藤沢市介護予防事業 ロコモ予防チャレンジ講座(ロコ・チャレ講座)業務委託仕様書 1 目的 介護保険法の地域支援事業、一般介護予防事業として、市内在住の高齢者を 対象に、介護予防の知識と継続的な生活改善の手法について広く普及・啓発す ることにより、地域の高齢者が自ら介護予防活動に参加し、介護予防を取り入 れた生活を送れるようになることを目的とする。 2 委託業務 「ロコモ予防チャレンジ講座(ロコ・チャレ講座)」の実施・運営 3 委託期間 2017年(平成29年)4月1日から2018年(平成30年)3月31 日まで 4 前提条件 (1) 介護予防事業・健康増進事業の実績について 本事業は、介護保険法に基づき実施するものであり、本事業を実施するに は、高齢者の特徴を理解し要介護状態の発生をできる限り防ぐこと、そして要 介護状態にあってもその悪化をできる限り防ぐこと、さらには軽減を目指し事 業を実施するものであり、地域の介護予防や高齢者の健康づくり講座等の事業 実績が過去5年以内にある事業所が実施するものとする。 (2) 地域要件 市内に事務所や施設を有する法人であること。 5 実施内容 (1)実施回数・定員数 「ロコモ予防チャレンジ講座(ロコ・チャレ講座)」 (以下、講座という) は、1回2時間程度の単発の講座とし、原則同一会場で1か月から2か月に 1回の頻度で、年6回の開催とする。1回の定員は20名とする。 (2)対象者 講座の対象者は、市内在住の65歳以上の高齢者とし、1回ごとに周知、 募集を行う。募集の際には、運動を安全に実施できるよう氏名、住所、電話、 生年月日、身体状況、介護保険認定状況などの情報と、運動制限の有無、緊 急連絡先等について確認を行う。 (3)講座の内容 ア ロコモティブシンドローム予防やフレイルなどの介護予防に関する健康 講話(10分~15分) 要介護になる原因を予防するために、ロコモティブシンドロームやフレ イル予防の必要性や、健康になるための生活習慣の改善、安全に体を動か すための頻度や強度、回数などの注意点について、目標設定と振り返りな ど、市が作成したリーフレットや健康運動手帳を活用し健康講話を実施す る。 イ 運動や歩き方講座などの実践(50~60分) 厚生労働省が作成した介護予防マニュアル(改訂版平成24年3月)を参 考に、ロコモティブシンドロームやフレイル予防のための、筋力向上、バラ ンス運動、機能的運動を入れ、正しい歩き方の実践。 【ウォーミングアップ10分】 ストレッチング、バランス運動でのウォーミングアップを実施する。 【軽体操、筋力向上やコンディショニング運動、機能的運動30~40分】 参加者の身体状況にあわせ、ラジオ体操やプラス10体操を実施後、コン ディショニング運動、筋肉向上、機能的運動を自宅で継続できるように座 位や立位などを実施する。 【正しい歩き方やクーリングダウン10~20分】 自分の体力に合わせた正しい歩き方、運動強度や頻度、運動実施の際の注 意点に関するアドバイスと歩き方を実践、又はストレッチやリラクゼーシ ョンの実践。 ウ 安全に配慮し、運動前の血圧測定(血圧計を会場に設置)や脈拍、体調 等の自己チェックを勧め、教室開始前に身体状況を確認するとともに、自 宅でも運動前に自己チェックできるように指導する。また教室の中で運動 痛の様子などに注意し、安全管理に努め実施する。 エ 参加者に健康運動手帳に講座の参加記録や体力テスト結果を記載し、講 座後、参加者が講座で習得した内容を継続できるよう、健康運動手帳を活 用すること。また市からの情報提供のあった地域情報や事業について周知 を行うこととする。 オ 参加者に講座の内容等についてのアンケートを実施し、その結果を市に 報告するとともに次回の講座に活用することとする。 