こちら - 海外建設協会

2017 年 1 月 19 日(木曜日)
ホーガン・ロヴェルズ建設セミナー
日本国外の建設プロジェクトにおいて請負業者が建設の請負に加え
スポンサー/投資家としての役割を兼任する場合
- どのようなアプローチが必要か
近年、日本国外の大型 PPP(官民パートナーシップ)や ECA(輸出信用機関)からの融資によるインフラ
プロジェクトにおいて、請負業者が、建設の請負に加え、資本参加を通してスポンサー/投資家としてプロ
ジェクトに関与するよう求められる機会が増えています。
同セミナーでは、請負業者が上記の二役を担う場合のプロジェクトの構造、交渉、契約の締結、紛争解
決などに焦点を当て、利害の対立の回避や関連構造の有効な活用方法について概説いたします。
会場:
ホーガン・ロヴェルズ法律事務所外国法共同事業
〒 100-0013
東京都千代田区霞が関 1-4-2
大同生命霞が関ビル 17 階
セミナー概要:
14:00
開会の挨拶
一般社団法人 海外建設協会 専務理事 山口 悦弘
ホーガン・ロヴェルズ法律事務所パートナー トニー・マーシャル
14:05
日本の請負業者によるプロジェクト・ファイナンスへの関与の増加
デビッド・グッド(David Good) <HL 東京事務所アソイエイト>
インフラプロジェクトへの投資に参加する請負業者の増加の背景について概説し、
PPP、プロジェクトファイナンス、ECA からの融資によるプロジェクトの構造に焦点
を当て、海外でのインフラ投資の全体像を解説する
14:25
大型プロジェクトやプロジェクトファイナンスにおける合弁契約、コンソーシアム契
約、株主間契約において請負業者が注意すべきポイント
マイケル・リンチ(Michael Lynch)<HL 東京事務所シニアアソシエイト>
インフラプロジェクトの入札書類の一部として締結される各種契約書や、スポンサー
SPV やプロジェクト SPV の設立に用いられる定款について検討する。 このような
契約書の種類は、協力関係の初期段階における協業契約や了解覚書、入札手続
きを定めたより厳格なコンソーシアム契約、プロジェクト進行期間中の当事者らの
関係を規定したプロジェクト株主間契約など多岐に及ぶ。
-1-
14:55
プロジェクトファイナンスにおける EPC 請負業者の役割
アレックス・ウォン(Alex Wong)<HL シンガポール事務所パートナー>
典型的なプロジェクトファイナンスの構造や、その中での請負業者の役割について
概括すると共に、請負業者が(建設請負契約以外で)当事者となりうる主な契約、例
えば、貸主との直接的な契約、他の請負業者、運営請負者、保守請負者などとの
インターフェイス契約について分析する。また、元請契約に起因する重要な問題に
ついても概括する。
15:35
休憩
15:55
プロジェクト・ファイナンスにおいて EPC 請負業者が直面するバンカビリティー関連
の主な問題
トム・スミス(Tom Smith)<HL ロンドン事務所シニアアソシエイト>
プロジェクト・ファイナンスにおいて請負業者が管理を求められる典型的なバン
カビリティー関連の問題を深く掘り下げて検討し、プロジェクト・ファイナンス毎で
異なる約定賠償金に対する考え方や、アップストリームプロジェクト契約/コンセ
ッション契約における当事者の権益の整合性の確認の重要性について概説す
る。
16:25
建設段階におけるプロジェクトの管理 – 合弁関連問題の取り扱い
ティモシー・ヒル(Timothy Hill)<HL 香港事務所パートナー>
PPP プロジェクトのスポンサーレベルもしくは請負業者レベルの合弁パートナー間
で発生する問題について考察し、その回避や解決方法について検討する。
16:55
請負業者が建設請負人と投資家の二役を担う場合に発生しうる紛争の回避及び
管理
トニー・マーシャル(Tony Marshall)<HL ロンドン事務所パートナー>
タマラ・ワトソン(Tamara Watson)<HL 東京事務所シニアアソシエイト>
請負業者が二役を担う場合に発生しうる様々な問題について検討すると共に、単
一の紛争解決手続きにおける複数当事者の参加に係る条項や、各種契約書に基
づく法律や手続きの適合性について考察する。また、投資協定に基づく保護の内
