化学物質製造に係るバイオ技術の導入状況に関する

化学物質製造に係るバイオ技術の導入状況に関するアンケート
Q1.
Q&A
化学物質を製造していない商社ですが、アンケートに回答する必要はありますか。
本アンケートは製造業を対象としているため、回答する必要はございません。
Q2.
所属する複数の業界団体から、同じアンケートが送られてきましたが、どのアンケ
ートに回答すればよいですか。
他の業界団体等から重複してアンケートが配布された場合、いずれかひとつのアン
ケートに対して、社全体として回答していただければ結構です。ただし、分社化し
ている場合など、企業の規模が極めて大きく、送付されたアンケートに対して社全
体ではなく一部門としてしか回答することができない場合には、それぞれの部門毎
に御回答をお願いいたします。
Q3.
アンケートが複数の部署に届きましたが、それぞれの部署から回答する必要があり
ますか。
複数の部署にアンケートが届いた場合には、貴社内で調整の上、1社につき1つの
アンケートを回答の上、提出してください。ただし、分社化している場合など、企業
の規模が極めて大きく、送付されたアンケートに対して社全体ではなく一部門とし
てしか回答することができない場合には、それぞれの部門毎に御回答をお願いいた
します。
Q4.
子会社で(も)化学物質を製造している場合、どのように回答すればよいですか。
子会社がある場合であって、有機化学物質の製造を当該子会社のみで行っている場
合、アンケートを子会社にも配布いただき、回答につきましては子会社からみずほ
情報総研株式会社へ直接御提出ください。親会社と子会社双方において有機化学物
質の製造を行っている場合には、それぞれから回答を御提出ください。
Q5.
化学物質の製造を他社に委託している場合には、どのように回答すればよいですか。
化学物質の製造を他社に委託しており、社内において化学物質の製造がない場合に
は、アンケートに回答する必要はございません。その場合には、委託先の会社へア
ンケートを配布頂き、委託先からみずほ情報総研株式会社へ直接御提出ください。
Q6.
設問12及び設問13を回答する担当者が社内で異なりますが、どのようにアンケ
ートを提出すればよいですか。
すべての設問について、社内でアンケートを取りまとめた上で、みずほ情報総研株
式会社 バイオ技術導入状況調査係までメールでご送付ください。
Q7.
ヒアリング訪問の時期はいつですか。
2017 年 1 月~3 月の間を想定しています。
Q8.
有機化学物質の定義はなんですか?
化学兵器禁止条約上は、
「有機化学物質」は Discrete Organic Chemicals:識別可能
な有機化学物質とされ、
「炭素化合物(炭素の酸化物及び硫化物並びに金属炭酸塩を
除く。
)から成るすべての化学物質であって、化学名、構造式が判明している場合に
は当該構造式及び CAS 登録番号が付されている場合には当該番号によって識別す
ることができるものをいう。
」と定義されています。
我が国では、現行法上、届出の対象となる「有機化学物質」について、以下の定義を
採用している(化学兵器禁止法施行令第4条)が、今後、条約上の申告対象の定義・
解釈について国際的な合意形成がなされた場合には、届出対象も変更となる可能性
がある。
・関税定率法別表第二八類及び第二九類に該当する物品(単一の構造式を有する炭
素化合物に限るものとし、炭素の酸化物及び硫化物並びに金属炭酸塩を除く。)
・関税定率法 別表第三二・〇四項に該当する物品(単一の構造式を有する炭素化物
に限るものとし、炭素の酸化物及び硫化物並びに金属炭酸塩を除く。
)
・エチルアルコール
・メタン
・プロパン
・尿素
Q9.
特定有機化学物質の定義はなんですか?
上記「有機化学物質」のうち、りん(P)、硫黄(S)又はふっ素(F)を含むもの。
Q10.
「有機化学物質」には、タンパク質や酵素も対象となりますか。
本アンケートでは、タンパク質や酵素も「有機化学物質」として、回答をお願いして
います。
Q11.
酵素を用いて、製品の酵素処理を行っている場合には、
「バイオ技術を用いた合
成」に当てはまりますか。
化学兵器禁止法において、
「合成反応」とは、新たな共有結合を生じる化学反応の
うち、一部の分解的反応を除外したものと定義されており、除外されるものとして
は、加水分解反応の一部や、熱分解反応等の一部があります。抽出、精製、分離、
混合、溶解、希釈等の物理的変化や、新たな共有結合を生じない化学反応は、合成
ではありません。
『有機化学物質届出に係る「合成反応」の定義事例集』を確認の上、合成に該当する
か判断してください。
http://www.meti.go.jp/policy/chemical_management/cwc/files/todokede/302goseiteig
i_jirei.pdf
Q12.