カ 参加者に心身の健康の保持及び生活の安定のために援助が必要な方を把 握した場合、地域包括支援センター等と連携する。 キ 講座6回のうち、3回目と6回目については、第4項第5号(イ)運動 や歩き方講座などを短くし、体力テスト(5m歩行、開眼片足立ち、立ち 上がりテスト、握力)を含めて実施する。 (4)実施時期 実施時期については、高齢者の安全性、参加しやすい季節や時間等に配 慮し、1か月から2か月に1回の頻度で、年間を通じて参加できるように 設定し、事業開始前までに実施計画書を提出することとする。 6 実施方法 (1)受託者は、事業の実施にあたっては、本業務に関する委託契約及び本仕 様書に基づき実施するものとする。なお、定めのない事項については市と 協議するものとする。 (2)受託者は、この仕様書に定めるもののほか、市の定めた「藤沢市介護予 防事業実施要綱」に従い事業等を実施するものとする。 (3)実施場所 ア 講座実施会場については、市内の地域を次に示す26地域に分けその地 域に限定するとともに、年間を通じた同一会場で、交通の便、段差や階段、 エレベーターなど参加しやすさ、会場の安全性を考慮し、受託者会場の確 保を行うものとする。なお13地区分けについては行政区分に準ずる。た だし公民館等の市が会場確保する会場は認めない。 13地区 地域名 住所 実施カ所 片瀬 片瀬 地区内 1カ所 鵠沼 鵠沼1 本鵠沼1~5、鵠沼海岸1~7 鵠沼2 村岡 藤沢 辻堂 明治 各地域1 鵠沼橘、鵠沼花沢町、鵠沼石上、鵠沼桜が カ所 岡1・4鵠沼東、南藤沢 鵠沼3 鵠沼桜が岡2・3、鵠沼藤が谷1~4、鵠 沼松が岡1~5 村岡1 村岡東1~4、弥勒寺1~4、柄沢、渡内 各 地 域 1 1~4、渡内、高谷、小塚の一部 カ所 村岡2 川名1~2、小塚、宮前 藤沢1 鵠沼神明1~5、本町1~4、藤沢、 藤沢2 各地域1 藤沢1~5、大鋸、大鋸3、西富、西富1 カ所 ~2、 藤沢3 藤が岡1~3、大鋸1~2、朝日町 辻堂1 辻堂元町1~6、辻堂1~6 辻堂2 各地域1 辻堂1~6、辻堂太平台1~2、辻堂東海 カ所 岸1~4、辻堂西海岸1~2、 明治1 辻堂神台1~2、辻堂新町1,城南1・2、 各 地 域 1 辻堂新町1、羽鳥1・2 善行 六会 湘南大庭 カ所 明治2 城南3・4、辻堂新町2~4、羽鳥3~5 善行1 善行1~5、善行坂1~2、善行団地 善行2 本藤沢1~7、稲荷、稲荷1 善行3 善行6~7、花の木、白旗1~4、立石1 ~4、 六会1 国道 467 号より西側(亀井野の一部・石川 各 地 域 1 一部・石川1~4・天神町1~4) カ所 六会2 国道 467 号より東側(西俣野・亀井野の一 部・亀井野3~4) 湘 南 大 いちょう通り・城下通り 庭1 以南の地域 各地域1 カ所 各地域1 カ所 湘 南 大 中央けやき通りより東側の城下通りから北 庭2 側、駒寄坂以南 湘 南 大 湘南大庭1・2に含まれないいちょう通り 庭3 より北側 遠藤 遠藤 地区内 1カ所 御所見 御所見 地区内 1カ所 湘南台 湘南台 地区内 1カ所 長後 長後1 長後・下土棚 長後2 高倉 各地域1 カ所 イ 会場使用料が生じる場合は、受託者が委託料の中から支払うものとする。 ウ 会場の広さは定員20名に対し60㎡以上を目安とする。 (4)広報・周知等 ア 受託者は、掲示用ポスター・配布用チラシを作成し、市民及び関係機関 等へ広く周知を行い、参加者を一般に広く募ることとする。またポスター やチラシは「藤沢市一般介護予防事業」を記載し、事前に市に確認を得る ものとする。また市役所施設への掲示、広報への掲載については、市が協 力するものとする。 イ 参加の申し込みは、受託者が受理し、参加者名簿(氏名、生年月日、住 所、電話番号、介護保険認定状況)を作成すること。