた遊休砂丘地を活用
学校法人 国際総合学園
アグリ事業推進室
室長 阿部
貴美
氏
管理作業は、主に学生や障がい者の方々が担う
取組みを始めたきっかけは?
●食を通した健康寿命の延伸
2
カンゾウの栽培で
新潟農業の新たな可能性を探りたい
農業者側の
期待される効果
●メンタルヘルスの改善
●消費者との交流
●社会参加機会の拡大
●担い手不足の解消
●医療費の低減
カンゾウは、国内で販売される漢方薬の約7割に使われており、その多くを中国
からの輸入に頼っている。近年は過度の収穫による砂漠化の進行と国内消費を優先
した中国が輸出規制を始めたこと等を理由に、その枯渇化が危惧されていた。
一方、同校においても、学校独自の農業学習プログラムの立案等を検討をしてい
たことから、それならばと、学習の一環としてカンゾウを試験栽培する試みの検討
を本格的に開始した。
その後、同市北区役所や農業委員会等と相談を重ね、平成27年2月には、同市北
区の農家6名とともに、カンゾウの栽培に向けた協議会を設立。かつて葉タバコが
生産されていた遊休農地約40アールを使い、カンゾウの栽培技術の確立を目指すプ
ロジェクトを始めた。
取組みにより見えてきた効果・変化は?
これまで新潟ではあまり生産されていなかった薬用植物に着目したことで、農
家・企業と連携した今までにない新たな生産販売スキームを構築することができた。
またそれが他の学校にはない独自の取組みとなったことで、様々な方面からの注
目を集めることができた。
また、カンゾウは、乾燥・選別など冬季の作業もあるため、障がい者の方々が通
年で作業に取り組める可能性を秘めていることも分かった。
今後の展望は?
まずは、当面の課題である栽培技術の確立と販売チャネルの強化に取り組んで
いく。
カンゾウは、砂糖の150倍の甘味成分やメラニン色素抑制成分等を有することか
ら、将来的には、各種食品の甘味料や化粧品の原料としての活用や6次産業化など、
色々な可能性を有している。これからも農家や企業、大学等との連携を図りながら、
米以外の新潟の新たな農産物の可能性を探っていきたい。
新潟市の取組みに関するお問い合わせ先
減塩の取組みに関すること
新潟市保健所
健康増進課
(TEL)025-212-8166
食の安全推進課(TEL)025-212-8223
健康増進課では、減塩や野菜の摂取にかかる取組
みの普及啓発を、食の安全推進課では、病院や社
員食堂における減塩の取組みを行っています。
健幸づくり応援食品認定制度に関すること
こころの健康に関すること
新潟市ニューフードバレー特区課
(TEL)025-226-1864
新潟市こころの健康センター
(TEL)025-232-5560(相談専用)
同課では、機能性に関する科学的報告がある成
分を含む食品や、健康づくりに配慮された食品
に対し、新潟市独自の認定を行う「新潟市健幸
づくり応援食品認定制度」を行っています。
同センターでは、市民のこころの健康の保持・増進を
図るため、医師や精神保健福祉相談員などの専門ス
タッフが、
市民からのこころの健康に関する相談を行
います。
また、
自殺対策の推進にも取り組んでいます。
6
×
「田園資源」×「エネルギー・環境」分野では、市域の半分を占める広大な田園・里山から排出される稲わ
ら・もみ殻・剪定枝・間伐材などのバイオマス資源を農業へ活用する取組みが進んでいます。
活用
1
取組み事例 紹介
もみ殻の燃料活用の取組み
市内では、稲作から排出される「もみ殻」を農業施設の
燃料として活用する取組みや、燃料利用により生じる焼
却灰を土壌改良材等に活用する取組みが進んでいます。
エネルギー・環境
関係事業者側の
期待される効果
農業者側の
期待される効果
●未利用材を活用した新た
なビジネスの創出
●もみ殻の廃棄コストの
削減
●二酸化炭素排出量の削減
●燃料費コストの低減
田園資源を最大限活かした
循環型事業を展開
株式会社ハラジン
有限会社スーパージャングル
株式会社甚八農場
代表取締役 原
正行
氏
ハラジングループ(新潟市南区)では、伐採木等の廃棄
物をチップ化処理し、土壌改良材や堆肥を製造する資源
リサイクル事業とともに、同改良材等を活用したサツマ
イモ等の生産事業にも取り組んでいる。
土壌改良材
耕作放棄地を活用したサツマイモ畑
取組みを始めたきっかけは?
活用
2
下水熱利用の取組み
市内において、農業用温室ハウスの空調設備に下水道熱
を利用する取組みの検討が進んでいます。
エネルギー・環境
関係事業者側の
期待される効果
●未利用エネルギーを活用
した新たなビジネスの
創出
農業利用者側の
期待される効果
●燃料費コストの低減
震災の影響等により、既存事業(建設業・木材廃棄物処理業等)の取引が減少傾
向にあった頃、経営の安定化を図るための新たな事業を模索していく中で、自社が
所属する木材資源リサイクル協会において、木材を堆肥化する取組みがあることを
知り、関心を抱いたことがきっかけ。
(株)スーパージャングルにおいて伐採材等の生木類を破砕・チップ化し、それを
グループ会社である(株)ハラジンが買い取って、堆肥化するスキームを構築した。
その後、製造した堆肥の販路開拓を進めていく中で、個人的に農業を営んでいた
こともあって、堆肥を使った生産事業を始めることとし、農地所有適格法人(株)甚
八農場を設立した。
現在は、海岸沿いの耕作放棄地を活用して、自社堆肥や土壌改良材を用いたギン
ナン・サツマイモ等の生産事業に取り組んでいる。
取組みにより見えてきた効果・変化は?
