(別添2) 平成 28 年度国内における水銀使用製品に関する流通実態調査業務 に係る仕様書 1.件名 平成 28 年度国内における水銀使用製品に関する流通実態調査業務 2.業務の目的 「水銀に関する水俣条約」を踏まえ、 「水銀による環境の汚染の防止に関す る法律」(以下「法」という。)で位置付けられる特定水銀使用製品について は、今後順次製造等が禁止されていくことから、法施行後の遵守状況につい て確認する体制を整備する必要がある。そのため、本業務では、過年度業務 (平成 27 年度国内における水銀使用製品に関する流通実態調査等業務及び 平成 26 年度国内外における水銀添加製品の組込み実態に関する調査業務)の 成果を踏まえつつ、 (1)電池、 (2)ランプ、 (3)スイッチ及びリレーを対 象に、製造・流通実態を把握するとともに、水銀含有量調査の設計及び適切 な分析手法の確立のための検討等を行うこととする。 3.業務の内容 (1)電池の流通実態調査 ①電池単体の流通実態の整理 国内において一般的な消費者向けに販売・流通している電池単体(酸化銀電 池、空気亜鉛電池、アルカリボタン電池及び乾電池)を対象に、小売店店頭や インターネット販売サイト等を調査して、製品の種類の数、メーカーや製造国 等の実態について全体像を整理する。また、POS データ等による市場調査デー タ(任意の1か月分を想定)を購入して、メーカーや製造国等と販売量の関係 の実態についても整理する。 さらに、当該電池単体のうち海外で製造されたものについて、製品における 水銀使用に係る表示の確認や輸入者等に対するヒアリング(電話及び訪問によ る。訪問は、東京都内3回程度、国内(日帰り)2回程度。)をもとに、水銀が 含有されている製品又は含有されている可能性がある製品のメーカーや製造国 等の特徴について情報を整理するとともに、それらの個別の製品について、製 品の製造国、メーカー、型番、規格、水銀使用に係る表示の有無及び表示の場 所(電池の表面、パッケージ、カタログ等)、価格等の製品の種類に関する情報 を整理する。なお、輸入者等へのヒアリングに際しては、水銀含有の確認の方 法、海外での流通実態等についても併せて情報収集を行い、整理すること。 -1- ②組込製品の流通実態の整理 国内において一般的な消費者向けに販売・流通している電池(酸化銀電池、 空気亜鉛電池、アルカリボタン電池及び乾電池)の組込製品について、小売店 店頭やインターネット販売サイト上において、当該組込製品の種類(腕時計、 電卓等) ・製造国、組み込まれている電池の型番等の情報を確認して、整理する。 さらに、当該組込製品における水銀使用に係る表示の確認やメーカーや輸入 者等に対するヒアリング(電話及び訪問による。訪問は、東京都内3回程度、 国内(日帰り)2回程度。)をもとに、海外で製造された電池が組み込まれてい る又は組み込まれている可能性のある製品について、そのメーカーや製造国等 の特徴について情報を整理する。なお、メーカーや輸入者等へのヒアリングに 際しては、水銀含有の有無の把握の状況、その確認の方法についても併せて情 報収集を行い、整理すること。特に、組込製品が海外で製造されたものである 場合は、組み込まれた電池も海外で製造されたものである可能性が高いが、組 込製品の製造国と電池の製造国が異なる可能性もあるため、それら製造国の実 態についても情報を整理すること。 ③水銀含有量調査・分析手法の検討 電池単体及び電池の組込製品について、水銀含有の実態をより正確に把握す るための水銀含有量調査(流通している製品の水銀含有量の分析)の調査設計 を行う。具体的には、①及び②の結果に基づき、販売数量や水銀含有の蓋然性 等を踏まえ、対象の選定及び各検体数について検討・提案するとともに、分析 方法についても検討・提案すること。なお、対象の選定及び各検体数の検討に 当たっては、必要に応じて調査規模を複数想定して提案すること。 