2016年度第1回厚生科学審議会 疾病対策部会

厚生科学審冶金 疾病対薮部会 審風名簿
厚 生科学春雄会疾病対策部会
(
平 成 28年度第 1回)
雑 事 次 第
1 3 0 0′
-15 0 0
場所 厚生労働省共用第8台謹皇日 9馴
開
所属 .
役職
五十嵐 陵
平 成 2 9年 1月 1 8 日
1
氏 名
○ 大帝 文木手
上本 伸二
小滞 敏也
会
小幡
舟橋 純子
俊埜
充川区保健所
己.五
色 串
(1)厚 生科学容 量
凄会疾 病 対策部 会遜 営細 則 改正 案 につ いて
洪 敦子
(2)指 定難 病 に係 る審 ;
淋r
=つ いて
鈴東 洋史
(3)敢近 の難病 対 策 につ いて
千菜 勉
(4 ) その他
羽鳥 格
○ 福永 兼敏
3
閉
会
本田
<配布 資料 >
資料 l
厚生科学 審 醸会 疾 病 対 韓部 会運 営細 則 改正 案
資料 2
指定難 病 (
平 成 29年度 爽施 分 ) に係 る検 討結果 につ いて
資料 3- 1
r
難病 の 医療提 供体 制 の在 り方 につ いて
(
報 告 審 )」 につ いて
資料 3- 2
難病 の 医療提 供 体 制 の在 り方 につ いて (
概要 )
資料 3- 3
難病 の 医療提 供 体制 の在 り方 につ いて (
報告 審 )
資料 4- 1
医療 受給 春 雷
正の所持 者 数 につ いて
資料 4- 2
莱) につ いて (
概 要)
平成 29年 度難病 対 韓予昇 (
長
平成28年度第 1回 厚生科学審津金 疾病対策部会 座席表
い 務
楕l
T
、
g
、〉
相 生
:
及働
ぴ省
者
名 和
会
- 淡
総
長
会
○
q長
鶴田賓艮
○
節
筋
後
正
改
○森
参考人
以 萱
の
fr
H
長
病 対 策 課 長補 佐
○桜 井 難 病 対 矩 深
○遺 藤難
福
○
亀
健
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)会
g
蛋 ,
u
す 議 埜
第
l
E
る 中
要 語 琵
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生,)
生
労
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学
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芸
着
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一
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省
-
会
墓室
麹
漂
正
節
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には
およ可7
い
織
組
編
再
等
た
の
め
(
理
)
の
正
改
由
て
絵
り垂
描
門
厚生科学審議会疾病 対策部会 運営細 則 (
改 正案)
会雄
盈(
1
8
用第
階)
9
津
大
〇
長
栢永部
千
本
田
○
平
岩
難
病
対
韓
深
長
羽
偽
蛮
風
○
費
艮
○
員○
蛮風
集委
洪
∴
副
部
会
平成29年 1月 18日(
水)
13こ
00-15.
00
厚生労働省共
場所
日時
l
参考資料2【
厚 生 科 学 事 故 会 運営 規 粗
(
平成 十 三年 一月 1九 日 厚生 科学 凝 放会 決定 )
一部 改 正 平成 十九 年 一月 こ凶 日
原 生科 学密 談会 合 (
平成 十 二年政令 第 二百八十 三号) 第 十条 の規定
に基 づ き、 こ の規程 を制定 す るD
(
会談)
第 一粂 厚 生科学審 流会 (
以下 r
市議 会 」 と いう。 ) は'会 長 が紹塊
す る。
2 会 長 は、 溶液 会 を相銀 しよ う とす ると き は、 あ ら か じめ'期 日、
場所 及 び確 周を唾 員並 び に沌 串 に関係 のあ る臨 時重 囲 及 び噂 門番 良
に 油知 す るも のとす る。
3 会 良 は、議 長 と し て懇 親 会 の鴻串 を 艶 理す る。
(
帝強 会 の都 会 の紋慨)
妨 二灸 会 良 は、 必要 があ ると 認 め るとき は、唖 識会 に諮 って部 会
(
分 科会 に鑑 かれ る部会 を除 く。 以下本条 か ら節 四条 ま でにお いて
同 じ5 ) を 設置す る ことが でき るじ
2 会長 は' 必要 があ ると絡 め るとき は、 二以上 の跡 会 を合 同 し て闘
就審 放 さ せ る ことが でき る。
(
諮 問 の付議 )
筋 三条 会 長 は' 厚生 労働大 臣 の諮 問 を受 け たと き は、 当披 諮 問 を分
科 会 又は部会 に付鴻 す る ことが でき る。
複
、
会散
(
会議 の公開)
弟 五免 震 会 (
第七灸 に規定す るも のを除 く。 以下次免 にお いて同
じt) の会純 は公開とす る。ただ し'公開す ること によりl個 人情
報 の 保譲 に文略 を 及ぼす おそれ があ る静合 又は知的財産権 そ の他個
(
会 総額 )
肋
卵四条 霊 会 は'垂 員長が招鵜す る.
2 番員長 は、春風会 を紹赦 しようとす るときは、 あら かじめ'期 日、
場所 及び議脂を春風余香月 に通知 しなければな らな い。
3 番良長 は、会務 を総 理 し、翌 と して番艮会 の耗邸義 理す る.
4 番員長 に事故があ るときは、凌良会委員 のうち からあら かじめ賓
風長 が指名 した者 がそ の職務 を行う。
(
奄周 長 の指 名)
麻 三条 春風会 に委員過を厭 く。委員長 は、療 例会春風 の中 から'部
会長 が指名す る。
(
礎良会 の構成)
妨 二条 賓 会 は、厚生科学解放 会 の芸 '臨時香魚 又は将 門尊属 の
中 から部会長が指令す る者 (
以下 「
芸 会垂員 」いい
.
川日
刊1 ) により
構成す る?
(
番 員会 の笹
薮 1粂 輝生科学辞識 会疾病 対照部会 (
以下 「
部会」 と いう。 ) に、
そ の定 め ると ころによ り、串良会を低く。
厚 生 科 学 容 蝕 会疾 病 対韓 部 会 運営 細 則 (
改 正後)
(
平成 十三年 二月 二十三 日 疾 病対熊部会 長決蟹
Tm
(
平成十 三年 1月十九 n厚生科学露
厚生科学懇談会 運営規
在)第 十免 の規定 に琴 つき この細則を制定 す る。
(
分科 会 及 び部会 の議 決 )
節 四条 分科 会 及 び部会 の縫 紋 は、会 長 の同窓 を得 てJ静 縫 会 の縫 紋
とす る こと が でき る。
l
参考資料11
(
会 議 の公開)
第 五灸 解 消会 の金 治 は公開 とす る。 ただ し、 公開す る こと によ り、
個 人構 報 の保健 に文略 を 及ぼ す お そ れがあ る勘 合 '知 的 財 産権 そ の
他個 人若 しく は団体 の権 利利 益 が 不当 に侵審 さ れ るお それ があ る翰
倉 又 は国 の安全 が窃 さ れ るお それ があ る場 合 には'会 良 は 、全 紙 を
非 公開と す る ことが でき る.
2 会 長 は、会 談 におけ る秩序 の維持 のた め、傍 聴 人 の退場 を命 ず る
な ど 必 資な措 置 を と る こと が でき る。
(
雑事 録 )
第 六灸 弥 縫会 に おけ る液 邸 は、 次 の事 項 を含 めJ 談 群 銀 に詑叔 す ら
も のとす る。
一 会 蝕 の日時 及 び場 所
二 出席 した凄 良 ' 臨時 委 員 及び噂 門番 良 の氏銘
三 縄堺 とな った事 項
2 油却 奴 は、 公開 とす る。 ただ し、 個 人晒 報 の保 健 に支 障 を 及ぼ す
お それ があ る墳倉 又は知 的 財産 権 そ の他個 人若 しく は団体 の権 利 利
益 が不当 に侵昏 さ れ るお それ があ る場 合 には'会 良 は、 油布 鍬 の全
劫ー 又は 1部 を非 公 開と す る ことが でき る.
3 前 項 の規定 によ り識琳 録 の全 部 又 は 一都 を 非 公開 とす る槻合 に は∼
会 長 は、 非 公開 と した部 分 に ついて細事 要旨 を作 成 し、 これ を 公開
す るも のとす る.
(
分 科会 の桝ー会 の設鑑琴 )
第 七粂 分科会 適 は、 必要 があ ると組 め ると き は、分 科会 に終 って部
会 を設 怒す る こと が でき る。
2 分 科会 轟 は'第 三条 の規定 によ る付 油 を受 け た とき は、 当紋 付 識
事 項 を机 項 の部 会 に付縫 す る こと が でき る。
3 第 一項 の都 会 の鑓 決 は、 分科 会 兵 の同窓 を柑 て、 分科 会 の議決 と
す る ことが でき る。
4 分科 会 良 は' 必 繁が あ ると 認 め るとき は、 二以上 の部 会 を合 同 し
人若 しくは団体 の権利利払 が不当 に侵容 され るおそれ があ る場合 に
は、番周長 は、全強 を非 公開とす る ことが でき る。
2 番鼠長 は、会 談における秩序 の維持 のため、傍聴 人 の過敏を命ず
るなど 必要な柑 筒を とる ことが でき る。
(
誠邸録)
芥六条 摩周会 における践帯 は、次 の林 項を含 め、親和 紋 に語数 す る
も のとす る。
︼ 会派 の日時 及び場所
二 出席 した凄員会串良 の氏名
三 議事とな った琳 項
2 識輝線 はl 公開とす る。 ただ し、個人情 報 の保櫨 に支障 を及ぼす
おそれがあ る掛合 又は知的財産権 そ の他個人若 しく は団体 の権 利利
益 が不当 に佼奄 されるおそれがあ る場合 には'委員長 は'聴解 録 の
全部 又は 1部 を非 公開とす ることが でき る.
3 榊項 の規定 により誠堺録 の全部 又は 1助 を非 公開とす る場合 には、
委員長 は、非 公開とした部分 に ついて紙都 留旨を作成 し、 これを公
開 しなければな らな い。
(
部会 の定 め る療艮会 に係 る取扱 い)
第七粂 都会 の定 める委員会 の会談 に ついては、節 五条第 l項ただし
番 の趣旨 を緒 まえ、非 公開とす る ことが でき る。 ただ し、凌 艮戊は'
釣 魚第 二項 ただ し沓 及び節 三項 の趣旨 を踏 まえ、 汲琳 蛮声を作成 しI
これを公開 しな ければな らな い。
の
灘常に必柴
(
部会 の庶務)
第八粂 部会 の庶務 は、 厚生労働省棒煉伺桐山.
り
.
矧倒 酬鮒細 則叫組側
対照 瓢にお いて総括 し、 及び処 理す るD
(
雑則)
第九 免 こ の細則 に定 めるもののほか'部 会 又 は委員会
な 界 項 は、部会 長 又は沓員,
・E が定 め る。
て調査鮮施さ せることが でき る。
(
委員会 の隈匠)
節 八粂 部会度 は、 必要があ ると組めるときは、部会 に諮 って番員
を股僚す る ことが できる。
(
準用規定)
蔚九条 節 一条、弟 五条 及び窮六条 の奴定 は、分科会及び郎会 に紳
す る。 この場合 にお いて、第 一条、第 五粂及び節 六条中 「
会長」
あ る のは、分科会 にあ っては 「
分科会 長),都会 にあ っては r
部会
長」と、節 I集中 「
凌風」とあ る のは、分科会 にあ っては 「
当抜分
科会 に属す る凌員」、部会 にあ っては り
当髄部会 に属す る重恩」と
祝み替え るも のとする。
(
雑則)
剰 この規程 に定めるも ののほか、霊 会、分科会 又は軸創.
叫幽
血判仙
叫朝 野例判例叫 ︰それぞれ会長、分科会長 文は笥
笥
匿:
1
'
一
也
い」、「
長期の療養を必要 とする」
、「
患者数が人口の 0
.
1
%程度に達 しない」、
「
客観的な診断基準等が確立 している」の 5要件を確認 した。
指 定難 病 (
平 成 29年 度 実施 分 ) に係 る検 討結 果 につ いて
平 成 2 8年 1 2 月 1 2 日
厚生科学密誠会疾病対決部会
指定難病検討蛮風会
1. は じめに
○ 難病の患者に対する医療等に関する法律 (
以下 「
法」という。
)の規定に
基づき、厚生労働大臣が厚生科学審議会の意見を聴いて指定難病 (
法第 5
条第 1項に規定する指定難病をいう.以下同 じo
)を指定するに当た り、指
定難病 とすべき疾病の案及び当該指定難病に係る医療費助成 (
法第 5条第
1項に規定する特定医療費の支給をいう。以下同 じ。
)の支給認定に係る基
準 (
指定難病の診断に関する客観的な指標による一定の基準及び法第 7条
第 1項に規定する病状の程度。以下 「
支給認定に係る基準」という0
)の案
を以下のとお り取 りまとめた。
〇 本委員会は平成 2
7年 4月 28日に 「
指定難病 (
第二次爽施分)に係る検
討結果について」として、1
9
6の疾病について指定難病 とすべき疾病の案
及びその支給認定に係る基準の案を取 りまとめているが、今回は平成 2
9
年 4月か ら医療費助成の開始が想定されている疾病 (
以下 「
指定雛病 (
辛
成2
9年度実施分)」という。)について平成 2
8年 3月 2
5日より 6回の検討
を行い、本 日取 りまとめを行ったものである。
2.指定難病に係る検討の進め方
9年度実施分)の検討においては、平成 2
8年 3月時点
○ 指定難病 (
平成 2
において指定難病としての要件に関する情報収集がなされた疾病を対象と
した。
○ 具体的には、平成 2
6年度及び平成 2
7年度難治性疾患政策研究事案にお
いて研究されてきた疾病及び小児慣性特定疾病の うち、日本小児科学会か
ら要望のあった疾病について、研究班や関係学会に情報提供を求め、平成
2
8年 3月時点までに指定難病の要件に関する情報が得 られた疾病 (
2
2
2疾
病)を検討の対象とした。
○
個々の疾病について、指定難病の各要件を満たすかどうかの検討を行 う
に当たっては、「
発病の機構が明 らかでない」、 「
治療方法が確立 していな
3.指定難病の要件について
○ 指定難病の要件 は 、法に規定されているが、さらに具体的な考え方を別
添1 「
指定難病の要件について」のとお り取 りまとめたo
O 法律に基づいて施策が実施 されているなど、他の施策体系が確立されて
いる疾病については、「
『
発病の機構が明らかでない』という要件を満た し
ていないと考えられると判断 したもの」として取 り扱った。
O
「
客観的な診断基準等が確立 している」ことの検討に当たっては、小児
慢性特定疾病の診断で用いられている 「
診断の手引き」のみを根拠とする
場合には、成人に対 しても 「
客観的な診断基準等が確立 している」かどう
指定難病の要件について」の考え方に照らして個別に検討を
か、別添 1 「
行った 。
○
これ らの考え方に基づき、個別の疾病が指定難病の指定の要件を満たす
かどうかについて、また、指定難病の要件を満たす と考えられる個々の疾
病の支給認定に係る基準について、それぞれ検討を行った。
4.指定難病とすべき疾病の薬及び支給認定に係る基準の案
〇
本委風会では 2
2
2の疾病を検討の対象とし、その うち 3
8疾病について
指定難病の各要件を満たすと判断 した。さらにそれ らの疾病について、既
存の指定難病に含まれる疾病や、類似する疾病等の再整理を行い、すでに
指定難病として指定されている 3
0
6疾病に加えて、別添 2のとおり 2
4疾
病を指定難病 (
平成 2
9年度束施分)とすべきことを本委員会の結論とし、
具体的な個々の疾病の支給認定に係る基準は、別添 3のとおりとした。
P
王欠損症」は、既存の指定難病との整合性の観点か ら、
○ なお、「
先天性 G
「
先天性グ リコシルホスファチジルイノシ トール (
G
P
l
)欠損症」、また、
A
A
DC)欠損症」は、小児慢性特定疾病の疾
「
芳香族ア ミノ酸脱炭酸酵素 (
病名との整合性の観点か ら、 「
芳香族 L-アミノ酸脱炭酸酵素欠損症」、さ
らに、パブリックコメン トの結果、「
遺伝性自己炎症性疾患」は、「
遺伝性
自己炎症疾患」
、「
原発性胆汁性肝硬変」は、「
原発性胆汁性胆管炎」と疾病
名を変更 した。
○ また、検討の対象とした 2
2
2疾病のうち 1
8
4疾病については、現時点で
別添 4のとおり判断 した。
Q) 「
発病の機構が明らかでない」 という要件を満た していないと考えられ
ると判断 したもの 4
0疾病
② 「
治療法が確立 していない」という要件を満た していないと考えられる
と判断 したもの 1疾病
③ 「
長期の療養 を必要 とする」という要件を満た していないと考えられる
と判断 したもの 6
7疾病
④ 「
患者数が本邦において一定の人数に達 しない」という要件を満た して
いないと考えられると判断 したもの 8疾病
(
9 「
診断に関 し客観的な指標による一定の基準が定まっている」という要
件を満た していないと考えられると判断 したもの 6
8疾病
5.今後の検討の進め方
○ これまでの検討で既存の 3
0
6疾病と合わせて計 3
3
0疾病について指定難
病 とすべきとしたこととなる。
○ これまで組織的 .体系的に研究が行われてこなかったために今回は検討
の姐上に上 らなかった疾病や.検討は したものの要件を満たさないとされ
た疾病については、厚生労働科学研究費補助金事案難治性疾患政策研究事
業等で研究を支援 し、指定難病 として検討を行 うための要件に関する情報
が得 られた段階で、改めて指定難病検討葉風会において議論する.
0 その際には、新たな疾病について指定難病の検討や支給認定に係る基準
の検討を行 うとともに、これまで指定 した 3
3
0疾病の支給認定に係る基準
等について、医学の進歩に合わせ、必要に応 じて適宜見直 しを行 うことと
する。
第 14回 指定難病検討委員会資料
指定難病の要件について
○ 以下のように整理する。
① 原因が不明又は病態が未解明な疾病が該当するものと
②
原因遺伝子などが判明している場合であっても病態の解明が不
する。
③ 該
外傷や薬剤の作用など、
当するものとする。 特定の外
十分な場合は、①に
当該要因を回避 ・
予防すること
的要因によって疾病が発症することが明確であり、
ないものとする。
により発症させないことが可能な場合は、① に該当し
④ ウイルス等の感染が原因となって発症する疾病については、原則として①に該当し
ないものとする。ただし、ウイルス等の感染が契機となって発症するものであって、一
般的に知られた感染症状と異なる発症形態を示し、症状が出現する機序が未解明
⑤ 何ら
なものなどについては、
かの疾病 (
原疾患)によ
個別に検討を行うものとする。
則として①に該当しないものとし
って引き起こ
て、原疾患によってそれぞれ判断を行う
されることが明らかな二次性の疾病は、
ものとする。
原
○ 以下のように整理する
3
○ が
○以
十
二二
一一
○ 症 状が総 じて療養を必要 としない程 度 にとどまリ、生活 面へ の支 障が生 じない疾病
については、致死 的な合併症を発症するリスクがある場 合であっても、基本 的に「
長期
の療養 を必要 とする」という要件 に該 当しないものとする。
○ しか しなが ら、遺伝 性脂 質代謝異 常症 のように、心筋梗塞 等 の致死 的な合併症を発
症するリスクが著 しく高 く、その リスクを軽 減するため にアフェレーシス治療等 の侵 襲性
の高 い治療を頻 回かつ継続 的に必要 としている疾病 が ある。
○ したがって、診 断時点では必ず しも日常生活 に支 障のある症状を認 めないが 、致死
的な合併症 を発症するリスクが高 い疾病 については、
① 致 死 的な合併症 を発症 するリスクが若 年で通 常 より著 しく高 いこと
② 致 死 的な合併症 を発症するリスクを軽減するための治療 として、侵襲 性 の高 い治療
(
例:
アフェレーシス治療 )を頻 回かつ継続 的に必要 とすること
を満たす場 合 は、「
長期 の療養 を必要 とする」という要 件 に該 当するものとする。
O
○(
彰
以下のよう
血液等の検体検査、
に整理する。
画像検査、遺伝子解析検査、生
の結果とともに、視診、聴診、打診、触診等の理学的所見も
理学的検査、病理検査等
② る。
「
一定の基準」とは、以下に該当するものとす
、客観的な指標とす
L 関連学会等 (
国際的な専門家の会合を含む.
るo )による承認を受けた基準
すでに国際的に使用されている基準等、専門家問で一定の合意が得られて
や、
i
L いるもの。
iには該当しないもの
指標により診断されるこ
の、専門家の問で一定の共通認識があり、客観的な
ているなど iに相当す とが明らかなもので、iの合意を得ることを目指し
○ 小児慢性特定疾病の診
とめ状況を適宜把握する。
ると認められるもの。この場合、関連学会等の取りま 12
○
医療
l別添2 1
指 定 難 病 (平 成 2
9年 度 実 施 分 )とす べ き疾 病 (一 覧 )
病名
1
カナバ
病名
1
3 セピアプテリン還元酵素
(
s
2
進行性ン病
先天性グリコシルホスファチジルイノ
1
4
欠損症
R)
(
GPⅠ
)欠損症
白質脳症
3 進行性ミ
オクロー
4
ヌスてんかん
5 先天異常症候群
先天性三尖弁狭窄症
6 先天性僧 帽弁狭窄症
7 先天性肺静脈狭窄症
(
ネイルパ
爪膝蓋
左肺動脈
骨症候群
右肺動脈起始症
テラ症候群 )
1
/ LMX
1
0 カルニチン回路異
B関連 腎症
常症
ll
1
2 三頭酵素欠損症
シトリン欠損症
8
9
既存 の指 定難病
シトール
1
5 非ケトーシス型高 グリシン血症
1
6 β- ケトチオラーゼ欠損
症
1
7 芳香族 L-アミノ酸脱炭酸酵素欠
1
8
9 遺伝性
メチルグルタコン酸尿痘
自己炎症疾患
20 大理
損症
21 特発 石 骨病
遺伝性血栓性素 因による)
22 前服 性血栓症 (
24
3 無虹彩症
先天性気管狭
窄症
部形成異 常
の うち 、疾 病 の 名 称 を 変 更 す べ きもの
(
厚生労働省厚生科学審経会疾病対策部会指定難病検討委員会における検討結果)
※号欄 は、告示 に規定 され
原発性胆汁性肝硬
(
自己免疫性
汰) 「
後天性血友病
出血病 変
Ⅹ
AⅢ
(
自己免疫性第Ⅷ
ている号番
を記軌
原発性胆
自己免疫性後天性凝
汁性胆
管炎 固因子欠乏症
[
垂∃
杜病の盛者 に対す る医療等 に関す る法律 第 7魚
病状の程度 について
第1項第 1号 に規定す る
○個 々の指定難病の特性 に応 じ、日常生活又は社会生活に支障が あると医学的に判断
され る程度 とす ること。
02
4疾病の特性に応 じた具体的な基準 は別添の とお りとす る。
病名
3
0
7
3
8
3
0
9
3
1
0
3
1
1
3
1
2
3
1
3
3
1
ー
4
5
3
1
6
3
1
7
ペー ジ番
カナバ ン
号
1
病
進行性 ミオク ロー
6
1
3
2
2
3
4
ヌスてんかん
先天異 常症候群
先天性三尖弁狭窄症
先天性僧 帽弁狭窄症
3
9
先天性肺静脈狭窄症
爪膝蓋骨症候群
(
ネイ ル パテ ラ症候群)/
カルニチ ン回
LMXI
E
!
関連 腎症
三頭酵素欠損症
路異 常 症
4
3
8
5
3
5
6
4
8
3
1
8 セ ピア ブテ リン還元酵素 (SR)欠損症
9
3
2
0 先天性グ リコシルホス ファチ ジル イノシ トール (
G
PI)欠損症
3
2
1 非ケ ト- シス型高 グ リシン血症
3
2
2 β- ケ トチオ ラーゼ欠損症
3
2
3 芳香族 L-ア ミノ酸脱炭酸酵素欠損症
1
9
0
5
1
3
2
5
4
3
2
6
3
2
7
1
0
6
1
1
2
1
1
9
メチルゲルタコン放尿症
遺伝性
自己炎症
疾患
大理石骨病
7
0
7
7
8
3
8
8
【
別添】
指定難病 (
平成 29年度実施分)疾病 (
個票)
3
07 カナバン病
匡:
垂
E
o 要件の判定に必酎 締 頑
1 鹿者 数
数人
2 発病の機構
1.概要
カナバン病はアスパルトアシラーゼ(
aS
P
ar
t
O8G
y
l
a叫 ASPA)
の欠損により.中枢神経系に大丑に存在する
不明
3 効果的な治療方法
アミノ酸の一種である N一
アセチルアスパラギン酸(
N-a
cl
B
t
yトaspL
)
r
t
a
t
e,NAA)
の蓄積を特徴とする、中枢神
兼確立
経系瞭啓を展する白質変性症の 1つである。病理学的には、白質のミエリン鞠の空胞化が特徴的であるp
進行性で乳児早期に発症し、座位や発電
吾を獲得することなく進行性の経過を取り呼吸欝感染症などで死亡
4 長期の療養
必寮
する例が多い。診断は尿中の NAAの著明な上昇(
正常上限の 2
0倍以上)
、皮膚繰維穿細胞中の ASPA
5 診断基準
活性の低下.特徴的な画像所見(
頭部 MRl上の白賓病変)
から行う0
あり
6 重症度分類
2 原E
E
F
日本先天代謝異常学会による先天性代納展沸癌の盈癌度評価を用いて中等症以上を対象とする。
病因過伝子は 1
7番染色体短腕に存在し常染色体劣性過伝形式をとる。ASPAはオリゴデンドロサイトに
J
ゴデンドロサイトの髄
存在し、NAAとグルタミン酸から.酢酸とアスパラギン酸を生成する.この酢酸は.*l
翰化に際して必要な脂質合成の成分であり、酢酸の生成低下が白質終審の原田 の1つとされている.また
l
o 情報提供頑
この疾患のモデルマウスでは*l
Jゴデンドロサイトの成熟が阻寧されていることがわかっており、適伝子変
r
主
監伝性白質疾患の診断・
治療・
研究システムの構築」
班
異により、オリゴデンドロサイトの最終分化が阻笹されている可能性がある.アシュケナージ系ユダヤ人に
代義春 自治医科大学 小児科 教授 小坂 仁
多く発症するが、E
I
本では非常に祐な疾患である.
疾患担当
3 症状
多くは乳児期早期に精神運動発達遅滞、筋緊張低下、大師症、感性、運動失調が出現する。その後、け
いれんや視神経罫線などを認め、退行し睡眠陣答.栄養蹄率も捉める疾患である。そのほか、新生児期に
低緊張と経口摂取不良率で発症する先天型や4-5歳で発症し線徐に構音降等やけいれんが進行する若
年型の報告例も見られるoしかしながら先天型、乳児型.若年型はそれぞれ盈なりがあり、一般的には区
別されない。また同じ変異を持つ家族内でも、同胞の1人が乳児期に死亡し、もうl人の同胞は 30才を超え
て長期生存している例もあり、同一変異でも虚症庇が異なる場合もある.
4.治療法
現時点では根治療法はなく、対症療法が行われる。疫蟹に対しては抗てんかん薬の投与が行われるが
難治例が多い.また癌性麻痔に対しては抗癌鈷薬が用いられる.不足している酢酸の補充療法.NAA 軽
減を目的としたリチウムなどの治療が拭みられたが、症状の改巷は認められなかった。現在種々のアデノ
随伴ウイルスを用いた過伝子治療が治験として駄みられている。
5 予銀
線徐進行性と考えられ 1
0 歳までに死亡する例が多いとされていたが、現在では経牌栄養法等を用い、
長期に生存する例も多いと考えられる。
国立成育医療研究センター神経内科 医長 久保田 雅也
<診断基準 >
<重症度分類 >
Do
f
l
n
i
t
¢
、P
r
o
b
a
bl
cを対象とする。
先天性代謝異%.
症の盈症虎評価 (El
本先天代謝県輯学会)
を用いて中等症以上を対象とする。
A 主賓臨床症状
乗物などの治療状況(
以下の中からいずれか 1つを選択する )
多くは乳幼児期より出現するg
l 精神運動発達遅滞・
退行
治療を要しない
2 妨緊弓
長低下
対症療法のために何らかの薬物を用いた治療を縫紋している
3 大頭 症
疾患特異的な薬物治療が中断できない
4 癌性
急性発作時に呼吸管理、血液浄化を必要とする
B 検査所見
食事栄養治療の状況 (
以下の中からいずれか1つを選択する )
1 尿 中 NAAの著明上昇 (
正常の 20倍以上)
食事制限など特に必要がない
P
A活性の低下
2 皮膚線維芽細胞中のAS
経度の食事制澱あるいは-時的な食事制限が必要である
3
特殊ミルクを継続して使用するなどの中程度の食事療法が必肇である
頚 部 MRI
T2強調同僚で両側対称性の皮質下白質優位の有情卑_白質優位の草庵 、1日-MRS法で NAA
特殊ミルクを終椀して使用するなどの疾忽特異的な免荷の碑い(
厳格な)
食事療法 の
ピークの増加とNAA/Ch
o比の上昇
4 過伝子解析 :
AS
P
A遺伝子異常
椎体が必要である
経管栄養が必賓である
C その他の所見
1 視神経夢槻
皿
群衆欠損などの代謝陣容に直接閑適した検査 (
画像を含む)の所見 (
以下の中からい
2 摂食・
感下降審
3 けいれん
ずれか 1つを選択する)
4 運動失明
軽度の異聴価が継続している
5
.常染色体劣性遺伝形式の家族歴
中等度以上の畏酬 直が継続している (
目安として 15SDか ら 20SDの逸脱)
特に爽碑を位めない
高度の異常値が持続している
(目安として正常範囲か ら 15SDの逸脱)
(目安として 20SD以上の逸脱)
<診断のカテゴリー >
De
f
hl
t
l
BAの 3項 E
l
以上 +Bの2項 目以上を満たすもの。
Ⅳ
pr
o
b
8
h
l
eAの 3項 El
以上+8のいずれかを満たすもの。
po
S
S
l
b
l
eAの3項 目以上を満たすもの。
現在の梼神運動先達遅滞、神鼓症状、筋力低下についての評価 (
以下の中からいず
れかlつを濃釈する)
a
異紫を紀めない
♭
軽度の障率を随める
(目安として、I
Q7
0未満や補助具などを用いた自立歩行が可
能な確度の障寄)
C
中程度の陣笹を駆める (目安としてJQ5D未満や 自立歩行が不可能な程度の陣寄)
d
高庇の陣容を認める
V
(目安として、I
Q35未満やほぼ療たきりの状態)
現在の腹背陣率に関する評価 (
以下の中からいずれか 1つを選択する)
a
肝臓、腎臓、心臓などに機能略啓がない
b
肝臓.腎臓、心腹などに軽度機能陣容がある
C
肝臓、腎臓、心腹などに中等庇機能陪審がある
d
肝臓、腎臓、心臓などに蒐皮機能陣音がある.あるいは移植医療が必要である
(目安として、それぞれの破韓異常による検査異常を認めるもの)
(目安として、それぞれの臓潜異常による症状を認めるもの)
4
(目安として.それぞれの臓器の機能不全を認めるもの)
Ⅵ
3
0
8 進行性 白質脳症
匝:
車重
生活 の 自立 ・
介助などの状況 (
以下の中からいずれ かlつを選択する)
自立 した生活が可能
1 概要
何 らかの介助が必要
皮質下藍胞をもつ大研型 白質脳症 (
M岬 l
on
叩 h
ah
'
cbuk
D
8nCe
Ph
al
op
at
hyw
'
t
hsubEH'r
t
l
E
'
a
lc
ys
t
s)、白斑
日常生活の多くで介助が必要
uk
oE
'
n
叩 h
8
l
o
pa
t
h
y wi
t
h vz
l
n
!
S
hl
'
'
FV
'
h■
t
o md
t
t
8r).卵 典 機 能 陣 容 を伴 う進 行 性 白 質 鮎 症
消 失 病 (L8
生命維持 医療が必要
(
Leuk
o匂
nC
叩 h8
l
op
a
t
h
y,
pr
D
gr
O
S
SI
V8,
Wl
t
h ov
ar
l
a
nfal
l
ur
o)は一定年齢までは正常に発達するにも関わらず .
のちに進行性 に大脳 白質終審を来 し、徐 々に退行する進行性 白賀1
】
岩症であるB進行性 白馴 a
;
症 は、大脳
軽食評価
白質陣容が軽度師部外傷や感 染症 による高 熱などを契機 に階段状に藤化し、てんかんや故知機能 の低
ⅠかⅥまでの各評価及び総合点をもとに濃紫評価を決定する。
(
1)4点の項 目が 1つでもある場合
亜症
(
2)
2点以上の項 目があり、かつ加点した総 点数が 6点以上の場合
遜癌
3)
加 点した総点数が 36点の場合
(
中等症
(
4)
加 点した総点数が 0-2点の場合
軽症
注意
診 断と治療 についてはガイドラインを参考とすること
疾患特異 的な薬物治療はガイドラインに準拠 したものとする
疾患特異 的な食事栄養治療はガイドラインに準拠したものとする
下、四肢麻揮症状などを来すことから.E
l
常生活 能力の低下が徐 々に顕著となる。最終 的には壌たきりに
なり、医療的ケアが必要l
こなる場合もある。同一疾虚であっても発症年齢 の幅 は広く、乳児期発癌か ら成
検査による大脳 白質の T
2
W副 雷骨や嚢胞化が特撤であるが 、
人期 以降の発症まで様 々である。頭部 MR】
生化学的検査などの客規的な指横 はなく、確定診 断は遺伝子診断l
=よるしかないD
こ.原B]
一部 の例外を除き.基本 的に全て常染色体退位性疾 虚である。皮質下涙脆 をもつ大珊型 白質脳症 は
MLOl遺伝子変異 による僻染色体劣性遺伝を示すものと、I
I
EPACAM 過伝子の騰染色体優性あるいは劣
性適任 形式により発症する.雨遺伝 子 に変異 がなく.原 因不 明例 も少なか らず存在す る。白質消失病 は
EI
F
2
.8 遺伝子 の lから5までのサブタイプにおけるホモあるいは横合ヘテロ変異による常染色体 劣性過伝
を示す.過伝子変異が不明な例も存在する.BP典機能障晋を伴う進行性 白質脳症は AARS2遺伝子のホモ
X診断基 嘩及び匪症度分照の適応 における留蔽夢項
1.病名診 断に用いる陪床症状 、検査所見等に関
して、診 断基 率上に特段の規 定がなし噸 合には、いずれの時期
のものを用 いても度 し支 えない (
ただし、当抜疾 病 の経 過 在京 す臨床 症状 等 であって、確 絃可 能なものに限
る).
2.治療開始後における重症度分掛 こついては、適切な医学 的管理の下で治療が行われている状態で、直近 6カ月
間で窮も恋い状態を医師が判断することとする。
3.なお、症状の程 度が上記の虚症度分児 等'
C一定以 上に咳 当しない者であるが、高評な医療を絶統することが必
要な考については、医療艶助成の対象とする。
あるいは複合ヘテロ変矧 こよる常染色体劣性退伝を示す.遺伝子変異 が不明な例も存在する.
3 症状
発症年齢は乳児期 から成年期まで暗 広い。運 動性率 、小脳失臥 てんかん.知的陣容 、末梢神姫 陣率
などが認められる。成人期発症例では、それまで普通 に社会生活ができていた状況か ら.確徐な認知梯舵
碑賓の進行やてんかん発作の発症などを初発症状 として示しー徐 々に自立生活が不能 となり,下肢の癌性
も来すようになり、最終的E
=壌たきりになることがある机 退行の原 因となるエピソードがなければ症状の進
行がなく、安定した時期を過 ごす場合もあるJ=だし、-旦並行 した症状が改馨することはなく、生涯 にわた
って医学的管理を軍する.特 に皮質下涙脆をもつ大頭型 白質脳症 と白質消失病は.軽度 の頭部外傷 や感
染症による高熱などを契軌 こ階段状の退行現 象を示す場合が多い.皮質下液胞をもつ大頭型 白捌 B
;
症は
乳幼児期から大頭症と運動発達遅滞を示すことが多い。卵典機能終審を伴う進行性 白質脳症では、女 性
の場合.卵塊機能陣率を示す。
4 治療法
根本 的な治療法は兼確 立であるが、生命予後を左右する種 々の症状 に対する対症療 法を襲する。てん
かんr
こ対 しては発作型に応 じて各種抗てんかん茶投与を行う。小脳症状としての接戦 に対 しても薬物療法
が必聾である。癌性によって引き起こされ る関節拘縮予防のため.理学療法やボトックス療法などを行わな
けれ ばならない場合がある。感 下陣容や、それ に伴う呼 吸不全が生 じてきた場合には、気管切 開などによ
る気道確保や 胃癌退役による長期栄養管理を夢するqこれ らの治療 は生涯にわたL
J
礎続 して行う必要があ
6
る。病状把捉のため、定期的な受診による神経所見の把握と画像検査も必須となる。
5 予後
運動失調あるいは癌性などの錐体路 ・
錐体外路症状、泣知梯能師事を含む知的陣容.てんかんなどの
<診断基準>
1)
皮質下嚢胞をもつ大領型白質脳症の診断基準
De
f
C
nl
t
O、Pr
o
bz
)
bl
eを対象とする。
神経症状は進行性である.てんかん、建性四肢麻痔.窓終陣容、確麻痛などを生じ.嚢たきりになる場合
がある。緩徐に進行する場合と、急速に病態が悪化する場合があり、いずれも予後は不良である。医療的
ケアは成人期以降も生涯にわたって続くため、長期にわたる療養を必夢とする。
A.症状
1 乳児期からの大碑症
2.運動失調あるいは癌性などの錐体路・
錐体外路症状 (
緩徐にあるいは感染症や預部外傷などを契機に
l
o 要件の判定に必要な事項
i 開き
ヨE
讃
1
00人未満
階段状に進行)
3 知的退行 (
乳児期早期の発達は正常範E
E
l
内であり、初期には知的陪賓はない也)
4 てんかん(
症状の進行に伴いてんかん発作を生じることがある。)
2 発病の機構
不明(
遺伝子蛮風 こよるが、-軌 こ変異が醒められない例がある。)
3 効果的な治療方法
根本的な治療法は未確立
B 検査所見
MRl
画像所見 大脳 白矧 こびまん性・
左右対称性 の T2商借号が故められ、主に側濁薬前部に皮質下嚢胞
が認められる。その一方、皮資の所見は泣d)
られない。
4 長期の療茸
必琴
5
診断基準
C 鑑別診断
白質消失病、アレキサンダ-柄_
劉腎白質ジストロフィーなど.大脳白波障笹を示す他の疾患
あり(
研究班作成の診断基準)
6. 盈癌庇分類
modl
f
l
edRan
kl
nSca
l
◎(
MRS)
.食事 ・
栄藤、呼吸のそれぞれの評価スケールを用いて、いずれかが3臥
上を対象とする。
E
o情報提供殉
日本小児科学会、日本小児神経学会
当防疾病担当者 賓東女子医科大学統合医科学研究所 准教授 山本俊宝
D 遺伝学的検査
1 MLOlのホモあるいは横合ヘテロ変異
2 1
1
EPACAM のホモあるいは複合ヘテロ変異ないしヘミ変異
<診断のカテゴリー>
f
l
nl
t
eAのうち1項 目以上+Bを満たし+Cを除外し+Dの1あるいは2を満たすもの
De
pr
ob
i
l
bl
eAのうち1項 目以上+Bを満たし+Cを除外したもの
pOS
S
l
bl
eAのうち1項 El
以上+Bを満たすもの
日本神経学会
当該疾病担当者 京都大学医学部神縫内科 碑師 山下博史
厚生労働省難治性疾患政策串薬r
進行性大脳 白斑陪賓の疾患概念の確立と鑑別診断法の開発]
研究代褒者 粟京女子医科大学統合医科学研究所 准教授 山本俊窒
2)白質消失病の診断基準
Do
l
hl
t
O
.Pr
o
b
a
b
l
eを対象とする.
A 症状
1.運動失調あるいは癌性などの錐体路・
錐体外路症状 (
接徐にあるいは感染症や頭部外傷などを契機に
階段状に進行、時に昏睡を生じる.)
3)
卵典機能陪審を伴う進行性自覚脳症の診断基準
De
f
L
nl
t
B
、Pr
o
b
z
L
bE
色を対象とする9
A.症状
1 乳幼児期からの発達の遮れ
2.学盗期からの学習終審、巧終機能陣等
2 知的退行 (
乳児期早期の発達は正常範囲内であり、初期には知的酵賓はない。)
3 青年期以降からの抑うつ、行動陣容、既知機能低下
8 てんかん(
症状の進行に伴いてんかん発作を生じることがある。)
4 運動失調あるいは癌性などの錐体路・
錐体外路症状の進行
5 女性の場合.BP廉機能陣零による二次性月経不全
B 検査所見
画像所見 病初期には大脳深部 白Eにぴまん性 ・
左右対称性の T2市
馴宮骨が紀められるが、症状の進
MRI
行とともに白露備考魂庇は脳室と区別不能となり、それに伴い大脳は全体的に垂綿を示す。
C 鑑別診断
皮斑下耗胞をもつ大領型白質脳症、アレキサンダー病、
副腎白質ジストロフィーなど大脳 白資陣笹を示す
他の疾患
D 遺伝学的検査
EI
F.
281
- 5のいずれかのホモあるいは複合ヘテロ変異
<診断のカテゴリー>
B 検査所見
MRI画像所見 大脳 白質の斑状 T2南偶卑
C 鑑別診断
皮好下嚢胞をもつ大頭数白質脳症.白質消失病.アレキサンダー病 、
副腎白質ジストロフィーなど大脳 白
質略啓を示す他の疾虚
D 遺伝学的検査
AARS2適伝子のホモあるいは複合ヘテロ変異
<診断のカテゴリー>
D8
f
l
r
l
l
t
O:
Aのうち1項 目以上+Bを満たし+Cを除外し+Dを済たすもの
Do
f
l
n
i
b Aのうち1項 目以上 +Bを満たし+Cを除外し十Dを満たすもの
pr
o
b
8
b
l
◎Aのうち1
頃 日以上 +Bを満たし+Cを除外したもの
po
s
s
】
b
l
oAのうち1
項 目以上十日を満たすもの
Pr
o
b
8
b
l
E
,
:
Aのうち1項 目以上十Bを満たし+Cを除外したもの
po
s
s
l
b
l
eAのうち1
項 El
以上+Bを満たすもの
1
0
<重症度分類>
modl
f
l
edRan
k
l
nSca
l
o(
mRS)
.食事 ・
栄養、呼吸のそれぞれの評価スケールを用いて、いずれかが3以上を対
象とする。
参考にすべき
0
1 病名診断に用いる路床症状 における留意l
※診断品鞘及び血症皮分郡の適応
il
項 必要.
