6年生 “修学旅行” (パート①) 11月1日(火)~2日(水)、長崎方面に1泊2日の日程で行ってきました。 誠に勝手ながら、私(末次)の目線で修学旅行を振り返ります。 ≪11月1日(火):1日目≫ 5:15 仕事に出て行く息子が「小雨が降ってるから傘とって」の声に飛 び起きました。私の中で、行事の時には晴れるという“6年生伝説”崩れる。 「TVでは、晴れだったのに」と思っていたら、小雨はやみ、曇り空になる。 バッグに折りたたみ傘を入れ、6時30分家を出発、行橋駅西口へ。7時に熱 で一人欠席の連絡が入る。前日も熱で欠席だったため、気になっていたが残念だ。 7:10 全員集合。そして、出発式。見送りの保護者が中学校のときより 多い。初めての修学旅行、親の気持ちになれば、当たり前だなと納得する。 7:40 行橋駅西口前を出発。行橋インターチェンジから目指すは長崎。 北九州空港付近まではうっすらと記憶にあるのですが、8時45分、気がつい たら基山のパーキング。雨は降っていませんが、やはり寒いです。再び出発。 九州自動車道から長崎自動車道へ、いよいよ長崎へ一直線です。子ども達は元 気で、よくしゃべっています。まるで子守歌です。気がついたら、9時50分 大村湾パーキング。ここもやはり寒い。大浦天主堂に向かって、再々出発。 これ以降はしっかり起きていました。ガイドさんが、豊臣秀吉から命ぜられ、 はりつけ刑により西坂の丘で殉教した「日本二十六聖人」の話をしてくれました。 今も耳に残っています。この話は子ども達も静かに聞いていました。 10:45 長崎到着。大浦天主堂、グラバー園見学。子ども達が一番興味 を持ったのは、ハートストーン。3つあり、2つ見つけると良いことがある、 ということでガイドさんが教えてくれ、子ども達はみんな撫で回してました。 しかし、長崎は坂が多いです。地元の人たちは階段を上り下りしています。家 には車庫がありません。長崎の子どもたちはきっと足腰が強いでしょうね。 12:30 昼食です。卓袱(しっぽく)料理とまではいきませんが、皿う どん、スープ、エビチリ、団子等大皿に盛られているのですが、残している班 の多いこと。私は食い意地が張っているせいか、“もったいない”が先走ってし まいます。天気はすっかり回復、晴天になりました。“6年生伝説”復活。 【行橋駅前で出発式】 【大浦天主堂】 【ハートストーン】【昼食ごちそうさま】 13:50 山里小学校、防空壕、あの子らの碑、永井隆記念館(如己堂) を見学しました。中でも私の胸が痛むのが、永井先生の書いた本「この子を残 して」です。原子爆弾で妻を失い、自らも被爆したなか、白血病と闘いながら 被爆者への救護活動を続け、二人の子どもを育てていくが‥‥。我が命も残り わずか、その中で書いた著書です。『この子を残して・・・この世をやがて私は 去らねばならぬのか!』『せめて、この子がモンペつりのボタンをひとりではめ ることのできるようになるまで……なりとも・・・』と願いつつも、43才で 亡くなります。もし、私がこの年齢だとすると、一番下の子どもは4才です。 死に向かっていきながらどうすることもできないこのもどかしさ。無念! 14:35 徒歩で移動します。とにかく小学生、中学生、高校生の人だら けです。歩道も人がいっぱいです。そのような中、平和公園まで移動しました。 平和祈念像の前で、平和集会をし、千羽鶴を捧げました。毎年この平和公園の 平和祈念像前において、世界の恒久平和を祈って長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念 式典が挙行されています。ちなみに、平和祈念像の天に向かった右手や水平に 伸ばした左手、曲げた右足、立てた左足はそれぞれに意味があるそうです。調 べてみてください。この平和公園には、平和に向けた像や碑がたくさんあります。 ガイドさんが一つ一つの意味を丁寧に説明してくれました。像や碑の一つ一つ が平和な世界を築けと我々に訴えてきています。 15:45 平和公園から歩いて長崎原爆資料館に行きました。資料館には 原爆を落とされた被爆の悲惨な惨状、原爆が投下されるに至った経過、長崎の 復興の様子、核兵器開発の歴史、核兵器のない平和希求を、ストーリー仕立て にしてわかりやすく展示していました。私は、ファットマン(原子爆弾)が目 に入りました。この全長約3m、直径約1.5m、重量約4.5tの楕円形爆弾が 一瞬にして約7万5千人もの死者を出したことが信じられません。これが原子 爆弾なんだと改めて思い知らされました。 17:30 長崎原爆資料館からバスで、旅館「矢太樓」に到着しました。 熊本地震、阿蘇噴火、桜島噴火と南九州での自然災害があったため南九州の小 学校や中学校の修学旅行が集中し、旅館はこの日も本校以外に4校の小学校と 一緒でした。18時30分から夕食でした。夕食は食堂で本校の子ども達だけ でしたので、自分たちのペースで食べることができました。感心したことがあ ります。女子のテーブルは食事後、残った物をまとめたり、茶わんを種類別に 分けて重ねたりしていました。これはいかに家で厳しくしつけをしているかと いうことの証です。お見事! 夕食後は食堂のベランダから世界新三大夜景の 一つである長崎の1,000万ドルの夜景を見ることができました。ブラボー! その後、20時から入浴です。4つの小学校が時間で交代のため、入れ代わり も含め一クラス20分でした。問題なく終了。22時消灯。電気は消えていま したが、話し声がひそひそと‥‥。同室の他の子ども達に迷惑はかけていない ようですし、まっ、これも修学旅行の醍醐味でしょう。 11月2日(2日目)は、次号に続く。 【平和祈念像】 【永井隆記念館】【オバマ大統領メッセージ】【夕食ごちそうさま】
© Copyright 2024 ExpyDoc