分 析方 法につ いては、 日欧米の電池工業 会が作成したマニュアル(Battery Industry Standard Analytical Method)を参照することとするが、必要に応じ、 関連業界にヒアリングを行い、同マニュアルより分析方法に改善等を行うべき 点や留意事項等があれば、それらを分かりやすく整理すること。 (2)ランプの流通実態の調査 ①ランプ単体の流通実態の整理 国内において一般的な消費者向けに販売・流通しているランプ単体(一般照 明用蛍光ランプ(コンパクト蛍光ランプ(CFLs)、電球蛍光ランプ、直管蛍光ラ ンプ(LFLs))及び一般照明用高圧水銀ランプ)を対象に、小売店店頭やインタ ーネット販売サイト等を調査して、製品の種類の数、メーカーや製造国等の実 態について全体像を整理する。また、POS データ等による市場調査データ(任 意の1か月分を想定)を購入して、メーカーや製造国等と販売量の関係の実態 -2- についても整理する。 さらに、当該ランプ単体のうち海外で製造されたものを中心に、製品におけ る水銀使用に係る表示の確認や輸入者等に対するヒアリング(電話及び訪問に よる。訪問は、東京都内3回程度、国内(日帰り)2回程度。)をもとに、水銀 が含有されている製品又は含有されている可能性がある製品のメーカーや製造 国等の特徴について情報を整理するとともに、それらの個別の製品について、 製品の製造国、メーカー、型番、規格、水銀使用に係る表示及び表示の場所(ラ ンプの表面、パッケージ、カタログ等)、価格等の製品の種類に関する情報を整 理する。なお、輸入者等へのヒアリングに際しては、輸入者による水銀含有の 確認の方法、海外での流通実態等についても併せて情報収集を行い、整理する こと。 ②組込製品の流通実態の整理 国内において一般的な消費者向けに販売・流通しているランプ(一般照明用 蛍光ランプ(コンパクト蛍光ランプ(CFLs)、電球蛍光ランプ、直管蛍光ランプ (LFLs))一般照明用高圧水銀ランプ)の組込製品について、小売店店頭やイン ターネット販売サイト上において、当該組込製品の種類・製造国、組み込まれ ているランプの型番等の情報を確認して、整理する。 さらに、当該組込製品における水銀使用に係る表示の確認や、メーカーや輸 入者等に対するヒアリング(電話及び訪問による。訪問は、東京都内3回程度、 国内(日帰り)2回程度。)をもとに、海外で製造されたランプが組み込まれて いる又は組み込まれている可能性のある製品について、そのメーカーや製造国 等の特徴について情報を整理する。なお、メーカーや輸入者等へのヒアリング に際しては、水銀含有の有無の把握の状況、その確認の方法についても併せて 情報収集を行い、整理すること。特に、組込製品が海外で製造されたものであ る場合は、組み込まれたランプも海外で製造されたものである可能性が高いが、 組込製品の製造国とランプの製造国が異なる可能性もあるため、それら製造国 の実態についても情報を整理すること。 ③水銀含有量調査 ランプ単体及びランプの組込製品について、水銀含有の実態をより正確に把 握するための水銀含有量調査(流通している製品の水銀含有量の分析)の調査 設計を行う。具体的には、①及び②の結果に基づき、販売数量や水銀含有の蓋 然性等を踏まえ、対象の選定及び各検体数について検討・提案するとともに、 分析方法についても検討・提案すること。なお、対象の選定及び各検体数の検 討に当たっては、必要に応じて調査規模を複数想定して提案すること。 -3- 分析方法については、JISC7803「蛍光ランプ封入水銀質量の測定方法」に従 うこととするが(詳細な分析方法は別紙1に従うこと。)、必要に応じ、関連業 界にヒアリングを行い、同方法より分析方法に改善等を行うべき点や留意事項 等があれば、それらを分かりやすく整理すること。 (3)スイッチ及びリレーの流通実態の調査 ①スイッチ及びリレー単体の流通実態の整理 国内において一般的な消費者向けに販売・流通しているスイッチ及びリレー 単体を対象に、小売店店頭やインターネット販売サイト等を調査して、製品の 種類の数、メーカーや製造国等の実態について全体像を整理する。 さらに、当該スイッチ及びリレー単体について、製品における水銀使用に係 る表示の確認や、メーカーや輸入者等に対するヒアリング(電話及び訪問によ る。訪問は、東京都内2回程度、国内(日帰り)1回程度。)をもとに、水銀が 含有されている製品及び含有されている可能性がある製品のメーカーや製造国 等の特徴について情報を整理するとともに、それらの個別の製品について、製 品の製造国、メーカー、型番、規格、水銀使用に係る表示の有無及び表示の場 所(スイッチ及びリレーの表面、パッケージ、カタログ等)、価格等の製品の種 類に関する情報を整理する。なお、輸入者等へのヒアリングに際しては、水銀 含有の確認の方法、海外での流通実態等についても併せて情報収集を行い、整 理すること。 ②組込製品の流通実態の整理 国内において一般的な消費者向けに販売・流通しているスイッチ及びリレー の組込製品(屋外用ガスファンヒーターを想定)について、小売店店頭やイン ターネット販売サイト上において、当該組込製品の製造国・型番等の情報を確 認して、整理する。 さらに、当該組込製品における水銀仕様に係る表示の確認や、メーカーや輸 入者等に対するヒアリング(電話及び訪問による。訪問は、東京都内2回程度、 国内(日帰り)1回程度。)をもとに、水銀を含有するスイッチ及びリレーが組 み込まれている又は組み込まれている可能性のある製品について、そのメーカ ーや製造国等の特徴について情報を整理する。なお、メーカーや輸入者等への ヒアリングに際しては、水銀含有の有無の把握の状況、その確認の方法につい ても併せて情報収集を行い、整理すること。特に、組込製品が海外で製造され たものである場合は、組み込まれたスイッチ及びリレーも海外で製造されたも のである可能性が高いが、組込製品の製造国とランプの製造国が異なる可能性 もあるため、それら製造国の実態についても情報を整理すること。 -4- ③水銀含有調査 スイッチ及びリレー単体について、水銀含有の実態をより正確に把握するた めの水銀含有量調査(流通している製品の水銀含有の確認)の調査設計を行う。 具体的には、①の結果に基づき、販売数量や水銀含有の蓋然性等を踏まえ、対 象の選定及び各検体数について検討・提案するとともに、分析方法についても 検討・提案すること。なお、対象の選定及び各検体数の検討に当たっては、必 要に応じて調査規模を複数想定して提案すること。 分析方法については、作業従事者の安全を考慮したものとし、必要に応じ、 関連業界にヒアリングを行い、分かりやすく整理すること。 (4)結果の取りまとめ 最終的に検討会等で公表されることを想定し、 (1)~(3)の調査・検討結 果をわかりやすくとりまとめる。その際、個別の企業等及び製品が特定される ことのないよう、十分に留意すること。また、 (3)までの業務で把握した製品 を対象とした試買調査を行う場合の課題及びその解決に向け検討すべき内容・ 実施すべき調査について、特にサンプリング・分析方法等の点からとりまとめ る。 -5- (5)注意事項 本調査のために収集、分析した製品等は請負者の責任において適正な方法で リサイクル又は処分を実施すること。 4.履行期限 平成29年3月31日まで 5.成果物 紙媒体:報告書 20 部(A4版 160 頁程度) 電子媒体:報告書の電子データを収納した DVD-R 10 式 報告書等(業務上発生するパンフレット・冊子等の印刷物を含む。)及びそ の電子データの仕様及び記載事項等は、別添によること。 提出場所 環境省総合環境政策局環境保健部環境保健企画管理課水銀対策推 進室 6.