点
れの時期のものを用いても還
、検査所見や
削こ
関
して、診断基畔上に特段の規定がない場合には、いず
し支えない
(
ただ
し、当級疾病
ある
2 治枕開始後における魂症虎分業
.
7
,
8可能なものに限る)
の経過を示す施床症状噂であって,砲
削こついては、適切な医学的管理の下で治椴が行われている状
1
鳩で,
3 鑑
なお、症状の程度が上記
近 8か月間で舟 も懲い状櫨を医師が判W
r
することとす る。
の血症庶分郊等で-定以上に奴当
しない者であるが、南郷な医療を存
臓
である
2 軽度
行える
の陣脊:
3
中等度の陣率 :
4
5
支度の持寄 :
食事・
o
1
栄6
症候なし
時にむせる,
養 寮と
死亡
(
N)する
. 食事動作がぎこちないなどの症候があるが、社会生活・日常生活に支
2 食物形態の工夫や、食事時の道具
障ない.
の工夫を必要と
する。 を必葵とする。
4
3 補助的な非経
食事 ・
栄養摂取に何らかの介助を聾する,
口的栄養摂取 (
軽菅栄費、
中心静脈栄養など)
5.全面的に
。
呼吸o
(
R症候なし
)
非経 口的栄養摂取に依存している。
l 肺活丑の低下などの所見はあるが、社会生活.日常生活
8
2 呼吸症状が睡
呼吸陪審のために軽度の息切れなどの症状がある。
じ
に支障ない.
眠の妨げになる.あるいは潜替えなどの 日常生活動作で息切れが生
4.喝癖の吸引あるいは間欠的な換気補助装置使用が必要。
11
る.
5 気管切開あるいは維続的な換気補助紫故使用が
3
09 進行性ミオクローヌスてんかん
タロナゼパム 、フェノバルビタール、ゾ二サミドなど)、抗ミオクローヌス薬 (
ビラセタム)による対症療法 が主
となるBウンフェル リヒト・
J
L
,
ンドボルグ癖とラフオラ病ではフェニトインは小脳症状を感化させ .特にウンフェ
匡:
垂頭
ルリヒト・
J
レンドポルグ癖では統計的には生命予後を悪化させるという北欧の報告があるものの,痩蝶発作
1概要
ともにカルバマゼピンは時にミオクロニー発作を悪化させるという報告もある.療近、ビラセタムと同じアニラ
の盃研時には急性期 のみ一時的に使用する場合もある。しかし長期 的な使用 は推奨されない。また3疾慮
ウンフェルリヒト・
ルンドポル グ病 (
ur
L
Ver
r
I
Cht
-Lundbor
g癖 .
ULD)、ラフオラ病 (
L
a
f
or
a病)および良性 成人
セタム系に属するレベチラセタムが皮質ミオクローヌスの抑制効果が高いことが示されている。
型家族性ミオクローヌスてんか ん (
bOn■
Enadul
tf
am■
l
■
almyocl
onusepl
l
eps
y BAFME)は、進行性ミオクロー
ヌスてんかん (
pr
oqoss■
vemyocl
or
L
uSePI
E
8PS
y PME)を盈し、難 治 に経過する。PMEは .①不随意運動とし
てのミオクE
3-ヌス、② てんかん発作としてのミオクロニー発作 および全般韓直間代発作 、@ 小脳症状 、唾)
級知機能降等を4微 として進行性 の経過を盈する退任性疾患群の総称 であり、歯状核赤核淡蒼球 ルイ体
5 予後
進行 の根底 は様 々であるが .最近 .ウンフェルリヒトI
J
レンドポルグ病 の一秒 ま遊行が比較的遅 く、近年
の治療法の改 替により、発病後数十年生存することが指摘された。ラフオラ病 は、数年で壌たきりとなる。
萎縮症などの脊髄小脳 変性症 ,MEL
ASや MERRFなどのミトコンドリア病 、神鍾セロイドリボフステン症など
良性成人型家族性ミオクn-ヌスてんかんでは、振戦梯ミオクE
3-ヌスもある植皮薬剤でコントE
]
-ルが可
のライソゾーム病なども含むが、ここでr
ま、小児期から思春期に発症して成 人以降も曜病期間が長い PME
能だが一般に薬剤抵抗性で、特に高齢になると症状が悪化する。
の 中核疾灸であるウンフェル リヒトりレンドボルグ病 、ラフオラ病、さらに、良性 成人型家族性ミオクローヌス
てんかんを扱う,
E
o 寧件の判定に必要な事項
良性成人型家族性ミオクローヌスてんかんは、E
l
本で多い進行性ミオクローヌスてんかんで.成人以降に
1 患者数
発症 して、当初症 状 は軽度でか つ操徐 に進行するが、高 齢となり特に症状 が悪化する。前者の特徴から
,
00人
約3
「良性」の名称が使用されていた机 最近の研究からは進行性で.高齢となり特 に症状が悪化し日常生活
2 発病 の機構
動作 (
Ac
t
I
Vl
t
l
l
)
らOfDal
l
yUy;
ng.
ADL)が低下することが明らかになっている.
不明 (
ウシフェル リヒト・
J
レンドボルグ病の遺伝子 変異 はライソゾーム関連機能の変化を生じると推,
明確
さ
れているQラフオラ病では、グリコーゲン合成の調節機構が破綻 し、異常なグリコーゲンやポリゲルコサン
2.原 因
が苓横 し、細胞内に封入体を形成するのではないかと推淵されている.)
ウンフェル リヒト ルンドボルグ病 、ラフオラ病 は常染色体 鋸憶過伝を盈 し、良性成人型家族性ミオクローヌ
スてんかんは浸透率の商 い常染色体優性遺伝を盈する。次世代の発症 年齢の若年化も近年報昏されて
いるbウンフェル リヒト・
/
レンドボルグ病は 21
qに存在するシスクチン B(
CSTB)の遺伝 子 変奥 (
EPMl
)による
ものが大多数である。ラフオラ病 は、約 90%の患者で EPM2A(
タンパク質 は C
qf
or
F
n)とEPM28(
タンパク質 は
mal
l
n)の変奥 が見 出されるが 、第 3の原 因退任子 の存在も推定されている。良性成人型家族性ミオクロー
ヌスてんかんでは、家系内の連銀解析で8番染色体長腕に異 常を隈めるが .原因過伝子 は不明であるB
3 効果的な治療方法
兼確立 (
てんかん発作やミオクE
]
-ヌスに対する対症療法が主となる.)
4 長期 の療養
必要 (
進行性である。)
5 診断基準
あり(
研究班で作成 し学会で承認された診断基準)
6 重症度分類
3 症状
研究班で作成し学会で釆現された盈症度分頗 r
こ基づき.棉神保健福祉手雌診断番におけるr
G4
8てん
発症 は、ウンフェルリヒト・
ルンドポルグ病は6-1
5歳、ラフオラ病 は7-1
8歳頃、そして良性成人型家族
性ミオクE
3-ヌスてんかん は、成 人以降に発症する。ウンフエルリヒト・
ルンドポルグ病 とラフオラ病 は前述の
かん」の陣等等級判定区分、および陣容者総合支操法 における陪賓支援 区分における「精神症状 .
能力
陣容二軸評価」を用いて、以下のいずれかに該 当する患者を対象とする.
4微 に加え、進行 性かつ難治 に経過すれ ば診断にそれ ほど難渋 しない。しかし時に若年ミオクロニーてん
かん Uuv¢nI
h myocl
cmc opl
l
叩Sy JME)などとの絃別が阻難な場合がある。ミオクE
3-ヌスが悪化すると、
能 力陣宰評価
摂食や飲水、日常動作力咽 雛になる。一方、良性成人型家族性ミオクE
3-ヌスてんかんは(
》不随意運動と
1銀程度
1-5す
しての振戦様ミオクローヌス、② てんかん発作としてのミオクロニー発作および全般強直間代発作の2徴 が
2級程度
3.
3級程度
4.
)5のみ
主体で.当初症状は軽度でかつ操稔に遊行するが、高齢となり特に症状 が悪化する。
4.治療法
原 E3に対する根 治療法 は無く、てんかん発作やミオクローヌスに対する各種抗 てんかん薬 (
Jl
'
ルプロ融 .
1
3
べて
E
o情報提供殉
<進行性ミオクE
)-ヌスてんかんの診断基準>
r
希少難治性てんかんのレジストリ構築による総合的研究」
班
当駿疾病担当 分担研究者 京都大学医学研究科てんかん・
運動異常生理学講座 教授 池出昭夫
研究代喪者 国立病院機構 静岡てんかん・
神種医療センター 騎兵 井上有史
1)ウンフエルリヒト・
)
レンドポルグ病の珍断基準
DB
f
l
r
u
t
e、Pr
o
b
a
b
l
Qを対象とする。
A 症状
日本小児科学会、日本小児神経学会
当放疾病担当者 公益財E
E
l
法人東京都医学総合研究所 脳発達・
神経再生研究分野 分野長 林雅晴
1 ミオクローヌス、てんかん発作で発症する。多くは6-1
6歳。
2'
AI
染色体鎗性適任形式を盈する.
3 発症数年後に小脳失調症状、捉知機能陣啓が出現する。
4 況知機能押野は軽度であることも多いが、経年的に悪化あるいは非進行性で綾過する。
B 発作症状
1 ミオクローヌスは、舌.
臨面および四肢に比敏的対称性に.同期性および非同期性に起こる。
2 自発性ミオクローヌス以外に.刺激済発性もある(
感覚刺激やストレス免荷)。疲労時に増強しやすい。
3 ミオクローヌスの群発が滞じて時に全般強直間代発作に移行することがある.
C 検査所見
1 脳波 基礎律動の軽度徐波化.全般性突発波、多頼波、光過敏性を認める.
2 皮質反射性ミオクローヌスの所見 体性感兇既発電位(
s
o
ma
t
o
s
¢
n
5
0r
ye
V
O
k
l
B
dp
o
t
O
n
t
l
a
ESEP)
の早期皮
、C反射、ジャークロックアベレ-ジングG8
r
k
l
D
C
k
8
da
v
c
r
叩r
l
SJL
A)
法で先行
質成分の巨大化(
巨大 sEP)
耕波を駆める。
3 頭部 MRI橋.中脳t小槌の事緒と軽度大脳事緑を深める。
D 鑑別診断
その他の進行性ミオクローヌスてんかんを塵する疾恩ーレノックス・
ガストー症候群
巳 遺伝学的検査
EPMT
(
OST
B)の異常
<診断のカテゴリ->
De
f
E
n
L
t
e:
Aの 4項 目+Bの 1項 目以上 +Cの3+Cの l-2のいずれかを満たし.Eを満たすもの
pro
b
a
b
l
eAの4項 目十日の 1項 El
以上十Cの3十Cの 1-2のいずれかを満たし、Dの鑑別すべき疾患を除外
したもの
1
5
1
6
8)
良性成人型家族性ミオクE
3-ヌスてんかんの診断基準
2)
ラフオラ病の診断基準
DB
f
mZ
t
8、Pr
oba
bl
l
)を対象とする。
D8
f
mi
t
o、Pr
ob
8bl
l
)を対象とする.
A 症状
A 症状
1 ミオクローヌス、てんかん発作で発症する.多くは7-1
8歳。
1 成人以降から中年期に発症.まれに砲床的薮現促進現 象で 1
0線以降に発症する。
2.常染色体劣性遺伝形式を量する。
2,浸透率の商い常染色体優性適伝を皇する.
3.発症数年後に小脳失明症状、故知機葡巨陣事が出現する。
3 視知機能低下や小脳失調は汲めない。
4.通常は数年で寝たきりとなるq
B 発作症状
1 振戦様ミオクローヌス(
皮資授戟)本態性振戦に類似したミオクローヌスを両上肢中心,
=認める。緩徐進
B 発作症状
1 幻視からなる視兜発作。次いで動作性ならびに静止時ミオクローヌスが続発する。
2 ミオクローヌスは、刺激構発性もある(
光・
音刺激やストレス免荷).疲労時に増強しやすい。
=60度前後の老年期に蒋化する。ミオクロニー発作も汲める。
行性で特 r
2 摘発全般強直間代発作 通常年 1回未満の頻度。光過敏性を有することもあるD
3 ミオクローヌスの群発が高じて時に全般強直間代充作に移行することがあるq
c検査所見
c 検査所見
1 脳波 ・
全般性突発波、多頼波.光過敏性を特徴とする。基礎稼動の軽度徐波化d
1 縦波 基礎棟勤の徐波化、全般性突発波.多頼波.光過敏性を汲める。
体性感覚既発電位 (
s
oma
t
os
Ons
or
yo
vok
odpoten
t
l
alSEP)の早期皮
2 皮質反射性ミオクローヌスの所見 :
E大 SEP)∼C反射.ジャークロックアベレージングGddoc
k
Oda
vBr
qg
l
n
gJL
A)
法で先行
質成分の巨大化 (
2 皮資反射性ミオクローヌスの所見 体性感兜許充電位 (
s
oma
t
os
印S
Or
yO
VO
kE
L
dpot
8nt
l
a
lSEP)の早期皮
質成分の巨大化(巨大 sEP)、C反射、ジャークロック7ベレージングGer
k
10ck
oda
vor
a
gl
n
gt
JL
A)法で先
行林波を惣める。
3 形態画像.機能画像矧 こ明らかな異常を認めないが、中高年以降に軽度の脳萎楯を示す。
締波を認める。
3 皮膚・
神経生検材料 .
ラフオラ小体の同定 (
ポリゲルコサンを主とする過ヨウ素酸シッフ(
p
cr
l
D
dl
c8Cl
d
D 鑑別診断
l
f
F
)
染色陽性 ・
アミラーゼ非消化の凝集体)
-sch
4.アリルスルフアターゼ Aの低下 特に埴輪進行性の経過をとる愈者に認めることがある。
その他の進行性ミオクローヌスてんかんを盈する疾患、レ/ツクス・
ガストー症候群
<診断のカテゴリー>
D 鑑別診断
その他の進行性ミオクローヌスてんかんを皇する疾患-レノックス・
ガストー症候群
De
市ni
t
eA、8
、Cの全ての項 目を満たし、Dの鑑別すべき疾息を除外したもの
pr
cbz
l
bl
e.
Aの3項 目+Bの 1項 目以上 +Cの2を満たし、Dの鑑別すべき疾虚を除外したもの
巳 浪伝単的検査
約 90%の愚者で EPM2A(
タンパク矧 j
:l
z
hr
i
n)
とEPM2
8(
タンパク質 は ma
E
J
n)の変展が見出されるが 、第 3
の原因遺伝子の存在も推定されている。
<診断のカテゴリ->
Do
f
l
mt
¢Aの4項 目+Bのl項 E
l
以上 +C1-2のいずれかを満たし.C3もしくは4、もしくはEを満たすもの
pr
obab
l
eAの4項 目+Bの 1項 目以上 +cl-2のいずれかを満たし、Dの鑑別すべき疾虚を除外したもの
1
7
1
8
<並痘度分邦 >
0 てんかんJの陣容等級判定区分 、および陣寄奄総合支援法におけ
精神保健福祉手帳診断番 におけるrG4
る碑宰支援区分 における「
摘神症状 ・
能 力陣啓二軸評価」
を用いて.以下のいずれかに該 当する患者を対象と
する。
能 力終審評価
1級確度
1.
)5す
2級種皮
3
べて
い.
-5のみ
3級種皮
3
を必要とする○
蒋 神保健福祉手繰診断巷におけるr
Q4
0てんかんJの砕率等紐判定区分
4′
-5のみ
等級
1故種皮
3級程度
2
イ
「
てんかん発作のタイ
普
プ」
E
l奮班
報略啓 はないが、臨港運動が失われる発作
ハ
を失い.行 為が途絶するが、倒れない発作
こ 窓㌍陣率を皇
恋路陣啓の有無を闘わず、転僻する発作
精神症
○
し、状況にそぐわない行為を示す発作
2)
能 力陣容評価
状・
能力陣容二軸評価 (
(
9E
判定に当たっては以下のこと
3常生活あるいは社 会生活において必要な「
を考慮する。
支援な状態)
(
診保匹的な環境 (
例 えば入院 ・
施奴入所しているよう
Jとは助骨
でなく
、指導
. 、介助などをいう。
を想定して、その
例 えばアパー ト琴で蝉身生活を行った場合
楕神終審や知的陪賓を醒めないか、
場合の生活能力の旅客の状態を判定する。
または精神陣零 .知的陪賓を汲めるが、El
生活 は督通に出来る。
○適切な食事摂取、
身辺の清潔保持 .金銭 管理や異い
常生活および社会
安全保持や危機対応、社会 的手拭きや公共施殴の 物、通院や服薬、適切な対人交流、身辺の
動への参加などが
利用、趣 味や娯楽あるいは文化的社会的活
○精神陣容を持たない人と
自発的に出来る。
同じように日
あるいは適切に出来る。
の制限を受
け
輔神障零 .知的醸零を艶め、日常生活または社会生活に一定
常生活及び社会生活を送ること
が出来る。
1
9
る。
31
0 先天異常症候群
※診断基準及 び盟症成分方i
の適応 にお ける留意邸項
1 嫡糸診 断 に用 いる臨床症状 、検査所 見執 こ関 して,診Wr
基畔上に特段の規定がない場合には.いず
臣:
重要
れの時期 の ものを用いて も盤 し支 えない (
ただ し、 当舷疾病の経過 を示す臨床症状確 であって、確
認 可能 な ものに関 る)
。
1 概要
2 治療 開始後 にお ける虫症度分析については、適 卯な医学的管理 の下で治療が行われてい る状 蛾で.
在近 6か月r
L
r
l
で液 も惑 い状鳩 を医師が判断す るこ ととす る.
3 なお、症状 の程度 が上記 の盛症度分類等 で一定以上 に鉄 当 しない者であるが、商析な医療 を継続す
るこ とが必要 な者 については、医療 弊助成 の対象 とす るO
ma
l
f
o
r
ma
t
i
on)
症候群 は、先天 的に複数の器官系統に先天異常がある疾患の総称であり.単一
先天 尾瀬(
部位に先天異常がある疾 患と区別される。終審される解剖学的部位の組み合わせ r
=より数十から数百 の
疾虚に分析される。先天異常症候群で問題となる症状は、影響を受ける脇弓
削こよるp心肺機能 ・
消化管機
能・
難治性感鍵などの中植神権終電 琴より生命の危険を生じることもあり、運 動糖や感兜輔の進行性の機
能低下による後退症を拝すこともある。
2.原 因
多くは転写醜姉E
El
子や構造タンパクの遺伝子の異常である。この 20年間に代襲的な多発先天異常症候
群 の原因週伝子 は多くが解明され .確定診断や治療に役立っている。
8 症状
先天 的に枚数の潜 官系紛 =先天廃幣がみ られることに加 えて.下紀の徴候 のいずれ かがみ られ る時に
先天異常症候群を疑う。
1 乳幼児期.体重増加不良や発育不良がみ られる。
2 乳幼児期から発達遅滞や癌鍵がみられる.
3 レントゲン上 、骨格異 常が見られる。
4 疾患に特異 的な緬貌上の特徴がみられる。
5 家族が曜愈するなど、先天果糖症候群を疑う家族歴がある。
先天輿常症候群の可能性がある場合 には .
必要 に応じて他の合併症の有無を検索する。
4.治療法
先天展聴症候群で閉環となる症状は、原疾 患や影響を受ける臓矧 こよる。重症度 [
=より治療法が選択さ
れる。成人期を越 えて生命維持 のために.治療 と支根を必要する場合もある。具体 的にr
ま.1
) 呼吸解症
状や重度知的陣賓等 r
=伴う呼吸不全に対して気管切開や人工呼吸韓使 用を畢する場合 、2) 蒐詫な知的
陣宰笛 に伴う摂食 陣容 に対する非経 口的栄射 貫取 (
経 管栄養 、中心静脈 栄藤など).3) 先天性 ・
b疾鹿に
対する恭物療法 ・
酸素療法 、4) 難治性てんかんに対する薬物療法 、5) 先天性尿路奇形執 こ伴 う腎不全
に対する腎代替療法 、6) 運動串や感覚朝 の進行性の機能低下に対して、外科的治療 や補助的治療が行
われる。その他 、疾鹿に特異 的な合併症 に対する治療が行われる。
5 予後
原疾患や盈症度 により予後 が異なる。原疾息や合併症 によっては心肺機 能低下 ・
消化管機能 低下 ・
難
治性癖単などの中枢神経降零 、腎不全等より生命の危険を生じることもあり、運動潜 や感覚紫 の進行性の
機 能低下による後遺症を残すこともある。なによりも、まれな疾虚でもあり専 門の施快での診 断、治療 、経
過観察が大切である。
21
22
T 主要項 目
E
o 笹件の判定に必要な事項
1 患者数
(
1) 先天異常症候矧 こ含まれる疾患
約 4.
000人
① 微細欠失症候群辱症候群
2 発病の機構
I l
q部分盈横症候群
不明(
遺伝子の関連が示唆されている)
Ⅰ
Ⅰ 9
q34欠失症候群
8 効果的な治療方法
② 著しい成長陪賓とその他の先天異常を主微とする症候群
未確立 (
対症療法のみである)
Ⅰ コルネリア デ ランゲ症候群
4 長期の療養
Ⅰ
Ⅰ
.スミス・
レムリ・
オピッツ症候群
必要 (
発症後生涯継続し、進行性である)
呼吸不全、摂食陣賓、先天性心疾患、難治性てんかん、腎不全、遜動態や感覚器の進行性の機能低下
5 診断基準
(
2) 除外事項
感染症、悪性塵癌が除外されていること。
あり(
研究班が作成し、学会が弟放した診断基準)
6 重症度分類
<診断基準>
学会の重症度分類を用いて.いずれかに相当する場合を対象とする。
① 微細欠失症候群等症候群
q部分盈複症候群
I l
l
o情報擁供詞
Def
E
l
l
l
t
Oを対象とする.
日本小児科学会、日本先天異常学会、E
l
本小児過伝学会
当該疾病担当者 慶座礁塾大学医学部臨床遺伝学センター教授 小崎健次郎
A 主症状
1 精神発達遅滞
原生労働科学研究受補助金 難治性疾愚政箕研究革薬 「
国際額率に立脚した奇形症候群領域の診療
指針に関する学際的・
網羅的検討」
研究班
2 成長陣書
E
3過伝学的検査
研究代薮密 度腰敦盤大学医学部臨珠過伝学センター 教授 小崎健次郎
l番染色体長腕に部分盈襟を認める
<診断のカテゴリー>
Def
i
n
i
t
8 Aの2項 目+Bを満たすもの.
〔
診断のための参考所見〕
中等度から盈庇の知的陣容、成長陣容、特徴的顔貌 (
逆三角形の脆.大頭症、耳介の奇形など)、骨格系の
異紫を特徴とする.中枢神経症状や心疾患、呼吸器疾鹿.消化器系の異常や腎尿路系の興常を伴うこともある。
上妃の症状を汲める際に、染色体検査を爽施する。症状のみから確定診断を行うことはできないが、染色体検
査により確定診断を行うことが可能である。
l
l 9q
3
4欠失症候群
De
f
l
nl
t
eを対象とする。
A 主症状
1 小碑症または短碑症を伴う重度の知的陣率 (
矧 こ雷雲
膏発達の遅れ)
2 成長陣零
B 浪伝単的検査
23
24
3 光線過敏症
I9番染色体 q34に欠失を班める。
2EHMTl遺伝子奥常を認める
。
C遺伝学的検査
<診断のカテゴリー>
1 DF
/
OR7遺伝子等の原因適任子に蛮風を認める.
Dl
)
市n
l
t
O
2 血中 7デヒドロコレステロールの上昇 (
血清中で 20mD/
dL以上)
を認める。
(
1) Aの2項 目十B1を満たすもの。
(
2)A の2項 目+B-2を満たすもの。
<診断のカテゴリー>
D`
∋
f
l
n
l
t
O.
② 著しい成長陣笹とその他の先天奥僻を主微とする症候群
(
1)Aのうち1を含む3つ以上 +C11を満たすもの
1 コルネリア デ ランゲ症候群
(
2)Aのうち1を含む3つ以上 +C2を済たすもの
Pr
o
b
a
b
E
o
De
f
l
r
L
l
t
t
!および pr
o
b
a
bl
eを対象とする。
(
1) Aの4項 E
l
+Bのうち1つ以上を満たすもの
A 主症状
1
眉毛癒合
2 知的陣容
3 成長陣容(
身長ないし体重 が 3パーセンタイル未満)
B 小症状
1 長い人中または薄い上 口唇
2 長い捷毛
3 小肢症または第5指短小または乏指症
C 遺伝学的検査
州PBL・
S〟C1
A・
F
MD21・
SCC1・
SMO3・
HDACD遺伝子等の原因遺伝子に変異を認d)
る.
<診断のカテゴリー>
DE
)
f
l
n
i
t
o Aの3項 目+Cのいずれかを瀦たすもの。
pr
o
b
a
b
r
凸 Aの3項 目+8の8項 目を満たすもの。
Ⅰ
Ⅰ スミス・レムリ・
オピッツ症候群
De
f
l
mt
l
)および pr
o
b
曲r
eを対象とするp
A 主症状
1. 第 2比と常 3虻の合祉症 (
合祉となっている部分が第2祉ないし第3拙全長の 1
/2を超える。)
2
小頭症を伴う知的陣零
3
眼峻下垂
4 成長終審(
身長ないし体重が3パーセンタイル未満)
β 小症状
1
口唇 口蓋裂
2. 46.XY愈者における女性外性辞
25
26
<盈症庇分類 >
4 噂癖の吸引あるいは間欠的な換気補 助装置使用が必要.
以下 の1)-4)のいずれかを満たす場合を対象とする。
5 気管切開あるいは他紙 的な換気補助盤澄使用が必要。
1) modl
伽 dRbnkl
nScar
8(
mRS)
、食事 ・
栄養 .呼吸のそれぞれの評価スケールを用いて、いずれ かが 3以上を
2) 靴治性てんかんの場合 主な抗てんかん耗 2-3種類 以上の 多剤併用で、かつ十分丑で、2年以上治療 し
日本神経学会による)
ても、発作が 1年以上抑制されず 日鮮生活に支碑をきたす状態。(
対象とする。
E
]
木 版 modl
f
l
edRankl
nScal
e(
mRS)判定基準率
参考にすべき点
modl
RedRankl
nScar
e
0_ まった く症嬢がない
自覚症状および他兇徴候がともにない状態である
1
_ 症横はあっても明らかな陣容はない :
自覚症状および他党徴候r
j
:
あるが、発症以前から行 っ
日輪の勤めや活動は行える
ていた仕夢や活動に制限はない状態である
3) 先天性心疾 患があり、薬物治療 ・
手術によっても NYHA分類で Ⅱ庇以上に該 当する場合。
NY
Tn 分 類
Ⅰ鹿
兜症以前から行 っていた仕琴や活動 に制限はあるが、
2_ 軽度の師露 ・
El
常生活r
j
:
自立 している状態である
発症以前の活動がすべて行えるわ けではない
Ⅱ庇
が、自分の身の回 りのことは介助な しl
こ行える
買い物や公共交通機 関を利用 した外出な どには介助
3_ 中等度の陣容 :
J を必要 とするが、通常歩行、食事、身だしなみの維持、
何 らかの介助を必要 とするが、歩行は介肋な L
正座
トイレなどには介助を必罪としない状態である
に行える
通解歩行、食夢、身だ しなみの維持、 トイ レな どには
4_ 中等度から盈度の陣容 ・
歩寺
子や身体的要求 には介助が必撃である
介助を必要 とするが、持続的な介淀は必要 としない状
態である
L
常に経かの介助を必要 とする状態である.
盃度の終審 :
Ⅰ
Ⅴ度
寝たきり.失禁状蟻、矧 こ介顔と見守 りを必評
m
:NewYor
kHt
!
とする
NYHA分類 については.以下の
6
_ 死亡
NYHA分甑
artAB80mAt
l
On
身体活動能 力
相模を参考に判断すること
とする。
桑大
( 酸素摂取丑
食事 ・
栄養 (
N)
l
k
VOま
)
pez
f
‖
o 症候なし。
Ts以上
6ME
基
1 時にむせる、食事勤伸がぎこちないなどの症候 があるが、社会生活 ・E
l
常生活に支障ない。
2 食物形態の工夫や .食事 時の道具の工夫を必要とする.
3 食事 ・
栄養 摂取 に何 らかの介助を寮する。
4 補助的な非経 口的栄掛 粟取 (
経管栄養 、中心静脈栄養など)
を必夢とする。
5
.全面的に非経 口的栄養摂取に依存 している。
呼吸 (
R)
o症候なし.
1 肺請蕊の低下などの所見はあるが .社会生活 ,日常生活に支牌ない,
2 呼吸障零のために軽度の息切れなどの症状がある。
3 呼吸症状が睡眠の妨げになる、あるいは着替えなどの 日常生活動作で息切れが生じる。
27
※NYHA分析に厳密に対応する
l
帆
V
s2
A-3
Sは.
4METs
-6
M
ストレッチ体操 4METE
;
、速歩 5
準値 の 60-8D%
TS
、ラジオ体操・
ないが、「
霊内歩行 2METs.通常歩行 35ME
4) 腎疾鹿を認め.CKD重症度分潤ヒート
マップが赤の部分の場合。
OK
D丑症皮分類ヒート
マップ
E
#症候群である.1
が知的陣取 特徴的如臥 骨格筋異常を特故とする先天輿'
番染色体長腕上の遺伝子
(
変白襟区分
屈保守自定立
才自
(
g
a
′
/
g
′
E
C
]
C
r
)
r
)t
t
:
す 3コピー存在することにより種々の症状を発症する。盃横部位の大きさに依存して威床症状が異なる。
正常
A1 l軽度空白尿
A
2 】tJA
8
0
.
1
5未満 0
.
1
5
-0
.
4
9 lT白
る遺
なわち盈櫨部位が大きいほど、臨床症状が強く合併症も多くなる傾向がある。また.重複部位に存在す
伝子の磯部も
予後に影響を与える。
盈凍部位が 1
合には、
q
3
2より近位側から
テロメアまでの盤複を認める場
知約時率の種皮が大きく
.生命予後に影響を与える合併症(
先天性心疾患辱)
が生じる傾
/
G
1
t
F
m
.
R
7
L
3
E
/
区
分
l
蛸
分
る.
G1
G
2
書
正常ま
たは古
溌低下
正常密たは軽
G3
a 軽度-中等
己9
0
緑
瀬
6
0
-8
g
緑
A
オレンジ
オレンジ
オレンジ
赤
赤
罪
G
3b 低下
鮮 4
5
.
.
5
9
黄
低下
0
′
-4
4 オレン
中将成一高庇 3
6
4
ジ
ー
S
J
,
-
苫AE
位下
向があ
.
5
0以上
0
2 原E
B
単なる先天性の症状にと
どまらず、小児期以降.成人期にも種々の症状を盈する。
1番染色体長
3 症状
成
腕の部分盛雄により発症するが、多彩な睡床症状それぞれの発癌機序は不明である。
盈横部
長陣容、
知的略啓.
特徴的妬執、
骨格系の異常を主な特徴と
する。
知的略啓は中等庇から
重度であり
位とその大きさ
r
=
依存する傾向にある
。嘗言
寄発議の礁得は多く
の場合不良である。
特徴的叔貌と
し.
2
9
忍癌灰は原蚊かGF
;
R区
G5 (
東拘搾不全
E
S
f
(
D)
く1
5
赤
蘇
罪
蘇
赤
分
・
駁
白
尿準
区に
分.
を
合
わ
たジ
ス.
テ
ーの
ジ横
亡免疫のリスクを棟のステ
r
=
よス
L
)
Z
平
昏する C
K
Dの並錠皮は死亡 来期腎不全.
心血管死
ー
ジを
基
玲
暮
オせ
レン
赤
に
テ
(
upp
e州 pp
r
o
て、
逆三角形の扱、
大頭症または相対的大領症、耳介低位や小耳介等の耳介奇形.小顎、上口唇突出
指
1
0
n
)
、南口塗、口蓋裂等を認める場合がある。骨格系の異常では足肢の鷹なりや多指、合
t
r
us
、内反足、
(
肥大型心
外反足等を醒める場合がある。中枢神経症状(
てんかん.水頭症.小鮎低形成等)
や心疾患
吸
筋症.WPW 症候群、動脈管i
B技.卵円孔開存、上大動脈起始異頼症ーファロー四徴症等)、呼
を伴
額疾患、消化串系の異常(
腸回転異常症、メッケル憩室等)
や腎尿路系(
先天性腎尿路奇形等)
の畏常
※診断碁碑及び盛症度分類の
1.病名診
適応における留意夢項
から
場合がある。
うこともあるD
症状のみ
また、
新生児期から
重箱な摂食砕笹を扱める串も多く.成人期にも治療的介入を賓する
確定診断を行う
ージが上昇するほどリスクは上昇する
のものを断に
=
将段の規定がなし
場 合には、いずれの時期
用い用い
てもる田床症状、検査所見等に関して、診断率郵上(
2,治療開始後に
る)。
差し
支えない (
ただ
し
、
当抜疾病の
経過を示す臨床症状等であって、確詑可能なものに限
おけ
る盈症度分期に
つ
い
て
は、適切な医学的管理の
要である。
ことは不可能であり
、染色体検査により確定診断を行うことが必
4.
治療法
確立した治療法はない.乳児期や小児期に先天性r
E
J
疾塵や腎尿路奇形に対する外科的治療が必要と
な
者で治療が行われて
3.なお、
間で恩も
症状の
蔽い
程度が
状態を上雷
医師力
己の呼り
盃症灰分5
断するこ
敬
と
啓で一定以上に
とする。
抜当しない
あるが、同額な医療を
椎統、滋近 6カ月
下で
いる状駿で
要L
I
L
者については、医輝賃助成の対簿とす
することが必
宴する場
ることもある。呼吸堺症状や重度知的陣容に伴う中枢性呼吸不全に対して気管切開や人工呼吸器任用を
中心静脈栄養など)
合がある.また、
重鴇な知的陣等により
摂食陣客を伴うこともあL
)
、
非経口的栄養摂取(
経管栄養、
を必要と
する場合もあ る.成人期以降も生涯にわたり
、
呼吸部疾患の対症療法、
摂食
等の支嬢.難治性てんかんに対する薬物療法
5.
予後
生命予後r
になるこ
とがある
。
、先天性心疾鹿に対する薬物療法、
碑に外科的治療が必要
j
:
染色体盟横の範B
Z
l
による。知的予後.
生命予後は不良であることが多い。
立に難治性てんか
んの併存および合併する心疾患が生命予後に影響を与える。経口摂取の可否ー肺炎.供喋に
命予後が左右される。生涯に
る。
2
9
I
①
<参考資料>
11
微細欠失症候群等症候群
q
概畢
部分蕊櫨症候群
疾患概薬
よっても生
gq3
4欠失症候群
② 馨 しい成長陣率とその他の免天異常を主轍とする症候群
1 概要
】 コルネリア デ ランゲ症候群
将 神発適遅滞 ・
内膜奇形を伴う症候群である。gq3
4樋域 の微細 欠失により.間領域に存在する EHMTl
過伝 子 (
Euchr
oma
t
l
Ch!
s
t
or
L
e
-1
ys
i
nBN-me
th
y
l
t
r
8n
S
f
l
B
r
aS
e1)
を含む遺伝 子のハプロ不全 (
欠失)により発症
する。E1
1
MTl遺伝子の機能喪 失型変異 によって同様の症状を盈する場合もある.EHMTl遺伝子 r
ま.多数
1 概要
特徴 的な顔貌 (
濃 い眉 毛、両側 眉癒合 、長くカー ルした睦 毛、上 向きの鼻孔 、薄 い上 口唇 、長い人 中な
ど).出生前か らの成長陣啓等を主微とする先天異 解症候群である0
の過伝子 の発現調節に関わるヒストン修飾因子であり、この遺伝子の機能低下によりエビジェネティクスの
異常が生 じて様 々な症 状を盈する.症状は多彩で、卑なる先天性の症状 にとど苦らず 、小児期 以降 .成人
期にも種々の症状を塵する。
2 原因
約半数 の症例 に5番染色体 短 腕 (
5
p1
3)に存在する NI
PBL 遺伝子 の変異を班 める。その他 .SMOI
A.
1
,
S
CCl
,SMO3.HDAOC過信子にも変異を惣める場合がある。
F
Z
AD2
2 原因
9q3
4 部分 欠失 により発症 する。原 因遺伝 子は 同領域 に存在する棟 数 の退伝 子群であるが 、なかでも
EHMTl遺伝子のハプロ不全は盟要で.EF
I
MTl過伝子が発現調節する梓 的過伝 子群が影響を受けること
により多彩な症状が発現すると考 えられている。それぞれの症状の発症機序の詳細 は不 明である。
a 症状
殆 どの症例で中等度から塵灰の知的陪賓が放められる。顔貌の特徴 としては濃い眉毛、両側眉毛癒合、
長くカール した聴 毛、上 向きの鼻孔、薄い上 口唇 、長い人 中などが見 られることが 多い。高くアーチ型の ロ
並 や ロ盈裂を伴うことも多い。多くの愚者では成長 陣容 は高度であり、出生前 から見られ 、生涯を通 じて身
8.症状
長・
体盈共 に 3 パーセンタイル乗演となる。小頭症を認めることも多い。また、胃食道逆流や晴乳 力微弱、
小頭症または短頭症 、特徴 的顔貌、盈度の知的陣容を認める。細駒の特徴 は、広い前餌、合眉毛痕 、ア
口腔筋の協調陣容執 =伴う乳児期噛乳 困粗や摂食陣容によって発育不全がさらに増懲することもある,読
ーチ型 の眉 毛.鳩穀斜上 、厚 い耳介 、短鼻 、昔 突出等である。中枢神経症状 (
強直間代癌単 、欠神発作 、
た、槙尺骨癒合 .尺骨側 の指欠失 、第 5柏喝曲等の上肢の最常を随めることが多い8下肢の爽常(
2
3比
横 紙部分発作 等)、先天性心疾患 (
心室 中隔欠損 症、心厨 中核欠頒症 、フアH一四微症 、大動脈縮 窄症 、
の合比等)
も時に認められる。
肺 動脈狭窄症等 )、甲状腺機能低下症を伴うことがある。知 的終審は盟度の革 が多く、官権能 力の桂等
馴ま
その他 、難聴 (
多くは両側性盛者難聴 )、側奪、貧血 、行動鼎常 、先天性心 疾 患 (
心室 中開欠損症 .心霧
困艶である。また、乳 児期から小児期 にか けて筋緊張低下を示 し.運動発選にも遅れを生じる事が 多い。
中厨 欠損症 .肺動脈狭 窄、フアE
l
一四轍症 、左心低形成症候群 等).心 内腰 炎 .呼吸暑賢感染 、屈折異常 、
症状のみ から確定診断を行うことは不可能であり.染色体検査により確定診断を行うことが必要である。
停 留摘果、先天性腎疾息 (
麟既尿管逆流等)
等が放められる。
中枢神経陪賓 に機 先して、摂食陪賓や呼吸陪賓を併発することがある。
重度知的陣零 に伴う中枢性呼吸不全に対 して気管切 開や人工呼吸界使用を賓する場合がある。また、
重来な知的陣容 r
=より摂食陣客を伴うこともあり、非経 口的栄養摂取 (
経管栄養 、中心静脈栄養など)
を必
4 治療法
要 とする場合もある.
確 立した治療法 はない.乳児期 や小児期に先天性心疾愚に対する外科 的治療が必要 となることもある。
呼 吸器症状や盈度知 的陣零に伴う中程性 呼吸不全に対 して気管切開や人工呼吸器使 用を要する場合が
ある。また.盈筋な知的陣昏により摂食陪賓を伴うこともあり、非経 口的栄藤 摂取 (
経管栄養 .中心静脈 栄
琴など)
を必要 とする場合もある。成人期 以降も生涯にわたり、呼吸界 疾感の対症 療法 、摂食琴の支操 、
4 治療法
本質 的な治療法 はない.先天性心疾患、難治性 てんかん .呼吸陣宰 ・
摂食障轡等の合併症 に対する対
症療 法が必要 となる。難聴 に対しては、早期に聴覚 スクリーニング .
補聴額 の早期使用を考慮 し、コミュニ
如冶性てんかんに対する薬物 療法 、先天性心疾患に対する薬物療法 、時に外科 的治療 が必夢になること
ケーションを補うため、早期からサイン雷随や身振 り・
手振りを取 り入れるd成人期 以降も、先天性心疲鹿、
がある。
難治性てんかんに対する治療が必箪な場合がある。
5予後
5 予後
生命予後 は染色体重横 の範 囲r
=より、主に難治性てんかんの併存および合併する心疾患が生命予後に
生命 予後 は、合併する鞭治性てんかんの併存 や先天性 心疲 愚の合併 、果皮知的陣率に伴う中枢性 呼
影響を与える,心臓が修復されれ ばー生命予後 は悪くない。てんかんは難治性の卒が 多く.発作のコントロ
吸不全 、摂食陪賓の程度に依存する。肺炎、娯膝 によっても生命予後が左右される。てんかんは約 25%に
ールは困難である革が 多い。経 口摂取の可否 .肺炎.供喋によっても生命予後が左右される。生涯 にわた
認められる.生涯 にわたって注意深い治療と経過机寮が必要である。
って注奮深い治療 と経過畷寮が必笹である。
海外側では 5
4歳、61歳まで生存した患者が報告されている。成人期 に河食道逆流症の頻度が高い.胃
0%種皮 に、パ レット食 道が
食道逆流症が長期化するとパ レット食道を併発するとされ るが一本症 愚者 の 1
発症する。
31
32
スミス・
レムリ・
オピッツ症候群
1 概算
311 先天性三尖弁狭窄症
スミス・
レムリ.
