法人営業力強化 事業再生コース - 一般社団法人 金融財政事情研究会

第 125 回 金融業務能力検定(2017 年1月 22 日実施)
《模範解答》
・法人営業力強化・事業再生コース
※配点は、特に記載のない限り、公表しておりません。また、配点・試験の内容に関す
るお問合せには、お答えできません。
※合格発表は、3月1日の予定です。
一般社団法人 金融財政事情研究会
検定センター
〈合格基準〉100 点満点で 60 点以上
(注)記述式の解答例は一例であり、表現に相違があっても趣旨が適切であるもの、また、
妥当性のあるものは可とします。
【第1問】(45 点)
番号
問1
問2
問3
問4
問5
問6
問7
問8
問9
問 10
正解
3
4
4
1
2
3
1
3
4
3
番号
問 11
問 12
問 13
問 14
問 15
正解
3
4
2
1
2
【第2問】(9点)
番号
問 16
問 17
問 18
正解
2
1
3
1
【第3問】(20 点)
《問 19》
(解答例)
㋐
再生債権
㋑
裁判所
㋒
監督委員
㋓
共益債権
㋔
財団債権
㋕
占有改定
㋖
登記
《問 20》
(解答例)
・X社が債務超過であるため、スポンサーであるY社への第三者割当増資がX社の事業
の継続に欠くことができないことを利害関係者に説明し、協議する。
・「Y社に対して第三者割当増資を行うこと」および「Y社をスポンサーとすること」
を明記した再生計画案を、裁判所の許可を受けて策定する。
・再生計画について、債権者集会において決議を受ける。
2
【第4問】(26 点)
《問 21》
(解答例)
〔ケース①〕
・第三者割当増資により、純資産(資本金)が 1,500 百万円増加する。その結果、第三者
割当増資実施後の純資産額は、1,400 百万円となる(▲100+1,500)。
〈答〉
1,400 百万円
〔ケース②〕
・DESにより、短期借入金 1,700 百万円が純資産(資本金)に振り替わる。
・債権放棄により債務免除益 1,000 百万円が発生し、含み損を持った遊休土地およびX社
株式の売却により売却損 500 百万円が発生する(400+100)。このため、当期利益(税引
前)が 500 百万円増加(1,000−500)し、当期利益(税引「後」)の分だけ、繰越利益剰
余金が増加(欠損額が減少)する。
繰越利益剰余金の増加額(欠損額の減少額)
=当期利益(税引前)の増加額×(1−実効法人税率)
=500 百万円×(1−40%)=300 百万円
・以上より、経営改善策実施後の純資産額は、1,900 百万円となる(▲100+1,700+300)。
〈答〉
1,900 百万円
《問 22》
㋐
7.87(%)
㋑ 12.58(%)
㋒ 68.60(%)
㋓ 96.61(%)
㋔
129.35(%)
㋕
102.17(%)
《問 23》
(解答例)
○×
1.
×
2.
○
理由
ケース①、ケース②の経営改善策を実施した場合の短期借入金は、それぞれ 6,600
百万円、3,900 百万円であり、いずれも所要運転資金 2,200 百万円を上回る。
ケース①、ケース②のいずれの経営改善策を実施しても、Z社の固定長期適合率は 100
%を超えており、更なる改善を要する水準にある。
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