著作権等の扱い (1)成果物に関する著作権、著作隣接権、商標権、商品化権、意匠権及び所 有権(以下「著作権等」という。)は、環境省が保有するものとする。 (2)請負者は、自ら制作・作成した著作物に対し、いかなる場合も著作者人 格権を行使しないものとする。 (3)成果物の中に請負者が権利を有する著作物等(以下「既存著作物」とい う。)が含まれている場合、その著作権は請負者に留保されるが、可能な 限り、環境省が第三者に二次利用することを許諾することを含めて、無償 で既存著作物の利用を許諾する。 (4)成果物の中に第三者の著作物が含まれている場合、その著作権は第三者 に留保されるが、請負者は可能な限り、環境省が第三者に二次利用するこ とを許諾することを含めて、第三者から利用許諾を取得する。 (5)成果物納品の際には、第三者が二次利用できる箇所とできない箇所の区 別がつくように留意するものとする。 (6)納入される成果物に既存著作物等が含まれる場合には、請負者が当該既 存著作物の使用に必要な費用の負担及び使用許諾契約等に係る一切の手続 を行うものとする。 7.情報セキュリティの確保 請負者は、下記の点に留意して、情報セキュリティを確保するものとする。 (1)請負者は、請負業務の開始時に、請負業務に係る情報セキュリティ対策 -6- とその実施方法及び管理体制について環境省担当官に書面で提出すること。 (2)請負者は、環境省担当官から要機密情報を提供された場合には、当該情 報の機密性の格付けに応じて適切に取り扱うための措置を講ずること。 また、請負業務において請負者が作成する情報については、環境省担当 官からの指示に応じて適切に取り扱うこと。 (3)請負者は、環境省情報セキュリティポリシーに準拠した情報セキュリテ ィ対策の履行が不十分と見なされるとき又は請負者において請負業務に係 る情報セキュリティ事故が発生したときは、必要に応じて環境省担当官の 行う情報セキュリティ対策に関する監査を受け入れること。 (4)請負者は、環境省担当官から提供された要機密情報が業務終了等により 不要になった場合には、確実に返却し又は廃棄すること。 また、請負業務において請負者が作成した情報についても、環境省担当 官からの指示に応じて適切に廃棄すること。 (5)請負者は、請負業務の終了時に、本業務で実施した情報セキュリティ対 策を報告すること。 (参考)環境省情報セキュリティポリシー http://www.env.go.jp/other/gyosei-johoka/sec-policy/full.pdf 8.その他 (1)請負者は、本仕様書に疑義が生じたとき、本仕様書により難い事由が生 じたとき、あるいは本仕様書に記載のない細部については、環境省担当官 と速やかに協議しその指示に従うこと。 (2)本業務を行うに当たって、入札参加希望者は、必要に応じて平成 27 年度 国内における水銀使用製品に関する流通実態調査等業務及び平成 26 年度国 内外における水銀添加製品の組込み実態に関する調査業務に係る資料を、 所定の手続きを経て環境省内で閲覧することを可能とする。 資料閲覧を希望する者は、以下の連絡先に予め連絡の上、訪問日時及び 閲覧希望資料を調整すること。 ただし、コピーや写真撮影等の行為は禁止する。また、閲覧を希望する 資料であっても、情報セキュリティ保護等の観点から、提示できない場合 がある。 連絡先:環境省総合環境政策局環境保健部環境保健企画管理課水銀対策推 進室 大江、高橋(TEL:03-3581-3351(内線 6354)) (3)本業務に関する過年度の報告書は、環境省図書館において閲覧可能であ る。 -7- (別紙1) 表.JIS C 7803:2011「蛍光ランプ封入水銀質量の測定方法」の概要 試薬 試料準備 以下に掲 げるも のを使用 する。 