導入事例:シーティーシー・テクノロジー株式会社様

HULFT-WebFileTransfer
導入事例
User’s Profile
シーティーシー・テクノロジー株式会社 様
名 称 : シーティーシー・テクノロジー株式会社
セキュアかつ大容量ファイルの受渡し可能な
データ転送システム採用で
自社の課題解決とお客様の利便性を両立
所 在 地 : 〒102-0071 東京都千代田区富士見1-11-5
栗田九段ビル
ファイルサイズの肥大化に対応できない
セキュリティ面での懸念や、顧客情報が一元管
旧転送システム
理できないという課題が生じていたのである。
グローバル化とクラウドサービスの拡大に伴
シーティーシー・テクノロジー株式会社経営管
い、企業の IT システムで発生する問題は複雑化
理部長代行(兼)IT 管理課長の草刈彰広氏は、
「お
し、対応を誤れば広範囲に深刻な影響が及ぶ時
客様とのやりとりは、一日平均で 1,000 件を超え
代である。シーティーシー・テクノロジー株式会
ます。内容によっては 20MB を超えるなどメー
社様は、企業の IT システムの導入から、保守・運
ルでの添付では送受信できない容量のファイル
用・監視・教育などのサポートをワンストップで
もあり、ファイルサイズの問題による業務効率
提供。全国約 100 か所の保守サポート拠点から
の低下や、セキュリティ上のリスクを回避する
課 題
24 時間 365 日の体制で、保守契約ユーザシステ
対策は急務だと感じていました」
と語る。
●ファイルサイズ肥 大化による
転 送 方法の多様 化と作 業 効率の低下
ムの安全・安定稼働を支援している。
自社の基幹システムがリプレースの時期を迎
こうしたサポートサービスでは、社外のお客
えたことにより、データ転送システムもこの機
●転 送 方法の多様 化による顧客データの
分 散化とセキュリティリスク
様と、ログや障害対応に関わる情報のファイル
会に改善すべきとの判断から、自社の課題の解
が頻繁にやりとりされる。保守・運用・監視にお
決とお客様の利便性を両立する、セキュリティ
●自社開発の保 守アプリケーションとの
連 携
け る 社 内 外 の フ ァ イ ル の 授 受 は、シ ー テ ィ ー
面でも万全なシステムの検討が始まった。
事業内容 : シーティーシー・テクノロジー株式会社は、IT
製品のライフサイクルに沿って、システムの
導入・保守・運用・監視・教育などのサポー
トサービスをワンストップで提供している。
金融、製造、流通、運輸、教育、公共、通信
など、幅広い業界にサービスを提供。全国約
100か所の保守サポート拠点から、24時間
365日の体制で、お客様システムの安全・安定
稼働を支援する。
U R L : http://www.ctct.co.jp/
シー・テクノロジー株式会社にとって非常に重
要なファクターである。セキュアな環境でファ
課題は業務効率の向上と
解 決
イルの授受を実現するために、今までは専用の
お客様の利便性
●セキュアかつ大容量ファイルの受 渡し
可能なデータ転 送システムの導入
データ転送システムを利用していたが、年々取
次期データ転送システムの選定で最も重要視
り扱うファイルのサイズが大きくなり、旧来の
したのは、言うまでもなく容量の問題である。
●顧客ごとのアカウントでセキュアに
一 元管 理
転送システムではカバーできなくなってきた。
ファイルサイズによってまちまちだった授受方
その都度、FTP やログファイルを分割した上で
法を一本化し、顧客データを一元管理すること
●API連携が 可能なデータ転送システムの
採用
の メ ー ル で の 送 受 信、可 搬 媒 体 で の 受 渡 し な
で効率化を図りたいという課題があった。もち
ど、複数の方法でデータのやり取りを繰り返さ
ろん自社にとっての利便性のみならず、サポート
なければならなかった。送受信の度に新たな
先のお客様にとっての利便性も考慮しなければ
パスワードの発行や連絡業務など些細な作業
ならない。シーティーシー・テクノロジー株式会
が発生し、ファイルの保存場所も容量に応じて
社では、お客様のシステムの保守・管理用に、自社
まちまちとなるなど双方に手間がかかる上に、
開発のアプリケーションを利用している。
「デー
タ授受におけるストレスは、ないに越したことは
ありません。でもそのために、現存のインター
フェイスの使い勝手が変わるような負担をお客
様に強いることは、避けたいと思いました」
と、草
刈氏は語る。そのためには、自社開発の保守シス
経営管理部長代行(兼)
IT管理課長
テムとの API 連携ができるデータ転送システムが
草刈 彰広 氏
望ましかった。
HULFT-WebFileTransfer
シーティーシー・テクノロジー株式会社 様 導入事例
運 用自動化とAPI連 携が、
DMZ
HULFT-WebFileTransfer導入の決め手
サーバA
サーバB
Web Srv
中間システム
API
API
HULFT-WebFT
API
お客様
CTC-G内ネット
基幹システム
回答者
様々なデータ転送ソリューションを検討の結
果、弊社が提案した株式会社セゾン情報システム
ズ の「HULFT-WebFileTransfer(旧 製 品 名:HULFT
Web-FT)
」
が採用された。HULFT-WebFileTransfer
ストレージ
ス
は、大容量ファイルを安全、安心かつ効率的に
データ交換できるよう設計されている。加えて、
のは、保守アプリの画面である。ファイルの授受
一般に利用されているデータ転送サービス、ス
高いセキュリティと柔軟なシステム連携を両立