オビッツ症候* は、コレステロール合成の最終段出である7デヒドE
3コレステロール還元酵
素をコー ドする DHOR7遺伝子の変界 [
=よってコレステロール産生が低下することにより発症する症候群で
匡:
憂国
ある.コレステロール産生の低下 は細胞膜 の構 成やステロイドホルモン合成の異常をきたし、全身性 の 多
彩な症状を鬼する。特徴的な症状 として成長陪審 、小頭症 、知的陣容 、特徴的顔貌,E
l
藍裂 、外性串 異常
l、t
L辛
(
男児)
、合虹等が見られる。コレステロールか ら生成され る副 腎皮質ホルモンや性ホルモンの合成陣容の
三尖弁の狭 窄によって右尿 から右蜜 への血液流入E
=支障をきたす疾 患。心環流入血流の全てを右室
ため.二次 的な副腎 ・
性腺機能低下があり、補 充療法を夢する。酵素欠硯 症によるコレステロール代謝異
へ通過させることができないため心済間では右 左短絡を生じ、低酸素血症 となる。手術を含め根治 的治療
常症 であり、成人後も軽快することはないd
法 はない。持続する低酸素 血症による多臆怨 陣容をきたす。肺血管低形成 、高度な三尖弁閉鎖 不全を併
発することも多い。チアノーゼを改蓉するために心 ・
肺 の状態が許せ ばフォンタン型の事輔が行われるが根
2 原因
治 的な治療ではなく遜隔期 に循環破綻を生じ死亡することが多い。
l
q1
34に存在する DHO斤7汲伝 子が原 E
E
F
過伝子である。この遺伝子の変異 によってコレステロ
染色体 l
-ル産生が低下することで種 々の症状が兇 られるが、多彩な症状が出現する機序の併細 は不明である。
2 原因
先天性であり、心膜発生輿僻の起 因となる原因は不明である。
3 症状
成長陪審 、小頭症、知的随啓、特徴的縮貌 (
狭錬症、内眼角発皮、唄瞭下垂、上 向きの鼻 、小さい鼻 .耳
介低位等)、口蓋裂 、外性器異 常 (
男児)、第 2故と第 3祉の合祉症 、軸後性 多指症等を特徴とする。難治性
てんかんや疫単をはじめとする中枢神経症状 、先天性心疾鹿、喉酔 気道の奇形や換気陣率をはじめとす
る呼吸キ症状 .腎奇形 (
水腎症,片野、尿細 管異常等)
を伴うことも多い.
3 症状
心不全、低酸素血症 .右一左短絡 、フォンタン型循環破綻に由来する。
1)心不全に由来する症状
新生児 ・
乳児期以降 は、輔乳不良、体盈増加不 良、多呼吸 、呼吸堺感染症悪化など
成人期 r
ま.易疲労、動博、食思不振など
4.治療法
2)低髄索血痕に由来する症状 ・
合併症
商コレステロール食 と膿汁敵投与が臨床症 状 の軽減に有効であるとされるが根本 的な治療法は確 立し
新生児 ・
乳児期以降 は、多呼吸、チアノーゼ.パテ状指 .易疲常
ていない.呼吸憩症状や選度知 的持寄に伴 う中枢性呼 吸不全 に対 して気管切開や人工呼吸怨使用を要
成人期は、易疲労 .過粘額庇症候群l
こよる頭痛 ー吐き気.チアノーゼ性 腎症 .ネフローゼ症
する場合がある。また、整流な知 的梓啓により摂食陣晋を伴うこともあり、非経 口的栄養摂取 (
経 管栄養 、
候群、腎不全、暗血 、易出血 .血栓症 、胆石、胆嚢 炎
、肥厚性関節炎
中心静脈 栄養など)を必要とする場合もある。生涯 にわたり先天性心疾患 、難治性てんかんに対する治療
と支援が必要 となる。コレステロ-ルから生 成される副 腎皮質ホルモンや性ホルモンの合成陣容のため、
二次 的な副腎 ・
性腺機能低下があり.補充赦 畠を粟する。
3)
右左短絡による合併症
脳梗塞 、脳膿妬
4)
フォンタン循環破綻 に由来する症状 ・
合併症
密
心不全 、低酸素血症 、粛室 井逆流 、 白涌 出性 何勝症 .鋳型気管支 炎、肝腫大 、肺高血 圧
など
5 予故
知的予後 せ 命予後は不良であることが多い。生存率の辞細 は知られていないが 、コレステE
3-ル産生
髄が雑官形成と内臓捌 t
:
維持に影響し、進行性 の疾虚である。平均余命 は内職機能低下の植皮によって
4 治療法
大きく影響を受けるB先天性 心痴 愚や稚治性てんかん は生命 予後に大きな影響を与える。重度精神運動
一定基準 (
正常肺動脈 圧 .肺血管抵 抗偵<20Wo
o
d牌位 ・
m2.心室枚能正常 .極軽度の防空連流とい
灘逮遅滞があり、事支 援
状況が続 く。生涯 にわたって注意深い治療と経過奴寮が必要である。酵素欠損症
う全ての条件を満たすこと)
を満たせ ばフォンタン型手術 (
上下大静脈 からの静脈血を心室を介さず肺動脈
によるコレステロール代謝異常症であL
J、成 人後も魅快することはなLl
。
に底接遇流するようr
=血行動態を修正する手術)を施行する。ただ、フォンタン型手術 は、順開なフォンタン
循環でも中心静脈 (
肺動脈)平均 圧が 1
2-1
4
mmHgである。正常心における中心静脈 圧 は 4-8
mmHgであ
り、1
2
-1
4
r
T
L
汀
Hgr
j
:
正常構造の心臓をもつヒトでは悔性うっ血性心不全の状態と等 しく、根 治的治療 にはな
らない。
なお、三 尖弁狭窄の極度が加齢で変化することはあまりないが.治療介入が必要となる年齢 は、狭窄の
程度により異なる。また、フォンタン術後の合併症発生頻度や予後は、加齢とともに悪化することが 多い.
3
3
3
4
5 予後
<診断基準 >
フォンタン聖手術が不能であれ ばチアノーゼが残存することとなる勺2
0歳以上で心原性の慢性低酸素血
De
f
l
nl
t
eを対象とする。
症の予後 は非軌に悪い。5
0歳 以上生存することは困艶である。
フォンタン聖手術を施行 し得た場合でも、上述のようにさまざまな合併症の リスクがあるB一般にフォンタ
ン聖手術後の生命予後 は術 後 1
0年で概ね 80%を超える種皮である。
A. 症状
l
心不全に由来する症状を呈する。
乳児鰍 ま、峨乳不 良、体盈増加不良.多呼吸、呼吸群感染症悪化。成人期 は、易疲労.動博 、食思不
振。
2
K) 要件の判矧 =必酎 締 頑
1 患者数
低酸素血症に由来する症状を盟める.
乳 児期は、多呼吸 .チアノーゼ 、バチ状指 .易疲常.成 人期 は.易疲労 、過粘靭皮症候群 に
約 500人
よる流感、吐き気 .チアノーゼ性 腎症 、暗血 、易出血 、血栓症 _胆石t胆嚢炎、肥厚性関節 炎を
認める。
2 発病 の機構
不明 (
先天性で、発病の機構 は不明)
3
フォンタン循環破綻 に由来する症状 ・
合併症を隈める。
4
拡張期ランブルを聴取する。
笹 白漏出性 囲腺症 .鋳型気管支炎 、
肝腫大を改める。
3 効果的な治療方法
兼確立 (
手術も含め対症療法のみである)
フォンタン型手術未施行のみ に適応する。
4 長期 の療養
必翠 (
生涯症状 は椅椀する)
日 検査所見
5 診断基準
心臓超音波検査で三尖弁のドーム形成と弁 口の狭小化を捉める。右空説入血流は加速 し、右罪 は拡大
あり(
学会が作成、承放した診断基準)
6 重症度分相
する.
No
wYor
kHe
artAs
so
da
t
i
on分短を用いて Ⅱ庇 以上を対象とする。
C 後天性 三尖弁狭窄 は除外する。
‡
○帰線提供元
<診断のカテゴリー>
DBfl
nl
t
OAの1-3のいずれか 十BとCを満たすもの
r内陣堵位症候群研究班」
研究代表者 .東京女子 医科大学 循環熊小児科 中西敏蛙
※フォンタン型手柄未施行例
De
f
l
nl
t
eAの1-3のいずれか +Aの4+BとCを満たすもの
日本小児科学会、E
l
本小児循環蕃学舎
当放疾病担 当者
国立成育 医療研究センタ- 錠長 賀藤 均
長野県立こども病院 循環器科 都長 安河内 聴
東京女子 医科大学循環暑糾 \
児科 中西 故地
身体所見
聴診 r
=て拡張期ランブルと三尖弁 開放菅を聴取する。吸気で増強する。フォンタン型手術後 の場合は.運
動能力の低下を汲める。
日本循環紫学会
当放疾病担 当者
〔
診断のための参考藩見 〕
1
富山大学 医学部小児科学教室 准教授 市 田蕗子
2 胸部 X線
春原拡大を艶める。
3 心電図
右罪拡大所見を醍d)
る。
4 心磁超音波検査
三尖弁のドーム形成と弁 口の狭小化を旺める。弁肥厚 ・
石灰化などを惣めることもあるq右支流入血流は
加速 し、石塀 は拡大する。心済 中隔の欠損孔がある場合は.右一左短縮を認める.
35
36
5 心腹カテーテル検査
mmHgを超え
石原圧は上昇し、著明な且波を旺める.拡張期に右房一石重圧較差を認め、平均圧戟 益が 2
右済造影にて石原の拡大を硯める.
ると三尖弁狭窄症と診断される。
のものを用いても差し支えない (
査所見等に関し
て、診断基準上に特段の規定がない喝合には、いずれの時期
ただ
し、当玖
疾病の
経過を示す臨床症状等で
あって、確詑可能なものに隈
2,治療開始後に
51.
おける褒症度分知については、
適切な医学的管理の下で
治療が行われてい
<重症度分類>
Ne
wYo
r
kHe
8
r
tAs
s
o
c
l
a
t
l
D
n(
NYHA)
分類を用いて7
Z座以上を対象とする。
る状版で、直近 6カ
3.なお、
間で容も
症状の
悪い程度が上記の
状態を医師が判断する
塵症度分類等で一定以上に
こととする。
月
妨当しない者であるが、高額な医療を
m
分類
Ⅰ庇
t
l
庇
u
l
NⅥiA:
Ne
wYo
r
kHe
a
r
Ⅳ度
NYHA分好については、以下の
NYHA分類
Ⅰ
Ⅰ
Ⅰ
tA J
l
8
8el
u
t
l
O
n
将棋を多動
こ判断することとする。
身体活動能力
6
恩大酸素摂取丑
(
p
。
a
kV O
ヱ)
METs以上
基
準値の 6
・
XNYHA
〟
Ⅰ
Ⅰ
Ⅰ
分矧 こ厳CI
こ対応する2
s
AS
3
^M
は E
TS
0-8
0%
6
、階段 6
7
ME
Ts
」
をおおよ
その目安と
METs
ストレッチ体操 4
METs
、速歩 5
r
室内歩行
2
ME
Ts
、
通常歩行35
ME
Ts
、ラジオ体操・
ないが、
3
7
して分類した。
※診断基
1,病名診断に
準及び塵症度分類の
用いる菌床症状、
適応に
検 おける留意琴項
31
2 先天性僧帽弁狭窄症
匝二
重蚕
5 診断基準
あり(
学会が作成、承認した診断基準)
6 立症度分類
NB
WYo
r
k H
E
t
且
r
tAs
s
o
c
l
a
t
i
o
n分級を用いてⅡ庶以上を対象とする。
1 概要
僧帽弁の狭窄によL
)
左罪から左室への血液流入に支障をきたす先天性心疾感。先天的な弁棒の低形成.
井上鉄率掩、弁または弁下級轍の締退異常などに起E
gする.単独で発症する率もあるし、他の左心系閉塞
l
o情報提供元
疾患(
大動脈弁狭窄、大動脈縮窄など)
との合併例もある。新生児期、乳児期より症状を畳する場合には早
E
l
本小児科学金、E
l
本小児循環器学会
期からの治療介入が必要で、予後不良であることが少なくない。治療は、カテーテル治療か手術をおこなう。
当該疾病担当者 国立成育医療研究センター 院長 安藤 均
長野県立こども病院 循環器科 部長 安河内 聴
カテーテル治療は困難なことが多い.
衆京女子医科大学循環器小児科 中西 敏捷
2 原匡l
原因不明,先天的に僧帽弁輪や、乳頭筋、軸索の構造異常がある。
日本循環器学会
当故疾病担当者
富山大学医学部小児科学教室 泡教授 市田落手
3 症状
肺静脈うっ血による肺水腫、肺高血圧をきたし、体重増加不良、頻回の呼吸串感染症といった症状を盈
する.進行するとr
C
l
抽出盈低下、浮腫などの右心不全症状が現れるh心罪細動をはじめとする不整脈を盈
することもある.
4 治療法
肺うっ血に対して利尿弟などの燕物療法が行われる。高度の狭窄に対してはカテーテル治療か手桶が
行われるg先天的な構造界#r
こ起因する場合.弁形成が困難で弁置換が選択されるが体格が小さい場合
には適したサイズの人工弁がないため優換術も円錐である。根治的な治療はなく、成人期以降についても.
従続的に利犀薬.末梢血管拡張薬を服用し、経過観察が必資である。
5 予後
幼少児期より癌状を旦する盟症例では予後不良である。弁輪狭小で、生涯、肺高血圧が持続すること
があり.症状は小児から成人まで持続する.
i
o 要件の制定に必要な事項
1 鹿脅致
約1
00人
2 発病の機構
不明(
先天性で、発病の機構は不明)
3 効果的な治療方法
未確立
4 長期の療養
必蚤(
生涯にわたる治療・
管理が必要)
39
40
<診断基拳>
<敦症皮分類>
D凸
f
l
n
l
t
Oを対象とする。
Ne
wYo
r
k H
e
a
r
tAs
s
o
c
l
8
t
J
O
n(
NYHA)
分類を用いてⅡ庇以上を対象とするO
A 症状
ⅣyI
I
A分類
1度
心不全に由来する症状を盈する。
新生児.
乳児期以降は、鵬乳不良、体盈増加不良.多呼吸.呼吸朝感染症悪化B成人期は、易疲労.勤悼.
食思不振。肺高血圧を合併すると.右心不全として、浮腫、肝腫大を随める。
I
l
度
B 検査項 目
心エコーないし心臓カテーテル検査で僧帽弁輪径が正常の 50%以下である。
Ⅲ皮
C 後天性僧帽弁狭窄(
弁形成術故.弁怒換術後含む)
は除外する。
<診断のカテゴリー>
Dl
)
f
l
n
l
t
OAのいずれか+BとCを満たすもの
〔
診断のための参考所見〕
Ⅳ度
Nm
r
NO
WYo
r
kHe
a
1 身体所見
フォンタン型手術が未施行の場合、僧帽弁狭率に伴い左厨圧・
肺静脈圧の上昇をきたし、肺うっ血による
左心不全症状が出現する。心拍出丑の低下も伴い.運動能力の低下が起こる。肺高血圧も経度から合併
tAL
i
A
O
C
i
且
t
i
o
n
NYHA分類については.以下の
NYHA分類
拍堺を
参考に判断することとする.
身体活動能力
することがある.なお.心厨中隔の欠損孔がある場合は、左一右短鰍 こより心拍出丑低下を旦することがあ
最大酸素板取盈
(
p
e
a
k
る。その場合、右心不全は匪癌化しやすい。左塞が低形成で.フォンタン型手術施行後の場合は、運動能
力の低下が起こる.
Ⅰ
Ⅰ
2 胸 部 X線
6ME
T8以上
VOz
)
Ⅰ
Ⅰ
左済拡大(
気管分岐角皮の鯛大.側面像で左済陰影の後方への突出)
、肺動脈拡大ー石室拡大および
肺静脈うっ血像を醍める。
3. 心髄E
g
L
Ⅰ =厳密に対応する2
※NYHA
Ⅰ
V
分矧
s
AS
3
.
は
4ME
Ts
左済負荷所見を畳する。
基準値の 40′
-6
0%
-6
ME
ないが、
ストレッチ体操 4METs、速歩 5
r
霊内歩行
7
ME
Ts
」
を
2
おおよ
ME
Ts、
その目
通常歩
安と
行3
し5
ME
Ts、ラジオ体操・
Ts
、階段 6
肺高血圧を反映し右糞.
右済負荷を惣める。
QRS軸は右軸を鬼する。
4. 心エコー図
僧帽弁の開放は不良で、左厨拡大を沈める。肺高血圧を反映して右重圧の上昇を班めるp
ドプラエコーで左室流入波形の E波 deG8
E
8
r
a
t
i
o
nt
C
mE
Lは延長する,
1 病名診断に
基準及び虫症庶分類の
用いる臨床症状、
適応に
横 おける留意事項
※診断
て分校した。
のものを用いても整し支えない (
た
森所見等に関し
だし、当該
て、診断基準上に特段の規定がない場合には、いずれの時期
連続波ドプラを用いて弁口面積の算出が可能である。
5、 心臓カテーテル・
造形所見
疾病の
経過を示す臨床症状等で
あ
って.確給可能なも
のに限
2,治標開始後r
る)。
こ
おける盈症庶分矧 こついては、
適切な医学的哲理の
下'
e治吸が
行われて
い
友厚圧、肺動脈機大庄、肺動脈圧は上昇する.左重圧と左房圧(
または肺動脈棋入圧)
の同時計測によ
り弁口面横が算出可能である。肺水腫が強い場合には動脈血酸素飽和度の低下及びこ敵化庚紫分圧の
上昇を醍める.
3.なお、
間で寮も
症状の
憩い
程度が
状態を上
医師が
紀の意症度分類等で
判断することとする
一定以上に
。
抜当しない者であるが、筒切な医療を
カ月
る状態で、直近 6
要な者については
41
継続することが必
31
3 先天性肺静脈狭窄症
l
o 要件の判定に必要な事項
1 盛者歎
匡:
垂
頭
約 80人
2 発病の機構
1 紙yi
不明
肺静脈が先天性に狭窄している疾患である。狭窄が重症化して閉鎖となっていることもある。共通肺静
脈臆の左渚への吸収過稜における異常とされ、肺外の肺静脈が主な病変である。その発生奥%.
の原因は
不明である。多くは片側のみの肺静脈狭窄・
開銀であり、約9割は左側である。難治性で、予後不良の疾虚。
4本の肺静脈の内、3本以上狭窄があれ r
ま、肺商血圧.右心不全を合併し.非軌 こ予後不良である。治療
は、カテーテル治療か、手術であるが、再狭窄の頻度は高い。
3
効果的な治療方法
未確立(
手術も含め対症療法のみである。)
4 長期の療養
必要 (
縫綿的治療が必要)
5 診断基準
あり(
学会が作成、承放した診断基準)
6 盈症庇分瓶
2.原因
NO
wYo
r
kHe
a
r
tAs
s
o
c
l
a
t
l
O
n分類を用い 】
l
度以上を対象とする。
病E
E
E
は不明である。
8 症状
多呼吸、チアノーゼ、呼吸困艶、休題増加不良を汲める。盈癌化すると右心不全となる。時に肺高血圧、
暗血をみる.症状が生後早期から出現する場合は、肺うっ血に伴う霊度のチアノーゼと多呼吸を惣め、生
後早期に死亡することが多い。肺静脈狭窄が 1-2本に限定すれば、多呼吸.体重増加不慮などの症状は
l
o情報樋供司
日本小児科学会.日本小児循環窄学会
当験疾病担当者
軽いことがある。
国立成育医療研究センター 院長 箕藤均
長野県立こども病院 循環雛科 却長 安河内聴
東京女子医科大学循環鞭小児科 中西敏雄
4.治療法
治療は.カテーテル治療 (
バルーン拡大締またはステント拡大術)か外科手術J=だし再狭窄の頻度は
拓く、末梢の肺静脈の低形成をともなうものは治療が困難となる。
日本館環椎学会
当放疾病檀当者
富山大学医学軸小児科学教室 准教授 市田蕗子
5 予後
非常に予後不良である.2本以上の肺静脈が狭窄または閉鎖している場合は、成人期では肺高血圧、
右心不全,呼吸不全を合併している。
43
44
<診 断基準 >
肺静脈が閉塞していれ ば、肺動脈造影で、造影剤は未矧 こ流れていかない。肺静脈狭窄の場合、造影
Do
f
hl
t
t
)を対象とする.
検査で、肺動脈造影により肺静脈 への造影剤 の濁流遅延を汲める。本症 r
=対する心臓カテーテル検査 、
A 身体所見
速 に悪化させることがあるため注意を畢するB平均肺動脈圧が 2
5
r
T
l
nHg以上であれば肺高血圧とする。
特 に肺動脈造影 は侵襲が大きく、4本の肺静脈 の内.4本とも狭 窄ないし開姐があれば.廠児 の状態を急
多呼吸、鼻翼呼吸 、易疲労感 、暗血のいずれかを有する.
6.
0T
c
Tで肺静脈の狭窄ないし閉鎖を認める.
7 鑑別
B 検査所見
先天性心臓病によるものでは肺うっ血を来す先天性心疾敵、共通肺静脈閉鎖 .三心筋心 、僧 帽弁狭窄
大項 目
l 心エコー.CT.または MR
I
で肺静脈 の形態 的狭窄 (
狭 窄率 50%以上)
または閉塞を認める.
が鑑 別となる。心臓 以外の疾患としては、呼吸窮迫症候群 (
RDS)、新生児避延性肺高血圧症 (
PPHN).胎
2.肺静脈血流速度の増大 (
>2m/S)
と連続性血流波形を組める。
便吸引症候群 (
HAS)、聞資性肺炎などの肺疾患との鑑別が必要となる。
小項 目
l 肺高血圧
2 右塵肥大
C 鑑別診断 (
除外しなければならない疾愈)
o
呼吸窮迫症候群 (
RDS)
○
新生児避 延性肺高血圧症 (
PPHN)
+
総肺静脈 還流異常症などの心巌疾患の術後
4 間質性肺炎などの肺疾 題
<診断のカテゴリー >
De
f
J
n
l
t
8I
(
l)Aのいずれ かを有し+Bの大項 E12項 目を満たし+Cを除外したもの
(
2)
Aのいずれかを有 し+Bの大項 目1項 目かつ小項 目2項 目を済たし+Cを除外したもの
〔
診断のための参考所見〕
1 身体所見
肺静脈狭 窄が五度で2本 以上 に存在する場合は.易疲労感 、多呼吸となる.時に鼻翼呼吸をみる,また、
肺高血圧を合併することが多い。時に、噂血をみる。
2.胸部 X線
肺静脈閉塞の鰍 ′
l
場合には.心拡大を伴わずに肺うっ血 が著明となり、肺野はぴまん性のスリガラス状
終影となる。症状 の悪化に伴い心陰 影は次第に不鮮 明となる。
3.心t匡】
右誘 ・
右豊負荷所見を示すq
4 心エコー図
肺静脈血流速度の増大 (
>2m/S)と適続性血流波形を醍める。肺静脈狭窄による肺うっ血の種皮に伴
い肺高血圧の所見を旺める.
5 心臓カテーテル ・
退影所見
45
46
<蕊症度分類 >
NewYor
k Hl
B
E
I
Z
t As
soE
)
i
z
)
t
i
on(
NYHA)分類を用いてI
I
庇以上を対象とする。
NYH
A分類
Ⅰ庇
匝1
:
重要
概要
左肺動脈が右肺動脈 から起始し
31
4 左肺動脈右肺動脈起始症
を通 り左肺 に至る。この異常走行 -右気管支と気管分岐部直上を託回し、気管の後方 、および食道の部I
方
ない
Ⅰ
Ⅰ度
.
出生直後から盃筑な呼吸解 症
により右 気管支 と気管下部および食道 が圧迫される。圧迫の穏庇によL
)
狭窄を合併 した場合は、成人期状を恋起 しうる疲虚であるq早期に外科 治療が必要である。窒耗な気管支
(
川
2 原先天性であり
因
、心臓発生異常 には肺気腫 、無気肺などによって慢性呼吸不全となる。
左原 始肺 動脈 が閉姦 し、左
の起 因となる原 因は不明である。左第 6大動脈 弓は正常に形成されるが .
されている.
この左肺動脈
により
肺 勤新
宅
と右原 始肺動脈
間に側
削血右
行気管支と気管下郎
路を生 じ、左肺 動脈
右肺 動脈起
(
vascu一
arsl
l
n
g)が形成されると
が圧迫さ
れ 、狭始症
窄
W HA:
NB
WYor
kHez
l
r
tA
Ⅳ度
NYHA分類 [
=ついては.以下の相
NYHA 分類
3
l
)気管
.
起
症状
約
こす9
・
。
気管支の圧迫による症状
0
,
i
の症例 で出生直後から
Z
)tJO F
I
も80t
}
E
模を参考
に判断することとする。
身体活動能力
を
気管支狭窄が盟鴇であれば窒 吸気性機鳴 、呼吸困難などの気管 ・
気管支狭窄の症状が 出現する。気管 ・
最大
にもなる。呼吸困難 は気遣感染や体位の変換等により
発作性 に出現すること
もある。
成人期では気管 因
息 .呼吸促 迫 .チアノーゼなどの症状が出現
し
、悪路消失や突然死の原
(
穀索摂取且
peak
V
側の肺 気腫 、無気
Ⅰ
Ⅰ
Ts以上
6ME
狭窄
Oz
)
2)食道圧迫に伴う
食道圧迫に伴う
症状
俵下陪賓などの消化紫
肺を伴い.
慢性呼吸不全 となることがある。
Ⅰ
1
拭NYHA
l
V
分照に厳密に対応する
2-3
SA.
S
4METs
Ⅰ
4 ,
%早期
&,
iに外科治療が必変であ
基準 値 の 40-60%
症状も出現する場合があるが比較 的軽微である。
動させて、主肺動脈 に吻合するる。左肺動脈を右肺動脈 からの起始部で切断し、気管 .
気管支の俄雨に移
ETs、、
はないが
「
塞6-7
内歩 行
操・
ストレッチ体操 4METs、速 歩5-6M
階段
ME
2T
Ms
E
J
T
をおおよその
s、通常歩 行 目安と
35ME
T
しS
て分類し
、ラジオ体
過牧察 し.成長後に圧迫解除 手術を行う。なお、まれに気管 .
気管支への圧迫症状が軽 度の場合には経
テント
を野思 して狭 窄部位
の拡大術を行う場合も
合には気管 ・
気管支の再建 術やス
横を施行する場合もある。
左肺動脈再建術攻も呼吸紫症状が改普し
ない場
1 を病名診断
に用 い る臨床症
誠実
断基準及
た。 び盛癌度
分類 の適応 にお ける勧藩邸項
れ の時期 の ものを用 いて状
も超
、検査所
し支 えない
見噂 に関
(
ただ
して.診断益軸上
し、 当政疾
に特段の規定がない坊 釧 こは、いず
5ては意見が分かれる.
予後
外科 的治療 により気管 ・
気
2.治凍開始後
にお
ける血痕度分析
罷
各可能 な もの
に限
る)
。
病 の経過
については、適 切な医学的管理
の1-を示す臨床症状称であって、確
で治療が行 われ てい る状
ある。ただし、効果につい
気管 ・
気 管支圧迫症状が持続管支圧迫症状 が消失するような症例の予後は良好である。外科的治療後も
い。気管 ・
気管支の手術を乗りすること
越え がある。霊場な心奇形および気管支 .
肺合併症の症例 の予後 は悪
態で,
3 直
なお、症状
近 6か月間で鼎
の程度 が上記
も恋い状憶
の並症皮分類噂
を医師が判断す
で一定以上に誠
ることとす る。
当 しない者 であるが.端折 な医療 を細
るこ とが必額 な者 につ いては、医療 資助成 の対象 とす る0
47
腕す
がある。呼吸器症状が権めて霊能な場合には呼吸器感染などの合併によL
ても、成 人期 には.肺魚漉 、無気肺が進行し
=なること
)死 、憧性呼吸不全r
<診断基準>
D8
f
l
nl
t
eを対象とする。
l
O 夢件の判定に必要な事項
1.患者 数
約 600人
A 症状
2 発病の機構
1 気管.
気管支の圧迫による症状
不明(
先天性であり.発病の機構は不明)
新生児 ・
乳児期以降は窒息.呼吸促迫、チアノーゼ、吸気性噛鴫、呼吸国難、意維消失.成人期では気
8 効果的な治療方法
管狭窄側の肺気腫、無気肺を伴い、呼吸困難、チアノーゼ、易疲労など慢性呼吸不全症状を最する。
2 食道圧迫に伴う症状
未確立 (
手術も含め対症療法のみである)
4 長期の療養
食道圧迫に伴う膝下陣容などの消化欝症状も出現する場合がある。
必要 (
生涯症状は持続する)
B 検査項目
5 診断基準
画像検査で下記のいずれかを満たす。
あり(
学会が作成、承放した診断基準)
6 盃症庇分類
N即/Yo
r
kHB
a
r
tAs
s
o
c
l
a
t
l
0n分類を用い1
1
度以上を対象とするB
①
心エコーにて、左肺動脈の位置異常および右肺動脈からの分岐を確認する.
②
心力テ時の肺動脈造影 .MD-CT(
ml
J
l
t
i
血t
e
c
t
o
rr
o
wCT)
、MRlなどにより、左肺動脈の位置異常
および右肺動脈からの分岐を確認する。
l
o情報提供殉
<診断のカテゴリー>
DE
l
f
l
mt
OAのいずれか+Bを満たすもの
日本小児科学会、日本小児循環畿学会
当抄疾病担当者 :麟立成育医療研究センター 蘇原 糞藤 均
長野県立こども病院 循環雑科 却長 安河内 聴
(
診断のための参考所見〕
東京女子医科大学循環鞭小児科 中西 敏姓
1 身体所見
心聴診所見では合併心奇形 由来の心音の爽樺および心雑菅を聴取、合併心奇形がない限り心音は正
日本循環儲学会
解で漉萩ある心雑音を聴取しない。胸部聴診にて吸気時に wh
o
e
Z
e
Sを聴取することがある。チアノーゼま
当故疾病担当者 ・富山大学医学部小児科学教室 准教授 市田蕗子
88
Z
OSを聴取するq
たは呼吸囲牝を伴う症例では呼気.
吸気同相に wh
2 胸部 X線
胸部 X繰正面像で気管下部は左側に偏位する。気管・
気管支の狭窄像が醒められる場合がある.右気
管支を圧迫する症例が 多く、C
h
e
c
kv
a
l
v
oとなり右肺は肺気腫のため過膨張像を星する。さらに病変が進行
t
O
PV
8
l
v
oとなり無気肺像を旦する。
し開塞すれば 8
3 C
T又は MRJ
MDCT(
mul
t
E
d
e
t
ec
t
o
r
-r
o
wCT)
、MRI
、肺動脈造影恋にて左肺動脈の起殆奥常、走行異A.
の形態診断、
ならびに気管・
食道との解剖学的位置関係の評価や、気管・
気管支に対する圧迫の診断が可能である。肺
動脈造形の際には流側に角皮をつけた正面像にて右肺動脈から分岐する左肺動脈が描出される。心エコ
-.
ドプラ枚糞では主肺動脈から右肺動脈につながり、正常の位置に左肺動脈が描 出されず、右肺動脈を
スキャンしていくと右肺動脈から左肺動脈が分岐する像が描出される。さらに、心内奇形を合併している場
合にはその診断が可能である.
4 気管支鏡検査
呼吸離症状が霊鴇の場合には気管支鋲検査を行い,左肺動脈からの圧迫の即位および気管・
気管支の
狭窄の程度を評価する。
49
50
5. 呼吸機能換査
<釆症庇分類>
肺気鹿合併では1秒率が 7
0
%以下となり、撫気脈も合併すれば、%肺活丑が 80
%以下となり.混合性終審
kH
e
8r
tAs
s
ocl
L
)
t
l
0r
L
(
NYHA)分類を用いて Ⅱ皮以上を対象とする。
Ne
wY。r
にもなる。
m
分類
1度
Ⅱ庶
Ⅲ庇
Ⅳ皮
NY7
m :N¢wYo
r
kだe
a
r
tA 6
8
0
C
ht
i
o
n
NYHA分叛については.以下の
NYHA分粒
相模を参考に判断すること
とする。
身体活動能力
果大酸素摂取盈
k
(
pea
I
Ⅰ
Ⅰ
6METB以上
VO2
)
・
XNYHA分矧
川
Ⅰ
∨
こ厳密r
こ対応するs
2A3
Sは
.
4METs
基準値の 40-60%
-6METS
ストレッチ体操 4METs
、速歩 5
ないが、
r
霊内歩行
2ME
Ts
、通常歩行
3
5METs、ラジオ体操・
、階段 6
7
METs
」
をおおよ
そのE
l
安とし
て
※診断基準及び盃症庶分類の
1.病名珍断に用いる臨床症状、
i
軌芯に
検 おける留意事項
分轄した。
のものを用いても斐し支えない (
ただ
査所兄等に関し
し.当
て、診断基準上に特段の規定がない場合には、いずれの時期
睦疾病の
経過を示す臨床症状等で
あって、確詑可能なものに娘
2.る
治輝開始後に
)。
おける盤症庶分期については、
適切な医学的管理の
下で治療が行われている
状態で、直近 6カ
3,なお、
間で粟も
症状の
悪い程度が上紀の盛症度分規等で一定以上に抜当し
状態を医師が判断することとする.
ない者である机 罷窃な匪凋陀維
月
乎な者については、
51
統することが必
31
5 爪膝蓋骨症候群 (
ネイルパテラ症候群)
/LMXI
B関連 腎症
匡:
重責
症状 や緑 内陣に対して手稀療法が必要になる場合がある。
腎症に対 しては特異 的な治療法は存在しないが、腎枚能 に応 じた慢性 腎疾患の治療を行う。燥性的な糸
球体 (
矧 =上皮細胞)
陪賓に対し、アンギオテンシン変換酵素 阻電顕やアンギオテンシンI
E
受容体括抗燕な
どの腎不全予防治療が-走の効果を有すると考えられている勺末期腎不全 に至った場合l
=は維持透析あ
l 概要
るいは腎移植を要する。
爪膝整 骨症候群(
ネイルパテラ症候 群)
は爪形成不全.膝蓋 骨の低形成あるいは無形成 、腸 骨の角状 突
起(
l
l
E
aChom)
.肘関節の異形成を4主微 とする遺伝性疾虚である。しばしば腎症を発症 し、一郎 は末期腎不
全 に進行する。原 因は LMXI
B遺伝子変異である。
爪、膝蛮骨、腸骨などの変化を伴わず、腎症だけを盈するn
a
l
l
-P
a
t
e
l
l
a
-l
l
k
er
ena
ldl
S
e
aS
e(
NPLRD)
や典状
5、千t
A
腎症 が生命 予後を規定する。3- 5割に腎症を合併する。小児期 に発症することも多い.そのうち1-3割
で末期 腎不全へと進行する.
分 節性 糸球 体硬化症 患者 にも LMXl
β 遺伝子 変異 を原 因とする例 が存在する。これ ら一連 の疾 患群 は
LMX1
8関連 腎症と呼 ばれるo
】
○ 要 件の判定に必要な事項
i 関巨
石瑚
約 500人
Z 原田
爪麻生骨症候群の 原因 は L
.
MX1
8 の過伝子変異である。本症候群の大部分 (
9割近く)において LMXI
B
遺伝子変異が固定され、これまでに 1
30碓 甑以上の変異 が報告されている。
また NPLRDの一部 の症例で LMXI
B退伝子変異 が同定されている。さらに次世代シークエンス技術の進
歩により、巣状分節性 糸球体硬 化症虐者やステロイド抵抗性ネプロ-ゼ症候群患者 においても LMXI
B変
2 弗病の機構
不明 (
LMXI
B遺伝子異常によることが明らかになっているが、発病の梓橋 は不明)
3 効果的な治療方法
未確立 (
対症療法のみである)
4 長期 の療養
異 が見いだされる場 合がある。
腎症発症メカニズムとしてはこれらの症例はいずれも LMXI
B 変矧 =よる腎糸球 体上皮細胞機能陣容が
必要 (
腎不全 に対す る治療や腎代替療法が必要 とな る場 合が ある)
5 診断基碑
推定される。
あり(日本 腎臓学会 と研究班が共同で作成 した診断基準 )
6 雷症度分類
8 症状
(
1
)
爪藤並骨症坂群(
ネイルパテラ症候群)
慢性 腎臓病蒐症度分類で重症に騒 当するもの(
下図赤)
、あるいはいずれ の腎機 能であっても尿蚤 白
爪形成不全、膝整骨の低形成あるいは無形成、腸骨の角状突起(
圭
E
I
Z
l
Ch
om)
_肘関節の異 形成がみられる
/クレアチニン比 05
g
/ECr以上のものをー重症として対象とする。
が、このうちの lつあるいは複 数の症状のみを盈する場合がある。また線内距 .
眼圧先進 が一般熊 拓より
高頻度l
二、より若年でみ られる。
約半軌 こ腎症を合併するq症状 としては無症候性の蛋 白尿や血尿がみられるが .高度 蛋 白尿やネフロー
ゼ症候群を息することがある.腎予後 については甫齢まで比較 的保たれる場合が 多いとされるものの .若
年から腎機能低下をきたし.腎不全 に至る症例 が一部存在する。腎機能 低下 は高度な変 白尿を盈する症
l
O情報提供頚
日本小児科学会
当該疾病担 当者 東京大学医学郎小児科 納師
弓
長田 塵
例 に顕著である。
租鞭学的には光学顕微鏡 レベルでは特異的な所見 はないが、鴫微的な所見 としては亀子孤機 銃所見で
は糸球体基底朕が不規則 に肥厚 し、またその轍密層に虫食い僚(
mEIか B
a
t
ona
PPOa
r
anCO)
やI
E
T型コラ-ゲ
El
本 腎搬学会
当蔭疾病担 当者 名古屋大学 腎臓 内科 准教授
丸山 彰一
ンの沈潜を汲める。
(
2
)LMXI
e関連腎症
厚生労働 科学研究糞補助金 難治性疾虚等政策研究革薬 (
難治性癖虚政策研究革 策 ) rLMXT
B 閑適 腎症の
腎外合併症 はなく.腎症(
蛋 白尿あるいは血尿)
、腎械能 陪賓を盈する。爪膝蓋骨症候群 の腎組轍像 と同
様 の電子顕特続所見を示す場合 と、示さない場合が朝食されている.小児期 から中年期 にか けて腎機 能
葵健闘査 および診断基準の確立」研究班
研究代襲者
東京大学 医学部小児科 誹師
張田 盤
が低下 し.一部の症例では末期 腎不全r
=至る。
4 治療法
爪膝丑 骨症候群 における爪、牒 _肘 関節の異常 に対 しては効果 的な治療法 はない。一部の愈者で関節
5
3
5
4
(2) L
nXI
B関連 腎症の診断基準
<診断基準>
DB
f
l
nl
t
eを対象とする.
(
l)
爪膝蓋骨症候群の診断基準
De
f
l
n
l
t
¢を対象とする。
A 主項 目
腎碑寧 (
血尿 (
走性で1+以上)
、輩白探(
犀賓白 DT5g/gCr以上).または腎秘離陣啓
1
(
8GFRく
90r
T
I
L
/
分/1
.
73
ma以下)
)
A 主項 目
爪の低形成あるいは異形成
爪膝盈骨症候群の診断基率を満たさない。
2
(
手指に多く、特に母指1
矧こ強い。足E
止にある場合は小指僻が強い.程度は完全欠場から低形成まで様々で
ある.三角状のI
T
L
半月のみを盈する場合や、織達する隆起やさじ状爪、変色、割裂等がみられることもある.
生下時から隠められる革が多いが、軽症であると気づかれにくい。)
B 副項 目
腎糸球体基底膜の特徴的電顕所見
(
腎生検病理において、腎糸球体基底膜の肥厚と虫食い像 "
mo
t
h
-E
はt
Or
lZ
)
PF
nZ
m nC
e"
を汲め.さらにリ
B 副項 EE
l
ンタングステン酸簸色あるいはタンニン酸染色r
=より基底膜内に線維成分が染色される)
膝蓋骨形成不全
2
肘関節異常
3
腸骨の角状突起
C 過伝学的検査
LMXl
C遺伝子のヘテロ接合体変異
C 過伝琴的検査
注 尿所見輿常あるいは腎機能陣啓があり、腎生検所見で腎糸球体基底膜の特徴的電顕所見が有った場
LMXI
B過伝子のヘテロ接合体変異
C遺伝子検査を考慮する。
合あるいは頼染色体優性遺伝形式を示す家族歴を有する場合に LMXI
D鑑別診断
<診断のカテゴリー>
Mol
e
r
-Gor
l
l
n症候 群(
oMI
M22
46
90)
D8
f
L
nl
t
E
l:
Aの2項 目+8あるいはCの少なくとも 1項 目を満たすもの
GE
L
r
t
l
t
OPa
t
e脂「症候 群(
OMJ
M60617
0)
ただし腎陣容を来す他の原E
B(
腎の形態異常や LMXI
B以外の腎疾患の原6
gとなる既知の退位早
oMI
M2
2050
0)
DOOR症候 群(
見I
Al
)
を有するものは除外する。
8トリソミーモザイク症候 群
ns症候群 (
OMI
M1
359
00)
/BOD症候 群(
OMI
Ml1
3
477
)
co
f
f
l
n
-Sl
RAPADL
UNO症候 群(
OMI
M266
28
0)
≡参考項目
1
爪膝整骨症候群の家族歴
2
腎陣率 (
血尿、蛋白犀、あるいは腎機能障率)
3
腎糸球体基底朕の特枚的懸取所見
(
腎陣容があった場合に腎生検を検討するが、本癌の診断上は必須ではない。病理像としては腎糸
球体基底膜の肥厚と虫食い僚 '
'
mot
h-e8
t
8naP
p88
r
Z
I
n
C由"
が特徴的である。肥厚した糸球体基底膜
l
Ⅰ製コラーゲン線維の沈潜が見られる。これらの線維成分
中央の撒密屑やメサンギウム基質 内 に L
r
まリンタングステン酸染色あるいはタンニン酸染色で染色舌れる.)
<診断のカテゴリー>
D¢
軒ni
t
e:
Aを満たし+Bの 1項 El
以上あるいはCを満たし+Dを除外したもの
55
56
<重症皮分類>
慢性腎臓病重症度分類で丑症に故当するもの(
下図赤)
、あるいはいずれの腎機能であっても深許白/クレア
チニン比 05
B
/
E
Cr以上のものを、盈症として対象とするp
チンパルミトイルトラルを構成する酵素である、カルニチンパルミトイルトランスフェラーゼ1(
CP
Tl
)、カルニ
びカルニチン
cKD並症皮分類ヒートマップ
ンスフェラーゼ2(
CP
T2)
、カルニチン/
アシルカルニチントランスロカーゼ (
CACT)
およ
をミトコンドリア内に輸送するカルニチントランスポータ- (
長鎖
OCTN2
)の先天的な欠損により.
ー産生の低下を引き
脂肪酸のミトコンドリア内への転送が障零され、脂肪酸代謝が十分行われなくなり、その結果エネルギ
変日揮区分
腐尿資自定立
交白/
(
g
(
¢
/
′
g
日
C
C
r
1
r
)比
/
G
1
(
f
n
:
.
R
7
L
3
区分
/分
r
T
i
)
l 正常
A1
lt
l
E
lA
T白
2
l暮J
lA
3
0.
15未 満 0
.
1
5-0.
4
9
+白書
己9
0
緑
黄
0,
5
0以上
オ レンジ
6
0′
89
揺
黄
オ レンジ
Gb
低下
中■L
F∼暮度 4
5-59
低下
J
l 30I
一
44
港
オ レン ジ
義
G4
布衣低下
オ レンジ
赤
赤
G1
62
正常来たは高
■
正常求
虚位下たは時
G3
a
軽度-,
中零
a
1
5-
起こ
乳幼児期発癌型、過発型に分甑される。
2 原c
因
pTl欠損症は.C
PTす。盛床痢型として、新生児期発症型.