「事業所」
・
「施設(プラント)
」とはなんですか。どこまでを1つと数えればよいで
すか。
本アンケートにおける「施設(プラント)」とは、化学兵器禁止条約上の「plant」に相
当するものです(条約上は「plant」に対し「工場」の訳語を当てていますが、実質的
な意味としては、日本語の“工場”よりもむしろ「施設」に近いことから、今回の調
査では「施設(プラント)
」の語を用いています)
。
「施設(プラント)
」の範囲については、事業所内の工程、装置の結合状況、位置
関係等、各事業所の実態により多様な捉え方があり得るため、条約の規定(下記参
照)を基に、一連の物質フロー及びそれに関係する諸装置の集合ごとに、実態的に一
つと見なされる範囲を個別の事例ごとにご判断いただくようお願いいたします。
また、本アンケートにおける「事業所」とは、上記「施設(プラント)」が複数集
まった一定の場所を指し、通常「●●工場」、
「●●製造所」などという形で表される
場所を想起いただければ結構です。
◇条約抜粋(検証附属書第 1 部第 6 項(a)(b))
(a) plant site:「事業所」
(例えば、工業所、製作所)とは、中間的な管理組織を有
する一又は二以上の工場が地域的に統合されたものであって、単一の運営管理の
下にあり、かつ、共通の基盤的施設(例えば、次の(i)から(viii)にまでに掲げるも
の)を有するものをいう。
(i) 管理事務所その他の事務所
(ii) 修理及び保守のための作業場
(iii) 医療センター
(iv) 光熱・用水設備
(v) 中央分析実験施設
(vi) 研究開発実験施設
(vii) 排水及び廃棄物中央処理場
(viii) 貯蔵倉庫
(b) plant:
「工場」(例えば、生産施設、作業所)とは、補助的な及び付随する基盤
的施設(例えば、次の(i)から(vi)までに掲げるもの)を有する一又は二以上の設
備単位を含む敷地、工作物又は建物であって相対的に独立したものをいう。
(i) 小規模な管理組織
(ii) 原料及び生成物の貯蔵及び取扱いのための場所
(iii) 排水又は廃棄物の取扱い及び処理のための場所
(iv) 制御及び分析のための実験施設
(v) 救急医療及び関係する医療組織
(vi) 申告された化学物質及びその原料又は当該化学物質から生成される生成物の
当該工場への、当該工場の周辺における及び当該工場からの移動に関する記録
Q13.
中間体についてはどのように回答すれば良いですか。
有機化学物質/特定有機化学物質に該当する物質が「施設(プラント)」から搬出さ
れる場合には、
(その物質が事業所としての最終生産物として扱われるのか、事業所
内の他の製造施設に送られ最終生産物の原料として消費されるのかを問わず)当該
物質を「有機化学物質/特定有機化学物質」として取扱った上で御回答をお願いい
たします。
他方で、
「施設(プラント)
」から搬出される物質が、
「有機化学物質/特定有機化学
物質」に該当しない場合(例えばオリゴマーやポリマー)には、当該「施設(プラン
ト)
」内で製造される、
「有機化学物質/特定有機化学物質」に該当する最終(最も下
流の)中間体について御回答ください。
Q14.
有機化学物質を 1 つの事業所において、物質 A を施設 A で年間 100 トン、物質 B
を施設 B で年間 100 トン、合計年間 200 トン製造している場合には、どのように
回答すればよいですか。
有機化学物質の場合には、事業所ごとの数量が 200 トンを超えているかどうかを判
断します。上記の例では、物質 A と物質 B の合計が 200 トンを超えているため、
200 トン以上の事業所に 1 を記入の上、その事業所において製造を行っている施設
数を 2 としてください。
年間 200ton 未満
必須
任意
事業所
Q15.
年間 200ton 以上
必須
施設
1 事業所
任意
2 施設
特定有機化学物質を 1 つの事業所において、1つの施設で、物質 A を年間 15 ト
ン、物質 B を年間 15 トン製造している場合には、どのように回答すればよいです
か。
特定有機化学物質の場合には、施設ごと、物質ごとに 30 トンを超えているかどう
かを判断します。上記の例では、30 トン未満の事業所及び施設にそれぞれ 1 と回
答してください。
年間 30ton 未満
必須
1 事業所
Q16.
年間 30ton 以上
任意
2 施設
必須
任意
事業所
施設
「製造プロセスのすべてのステップのうち一部をバイオ技術で代替しているプロセ
ス」とはどのような意味ですか。
化学物質を製造するプラントにおいて、全体の工程(ステップ)のうち、1 部でも
バイオプロセスが含まれている場合(10 ステップのうち、8 が化学プロセス、2 が
バイオプロセス等)をバイオ技術による合成と見なせると考える場合には、当該選
択肢を選択してください。
Q17.
該当する製品分類コードが複数ある場合どのように回答すれば良いか。
一つの製品に対し、あてはまる製品分類コードが複数ある場合には、下記の優先順
位に基づき、より優先順位の高いコードを選択してください。
519,591,541,542,515,513,512,511,514,523,531,532,551,553,554,593,597,516
優先度 高
優先度 低