仕様書(PDF:275KB)

業務委託仕様書
第1章 総則
1. 適用
本仕様書は、本市が実施する「泉北ニュータウン近隣センター駐車場利用状況調査検討業
務」に適用する。
2. 業務の目的
泉北ニュータウンはまちびらきから 50 年近くが経過し、人口の減少、少子・高齢化の進展、
住宅や施設の老朽化など様々な問題が現れはじめている。本市では平成 22 年 5 月に泉北ニュ
ータウン再生指針(以下「再生指針」という)を策定し、今後とも、魅力あるまちとして維
持し、将来にわたって多様な世代が快適に住み続けることのできるまち(=持続発展可能な
まち)の実現に向け、再生に向けた取組みを行っている。
再生指針では、基本方針で「多様な世代が暮らし続けることができるまちをめざす」こと
を掲げており、その中で「子育て層が定住しやすく、高齢者も安心して住み続けられる住環
境の形成などをめざす」ことや、
「商業機能・交通・医療・教育などのサービス水準の維持・
向上をめざす」ことを示している。また、基本方針を実現していくための取組みとして、
「地
区センター・近隣センターを人が集まる場所として機能強化を図る」ことが挙げられており、
「少子・高齢化が進む中で、近隣センターでは、高齢者の生活を支えるための利便性に配慮
するとともに、商業機能だけでなく、生活全般を支えるサービス機能や子供から高齢者まで
利用できるコミュニティ機能を有し、人が集まる地域コミュニティの核としての機能強化を
進める」ことを示している。
そのため、本業務では、近隣センター駐車場はセンター内のスーパーや店舗にとって重要
な施設であり、現況の利用状況を把握した上で、堺市が管理するにあたり、公平性や採算性、
管理や利用のしやすさを考慮し、施設に適した効率的な管理運営手法の検討を行うことを目
的とする。
3. 履行場所
本業務の対象地域は、泉北ニュータウン近隣センターとする。なお、周辺駐車場の調査や
路上駐車の状況については周辺地域も含めるものとする。
※対象近隣センター 14地区(宮山台、竹城台、三原台、高倉台、茶山台、若松台、晴
美台、槇塚台、桃山台、庭代台、赤坂台、御池台、新檜尾台、城山台)
4. 履行期間
契約締結日から平成 29 年 3 月 31 日までとする。
5. 業務の進め方
受注者は、作業開始に先立ち、詳細に業務計画(作業計画及び実施工程)を検討及び立案
した上で、以下の書類を発注者に提出しなければならない。
また、その計画を変更しようとするときも同様とする。
(1) 工程表
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(2) 業務責任者届
(3) 着手届
受注者は、発注者との連絡を密にし、担当職員の指示に従わなければならない。受注者は、
各作業工程において、品質の管理及び工程の確認を行い、業務の進捗状況を発注者へ報告す
るものとする。ただし、発注者が必要と認めたときも、受注者は作業の各工程の進行状況等
をその都度報告するものとする。また、必要に応じ、発注者は受注者に打合せ会議録を提出
させることができる。
6. 業務の従事者
本業務に従事するものは、関係諸法規に精通し、かつ専門知識及び経験を有するものでなけ
ればならない。
7. 準拠法令等
本業務は、本仕様書によるほか、以下の関係法令、規定等に準拠し実施するものとする。
(1) 駐車場法
(2) 建築基準法
(3) 堺市暴力団排除条例
(4) 堺市契約規則
(5) その他関係する法令、規則
第2章 業務の内容
1. 業務の内容
(1)現況把握
・各地区の駐車可能台数や寸法及び現状の管理手法、利用用途(一般利用、月極、従業員用)
などを既存調査資料(寸法は資料なし)を基に現地確認し、データ整理を行う。
・各地区周辺の駐車場(コインパーキング、月極)の調査(半径300m)
(2)駐車場状況調査
・各地区駐車場利用状況調査(平日・休日各1日)
3回/日(朝・昼・夕)
・路上駐車の実態調査(上記利用状況調査と合わせて、周辺道路(半径100m)の路上駐車
を調査)を行い調査結果をまとめる。
(3)駐車場の需給量の把握、課題と対応策の検討
・
(1)の結果から地区ごとに需給量を把握して課題整理を行い対応策の検討を行う。
(4)商業施設に適した効率的な管理運営手法の検討
・堺市が管理するにあたり、公平性や採算性、管理や利用のしやすさを考慮し、各地区の地域
特性を踏まえたうえで統一した管理運営手法の検討を行う。
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第3章 成果品
1. 成果品
成果品は次のものとし、用紙、様式については本市と協議して定めるものとする。また、
データについては、OS は Windows、文書ファイルは Word 形式(拡張子.docx)、表計算ファイ
ルには Excel 形式(拡張子.xlsx)を原則とし、それ以外のデータについては、本市において
データの修正ができるよう、協議して定めるものとする。