じ
ocTNA
i
酎芸
子、
CPTZ欠損症は
PT
2遺伝子
.CACT欠損症は SLO25A20遺伝子.
I
るが、
2異常症は sLC2
2
AS
過伝子の変異によ
って生C
同じ退伝
となど.病態が未解明である部分が多い。
3 るこ
症状
子変異でも未発症例や盈症例があ
謝性アシド
カルニチン回路異常症の共通し
た症状と
して、窓旅障率・
疲轡、
畷吐、梯紋脇馳解,体盈増加不良、代
ーシス、肝枚能緒啓に加え、
各牌界への脂肪帯塀、
肝機能不全
前)
に発見さ
れる
高アンモニア血症.
本症はタンデムマスを用いた新生児マススクリ
筋力低下、心筋症など症状は多肢にわたる8
ーニングにおいて、症状が出る前(
に伴う脳症・
発症
低ケト
ン性低血糖・
重症劇ま
原蚊か G G5 (
末期F
E
S
KD
F
)
不全
<ー
5
赤
赤
蘇
蘇
2
9
スクを棟閉廷
針
白遜
環準
区r
分
を
合
わ
ステ
ーの
ジ掬
にに
よL
J
辞
亡発症のリ
X
Dの並正広は死亡,
罪期常不金,
心血管死
=
,
弗
.
オせ
レた
ンジ
.
辞
ス
テ屈
ーする C
のステ
ー荘
ジを
と
もある.
4こ
治療法
マススク
根治的な治療法は確立し
ておら
ず.
対症的な治療にと
とまる。
リーニングで見つかっ
た際r
=は食事開胸の指帝、
ンの投与などによる
急性期の治
急性発作予防が主であるq
中級脂肪酸トリグリセリドの使用、L
一
カルニチ
療 プドr
)粕を中心とした輸液、L
-カルニチンの投与
与を行い.その他は低カルニチン血症の場合に考慮)
、高アンモニア血症の治療(
(
OCTN2欠損症では必須であり
アルギニン,フェ大盤投
=ル政
※診断姦率及び盃症庶分期の
i
軌芯における磁悪夢項
1.病名診
ジが上昇するほどリスクは上昇する
のものを断に
る臨床症状、検恋所見等に関して、診断基準上に特段の規定がなし
咽を
合には、いずれの時期
用い用い
ても度
敵ナト
慢性期の治
リウム、安息香酸ナトリウムなど)、各種ビタミン剤.ぺザフイブラートなどの投与を行う。
療.
厳守、血抽モニタ
L
一
カルニチン
内服商炭水化物.
(
OCTN2欠損症では必親であり
大変投与を行う)
、許容空腹時間の
リ
ング.
栄養管理(
低脂肪食)
2.る
治療押
)。如台後における
し盟症皮分業
支えない (
た
だ
し
.
当該疾病の
経過を示す臨床症状等であって、確認可能なものに限
酎こ
つ
い
て
は、適切な医学的管理
医療介入、
成人期 運動制限など永続的な管理が必要である。
の下で
3.な
間で
お、
恩も
癌状の
悪い
状態を
医 師が
判断することとする
.
者 治療が行われている状態で、直近 6カ月
程度が
上空
己の盈癒庶分類等で
一定以上に
妨当しない
撃な名については、医府政助成の
、中軌脂肪酸の摂取、シックデイの際の早期
シック
の治療 成人期も
基本的な病態の
あり大豊投与を行う
変化はなく
.L
一カルニチンの内服 (
OCTN2欠損症では必須で
)、定期的な通暁、
運動制限、
デイの際の
であるが、高額な医療を継続することが必
5機能のコ
予後
本疾感の自然歴は明ら
ントロールなどを行う
必要がある。 、定見r
早期医療介入.
妊娠時糊の血鵜や肝
かでない部分が多く
ポ専られていない。
忠霊症例の予後は不良である。
乳
幼児期先症例についても迅速に適切な治療が
対象とする。
57
匡二
1重
概要
頭
カルニチンサイク
316 カルニチン回路異常症
る.学塗期以降になると急性代謝不全によって死亡することは少なくなると推測されるが、筋症状などのコ
<珍Wr
基準>
ントロールは容易ではない。
Dof
hi
t
o.Pr
o
b
a
b
l
oを対象とする。
E
o 翠件の判定に必要な卒倒
A 臨床症状
i 悶着問
1 濠柑陪賓、癌埋
約 960人
新生児期発症型、乳幼児期発症型でみられる。急激な発症形態から急性脳症、ライ様症候群と診断さ
2 発病の機構
れる場合も多い。
不明 (
CPTI
A遺伝子 .OPT
2遺伝子 、SL025
A20i
直伝子 、SL022AS遺伝子が発症に関与するが.病態は
未解明である.)
2 骨格筋症状
主に遅発型でみられる.横紋筋融解症やミオパチ-.筋痛、易疲労性を星する.感染や飢餓、運動、飲
3 効果的な治療方法
酒などを契機に発症することが多く、症状が反復することも特徴である。また一瓢 こは妊娠中に易疲労性な
未確立 (
対処療法のみで根治療法r
d
:
確立していない.)
4.長期の療葵
どがみられる症例もある。
8 心筋症状
必要 (
臨床的に安定していても酵素奥鰍 ま継続しており、疾病が潜在 しているので生涯にわたり経過観
察、検査、食事療法を必要とする.また、重大な時事を残すこともある。)
5.診断基準
主に遅発型にみられる。新生児期発癌聖で矧 こ、心不全、致死的な不整脈などがみられることがある。
4 呼吸戟症状
新生児期発症型を中心として多呼吸.無呼吸.努力呼吸などの多彩な衆現型を塵する。
あり(
研究班が作成し,学会が釆放した診断基準)
6 重症度分簸
5 消化苓症状
特に乳幼児期発症型において、唖吐を主訴に発癌することがある。
日本先天代謝異常学会による先天性代謝爽碑症の霊症度評価を用いて中等症以上を対象とする.
6 肝腫大
新生児期発症型、乳幼児期発症型で多くみられる。病勢の増悪時にr
j
:
著しい腫大を認めることもあるが、
間欠期r
=は明らかでないことも多い。
E
o情報擢供殉
7 その他
・日本小児科学会.日本先天代謝異常学会
先天奇形(
小頭症、耳介変形などの外襲奇形,潔脆性異形成腎、肝石灰化、多小脳回)
などを盈する場
当放疾病遵当番 千葉県こども病院代謝科 部長 村山圭
・
厚生労働省難治性疾患政文串薬r
新しい先天代謝異常癌スクリーニング時代に適応した治療ガイドラインの
作成および生涯にわたる診療体制の確立r
=向けた調査研究J
合もある。
B 検査所見
1 1般血液 ・
生化学的検査所見
低-非ケトン性低血聴、肝逸脱酵素上昇 、
帝CK血症、高アンモニア血症
研究代衆者 熊本大学大学院 教授 遠藤文夫
2 血中カルニチン催 (
血清または血焚)
・EI
本医療研究開発機構 難治性疾患爽用化研究串菜「
新生児タンデムマススクリーニング対象疲鹿の診療ガ
cpTl欠損症 ・
遊離カルニチンが高 値 (
7
0L
E
m8
r
/L以上)
イドライン改定.診療の寅を粛めるための研究」
cpT2欠損症 ・
cACT欠損症 アシルカルニチンが 副 査(
20pmoVL以上)
研究代表者 岐長大学大学院 赦授 深層敏幸
ocTN-2異常症 :
遜放カルニチンが低値 (
2
0J
l
mOF
/L以下)
3 血中アシルカルニチン分析
cpTl欠損症 .
アシルカルニチン分析にて、迦随カルニチン(
CO)の上昇と長幼アシルカルニチン(
C16,
C1
8)の低下【
CO
/(
01
6
+C1
8)>1
0
8で評価する。〕
cpT2欠損症 I
CACT欠損症 長銀アシルカルニチン(
Cl
6.
CI
B.
CI
D1
)の上 鼻と(
C1
6
+C1
81)
′C2比の高
値(
>062)
ocTN-2異鱒症 :
遊離カルニチン(
CO)の低 値 くく 1
0pmDl
/L)
4.末梢血リンパ球や培養皮膚線維芽細胞などを用いた酵素活性測定や機能解析
群衆活性の低下やウェスタンブロット法での袈白亜の低下を認める。また、培養リンパ球や塘妹皮膚線
維芽細胞を用いたi
nv
l
t
r
OP
r
ob
e8
8
8
a
yでは、培養上清のアシルカルニチンを分析することによって、細胞の
59
60
脂肪政代謝能を評価する。i
nvl
t
r
OPr
ObM S
S
d
yでは疾愚特異的なアシルカルニチンプロファイルを祉泣でき、
<韮症度分類>
診断澄軌 ま酵素活性に埠じる
先天性代謝異常症の重症度評価 (日本先天代謝異常学会)
を用いて中等症以上を対象とする。
.
点数
C 鑑別珍断
神舷筋疾患 筋ジストロフィー、皮膚筋炎.ミトコンドリア病など
燕物などの論点状況 (
以下の中からいずれか 1つを講釈する)
中枢神経疾患 二
急性脳炎/脳症(
インフルエンザ脳症含む)
など
治療を畢しない
肝疾虚 急性肝炎など
対症療法のために何らかの薬物を用いた治療を縦続している
内分泌疾患 :
高インスリン血症
疾患特異的な薬物治療が中断できない
急性発作時r
=呼吸管理、血液浄化を必要とする
D.遺伝学的検査
cpTl欠損 症 OPTl
A遺伝 子 (
11
q1
33に局在 )
の変異を放める.
食事栄養治療の状況 (
以下の中からいずれかlつを選択する)
cpT2欠的症 cpT2過伝 子(
1
p323に局在)の変異を認めるd
食事制限など特に必要がない
cACT欠損 症 ・
S O2L
J
;
A20遺伝 子 (
3
p2131に局在)の変異を絶める。
軽度の食事制限あるいは一時的な食事制限が必率である
ocTN-2異常症 sLC
t
22A5過伝子 (
5
q31
.
1に局在)
の変異を随める。
特殊ミルクを継純して使用するなどの中確度の食事療法が必薬である
L
特殊ミルクを継続して使用するなどの疾患特異的な負荷の強い(
厳格な)
食革療法の
継続が必要である
縫簡栄養が必要である
<診断のカテゴリー>
DE
l
f
l
J
l
l
t
O
酵素欠損などの代謝梓署に直接関連した検査 (
国魚を含む)の所見 (
以下の中からい
(
l)発症前型以外ではAのうち1つ以上 +B4もしくはDのうち1つ以上
ずれか 1つを選択する)
(
2)新生児マススケ)
一二ング琴による発症前型においては 、B4もしくはDのうちlつ以上
特に興薄を認めない
軽度の異常値が線紋している
Pr
obabl
O
(
1)発症前型以外ではAのうち1つ以上+a-2もしくは8のうち 1つ以上
高度の異常値が持続している
(
2)新生児マススクリーニング等による発症前型においては .B-2もしくはaのうち1つ以上
(目安として 2D
SD以上の逸脱)
現在の梓神速勃発逮遅滞、神経症状,肪力低下l
こついての評価 (
以下の中からいず
I
V
Possl
bl
E
)
(目安として正常範囲から 15
SDの逸脱)
SDか ら20
SDの逸脱)
中等度以上の輿1
A.
幅が縦続している (目安として 15
(
l)
発症前型以外ではAのうち 1つ以上 +B-1のみ謬めるもの
れか 1つを講釈する)
a 異常を沈めない
2)
新生児マススクl
J一二ングgl
こよる発症前型においては 、a-1のみ汲めるもの
(
b
軽度の陪賓を控める
O
(目安としてJQ70未満や抽肋奥などを用いた自立歩行が可
1
能な種皮の陣容)
C
QS
D未満や 自立歩行が不可能な粗庇の膝等)
中程度の陣啓を沈める (目安として、I
d 高度の陣容を提める
(目安として、I
Q3
5未満やほぼ寝たきりの状態)
混在の搬蕃幹事に関する評価 (
J
a下の中からいずれか 1つを選択する)
肝臓,腎臓.心麻などに機能陣等がない
肝蘇、腎臓、心膜などに軽度機能略啓がある
(目安として、それぞれの脱離畏Al
r
こよる検査異常をはめるもの)
肝脇、腎臓、心臓などに中等庇槻能障啓がある
(目安として、それぞれの腺朝風鰍 こよる症状を汲めるもの)
肝腺、腎臓、心腹などに果皮機能砕賓がある、あるいは移植医療が必要である
(目安として.それぞれの減額の機能不全を認d)
るもの)
61
62
2
4
VI
317 三頭酵素欠損症
生活の自立 .
介助などの状況(
以下の中からいずれか 1つを選択する)
匝:
憂頭
自立した生活が可能
何らかの介助が必要
El
鱒生活の多くで介助が必要
1
生命維持医療が必要
概要
ミトコンドリアの β-酸化系のうち、ミトコンドリア内戚に韓合した長鎖脂肪酸の β 酸化回路を形成する2
酵素の 1つで、長鎖脂肪酸 β 酸化回路 の 第2の静索エノイル CDA ヒドラターゼ (
er
l
O
y卜Co
A hy
dr
a
t
BS
8
抱合評価
LCEH)、第 3の 3
-ヒドロキシアシル Ct
)
A 脱水素酵素 (
3-h
ydr
ox
yac
yl
-Co
A d8hy
dr
oEE
l
nOS
8LCHAD)、第4
Ⅰから VLまでの各評価および総合点をもとに最終評価を決定する。
の3
-ケトアシル Co
A チオラーゼ (
3
-k
O
t
oac
y卜Co
At
h
l
Ol
as
oLCKT)
の 3つの機能を持った三銅酵素の欠損
(1)4点の項 目が 1つでもある場合
韮症
(
2)
2点以上の項 目があり、かつ加点した総点数が6点以上の場合
重症
加点した総点数が8-6点の場合
(
a)
中等症
4)
加点した稔点数が0-2点の場合
(
軽症
発症し骨格筋症状を主体とする遅発型に分類される.新生児マススクリーニングで診断された、もしくは家
族検索で発見された触症状の症例はどの病型かに分類されるまで.発症前型と暫定的に分流する。
2 原因
注意
l 診断と治療についてはガイドラインを参考とすること
2 疾患特異的な薬物治療はガイドラインに準拠したものとする
3
症で.常染色体鍛性遺伝の疾鹿である。発症時期で、新生児期発症聖、乳幼児期発症聖、幼児期以降に
疾患特異的な食事栄養治療はガイドラインに準拠したものとする
三預酵素の之つの遺伝子 HADA、f
l
ADBのどちらかの変異による。
3 症状
新生児期に癌幣.意師砕率.呼吸障率.心不全などで急性発症しー致死率が高い新生児期発症型から、
幼児期から成人期に聞歌的な横紋筋散解癌、筋痛、筋力低下で発症する骨格筋型まで、臨床像は幅広い.
本症では長期境遇のなかで末梢神経陣 督 (
80% )、網膜 陣容 (
5- 1
3%)
を来す症例がある。
試診断益坤及び諮症度分頬の適応 における留藩邸項
1 病名診断に用いる臨床症状、検査所見琴に関 して,診断&・
準上に特段の規定がない場合には.いず
本症はタンデムマスを用いた新生児マススクリ-ニングの対象疾患であり、症状が出る部r
(
発症前)に、
新生児マススクリーニングで発見されることがある.
れの時期の ものを用いて も差 し支えない (
ただ し、当妨疾病の経過 を示す臨床症状琴であって、稚
4 治療法
語
注可I
l
eなものに限る)
勺
2 治療開始後における吉
良症度分堺 については、適切な医学的管理の下で治療が行われている状態で,
直近 6か月間で免 も恋い状態を医師が判断す ることとす る。
根本的治療法はなく,末梢神経陣客 ,
網膜 陪賓は各種対症療法で防げない。食事間隔の指導、中級脂
肪酸トリグリセリドの使用による急性発作予防が主である.
3 なお、症状の程度が上紀の盟症皮分類等で一定以上に絃当 しない者であるが,高塀な医療を継続す
ることが必繋な者については、医療費助成の対象 とす る。
5 予後
新生児期発症型の予後は厳しい。乳児期発症型では発作後退症として発達砕客を来すことも多く、骨格
8
0%)、網膜 陣宰 (
5- 1
3%)
を来す症例がある.
筋型では.横紋筋融解を反復するほか末梢神経 縛 窄 (
63
64
<診断基準 >
E
O 要件の判定に必要な事項
1 患者数
De
f
l
nl
t
Oを対象 とする。
1
00人未済
三碑酵素欠損症 の診断基率
2 発病の機構
不明 (
l
l
E
AD
Aあるいは 1
1
ADB遺伝子輿常が原 因であるが、同じ遺伝子変異でも未発症例 や盤症例がある
ことなど、発病 の機構、病態が未解明である部分が 多い.)
A 塩床症状
各病型で高頻度に認められる急性期の所見は以下の症状があげられ るq
3 効果的な治療方法
未確立 (
対症療法である飢餓 予防を行っても急性弗症することが 多く、根本治療法が確立 していない。)
4 長期 の療養
l.窓純綿啓、疫蟹
新生 児期 先症型 、乳幼 児期 発症型でみられる。急激な発症形態か ら急性 脳症 、ライ様症候群 と診断さ
心筋 、骨格茄の陪審 は維統 しており、末梢神経陪賓 .網膜陣賓 の合併もあり十分な経過奴寮を必
必夢 (
要 とする。また、臨床 的に安定 していても静索取掛 d
:
総統 しており.疾病が潜在 しているので生涯 にわた
り経過観察、検査 、食事療法を必要とする。また、重大な陣容を残すこともある。)
5 診断基拳
れる場合も多い。
2 骨格筋症状
主に遅発型でみ られる。横 紋筋散解症やミオパテ- .筋痛、易疲 労性を盈する。感染や磯雄 、運 動、飲
酒などを契機 に発症することが 多く、症状が反復することも特徴である。また一部 の症例 では妊娠 中に易
あり(
研究班が作成 し、学会が承放した診断基準)
疲労性などがみ られる。
3 心筋症状
6 箆症庇分粒
日本先天代謝異常学会[
=よる先天性代謝異常症 の盈癌庇評価を用し、
て中等症以上を対象とする。
新生児期発癌 型、乳幼児期発癌型、遅発型にもみられる。新生児期発症型では、蕊度の肥大型心筋症
とそれに伴う心不全、致死的な不在脈などがみ られる。
4 呼吸器症状
1
0情報提供元
新生児期発症聖を中心 として多呼吸、無呼吸、努力呼吸などの 多彩な褒現聖を塵する.
5 消化詐症状
・日本小児科学会 .日本先天代謝界 常学会
当繊疾病担 当者 岐阜大学大学院 医学 系研究科 小児病態単 数 授 深層敏幸
矧 こ乳幼児期発症型 において、喝吐を主訴に発症することがある。
6 肝慶大
・
厚生労働科学研究致補助金子ども家感総合研究事業 「
タンデムマス等の新技術を帝人した新生児マススクリ
新生児期発症型 、乳幼児期発症型で多くみられる。病 勢の増悪 時には著 しい腫 大を認めることもあるが,
開放期 には明らかでないことも多いB
ーニング体制の研究」
研究代変容 島根大学小児科 教授 山 口清次
∋ 参考となる検査所見
・
厚生労働省難治性疾患政舛串 薬r
新 しい先天代謝異常症スクリーニング時代に適応 した治療ガイドラインの
作成および生,
涯にわたる診療体 制の確立に向けた調査研究」
研究代表者 熊本大学大学院 教授 遠藤文夫
1 非-低ケトン性低血糖
低血糖の際に血 中や環 中ケトン体が低値となる。ただし、完全に陰性化するのではなく、低血糖 .全身状
態の程 度から予想される範囲を下回ると考えるべきである。強い低血神の際に尿ケトン体定性で士-1十程
,
000
L
l
mOl
/L程度であれ ば、低ケトン性低血糖 と考 える。血 中ケトン体分画と同時に血
度ー血 中ケトン体 が 1
・日本医療研究開発機構 艶治性疾患累用化研究卒業 「
新生児タンデムマススクリーニング対象疾患の診療ガ
中遊離月
包肪酸を測定し、遊離脂肪酸/総ケトン体モル比 >25
、遊離脂肪 酸/
3 ヒロドキシ酪酸モル比 >30
イドライン改定、診療の質を高めるための研究」
であれ ば脂肪酸 β 勧化異常が拭われる。
研究代襲者 岐阜大学大学院 糾 受 深慮敏幸
2 肝逸脱酵素上昇
種 々の種 皮で肝逸 脱酵素 の上昇を紀めるが、脂肪肝を合併 していることが 多く、画像診 断も参考 にな
る。
3 商クレアチンキナーゼ (
cK)
血痕
>1
0.
0001
U/L)になることが 多い。
非発作 時に軽度高値でも、急性期には著明高値 (
4 高アンモニア血症
急性発作時に高値 となることがあるが.輸液のみで改馨することが 多い。
5 筋生検
65
66
診断に筋生検が必須ではないが、筋生検の粗相学的所見から脂肪酸代謝輿%.
症が疑われることがあ
る。
<盈症庇分類>
先天性代謝異常症の盈症度評価(E
l
本先天代謝異常学会)
を用いて中等症以上を対象とする。
C 診断の根拠となる特殊検査
点数
1 血中アシルカルニチン分析
薬物などの治療状況(
以下の中からいずれかlつを選択する)
長鎖アシルカルニチン.C1
6、01
6.
T.C1
8、C1
81とそのヒドロキシ体 C1
6
-0日、C1
8トOH等の上昇が特
治療を賓しない
6
-OH>005かつ C1
81
-OH>00
5(
紘
徴。新生児マススクリーニングでの診断指頻 は.ろ紙血において C1
対症療法のために何らかの薬物を用いた治療を継続している
役によって若干異なる)。二次検査では、ろ幼血および血清が用いられる。遅発聖の一部では安定期のタ
疾患特異的な薬物治療が中断できない
ンデムマス所見では生化学的異常が乏しいことに注鹿が必要である。
急性発作時に呼吸管理、血液浄化を必要とする
2 尿中有機敵分析
食ヰ栄春治虎の状況(
以下の中からいずれか 1つを選択する)
低血糖発作時には非もしくは低ケトン性ジカルボン酸尿 (
特に 3-ヒドロキシジカルボン酸を含む。)
を示す。
食事制限など特に必要がない
間歌期などは所見がない場合が多いと思われる。
態度の食事制限あるいは一時的な食事制限が必夢である
3 酵素学的診断
特殊ミルクを継続して使用するなどの中碩度の食事療法が必要である
培養皮膚線維芽細胞などを用いた LCHAD活性.3
-ケトパルミチル CoA(
3-ke
t
opz
)
l
ml
t
yl
-Co
A)
を用いた
特殊ミルクを総統して使用するなどの疾患特異的な負荷の強い(
厳格な)
金串療法の
チオラーゼ活性測定がなされる。
維続が必準である
4l
nYI
t
r
OP
r
Obe耶S
a
y (β 酸化能評価)
経管栄養が必要である
培養リンパ球や培養皮膚繊維芽細胞を用いたI
nVl
t
r
OPr
obea
S
S
Z
)
yでは、培養上清のアシルカルニチンを
分析することによって、細胞の脂肪酸代謝俄を評価する.疾虚特異的なアシルカルニチンプロファイルを確
酵素欠損などの代謝拝啓に直接尉適した検査 (
囲像を含む)の所見(
以下の中からい
旺でき、酵素診断に準じる4
ずれか 1つを選択する)
5 イムノブロッティング
特に異常を認めない
酵素に対する抗体を用いたイムノブロッティングでタンパクの欠損や明らかなタンパク丑の減少により診
軽度の異常値が杜続している
断する。
(目安として正常範囲から 15
SDの逸脱)
中等鹿以上の異常俺が継続している (目安として 1
▲
S
SDか ら20
SDの逸脱)
高庇の異常値が持続している
D 遺伝子解析
/
加DA、/
朗DD 遺伝子の解析を行う。本邦では 5名報歯があるがすべて /
胡DG遺伝子の変異であった。日本
l
V
SD以上の逸脱)
(B安として 2D
現在の精神運動発遠道滞、神経症状.筋力低下についての評価 (
以下の中からいず
人のコモン変異はまだ同定されていない。
れか 1つを選択する)
O
a 異常を臨めない
<診断のカテゴリー >
b
De
f
E
nL
t
l
)
軽度の陪審を認める
(目安として、I
Q7
0未満や補助具などを用いた自立歩行が可
1
能な程度の障響)
1)
発症前型以外では、Aの1-6のうち 1つ以上 +Cの 1+Cの 3-5および Dのうち1つ以上
(
C
050未満や 自立歩行が不可能な穏度の陪賓)
中程度の陪審を認める (E
l
安として、1
(
2)
新生児マススク リーニング琴による発症前型においては.Cの1+Cの3-5およびDのうち 1つ以上
d
高庇の略啓を認める
a
r
B
(El
安として、I
Q3
5未満やほぼ寝たきりの状態)
Pr
obb .
(
l)
発症前型以外では、Aの l∼6のうち1つ以上 +Cの 1を班めるもの
現在の脱潜酔客に関する評価 (
以下の中からいずれか 1つを選択する)
新生児マススクリーニング等による発症前型においては、Cの 1を認めるもの
(
2)
肝蔽、腎臓、心臓などに機能障笹がない
肝擬,腎臓、心臓などに態度機能陪賓がある
(目安として、それぞれの脱堺盈常による検査異常を班めるもの)
肝臓t腎臓、心臓などに中等皮披能陣零がある
(目安として、それぞれの麻串畏#[
こよる症状を認めるもの)
肝臓、腎臓、I
E
l
酸などに重度機能陣容がある、あるいは移植医癖が必笹である
(目安として、それぞれの慮韓の機能不全を汲めるもの)
67
68
2
4
31
8 シトリン欠損症
生活 の 自立 ・
介助などの状況 (
以下の 中からいずれか 1
つを選択する)
vl
自立 した生活が可能
0
何 らかの介助が必要
1
El
常生活の多くで介助が必要
2
生命維持 医療が必平
4
匡こ
頭
l.qt
要
シトリンは肝ミトコンドリア膜 に存在するアスパラギン酸 ・
グルタミン酸キャリアであり、リンゴ酸 ・
アスパラ
ギン酸シャトルの一見として細胞質で生 じた NADHの還元エネルギーをミトコンドリア内へ輸送 しミトコンドリ
捻合評価
ア内 に NADHを産生する反応 に関与する。
ⅠからⅥまでの 各評価および総合点をもとに療解評価を決定する。
シトリン欠損症では年齢依存 的に2つの病型が存在することが知 られているb新生児から乳児 の病型で
(
1)
4点の項 目が 1つでもある場 合
並症
(
2)
2点以上の項 目があり、かつ加点 した総 点数が 6点以上の場合
及症
(
3)
加 点した総点故 が8-6点の場 合
中等症
4)
加 点した総点数が0-2点の場合
(
軽症
CTLN2
)である。
トル リン血 症 (
東アジアから東南アジアで頻度が高く、少数ながら欧米からの報告もある。本邦での保 因者頻度 は 1
/8
5
であり、確陸上の有病率は 1
/17
,
0
00となる.CTLNZの発癌頻度は1
/1
0万であり、シトリン欠損症の約 2
0%
の愚者が cT
L
NZを発症することとなる。
注倉
1
ある NI
CCD(
n80na
t
Blnt
r
'
)
h叩 8
t
i
cchobS
t
8SI
SCausedbyc'
t
nndof
l
CJ
eT
P
'
y)および成人期 の成人発 症 ‖型シ
診 断と治療についてはガイドラインを参考とすること
2 疾鹿特異 的な薬物治療 はガイドラインに準拠したものとする
3 疾患特異 的な食事栄養治療 はガイドラインに準拠 したものとする
2 原E
g
シトリンをコードする過伝子は SLC2糾 1
3であり.シトリン欠損症 は両アレルの機能喪 失型変異を原凶と
5%を占める.
する。日本 人愚者では代襲的な 11個 の変展で変異頻度の 9
シトリンの機能低下による細胞質 内 NADH の帯稗がシトリン欠損症の病態の根底にあると考えられてい
る.機類を嫌う食癖が多数の症例 r
=認められる。過剰な糠負荷 によりさらに細胞質の NADH過剰 ・NAD+枯
;
髭診 Ur
広神及 び魂症度分類 の適応 にお ける留意事項
1 病名診断 に用 い る臨床症状 、検査所 見実
利こ関 して、診断益畔上に特段の規 定がない場合 には,いず
れ の樹 mの もの を用いて も差 し支 えない (
ただ し、当妓疾病の経過 を示す 臨床症状噂 であって、確
渇状鰍 こ陥るため.これを避 けるための 自己肪術反応と考 えられる.
遺伝学的に推定される理絵上の有病率とCTLNZの爽際の発症率には前述のように率雛があるため、遺
伝 的挙国とともに cTLNZを顕在化因子 として食事などの環境的畢 凶の関与が推定されている。
組可能 な もの に限 る)0
2 治療 開始按 におけ る盟症虎分析 については、適切な医学的管理の下 で治療 が行 われている状嘘で、
す ることとす る。
直近 6か月間で政 も感 い状憶 を医師が判Wr
3 なお、症状の程度 が上紀の淡症庶分類琴で-定以上に醸 当 しない者 であるが、拓樹 な医標 を縫紋す
ることが必 頚な者 につ いては、妊療資助成 の対象 とす る。
3 症状
シトリン欠損症 は年齢依存 的に2つの病型が存在することが知られている。
(
1
)N
I
CCD 新生児期から乳児期早期に常症や休盃増加不 良がみ られ 、検査上肝 内胆 汁うっ滞 、肝陣啓、
は1
ガラクトース血症 、多種アミノ酸血症 、低究 白血症 、低血相 、凝 固能異 常、脂肪肝などを塵する。多く
歳までに改馨するが 、肝陣容が進行し肝移植が必要となる症例も存在する。
(
2)CTLN2.
思春期 以降の痢型である。窓言
俄障率 、失見 当紐 .急性脳症様症状 .行動爽軌 精神症状で発
症 し、検査 にて高アンモニア血症 、高シトル リン血 症、脂 肪肝を盈する。飲酒などが引き金になることが
ある。一回の発作は数 日から数か月にわたり、再燃を繰 り返すことがある。
3)この 2つの病型 の 間にr
見か け上健康」
な適 応 ・
代償 期が存在する。滞蛮 白濁 脂肪の食事を好み、鵜
(
野を好まない特異な食癖が現れるD
CCDから適応 .
代償期を経て CTLN2へと移行 しうることが推淵されている.
同一愚者において NI
4 治療法
CCD および適応 ・
代償期の状態であり、成人期の患者は、
病型亀の治療を示すが.小児期の愚者 は Nt
適応 ・
代償期 の患者とCTLN2を発症した患者である。
(1)Nl
CCD
6
9
70
中鎖脂肪敵トリグl
Jセリド(
MCT)
含有フォーミュラ.乳擁制限、脂溶性ビタミン、利胆剤 (
ウルソデオキ
シコール酸),多くは 1度までに故普するが、肝陣晋が並行し肝移植が必要となる症例も存在するq
2)適応 ・
代償期
(
E
o 畢件の判定に必要な事項
1 患者数
*1
5
00^
適応・
代償期は、低鵡質・
高密 白質食による治療を行う。休題増加不良や易疲労感を盈する症例には
MCTオイルも併用する.これは CTLN2の発症予防を目的としている。
(
8)
CTLN2
2 発病の機構
不明 (
SLC2朗 1
3機能喪失変異が原凶であるが、同じ遺伝子変異でも未発症例や盃症例があることなど.
発病の機稗、病態が未解明である部分が多い。)
cTLN2 で慈班牌音を発癌している確虚者についてr
ま.現在ある脳症の轟快のため低地資滴 脂肪
食 .M(
汀 オイル.静注用脂 肪乳剤 、アルギニン、カナマイシン.ラクツロース、ピルビン酸ナトリウム (
秩
粟)
を授与し、内科的治療不応例には肝移植が適応となる。一般に高アンモニア血症の治療としてはr
究
糖蜜による)
高カロリー輸液」がなされるが 、oTLN之においては蕪愚である。脳
白負荷の軽減」およびr(
浮腫の治療薬としてのグリセロールも病状を悪化させる。
以上の治療で軽快した場合には.再燃防止を目的として低糖質.
高蛋白質食による治療にもどる。な
お、この 治療は生涯を通じて継続されなければならないB
3 効果的な治療方法
未確立 (
症状の進行を遅らせる対症療法はあるが、根治のための治療方法はないB)
4 長期の療養
必要 (
塩床的r
=安定していてもシトリンの異常は継続しており.潜在的な cTLN2発症・
再燃のリスクは舘
にあり、生涯にわたる治療を要する。)
5 診断基準
あり(
研究班が作成し,学会が蘇隠した診断基準)
6 重症度分妬
予後
日本先天代謝異常学会による先天性代謝異頼症の重症度評価を用いて中等症以上を対象とする。
NJ
CCD の 多くは 1鹿までに改普するが、肝略啓が進行し、肝移植が必要となる症例も存在する。CTLN2
は一旦発症すると五第な経過をたどり.生命予後不良の疾愚と考えられていた。近年、肝移植の有効性が
i
o情報提供殉
高脂肪食 (
MCT オイルを含む。)、ピルビン酸ナト
醒められているqまたtCTLN2発症例に対しても低糖質・
・日本小児科学会.E
l
本先天代謝異常学会
リウムで経快した例も報告されている。
当放疾病担当者 東北大学大学院医学系研究科小児病態学分野 准教授 坂本修
・
原生労働科学研究費補助金子ども家慮総合研究串莱r
タンデムマス等の新技術を導入した新生児マススクリ
ーニング体制の研究]
研究代表者 島根大学小児科 教授 山口清次
・
厚生労働省粗治性疾廠政幹事茶「
新しい先天代納異常症スクリーニング時代に適応した治療ガイドラインの
作成および生涯にわたる診療体制の確立r
=向けた調査研究」
研究代襲者 熊本大学大学院 教授 遠藤文夫
・日本医療研究開発杜撰 難治性疾愈爽用化研究率薬r
新生児タンデムマススケ)-こング対象疾虚の診療ガ
イドライン改定.診療の質を高めるための研究」
研究代喪者 岐阜大学大学院 教授 深層敏幸
71
72
<診断基準>
2 適応 ・
代償期
D8
月mt
Qを対象とするq
慢性肝炎,肝型糖原病、脂肪酸代神輿僻症
8 思春期から成人期
A 症牧
慢性肝炎.肝硬変、門脈体循環シャント、シトルシン血症 Ⅰ型、アルギニノコハク酸尿症
1 新生児から乳児期 NI
CCD
D 過伝学的検査
①濁延性黄痘
②体重増加不良
sLC2E
A1
3遺伝子の両アレルに病因変展を認める。
2 適応 ・
代償期
①特異な食感 (
簡脂肪.
高蛋白食を好み、糖質を忌避)
<診断のカテゴリー>
②易疲労感、倦怠感
新生児から乳児期 NE
CCD
③体重増加不良
D8
f
l
ni
t
BA-1もしくはB-1のうち 1項 El
以上を瀦たし、C-1の鑑別すべき疾愈を除外でき、B-4またはDのい
④低血糖
ずれかを満たしたもの
8 思春期から成人期 CTLN2
適応・
代償期
(
卦窓維陣薯、失見当練.急性脳症様症状
D¢
f
l
nl
t
OA-2もしくは日-2のうち1項 目以上を満たし.C-2の鑑別すべき疾愚を除外でき B-4またはDのい
.
(
卦行動異常、精神症状
ずれかを満たしたもの
思春期から成人期 .
CTLN2
E
3 検査所見
DE
l
f
l
E
l
l
t
qA13のうち1項 目以上およびB-3①および②を満たし.C-3の鑑別すべき疾患を除外でき、日-4また
1 新生児から乳児期 NI
CCD
はDのいずれかを満たしたもの
①棟数のアミノ酸(
シトルリン、チロシン、フェニルアラニン,スレオニンなど)の一過性の上昇
(
診ガラクトースの一過性の上昇
③胆汁うっ滞性肝時事 総膿汁酸上昇 (1
00nmol
/
r
nL以上).直接ビリルビン上昇
④凝固能低下
⑥低蛮白血症
@ AFP#T
R
⑦脂肪肝
2 適応・
代償期
①慢性肝障番
②低血糖
@高脂血症
8.思春期から成人期 CTLN2
(
》シトルリン高値、スレオニン/セリン比の上鼎
(
参高アンモニア血症
@脂肪肝
4 末梢血でのウェスタンブロット.
シトリン分子が検出されない。
⊃ 鑑別診断
以下の疾患を銭別する。
1 新生児から乳児期
新生児肝炎、胆道閉鎖症、ガラクトース血症(
】型、∬梨、HI型)、門脈体循環シャント、シトルシン血症 Ⅰ
型、アルギニノコハク酸犀症
7
3
7
4
<農症庇分類>
先天性代謝異頼症の重症度評価 (日本先天代謝異常学会)
を用いて中等症以上を対象とする.
Vl
生活の 自立 ・
介助などの状況 (
以下の中からいずれか 1つを選択する)
自立した生活が可能
点h
0
何らかの介助が必要
1
つを題択する)
轟勤などの治療状況 (
以下の中からいずれか 1
EI
常生活の多くで介助が必要
2
治療を宰しない
生命維持医療が必要
4
対症療法のために何らかの薬物を用いた治療を継続している
抱合評価
疾虚特異的な薬物治療が中断できない
ⅠからⅥまでの各菖
平価及び総合点をもとに療終評価を決定する.
急性発作時に呼吸管理、血液浄化を必要とする
食中栄泰治療の状況 (
以下の中からいずれか 1つを選択する)
(
1)
4点の項 目がlつでもある場合
置症
(
2)
2点以上の項 目があり、かつ加点した総点数が6点以上の場合
重症
食事制限など特に必要がない
加点した総点数が3・
・6点の場合
(
8)
中等症
種皮の食事制限あるいは一時的な食事制限が必要である
4)
加点した松点数が0-2点の場合
(
軽症
特殊ミルクを継杭して使用するなどの中程度の食事療法が必要である
注JE
特殊ミルクを継続して使用するなどの疾患特異的な負荷の強い(
厳格な)
食事療法の
l 診断と治療についてはガイドラインを参考とすること
破椀が必要である
2 疾虚特異的な弟物治療r
j
.
ガイドラインに準拠したものとする
経管栄養が必要である
3 疾愈特異的な食事栄養治療はガイドラインに準拠したものとする
酵素欠韻などの代謝拝薯に直接開通した検査 (
国魚を含む)の所見 (
以下の中からい
ずれか 1つを五択する)
特に異常を認めない
・
:
賀診断基準及び成症度分析の適応 における留窓事項
(目安として正博範囲から 15SDの逸脱)
1 病名診断に用いる臨床症状、検査所見時に関 して、診断基準上に特段の規定がない場合には、いず
中琴座以上の異常値が継続している (目安として 15SDから20SDの逸脱)
れの時期のものを用いて t
)
逢 し支えない (
ただ し、当該疾病の経過 を示す臨床症状琴であって、縫
軽度の異常憶が継続している
高庇の異勅使が持続している
8
4
,
,
啓可能なものに限る)
(E
l
安として 20SD以上の逸脱)
2
l
v
現在の梓神運動発達遺滞,神軽症状、筋力低下についての評価 (
以下の中からいず
直 近 6か月間で魚 も恋い状嘘を医師が判断す ることとす る。
れか 1つを選択する)
a
0
異常を認めない
♭ 軽度の陣容を認める
(El
安として、I
Q7
0未済や補助具などを用いた自立歩行が可
泊嫉!
卵 白後における盛症度分籾については,適切な医学的管理の下で治療が行われている状鳩で、
:
与 なお.症状の穏度が上記の血症皮分和琴で一定以上に披 当 しない者であるが、初編な医療 を維統す
ることが必窄な者 については、底府政助成 の対数 とす る.
1
能な程度の降宰)
C
中穏度の陪審を認める (目安として、I
Q50未満や 自立歩行が不可能な程度の陣畢)
d 高庇の随零を捉める
(E
l
安として、I
Q35未満やほぼ寝たきりの状態)
Z
4
現在の膿嬰拝啓に関する評価 (
以下の中からいずれか 1つを選択する)
肝凍、腎購、心臓などに機能陣率がない
肝臓、腎臓、心擬などに態度機能陪賓がある
(目安として、それぞれの巌離異常による検査異常を班めるもの)
肝威、腎臓、心親などに中等庶機能搾啓がある
(目安として、それぞれの腐鶴見鰍 こよる症状を詑d)
るもの)
肝巌、腎臓、心嬢などに重度機能砕啓がある、あるいは移植医療が必要である
(E
l
安として.それぞれの磯節の機能不全を駆めるもの)
75
76
319 セピアプテリン退元酵素 (
sR)欠損症
匡:
垂頭
E
o 要件の判定に必要な事項l
l 患者 数
0
0人未満 (
約 1人)
1
2 発病の機構
不明 (
S
PR遺伝子奥 常が原因であるが、高フェニルアラニン血症にならない枚桝が不明である点など-発
i
LE
i
;
也
sR 欠頒症 は3種の芳香族アミノ酸水酸化酵素 の補酵素テトラヒドロビオプテリン(
BH4)
の生合成に関わ
る SRをコー ドする浪伝子 の奥I
Al
により、BH4の欠乏を来す適任性 の先天代謝輿l
#癌である.肝臓では SR
以外の道元静索の働きで BH4が合成されるため.高フェニルアラニン血症 は来さないが.脳では SR 以外
の還元酵素 の働きが弱く必要な BH4 は合成されないため、カテコールアミンおよびセE
3トニンの合成陣等
が 引き起 こされる.その結果 、8日4欠損症 と同様の 中枢神植症状を発症するが、高フェニルアラニン血 虚を
きたさないため新生児マス・
スクリーニングでは発見できず.診断と治療が過れることが問題となる。
患者 数は、本邦では 201
4年 に第 1例が報告されているに過ぎず 、世界でも 5
0例種皮の極めてまれな疾
病の機構.病態が未解 明である部分が多い。)
3 効果的な治療方法
未確立 (
対症療法のみであり.L
-DOPA と 5-ヒドロキシトリプトファン(
5
-HTP)の2剤で治療 が可能である
が、治療開始年齢 により効果が異なる可能性があるB)
4 長期の療亜
必準 (
治療の開始時翔と症状の進行の種皮により予後 は様 々であるが.予後不良で進行性であるp)
5 診断基準
あり(
研究班が作成 し、学会が敢醍した診断基準)
愚である。
6 塵症庇分類
E
3本先天代謝異常学食による先天性代謝異常症 の盃症庇評価を用いて中等庶 以上を対象とする.
2 原因
発病 の機構 は、櫓養皮膚線維 芽細 胞の分析 により、セピアプテリン還元酵素の不 活性化が明らか にさ
4-p1
2に位置する S
PF
l
退位子異常が病 因として解 明された。
れ 、2p1
HVA)と5-ヒドロキシインドール酢酸 (
5HL
AA)の低下を班めれ ば.
