頒布・複写を禁じます 問 題 30 電子回路 特別区 2016 次の問(1),(2)に答えよ。 (1) 次の図のような交流ブリッジ回路が平衡状態にあるときの静電容量 C1 と抵抗 R4 を,計算の過程を示して求めよ。 R4 R 1=120Ω R 2=300Ω R 3=15Ω L 1=45μH E (2) 次の図のような電流帰還バイアス回路における抵抗 RA,RB,RE を,計算の過程 を示して求めよ。ただし,電流増幅率 h fe= 50,I A=10 I B とする。 I C= 1.2mA RB R C= 2kΩ IB V CC= 9V V BE= 0.12V IA RA 74 V E= 1.8V RE 公務員試験対策 東京都・特別区 記述対策講座 頒布・複写を禁じます 解 説 30 ブリッジ平衡回路・電流帰還バイアス回路 小問(1) ブリッジの平衡条件は,対となる辺同士のインピーダンスの積が同じであることから, 120 15 300 jL R4 1 jR4C1 が成立するときである。右辺の分母を払って変形すると, 18001 jR4C1 300 jL R4 1800 j1800 R4C1 300 R4 jLR4 となる。ここで右辺と左辺の実数・虚数部分どうしがそれぞれ等しいから, 300 R4 1800 で あり, R4 ( 6 )と求められる。 次に虚数部分については, j 6 1800 C1 j 6 L であり, L 45 10 6 を代入すると, 8 C1 2.5 10 (F )となる。 小問(2) まず, I C 1.(mA 2 )と h fe 50 から,ベース電流 I B 1.( 2 mA) 24 (A)である。これらの 50 合計がエミッタから流出し, RE の両端に 1.8V が発生することから, RE 1. 8 1.224 10 3 1470.6 となり,約 1.5k となる。 RB は,ベース電流が 24 A であることから,題意より 240 A の I A が流れればよいことに (V)であるから,抵抗値は なる。R A の両端の電圧は 0.12+1.8=1.92 1.92 240 10 6 8000 となり, 8k である。 RB は , I A と I B の 和 が 流 れ , そ の 両 端 の 電 圧 は 9 1.92 7.08 (V)で あ る か ら , 7.08 240 24 10 6 26818 となり,約 27 k である。 公務員試験対策 東京都・特別区 記述対策講座 75
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