(1) 報告書 ···································· 印刷物 3 部、データ一式
(2) その他本業務で作成したデータ ·············· 一式
2. 成果品の提出
(1) 受注者は作業が完了したとき、または発注者が必要なため請求したときは速やかに成
果を整理して発注者に提出するものとする。
(2) 成果品については、その著作権を含め全て発注者に帰属するものとする。また、受注
者は、成果品を発注者の許可なく他に利用、公表または貸与してはならない。
(3) 用紙、様式について、受注者は発注者と協議して定めるものとする。
第4章 雑則
1. 疑義
本委託業務の内容について疑義が生じた場合は、受注者は発注者と協議の上その指示に従
うこと。発注者において必要と認められるときは、作業の変更又は中止をすることがある。
2. 秘密の保持
受注者は、業務の処理上知り得た秘密を他に漏らしてはならない。
3. 業務の完了
本委託業務は発注者の検査をもって完了とする。その際、訂正等指摘事項があれば、受注
者は速やかに訂正するものとする。また受注者は業務の完了後であっても、明らかに受注者
の瑕疵と発注者が判断した事項については、速やかに訂正するものとする。
4. 諸事故の処理
本業務において生じた事故及び第三者に与えた損害は、全て受注者の責任により解決する
ものとする。
5. 成果品にかかる著作権の帰属
本業務において取得されたデータについては、全て発注者に帰属するものとし、受注者は
発注者の許可なく使用、流用してはならない。
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6. 貸与資料等
本業務において、必要なデータ、図面、資料等(以下「資料等」)については、発注者が受
注者に貸与する。受注者は、これら資料等について、取り扱いに十分注意し、紛失、破損の
ないようにするものとし、作業終了後、発注者に速やかに返却するものとする。
また、他団体に帰属する資料等の借用については、受注者が手続きを行うものとするが、
その取り扱いについて、受注者は発注者に誓約書を提出するものとする。
7. その他
本業務の内容等に大幅な変更が生じた場合は、発注者と受注者で協議の上、対処するもの
とする。
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別記
暴力団等の排除について
1.入札参加除外者を再委託先等とすることの禁止
(1)受注者は、堺市契約関係暴力団排除措置要綱に基づく入札参加除外を受けた者又は同要綱
別表に掲げる措置要件に該当する者を、再委託先並びに受注者及び再委託先の資材、原材料
の購入契約その他の契約の相手方(以下「再委託先等」という。
)としてはならない。
(2)これらの事実が確認された場合、本市は受注者に対し、当該再委託先等との再委託契約等
の解除を求めることができる。
2.再委託契約等の締結について
受注者は、再委託先等との再委託契約等の締結にあたっては、契約締結時には本市の契約約款
に準じた暴力団排除条項を加えることとする。
3.誓約書の提出について
(1)受注者は、堺市暴力団排除条例第8条第2項に規定する暴力団員又は暴力団密接関係者で
ない旨の誓約書を提出しなければならない。ただし契約金額(税込)が500万円未満の場
合、もしくは受注者が国若しくは地方公共団体その他公共団体又は本市の外郭団体である場
合はこの限りでない。
(2)受注者は、契約金額(税込)が500万円以上となる再委託先等がある場合には、これら
の者から堺市暴力団排除条例第8条第2項に規定する暴力団員又は暴力団密接関係者でない
旨の誓約書を徴収して、本市へ提出しなければならない。
(3)受注者及び再委託先等が当該誓約書を提出しない場合は、入札参加停止を行うものとする。
4.不当介入に対する措置
(1)受注者は、この契約の履行にあたり、暴力団員又は暴力団密接関係者から、暴力団を利す
ることとなるような社会通念上不当な要求又は契約の適正な履行を妨げる行為(以下「不当
介入」という。
)を受けたときは、直ちに本市に報告するとともに、警察に届け出なければな
らない。
(2)受注者は、再委託先等が暴力団員又は暴力団密接関係者から不当介入を受けたときは、直
ちに本市に報告するとともに、当該再委託先等に対して、警察に届け出るよう指導しなけれ
ばならない。
(3)本市は、受注者が本市に対し、
(1)及び(2)に定める報告をしなかったときは、堺市暴
力団排除条例に基づく公表及び入札参加停止を行うことができる。
(4)本市は、受注者又は再委託先等が不当介入を受けたことによりこの契約の履行について遅
延等が発生するおそれがあると認めるときは、受注者が(1)に定める報告及び届け出又は
(2)に定める報告及び指導を行った場合に限り、必要に応じて履行期間の延長等の措置を
とるものとする。
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