診断基準 は悦液中のホモJt
=リン酸 (
髄液 中プテリジン分析を行い、ビオプテリンとセピアプチリンの上県を班めれ ば環珍例とする.この場合 、髄
液 申ビオプテリンは上昇しているが活性型の BH4は低下 している。確定診断は S
PF
7遺伝子解析で両方の
l
o情報提供元
・日本小児科学会、E
3本 先天代謝異常学会
当酸疾病担 当者 大阪市立大学大学院 医学研究科発達小児 医学分野 教授 新宅治 夫
アレルに変異を班め、増養皮膚線維 芽細胞で SR活性の低下を明らかl
こする。
・
厚生労働省靴治性疾 愈政矩事案 「
新 しい先天代謝異常症スクリーニング時代に適応 した治療ガイドラインの
3、症状
作成および生涯にわたる診療体制の確立に向けた調査研究」
乳児期からの運動発達遅滞と晋緒発達運用権 含む視知機能発速遅滞を示し.日内変動を伴う運 動陣容
研究代表者 熊本 大学大学院 教授 遠藤文夫
や早期からの眼球 回転発作を示し、初期 に低緊張を伴うジストニア.パーキンソン様 の振戦が惣められる.
乳児期 には躯幹 の筋 緊張低下を示 し、乳児期後半から幼児期には舞踏運動や球麻痔症状を認めることも
・日本医療研究開発機構 難治性疾虚実用化研究事薬「
新生児タンデムマススクリーニング対象疾虚の診療ガ
ある。睡眠により一部の運動陣率の改巷が見 られ 、眼球 回転発作の消失を見ることもある.
イドライン改定.診療の質を高めるための研究」
研究代表者 岐阜 大学大学院 教授 深層敏奉
4 治療法
L
IDOPA)と 5
-ヒドロキシトリプトファ
効 果的な治療法として,神経伝達物 質の前駆物質である L-ドーパ (
ン(
5
-HTP)
補 充療法が必要で、運動症状 r
=は脱炭酸酵素阻審剤 (
カルビドーパ)
を含む L
-ドーパ叔剤 が響
-HTP は乳幼児期の治療 としては必須であるが、園内では薬剤 として入手できないため、成
効を昼する。5
人期には LDOPA単独での治療が行われている。L-DOPAの内服を中止すると数 日以内に症状が再発す
るため、長期 の療養 は.生涯にわたって注意 深い治療と健 過観察が必翠である。
5 予後
早期 に発見し治療を行えば予攻は良好と考えられるが、乗降には治療の時期により予後は様 々である。
治療によく反応するため治療を開始すれ ば長期 的予後 は著明に改替すると考えられるが、治療を中止する
と数 日以内に症状が再発するため、生鳳 こわたって法食深い治療 と経過扱寮が必要である。
77
78
く珍断基準>
<添付資料>
AAとHVAの正常範囲
褒 1 髄液中 5-HI
Do
f
l
n伽 、 Prob
8
bl
oを対象とするB
セピアプテリン遺元酵素 (
sR)欠損症の診断基準
A.症状
HVA
nmol
/L
<6m○
5
-HT
AA
31
0-11
00
59.
3-2ー
0.
3
56.
4-
6m○-1y「
295,
-932
1
1
4.
-3
36
2.
-4y「
211
,
-871
1
05.
-2
99
2.E
l内変動を伴う運動醸挙や早期からの眼球回転発作が醒められる。
O
yr
5- 1
1
44-80ー
88-
3 初期に低緊張を伴うジストニア、パーキンソン様の娠鮎が認められる,
ll.
-16
yr
あるp
S.睡眠により-部の超勤陣等の改葬が見られ、眼球回転発作の消失を見ることもある。
B 検査所見
1 髄液ホモバニリン酸 (
homo
va
r
L
l
l
t
ca
c(
dHV
A),
5t
:ドE
3キシ酢 酸 (
5
-hydr
ox
yndol
ea
ce
t
■
cac
E
d5
-HL
AA)
液
である,
は低惰 (
正常下限以下 、蛮l参照)
2.髄液プテリジン分析では.ビオプチI
Jンが高値 (
正常上限以上 、喪 2参照)
である。
3 赤血球ではなく培養皮膚繊維芽細胞で SR活性の低下を明らかにする。
鑑別診断
以下の疾患を鑑別する。
BH4欠損症 、
瀬川病、若年性パーキンソン病、芳香族L-アミノ酸脱炭酸酵素欠損癌
D 遺伝学的検査
sR欠損症の原因遺伝子と考えられている SPRの遺伝子解析を行い、2つのアレルに病因となる変異が同
定されること。
<診断のカテゴリー>
D白
f
L
nl
t
¢Aのうち1項 目以上 +Bのうち 1項 目以上を瀦たし、Cの鑑別すべき疾患を除外し、Dを満たすもの
prob
8bl
8Aのうち 1項 El
以上+Bのうち1項 EE
以上を満たし、Cの鑑別すべき疾鹿を除外したもの
pos
sl
bE
eAのうちl項 目以上 十日のうち 1項 El
以上
79
>1
8y
r
HVA
n
g
/mL
n
m
o
VL
5
0
-8
0
0
1
1.認知機能発達遅滞が認められる。
4.乳児期には躯幹の筋既報低下を示し、乳児期後半から幼児期には舞踏運動や球磨痔症状を玖めることも
C
AgE
L
1
7
8
5-5
-L
E
88
l
1
3
1
3
5
1
6
4
1
76
4-1
.
-1
6
3
5-日
E
AA
n
g
′mL
27
.
5.
-1
46
.
5
1
78
.
2
-61
.
5
20.
9.
40.
3-l
66
.
5
l
9.
2-54.
8
27,
3-1
53
.
1
0′
22.
l
6.
1.
-32.
6
1
3.
6-29.
9
<盈痕皮分甑>
vl
先天性代謝異常症の重症度評価 (日本先天代紳奥常学会)
を用いて中等症以上を対象とするq
生活の自立.
介助などの状況(
以下の中からいずれか 1つを選択する)
0
自立した生活が可能
何らかの介助が必要
1
薬物などの治療状況(
以下の中からいずれか 1つを選択する)
日常生活の多くで介助が必要
2
治療を賓しない
生命維持医療が必姿
4
点数
対症療法のために何らかの薬物を用いた治療を継続している
総合評価
疾息特異的な薬物治療が中断できない
ⅠからⅥまでの各評価および総合点をもとに恩終評価を決定する,
急性発作時に呼吸管埋、血液浄化を必要とする
(
1)4点の項 El
が1つでもある場合
畳症
盈症
食事制限など特に必要がない
(
2)
2点以上の項 目があり、かつ加点した総点数が6点以上の場合
3)
加点した総点数が8-6点の場合
(
軽度の食事制限あるいは一時的な食事制限が必軍である
4)
加点した総点数が0-2点の場合
(
軽症
食事栄養治汝の状況 (
以下の中からいずれか 1つを選択する)
中等痘
特殊ミルクを轍拭して使紺するなどの中程度の食事療法が必要である
注庶
特殊ミルクを継続して使用するなどの疾患特異的な免荷の強い(
厳格な)食事療法の
1 診断と治療についてはガイドラインを参考とすること
牡続が必要である
種管栄養が必要である
2
疾患特異的な弟物治療はガイドラインに準拠したものとする
3
疾患特異的な食事栄養治療はガイドラインに準拠したものとする
酵素欠損などの代謝陣容に直接即適した壊変 (
画像を含む)の所見 (
以下の中からい
ずれか'
E
つを述択する)
※診Wr
基準及び娘症度分類の適応 における留意串項
矧 こ異常を惣めない
SDの逸脱)
(目安として正常範囲からT5
1 病名診断に用いる臨床症状.検査所見等に関 して、診Wr
基準上に特段の規定がない場合には、いず
SDから2D
SDの逸脱)
中等庇以上の異常値が継続している (目安として 15
れの時期の ものを用いて も差 し支えない (
ただ し、当紋疾病の経過 を示す臨鎌症状等であって、篠
短慮の異常値が砕硫している
高度の畏常値が持崩している
路可能なものに限るu)
。
(目安として 20SD以上の逸脱)
2 治嫉F
那 台後における滋症度分矧 こついては、適切な医学的管理の下で治攻が行われている状旭で、
Ⅰ
∨
現在の輔神超勤井遜遅滞、神鮭症状、筋力低下についての評価 (
以下の中からいず
することとす る。
直近 6か月間で毅 も惑い状感を医師が判Wr
れか 1つを選択する)
a
異常を認めない
h
軽度の酔客を認める
O
(El
安として、1
07
0未満や補助具などを用いた自立歩行が可
3.なお、症状の程度が上記の東症度分類呼で一定以上に妓当 しない者であるが、南郷な蔭樺を経机す
ることが必要な者 については、【
監療鎗助成の対魚 とする。
1
能な確度の陣宰)
G
Q5
0未満や 自立歩行が不可能な程度の陣答) 2
中粗度の終審を認める (目安として、I
d
高度の陪賓を汲める
(目安として、I
Q35未満やほぼ寝たきりの状魁)
4
現在の漉懇幹事に関する評価 (
以下の中からいずれか1つを選択する)
肝巌、腎臓、心臓などに機郁狩等がない
肝臓、腎麻.心臓などに恵庭機能障轡がある
(目安として.それぞれの巌離発射 =よる検査異常を隠めるもの)
肝臓、腎臓、心臓などに中等虚根能陣啓がある
(目安として、それぞれの膿苓異常による症状を詑めるもの)
肝臓、腎巌、心臓などに盈度機能砕晋がある.あるいは移植医療が必資である
(E
l
安として、それぞれの臓界の機能不全を認めるもの)
81
82
l
o 要件の判定に必要な事項
320 先天性グリコシルホスファチジルイノシト
ール (GPI
)欠損症
l 市も放
匡:
重要
1
0
0人未満
l.4t
平
2 発病の機構
糖脂質からなる GPJアンカーは.ほ乳類の細胞においては 1
5
0機以上の袋白質の腰結合に用いられて
いる.GPJが欠的するとこれらの全ての蚤白質が細胞蛮面に発現できない。現在までに 27個の過転子が
GPIアンカー型蟹白質の生合成や、修飾に必要であることがわかっている。最近、これらの遺伝子の変異
による先天性 GPI
欠損症 (hh
o
r
l
t
8
dGPJ
d
l
)
f
l
C
J
E
I
n
C
y:
I
GD)が次々と見つかっており、現在までに 1
4種類の遺
伝子によるI
GDが報告されている。従来 Ma
b
r
y症候群として知られていた.高アルカリホスファターゼ (
AL
㌣)
血痕.精神運動発達遅滞 .
てんかんを屋する疾 愈が I
GDであることが明らかになっているが.今後もオーバ
ーラップする疾患が見つかってくると考えられる。
未解明(
退伝子異常による疾虚であるが病態については未解明)
8 効果的な治療方法
未確立(
根本的な治療法はない。種 々の対症療法.ピリドキシンの補充療法が有効な症例がある。)
4 長期の療養
必婆(
発症後、生涯にわたって治療の総柄を要する。)
5 診断基準
あり(
学会承認の診断基準)
6 重症度分瓶
Ba
r
t
h
e
=n
dB
xを用いて、8
5点以下を対象とする。
2 原因
GPI
が欠損すると1
5
0種以上の GPlアンカー型蛋白質が細胞褒面に発現できないので GPJ生合成退任
GDは 27個 の GPI
生合成や修飾に関わる過伝子のうちのどれかが様々
子の完全欠損は胎生致死になる。I
I
o 情報損供司
な程度に活性が低下した部分欠損症であるB症状は細胞膜 上の GPI
7ンカー型蛮白質の発現低下や構遊
r
先天性 GPl欠損症の症例登録システムの構築と爽態咽査及び早期診断法の確立J
興AI
によって起こる、変風遺伝子やその活性低下の程度により多様な症状を示す。症状のうち、てんかん
代車肴 大阪大学微生物病研究所 准教授 村上良子
の原因の一つとして GPlアンカー型変白質である ALPの発現低下が挙げられる。
「
先天性 GPr欠娘症の診療ガイドラインの並磯と病態解析及び治療法の開発J
3.症状
代東署 大阪大学微生物病研究所 准教授 村上良子
必須症状は.精神 ,
運動発達の遅れで.多くはてんかんを伴う。大田原症候群 ・ウェス ト症候群な ど乳
児早期発癌の枇治性てんかんと診断された盛者のなかにも見つかっている。他によく見られる特徴として
妬貌異常 (
両眼解放、テント状の口)、手指 ・
足紅の異常(
末節骨の短縮、爪の欠損等)、難聴、その他の奇
(
形 肛門・
直腸の異常.ヒルシュスプルング病、水腎症等)等がある。一郎の愚者では苗 ALP血症がみられ
アンカ-型タンパク
るので、診断の良い相模となっている。末梢血額壮球のプロ-サイトメトリー検査で GPI
6の発現低下があることで診断が拙走するが.糞任遺伝子の同定のためにターゲットニケソー
質であるCD1
ムあるいは全エクソーム解析による遺伝子解析を必罫とする。
4 治療法
l
GDr
=みられるてんかんの原因の 1つとして、神経細胞蛮面に発現する ALPの発現低下によりビタミン
B。の脱リン酸化がおこらないため、細胞内に取り込めないことがあげられる.細胞内のビタミンB。
が欠乏す
.
て
ると、神経細胞の興奮を押さえる GABA合成が低下するので疫撃発作がおこる。リン酎 ヒのないビタミン B
(
ピリドキシン)の投与がてんかん発作に有効な症例がある。その他にも有効な補充療法の開発にむけ
研究が行われている.
5.1
・
炊
遺伝子異観 こよる疾患で、発生初期からの発達魔弾を伴うので根本治療は今のところない。症状の穏
鹿は軽度の知的砕啓等から.疲窓度は多臓器の奇形や難治性てんかん、霊庇の精神・
運動党速の遅れを
盈して新生児 ・
乳児期に死亡する。また胎内死亡の症例も報昏されている.蚤濃度の症例以外の多くは成
人期まで生存し、痩轍のコントE
l
-ル革の対症療法を中心とする長期の療養を要する.
83
8
4
<診断基準>
<盈症庇分類>
De
f
l
nl
t
C、Pr
ob
8bl
eを対象とする。
Bi
l
r
t
hl
3
日nd
o
xで 8
5点以下を対象とする。
A 症状
質問内容
l 主症状
点
一
〇
周産期異常を伴わない知的陣容・
運動発達陪賓 (
必発)b多くはてんかんを伴い、時に家族性に見られ
1 食事
5
せ
る。
2 他に頻度の高い症状として以下の症状がある。
車椅子
①新生児期、乳児期早期発症の難治性てんかん
全介助
②顔貌異常 両眼解擬、幅の広い鼻梁、長い覗裂・
テント状のロ、口唇・口蓋裂、耳介の形態異瀬
④その他の奇形 :
旺門・
直腸の異常、無ガングリオン性巨大韓腸、水腎症、心奇形など
5
0
3 並窄
(
9難聴、眼 ・
視力の異常
0
ー
0
5
の移動か
(
参手指.足祉の異常 末節骨の短縮、J
T
t
の欠損・
低形成
ー
5
@皮膚の尿僻 魚鱗府など
1
0
⑦筋緊張低下、関節拘緒、四肢の短縮
4
0
トイレ勤仲
5
B 検査所見
0
1 多くは末梢血塀放球のフローサイトメーター解析によりCD1
6の発現低下を示す,
2 以下の検査所見が見られることがある。
5
入浴
自立
AL
P)
血症 (
年齢別正常値の上限を超える。)
(
》高アルカリホスフアタ-ゼ (
②手指・
足乱 のX線写文で末節骨欠場
1
0
6 歩行
(
卦聴性脳幹反応 (
A8R)
の異常
参脳MR
I
の拡散強調画 像 (
DWI
)にて基底城r
こ高偲骨.進行性の小脳車袖、髄鞘化の遅延
(
Ci
色伝単的検査
アンカー型タンパク質の生合成および発現 ・
修鰍 輸送に関与する退任子(
PI
Gん PI
GY
.PI
GO、P/
O比
GPI
0
5
1
5
5
上す
己以外
5
ー
0
0
7 階段昇降
PJ
GO、PJ
GP、PI
GL.PI
G机 PJ
GM.PI
GX.PI
GV.FI
GN、PJ
GB,PI
GB、PI
GO、PI
GF.
.
PI
GG.PJ
G乙PZ
GK.
pI
GT.PV
GS、GPAAl
、Pl
GU.PGAPl
、PGAP2、P朗 P3率のいずれかに変異を認める,)
8
着替え
0
1
5
0
不能
上音
己
D 鑑別診断
欠損症が原因でない大田原症候群、ウェスト症候群、ヒルシュスプルング病
先天性GPI
<診断のカテゴリー>
De
f
l
nl
t
e A-1とCを満たすもの
pr
oba
bl
e:
A-1とB-1を満たすもの
85
検便コン
以外
0
試診断遊郷及 び鵡症度分類 の適応 における留意耕項
321 非ケトーシス型高グリシン血症
1 病名診断 に用 いる臨床症状、検査所見空
知こ関 して、診断避準上に特段 の規 定がない場合 には、いず
れ の時期 の もの を用いて も差 し支えない (
ただ し、 当破疾病の逢過 を示す臨床症状噂であって、確
匝:
垂頭
g
F
,
邑可能 な もの に限 る)。
2 治蝶開始後 におけ る蛮症度分掛 こついて札 適切な医学的管理の下で治療 が行 われ てい る状憶で,
政近 6か月間で魚 も恋 い状櫨 を医師が判Ur
す ることとす る。
3 なお、症状 の提度 が上記 の血癌庶分鞘噂 で一定以上 に練 当 しない者であるが、初編 な医療 を継続す
ることが必繋 な者 については、医棟 数助成 の対象 とす る。
1 概要
アミノ酸の一つであるグリシンを分解する酵素である、グリシン開裂酵素 系の活性が先天 的に欠損 して
いるために体内にグリシンが蕃碑する.先天性アミノ酸代謝展 %.
症の-つである。生後数 日で意約陣容、
呼吸 困難 .など脳症様 の症状で発症することが 多い。中根 神経 系の砕率 による症状 が大部分を占め、肝
液 や腎臓 などの他 の厳韓陣笹 は基 本的に認めない.新生児期 の急性期の症状 は盃筋であり.大部分の
症例で人工呼吸% による呼吸管理が必要になる。急性 期を脱 した後 は中枢神経 の時事 を残すことが 多く、
0-1
00万出 生に 1人
生涯にわたる療養が必要になるB発症 に男女益はなく、我が国における発症頻 度は 5
と推定される。
=.原田
中枢神経 系、肝臓 、腎臓のミトコンドリアに分布する、グリシン開裂静索と呼 ばれる校合群 衆系がその構
成酵素をコ-ドする退伝子の変奥 によりその活性を失うために発症すると考えられている.グリシン開裂酵
素 はグリシン異化の主経路であるため、その欠損 により血妹や髄液などの体液 中に大豊のグリシンが蓄積
p-、T-.H-、L一変 白質と呼 ばれている.)からなる複合酵素
する。グリシン開裂酵 素系 は、4つの構成 酵素 (
である.p
-、T-、H-、L一蛋 白質 は、それぞれ
GL
DO,
ANT
.GOSH.DLD過伝子にコー ドされている(ただし、
DLD遺伝子がコードしているL褒 白質は、ピルビン酸脱水素酵索複 合体などの構 成蛋 白であるE3と共通で.
LQi
g
h)
脳症となり NK
H にはならない.)。大部分の症例
この蛋 白の異常は.高乳酸血症などを盈するリー(
で、
GL
DO遺伝子または A
MT
過伝子の遺伝子変異を認める。グリシンは中枢神経系で沖積伝達物質として
働くため .中枢神経 系でグリシンが蓄積することで神経 陣賓を来すと推定されているが .その発 症機 序は
兼だ明らかでない。
8 症状
病型があるO
新生児型と乳児 聖の 2
(
D 新生児型
症 例 の 80%を占め、典 型と考 えられる。出生後数時間から数 日以内に輔乳力低下、昏睡 、吃達 .筋 緊
I
CU に入童することが 多い.窓 池畔零を伴う呼吸陣賓は
張低下、呼吸陣率 、などの症状で然づかれ 、N
盈旅で、人工呼吸矧 こよる呼吸管現を要する症例 が 多い BNI
CU における血液や髄液のアミノ酸分析で
本症 と診 断され る。新生児の急 性期を乗 り切った大部 分の症例 は 自発呼 吸にもどるが 、掃神運動発達
遅 滞や 疫単 は改馨せず .重症心身陣容を残す。
(
》 乳児型
2か月で筋 緊張低下、発達の遅れ .疫蛍 、などの症状が出現
新生児期 は無症状に過ごし、生 後2-1
してくる非典型例を乳児型と呼んでいる.新生児型に比べ生命予後 は良い。幼児 -竿盛期には、衝 動的
行動 、注意 欠陥 ・
多動性陣笹様行動、自閉症梯行動 、など行動面での畏常を示す。軽度から中等度の知
的陣率を示す。大分即の症例 はてんかんを椅つが、欠く症例も存在する。
87
88
E
o情報提供元
4 治療法
有効な治療法は未だ確立していない。急性期の対症療法として、安息香酸ナトリウム 、NMDA 型グルタミ
ン酸受容体アンタゴニスト、抗癌撃薬、などが使われている.
・日本小児科学会、日本先天代謝異常学会
当放疾病担当脊 索北大学大学院医学系研究科小児病態準 教授 呉繁夫
① 安息督敵ナトリウム 安息香酸と格合したグリシンは馬深酸となって尿中に排煙されるため、体内(
=審
耕したグリシンを除去する目的で授与される。グリシンは脳脊髄関門を通過できないため、血 中グリシ
・
厚生労働省難治性疾患政策事案 「
新しい先天代謝異常症スクリーニング時代に適応した治療ガイドラインの
ン濃度が低下しても.髄液グリシン濃度の低下は恵鹿である。中枢神経症状の敬啓に一定の効果を示
作成及び生涯にわたる診療体制の確立に向けた調査研究」
すことが多い。
研究代義春 旅本大学生命科学研究部小児科学分野教授 遠藤文夫
(
診 NMDA型グルタミン酸受容体アンタゴニスト高濃度のグリシンは.中枢神経系に存在する NNI
DA 型グ
ルタミン酸受容体を過興奮させると推定されている。その過熱海を抑制するEl
的で.同受容体のアンタ
新生児タンデムマススクリーニング対象疾患の診療ガ
・日本医療研究開発機構 難治性疾患爽用化研究革衆r
ゴニストである、デキストロメトルフ7ンやケタミンが授与されている。噺乳力や脳波所見の改啓の報告
イドライン改定.診療の質を高めるための研究J
研究代表者 岐阜大学大学院 教授 深慮敏幸
があるが、長期予綾の改蓉効果は不明。
③ 抗癌斡薬 本症に伴う疫筆は.一般に抗癌撃燕治療に抵抗性である,フエノバ-ル、ジアゼパム、クロ
バザム、ゾこサミド、などが用いられている。Jくルプロ酸ナトリウムは、その副作用として高グリシン血
症が報告されているため使用されない。
新生児期を乗り切った新生児型症例や.乳児型では_抗癌妙薬による疫撃のコントロールと適切な療育
の提供が治療 目標となる.乳児聖の寧褒期では、行動輿僻に対する薬物治療も行われている。
成人期においてr
よ、中枢神経症状に対する治療が中心となり、痘蝉のコントロールなどの対症療法や行
動輿頼r
こ対する薬物療法が行われる。
5 予後
新生児期を乗り切った新生児型症例 の多くは、盈症r
b身降等を伴う。乳児型症例では、成人期に至って
も、知的陪賓や行動異常が生涯に渡り認められるqまた、安息番数ナトリウムおよび抗癌撃茶を使用する
ことにより、生命予後が比較的よくなる。
E
o 要件の判定l
=必酎 描 頑
1 愚者数
1
00人未満
2 発病の機構
不明 (GLDOJ MT.GCSH遺伝子奥常の関与が示唆されているが、発病の機構、病態が未解明である
部分が多い。)
8 効果的な治療方法
兼確立 (
根本治療法が確立していない。)
4 長期の療養
必要 (
知的障啓、運動発達遅滞、てんかん、行動異常が生涯に洩るため)
5.診断基簿
あり(
研究班が作成し、学会が承隠した診断基準)
6 蕊症皮分瓶
日本先天代謝異常学会による先天性代謝異常癌の重症度評価を用いて中等症以上を対象とする。
89
90
<診断基準>
<診断のカテゴリー>
発症時期により新生児型と乳児塑とに分類し、各診断カテゴリー の Dl
B
f
l
nl
t
Oを対象とする。
DO
f
l
n
l
t
t
)
(
1)
Aのいずれか+Bの全て+Cのいずれかを満たす。
(
2)
Aのいずれか+Bの2+Dを満たす。
pr
o
b
i
l
b
l
eAのいずれか +Bの l
と2
を満たす.
① 新生児型
A 症状
新生児期に次の症状を盈する。
1 筋緊張低下
2 癌鍵盤棟
3 意班陪審 (多くは呼吸障晋を伴う昏睡)
B 検査所見
1.脳波所見が、サプレッション・
バーストまたはヒブス・
アリスミア
2.尿有機酸分析で異常を汲めない,
3 髄液グリシン温度が 1
恥mo
VL以上であり、かつ髄液/血姥グリシン濃度比が 007以上
C 特殊検査
11
3
Cグリシン呼気拭験で、輿常低値
2 肝組栂を用いたグリシン開裂酵素系の活性が異常低値
D 過伝学的検査
遺伝子変異検索で、GLDO、ANT.GCS〝いずれかの遺伝子に病因と考えられる変異を汲める。
<診断のカテゴリー>
De
f
i
n
l
t
e
(
1)
Aのいずれか+Bの全てを満たす。
(
2)
Aのいずれか +B
の2と3十Cのいずれかを瀦たす。
(
3)
Aのいずれか+Bの8+Dを満たす。
pr
o
b
a
b
l
eAのいずれか+Bの之と3のみを満たす。
(
診 乳児型
A.症状
乳児期以降に次の症状を塵する(
新生児期は、原則無症状).
1 筋緊張低下
2 疲蝉
3 将神先i
塞遅滞
4 行動異常 (多動.自閉症梯症状など)
B 検査所見
1 尿有機散分析で異常を放めない。
2 髄液グリシン濃度 が 1
5
p
moVL以上であり、かつ髄液/血紫グリシン濃度比が 003以上
C 特殊検査
1
1
3
Cグリシン呼気餌験で、異常低値
2 肝細枠を用いたグリシン開裂酵兼系の活性が異常低地
D 遺伝率的検査
遺伝子変異検索で、GLDO、ANT.GCSI
Jいずれかの遺伝子に病院と考えられる変異を澄める。
91
92
<盤症皮分類>
生活の 自立 ・
介助などの状況(
以下の中からいずれか 1つを選択する)
vl
先天性代謝異常症の重症度評価(日本先天代謝異常学会)を用いて中等症以上を対象とする。
0
自立した生活が可能
点数
燕物などの治虎状況(
以下の中からいずれか 1つを選択する)
何らかの介助が必要
1
日常生活の多くで介助が必肇
2
生命維持医療が必要
4
治療を畢しない
対症療法のために何らかの弗物を用いた治療を継続している
軽食評価
疾患特異的な薬物治療が中断できない
までの各評価および総合点をもとに最終評価を決定する0
ⅠからVI
急性発作時に呼吸管理、血液浄化を必変とする
(
1)4点の項 目が 1つでもある場合
盈症
(
2)2点以上の項 E
l
があり、かつ加点した総点数が6点以上の場合
盈症
食事巣准治血の状況 (
以下の中からいずれか 1つを選択する)
(
3)
加点した稔点数が 3-6点の場合
中等痩
食事制限など特に必要がない
4)
加点した総点数が0-2点の場合
(
軽症
軽度の金額制限あるいは一時的な食事制限が必要である
注意
特殊ミルクを絶域して使用するなどの中程度の食事療法が必要である
特殊ミルクを娘碗して使用するなどの疾患特異的な負荷の強い(
厳格な)
食事療法の
社椀が必要である
経管栄養が必要である
静索欠境などの代謝伴音に直接開適した検査 (
画像を含む)の所見 (
以下の中からい
ずれか 1つを選択する)
矧 こ典牌を認めない
1
診断と治療についてはガイドラインを参考とすること
2
疾虚特異的な弗物治療はガイドラインに準拠したものとする
3 疾患特異的な食事栄養 治療はガイドラインに準拠したものとする
試懇新品畔及び血症度分源i
の適応 における留窓邸項
1 病名診断に用いる臨床症状、検査所見琴に関 して、診断遜畔上に特段の規定がない場合には、いず
軽度の異常値が総統している
SDの逸脱)
(El
安として正常範囲から 15
れの時期の ものを用いて も還 し支えない (
ただ し、当絃疾病の経過 を示す払床症状琴であって、確
中等庇以上の果樹 直が継続している (E
l
安として 15
SDから20
SDの逸脱)
高度の異常値が持嬢している
(El
安として 20SD以上の逸脱)
蓬
各可能なものに限る)
a
2
治蝶開始後における塊症皮分類については、適切な医学的管理の下で治糖が行われている状鳩で、
直近 6か月間で痕 も懸い状棚を医師が判断することとす る.
I
V
現在の耕神運助発遠道滞、神経症状、筋力低下についての評価 (
以下の中からいず
れか 1つを五択する)
a
異常を醒めない
♭
C
Q7
0未満や補助具などを用いた自立歩行が可
軽度の障零を汲める (El
安として、I
能な種皮の陣容)
中程度の障啓を経める (目安としてJQ5
0未満や自立歩行が不可能な程度の陣零 )
d
高庇の陣零を認める
V
3 なお、症状の租度が上紀の血痕成分甥噂で一定以上に該当 しない者であるが,高額な医療 を経机す
ることが必要な者については、底嫉焚助成の対象 とす る。
(目安として、I
Q35未満やほぼ寝たきりの状態)
現在の腺尊降着I
=関する評価 (
以下の中からいずれか 1つを選択する)
a
肝麻.腎麻、心親などに機能陣啓がない
肝施、腎巌、心臓などに軽度機能時事がある
(E
l
安として、それぞれの枚鱒輿鰍 =よる検査異常を認めるもの)
E
) 肝臓.腎臓、心臓などに中等庇機能陣容がある
(B安として、それぞれの廠懇親鰍 こよる症状を認めるもの)
d 肝臓,腎臓.心膜などに支度機触陣容がある、あるいは移植医療が必要である
(目安として、それぞれの騰静の機能不全を汲めるもの)
b
9
3
9
4
3
2
2 β-ケトチオラーゼ欠損症
匝:
垂頭
必輩 (
臨床的に安定していても酵素欠損は存在 し、潜在的なリスクがあり、定期受診.検査が必笹である。
また成人期合併症について不明な点が多い。)
5 診断基準
あり(
研究班が作成し、学会が承認した診断基準)
1 概要
6 重症度分類
ミトコンドリアアセトアセチル-CoAチオラーゼ (
T2)の欠損症で.反復性の盃鴇なケトアシドーシスを来す
日本先天代謝異常学会による先天性代謝異常虚の蚤症鹿評価を用いて中等症以上を対象とする.
疾患である。常染色体 劣性遺伝形式をとる。イソロイシンの中間代謝のステップとケトン体の肝臓外組枠で
E
o情
報拒供j
i
l
の利用ステップが陣容される。
・日本小児科学会、E
l
本先天代謝異常学会
2.原因
当鋲疾病担当者 岐阜大学大学院医学系研究科 教授 深屈敏寧
Ac
ATl遺伝子の変異によりT
2活性の低下が原Z
aである.
・
厚生労働科学研究費補助金チビも家庭総合研究串紫「
タンデムマス等の新技術を帝人した新生児マススクリ
3 症状
ーニング体制の研究J
生後数か月から2歳頃に飢放、発熱、感染などのストレス矧 こ、著しいケトアシド-シスで発症することが
研究代襲者 島根大学小児科 教授 山口清次
多い.並流な場合は急性脳症で発症し、後遺症として発達陣笹を来したり、ケトアシドーシス発作中に死亡
することもある。
新しい先天代謝風解症スクリーニング時代に適応した治療ガイドラインの
・
厚生労働省粗治性疾虚政策卒 業「
なお、症状が出る抑 (
発症前)に.新生児マススケノーニングで発見されることがある。本疾患はタンI
-ム
T
マスによる新生児マススクリーニングの2次対象疾患である。
4 治療法
作成および生涯 にわたる診療体制の確立に向けた調査研究J
研究代蛮者 熊本大学大学院 教授 通藤文夫
IE
l
本医療研究開発機構 難治性疾風爽用化研究率兼「
新生児タンデムマススクL
)一二ング対象疾虚の診療ガ
根本的な治療法はない。対症的な治療としては、空腹時間を長くせず、発熱や堀牡などケトン体産生スト
レス時には早期のブドウ粕輸液で、発作を未然に防ぐことが盈軍。カルニチンの輔充、イソロイシン制限の
イドライン改定.診療の質を高めるための研究J
研究代蛮者 岐阜大学大学院医学系研究科 教授 深尾故率
ための蛮 白制限食も行われる。 成人期以降は、カルニチン補充療法を継続することが盟ましいが、食事
制限は不要と一般r
=考えられている。本疾患は症例数が限られており、個別対応が必要である。
5 予後
発件の後退症として発達の遜れを来して成人となることも多い.発作時に基底核病変が生じ.寝たきりと
なる例も海外では報昏されている。成人ではケトアシドーシスの発作の頻度は少なくなるが、同様の有機酸
代謝鼎l
#痕では1回の盟舷なケトアシドーシス発作で成人期でも死亡することがある。偏頭痛様症状を訴
える症例も報告されている.
壬
○ 要件の判定に必要な事項
1.盛者救
1
00人未満
2 発病の機構
不明 (
,
WAγ1遺伝子爽僻が原因であるが、発病の機構、病態が未解明である部分が多い。)
3 効果的な治療方法
未確立(
対症療法があっても根本治療法が確立していない。)
4.長期の療養
9
5
96
<診断基準>
<診断のカテゴリー>
D¢
f
l
nl
t
Oを対象とする.
Def
T
nl
t
O
(
1)
A十Cの2、A+Cの 3,A+Eのいずれかを満たす。
2)
新生児マススクリーニング症例においてはCの1+Cの 2、Cの 1+Cの3.Cの1+Eのいずれかを満た
(
A 主要症状および臨床所見
ケトアシドーシス発作 (
飢餓や感染を契機に唖吐、多呼吸、意紙陣零を来す.)
す。
Pr
oba
bl
l
)
(
1)
A+Cの 1を満たす。
B 参考となる一般検査 ・
画像所見
1.代謝性アシドーシス
(
2)
新生児マススクリーニング症例においてはAを認めなくてもCの 1を満たせばよい。
本症では急性期のケトアシドーシスが強い。従ってアニオンギャップ関大性の代納性アシドーシスとなる.
苑型例では p
H<72、HCO3
<1
0r
n巾Ol
/Lを示す.
2,強いケトーシス
総ケトン体 >7mM
遊離脂肪酸 くく総ケトン体
遊赦脂肪酸/総ケトン体 比は 03を切ることが多い。
3 高アンモニア血症
軽度の高アンモニア血 症 (
200-40
0t
J
ddL程度)を盈することがある。
4 位血粕
基準値 <45
mg
/dL
本症では高血糖から低血糖まで様々であるが.著しい低血糖はまれであるo
C 診断の根拠となる特殊検査
1 血中アシルカルニチン分析 (
タンデムマス法)
C51かつ C5-0日の上昇が特徴的である。しかし本検査は有機酸代謝異常症においては確定診断では
なく.スクリーニング検査である。
2 尿中有機酸分析
-メチルアセト酢酸の梯池増加がみられるq
典型例ではチグリルグリシン、2
-メチル13-ヒドロキシ酪 放、2
2
-メチルアセト酢酸は不安定で検出されないこともある。
8.静索活性測定
Aチオラ-ゼ
リンパ球や皮膚線維芽細胞、購解を用いて酵素活性測定で、ミトコンドリアアセトアセチル-Co
0%以下)が認められれば確定診断となる。
(
T2)の著しい低下 (
正常の 2
D 銘別珍断
1 サクシニルーCo
A・
3-ケト酸 coAトランスフェラーゼ欠鍋症
22
-メチル-3-ヒドロキシブチリル-CoAデヒドロゲナーゼ(
2M3HBD.HSDI
O)
欠損症
Ei
馴云学的検査
ACATl遺伝子の2アレルに病因となる変異が同定される。
97
98
<重症度分類>
先天性代謝異常症の盈症皮評価 (日本先天代謝輿常学会)
を用いて中等症以上を対象とする.
vE
生活の自立 ・
介助などの状況 (
以下の中からいずれか1つを選択する)
0
自立した生活が可能
何らかの介助が必野
1
張物などの治療状況(
以下の中からいずれか 1つを選択する)
El
幣生活の多くで介助が必要
2
治療を畢しない
生命維持医療が必要
4
点t
l
対症療法のために何らかの薬物を用いた治療を破鏡している
抱合評価
疾鹿特典的な薬物治療が中断できない
ⅠかⅥまでの各評価および総合点をもとに壌韓評価を決定する。
急性発作時に呼吸管理、血液浄化を必軍とする
(
1)4点の項 目が 1つでもある場合
盈症
食書架孝治虎の状況 (
以下の中からいずれか 1つを選択する)
(
2)2点以上の項 目があり、かつ加点した総点数が6点以上の場合
盈症
食事制限など特に必要がない
3)加点した総点数 が 8-6点の場合
(
中等症
軽度の食事制限あるいは一時的な食事制限が必要である
4)
加点した総点数が 0-2点の場合
(
軽症
特殊ミルクを継続して使用するなどの中程度の食事療法が必要である
注t
特殊ミルクを継続して使用するなどの疾患特異的な負荷の磯い(
厳格な)
食事療法の
地検が必要である
l
診断と治療についてはガイドラインを参考とすること
経管栄養が必要である
2 疾慮特異的な薬物治療はガイドラインに準拠したものとする
3 疾患特異的な食事栄養治療はガイドラインに準拠したものとする
静索欠場などの代謝拝啓に直接関連した検査 (
囲像を含む)の所見 (
以下の中からい
ずれか 1つを選択する)
矧 こ異常を位めない
※診断遊確及び呈
圧痕皮分類の適応 における留瀞事項
(目安として正常範囲から 15
SDの逸脱)
1 病名診断に用いる払宛症状、検査所見掛 こ関 して、診t
F
r
基準上に特段の規定がない場合には、いず
SDか ら20SDの逸脱)
中琴座以上の異常値が継続している (目安として 15
れの時期の ものを用いて も追 し支えない (
ただ し、当絃疾病の払過 を示す払床症状噂であって、確
紐皮の異常値が継続している
有産の鬼瀬値が持病している
SD以上の逸脱)
(目安として 20
護
冨可純なものに限る)
.
2.治痴1
J
F
l
始後における鬼症度分類については、適切な医学的管発E
の下で治按が行われている状1
由で、
l
V
現在の頼神運動発達遅滞、神経症状、筋力低下についての評価 (
以下の中からいず
政近 6か月間で魚 も恋い状態を医師が判Wr
することとす る。
れか 1つを遜択する)
a
異舟を認めない
b
軽度の時事を駆める
O
(目安として、I
Q7
0未満や補助具などを用いた自立歩行が可
3 なお、症状の粗度が上記の盃症度分懸等で一定以上に級当 しない者であるが、拓鰯な医療 を継続す
ることが必窄な者については、底療兜助成の対象 とす る。
1
能な程度の陣容)
C
中確度の酷零を認める (目安として、I
Q50未済や 自立歩行が不可能な程度の陣容)
d
高度の陣容を隈める
(EI
安としてJQ3
5未満やほぼ寝たきりの状態)
2
4
現在の腹巻仲春に関する評価 (
以下の中からいずれかlつを選択する)
肝鹿、腎鹿、心臓などに機能陣零がない
肝慮.腎麻.心臓などに軽度機能陣率がある
(自費として.それぞれの麻祭具#r
こよる検査異常を汲めるもの)
肝臓、腎腰、心臓などに中等庇機能蹄啓がある
(El
安として、それぞれの潜尊異噺 こよる症状を認めるもの)
肝凍 .骨牌、心脇などに重度機能陣啓がある.あるいは移植医療が必要である
(目安として、それぞれの陳器の扱能不全を認めるもの)
9
9
100
3
2
3芳香族 L-アミノ酸脱炭酸酵素欠損症
4 治療法
ドパミンアゴニスト.モノアミン酸化酵素阻宰剤 .補酵素であるビタミン B
.
などを用いた内促治療が行われ
巨:
亘嚢
ているが、典型例 に対してはわずかな効果 しか期 待でき い.そのために現在 は遺伝子治療 に期待がか
1 概要
ン病 の治療として研究されている手法が流用できることが有利な点である。適切な燕剤治療やリハビリテー
な
けられているBAAD(
〕欠損症では脳 の書
評進がたもたれていること、さらに AADC遺伝子の導入はパーキンソ
芳香族 L-アミノ酸脱炭酸酵素(
Ar
oma
t
l
CL
-a
mi
n
oa
cL
dd8Ca
r
box
yE
as
oAADC)は L
-ドーパ (
L
-DOPA)
をド
ションの知見を帯萌 しながら、過信手 治療 の爽現にむけた研究を進めて行くことが必要である。
パミンr
=、5
-ヒドロキシトリプトファン(
5-h
yd
r
ox
y
t
L
YP
t
叩han5-HTP)
をセロトニンに脱淡酸化する酵素であり、
神経伝 達物 質であるドパミン、ノルエピネフリン.セロトニンの合成 に必須 の酵素である.その欠娘症 の灸
聖例 は、乳児 期早期 からの発達遅滞および聞歌的な眼球 回転 発作など眼球運動異常と四肢ジストニアで
発 症 し.髄 液 中 の ホ モ バ リ二 ン酸 くhD
mO
VZ
l
ni
l
i
l
BaCl
d HVA)お よび ハ イドロキ シ イン ドー ル 酢 酸
5.予後
ドパ ミンアゴニス トな どを用 いた内服治療が拭み られ ているが予紋は不良で、多 くは寝た き りで
発孟
蚕の熊 い状態に とど苦る。生涯 にわた って注聴深 い治療 と撞過観欝が必要であるo
(
5
-h
ydr
ox
y■
nd
ol
L
I
CO
t
l
M C
l
A5-HL
AA)の低値など特徴的な所見で診断され る。ドパミンアゴ=ストなどを用い
た内服治療が試み られているが予後は不 良で多くは寝たきりで究極の無い状態にとど蒙る.