a) 水(ISO3696 に規定す る1級品 ) b) 過マンガ ン酸カ リウ ム(5%水溶 液) c) 硝酸(65%) d) 塩酸(37%) e) ふっ化 水素酸 (40%) *a)~e)の 試薬は 、水銀 含有量 1ppb 未満とす る 。 管内 硝 酸洗 浄方 式 この方 式は、 両口金蛍 光ランプ に適用 する。 第 1 容 器 と し て 、 125ml 広 口 ポ リ 瓶 を 発 光 管 の 管 端 部 用 と し て 使 用 す る。 第2容 器とし て、250ml サン プルビ ーカを 発 光管部用 として 使用する 。 <試料の 準備手 順> a) 飛散防 止チュ ーブ等 がある場 合には 、それを 発光管か ら取り 除く。 b) 次に、発光管 に附属 するプラ スチッ ク、口金 などの金 属部を 取り除く 。 外に出て いるリ ード線を 、できるだけ 封止部 に近 い位置で 取り除 く。発 光管だけ が、水 銀質量測 定に必要 である 。 c) チ ッ プ オ フ を 注 意 深 く 割 っ て 取 り 出 し 、 砕 い て 第 1 容 器 に 入 れ る 。 発 光管内容 積の 1/30 容量 の濃硝酸 をピペ ット又は 針付きの 注射器 で発光 管内へ注 入する 。 d) 発 光 管 を ほ ぼ 水 平 に 近 い 向 き に 傾 け 、 注 入 し た 濃 硝 酸 が 発 光 管 内 の 壁 面の全て に行き 渡るよう に回転さ せる。その 後、発光管を 垂直向 きに戻 して 15 分間、その状態 を保持す る。これら の操 作を3回 以上繰 り返す 。 e) ダ イ ヤ モ ン ド カ ッ タ 又 は ペ ン 、 及 び 赤 熱 ワ イ ヤ を 使 用 し 、 開 封 し た チ ップオフ 管端部 を管端か らおおよそ 2cm の位 置 で切り出 し、第 1容器 に入れる 。 f) 発光管内 に純粋 を注い で内壁面 を洗い 、その液 を第2容 器に注 ぎ込む 。 発光管内 壁面を 最低5回 洗浄する 。 g) ランプの もう一 方の 管端部 2cm をダイ ヤモ ンドカッ タ又は ペン、及 び 赤熱ワイ ヤを使 用して切 断する。チップ オフを ペ ンチで砕 いて第 1容器 に入れる 。コイ ルマウン ト付き管 端部 2cm を 第 1容器に 入れる 。適切 な量の濃 硝酸を 加え、15 分間以上放置 する。 h) 第 1 容 器 中 か ら 全 て の ガ ラ ス 部 分 を 取 り 除 き 、 金 属 部 位 だ け 残 す 。 第 1容器は 直ちに 試料溶解 を行う。 第2容 器は直ち にろ過を 行う。 測定方法 注1)このほ かの試 料作 成方法と して「水銀 直接 測定手法(小 径細管 径蛍 光ランプ( 外部電 極蛍光 ランプ、冷 陰極蛍 光ラン プ等)に適 用可)がある 。 注2)JIS に掲 げられ る 「コール ドスポ ット法」 について は、実 施可能な 国内機関 が少な いため、 本調査お いて採 用は想定 していな い。 IEC62321*又 は CV-AAS(還元気 化原子 吸光光度 法) *IEC62321 は RoHS6 物 質 分 析 に お け る 試 験 方 法 。 水 銀 の 測 定 法 と し て CV-AAS( 還 元 気 化 原 子 吸 光 光 度 法 )、 AFS( 原 子 蛍 光 法 )、 ICP-OES( 誘 導結合プ ラズマ 発光分光 分析法 )、ICP-MS( 誘導結 合プラズ マ質量 分析法 ) が掲げら れてい る。 -8- (別添) 1.報告書等の仕様及び記載事項 報告書等の仕様は、「環境物品等の調達の推進に関する基本方針」(平成 28 年2月2 日閣議決定。以下「基本方針」という。)の「印刷」の判断の基準を満たすこと。 なお、「資材確認票」(基本方針 204 頁、表3参照)及び「オフセット印刷又はデジ タル印刷の工程における環境配慮チェックリスト」(基本方針 205 頁、表4参照)を提 出するとともに、印刷物にリサイクル適性を表示する必要がある場合は、以下の表示例 を参考に、裏表紙等に表示すること。 