また、参加者名簿及 び出欠席表は、講座終了後に市へ提出することとする。 (5)参加費等 ア 参加費は無料とし、参加者から利用料等の徴収はしないものとする。 イ 講座に必要な機材等は、受託者が用意することとし、必要な費用について は、受託者が委託費の中から支払うものとする。 (6)安全管理体制 ア 受託者は、業務を安全に実施するために、講座実施時に適した環境を整 備するとともに、事故や災害等の有事に際して速やかに対応できるよう、 マニュアルを作成し、必要な体制を整えるものとする。マニュアルについ ては事前に市に提出するものとする。 イ 受託者は、事業開催中に事故等が起きた場合は、速やかに市へ連絡する とともに、指定の書面にて報告するものとする。 7 責任者の指定 (1)受託者は、受託業務管理責任者を定め、書面により市長に通知すること とする。 (2)受託業務管理責任者は、委託業務の執行に関する管理責任を負うものと する。 8 業務従事者 (1)受託者は、受託業務従事者を定め、書面により市長に通知することとす る。 (2)業務に従事する者は、※運動指導員、理学療法士、作業療法士のうちどれ かの職種1名を必須とし、安全管理上、定員20名に対し必ず職員2名の 人員を配置し、有資格者については資格証の写しを提出するものとする。 ※運動指導員とは、健康運動指導士、健康運動実践指導者、介護予防運動 指導員とする。 1コース 20人あたり 実施に必要な職種 運動指導員または理学療法士また は作業療法士のうち1名、他事務 員等1名 9 業務実施報告 (1) 受託者は、委託業務実施後、「藤沢市介護予防事業実施要綱」に定める 様式により、市長に事業実績報告をするものとする。 (2)事業実績報告は、1回終了毎の報告とし、業務完了後1か月以内に下記 の書類をそろえて提出するものとする。 ア 介護予防事業 事業実績報告(介護予防事業) イ 参加者名簿(氏名、生年月日、住所、電話番号、介護認定状況)及び出 欠席簿 ウ 講座の内容等についてのアンケートの集計結果 ※原紙は不要 エ 3回目と6回目の体力テスト結果(同意のあるもの) 10 個人情報等の取り扱い 受託者は、別紙「データの保護及び秘密の保持等に関する仕様書」の内容 を遵守するものとする。 11 委託料 (1)内訳 委託料は、人員、事務管理費、消耗品費、会場費用で構成する。 (2)支払い 委託料は、部分完了払いとし、2回払いとする。 (3)委託料の請求 受託者は、市の検査終了後に、所定の用紙により委託料の請求をするものと する。 12 再委託の禁止 業務の全部又は一部を第三者に委託し又は請負わせることはできない。 ただし、一部でかつ、業務の主要な部分を除き、あらかじめ委託者の書面 による承諾を得た場合はこの限りではない。 13 その他 (1)市はその必要があると認めたときは、業務の履行状況について報告を求 め、または委託業務の実施状況について調査し、必要な指示をすることが できるものとする。 (2)受託者は、業務の履行上発生した損害(第3者に及ぼした損害を含む) については、市から必要な指示を受け、自己の責任において処理し、損害 を負担しなければならない。ただし、その損害が市の責任に帰する理由の 場合においてはこの限りではない。 (3)業務実施にあたっては、藤沢市地球温暖化対策実行計画の趣旨を理解し、 第3章の各取組項目を実施するよう努めること。 以 以下余白 上 委託料の支払い内訳書 コース 市払い予定 (別紙) 支払金額 第1回 3回実施終了分 請求から30日以内 委託料の半額 第2回 3回実施終了分 請求から30日以内 委託料の半額 以下余白
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