それまで処理するだけであった未利用木材を、価値ある資源・財として甦らせる
ことで、新たな売上を生み出すことができた。
また、製造した堆肥等を活用した生産事業にも取り組むことで、耕作放棄地の解
消とともに、海岸沿いである同地域の課題であった飛砂の防止にも寄与することが
できた。
今後の展望は?
今後は、生産規模の拡大や、微生物を加えた栄養分豊富な堆肥の製造といった新
たな取組みに挑戦していくほか、森林整備等の環境保全活動にも取り組んでいくこ
とで、更なる経営の安定化とともに、循環型社会の確立にも貢献をしていきたい。
新潟市の取組みに関するお問い合わせ先
もみ殻の燃料活用に
関すること
環境保全・資源循環型農業への
支援に関すること
同課では、もみ殻の燃料活用を普及させるため、農
業用ビニールハウスでのモニター調査や、焼却灰
の利用に係る検証などの取組みを行っています。
同課では、化学合成した農薬や肥料の使用を控え、
環境保全・資源循環型農業を実践する農業者に対
する支援を行っています。
新潟市環境政策課
(TEL)025-226-1357
新潟市農業政策課
(TEL)025-226-1772
7
×
「田園資源」×「交流」分野では、本市の食や農をはじめとする多彩な魅力を観光・交流関連事業に活かす
取組みや、家庭や職場、学校等の生活の場での「食育」や「花育」を通じ、地域・世代間交流を図る取
組みが進んでいます。
活用
1
取組み事例 紹介
食と農をはじめとした魅力の発信
本市の多彩な食文化の魅力や、観光情報を国内外に発信
しています。
観光関連
事業者側の
期待される効果
●交流人口の拡大による
活性化
農業者側の
期待される効果
農業とともに、
新たな観光価値を創造する
NPO法人いわむろや(新潟市西蒲区)では、のどかな
田園風景や温泉街、地元野菜といった地域資源を活用
しながら、市観光施設「いわむろや」を主な拠点とし
て様々な交流活動に取り組んでいる。
NPO法人いわむろや
理事兼事務局長
小倉 壮平
氏
●新たな交流による
域外販路の新規開拓
●農業への理解促進
活用
2
食と農をはじめとした多彩な魅力
を活かしたグリーン・ツーリズム
市内では、農業体験拠点施設や協力農家のほ場において、
農業体験や食に関する体験の機会を提供するグリーン・
ツーリズムの取組みが進んでいます。
観光関連
事業者側の
期待される効果
●地元資源を活かした特色
ある体験プログラムの
提供
活用
3
農業者側の
期待される効果
●新たな交流による
域外販路の新規開拓
●6次産業化の展開
食と農を通じた関係地づくり
市内では、本市の多彩な食と農を活かし、首都圏や海外
都市との継続的な交流を図る取組みが進んでいます。
交流活動に取り
組む事業者側の
期待される効果
●地元資源を活かした特色
ある交流プログラムの
提供
農業者側の
期待される効果
●新たな交流による
域外販路の新規開拓
●農業への理解促進
年間20万人が訪れる「いわむろや」
農家とともに食事を頂く「やさいのへや」
取組みを始めたきっかけは?
学生時代に関わったイベントをきっかけとし、東京から移住する形で、岩室温泉
街の活性化を目指す市観光施設「いわむろや」の初代館長となった。
施設の運営とともに、地元農家との交流も広げていったが、次第に「農業が観光
資源に通用するものとして認識されていない」と感じるようになった。
そこで、百貨店等と連携した農業体験ツアーの実施や、築100年以上の古民家で
農家から野菜作りのこだわりを聞きながら食事を頂く「やさいのへや」の開催など、
農業と観光という地域資源を連携させた、新たな事業に取り組み続けている。
取組みにより見えてきた効果・変化は?
参加者の声を聞くうちに西蒲エリアでの特色が見えてきた。農業の魅力で観光客を
呼び込み、観光の発信力で農産物を県外にPRするといった両産業の連携を意識しは
じめ、現在では、農家と旅館施設が協働した農業体験イベントも始まるようになった。
また、このような活動に取り組む中で、地域に熱い思いを持つ若手農業者に出会
い、その魅力に惹かれるようにクリエイターらとともに、
「FARM FLAG」を立ち
上げることができた。同チームでは、日々の交流や意見交換を通じて、食と農の魅
力を伝える新たなプロジェクトや新商品等のアイデアが次々に生み出され、実際に
商品化が進んでいる。
今後の展望は?
農業は田園風景を守り、農業体験・農産品などの魅力的な観光資源を生み出して
いる素晴らしいしごと。さらに従事する農家の人柄がとっておきの魅力である。
今後も、農家の伴走者として共に汗をかきながら、農業を切り口にした地域ブラ
ンドを確立し、観光地域づくりを推進していきたい。
新潟市の取組みに関するお問い合わせ先
市の観光情報の発信・誘客推進
に関すること
グリーン・ツーリズム
に関すること
新潟市観光政策課
(TEL)025-226-2608
新潟市食育・花育センター
(TEL)025-282-4181
同課では、「食と花」「水と土」「酒」などの観光
素材をツールとする情報発信、観光プロモーショ
ン事業等を行っています。
同センターでは、首都圏等に向けた本市らしい都
市型グリーン・ツーリズム事業を行っています。
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