に、今とは別のシステムを導入し操作方法も変
トレージサービスの利用を禁止する企業は少な
する、セキュア Web データ連携ミドルウェアだ。
わることになれば、お客様への負担が生じてし
くない。しかし、今や業務ファイルの社内外にお
原則的にログデータなどのファイルであれば容
まう。できれば、お客様にとっては今と同じ使い
ける送受信は、どのような仕事でも避けては通
量を気にせず授受できるため、一つの方法でシン
勝手のままシステムを更新したいと考えていた
れない。こうした背景から、大容量データ転送
プルにファイルをやりとりできるようになり、業
ため、API 連携を含めカスタマイズが可能か否か
システムを自社内で構築する必要は、今後ます
務効率の向上とお客様ごとのファイルの一元管
はとても重要だったのである。HULFT-WebFileT-
ます増えていくであろう。特に、すでに稼働する
理が可能になる。
ransfer は、独自の仕様にカスタマイズすることが
システムと連携させたいという企業であれば、
さらに、HULFT-WebFileTransfer が選ばれたの
可能で、API 連携も非常にスムーズに構築できる
API 連携を可能とし、導入も容易で直感的に操作
には、他にも大きな理由が2つある。一つは、デー
点が、高く評価された。
できる HULFT-WebFileTransfer は、データ転送
システム選定の一つの解となるだろう。
タ転送をトリガに、運用の自動化を図れる機能
である。たとえば、データ授受の際、指定ユーザ
年間で1,600時間の削減が
基幹システムのリプレースや保守システムと
に自動的にメール通知する、任意のフォルダに
可能と試算
の連携スケジュールにより、保守システムと連
ファイルを移動するといったことが可能だ。こ
導入にあたっては現状を鑑み、どのくらいの
動した HULFT-WebFileTransfer の本格的な稼働
れにより、データ転送のたびに生じていた細か
業務効率が図られるかを試算した。経営管理部
は、2017年の4月からを予定している。
「お客様側
な作業を、人の手を介さず自動的に処理できる
IT 管理課の五十嵐克哉氏は、
「HULFT-WebFile
にとってはインターフェイスが変わらないので、
ようになる。シーティーシー・テクノロジー株式
Transfer を導入すれば、データ転送が 1 通に対
会社のように、一日のメールのやりとりが膨大
して 1 回の処理で済みます。さらに、授受に伴
な企業にとっては、些細な手間の削減も年間で
う些細な作業が自動化されることを考慮すると、
は大きな工数削減につながり、業務の効率の大
1 回答メールあたり 5 分程度の改善時間が見込
幅な向上が期待できる。
まれると考えました」と語る。2015 年上期にお
ける保守関連の回答メール数は、約 98,000 通あ
り、
年間の回答メール数を196,000通と想定した。
経営管理部 IT管理課
齋藤 理 氏
そのうち 10% に添付ファイルがあると仮定して
使い勝手は変わらぬまま容量を気にせずにログ
試算し、これを年間に換算すると、
「196,000 通 x
や障害情報ファイルを弊社に送れるようになり
10% x 5 分 =1,633 時間」
という改善時間が割り出
ます。また、従来 FTP を利用する際には、一時的
された。浮いた 1,600 時間は、お客様対応の充実
ではあってもアカウントを複数の担当やお客様
に充てることができればより効果的である。
で共有しなければならず、非常に神経を使いま
した。保守サービス業務は『1 対多』のサービス
です。お客様情報をセキュアに一元管理できる
安心感がもたらされることで、表に見えないと
ころで大きなメリットが生まれると確信してい
ます」と草刈氏は大きな期待を込めて語る。業
経営管理部 IT管理課
HULFT-WebFileTransterの主な機能
五十嵐 克哉 氏
務効率化で生まれたゆとりでお客様の「今」の状
態に集中し、的確な保守管理を努める。お客様が
もう一つの理由は、API 連携ができるミドル
ま た、HULFT-WebFileTransfer の 特 長 を、経 営
安心してより事業に邁進できる力となりたいと
ウ ェ ア で あ る こ と だ。前 述 し た と お り、シ ー
管理部 IT 管理課の齋藤理氏は「インストールや
いう、シーティーシー・テクノロジー株式会社の
ティーシー・テクノロジー株式会社では保守用
操作性がとても簡単です。弊社ではカスタマイ
強い意志を感じた瞬間である。弊社も、同じグ
に自社開発のアプリケーションを利用する。こ
ズするために少し時間をかけましたが、マニュ
ループ企業の一員として全力でシーティーシー・
のアプリケーションとの連携ができる仕様であ
アルベースで誰でも半日あれば使い始められる
テクノロジー株式会社の事業を支援し、その先
るかどうかが、選定の伴であった。保守契約先の
使い勝手の良いシステムだと感じました」と語
のお客様の事業成長の一助となるよう、これか
お客様が日々インターフェイスとして見ている
る。セキュリティ上、メールでのファイル送信や
らも力を尽くす所存である。
〒154-0012 東京都世田谷区駒沢 1-16-7
e-mail: [email protected]
Web:http://www.ctc-g.co.jp/ ctcsp
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※ 記載製品の仕様は予告なしに変更される場合があります。
※ 記載の内容は2016 年 11月現在のものです。