容や、投資協定下での仲裁についても概括する。
17:25
質疑応答
(東洋エンジニアリング株式会社のアンドレ・ベロゴロフ氏による通訳)
18:00 to 19:30
新年祝賀会
-2-
講演者の略歴 (アルファベット順)
デビッド・グッド(David Good)
国際仲裁・建設エンジニアリング紛争部門のアソシエイト。現在、クライアントである
日本の建設会社へ出向中。エネルギー、発電、輸送セクターを中心とした様々な
分野のクライアントに法律アドバイスを提供。LCIA(ロンドン国際仲裁裁判所)や
UNCITRAL(国連国際商取引法委員会)の規則に基づく紛争解決手続きやアドホッ
ク仲裁などにおいて豊富な経験をもつ。
ティモシー・ヒル(Timothy Hill)
香港事務所のパートナーで、アジア全域のプロジェクト(エンジニアリング&建設)部
門総括パートナー。建設案件や建設紛争に関するアドバイスの提供において豊富
な経験があり、世界的に採用されている標準契約約款やビスポーク型契約から生
じる様々な契約問題、地盤条件に起因する問題、設計上の問題、工事の遅延や中
断、欠陥工事など、建設プロジェクトにおいて頻発するあらゆる問題を取り扱ってき
た実績をもつ。英国仲裁人協会の元東アジア支部長であり、現在は弁護士として
執務する傍ら、仲裁人の引き受けも行う。また、建設業界全般や紛争解決につい
て様々な記事の執筆や講演なども行う。
マイケル・リンチ(Michael Lynch)
東京事務所インフラ・エネルギー・リソース・プロジェクト部門のシニア・アソシエイト
で、日本では外国法事務弁護士として登録。現在、JX 日鉱日石開発株式会社に
出向中で、それ以前は住友商事に出向。大型 EPC 契約や建設契約全般の作成
や交渉、建設プロジェクト、エネルギー、インフラ、石油・ガス、PPP/PFI プロジェクト
などに関するアドバイス提供において豊富な経験をもつ。
トニー・マーシャル(Tony Marshall)
ロンドン事務所のプロジェクト(エンジニアリング・建設)部門のパートナー。建設関
連の法律業務において 30 年超の経験を有しており、建設やインフラプロジェクトに
必要な各種契約書、プロジェクトに関連して発生する諸問題や紛争の回避、紛争
解決手続き(調停、専門家による決定、司法判断、紛争委員会、仲裁、訴訟手続
き)などあらゆる法律サービスを提供。1994 年から 2002 年まで HL アジア建設部
門の責任者を務め、ロンドン事務所へ帰任後も東京事務所の建設案件を引き続き
担当。IBA(国際法曹協会)国際建設プロジェクト委員会の共同副委員長でもあり、
2003 年以降、ENAA の法務委員会に標準契約約款についてアドバイスを提供し
ている。
トム・スミス(Tom Smith)
ロンドン事務所プロジェクト(エンジニアリング・建設)部門のアソシエイトであり、約 3
年間クライアントである日本の建設会社に出向中。発電所建設やプロセスプラント
契約、風力発電所、原子力発電所、航空宇宙業関連案件において豊富な経験をも
つ。
タマラ・ワトソン(Tamara Watson)
東京事務所シニアアソシエイト。オーストラリアの弁護士資格を保有し、建設プロジ
ェクトなどに係る国際紛争解決(仲裁及び訴訟)を専門とする。日本で 4 年近く対外
投資や各種プロジェクトにおいて日本企業の代理人を務めてきた経験があり、日
本の大手商社への長期出向経験もある。日本に来る前は、オーストラリアで 4 年
以上にわたり、主に建設、インフラ、石油・ガス、鉱業セクターにおける紛争などを
広く取り扱ってきた。
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アレックス・ウォン(Alex Wong)
シンガポール事務所のパートナー。シンガポールを始めとするアジアでのエネルギ
ー及びインフラプロジェクトにおいて 20 年以上の経験をもつ。水道及びエネルギー
セクターを主な専門とする一方、輸送や環境など多数のインフラセクターの案件を
広く取り扱っている。アジア各国でのグリーンフィールド及びブラウンフィールドプロ
ジェクトの構成、関連契約書の作成、規制問題の取り扱いなど多面的な法律サポ
