Instant-Bands FAQ 1.使用できないサンプルはあるか? 低いpH条件下では染色効率が低下します。pH5未満のサンプルは、pH7~9に調整することを推奨します。 2.Instant-Bandsの安定性は? 溶解前のInstant-Bands(粉末)は非常に安定な物質です。 Resuspension Bufferで溶解後のInstant-Bandsは、-20℃で12ヶ月、4℃で12~15週間、室温で2~3週間保存可能です。 室温で2~3週間保存した場合、還元剤の影響により、バンドのシャープさ、明るさが低下することがあります。 その際はDTTを添加して下さい(DTTの最終濃度は20mM以下)。DTT以外の還元剤も使用できます。 3.翻訳後修飾はInstant-Bandsに影響を与えるか? 影響はありません。 4.Instant-Bandsで染色したサンプルは、ウエスタンブロットに使用できるか? 使用できます。Instatnt-Bandsは、ウエスタンブロットの結果に影響を与えません。 5. 使用できないアプリケーションはあるか? 蛍光ダイの結合により電荷が変化するため。等電点電気泳動、 Native-PAGE には使用できません。 また、Instant-Bandsで染色したサンプルは、蛍光dyeの付加によって僅かに分子量が変化しているので、 MS解析やシーケンス解析には適しません。 6.4℃で保存した時に見られる沈殿は何か? 沈殿はSDSです。室温で溶かしてからご使用下さい。 7.Enhancing Bufferは何に使用するか? Bis-Trisゲルの場合に使用します。タンパク質バンドをよりシャープにします。 8.Whole cellや組織サンプルを使用すると、バンドが薄くなる場合があるのはなぜか? タンパク質の変性が足りないことが原因と考えられます。 完全にタンパク質を変性させるため、加熱時間を10~15分に延長して下さい。 9.サンプルはあるか? トライアル包装をご用意しております(有料)
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