リサイクル適性の表示:印刷用の紙にリサイクルできます この印刷物は、グリーン購入法に基づく基本方針における「印刷」に係る判断の基準 にしたがい、印刷用の紙へのリサイクルに適した材料[Aランク]のみを用いて作製し ています。 なお、リサイクル適性が上記と異なる場合は環境省担当官と協議の上、基本方針 (http://www.env.go.jp/policy/hozen/green/g-law/kihonhoushin.html)を参考に適切な 表示を行うこと。 英語サマリーについては、以下により作成すること。 (1) 以下の対訳集等を参考に、ネイティブチェックを経ること。 ① 環境用語和英対訳集(EIC ネット http://www.eic.or.jp/library/dic/) ② 法令用語については、日本法令外国語訳データベースシステムの標準対訳辞書 (http://www.japaneselawtranslation.go.jp/) (2)海外で参照されることを念頭に入力は半角で行い、全角文字や全角スペースは使用 しないこと。特に以下に注意すること。 ・丸数字は使用不可。「℃」→「degrees C」又は「degrees centigrade」 ・記号はすべて半角。例:「“ ”」→「" "」、「`」「’」→「'」、「-」→「-」 ・化学物質は英文名+化学記号(半角の英数字)。1/4 文字にしない。二度目以降 は化学記号のみでも可。例:carbon dioxide (CO2) ・環境省の略称は「MOE」(大文字) 2.電子データの仕様 (1)Microsoft 社 Windows7 SP1 上で表示可能なものとする。 (2)使用するアプリケーションソフトについては、以下のとおりとする。 ・文章;Microsoft 社 Word(ファイル形式は Word2010 以下) ・計算表;表計算ソフト Microsoft 社 Excel(ファイル形式は Excel2010 以下) ・画像;BMP 形式又は JPEG 形式 (3)(2)による成果物に加え、「PDF ファイル形式」による成果物を作成すること。 (4)以上の成果物の格納媒体は DVD-R とする。事業年度及び事業名称等を収納ケース及 び DVD-R に必ずラベルにより付記すること。 (5)文字ポイント等、統一的な事項に関しては環境省担当官の指示に従うこと。 -9- 3.成果物の二次利用 (1)納品する成果物(研究・調査等の報告書)は、オープンデータ(二次利用可能な状 態)として公開されることを前提とし、環境省以外の第三者の知的財産権が関与する 内容を成果物に盛り込む場合は、①事前に当該権利保有者の了承を得、②報告書内に 出典を明記し、③当該権利保有者に二次利用の了承を得ること。 第三者の知的財産権が関与する内容の一部または全部について、二次利用の了承を 得ることが困難な場合等は、当該箇所や当該権利保有者等の情報を、以下の URL から ダウンロード出来る様式に必要事項を記入し提出すること。 (2)環境省が保有するオープンデータの情報を政府が運用するオープンデータのポータ ルサイト「データカタログサイト DATA.GO.JP(http://www.data.go.jp/)」に掲載及 び更新情報を反映させるためのデータに関する説明(メタデータ)について、成果物 と併せて以下の URL からダウンロード出来る様式に必要事項を記入し提出すること。 http://www.env.go.jp/kanbo/koho/opendata.html 4.その他 成果物納入後に請負者側の責めによる不備が発見された場合には、請負者は無償で速や かに必要な措置を講ずること。 - 10 -
© Copyright 2024 ExpyDoc