ートを提供。シンガポール及び英国の弁護士資格を保有し、シンガポール、マレー
シア、インドネシア、フィリピン、ベトナム、ラオス、ブルネイ、インド、バングラデッシ
ュ、モンゴル、ネパールでの建設案件においても豊富な経験をもつ。
注: 同セミナーは英語で行なわれますが、パワーポイントのスライドショーは日英両方で表示されます。
パネルディスカッションは、モデレーターの部分的な通訳により日英両方で行なわれます。
-4-
Hogan Lovells Tokyo Office - Directions
Hogan Lovells Horitsu Jimusho Gaikokuho Kyodo Jigyo
15th Floor Daido Seimei Kasumigaseki Building
1-4-2 Kasumigaseki, Chiyoda-ku, Tokyo 100-0013 Japan
Tel: +81 3 5157 8200
Fax: +81 3 5157 8210
ホーガン・ロヴェルズ法律事務所外国法共同事業
〒100-0013
東京都千代田区霞ヶ関 1-4-2
大同生命霞ヶ関ビル 15 階
代表電話:03 5157 8200
Kasumigaseki
Station
霞ヶ関駅
桜田門通り
Ministry of
Agriculture, Forestry
Ministry of Health,
and Fisheries
Labor and Welfare
農林水産省
厚生労働省
Kasumigaseki Station
霞ヶ関駅
National
Tax Agency
国税庁
Sakuradamon St.
Ministry of Education,
Culture, Sports,
Science and
Technology
文部科学省
●ENEOS
TOTO
Toranomon Station Exit 9
虎ノ門駅
●9番出口
Hibiya Line
日比谷線
Mizuho Bank
みずほ銀行
●
Bank of TokyoMitsubishi UFJ
三菱東京UFJ銀行
Hibiya Park
Nishisaiwaimonmae Crossing
西幸門前交差点
Ministry of Economy,
Exit C2
Trade and Industry
C2番出口
経済産業省
Japan Post
●
郵政事業庁
●
●
Nittochi Bldg.
Iino Bldg.
日土地ビル
飯野ビル
Toranomon Crossing
虎ノ門交差点
Toranomon
Mitsui Bldg.●
虎ノ門三井ビル
Marunouchi Line
丸の内線
Kasumigaseki Station
霞ヶ関駅
Ministry of
Foreign Affairs
外務省
Ministry of
Finance
財務省
ファックス:03 5157 8210
●
Imperial Hotel
帝国ホテル
日比谷公園
Chiyoda
Line
千代田線
●
Shinsei
Bank
新生銀行
Mita Line
三田線
Hibiya Kokusai Bldg.
日比谷国際ビル
●
●Resona Bank
Nishi-shimbshi りそな銀行
1-chome Crossing
西新橋一丁目交差
点
Uchisaiwaicho Station
内幸町駅
●
Hibiya Building
日比谷ビルディング
●
Sumitomo Trust
and Banking
住友信託銀行
大同生命霞ヶ関ビル15階
Hogan Lovells
HJGKJ
Ginza Line
銀座線
●
Mizuho Bank
みずほ銀行
ホーガン・ロヴェルズ
法律事務所外国法共同事業
From Metro Stations
 Ginza Line: 3-min walk via Exit 9, Toranomon Station
 Chiyoda, Hibiya and Marunouchi Lines: 5-min walk via Exit C2, Kasumigaseki Station
東京メトロ
 銀座線: 虎の門駅 9 番出口より徒歩 3 分
 千代田線、日比谷線、丸の内線: 霞が関駅 C2 出口より徒歩 5 分