Data Sheet, GeneChip PrimeView Human Gene Expression Array

Data Sheet
GeneChip® PrimeView™ Human Gene Expression Array
費用効果の高い発現プロファイリング用アレイ
デザインとカバー率
PrimeView™ は、十分にアノテーションが付いた確立された遺
伝 子 に 重 点 を 置 い て デ ザ イン さ れ て い ま す。G e n e C h i p ®
Scanner 3000 7G(GCS 3000 7G)に対応し、弊社専用試薬と
ソフトウェアによりサポートされています。本製品はパーフェク
トマッチプローブのみで構成されており、GeneChip® Human
Genome U133(HG-U133)ArrayまたはGeneChip® Human
Gene 1.0 ST Arrayなどの既存のアレイとは直接比較すること
はできません。
表1は、プローブおよび各プローブセットの遺伝子アノテーショ
ンを含 む 解 析 用ファイルをデ ザインするた め に用 い た 主 要 な
データソースの 一 覧で す。アフィメトリクスで は、アレイアノテ
ーションファイルを頻繁に更新して、各ゲノムの現在の把握状
況に合わせて最新の状態に維持するようにしています。利用可
能 な 最 新 のアレイアノテーションに つ いてはアフィメトリクス
のホームページをご覧ください。
GeneChip® PrimeView™ Human Gene Expression Array は、
GeneChip® Scanner 3000 7G Systemで使用するようにデ
ザインされたカートリッジアレイフォーマットで、ヒトゲノムを
包括的にカバーします。
表 1: PrimeView Human Gene Expression Arrayのアノテー
ションおよび(主要な)データソース
データソース(2011年6月)
PrimeView
UniGene (design time)
219
はじめに
GeneChip® PrimeView™ Human Gene Expression Array
RefSeq
41
はカートリッジフォーマットで、業 界で 最も高 品 質、包 括 的 な
NCBI genome version
37
全ゲノム遺伝子発現解析を実現しています。本製品はきわめ
UCSC
19
Ensembl
57
GenBank®
177
Entrez
6/2010
て性能が高く、サンプル反復間でシグナルとfold changeの強
い相関が示されています。薬剤と疾患の調節機序の研究ツー
ルとして、強力かつ費用効果の高い製品です。
PrimeView™アレイの主な特長


遺伝子発現での特異性および再現性に優れたデータを提供
パフォーマンス
します。
図1および表3では、PrimeView Arrayが他の3 遺伝子発現解析
各転写産物について複数種類のプローブを用いることによ
り、信頼の置ける結果を取得できます。十分にアノテーショ
ンが付いた配列については1セットあたり11個のプローブ、
残りの配列については1セットあたり9個のプローブを用い
ます。

アノテーションが付いたゲノムのカバー率は100%です。

最 新のアノテーションによる業 界 最 高の転 写 産 物カバ
アレイと同 等 に高 い 性 能を示 すことが 示されています。弊 社で
は、変動係数(CV)の中央値が10%未満であることを確認しまし
た。サンプルレプリケート間のピアソン変動係数は0.990より大
きくなりました。
ハイブリダイゼーションターゲットは、GeneChip® 3 IVT Express
Kit を用いて、Microarray Quality Control(MAQC)A および B
total RNAならびにHeLa( 表2)から調製しました。 各サンプルの
ー率:RefSeqの十分にアノテーションが付いた遺伝子
標識したターゲットをプールして、アレイにハイブリダイズさせま
および転写産物すべてをカバーしています。
し た 。C E L ファイ ル は E x p r e s s i o n C o n s o l e ソフトウェア で 、
quantile normalizationで補正し、RMAアルゴリズムでプロー
ブセットのサマライズを行いました。
DS1110 02-01
1
図1:シグナル相関性
MAQC A(A)、MAQC B(B)、HeLa(C)のハイブリダイゼーションのレプリケートを比較したRMAプローブセットシグナルの中央値の
散布図。それぞれの比較についてピアソン相関係数(R)を算出しました。
A
B
C
表2:本研究で用いたtotal RNAサンプル
RNA
内容
供給業者
製品番号
MAQC A
Universal Human Reference RNA
Stratagene®
740000
MAQC B
Human Brain Reference RNA
Ambion
AM6050; AM6051; AM6052
HeLa
子宮頸部腺癌 (HeLa-S3)
Ambion®
®
AM7852
表3:レプリケートハイブリダイゼーションのCV
MAQC A、MAQC B、HeLaから調製し、プールした標識化ターゲットをPrimeView™ Arrayと4回ハイブリダイゼーションしました。RMAシ
グナルを対数スケールからリニアスケールに変換し、全てのレプリケート(N=4)から各プローブセットのCVを算出しました。次に、全プ
ローブセットに対するCVの中央値を算出しました。
No. of replicates
MAQC A
MAQC B
HeLa
4
5.8%
6.1%
6.1%
アレイコンテンツ
RefSeq プローブセット
PrimeView™ Array
RefSeqプローブセット(合計)
48,658
RefSeqプローブセットではカバーされていないUniGeneプローブセット
419
その他のプローブセット(コントロールおよびその他の配列ソース)
318
総プローブセット数
49,395
コントロールプローブセット
Poly-A controls
dap, lys, phe, thr
Hybridization controls
bioB, bioC, bioD, cre
Housekeeping/control genes
GAPDH, beta-actin
Normalization controls
100 probe sets
2
仕様
1
必要とされるRNA使用量
50–500 ng
感度 1
≥1:100,000
検出可能なfold change
≥2.0 fold
ダイナミックレンジ 1
≥3log
プローブ長
25-mer
感度およびダイナミックレンジは、Hela細胞のtotal RNAに添加された、in vitroで転写された(IVT)完全長の転写産物61種類(61転写物)によるラテンスクエア実験デザインにより
決定されています。この実験では、それぞれ異なる相対的濃度を有するスパイクプール12種類を検定しました。スパイク濃度の差は、t-検定結果が、3回の実験および95%信頼度に
基づき設定した閾値よりも大きい場合に、有意と定義しています。
ご注文情報
製品番号
製品名
内容量
901837
GeneChip® PrimeView™ Human Gene Expression Array
アレイ10枚入り
901838
GeneChip® PrimeView™ Human Gene Expression Array
アレイ30枚入り
901839
GeneChip® PrimeView™ Human Gene Expression Array
and 3’ IVT Express Kit Bundle
10反応分
901840
GeneChip® PrimeView™ Human Gene Expression Array
and 3' IVT Express Kit Bundle
30反応分
製品番号
製品名
内容量
901228
GeneChip® 3' IVT Express Kit
10反応分
901229
GeneChip 3' IVT Express Kit
30反応分
900720
GeneChip® Hybridization, Wash, and Stain Kit
30反応分
関連製品
®
3
本製品は試験研究用ですので、診断の目的には使用できません。
製品の仕様は予告なく変更される場合がありますので、予めご了承ください。
製品の開発は随時進んでおりますので、最新の情報については、お問合せください。
Part No. DS1010 Rev. 1 (translated into Japanese)
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