E
o 要件の判定に必要な事項
三 原E
E
)
l 患者数
7p1
2トp1
23に存在する AADCi
馴童子輿#に起 因する過伝性疾患で舟染色体劣性の退位形式を取る。
AADC 活性 の欠鍬 j
:
① 髄 液検査 、② 血 統 中酵素活性 にて証 明され る。髄 液検 査では 、AAD(
)の基 質
1
00人未満
2 発病の機構
(
L-DOPAおよび 5
-HTP)とその代槻産物である 3
-メチル ドー パ (
3
10-mo
t
hy
!
d
opa3-O…D)
のW,
夜中濃度
DDO 遺伝子奥常が原田であるが、同じ浪伝子変奥でも未発症例や盈症例があることなど.発病 の
不明 (
vdnI
"
l
C aCl
d(HVA).
が 上 昇 し .生 成 物 の モ ノ7 ミン とセ ロ トニ ン の 代 謝 産 物 で あ る hono
機構 、病態が未解明である部分が多い。)
5
-hy
血)
X
yl
nd
obcc
'
tl
G a
G
i
d(
5
-HI
AA)は零減 している。血源 中ドーパ脱炭酸活性 は低下し多くは測定感度 以
0 数例の報告があL
J多くはミスセンス変奥であるが,合激 こおいては単-のフレ
下となる。遺伝子 変異 は 3
ームシフト変異 の銀棟 (
ⅣS6
+4A>T)が報告されている.現在のところミスセンス変異 の集構傾 向は無い.
L-DOPA 反応性の転症例で報魯された基質結合部位でのアミノ散碇換をおこす GI
O2S 変異や鹿症例 の
S25
0F など特徴 的な蛮風 も見つかってきている。画像 検査では.ドパミン合成砕 賓を反映して 1
8トdo
pz
)
pET検査で繰粂体への取 り込みが消失する。しかし頭 部 MRl検査では異常は陀めず 、TRODAT-1SPECT
検査では線条体への結合が確隠できるなど、脳の構造とくに線状体のドパミン神経終末の構造 は保たれて
8 効果的な治療方法
5年に本邦でも過伝子治療が始まっている。)
未確立 (
対症療法が主であるが 、201
4 長期の療養
必要 (
一般的に予後不良で進行性であるが、早期に遺伝子治療を行えば予後 は良好と考えられる。)
5. 診 断基 準
あり(
研究淡が作成 し.学会が承配 した診断基準)
6.重症度分類
日本先天代謝異常学会r
こよる先天性代謝奥樺症の塵症皮評価を用いて中等症 以上を対象とする.
いると考えられている。
3 症状
典 型例では 6か 月以内に、開放 的な眼球 回転 発作(
oc
ul
og
yr
L
CCr
i
s
i
s)と四肢のジストニアで発癌 し将神
運動 発達 は遅滞す る。その他 に頻度 の商 い症状 としては 、随意運 動 の障響 、易刺激 性 、眼球 扱較癌蝉
(
ocu
l
arcon
ver
gen
ceS
PA
S
M)、口腔 臨面ジスト=ア、ミオクローヌスなどがある。診察上は筋緊張 は低下 し、
k
)情報提供司
・日本小児科学会.日本先天代謝異常学会
当故疾病担 当者 大阪市立大学大学焼 医学研究科発達小児医学分野 教授 新宅治夫
多くは薙たきりで先師のない状態にとどまるが、
深部戯 反射 は充進するがJtビンスキー反射は陰性である。
一方で筋緊張低下と眼瞭下垂を主症状とし独歩と会話 が可能であった軽症例の報告もあり症状の幅は広
・
厚生労働省難治性疾虚政策卒衆「
新しい先天代謝異常症スクリーニング時代に適応した治療ガイドラインの作
い。脳性麻樺 との鑑別が田托な場 合 もあり.正 しく珍断を受けていない症例 も多いと考えられる。この点に
成および生涯にわたる診療体制の確立に向けた駒査研究 」
ついては診断基準作成など本研究の評題である。病態としては、AADC欠損症例 の FDG-PET検査でドパミ
研究代安着 熊本大学大学院 教授 遠藤文夫
ン神経 の投射が 多い線条体と前頭抑野での鵜 代謝低下の所見が報告されていることから、線条体の機能
不全は
A
A
DC 欠損症 の主な運動症状であるジストニアと随意運 動の陣容 の原因となり、前流前野の磯髄
不全が棉神遅滞症状をひきおこす原因の一つとなっていると考えることができる.
新生児タンデムマススクリーニング対象疾感の診療ガ
IEl
本医療研究開発機構 難治性疾虚薬用化研究 革紫r
イドライン改定、診療の箆を高めるための研究」
研究代襲者 岐阜大学大学院 教授 深層敏幸
1
01
1
02
<診断基準 >
Do
f
l
nl
t
8、Pr
ob
a
bl
やを対象とする.
代謝異常症の重症度評価 (日本先天代謝異 常学会)
を用いて中等症 以上を対象とす
芳香族 L-アミノ酸脱政敵酵素欠墳症の診断基準
つを汲択
薬物などの治療状況 (
以下の中からいずれ か 1
る。
A 症状
1 新生児期より晴乳陣率 .低体 温、低血糖などの異常を認める。
対症療法のために何
治療を軍しない
する)
らかの薬物を用いた治療を躯拭 している
2 乳児期早期からの間歌的な眼球 回転発作など眼球運動具紫と四肢ジストニアで発症する.
疾
3 故知轍鮒発達遅滞が控められるd
急性発作時に呼吸管理
患特異 的な爽物治療が中断できない
、血
食事栄養治療 の状況 (
以下の中から
液浄化を必要と
いずれする
か 1つを選択する)
B 検査所見
1 L
-DOPA および 5
-ヒドE
jキシトリプトファン(
5-HTP)
とその代謝産物である 3
-0-メチルドーパ (
3
-OMD)の
HVA)、5-ヒドロキシインドール酢 酸 (
5HL
AA)は著減 (
正常下 限以
髄 液 申濃度が上昇し.ホモバニリン酸 (
食事制限など矧 こ必要がない
軽度の食事制限あるいは一時的な食事制
下 、蛮 l参 照)している。
特殊ミルクを継続 して使用するなどの中程 度の食事療法が必要である
限が必肇である
特殊ミルクを推統 して使用するなどの疾愚特異
2 血幣 のAADC活性 は-極めて低値である。
総統 が必要である
経管栄養が必要である
C.鑑別診断
以下の疾患を鑑別する。
的な免荷の強い (
厳格な)
食事療法 の
酵素欠損などの代謝陣容に直接関連した検査 (
BH4欠損症 、瀬 川病 、若年性パーキンソン病 、セピアプテリン還元酸素 (
SR)
欠損症 、GLUTl
欠損症
ずれ
か1
矧 こ異常を認め
つを退択する)
D 遺伝学 的検査
軽庇の異常値が継続し
ない ている
AADC 遺伝子と考えられている DDOの追伝子解析を行い両方のアレルに病因となる変異が 同定されるこ
画像を含む)の所見 (
以下の中からい
(目安として正常範囲から 15SDの逸脱)
中等度以上の異常値が継続 している (
El
安として 15SDから 20
と,
<診断のカテゴリー >
I
V
高度の異常値が持続している
目安と
して 2
0SD以上の逸脱)
SDの逸脱 )
現在の頼神運動発達遅滞.
神抜症状(.
筋 力低下
についての
Def
l
ni
t
e:
Aのうち1項 目以上+Bのうち 1項 El
以上を満たし、Cの確別すべき疾患を除外 し、Dを満たすもの
pr
oba
bl
OAのうち1項 目以上 +Bのうちl項 EE
以上を満たし、Cの鑑別すべき疾患を除外したもの
Z
b
) れか
鬼博を汲めない
1つを選択する) (目安と
鹿度の陣香を認める
pos
s
l
bI
BAのうち 1項 目以上 +Bのうち1項 E
l
以上
<添付資料>
喪 l 髄液 申 5-HI
AAとHVAの正常範m]
Ago
HVA
n
F
7
1
0l
/L
5-HL
AA
<6mD
31
0.
-1
1
0
0
1
5
0.
〉8
00
6mo∼lyr
295-932
11
4
2-4yr
211-.
87ー
1
05-3
-23
96
9
5-1
0yr
HVA
叩′mL
nmoF
/L
59
5H
C
し
能な程度の陣率)
て、
l
Q
7
0
未満や補助具などを用いた
自立歩行が可
中程度の陣率を認める (目安 と
し
て、
I
Q
5
0
未 済や 自立歩行が不可能な植皮の陣容)
d
高度の陣音を汲める
∨
L
AA
ng
/mL
一一-1
¢yr
1
34
3-5
-.
80
51
ー
88-1
7
8
>1
6yr
11
5.
-488
6
6.
7
4
-ー63
現在の搬乎陣1
酌 =関する評価 (
以下
の中からいずれか 1つを選択する)
肝臓、腎
b
肝臓 、腎凝
臓 、心膿などに転座機能陣容
心腹などに機能陣容がない
C
肝臓、腎臓 、心臓などに中等度機能
(目安として、それぞれの騒韓異常にがある
2
0.
9-61
.
5
よる検査風常を陀めるもの)
40.
3-ー
6
6.
5
1
9.
2-54.
8
(El
安として、それぞれの巌単輿常による症状を随めるもの)
障率がある
1
6.
1-32.
6
d 肝臓、腎澱 、心液などに五度機能陣容がある.あるいは移植 医療 が必
25.
4-1
05
.
3
ー
3.
6.
-29.
9
(El
安として、それぞれの腹部の機能不全を認めるもの)
vJ
1
0322.0-93.3
-1
4l
(目安として、l
Q35未満やほぼ寝たきりの状態)
a
.
3.
L
一21
0.
3
1
4
評価 (
以下の中からいず
t
2.
1-25.
8
生活の 自立 ・
介助などの状況 (
以
先天性
<璽症度分類 >
要である
自立 した生活が可能
0
何らか の介助が必要
1
日常生活の多くで介助が必夢
2
生命維持 医療が必要
4
32
4 メチルグルタコン酸尿症
匡:
垂頭
1 概要
抱合評価
尿中にメチルゲルタコン敵の排雅を来す疲息を総 じてメチルゲルタコン酸尿症 と呼称されており、異質性
が高く.現在 5つの疾患群に大別されている.
ⅠからⅥまでの各評価 および総合点をもとに最終評価を決定する。
(
1)4点の項 E
E
が 1つでもある場 合
並症
メチルゲルタコン放 尿症 l
型 は、メチルケルタコニル Co
Aヒドラターゼ欠損症を指す 。メチルケルタコニル
(
2)2点以上の項 目があり、かつ加 点した総 点数が 6点以上の場 合
選痘
co
A ヒドラターゼはロイシン代謝の 5段階 日に位直し、l型 は常染色体 劣性遺伝性 の有機酸代謝異常症で
加 点した総点数が 3-6点の場 合
(
8)
中等症
ある。Ⅰ
Ⅰ型 は 88
r
t
h症候群、Ⅰ
Ⅰ
Ⅰ
型 は Cos
t
e
f
f症候群にあたる(
それぞれ X連鎖性 銘性遺伝 .常染色体劣性
軽症
遺伝)。尿中にメチルケルタコン酸の排池を艶めながらJ.
H、Ⅰ
I
l型にあたらないものが l
V型 とされ 、種 々の
(
4)
加 点した総点 軟が 0-2点の場合
ミトコンドリア呼吸鎖輿僻症が Ⅳ 型として報告されているq最近 .拡張型心筋症と小脳 失調を伴う疾 風群
(
DCMA症候群)が V型と呼称されるようになった p(
I
V型、V塾はミトコンドリア病 として扱う)。
注意
診断と治療 についてはガイドラインを参考 とすること
疾 愈特異 的な爽物治療はガイドラインに準拠 したものとする
疾患特典的な食事栄養治療はガイドラインに準拠 したものとする
2.原因
L型は AUI
l遺伝子 の変異に原 E
aする。
1
1型は T
AZ過信子 、I
L
E
型 は OPA3遺伝 子の変矧 こ原E
aする。この 2つはミトコンドリアタンパクをコー ドす
る洩伝子であり.ミトコンドリア機能異常で尿 中にメチルゲルタコン酸が排推される機序 は不明である。
㌫診断益準及び盛症度分類 の適応 にお ける留澄事項
1 病名診断 に用 いる臨床症状 、検査所見琳 こ関 して,診断基畔上 に特段 の規 定がない樹合 には,いず
れ の時j
y
)
の ものを用いて も盤 し支 えない (
ただ し、当飯疾病 の経過 を示す髄床症状等であって、確
絡可能 な ものに限 る)。
2
①Ⅰ型
I
小児期 に維持輿 的神経症状で発症する。先陣の遅れ程度のものから急性 脳症 、蕊度 の清神運動発達
遅滞に至る例まで報告されており、小児期における病像は一定しない。
治療開始後 にお ける魂症密分類については,適 切な医学的管理 の下で治療 が行 われ てい る状他 で、
直近 6か月r
mで恩 も惑い状棚 を医師が判 断す ることとす る。
3 なお、症状の粗度が上記 の塵症皮分頬等で一 定以上に肢 当 しない者 であるが、描額 な医療を継椀す
ることが必 要な者 につ いては、医嫉廻助成
3 症状
の
対魚 とす るO
・
近年 .成人で嬢徐 に進行する白馴 B
i
症を盈する l型症例 が報告された。班 知症 、小脳失調 ー視神経重
婚などを症状としている。
②i
I型
・
心筋症 多くの症例 で心不全症状が乳幼児期までに顕在化し.心 内膜線維 弾性 変化 や柊 密化障笹を
組める。乳幼児期死亡の主因の 1つである。心棒充遜種皮の症状 しかみられない軽症例もある.
・
周期性好中球減少 ・
軽 度から盈度までみ られ .新生児期 には致死性の細菌感染が生じることもある。
・
骨格筋ミオパテー 近位筋を中心とした飽庇から中程度の筋力低下
・
修 身長 -3SD--2SD
③Ⅰ
H型
・
両側視神経重箱 乳児期から旺められる。硬板や斜視を伴うことがある。
・
舞踏病様運動 、痘細 、失調 小児期後期から認められる。率いすの使用を畢するようr
こなる例 もある勺
・
一部に態度の既知陣容が醒められる。
なお、成人期以降についても、上記のような各症状に対する対症療法 が必要となる0
4 治療法
①1型
・
症例が少ないこと、小児期 の病像が軽症から韮症と一定していないことから、治療 の必翠性に関 し現 時
点では定見はない。
・
ロイシン制限食 .カルニチン補充
1
05
1
06
(
診Ⅱ型
<診断基準 >
・
治療法として特異 的なものはなく、症状ごとの対症療法となる。
、
Ⅰ
L型とも DE
B
f
l
nl
t
Oを対象とする.
Ⅰ型 、氾型 暮
β 遮 断弟など.海外では心移植の報皆もある。
・
心不全 利尿剤 、ACE阻宰剤 .
・
好 中球減少 著明な低下には G-CSFが使用されている。
Ⅰ梨
③Ⅰ
Ⅰ
Ⅰ
型
A 症状
・
治療法として特輿 的なものはなく.症状ごとの対症療法 となる。
1 小児期 発隋の遅れ、急性脳症、運動兼題遅滞
2.成人期 故知症 .小脳失陥.視 神経恭拍
5 予後
1型の生命予後はよく、成人症例も確旺されている。
B 検査所見
l
【
型 は乳児期に心不全 、敗血症で死亡する例もある.
I
I
I聖においては神経症状 ・
根科的症状は過行するものの、生命予後 は惑くない。
l 代印性アシド-シス、低カルニチン血痕 、低血塊
2 頭部 MRT基底板病変.白質脳症
3 アシルカルニチン分析 ・
C5-0日の上県
4 尿有機酸分析 メチルゲルタコン酸 、メチルグルタル酸 、ヒドロキシイソ吉草酸の著 明な排 惟増加
E
o 要件の判定 に必要な事項】
5 酵素活性測定 繊維芽細胞、リンパ球
1 患者数
l
DO人未満
C 鑑別診断
2 発病の機構
不明(
Ⅰ型のAU
Hi
監佳子 変異 .7
1梨の T
AZ退任子変異 、Ⅰ
Ⅰ
Ⅰ型の
OPA3遺伝子変異が原因であるが.同じ
適伝子変異でも未発症例 や盈症例があることなど、発病の機構 、病態が未解明である部分が多い。)
3 効果的な治療方法
以下の疾患を鑑別する。
I
I型 .3-メチルクロトニル CoAカルボキシラーゼ欠損
メチルケルタコン酸尿症 u型.メチルケルタコン酸 犀症 l
症 、3
-ヒドロキシー3
1メチルグルタル酸血痕
禾確立 (
対症療法 のみで.根本治療法が確立していないq)
4 長期 の療養
D 遺伝学 的検査
必箪 (
玉大な略啓 を残すことも多く、生涯にわたり治療を必要とする。)
遺伝 子検査
AuH過伝子の両アレルr
=機能喪 失型変展を汲める。
5 診断基準
あり(
研究班が作成 し、学会が釆放した診断基準 )
6 重症度分類
<診断のカテゴリ->
De
f
l
nl
t
eA-1、2のいずれかを汲め、Cの鑑別すべき疾患を除外でき、B-4もしくはB-5もしくはDのいずれか
日本先天代謝異常学会による先天性代謝異常症 の重症度評価を用いて中等症以上を対象とする。
を認めたもの
pr
ob
abl
8A-1、2のいずれかを認め、Cの鑑別すべき疾息を除外でき.B-3を温めたもの
E
o 情報娼供詞
=型
・E
l
本小児科学会 、日本先天代謝異 頼学会
当放疾病担当者 東北大学大学院医学系研究科小児病態寧分野 准教授 坂本修
A 症礁
1 心抗癌、捷密化降寄
・
厚生労働省難治性疾 患政策卒 昇r
新しい先天代納異常癌スクリーニング時代 に適応した治療ガイドラインの
作成および生涯にわたる診療体制の確立に向けた調査研究」
2 周期性好中球減少
3 骨格筋ミオパテー
4 低身長 -3S ∼-2SD
研究代重曹 熊本大学大学院 教授 遠藤文夫
D
・E
l
本医療研究開発機構 難治性疾感爽用化研究事来r
新生児タンデムマススクリーニング対象疾虚の診療ガ
イドライン改定、診療の賓を粛めるための研究J
B 検査 所見
1 心エコー 拡張型心筋症 .心室 轍密化障笹
研究代褒者 岐阜大学大学院 教授 深層故事
2 周期性好中球減少、骨髄検査での骨髄球 の段階で成勲停止
3 骨格筋生検 (
l線維に脂肪滴の沈静)
4 尿有機酸分析 メチルグルタコン酸 .
メチルグルタル酸 の軽度 -中等皮の排池増加
1
07
1
08
5 カルジオリピン分析 ろ紙血、血小牧.線維芽細胞を用いて L
4
-九ルジオリビンの低下を検出
<重症度分類>
先天性代謝奥常癌の盈症度評価 (日本先天代謝異常学会)
を用いて中等症以上を対象とする。
C 鑑別診断
以下の疾森を鑑別する.
兼物などの治療状況(
以下の中からいずれかlつを選択する)
メチルグルタコン放尿症 l型_メチルグルタコン放尿 症 I
I
l型.特発性心筋症.慢性好中球減少症
治額を畢しない
対症療法のために何らかの萩物を用いた治療を継続している
D 過伝学的検査
疾患特奥的な薬物治療が中断できない
遺伝子検査 7
:
AZ遺伝子に機能喪失型変異を汲める.
敵性発作時に呼吸管埋、血液浄化を必要とする
く診断のカテゴリー>
食事栄養治療の状況 (
以下の中からいずれかlつを選択する)
D
o
f
n
i
t
BAJl
、2、3、B4のうち3つ以上を満たし、Cの鑑別すべき疾患を除外でき ら-5およびDのいずれ
、
食革制限など特に必要がない
かを放めたもの
軽度の食事制限あるいは一時的な食事制限が必要である
pT
o
b
a
b
L
e:
A-1、2.8.
ら4のうち3つ以上を満たし.Cの鑑別すべき疾息を除外したもの
特殊ミルクを総統して使用するなどの中根度の食事療法が必変である
特殊ミルクを継続して使用するなどの疾虚特異的な免荷の強い(
厳格な)
食事療法 の
1
1
1型
継続が必要である
A 症状
徒簡栄養が必要である
1.乳児期からの両側視神経萎縮
2 舞踏病様運動、癌縮、失調
酵素欠損などの代謝降零に直接関適した検査 (
画像を含む)の所見 (
以下の中からい
ずれか 1つを選択する)
B 検査所見
特に異常を認めない
l 眼底検査 視神経萎確
軽度の異常値が鍵椀している
2.視覚既発電位 (
VEP) 潜時の延長
(目安として正常範囲か ら 15SDの逸脱)
中等度以上の鼎騰憶が継続している (目安として 15SDか ら 20SDの逸脱)
3 網膜電図 (
ERG) 正常
高度の異常値が持続している
4 尿有機酸分析 メチルケルタコン穀,メチルグルタル酸の軽庇-中等皮の排准増加
(目安として 20SD以上の逸脱)
現在の精神運動発達選汎 神痕症状、筋力低下についての評価 (
以下の中からいず
l
V
C 鑑別診断
れか 1つを濃択する)
以下の疾患を鋸別する。
a
異常を臨めない
メチルグルタコン酸 尿症 Ⅰ型、メチルゲルタコン酸厚症 u型、先天性視神経番線 .レーバー遺伝性視神経症
b
軽度の陣容を認める
O
(目安として、I
Q7
0未済や補助具などを用いた自立歩行が可
1
能な程度の陣容)
D 遺伝学的検査
C
opo3遺伝子の両7レルに機能喪失聖変異を認めるB
中程度の陣容を汲める (目安として、I
Q50未満や自立歩行が不可能な穏庇の陣零)
d 高庇の絶賓を汲める
(目安として、I
Q35未満やほぼ壌たきりの状態)
現在の温破砕事に関する評価 (
以下の中からいずれか1つを選択する)
<診断のカテゴリー>
D.
)
f
ml
t
eA1、2およびB4の全てを満たし、Cの鑑別すべき疾虚を除外でき、Dを旺めたもの
肝臓.腎臓、心臓などに機能陣率がない
pr
o
b
a
b
r
c:
Al
一、2およびB4の全てを満たし.Cの鑑別すべき疾患を除外したもの
肝願.常勝.心腹などに軽度機能略啓がある
(目安として.それぞれの脱堺異常による検査廃幣を汲めるもの)
肝臓.腎臓.心臓などに中等虎杖能降零がある
(目安として、それぞれの凝堺異鰍 こよる症状を認めるもの)
肝継、腎臓.心臓などに重度機能陣容がある、あるいは移植医療が必要である
(目安として、それぞれの減額の秘能不全を班めるもの)
109
11
0
2
4
325遺伝性 自己炎症性疾患
生活の 自立 ・
介助などの状況 (
以下の中からいずれか 1つを選択する)
vL
自立した生活が可能
0
何らかの介助が必箪
1
日常生活の多くで介助が必要
2
生命維持医療が必要
4
匡:
垂頭
1 概要
退任性自己炎症性疾患は、自然免疫系に関わる遺伝子尾瀬を原因とし.生涯にわたり持続する炎症を
は、成人患者が破旺されている疾病のうち、既に指定托病に指定されてい
特徴とする疾患群である。ここで
聴合評価
る、クリオピリン閑適周期熟症候群 、TNF受容体関連周期性症候 臥 プラウ症候群.家族性地中海熟.露
ⅠからⅥまでの各評価および総合点をもとに澱終評価を決定する.
蟻癌性膿皮症 ・
アクネ症候群を除いた、NLRC4異
T
g
D症候群、中偉 ・
西村症候群、化膿性無菌性関節炎 ・
(i)4点の項 目が 1つでもある場合
重症
(
2)2点以上の項 E
l
があり、かつ加点した総点数が 6点以上の場合
重症
3)
加点した総点数が 3-6点の鳩舎
(
中等症
(
4)
加点した総点数が0-2点の場合
軽症
(
AI
Car
dl
-Go
u
tJ
色r
8S Syndr
ome
)AGS)
を対象とする.
NLRC4奥常癌 では l
L11β とI
L118が過剰産生され、発熱、寒冷苛蘇癌、関節痛、乳児期発症腸炎、マク
E
3ファージ活性化症候群梯症状など緒広い症状を盈する。ADA2 欠損症では、主に中動脈に炎症が起こりー
結節性多発動脈炎r
=照似した多彩な症状を星するBエカルディ・
グティエ-ル症候群は玉座心身陣容を来
注t
l 診断と治療についてはガイドラインを参考とすること
2
常症、アデノシンデアミナーゼ-2(
AdBnOSr
nedB8mnL
朋 -2ADA2
)
欠損症.エカルデイ・
グティエール症候群
疾鹿特異的な薬物治療はガイドラインに率拠したものとする
3 疾患特艶的な食事栄養治療はガイドラインに準拠したものとする
す早期発症型の脳症であり、頭蓋内石灰化病変と慣性的な髄液細胞数 ・
髄液インターフェロン-α ・
髄液
ネオプチリンの増加を特徴とする。
2 原i
a
NLRC4異常 症 は NLRC4分子の機能獲得褒異により発症する。NLRC4は自然免疫に関わるインフラマソ
※診断題嘩及び盃症度分類 の適応 における磁窓事項
1 病名診Wr
に用いる臨床症状、検査所見等 に関 して、診断益雄上に特段の規定がない場合には、いず
れの時期のものを用いても差 し支えない (
ただ し、当該疾病の経過 を示す臨床症状琴であって、確
漁可能なものに限る)
.
2.治療拝卵白後における盃症度分類については、適切な医学的管理の下で治療が行われている状嘘で、
直近 6か月間で免 も惑 い状態を医師が判断することとす る。
3
なお、症状の包皮が上犯の血症庶分効笹で一定以上に肢当 しない者であるが、高額 な底荷 を継続す
ることが必嬰な者 については、医原資助戒の対象 とす る.
-ムの構成分子であるが、その梯能獲得型変異によりカスバー ゼ-1の恒常活性化が起こり.I
L
1
1β と
】
レ1
8が過剰産生され炎症が怒起される。ADA2欠損症は ADA2分子をコ-ドする CECRl池伝子変異によ
り発症する常免色体劣性退伝疾虚である。曲者では血液 中 ADA2の濃度が低く、細胞外アデノシン濃度の
慢性的な上昇が血管炎症を促進する可能性が推測されている.一方 、ADA2 には成長因子としての作用も
あり.出血性脳梗塞の発症には成長因子作用の陣啓による血管内皮の統合性の低下も影響していると推
珊されている。エカルディ・
グティエール症候群の受任退信子としては TREXl
、F
WASEH2A,RM SEJ
J
28、
H
RNASE ZC.SAMHDl
、ADAF
7
JFI
Hlの7つが報告されている。いずれも核酸の代謝や細胞質内の核酸隈
誠に関与する遺伝子であり,[製インターフェロンの過剰鹿生により炎症が持続する。
3 症状
NLR(
〕
4奥僻症では、長期にわたって継続する周期熟、寒冷等麻疹、関節痛、乳児期発症腸炎.腺腫 ・
血
球減少・
凝固陪賓といったマクロファージ活性化症候群様兆候など、多彩な症状を亙する。ADA2 欠損症で
は.繰り返す発熱.賞状皮斑やレイノー症状等の皮膚症状、血管炎による麻痔や疲れなどの神経症状、覗
症状 (
中 か静脈閉塞や視神経萎格 、第 3脳神経麻坪など)、国腸炎症状、筋肉痛や関節痛、高血圧、腎陣
率等が硯められ、長期にわたって継続する。工カルディ・
グティエール症候群でr
ま、神経学的異常、肝牌漉、
肝逸脱酵素の上昇.血小板減少といった先天感 染症 (
TORCH 症候群)
類似の症状の他.易刺激性、間欠
的な無菌性発熱、てんかんや先適退行を中心とした進行性鹿症脳症の臨床像を星する。血小額減少、肝
牌聴、肝逸脱静索上臥 間欠的発熱などから不明熱として精査を受けることも多く、手指・
足祉 ・
耳などの
凍癌梯皮膚病変や全身性エリテマトーデスに類似した自己免疫疾患の合併も惣められる。いずれの疾感も
生涯にわたり炎症が持続するため、高齢になるほど磁懸陣啓が進行して盈痕となる。
111
11
2
4 治療法
<診断基準 >
いずれの疾 患に対 しても現時点で確立された治療法 はないが .
I
L
Iβ や I
L
11
8の過剰産生が推定され
RC4異常症では抗I
L
-1製剤 の有効性が報昏されている。
AD
A2欠損症に対しては 、抗 TNF療法
ている NL
l)
NL
RC4奥常癌 の診断基準
の有効性を示す報 告が増えている。また、骨髄移植による根治が期待され 、乗降 に有効であった症例も報
Def
l
n
i
t
e、P
r
o
b
a
bl
eを対象とする。
告されている。エカルディ・
グティエール症候群に対しては有効な治療法の報告 はない。
A 症状
5 予後
① 紅斑、革麻疹梯発疹
NL
R
C4異 常症 では、御節炎や炎症性腸 炎に加え.繰り返すマクロファージ活性化症候 群を合併し生命
の危険を伴う。
ADA2欠頒症では、血 管炎症 による脳横森や神経陣率 .視 力畔等 、廃部梗塞 による腎症な
② 発熱
(
勤 持続する下鏑等の脇 炎症状
どの病変を合併 し予後不 良である。エカルデ11
グティエール症候群では、早発性脳症 .てんかん 、重症凍
癖様皮疹のため予後不 良である。いずれの疾患も慢性 の炎症が椿柄 し.進行性の臓器障番を併発するた
め高齢になるほど症状 が悪化する。ただし、いずれの疾患も褒任過伝子 の報告や疾患摂食の確立から朋
がなく、長期 的な予後には不 明な部分が存在する。
B 検査 所見
① 炎症所見硯性
L
-1
8高値
② 血清 l
③ マクロファージ活性化症候群
E
O 要件の判定に必酎 j
=
*項I
l i
A%&
C 鑑別診断
1
00人未満
他 の 自己炎症性疾虚.全身型若年性特発性関節炎、慢性感染症、炎症性腸疾患 .リウマチ・
膨原病疾患 .
2 発病 の機構
家族性血球食食性リンパ租紐球症 .x連銀性リンパ増殖症を除外する。
不明
D 過伝学的検査
3 効果的な治療方法
兼確立 (
いずれも対症療法 のみ )
NLRO4過伝子に疾患関連変異を醒める
.
4 長期の療費
必要 (
遺伝性疾患であり、進行性 の臓器陣容をきたすため)
<診断のカテゴリー >
Dl
)
f
r
mt
c Aの2項 EE+Bの2項 目+Dを満たし+Cを鋸別したもの
Pr
o
b
a
b
r
8
5 診断基準
あり(
学会 によって承放された診断基準)
(
1)
Aの2項 目+E
3の 1項 目+Dを満たし+Cを碓別 したもの
6 盤痕鹿分類 (
盈症例を助成対象とする)
Ba
r
t
h
t
1
日n
de
Xを用いて、85点以下を対象とする。
(
2)
Aの l項 目+Bの2項 目+Dを満たし+Cを鑑別 したもの
(
3)
Aの 1
項 目+B
の'
E
墳E
l
+Dを満たし+Cを轄別したもの
l
o情報提供元
日本小児科学会 、日本リウマチ学会、日本小児リウマチ学食
当放疾病担 当者 京都大学大学院 医学研究科発達小児科学 准教授 酉小森隆太
厚生労射科学研究費補 助金 紙活性疾慮克服研究中薬「自己炎症性疾 廠とその類縁疾虚の診断基準、題症度
分類、診療ガイドライン確立 に関する研究」班
研究代重曹 京都 大学大学院 医学研究科発達小児科学 教授 平家俊 男
11
3
11
4
2)
AD
A2欠頒症の診断基準
Def
l
n
'
r
t
o
、pr
o
b
a
bl
eを対象とする。
3)
エカルディ.
グティエ-ル症候群の診断基埠
Dcf
E
T
t
i
t
。
、Pr
o
b
a
bE
oを対象とする.
A 症状
A 症斌
① 繰り返す発熱
① 神経症状 (
早発性脳症.発達遅滞.進行性の小頭症.癌蝉)
② 箪状皮斑やレイノー症状などの皮膚症状
② 神経外症状 (
不明熱、肝腺腫、凍癌梯皮疹)
③ 麻蜂や疲れなどの神経症状
B 検査所見
B 検密所見
① 髄液検査異常 (
ア∼ウの 1項 目以上)
① 画像検査 虚血性 (
特に出血性)
梗塞や動脈痛の存在
WBC≧5′mm】
、通常はリンパ球優位)
ア)髄液細胞数増多 (
(
診 組粗検査 .
血管炎の存在
>6I
U′mL)
イ)髄液中インターフェロンα 上昇 (
DA2活性検査 血 較中 AD
A之酵素活性の明らかな低下
③ A
ウ)髄液中ネオプチリン増加 (
年齢によりカットオフ値r
j
:
異なる)
② 画像検査所見 .
頭蕊内石灰化(
加齢による生理的変化を除く)
C 鑑別診断
他の自己炎症性疾乱 全身型若年性特発性関節炎、慢性感染症およびベーチェット病・
高安動脈炎などの
C 鑑別診断
CMV・
風疹 ・
トキ
他の 自己炎症性疾虚、全身型若年性特発性関節炎、慢性感染症、リウマチ・
勝原痢疾曲、
非浪伝性血管炎症候群を除外する。
HN を含む出生前/周産期感染症、既知の先天代謝性病銀.
脳内石灰化症 .
神
ソプラズマ・
単純ヘルペス・
D 遺伝学的検査
経変性疾患を除外する。
cE
CRl遺伝子に機能喪失聖変異をホモ接合もしくは複合型ヘテロ接合で認める。
D 適任学的検査
<診断のカテゴリー>
T
REXl
、RNASEH2
8.RNASEH20.RNASEH2
A、SAMHDl
、ADARJf
l
Hl等の疾虚原因遺伝子のいずれか
D◎
f
l
n
l
t
8Aの1
項 目十Bの(
∃
:
×
診のうち1
項 目十Bの項)
またはDのいずれかを満たし+Cを鑑別したもの
pr
o
b
z
)
b
l
8.
Aの1
項 目+Bの③またはDのいずれかを満たし+Cを鑑別したもの
r
=疾鹿関連変風を隈める.
<診断のカテゴリー>
DB
f
l
n
l
t
e
Aの8)
+Bの①および② +Dのいずれかを満たし+Cを鑑別したもの
Pr
o
b
8
b
l
o
(
i)
Aの 1項 目+日の② 十Dのいずれかを満たし+Cを鑑別したもの
(
2)
Aの① +Bの(
》および②を満たし+Cを鑑別したもの
11
5
11
6
<盈症皮分類 >
機能的評価 Bも
r
t
h
o
=n
d
e
x85点以下を対象とする。
質問 内容
関 して、診断品準上に特段の規
点
れ の時J
y
]
の ものを用いて も遜 し支えない (
ただ し、当淡疾病の経過 を示
在がない場合 には、いず
ー
0
1 食事
5
数
組可能 なものに限る)
I
す臨床症状 琴で
2 治頼開始後
における魂症庶分矧
こついてF
・
L 滴 卯な医学的管理 の下で治税が行われ
てい あって、砲
る状嘘で、
1
5
3 直
近 6か月間で最 も恐 い状 他 を医師が判断す るこ ととす る。
なお、
1
0
0
5
2 からベツ
率椅
ド 子
全介助
移動
への
5
8
0
0
整容
1
0
4
5
作
トイレ動
0
5
入浴
自
立
0
5
1
5
1
0
6 歩行
5
上陀以外
7 降
階段昇
8
1
0
0
0
5
不能
5
ー
0
費替え
上音
己以外
0
コ
9 ル
ントロ
ー
上
1
5
0
1
0 ル
排原コ
ント
ロ-
官
上音
己以外
排便
7
11
1
0
5
0
戎診断基
1 病名診
砂及び砿症庶分析の適応
断に用い る臨床症状 、検査所
にお ける留意苛
見づ
料 こ 拝項
3
2
6 大理石骨病
匡:
重要
l
o 要件の判定に必要な事項
1 患者数
約 1
00人
2 発病の機構
1 4t
平
不明(
破骨細胞の機能不全が関与しておりー複数の受任遺伝子が同定されている。)
大理石骨病は破骨細胞の機能不全による骨吸収陪審により.ぴまん性の骨硬化を盈する症候群であるB
破 骨細胞機能不全をもたらす原因は多相であるため遺伝的異質性の商い疾鹿であり、症状も早期に発症
3 効果的な治療方法
兼確立 (
骨髄移植、追血幹細胞移植、インターフ=ロンやプレドニンによる薬物療法などが拭みられてい
する重症の新生児型/乳児型、中等庇の中間型、軽症の遜発聖まで多様である。未熟骨(
一次骨梁)の成
る.1
熟骨 (
轍密骨)
への僅損が砕零される結果、未熟骨で覆い尽くされた骨は硬化しているにも関わらず脆い.
4 長期の療饗
また、過剰な未熟骨は骨髄腔の狭小化をもたらし、骨髄機能不全 (
貧血、易感染性、出血傾向.肝碑価な
ど)を引き起こす。頭蓋底の骨肥厚による脳神経症状 (
難聴、視 力障啓、政市神経麻痔)を屋することもあ
る。
必寮 (
新生児/乳児型は生命維持のための治療が必要である。蛭症Z
E
I
でも骨折、骨髄炎、視力、聴力障
啓の危険性が生涯にわたり潜在するB)
5 診断基準
あり(El
本整形外科学会作成)
2 原因
6 重症度分類
破 骨細 胞 の 形 成 や機 能 に関連 す る枚 数 の遺 伝 子異 常 (TOI
RGl、OLCN7、OSTMl、TNFSFll.
TNm SFll
、PLEKHMl
.CA2.LF7PS、NEMO、KX
ND3
、CaI
DAG-GEFl
)
が報告されている。新生児型/乳児
新生児/乳児梨では生命維持が問題となる。中間型および遜発型では骨折、視 か 聴力陣寄、骨
髄炎などにより盈症度が変化するため mo
d
l
f
i
匂
dRan
k
i
nS
c
a
l
e(
MRS)
を用いて3以上を対象とする。
型および中間型は常染色体劣性退任.遅発型は常染色体優性退伝である。
l情報提供元
3 症状
新生児製/乳児梨は早期より盈度の骨髄也能不全、脳神経症状、水頭症 .低カルシウム血症.成長締
着などを量する.汎血球減少となるため感染や出血を生じやすく.幼児期までの死亡率は高い。中間型は
日本整形外科学会 (
小児整形外科委員会)
当旗疾病担当者 名古屋大学整形外科 准教授 鬼流溶史
小児期に発症して骨折、骨髄炎.難聴、倍身長、歯牙の異常など種々の症状を塵するが、骨髄機能不全紘
玉鶴ではない。遅発型では骨髄梯能不全は泣められず、病的骨折.下顎の骨髄炎、顔面神経麻痔などで
診断されることが多い。このタイプでは他の理 由で施行されたレントゲン検査によって偶然発見されることも
日本小児科学会
当砂疾病担当者 東京大学医学部附属病院リハビリテーション科 教授 芳賀信彦
あるBX緑所見としては、原盤底や眼寓緑の骨硬化像、長管骨骨幹端 の u
n
d
e
r
no
d
e
l
■
n
G(
E
r
l
e
n
r
T
l
e
ye
rフラス
コ状変形).椎体終板の硬化像 (
サンドイッチ椎体、ラガージャージ椎体)
などを共通とする。
4 治療法
重症の新生児/乳児型では骨髄移植 、造血幹細胞移植などが拭みられているが、確立されたものはな
い。種々の症状に応じての対症療法が中心となるが.骨折に関しては著しい骨硬化により手術によるE
E
l
建
材の刺人が極めて困難であり、また骨癒合も遷延化するため雛治性となることが多い。特に成人期以降の
骨折治療は極めて難渋する。骨髄炎は遷延化することが多く、長船にわたる薬物治療を露する。進行性の
難聴に対しては補聴怨が必要となる.
5 予後
新生児/乳児型では重度の貧血、出血、肺炎.敗血症などにより乳幼児期に死亡するものがある.中間
型の長期予後に関しては不明な点が多いq遅発型の生命予後は良い。成人期以降では骨折の適確治癒
や偽関節、骨髄炎、進行性の難聴などが 日鱒生活r
=おける開周となり、長期l
=わたる治療が必軍となるこ
とがある。
11
9
1
20
<診断基準>
<重症度分類 >
D8
f
l
nr
t
e、Pr
ob
8bl
¢を対象とする。
modl
f
l
B
dRa
nk
l
nSc
a
l
o(
MRS)の評価スケールを用いて、3以上を対象とする。
大 理石骨病 の診断基準
A 症状
0
1 病的骨折
2.肝牌腰
1
3.脳神経症状 (
硯 か 聴 力陣容、政両神軽麻痔など)
4.骨髄炎
2 軽度の障答 :
5.歯 牙形成不全
3 中等度の
B 検査 所見
時
事
:
1 血液 ・
生化学的検査所見
(
か 貧血 (110g/dL以下)
4 に行える
(
診 白血球減 少 (
3.
0
00/pL以下)
③
1
0万 /F
J
L以下)
血 小板減 少 (
④
低カルシウム血症 (
総血較カルシウム過度 80mg/dL以下 )
2.画像検査 所見
(
D ぴまん性骨硬化像
②
頂盃底や眼宿縁の骨硬化像
@
l
O
nno
yo
rフラスコ状変形
長管骨骨幹 鳩 の Er
④
サンドイッチ椎体 ・
ラガージャージ椎体
5 と
五度の陣書
する
:
態である
C 絃別珍醗
以下の疾患を鑑別する.
Car
T
l
ur
a
t
l
-En
g
ehann)
濃化風骨症 、骨斑敏癌,流蝋骨症 、骨線状痕 、骨幹異形成症カムラチ・
エンゲルマン(
試診断2
1
6 病名診
死亡
Ef
L
毎
及び貌症庶分類の適応
断に用 い る臨床
にお ける留密林項
し支えない (
ただ
し、当鱗
れ の時期 の もの を用いて症状
も超、検査所見執
こ
関 して、診断基畔上
に特段 の規定が ない場合 には、いず
病、輿骨性骨硬化症
2 可能な
治療 開始後
にお
)
.
こつ いては,適 卯な医学的管理
の下で治績
が行 われ てい
ものに限
るける盤症度分矧
疾病の経過
を示す 臨床症状琴で
あって、棉蓬
'
i
D.
過伝学 的検査
TOI
RGl
.OLON7、OSTML TNFSFTl
、TNFRSFll
、PLEKHMl
、CA2、LR
PS.NEMO、KI
ND3、0D/
DAG-GEE
を継
3 直近6
なお,症状
か月間で舟
の桂皮も恋
が上記の旗症度分類琴
い状憶 を医師が判 断す
で一定以上に族
ることとす る。
当 しない者 であ るが、高柳 な医娘
る状娘で、
いずれ かの遺伝子変異を駆める。
<診 断のカテゴリー >
De
f
E
nL
t
e
(
1)
Aのうち3項 目以上 +Bのうち4項 目以上を済たし、Cの鑑別すべき疾患を除外したもの
(
2)
Aのうち1項 目以上 +Bのうち3項 El
以上を満たし、Cの鑑別すべき癌虚を除外し、Dを満たすもの
Pr
ob
ab
l
o
Aのうち2項 目以上 +Bのうち8項 目以上 (
ただしB2のいずれかを含む)
を満たし、Cの鑑別すべき疾患
を除外したもの
1
21
327特発性血栓症 (
遺伝性血栓性素因によるO)
匡適頭
すことが多い。電撃性紫斑病ではー壊死した四肢の切断に至ることも少なくない。硝子体出血など眼病変で失
明することもある。小児期 .
成人発症例においても.急性肺塞栓症は時に致死約であり、救命できても再発を
繰り返し.肺高血圧症を併兜すると予後不良である。珊盈内病変による中枢神経合併症などを伴うことがある。
したがって,再発予防のためr
=長期の抗凝固薬内服や下大静脈フィルター留置などを蚕する。
1 概畢
特発性血栓症 (
遺伝性血栓性素因による。)は、血液凝固制御因子のプE
3ティンC(
PC)、プロテイン S(
PS)
およびアンチトロンビン(
AT)の先天的欠乏により病的血栓傾向となり、若年性に重液な血栓症を発症する疾
f
o 要件の判定に必要な事項l
患群である.新生児 ・
乳児期には脳出血 ・
梗塞や電撃性紫Z
X
E
癖などを引き起こし、小児期・
成人では時に致
17
8%&
死性となる静脈血栓塞栓症の若年発症や頒 り返す再発の原田となる。
研究班の全国調査から、本邦での盛者総数は .約 2.
00
0 人、年間発癌患者数は、新生児 ・
乳児期発症
盛者は T
OO人東新、成人発症癒着は約 500人と推定される。
2 原因
2 発症の機構
pc、psおよび ATの遺伝子変矧 こよる血液凝固制御活性 低下は、蕊味な血栓症を引き起こすと考えられ
ている。いずれも常染色体慢性週伝形式をとる.PCはプロテアーゼ聖血液凝固制御E
B子で PSはその補酵素、
E
l
制御因子である.いずれの因子の活性低下によっても血液
ATはセリンプロテアーゼインヒビター型血液凝 E
凝固反応が過度に先進するg単一因子のヘテロ接合体に比して、ホモ接合体ないし複合ヘテロ接合体では血
液凝固先進の積鹿が増すと考えられているが、症例によL
J症状に塵があること.新生児・
乳児期と小児期 ・
成
人で何故症状が逢うか.など明らかになっていない点も多い,
PC、PSおよび ATの遺伝子異#によるが、新生児・
乳児期と小児期 ・
成人の発症様式が異なるな
不明(
ど発癌機構が明らかでない部分も多い)
3 効果的な治療方法
衆確立 (
新生児.
乳児期発症例には補充療法により寛解状態を得られることがあるが、小児期 ・
成人発
癌例の多くは、対症療法や症状の進行を遅らせる治療法のみであるg)
4 長期の療費
必要 (
血栓症の再発や縦紫陪賓の防止のため)
5 診断基準
3 症状
ホ朝 重合体ないし接合ヘテロ接合体では、新生児 ・
乳児期より脳出血 ・
梗塞、槌静脈洞血栓症などの重箱
な預置内病変が先行して発症することが多く、さらには電撃性紫斑病や硝子体出血をきたす (
ただし,先天性
AT 欠乏症のホモ接合体ないし棟合ヘテロ接合体 は一般的には胎生致死である)。ヘテE
3接合体でr
ま、長時
あり(
研究班作成の診断基準)
6 重症度分類
研究班作成の盃痘皮分類を用いる。
榊不動 、
外傷 、手術便娘、感染症、脱水、妊娠 ・
出産 .女性ホルモン剤服用などの餅因を契鞍に小児期以降
から若年成人期にかけて、再発性の静脈血栓遜栓症 (
深部静脈血栓症や肺塞栓症など)
を弗癌するが、急性
肺塞栓症は時に致死的となる。新生児・
小児あるいは成人の脳梗塞など動脈血栓症との関係も示唆されてい
E
o情報提供司
厚生労働科学研究費補助金 難治性疾感政熊研究番茶(
平成 2
6-28年度)
るB成人女性では習慣流産をきたす場合もある。また、深部静脈血栓症により憧性的な静脈弁不全が生じる
「
血液凝固展博症琴に関する研究班 」
と.下肢静脈癒、静脈うっ滞性下腿浪癌などを生じる(
慢性静脈不全症状)。
代蛮春 慶旗義塾大学医学部 教授 村田満
厚生労働科学研究党補助金 難治性疾患政策研究串薬(
平成 2
6-2
7年度)
r
新生児・
小児における特発性血栓症の診断、予防および治療法の柾立に関する研究班」
4 治療法
新生児 ・
乳児期の発癌例では、補充療法として新鮮凍縮血汝かつ/または AT盤剤や活性化 PC製剤などの
投与が必賓となるが、長期にわたって補充療法を必要とする場合がある。肝移植が国内でも成功し、根治療
法として期待がかけられている。小児期 .
成人における血栓症急性期には、重症齢 こ応じて抗凝固療法、血
栓溶解癖,
% 、血栓吸引療法などを行い、慢性期には再発予防として長期に抗凝固薬を内服する。小児期の
抗凝固療法の適応と方法は年齢を考慮して憤蕊に決定する。血栓症の既往のある妊婦は.経 口抗凝固薬は
催奇形性があるため内服できず、妊娠期間中毎 日ヘパリンの 自己注射を行う必要がある.また.AT 欠乏症
代重曹 山口大学大学院医学系研究科 (
規九州大学大学院医学研究院) 教授 大賀正一
日本血液学会
代襲者 九州大学医学研究院 教授 赤司油一
日本血栓止血学会
代蛮者 医療法人康班会 箇吹中央病院 暁長 尾噂 由基男
EI
本小児血液・
がん学会
代蛮者 広島大学大学院医歯茶保健学研究院 教授 楯山 英三
妊婦では AT製剤を補充する場合がある。
日本産婦人科新生児血液学会
5 予後
代重曹 聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院 教授 淑 正志
新生児 ・
乳児期の珊盤内病変発症例は致死的な場合もあり、救命できても生涯にわたL
J重純な後遺症を残
1
2
3
1
2
4
<診断基畢 >
f
hl
t
O、Pr
ob
abl
eを対象とする.
Do
PC遺伝子 (
PF
r
OC)
,PSi
変転早 く
PROSl
)
のいずれかに病 囲となる変
が同
A 症状
年齢に応 じて好発する症状に塞がみられるq
0-1歳未満)
l 新生児 ・
乳児期 (
胎児脳室拡 大 (
水滴症 ).新生児脳 出血 ・
梗塞.脳静脈 洞血栓症 .電撃性 紫斑病 、硝子体 出血。
皮膚の出血規 、血尿などがしばしばみられる。
2 小児期 (1歳 以上 18綾未満).成人 (1
8故以上)
静脈血 栓塞栓 症 (
深部静脈 血栓症 、肺塞栓症、脳静脈 洞血栓症 .上腸 間膜静脈 血栓症など)、
動脈血栓症 (
脳梗塞など)。
小児期では.脳 出血 ・
梗塞で発症する割 合が多い.
成人女性では、習慣 流産をきたす場合もある。
※長時間不動 、外傷 、手術倭頚 、感染症 、脱水 、妊娠 ・
出産 .女性ホルモン剤服用などが発症の餅
囲となることがある.
.超せ波等の圃像検査にて建設された無症候性 のものも含む。
※症 状 には.CT、MRl
B 検査所見
l 血於 中の PC活性が成人の基準 値の下限惰未満
2.血鞭 中の PS活性が成人の基準値の下限値未満
3.血祭 中の AT活性が成人の基準値 の下限値未満
※いずれの活性 についても、それぞれの測定法での基準値に準拠する。
I
X18歳未済の症例 についてr
ま、年齢別下限値 (
喪1
)
を参照する,
※複数回測定 にて、ビタミン K格坑井服用、肝機能陣啓、妊娠、女性ホルモン剤使用、ネフローゼ症
候群、血栓症 の発症急性期 、感染症などによる二次的活性低下を除外する.
とくに新生児 .
乳 児)
と消費性凝 固陪審による影響を考慮 して判断するために各活
※ビタミン K 欠乏 (
Vl
l活性および pI
VKAl
lを同時に測定することが望ましい。
性測定時に.F
蛮 1 新生児期-小児期の年 齢 別下限値 (
成人の下限胤 こ対する割合)
R¢
f
)
chi
y
am以外の過伝性血栓性素因に伴う
Z
l
.M E
c 鑑別診断
pc.ps、AT I
)
Ia
lPedl
Z
l
t
rRos2
01
6.79
8卜G向、および血 小坂 の爽 頼 (骨髄
欠乏症
血栓傾
性腺癌など)、血 管陣容 .血流時事 、抗リン脂質抗体症候群
新生児期 一小児期では、さらに以下の疾患
増殖
、溶性腺癌など.
壊死性股炎、新生児抗リン
新生児期 佼死 、呼吸窮迫症候群 、母体糖尿病、
を鑑別する。
乳児期 ・
小児期 川崎病,心不全 .糖尿病、鎌状貧血.サラセミアなど。
1
25
脂質抗体症候群など。
D i
丘A
伝学
T遺伝子
的検査(
SERPJ
NCl
)、
易
<盈 症 度分 甑 >
機 能 的 評価 B匂HhoEZ
ndox 85点 以下を対 象 とする。
関 して.診 断避 寒 上 に特段 の
れの時期 のものを用 いても蓮 し支 えない (
ただし、当抜疾病 の経 過を示す
親 寛がない場合 には.いず
t
hell
ndex で 90点 以上
ただし、直近 6ケ月 以 内に、治 療 中であるにも拘 わらず再 発 した場 合 は、Bar
であっても、対象 とする。
※治療 とは、抗 凝 固療 法 や補 充療 法 (
新 鮮 凍結 血 蜂かつ′または AT匙剤 、活性 化 PC私刑 、乾燥 人
血 液凝 固第 Ⅸi
f)
子複 合体 魁剤 など)をさす 。
質 問 内容
2.治
能なものに限る)。
近症
3.なお、
6カ月 間で駿も憩い状 態を医師が判 断することとする。
点
1
0
5
数
一 食串
1
5
1
0
2
ツド
からぺ
車椅 子
8
5
全介助
の移へ動
3
0
0
5
整容
1
0
4
5
動
トイレ
作
0
5
入浴
自立
0
5
15
6
ー
0
歩行
5
上音
己以外
7
階段 昇
降
B
着替え
0
ー
0
5
不能
上 音己以外
0
0
上
1
5
0
上 記 以外
T
0
5
O
1
5
0
梯 便コ
9
ント
ールロ
1
0 ント
捗
ー.
ル
尿コ
ロ
0
1
27
臨床 症 状 等であって、確 認可
直原 開始 後 における慈症皮 分野i
については、適 切 な医学 的管理 の下 で治原 が行われている状 態 で、
※珍
1.病
断基
名診
準断
及び
に用
盈いる路床
症度 分 潤
症状
の適、
応
検査
における留意
所 見 等に寧項
3
2
8 前眼部形成異常
匡:
垂頭
l
o 宰件の判定に必要な奉伺
1.虚番数
約 6,
D
OO人
2 発病の機構
1 鞭箪
酌眼部の発生異常により、先天性に角腰混濁をきたし、視 力陣啓、視機能発速異常をきたす疾患であ
る。
不明 (
何らかの遺伝子異常が関係する場合があると考えられているがー他の要E3
も関係する可能性が
高い)
3 効果的な治療方法
未確立 (
ロービジョンケアと緑内障など合併症に対する治療が主体である)
2 原因
過伝粟E
EE
が示唆される症例があり、何らかの過伝子異常が関係する場合があると考えられている。ただ
し、その詳細は不明であり、臨床的には孤発例の頻度が高いことから.他の拳固も発癌に関係する可能性
4 長期の療養
必要 (
ロービジョンにより社会生活が制限され、合併症で完全r
=失明に至ることがある)
5 診断基準
が商い。
あり(
希少難治性角膜疾患の疫学調査研究班作成の診断基準)
3 症状
6 盈症度分類
角膜混濁によって片岨または両眼の視力師事、視機能先週異常をきたす。視力陣容には角膜混濁その
あり(
希少難治性角膜疾患の疫学調査研究班作成の重症度分賂)
ものによる要E
E
)
と視性刺激遮断による弱視形成の翠E
E
l
が盈なっている。また、幼児期から学窓期.あるい
は成人後に白内障や緑内障など内腰部の異常を合併することがある。
k
)情報提供元
厚生労働科学研究費補助金 難治性疾患政策研究事業 「
希少難治性角膜疾患の疫学調査研究班」
4 治療法
研究代褒者 大阪大学 眼科学教室 教授 西田幸二
盟症例には角膜移植が施行されることがあるが、術後に白内障、緑内障、移植片拒維反応などの合併症
が生じやすく予後は良好でない。保存的に経過を診る例では、乳幼児から学塗期にかけては視覚リハビリ
テーションとともに弱視治療が行われる.
また思春期から成人期になると前服部形成異常に緑内障や 白内障が続発することが 1/3以上の症例で
みられるため.生涯にわたって定期的な眼検査によって白内障や緑内地など合併症の発症の有無を監視
する必要があるq合併症が生じた場合には元々の視覚陣容に加えて、緑内障や白内障による視軸総損失
が生じ、更に盃庇の視党略笹に陥る可能性がある。治療は薬物治療が中心となるが、白内障手術や緑内
陣手術が施行されることもある。角膜混濁という府疾銀の特性上、手術治療の難易度は通常の症例より極
めて高く、周桁期に長期の療燕を必要とすることがある。またこれらの合併症によって成人期以降に視覚
障零が増悪した場合[
=は、社会適応や就労のための視覚リハビリテーションや機能訓横を要する。
5 予後
本疾患は幼少時より片眼または両服の中等皮から高度の視力低下 (
矯正視力で 35%が Dl以下 、75%
が 04以下)を汲め、両眼性では大半が視覚陣容児となる。視力が比較的良い症例でも思春期から成人期
に1/
3以上の症例で白内陣、緑内障等を合併し、適切な治療がなされない場合には失明の転帰をたどるこ
ともある。緑内障については生涯にわたって治療を総統する必要がある。
1
29
1
3
0
く診 断基準 >
<璽症皮分類 >
Def
hJ
t
eを対象とする。
または2)
に駄当するものを対象とする.
i)
A 症状
1) 以下でⅢ度以上の者を対象とする。
1 新生児 ・
乳児期から存在する角膜混濁
2 視覚梓零
Ⅰ度 雁 創 肘 †
片唄で、僚眼 (
もう片方の娘)が健碑なもの
3 遼明
Ⅱ庇 ・
椎急場が両膿で良好な方のR
Rの矯正視 力0 3以上
Ⅲ度 .
健鹿眼が両眼で良好な方の眼の煉正視力O l以上 .0 3禾 洛
B 検査所見
細隙灯顕微鏡検査、帆服部超薗波検査 .前膿郎光干渉断層計検査などにより以下の所見を観察する。
1 新生児期から乳幼児期の両眼性または片眼性の、全面または一部の角膜混濁 。
Ⅳ度 .
確感唄が両眼で良好な方の眼の矯正視力O l未 満
注 1 健常とは矯正視 力が 10以上であり、視野異常が隈められず、また眼確 に苓質的な異 常を認めない状況で
ある。
2.角膜故市か ら虹 彩r
=迎綿する索状物や角膜後部欠損 。
注 2.IIEI
皮の例で続発性の緑 内陣率で良好な方の服の視野狭 窄を伴った場合 には.1段階上の亜症度分類
C 鑑別診断
1.胎 内感染に伴うもの
に移行する.
2.分娩時外傷 (
主に組子分娩 )
0度 以内とする.
注 3視野狭窄ありとは,中心の殊存視野がゴール ドマン V4視樺 で 2
3 生後の外傷 、感染症琴に伴うもの
4 全身の先天性代謝鼎弾痕 に伴うもの
または
5 先天角膜ジストロフイ
2) modl
f
r
o
dRz
l
r
l
k
L
nSc
al
e(
mI
I
S)、金砂 ・
栄養 .呼吸のそれぞれの評価スケールを用いて、いずれかが8以上を
対象とする。
6.先天緑 内障
日本版modl
F
l
edRankl
nSc
al
e(
mRS)判定基嘩薗
7 無虹彩症
mo
dl
f
l
e
dRank
l
nScale
B 角膜輪部テルモイド
D 覗外合併症
参考にすべき点
自覚症状および他党徴候が ともにない状態である
0_ まった く症候がない
歯 牙廃幣、顔面骨異 常、先天性難聴 、精神発達遅滞 、多発奇形など(
注 1)
し
E 適任 的診断
家族歴がない場合が ほとんどであるが 、轍銀色体 鋸性i
魚伝 や常染色体優性遺伝のこともある.(
注2)
症候はあっても明らかな持寄はない :
自覚症状および他覚徴候はあるが、発症以前から行っ
日常の勤めや活動は行える
ていた仕轡や活動に制限はない状越である
2
_ 軽度の酵賓 :
発症以前から行 っていた仕事や活動に制限はあるが、
発症以前の活動がすべて行えるわけではない
<診 断のカテゴリー >
El
輯生活は自立 している状態である
が、自分の身の回 りの ことは介助な しに行える
De
f
l
n
l
t
◎.
買い物や公共交通機 関を利用 した外出な どには介助
3
_ 中等皮の障密 .
(1) Aの 1つ以上を汲め、Bの 1と2を隈めるもの。
何6かの介助を必野 とするが、歩行は介肋な し
(
2) Aの 1つ以上を醒め.Bの 1を深め、Cの鑑別すべき疾患を除外できる症例 。
pr
oba
bk.Aの 1つ以上を班め、Bの 1を配めるが、Cの鑑別すべき疾患を除外できない症例 。
i
敢常歩行、食事、身だ しなみの維持、 トイ レな どには
4_ 申辱度から盈庇の陣容 :
介助を必要とするが、持続的な介孟
酎ま必要としない状
粥 千や身体的要求 には介助が必聾である
(
注 1) 2
0-3
0%の症例で覗外合併症を伴う。
Ax
¢n
f
e
u-Ri
8
g
即 症候群 歯牙異 常、政市骨異常 .防具常、下垂体病変などを合併 した場
J
L
W,
PY
T
X2
.OY
P181
.
FOXCl遺伝子変異が報告されている.
(
注2)一部の症例で F
態である
合 。
pt
'
t
B
r
SPl
us症候群 口唇裂 ・ロ盈臥 成長終審、発達遅滞 .心奇形などを合併 した場合 。
を必要 とするが、通璃粥 5
=
、愈参.身だしなみの紺 寄、
トイレな どには介助を必要 としない状態である
に行える
矧 こ雷
肋、
の介助を必要とする状態である。
5_ 蛮度の砕密 :
寝たき り、失狭状態、矧 こ介箆と見守 りを必要
とする
6
_ 死亡
日本脳卒 中学会版
1
31
132
3
2
9無虹彩症
食事 事
栄養 (
N)
匝:
重要
0
.症候なし。
1
.時にむせる、食事動作がぎこちないなどの症候 があるが .社会生活 ・日耗生活に支障ない。
2 食物形態の工夫や、食事時の道具の工夫を必要とする。
3 食事 ・
栄藤摂取に何らかの介助を要する。
1 概準
撫虹彩症 は虹彩が完全または不完全に欠損 していることで見 出される過伝性疾病で.常染色体優 性適
4
.補助 的な非経 口的栄養摂取 (
縫 管栄養 .中心静脈 栄養など)
を必要とする。
AXC遺伝子である。本疾怨は出生時から両眼性の強い視 力不良を紐め.
任形式を示すB充任遺伝子 は P
5
,全市的に非経 口的栄蕃摂取 r
=依存 している.
大半が視覚陣容児となる。本疾病の発癌頻度 は約 1万人から5万人に1人とされ、まれな疾 患である。性蓮
はない。患者の 8割程度が家族性 に発症しており、残る2割は散発性 に発症する.
2 原因
呼吸 (R)
受任遺伝子は R
AXC遺伝子であることが既に解明されておりーこの退位子の 片アリルの機能喪 失r
=よっ
0 症候なし。
て機能遺伝子丑が半減 (
ハプロ不全)
することで生じるとされ .両アリルが異紫の場合 には胎生致死となる.
l 肺活宜 の低下などの所見 はあるが、社 会生活 ・日常生活 に支緒ない。
PAXC過伝子の機能退位予選の半減 によってどのようにして発症するのか は不明である。
2 呼吸陣率のために軽度の息切れなどの症状がある。
3 呼吸症状が睡眠の妨げになる、あるいは潜 替えなどの El
衛生活動作で息切れが生じる。
4 噂癌の吸引あるいは間欠的な換気補助装置使 用が必要。
3 症状
幼少時より網膜の費捉低形成 のために視 力は不良であり.また虹彩が ほとんどないために藍 明を訴 え
5 気管切開あるいは絶椀的な換気補助装置使 用が必肇。
る。また、眼振を併発することが 多く.斜視も高率に併発する。半数以上の症例で白内障,水 晶体脱 臼を併
2.mDdl
f
J
BdRankl
nScal
o(
mRS)の評価スケールを用いて.3以上を対象とする。
発する。角膜 は幼少時 には正常であるが .成長につれ角旗 輪郭機 能不全 となり.濠 終的 には結膜組轍 が
角膜 に侵 入して(
角膜パンヌス)
視 力をより低 下させ る。また、虚構な例では出生矧 こ緑内障が併 発してお
り、さらに成人以降に緑 内障の合併が高率に見られ 、適切な治療がなされないと央明を起 こしうる.
※診 断基 準及び露症度分類 の適応における留懲夢項
1.病名診断に用いる臨床症状 、検査所兇等に関して、診断基準上に特段の規定がない場合には、いずれの時期
のものを用 いても遊し支え軌 1(
ただし.当玖疾病 の経過を示す路床症状等であって、様 詑可能なものに限
る)。
4 治療法
墓明に対 して避光眼鏡 あるいは虹彩付きコンタクトレンズの装用がなされる.また乳 児期 の緑 内障に対
してr
j
:
緑内障手術を、成人期 以降の線内碑 に対 しては抗緑 内障燕の点眼や緑 内搾手術を行う。白内障や
2.治僚 開始後における盤症度分類 r
こついては、適 切な医学的管理の下で治粋が行われている状態で.直近 6カ月
水 晶体脱 臼に対しては適切な時期 に手 術治療を行う。角膜パンヌスにより視力がより低下した場合には角
旗移植術 (
重層角膜切除ないし衆屠角戊移植術および鴇郎移植術の併殴)の適応となる。斜視 に対しては
間で界も悪い状態を医師が判断することとするd
3.なお、症状の程 度が上記の盃症庇分期辱で一定以上に抜当しない番であるが、蔵前な医療を継続することが必
整容的に窓韓があれ ば斜視 の矯 正手術を行う。費斑低形成に対しての確立 した治療法はない0
要な者 については、医額BZ
助成の対象とする。
5 予後
本疾鹿 は幼少時より両 眼性の 中等度から高庇の視 力低下を認め、大半が視覚 陣審児 となる。眼姫や斜
視 ,そして.黄斑低形成 は停止性で進行 はみられないが、角膜輪部機能不全や緑 内障については進行性
であり、適切な治療がなされない場合には失明の転帰をたどることもある。適切な時期に角膜手術を行い、
また緑内障については生涯にわたって治療を総統する必薬がある.
1
33
1
3
4
<診断基準>
l
o 要件の判定に必要な事項
Do
¶nl
t
eを対象とする。
1 鹿曹数
約1
2.
000人
2 発病の機械
A 症状
不明(
受任遺伝子については解明済みであるが 、F
t
AXG遺伝子のハプロ不全がどのようなメカニズムで
1 両眼性の視力陣容 (
注1)
2 丑明(
注 2)
疾病発症に至るかについては不明である。)
3 効果的な治療方法
未確立(
無虹彩や黄斑低形成については治療法が存在しない。角膜パンヌスによる視力低下について
は翰細移格術や薮周角腰移植術を状況に応じて行うが、拒稚された場合には柏部疲弊症となり再度倫
B 検査所見
1 細終燈親衛鏡検査で.部分的虹彩萎縮から完全虹彩欠損まで様々な程度の虹彩の形成異常を埋める。
(
注8)
部移植術が必要となる。)
4 長期の療養
2 眼底検査 、OCT検査等で.費斑低形成を放めるD(
法4)
必薬 (
角膜輪部機能不全や緑 内障については進行性であり、適切な治療がなされない場合には失明
3.細隙燈顕微鏡検査で、角戚翰部疲弊症や角膜混濁などの角膜病変を隈める。(
注5)
の転帰をたどることもある。適切な時期に角膜移植を行い-適宜拒絶反応に対する治療や線内砕治療を
4 細随感顕微鏡検査で、白内障を汲める。(
注 6)
行う必要があるq生涯にわたる管理と治療が必聾となる。)
5 超音波検査で.小眼球を汲める.
6 眼球校規症を認める。
5 診断基準
あり(
希少難治性角膜疾患の疫学調査研究班作成の診断基準)
7 眼圧検査琴で、緑内障を汲める。(
注7)
6 霊虚底分類
あり(
希少難治性角戚疾愚の疫学調査研究班作成の蚤症皮分類)
C 鑑別診断
1 ヘルペスウイルス科による虹彩革縮
2 外傷後または眼内手術後虹彩欠損
l
o 情報操供司
3 眼杯裂閉鎖不全に伴う虹彩コロボーマ
厚生労働科学研究費補助金 難治性疾虚政策研究車乗 「
希少難治性角膜疾患の疫学調査 J
4 リーガー奇形
研究代襲者 大阪大学 眼科 教授 西田車二
5 虹彩角膜内皮 (
l
ndoco
r
n88
lendD
t
hdl
alI
CE)
症候蝉
r
マイクロアレイ染色体検査でみつかる染色体微細構造異常症候群の診療ガイドラインの確立」
研究班
分担研究者 東京女子医科大学統合医科学研究所 准教授 L
L
l
本俊翌
D 眼外合併症
pAXe遺伝子変異に伴う異
常(
注8)
E 遺伝学的検査
pAX6遁伝子に明らかな癖的過伝千変輿もしくは lT
p1
3領域の欠失を紀d)
る.
F その他の所見
家系内において常染色体優性浪伝形式の過伝を隈める.(
注 9)
く珍Wr
のカテゴリー>
D8
hl
t
8 Aのいずれか十Bの l+Eを満たし+Cを除外したもの
Pr
ob8
bF
e
(1)
Aのいずれか+Bの 1および 2を満たし+Cを除外したもの
(
2)
Aのいずれか十Bの1および3を満たし+Cを除外したもの
poS
Sl
b
E
eAのいずれか+Bの 1を満たし+Cを完全には除外できない
1
35
1
36
<盈痘皮分類 >
注 1 糞斑低形成 、白内障.緑 内障.角膜柏郁疲弊症などの眼合併症 により視 力低下を来す。
注2 虹彩欠損 の程 度によL
Jま 明を訴えるd
1)
-3)
のいずれかに族 当するものを対象とする。
1)以下で u度 以上の者を対象とする.
注3 60-9
0%が両眼性。
注4 紫斑 部の費斑色紫、中心溝陥凹.中心轟無血 管領域が不明瞭となる。
)度
確愈眼が片眼で、僚 眼 (
もう片方の眼)が健博なもの
注 5 病期 により、pal
l
SadosofVogtの形成不全から.血 管を伴った結膜組轍の怪人、上皮の角化まで様 々な確
J
l度
罷息咽が両眼で良好な方の眼の鳩正視 力 03以上
J
Ⅲ庇
絶息眼が両眼で良好な方の硯の矯正視 力 01以上、03未満
度の角膜病 変をとりうるb
0%に合併する。
注6 約 8
V庇 .確 虚根が両眼で良好な方の眼の矯正視 力 01未済
J
注7 隅角の形成不全により5
0-75%に合併する。
注 l 健常 とは矯正視 力が 10 以上であり、視野廃幣が認められず 、また眼球 [
=串質的な異常を認めない状
注8 1
7
AXG遺伝子 は眼組鞭 の他 .中枢神軽 、肝臓ランゲルハンス島、喚上皮にも発現 しており、これらの細娘
の低 形成 により、脳 梁欠損 、てんかん、高 次蔽機能 陣容 、無喚兜症 、グルコース不耐性など様 々な覗外
合併症を伴うことがある.
/3で残りは初発例である。
注 9 僻染色体優性遺伝が 2
況である。
注2・I
∼L
l
l度 の例 で擁発性の緑 内障等で良好な方の服の視野狭窄を伴った場合 には、1段階上の韮症度分
矧 こ移行する。
注3 視野狭窄ありとは、中心の残存視野がゴールドマン L
/
4視樺で 20度 以内とする.
2)modL
f
l
8dRankl
nScal
○(
mRS)、食事 ・
栄養 、呼吸のそれぞれの評価スケールを用いて.いずれかが 3以上を
対象とす る.
modi
鮎 dR即kh Scal
¢
l
0
ある
1
である
2
軽度の時事 :
る
行える
3
4
5
1
37
中等度の陣率 :
参考にすべき点
食事・
栄養 (
∼)
0 症候なし。
病名診断 に用 い る臨床症状,検査所 見料 こ関 して、富
をWT
遜 畔上に特段 の規崖がない場合 には,いず
1 時にむせる.食事動作がぎこちないなどの症候があるが,社会生活 ・日常生活に支障ない。
れ の時期の ものを用いて も
之 食物形態の工夫や .食事時の遊具の工夫を必寮 とする。
音
各可絶な もの に限 る)
。
姦 し支 えない (
ただ し、当誤疾病の経過 を示す鉱床症状等で あって、槌
2 治療開始後 にお ける血症庶分析 につ いては、摘 切な医学的管理 の下で治
3.食事 .
栄養摂取 に何 らかの介助を畢する。
4 補 助的な非経 口的栄養摂取 (
桂 瞥栄養 、中心静脈栄養など)
を必要とする.
直近 6か月F
l
【
l
で恩 も惑い状他 をl
変節が判断す ることとす る。
3 なお,症状の程度 が上紀 の蕊症庶分類等 で一定以上に誠 当 しない者で
5 全面的に非経 口的栄養摂取に依存している。
qA (
R)
0.症候なし。
1 肺活畳 の低下などの所見 はあるが、社会生 活 ・日l
A生活に支障ない。
2 呼吸碑笹のために軽度の息切れなどの症状がある。
8 呼吸症状が睡眠の妨 げになる,あるいは潜替えなどの 日常生活動作で息切れが生じるd
4 喰疫の吸引あるいは間欠的な換気補 助装置使用が必要 。
5 気管切開あるいは継続 的な換熱補助装置使用が必要。
3)
CKD重症度分類ヒートマップが赤の部分の場 合を対象とする.
oKD空虚皮分類ヒートマップ
(
評自尿区分
騒音自′
ヰT白樫■
(
g
g
/
/
t
I
E
C
C
l
T
)
r比
)
/
G
1
t
F
m
.
R
7
L
3
区分
/分
n
i
)
61
62
倭
正幣ま
たは高
正常ま
Z
t4t
下たは梗
正常
Å1
0.
tS未満
瓦9
0
緑
黄
緑
港
G3a
嘩 J
80-89
G3
b
低下 中帝展
飲下
申噂度-苫庇
45-5g
30-44
G4
書JE
t下
ー5-
E∼
軽度甘白球
Å2
茶在A
3
0.
15-0.
49 0 廷自操
.
501
㍍上
オレンジ
オレンジ
オレンジ
オ費
レンジ
赤
義
蘇
29
盈庶政は原疾愈・
CF
R区分
G5
く
束細野不全
J
:
引く
D)
く15
赤
秦
秦
蘇
赤
蘇
・
淡白
躍埠
区に
分,
を
合わ
たジ
ス,
テ捗
ーの
ジ板
にに
よス
t
)
辞儀する.cK
亡免疫のリスクを操のステージ
を基
粋
オせ
レン
Dの並疲庇r
i死亡 東胡腎不全一心血管死
1
3
9
テー
ジが上昇するほどリスクは上昇する
※診断基
1
準及び盤症度 分鉦の適応 にお ける田患部項
療 が行 われ ている状嘘で、
330
先天性気管狭窄症
匡垂頭
5.予後
気道病変の急性期では、呼吸陣等が聞題となるため.酸素療法やステロイドなどが必要となる。呼吸困
難例では気管挿管や人工呼吸管理を行うが、管理困難な症例では上記の外科治療を行うが予後不良であ
る。急性期の治療綾も約半数は外科治療が奏功せず、気管切開管理や人工呼吸管理が必要となる。
成人期以降、外科治療の葵功例でも噂痕の排出不良などから気道感染を繰り返し_凋回の入院加療を
1 概要
気道は上気道 (
鼻咽頭腰から声門)
と鉄鎖の気道(
声門下腔.気管、気管支)
に大別される。呼吸時事を
要する例が多い.また、形成部の肉芽形成や癒痕形成により狭窄症状の進行を盗める症例も少なくない。
来し外科的治療の対象となるものは主l
=狭窄や開基症状を来す疾虚で、その中でも気管狭窄症が代薮的
気管切開管理中r
=大血管の圧迫による気管腕原動腺症や気管肺動脈癌などを形成し大出血に至る例が
であり、多くが緊急の診断.処置、治療を婁する.外科治療を要するもののほとんどは先天性の狭窄であり.
存在する。近年増加している盈症の救命例の 1
5-3
0%種皮に、反復する呼吸韓感染、慢性肺陣容、気管
外筒や長期挿管故の二次性のものは除く.喉頭に病変を有する声門下狭窄症とは全く
異なる疾患である。
支噛息、逆流性食道炎、栄養陣容に伴う精神運動発達遅延、聴力終審など後退症や陣容を伴うことが報
告されている.生命予後の改率による盈症救命例の増加に伴い、後遺症や酔客を有する症例が今後も増
加することが予想される。
2 病E
E
E
先天性気管狭窄症は気管軟骨の形成異常のために生じる疾愚と考えられ、狭窄部の気管には戚梯部
が存在せず.気管壁の全周を軟骨がドーナツ様に取り囲んでいる(Cor
y
l
pr
8t
l
Bt
r
aGhoz
l
lr
hlG
)。気管支の分岐
凝滞を合併したり.約半数に先天性心疾虚や肺動脈による血管倫症を合併する。
E
o 要件の判定に必要な事項I
l '
1L
も故
3 症状
約 50D人
先天性気管狭窄症では生後1-2か月頃から職場、チアノーゼ発作などの呼吸症状が醒められるd上気
道感染を契機にして呼吸困難が強くなり、窒息に至ることもある。気管内挿管が拭みられ、適切な深さまで
気管内チューブが挿入できないことから発見される。また.他の合併奇形が多いため、他疾患の治療に際
して全身麻酔のためl
=気管内挿管が駄みられ、気管内チューブが挿入できずに気づかれることも多い。
2 発病の機構
不明(
先天性であり、発病の機構は不明)
8 効果的な治療方法
兼確立(
気管形成術が用いられる.)
4 長期の療養
4.治療
必要(
外科治療で狭窄の解除ができなかった場合は永久気管切開になる。外科治療の喪功例でも曙痕
の捷出不良などから気道感染を繰り返し.頻回の入院加療を襲する.また、形成部の肉芽形成や癌痕形
1)
保存的治療
狭窄の程度が軽く、呼吸症状が軽度な場合、去疲剤.気管支拡張剤、抗菌薬の投与にて経過戟察する
ことが可能である。成長とともに狭窄部気管が拡大し、症状が軽減していくとの報告も散見されるが、感染
をきっかけに気管粘膜の聴牌から窒息症状を盈し、外科的介入を必賓とする例が多い。
成が過行する症例も少なくない。)
5 診断基準
あり(
研究班が作成し、学会が承放した診断基準)
6 重症度分類
modl
f
l
edRankH
1Scal
E
l
(
r
nR
S)、呼吸の電
平価スケールを用いて、いずれかが3以上を対象とする。
2)
外科的治療
狭窄が気管全長の 1
/
3までの症例では狭窄部を環状に切除し蛸々吻合することが可能である。それ以
上の長さの狭窄では吻合‡
馴こ緊張がかかり再狭窄の危険性がある。
気管全長の 1
/3以上におよぶ広範囲の狭窄例に対しては種々の気管形成術が行われているq手術方
法としては狭窄部の気管前塵を縦切開し.切開部に自家グラフト(
肋軟骨、骨膜、心膜など)
を当て、内股を
拡大する方法がある.この手技では、合併症として再狭窄や肉芽形成などが見られ、術後管理に難渋する
例も少なくない。これ以外には狭窄部中央の気管を横断した後、珊側背側と尾側腹偶の気管にスリットを入
れ、側々吻合するスライド気管形成術が帝人されている。救近では内視鏡下に狭窄部をJ
く
ルーン拡張した
り、その後にステントを留置して拡大をE
g
]
る方法も拭みられている。
上紀の治療に抵抗する場合は気管切開をおき、狭窄を超えて留置できる特殊チューブの留置で気道確
l
o情報提供司
日本小児外科学会、日本外科学会
当壌疾病担当者 兵庫県立こども病院 副院長兼小児外科部長 前日責作
日本耳鼻咽喉科学会
当験疾病適当者 国立成育医療研究センター耳鼻咽喉科部長 守本怜子
日本小児科学会
当放疾病担当者 慶応戟蝕大学 小児科助教 肥沼悟郎
平成 2
6年度厚生労働科学研究費補助金 難治性疾盛政策研究中薬 「
小児呼吸串形成異常・
低形成疾鹿
に関する爽態開窓ならびに診療ガイドライン作成に関する研究」
班
保が行われる.
研究代襲者 大阪府立母子保健総合医療センター 小児外科部長 臼井規朗
1
41
1
42
<診断基準>
<重症度分類>
De
f
hl
t
Cを対象とする。
r
r
L
Odl
f
L
CdRa
r
L
kl
nSca
b(
mRS)、呼吸の評価スケールを用いて、いずれかが3以上を対象とする。
l 気道狭窄による呼吸困難の症状がある。
2 内禎銃検査で狭窄部に一致して完全気管軟骨塊が馳駆できる.
気道条件)、気管支鏡検査または3D
I
CTにより気管および気管支に狭窄が診断さ
3 気管の単純 X線繰形 (
参考にすべき
0
点
れる.
ある
4.二次性のものを除く。
1
<診断のカテゴリー>
態である
De
f
l
r
l
i
t
8 1-4を満たすもの
2 軽度の碑寧 :
える
3
中等度の障審 :
る
Lに行える
4
5
重度の陣
とする
容:
呼吸(
日本脳卒中学会版
∩
6) し。
死亡
o虐使な
l 肺活丑の低下などの所見はあるが.社会生活 ・E
l
3
呼吸症状が睡眠の妨げになる、あるいは潜替えなどの日常生活動作で息
Z.呼吸陣密のために鹿皮の息切れなどの症状がある。
伸生活に支障ないo
4 噂癖の吸引あるいは間欠的な換気補助装置使用
1
43
切れが生 じる。
㌫診断避難及び並症度分析の適応 における田澄聯項 .
1 病名診断に用いる銃床症状、検査所見得に関 して、診断益畔上に特段の規定がない場合には、いず
れの時期のものを用いても遊 し支えない (
ただ し、当は疾病の経過を示す臨床症状琴であって、穂
話
魯可能なものに限る)
。
2 治療開始後における頚症皮分掛 こついては、適切な医学的管理の下で治税が行われている状鳩で、
紅近 6か月間で最 も恋い状鳩を医師が判Wr
することとす る。
3 なお、症状の程度が上記の血痕皮分野噂で一定以上にき
ま当 しない着であるが.芯頒な医療を経机す
ることが必要な肴については,夜頗費助成の対数 とする。
1
45
r
長期の療養を必要とする」
との要件を満たしていないと考えられる疾病 (
続き)
※提出浪料から十分な情報が得られないものも含む
現時点で指定難病の要件を満たしていないと考えられる疾病一束 (
秦)
37
8
C-3
r
発病の機構が明らかでないJ
との要件を満たしていないと考えられる疾病
X他の施策体系が樹立している疾病を含む
※提出泣料から十分な情報が得られないものも含む
A
tt1
A
■
-2
■2
1
A-4
1 Go
A-24
8
A-昏
p
幌群
功名
C-,
50
硯疲
C-44 先天性F
J
l
廓欠胸底
C.4
5 早期再分棟疲較群
C,
-6
50
9
0-61 プルガグ症候堺
C-46 ターナー暖検群
f
C
:
-¢8
-6
こ
A-9
8
A一
A
一2
一
之6
6 多弟性軟骨性外
A-之7
異形成性
C
6
a-4
.
-47
8
9
骨康症
人一
一
28 特知性角硯
内皮炎
A
-
改組
A-10 家族性
C-6
-64
B
7
5 卵捕艶性性分化疾患
ラーセン疲綾部
卵塊
-5
C.
-50
2
1 句允性r
軟骨低形成
b虎細動
症
0-.
5a
A.
-3
20
9 内牧骨層虚
疫
火燭検BE
A- tー
A-1之
At
-14
g成
5 E
「
患者数が本抑 こおいて一定の人数に遺しないjとの要件を満たし
形成不全ていないと考えられる疾病
※退出資料から十分な情報が得られないものも含む
A一
^
-3
一32
1 蚊洞
過敏症
A一,
33
A-T3 急性頓死
性腐底
A-3
85
4 使性移細片村椿主病
絶疹状戊構炎
A-1t
】 P 形成不全
A-
C.
-67 轍損 も封入体痢
dd
F
n疲偵沸
○
n
)
d塩
A-f
S
A-7
C
c一
-5
一56
4
5 ど-ルズ虚構群
C-41
2 軸典形成不全
C-43 先天性隈荘妊
柄名
A-2 cOw加n珪峻
幸一
J
.
a-4
g
30
D-1 革揺聖加齢発振変性
D-2
D-3
r
叶T■
1■tl
^N
J
.
1
18
7 r
L41
■十七
-a
D一
一6 特免性正常J
E
PJ
+巾E
L
D-4 外リンパ作
D一
.
一
-7
8
水田攻
A-3
87
6
8 ムンプス粍収
A-1g
爽免性坪聯
r
診断に附し客観的な相矧 こよる一定の基準が定まっている」
との要件を満たし
ていないと考えられる疾病
※提出資料から十分な情報が得られな
A一
之0
r
治療法が稚立していない」
との釆件 八
9
A一4
-80
※提出資料から十分な情報が締ら
を満たし
れないも
ていないと考えられる疾病
E
t
=
-I
-2
E-28
いものも含む
f
Bi
i-J l
CE
症候 群
「
のも含む
長期の療養を必要とするJとの要件を満たしていないと
考え
・
X頒出資料から十分な情報が縛られないも
られる疾病
屈性汗腺炎
C
Cー1
-4
≡
E-E
-6
; TAFRO症候併
∈
7
E-8
のも含む
C.
-20
C.
-
E
-9
E
-1
0
C
C.
-2
3
eA
L
2l
E-ll カE
l1
J
E-la
C-5
J
-4
2 偽性軟骨無形成症
C-23
偽落J
W角店
内皮症
C-24
C-こ
E-14 乾痢
C-6
C一一
25
6
8
痢
El13 肝外門廠閉盆症
性関節炎
E-1S 肝内T
R管減少症
C-?
a
C一之7
0-1
0 HSD1
0痢
-9
C一之8 取偽性紐皮疲
E一
一
,
1
17
8 姐湖天痛感
a
C-3
-20
9
E.
一1t
g
3
C-31 高メチオニン血痕
E-20 急性麻炎故i
h虚
朗虎肝炎
6-一一
C-ー
一一3
2 T
一
C-14 アロマタ
RPV4異教
疲
-ゼ退
0-15 アE
l
0
対症
マタ-ゼ欠損症
C
-32
03
E-2三
1
0-34 色淋欠四度
E-23 疲単性郊声姥等
0
O.
.
3
3
一6
5
g シスチン尿症
化
f
Z
5
顔 .A府
E-24 血小板無力嘘
C答申
E一
.
一2
之8
S 硬化性暫相性
0■
一
1
一6
0-.
ー8
7
E-27 好漁玲蛙筋B
r
診断に闘し客観的な指櫛による一定の基準が定まっているJ
との賓件を満たしていないと考えられる疾病 (
続き)
※提出史料から十分な情報が得られないものも含む
平成 2
6
年度 第
1回 (
5
/
2
8
)
l
参考資料11
疾病対策部会資料 (
抜粋)
指定難病の選定の手順
1. 指定難病選定のための難病の類型化 を、厚生労働科学
研究費補助金事業における研究班が薬施す るO新制度移
2
年度よ り、 「
今後の難病
行に向けた取組 として、平成2
対策のあ り方に関する研究班」 (
平成2
6
年度研究代表
以
者 :曽根智史 (
国立保健 医療科学院 企画調整主幹)(
下研究班 とす る。))が、指定難病選定にかかる要件及
び認定基準について、学術的な事実関係の整理及び情報
4
回難病対策委員会 (
平成2
4
年1
0
収集 を行 ってお り、第2
月3
0日)において類型化についての中間報告がなされてお
り、現在も指定難病の選定に向けた作業を継続している。
2. 新たに設置 される厚生科学審議会疾病対策部会指定難
病検討委員会 (
仮称)において、これまでに研究班が整
理 した事項等をもとに、医学的見地よ り、個々の疾病に
ついて、指定難病の各要件 を満たすか どうかの審議 を行
う。なお、同委員会における審議の具体的な進め方につ
いては、委員会の初回開催時に決定す ることとする。
※指定弟
性病 (
医療数助成の対象 となる疾病)の要件
(
》 苑病の機構が明 らかではなく、
② 治療方法が宋確 立であ り、
(
卦 生活面で定期 にわた り支障が生 じる疾病の うち、
伝) 客観的な指標 による一定の診断基準が確 立 してお り、
⑤ 国内における患者数が人 口の 0 1
%程度以下であるもの
3. 指定難病検討委員会 (
仮称)は、審議の結果につき、
厚生科学審議会疾病対策部会に報告することとする。な
お、同部会において指定難病の選定について審議 を行 う
際には、参考人 として患者の立場 を代表す る者の同部会
への参加 を求めることとす る。
※ 厚生科学審議会は、疾病対策部会の議決 をもって同
審議会の譲決 とすることができる0
4. 厚生科学審議会の意見 を聴 いて、厚生労働大臣が指定
難病 を指定するO
l
参
考
鮒21
厚生科学審津金疾病対策部会指定難病検討嚢免会費艮名簿
氏 名
鹿野 ゆき子
大津 文末手
千爽 勉
直江 知樹
線輪 千
佳子
平家 俊男
⑳ 水落 英
所属 .
役職
【参考資料3 1
今後のスケジュール
第 18回指定難病検討委員会
(
平成 28年 12月 12日)
指定難病 (
平成 29年度実施分)に関するとりまとめ
了
平成 28年度第 1回疾病対策部会
(
平成 29年 1月 18 日)
一
厚生労働大臣からの意見聴取について
「
平成 29年 3月中
(
予算成立後速やかに)
指定難病 (
平成 29年度実施分)
告示
千
予定)
平成 29年 4月 (
一
指定難病 (
平成 29年度実施分)医療費助成開始
○ 難病の患者に対する医療等に関する法律第4条に基づく「
難病の患者に対する医療等の
総合的な推進を図るための基本的な方針」(
以下 「
基本方針」というo)において、国は、難病
の医療提供体制について、医療機関や診療科問及び他分野との連携の在 り方等につい
検討を行い、具体的なモデルケースを示すこととなってい
て
○ また、基本方針において、「
都道府県は、難病の患者-の支援策等、
る○
地域 の実情
た難病に関する医療を提供する体制の確保に向けて必要な事項を医療計画に盛 に応じ
どの措置を講じるとともに、それらの措置の実施、評価及び改善を通じて、必要 り込むな
3
0年
体制の構築に努めるo」こととされている○ (
※医療法に基づく第 7次医療計画は平成
な医療提供
度に開始予定o
○ 基本方針に基づき、
)
難病の医療提供体制の在 り方について、平
委員会 (
第43回∼45
成 28年度難病対策
○ その結果を取 りまと
回)
めた報告書を踏まえて、
で検討した。
平成 28年度中に具
を都道府県宛
体的なモデルケース
l資料3-2 1
難病の医療提供体制の
在 り方について(
概要)
【「
難病の医療提供体制の在り方について(
報告香 )」の参考資料から抜粋】
1.できる限り早期に正しい診断が で
○遮塊の中心となるべ
p
【
求めら
森岳れる機能
藤森b
)
血痕姦森
遠慮d
)
拠,
S
t
と
なる
病由 き病院を都道府
県が指定
○診断・
相談梯能】
:
-般病院等からの診断・
治療が必要な患者の受け入れ、治療が可能なより患者に身近な医療
機関への紹介、難病医療支援ネットワークとの連携、遺伝子診断 (
I
RUDを含む)
に
○教育機能 ・
難病診療分野別拠点病院、協力・
一般病院、診療所、医療・
介護 ・
福祉等関
係るカウンセリング
○情報収集 .
難病相談支援センタ
都道府県内医療植関の診療体制に係る情報収集
ーに対する教育
係者、
○専門領域 に対応する病院を都道府 県が地域の葵情 に応 じて
i
.
6
病診痛
.
t
の分削し
の拠点捌,
L
l
.
○各病院の診療可能な分野に着 目し、拠点病院を指定する。
をはじ
めとす
○分野の例と
分野」、SLE
し
て、潰癌性大腸炎をはじ
めとする「
消化器疾患分野」、パーキンソン病をはじめとする「
神経 ・
筋疾患
【
求めら
等。 れる機
る「自己免疫疾患分野」、特発性血小板減少性紫斑病をはじめとする「
血液疾患分野」
能】
○診断.
相談機能
:
一般病院等からの診断・
治療が必要な
枚関への紹介、難病医療支援ネットワ
患者の受け入れ、治療が可能なより患者に身近な医療
○教育機能 :
都道府県難病診療連携拠点病院、協力・
ークと
一般病院、
の連携 診療所、医療・
介護・
福祉等関係者、
○早期 に正しい診断を行う
ため、一般病院、診
難病相談支援センターに対する教育
-.
・
'
三
病捉浬病医頻
L
.
ミ
t
S
.
1
力病院x
を
含む・
諺
達漂
換
所
体制を構 築 す る。
・
難病医療協力病院は,引き続き、難病患者の受入れ、拠点病院への紹介、
療所闇との
地域の関係機関に対す
○都
供
道 府二号
県肩の医枠涼を超
支 えた 早 期
る指針 助言等を行う。
2
に正 しい 診 断 を 行 うた め の 全 国 的 な 支 援 ネ ットワ ー クの
ONC、学 会 、研 蔭
究班
I
RUD、ク
難 病情 報 センター と各都 道 府 県
ネ、
ットワ○協 力体 制 の在 り方 については、難病 対 策委 員会 で検 討 す 難 病 診 療 連携 拠 点病 院 で構 成 。
【求 め
る。
○極 めて希
られ る機
少な疾
能 】患 の診 断 ・
治療 等 に関する都 道 府 県難 病 診 療 連携 拠 点病 院 か
○検
へ の対
査・
診
応断 が 可能 な医療 機 関 がない都 道 府 県の都 道府 県難 病診 療 連 携拠 点病らの相
談等
院
○各都
検査 道
・
診府断が
県の難
可能病
な医療機
医療 提 供
関体
の情
制 報 を提 供
に対 して、
○ 都 道 府 県 を超 え て 、難 病 に 関 す
に係 る情 報 の収 集 ・
公開
早 期 の 診 断 確 定 に 取 り組 む 。 る情 報 を収 集 ・
提 供 す ることが で きる体 制 の 整 備 に よ り、
○ その
○小
他 児慢
の王
払重
性 特な定疾
取組
病 児 童 等 の移 行 期 医療 へ の
機 関 との連 携 により対 応 する(
社 会 保 障審 議 対 応 は、上記 の難 病 医療提 供 体 制 と小 児 医療
○難 病 患者 の紹 介 を円滑 に進 めるための紹 介 会
基児
準童
やフォロー
部 会 で検項
討目をまと
)。
診 療ガイドラインに記 載
めた 内容 を各 疾 病 の
受 けることが 出来 る
することにより、より身近 な医療機 関で安 心 して患 者 が適 切 な治 療 を
○学 業 ・
就
ような体 制 を構 築す る。
○ 提示したイメージを踏まえると、難病医療の提
○ 診断後はより身近な医療機関で適切な医療を受ける
歯科3-3
!
は じめに
難病 (
発病の機構が明らかでな く、かつ、治療方法が確立 していない希少な疾病であっ
て、当該疾病にかかることにより長期にわたり療養を必要 とするものをいうo以下同じ。
)
は、その確率は低いものの、国民の誰もが発症する可能性がある。長期にわた り医療が必
要となることも多く、愚者は病気に対する不安感と同時に生涯にわたる医療費負担につい
ても感食が生 じることとなる。これ らの困難を解消 し.難病にかかっても質の高い療養生
活を送 り、地域で尊厳を持って生きられるよう、社会の在 り方として、難病に雁虚 した愚
者 ・家族を支援 していくことが求められている。
難 病 の 医療 提 供 体制 の在 り方 につ いて
(
報告者)
平成 28年 10月 21日
7年 1
0月に策定された r
難病対策要綱」により長年爽施さ
難病対矧 こついては、昭和 4
れてきたが、平成 2
6年 5月に、難病の愚者r
=対する医療等に関する法律 (
平成 2
6年法律
第5
0号.以下 r
雛病法JというO
) が成立 し、平成 2
7年 1月 1日に施行された難病法に
基づき、難病の患者に対する医療鍵の助成、難病の医療に関する調査及び研究の推進、療
養生活環境整備率紫の央施、の 3本柱により総合的な対策として行われることとなったO
国及び地方公共団体等が取 り組むべき難病対流の方向性については、難病法第 4条に基づ
7年
き、「
馳病の患者に対する医療等の総合的な推進を図るための基本的な方針」(
平成 2
厚生労働省告示第 3
7
5号。以下 r
雛病対策基本方針J という。
)に定められ、雛病対策基
本方針により.雛病対策は計画的に葵施されることとなっている。
雛病については、希少かつ多様であることから、発症 してか ら確定診断までに長期の時
間を婁する場合が多く、できる限 り早期に正 しい診断ができる体制を構染するとともに、
難病の患者は長期の療餐生活を送ることとなることか ら、診断後はよ り身近な医療機関で
適切な医療を受けることができる体制を確保することが求め られてきた。そのため、難病
対策基本方針では、r
国は、難病の各疾病や領域 ごとの特性に応 じて、また、各地域の来
状を踏まえた取組が可能となるよう、既存の施策を発展させつつ、難病の診断及び治療の
実態を把握 し、医療槻関や診療科聞及び他分野との連携の在 り方等について検討を行い、
J(
第 3) とされている。
具体的なモデルケースを示す。
厚生科学事故金疾病対架部会難病対喪章鼠会
本委員会では、平成 2
8年 7月 2
6日.8月 3
1日及び 9月 1
4El
に、医療機関や診療科
聞及び他分野 との連携の在 り方等について検討を行い、現状把握のため自治体等への ヒ
アリングも行った。本報告番は、本要艮会での検討の結果を取 りまとめ、今後の難病の
医療提供体制の在 り方を示すものである。
第 1 難病の現状並びに粗病医療の隈招及び目指すべき方向性
1 難病の現状
(
難病の定轟、難病の患者に対する医療等の支援)
難病法では、①発病の機構が明らかでな く、②治療方法が確立 していない、③希少な疾
病であって、④長期の療養を必要とするもの、を難病の定額とし、調査及び研究を推進す
るとともに、都道府も
剛ま難病の患者を対象に療養生活環境整備率薬を実施することができ
.
1
%
ることとしている。また、難病のうち、患者数が本矧 こおいて一定の人政 (
人口の約 0
程度)に遠 しないこと及び客観的な診断基準 (
またはそれに準ずるもの)が定まっている
こと、のいずれをも充たすものについては.指定難病として医療費助成の対象となってい
る。
く
れ病の医療提供体制)
0年度以降、主に盈症雛病患者の入院施設の円滑な確保をEl
的として、難
国は、平成 1
病医療専門艮 (
平成 2
7年度以降は r
難病医療コーディネー タ ー」という。
)を配置する
などの都道府県の必要な姪粟等の一部を補助する 「
粗病医療提供体制整備率 紫」を実施
している。当改革策により、都道府県では.難病医療拠点病院 (
以下 r旧拠点病院Jと
8年 4月時点で、それぞれ 1
1
9
いう。
)及び難病医療協力病院が指定されている (
平成 2
施設、1
3
3
9施設)。
難病法は、特定医療費の支al
こ当た り病名の診断を厳密に行 うため、特定医療賓の申
絢に当た り診断番を作成できる医師を、都道府県が定める医師 (
以下 r
指定医」という。
)
でなければならないと定めている (
難病法第 6条)。また公費によって爽施される医療の
質を担保 し、愚者が病状琴に応 じて適切な医療機関で経緯的に医療を受けることを促す
こと等を目的として、特定医療を爽施する医療機関を都道府県が指定する制度 (
指定医
療梯関)を設けている (
難病法第 2節)
。
(
放病の疫学)
6疾病では平成 2
6年度、
難病の患者数については、I
E
l
特定疾虚治療研究事案における 5
9
2
5
.
6
4
6人が登録されている.
難病は、長期の療液を必要とするものであるが、適切な疾病の管理を継続すれば日常生
活や学業 .聴衆生活が可能であるものや、長期の入院や在宅での療養を必要とするものな
ど、患者の状況や必要な対応は多様である。
難病の診断に当たっては、遺伝子関連検査を爽施することが増えている。
また.近年の小児期医療の進歩によ り、小児慢性特定疾病児童等 (
児蛮福祉法 (
昭和
2
2年法棟第 1
6
4号)第 6条の 2に定めるものをいうO以下同 じ。)も成人期を迎える鹿者
が多くなってきている
2 難病医療の探題及び目指すべき方向性
(
評J
))
(1) 前紀 1で記載 したとおり、雛病の医療擁供体制については、従来、難病医療操
3
供体制整備率薬により旧拠点病院及び難病医療協力病院が整備されてきたb
しか し、旧拠点病院及び難病医療協力病院による医療提供体制においても、難病
の多様性のため、難病の診療に十分に対応できているとは貰えない。
すなわち、雛病の患者が適切な医療を受けるためには、早期に正 しい診断を受け
ることが重要であり、難病の診断をする指定医の情報が公蛮されているものの、難病
の多様性 ・希少性のため.患者はもとより、医療従事者であっても、どの医療検閲を
受診 (
紹介)すれば早期に正 しい診断が付けられるのかが分か りづらい状況となって
いる.
また、同様に難病の多様性 ・希少性のため、高度の医療が提供できる特定機能病
0
6の指定難病 (
平成 2
8年 9月現在)に対応ができ
院等の旧拠点病院であっても、3
るとは限らない。
(2) 前記 1で記載 したとおり,難病は長期の療養を必要とするものの、適切な疾病
の管理を繊続すれば、E
l
常生活や学紫 ・職薬生活が可能であるものも多い。 しか し
適切な疾病の管理のためには適切な治療を継続 して受ける必要があるが、難病の専
門の医療機関が難病の愚者の身近にあるとは限らない。また粗病は愚者数が少な く
多様であることから他者か ら理解が得にくく、就学 ・就栂やその継続が困難である
ことが指摘 されている。このように、難病の愚者が適切な治療を受けなが ら日常生
活や草薮 .職業生活を送ることが容易ではない状況となっているbまた.在宅で長
期の療養を必要とする難病の患者については療養が長期に及ぶこと等による生活上
の大きな不安を抱えているD
(3) 前記 1で記載 したとおり、雛病の患者が確定診断を受ける上で、遺伝子関連検
査を英施することが増えている一方、当該検査の爽施に当たっての患者及びその家族
への祝明が必ず しも十分でないこともあり、盛者及びその家族を不安にさせることが
ある。
(4) 前記 lで記赦 したとおり、成人期を迎える小児慢性特定疾病児蕊等が多くなっ
てきているが、当鼓患者の移行期医療への対応に当たっては、小児期医療か ら個々の
患者に相応 しい成人期医療への移行が必要であるものの、それぞれの診療体制の医療
従事者間の連携が円滑に進まず、現状では必ず しも適切な医療を提供できていない。
ただ一方で、成人後も引き続き小児期医療に従卒する者が診療を担当することが適切
な場合もある。
(
目指すべき方向性)
入院が必要となる難病の患者については、長期の入院先の広域的な確保を含め対応 し
てきたところである。これ らの体制は引き続き確保 しつつ、それ らに加え.上紀の課題
4
の解決に当たっては、在宅療尊の在 り方などを含めた広範囲にわたる対策を検討する必
要があるが、本章艮会においては、とりわけ以下の点に焦点をあてて検討を行った。な
お、長期の在宅での療養を必要 とする難病の患者については、住み惚れた地域で安心 し
て暮 らすことができるよう、難病対泣基本方針に基づき当診患者を多方面から支えるネ
ッ トワ-クの棉薬 (
第 7)や、医療との連携を基本とした福祉サー ビスの充葵、治療と
就労を両立できる環境の丑備 (
第 8) に取 り組むこととしている。
(1) 難病について、早期に正 しい診断ができる体制とするためには、難病が疑われ
るが診断がついていない愚者が受診できる各都道府県の拠点となる医療機関を整備
し、愚者やその家族、難病相談支援センター及び保健所等繊度並びに医療従事者[
=対
して、これ ら医療槻関に関する情報を提供することが必翠である。特に、極めてまれ
な敗病については、各都道府県の拠点となる医療機関が全国的に連携するとともに、
各分野の学会、難病の研究班等の協力のもと早期の診断に取 り組んで行 く体制が必要
である。
(2) 適切な疾病の管理を継続すれば.日常生活や単発 ・職業生活が可能である難病
について、治療が身近な医療機関で継続されるためには、身近な医療機関と難病の専
門医療機関との連携や、診療ガイ ドラインの普及、関係者への難病の教育や研修の英
柾が必要である。また、難病の患者が身近な医療機関等で適切な医療を受けなが ら学
策 ・職業生活を送るためには、かか りつけ医や学業 ・就労 と治療の両立支援の関係機
関が、難病の患者の希望や治療状況、疾病の特性等を踏まえた支援に取 り組むことに
より、難病の患者が難病であることを安心 して開示 し、学業 ・就労と治療を両立でき
る環境を整備する必要がある。
第 1の難病の現状並びに難病医療の課題及び目指すべき方向性を踏まえ、以下 (1)か
ら (
4)までのとおり、難病の医療提供体制の在 り方の基本理念を示す。
(1)できる限 り早期に正 しい診断ができる体制
① 患者や医療従事者にとって、どの医療機関を受診 (
紹介)すれば早期に正 しい診
断が可能かを紹介できる窓口となる病院を設ける。
② 専門領域に対応 した医療機関による専門的かつ効率的な医療の擁供を行う。
③ 難病医療支援ネッ トワーク (
第 2の 2 (
3)参照)の活用により診断が難 しい難
病であっても可能な限 り早期に正 しい診断を可能とする。
(2)診断後はより身近な医療機餅で適切な医療を受けることができる体勉
① 身近な医療機関で適切な医療の繊続を可能とする。
② 専門領域に対応 した医療機関と身近な医療機関の遵枚を強化するO
③ 在宅で長期の療養を必要とする難病の愈者をサポー トする仕組み として、難病対
策地域協試金等の取組を活性化する。
④ より身近な医療機関で適切な医療を受けながら学業 ・就労が続けられるよう、学
業 ・就労と治療の両立支握の取組を医学的な面か ら支援する体制を構築する。
(
3)遺伝子関連換査r
こついて.倫理的な観点も踏まえつつ爽施できる体制
① 遺伝子関連検査について-定の質が担保 される方策を考慮する。
② 患者及びその家族に対する十分なカウンセ リングを実施する。
③ 本人の選択や個人情報保護に配慮 した実施体制。
(4) 小児慢性特定疲病児意等の移行期医療を適切に行 うことができる体制
(3) 遺伝子関連検査においては、一定の質が担保された検査の実施体制の整備と、
検査の蛮轟や目的の視明と共に、検査結果が本人及び血縁者に与える影響等について
十分に餅明 し、患者が理解 して自己決定できるためのカウンセ リング体制の充爽 ・強
化が必要である。
(4) 小児慣性特定疾病児童等に対 して、成人後も必要な医療等を切れ 目な く行 うた
め、雛病の医療提供体制の中で小児期及び成人期をそれぞれ担当する医療従事者間の
連携体制を充実させる必要があるOまた、成人後も引き続き小児医療に従事する者が
診療を担当することが適切な場合は、必要に応 じて主に成人医療に従卒する者と遜秩
しつつ、必要な医療等を提供する必要がある。
第 2 難病の医療提供体制の在 り方の基本理念及び各医療機能 と連携の在 り方
1 難病の医療捷供体制の在 り方の基本理念
小児慢性特定疾病児藍等の移行期医療r
=当たって、成人期以降に出現する医療的な課
題に対 してr
j
:
、小児期診療科 と成人期診療科が遜携する.
2 各医療機能と連携の在 り方
前富
己r
l 難病の医療提供体制の在 り方の基本理念」で示 した各項目を踏まえ、難病の
医療提供体制に求められる医療機能と当該機能に対応する医療機関を以下 (l)から(6)
までに示すOこれ ら個々の医療機能を充たす轍関と難病の患者の療養生活を支揺する機関
が相互に連携 し、必要な難病医療及び各種支援が円滑に提供されるよう構築することが求
められているDまたその内容を、患者やその家族、その他の関係者等に分か りやす く周知
する必要がある。
(1)より早期に正 しい
①
役割
の難病診療連携の拠点とな
・ 難病について初診か ら診断がつ くまでの期間をできるだけ短縮すること。
・ 医療従事者、患者本人及び家族琴に対 して都道府県内の難病医療提供体制に
関する情報提供を行 うこと。
・ 都道府県内外の診療ネ ッ トワークを構築することO
・ 難病の患者やその家族の意 向を踏まえ、身近な医療機関で治療を継続できる
ように支援すること。
② 医療機関に求め られる事項
(
情報の収策及び提供、診療ネ ッ トワークの構築)
L 都道府県内の難病医療提供体制に関する情報を収爽することo
・ 都道府県内の難病医療提供体制に関す る情報 を、都道府県内の関係者間で共
有 し、都道府県内の診療ネ ッ トワークを構築すること。
・ 都道府県内の雛病医療提供体制に関す る情報 を、難病医療支援ネ ッ トワーク
を通 じて共有 し、全国的な診療ネッ トワークを構築す ること。
(
患者の診断及び相験受付体制)
・ 難病が疑われ るが診断がついていない患者を受 け入れるための相談窓 口を設
置 していること。
・ 難病が疑われ るが診断がついていない忍者の診断 ・治療に必要な遺伝子関連
検査の実施に必要な体制が整備 されていることo
・ 遺伝子関連検査の実施においでは必要なカウンセ リングが爽施可能であるこ
と。
・ 指定医のもとで、診断 ・治療に必要な検査が爽施可能であること。
・ 当鞍医療機関で診断が困難な場合は、より早期に正 しい診断が可葡巨な医療機関
に相談 .紹介すること。
(
診断のための都道府県を超えた体制)
・ 適切な診療継続I
=必要な情報1
=ついて、難病に関す る研究班 ・学会等r
=よ り
あらか じめ策定 された手順に従い、紹介先の医療機関に提供すること。
・ 難病医療に換わる医療従事者に対する研修 を葵施すること。
(
療養生活環境整備に係 る支援)
・ 学業 ・就労 と治療の両立 を希望す る雛病の患者 を医学的な面か ら支揺す るた
め、難病相畝支援セ ンター、難病対簸地域協紹会、産米保健総合支援センター
(
(
独)労働者健康安全機構が 4
7都道府県に設置)琴 と連携を図ること。
・ 学菜 ,就労 と治療の両立 を希望す る難病の展着 を医学的な面か ら支揺す るた
め、難病相故支援セ ンター等を対象 として、粗病に関す る研修会等 を輿施する
こと。
(2)審門領域の診断と治療 を提供する機能 【
姓病診療の分野別の拠点病院】
① 役割
・ 当験専門分野の難病の初診か ら診断がつ くまでの期間をできるだけ短縮する
ことd
・ 難病の愚者やその家族の意 向を踏まえ、身近な医療機関で治療を継続できる
ように支援すること。
② 医療機関に求め られる事項
(
診断時)
・ 当該専門分野の難病の指定医のもとで、診断 ・治療に必要な検査が爽施可能
であること。
・ 診断がつかない場合又は診断に基づ く治療 を行 っても症状が軽快 しない場合
等には、都道府県の難病診療連携の拠点となる病院 と連携 し、よ り早期に正 し
い診断が可能な医療機関等に相談 ・紹介す ることO
・ 都道府県内の医療検閲で診断がつかない場合又は診断に基づ く治療 を行 って
も症状が軽快 しない場合等には、必要に応 じて、雛病医療支援ネ ッ トワークを
活用すること。
(
治療 ・療餐時)
・ 患者の状態や病態に合わせた当畿専門分野の雛病の輿撃的治療が爽施可能で
あること。
(
治療 ・療養時)
・ 虚者の状態や病態に合わせた難病全般の薬学的治療が爽施可能であること。
・ 愚者の同窓のもと、難病に関する研究班 ・学会等 と連携 し、難病患者データ
の収集に協力す ることD
・ 患者の同窓のもと、艶病に関する研究班 ・学会等 と速摸 し、粍病患者データ
の収興に協力すること。
・ 診断がつき、状態が安定 している場合には、難病に関す る研究班 ・学会等に
よ りあ らか じめ策定された手順に従 い、可能な限 りかか りつけの医師 をは じめ
・ 診断がつき、状態が安定 している場合には、雛病 に関す る研究班 ・学会等に
よ りあらか じめ策定 された手順に従 い、可能な限 りかか りつけの医師をは じめ
とする身近な医療機関に紹介することB
・ 身近な医療機関で治療を受けている患者 を、難病 に関す る研究班 ・学会等に
・ 身近な医療機関で治療 を受けている患者 を、赦病に関す る研究班 r学会等に
よ りあ らか じめ策定された手J
掛 こ従 い、定期的に診療す るだけでな く、緊急時
に対応すること。
よ りあらか じめ策定 された手順に従 い.定期的に診療するだけでな く、緊急時
に対応すること。
7
とする身近な医療機関に紹介すること。
・ 適切な診療継続に必要な情報について、難病に関する研究班 ・学会等によ り
あらか じめ策定 された手順に従い、紹介先の医療機関に捜供すること。
8
・ 難病医療に換わる医療従事者に対する研修を爽施すること。
(
療養生活環境整備に係る支援)
・ 難病相談支撰センター、雛病対策地域協は会等と速樵を図ること。
・ 都道府県の難病診療連携の拠点となる病院の英施する難病に関する研修会等
に協力すること。
(
3)鼻期診断のための広域的な連携機能 【雛病医療支援ネッ トワー ク】
日) 役割
・ 特に希少な難病の初診から診断がつくまでの期間をできるだけ短縮すること.
・ 都道府県内で対応が困難な雛病診療を支援すること.
・ 必要な国民全てに最新の研究に基づ く診断 ・治療を擢供すること。
・ 難病、難病研究及びその医療櫨供体制等に関する情報を鴇供すること。
・ 診断困艶 ・未診断の患者に係る診療を支援すること。
② 関係機関に求められる事項
・ 特に希少で診断が難 しい難病の診断に当たっては、都道府県の難病診療連携
の拠点となる病院か らの相談を受けること。
・ 都道府県の難病診療連携の拠点となる病院等が行 う特に希少で治療が難 しい難
病の治療に対する助雷等を行 うこと.
1 難病に関する研究班 .学会等の公褒 した研究成果、診療ガイ ドライン等を収
典 し公衆すること。
・ 都道府県の難病診療連携の拠点となる病院が収集 した各都道府県内の難病医
療提供体制に関する情報を収集 し公薮すること。
・ 難病の愚者やその家族の意向を踏まえ、身近な医療機関で治療 ・療養を継続で
きるようにすること。((5)の機能を充たす医療機関が当該盛者の身近にない場
合)
(
診 医療機関に求められる事項
(
診断時)
・ 診断がつかない場合又は診断に基づ く治療を行っても症状が軽快 しない場合
等には、都道府県の難病診療連携の拠点となる病院等と連携 し、より早期に正 し
い診断が可能な医療機関等に相駁 ・紹介すること。
(
治療 ・療養時)
・ 愚者の状態や病態に合わせた治療が乗施可能であること。
・ 患者の同意のもと.難病に関する研究班 .学会琴と連携 し、難病愚者データ
の収矧 こ協力すること。
・ 診断確定後の長期療養については、かか りつけの医師をは じめとする盛者が
住む地域の医療機関と連携 していること.
1 都道府県の難病診療迎枕の拠点となる病院等から患者を受け入れるとともに、
診断がつき、状態が安定 している琴の場合には、難病に関する研究班 ,学会等
によりあらか じめ策定された手順に従い、可能な限 L
)かか りつけの医師等に紹
介すること。
・ かか りつけの医師等による治療を受けている患者 を、難病に関する研究班 ・
学会等によりあらか じめ策定された手順に従い、定期的に診療するだけでな く、
緊急時に対応すること。
・ 適切な診療継続に必要な情報について、難病に関する研究班 .学会宅
削こより
あらか じめ策定された手順に従い、紹介先のかか りつけの医師尋に提供するこ
と.
・ 都道府県の難病診療連携の拠点となる病院か ら紹介された、診断困難 ・乗診
断の愚者に係る過伝子関連検査を提供すること。
③
関係機関の例
・ 国立高度専門医療研究センター、雛病に関する研究班 ・学会 、I
R
U
D(
禾珍断
疾愚イニシアチブ I
mtl
a
ti
v
eo
nR
a
r
ea
n
dU
n
dE
a
g
n
O
S
e
dDi
s
e
a
s
e
)拠点病院、
雛病情報センター、各都道府県の難病診療連携の拠点となる病院等。
(4) 鼻近な医療機関で医療の振放と支蟻する機能 【
難病医療協力病院】
・ 他医療機関からの入院や、退院後に適切に治療が催碗 されるよう調整をはか
ること。
(
5)の機能を充たす医療機関が患者の身近にない場合、(5)の治療 ・療餐
時に掲げる事項を行 うことO
(
療養生活環境塵備r
=係る支援)
・ 難病相畝支援センター、艶病対策地域協謎会等との連携を図ること。
① 役割
・ 都道府県の難病診療連携の拠点となる病院等か らの要諦に応 じて、艶病の愚
者の受入れを行うこと。
L 難病医療協力病院で確定診断が困難な難病の愚者を都道府県の難病診療連携
の拠点となる病院等へ紹介すること。
・ 地域において雛病の患者を受け入れている福祉施設等からの要請に応 じて,医
学的な指導 ・助雷を行うとともに、癒着の受入れを行 うこと。
9
(
5)身近な医療機関で医療を提供する機能 【一般病院、診療所】
①
役割
・ 難病の患者やその家族の意向を踏まえ、身近な医療機関で治療 ・療養を継続で
きるようにすること。
(
診 医療機関に求められる事項
(
診断時)
10
・ 診断がつかない場合、または診断に基づ く治療 を行 っても症状が軽快 しない場
合琴に、診療領域 を問わず.適切な医療機関と連換 し、愚者 を紹介すること。
r 患者及び家族等患者の周囲にいる者に対 して、適切な医療検閲を紹介 し、受診
の必要性 を説明すること。
(
治療 ・療養時)
・ 難病の愚者やその家族の意向を鬼まえ、盛者の社会的状況に配慮 し治療 を継続
できるようにすること。
・ 診断がつき、状態が安定 している琴の場合には、難病に関する研究班 ・学会等
によ りあらか じめ策定 された手順に従い、可能な限 り難病医療協力病院等か らの
雛病の患者 を受け入れ ること。
・ 難病に関す る研究班 ・学会等によ りあらか じめ策定 された手順に従い、難病医
療協力病院等と遜携すること。
・ 地域の保健医療サー ビス等 との連携 を行 うこと。
・ 難病に係 る保健医療サー ビスに関する対応力向上のための研修等に参加する
こと。
の移行期医療に係る機能 【
移行期医療に
(
か 役割
小児慢性特定疾病児蕊等が、成人期においても適切な医療 を継続的に受けら
れるよう、小児期診療科か ら適切な成人期診療科に移行できるようにすること。
・ 成人後も引き続 き小児医療に従事する者が診療 を担当する場合は、必要r
=応 じ
て.主に成人医療に従事する者 と連携 し、小児悔性特定疾病児澄等に対 して必要
な医療等を頒供すること。
(
診 医療機関に求め られる事項
(
小児期の医療機関)
・ 小児慢性特定疾病児塵等が恩 も適切な医療 を受けるために、小児惚性特定疾
病児塵等及び家族等の薬情に合わせて成人期診療科への移行時期 を判断するこ
とB
・ 小児慣性特定疾病児塗等及び家族等に対 して、適切な医療機関及び診療科 を
紹介 し、移行の必要性 を説明すること。
・ 小児慢性特定疾病の医療意見啓等、成人期診療科において適切な診療 を継続
して行 うために必要な情報 について、当該成人期診療科に提供すること。
・ 成人後も引き続き診療 を担当す る場合r
ま、必要に応 じて、主に成人医療r
=従
事する者 と速捜 し、必要な医療等 を小児慢性特定疾病児凌辱に提供すること。
(
成人期の医療機関)
・ 小児期の医療機関か ら患者 を受け入れ ること。
・ 小児憶性特定疾病児密等の状態に応 じて、小児期診療科 を含めた必要な診療
1
1
科 と合同カンファ レンスの輿施等 を含めて連携すること
・ 長期療養については、かか りつけの医師をは じめ とする地域の医療機関 と連
携すること。
・ 成人後も引き続 き診療を担当する小児医療に従卒す る者 と、必要に応 じて連
携 し、必要な医療等を小児慢性特定疾病児壷等に提供することO
③ 医療機関の例
小児期の医療機関
・ 病院又は診療所
・ 難病医療協力病院
・ 雛病診療分野別拠点病院
・ 都道府県の難病診療連携の拠点となる病院
3 その他連携を推進す るために必要な事項
上記 r2 各医療機能 と連携の在 り方Jを推進す るために以下 (1)か ら (3) の事項を
行 う必要がある。国はこれ らの事項が円滑に行われ るように支援する。
(1)都道府県内の勅病医療提供体制に関する情報は、各病院が診療可能な難病の リス ト
等 を公衆 し、都道府県又は都道府県の難病診療連携の拠点となる病院が これ らの情報
を集約 し、難病情報センター、都道府県のホームページ等を通 じて住民にわか りやす
い形で提供すること.
(2)難病 に関す る研究班 ,学会琴は、公賓す る診療ガイ ドライン等に次の項 目を記載
し、診療にあたる医療梯関はそれ らを参考 とす ること。
・ 専門の医療機関か ら身近な医療機関に患者 を紹介す る際の 目安 となる、状態が
安定 している等の判断の基準や紹介時の留窓点等。
・ 継続的に診療する際の、定期的なチ ェック項 E
L 症状の増悪に早期に気づ く
ためのチェック項 目等。
(
3)難病に関 して正 しい知亮
肢を持 った人材 を養成するため、指定医のテキス トの充英
や、難病薬務に従卒 している保健師、相放支援セ ンターに勤務す る職風琴に難病に
関する教育 ・研修を行 う。
第 3 撤病の医療提供体制構築のための留意事項
1 愚者動向、医療資源及び医療連携*に係 る現状の把捉
難病の医療提供体制を構築す るに当たっては、各都道府県が以下 (1)及び (2) に
示す項 目を参考に、患者動向、医療資源及び医療連携等r
=ついて、現状 を把握する必要
がある。
1
2
(1) 盛者動向に関する情報
・ 総患者数及びその内訳 (
性 ・年齢階級別、疾病別)
・ 愚者流入割合,流出都合 (
臨床調査個人窮、医療意見審等による患者調査)
・ 難病医療提供体制整備事業利用者数
・ 在宅難病患者一時入院事業利用者数
(2) 医療資源 ・医療連携等r
=関する情報
① 難病患者診療機能
・
. 難病診療を担 う医療機関の数、その位置及び診療可能な疾病
都道府県の難病診療連携の拠点となる病院,難病診療分野別拠点病院、雛病医
療協力病院等
・
. 難病の患者の療養生活環境整備を担 う関係機関の数、その位置
指定医数
小児慢性特定疾病指定医数
・ 連携の状況
馳病に関する研究班 ・学会等との適携、紹介数、逆紹介数等
・ 難病診療に関する情報提供の状況
パンフレッ トの配布、ホームペ-ジでの情報提供 等
・ 難病相談支援センターの整備状況
柏餅風の配置状況 等
・ 艶病医療コーディネーターの配置
② 在宅療餐支援機能
・在宅療召
劉こおける2
4時間対応の有無
・ 難病診療機能 を有する病院等 との連携状況
・ 災零時における支援計画等の策定状況
2 地域の実情琴に応 じた柔軟な医療提供体制の構築
本報告馨で示す難病の医療擁供体制の在 り方は、都道府県における難病の医療提供休制
の構築に当たって参考 となるよう、できる限 り具体的なイメージを示 したものであり、各
地域において既に構築されている離病の医療提供体制の変更を一律に求めるものではな
い。例えば、都道府県の難病診療連携の拠点となる病院と難病診療分野別拠点病院は、都
道府県が地域の爽情に応 じて決定するものであることから、都道府県の難病診療遜舷の拠
点となる病院を複数指定する場合や、難病診療分野別拠点病院を指定 しない場合も考えら
れる。また、難病医療協力病院は、都道府県が地域の実情に応 じて決定するもので、2次
医療圏の難病医療の中心となる医療機関を指定する場合や複数の 2次医療圏の中心 とな
る場合、適する病院がない場合は指定 しない場合も考えられる。
1
3
なお、筋ジス トロフィー等の難病の患者については、長期の入院を余憤なくされること
があるが、当鼓難病の患者の入院先の広域的な確保については、独立行政法人国立病院機
構等の医療機関により従前よL
J提供されている医療体制の活用が考えられる。
おわ リl
こ
医学 ・医療の長足の進歩 ・発展により、難病の診断や治療は大幅な進歩を遂げた。一方
で、診断が可能 となった希少な難病の患者の全てが、これらの進歩の恩窓を宰受できる体
制の整備が新たな課題として顕在化 してきているQ
難病の希少性のために、難病の患者と難病の専門医はそれぞれ散在 しており、難病の盛
者、医療従事者双方に対 し、どの医療機関を受診 (
紹介)すれば早期に正 しい診断が可能
であるかの情報を整理 し.それを分か りやす く提供する休制の構築が必要となってきてい
る。
難病の医療提供については、都道府県を一つの樹位として、従前か ら体制の構築がなさ
れてきたが、極めてまれな疾病については、都道府県 レベルの取組を支援する全国的なネ
ッ トワークの構築も必要であり、両者は同時に進めてい(必要がある。
新 しい時代の粗病医療は、全国の難病医療に係る既存の叡智と資源を有効活用 し.国民
に対 して分か りやす く、効率的に提供する必要があるbまた、身近な医療機関において診
断が困難な希少疾病の可能性を疑い、適切な医療機関に紹介が可能 となるよう、今後発展
が見込まれる、人工知能や情報通信技術を難病医療に活用 していくことの検討も必要であ
る。
本報告番は、都道府県が既存の医療資源を最大限活用 し、現状の雛病の医療提供体制の
課題に対応する際の具体的なイメ-ジとして参考 となるよう、本委員会で緒論された内容
をまとめたものであり、難病対策基本方針において国が行 うこととされている、難病医療
2)エ)及び難病の確定診断のた
支援ネッ トワークの体制の整備の支援の在 り方 (
第3 (
め必要 となる遺伝子閑適検査の具体的な爽施体制づくりの在 り方 (
第 3 (2)力)につい
ては引き続き本章艮会で富
重油することとする.なお、成人後の小児慢性特定疾病児変等に
対する適切な医療等の提供の在 り方については.
社会保障審議会児意部会小児慢性特定疾
患児への支援の在 り方r
こ関する専門要盛会で検討がなされることか ら、その検討の結果を
踏まえ、難病の医療提供体制の在 り方に反映されるべきであろうO
本報告番で示 した具体的なイメージを参考として、都道府県が難病の医療擢供体制を整
備することにより、難病の患者に質が高 く、効率的な診断と治療がよりスムーズに提供さ
れることを願 っている。
医療受給者証の所持者数について
l資料4-1】
○ 平成 28年 11月17日に指定難病 の受給者証所持者数などが集計された平成 27年度衛生行
政報告例が公表された。
○ 平成 27年度末現在の医療受給者証の所持者数は、延べ94万 3千人あまりとなっている。
(
疾患別の受給者証所持者数 は別表のとおり。)
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概要)
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① 医療費の 自己負担の軽減
1,156億 円
難病患者に対する医療費助成 に必要な経費を確保 し、患者の医療費の負担軽減を図る。
1.162億 円
→
ー 難病相談支援センタ
19
億円
地域の様々な支援機関と連携した相談支援体制の構築など、
社会参加と難病に対する国民の理解の促進のための施策
の充実
11
億円
・
難病医療費等負担金
②難病患者 の
1.148億円
1,155億円
実させること
ーの実施体制を充
とともに、 等により、難病患者の長期療養生活上の悩み や不安を和 らげ、社会参加への意欲を高 める