新年 明けましておめでとうございます。 また、この町の将来を担う子ども 今回の災害は、農地等以外の施設 や各種産業にも深刻な被害が出てい たちが元気に育っていく環境整備に ま す。 国 県 は、 制 度 事 業 を 最 大 限 に 最も力を入れています。出生祝い金 活 用 し な が ら 復 旧・ 復 興 を 進 め、 そ の増額、医療費の 歳までの無償化、 れでも難しい事案については、復興 さらに本年 月に開設する統合保育 物資や多額の義援金などをいただき 基 金 等 で の 対 応 を 考 え て い ま す が、 園に、子育て支援センターと病後児 ました。人的支援についても国県や 町 と し て も、 こ の 方 針 に 沿 っ て、 被 保育機能を併設し、公立保育所だか 各種団体から応援いただいておりま 災された方々が次の一歩を踏み出せ らできる福祉サービスを提供するな る施策を、確実に実施してまいりま ど、子育て支援策の充実に努めてい す。心よりお礼を申し上げます。 ます。 これらの未曾有の災害は、激甚災 す。 加えて、昨年 月に公設﹁山都塾﹂ い ま、 山 都 町 の 一 番 の 課 題 は、 急 害に指定されましたが、農家にとっ を開講しました。町の子どもたちが、 て今年は、生産できない損失に加え、 激な人口減少です。 あまりの被害の大きさに落胆し、こ 私が就任当初から進めている集落 地 域 の 歴 史・ 自 然・ 文 化 な ど に 興 味 れを機に離農する農家が出るのでは 営農は、その人口減少対策を念頭に を 持 ち、 さ ら に、 こ の 町 を 愛 す る 子 置 い た も の で も あ り ま す。 農 地 を 守 ら が 増 え る こ と を 願 っ て の こ と で ないかと憂慮しています。 こうした思いから、農地等の災害 り、 ひ い て は 集 落 を 守 る た め に、 是 す。 町 民 の 皆 様 方 に は、 平 成 年 の 新 春を、健やかにお迎えのことと、心 復旧工事に係る費用については、被 非とも地域で取り組んでいただきた 本町は九州一といわれる自然や豊 災農家に極力負担をかけないよう国 いものですが、その過程で農業機械 か な 歴 史・ 文 化 を 有 し て い ま す。 こ からお 慶 び 申 し 上 げ ま す 。 や県に対し、高率補助の申し入れを の共同利用、営農の組織化などを含 のすばらしい環境で子育てをし、そ 昨 年 は、 特 別 な 年 で し た。 4 月 の 熊 本 地 震 で は 七 百 戸 を 超 え る 家 屋 行うとともに、町としても基幹産業 め、集落で地域の農業の将来を話し して一生住み続けたいと思われる町 が、全壊あるいは半壊・一部損壊と である農林業を支えていくため、負 合っていただくことが、とても重要 となりますよう、町民の皆様ととも いう過去に経験したことのない被害 担金の軽減に関する条例を制定する であると考えています。本町では初 に 努 力 し て い き た い と 考 え て い ま を受け、その2 ヶ月後には時間雨量 など、でき得る限りの対応を行いま め て と な る 農 事 組 合 法 人 が、 昨 年、 す。 清和地区高月で設立されました。こ 最後になりましたが、町政の推進 1 2 6㎜ と い う 猛 烈 な 豪 雨 に よ り、 した。 山崩れや路肩の崩落のため道路は寸 その上で、農地等の復旧工事につ の法人は、小規模の経営から体力を に対し、本年も一層のお力添えを頂 断され、家屋や農地等にも甚大な被 いては、現地の測量設計を速やかに 付けながら、徐々に耕作面積等を拡 きますよう お願いいたしますと共 終わらせる工夫を行い、受注業者に 大させ、確実に経営を安定させてい に、皆様のご多幸とご健康をお祈り 害が生 じ ま し た 。 ついても県外の建設業協会に足を運 く 方 針 で す。 こ の 手 法 は、 必 ず や 中 申し上げて、年頭にあたってのご挨 あ ら た め て、 被 災 さ れ た 皆 様 に 対 しまして、心から、お見舞い申し上 び協力を依頼するなど、一日も早く 山間地集落経営の模範になると期待 拶といたします。 完了すべく全力を尽くしているとこ し て い ま す の で、 町 も 可 能 な 限 り、 げます。 応援していきたいと考えています。 ろです。 これまで県内外から多くの支援 18 災 害 で は、 国 道、 県 道、 町 道 な ど 未 な ら な い と 思 っ て い ま す。 こ れ ら の 地で町外からの移住者の方々の活躍 け れ ば な り ま せ ん。 一 方 で は 町 内 各 け れ ば な ら な い と 思 っ て い ま す。 今 情 報 が 寄 せ ら れ て い ま す。 山 都 町 の 建設中の九州中央自動車道をはじ 年 は 2 月 に 町 長 選 挙、 だ に 不 通 箇 所 が あ り、 多 く の 方 が 不 特に熊本地震では家屋の倒壊や損 壊、 そ し て、 余 震 が 続 き、 町 民 の 皆 め、 矢 部 阿 蘇 公 園 線 な ど 幹 線 に つ な 会議員選挙が予定されています。 月には町議 めて道路の重要性の認識を深め、今、 る町を目指した施策も進めていかな 様も不安な日々を送られた事でしょ ぐ 道 路 の 早 期 整 備 に 向 け、 今 ま で 以 良 さ を 今 ま で 以 上 に 発 信 し、 活 気 あ 7 便 を 感 じ て お ら れ る と 思 い ま す。 改 4 う。 新年 明けましておめでとうございます。 町 民 の 皆 様 に は、 新 た な 気 持 ち で 新 年 を 迎 え ら れ、 心 か ら お 喜 び 申 し 上げます。 月の阿蘇山 6 月 の 豪 雨 に お い て は、 本 町 の 西 上に強く運動を展開して参ります。 こ れ か ら の 町 の 将 来 を 担 う 大 切 な 部 を 中 心 に 甚 大 な 被 害 を も た ら し、 本 町 の 基 幹 産 業 で あ り ま す 農 業 分 選 挙 で す。 町 民 の 皆 様 の 積 極 的 な 野 に お い て は、 昨 年、 国 会 で T P P 関 心 と 参 加 を お 願 い し た い と 思 い ま 関 係 法 案 が 可 決 さ れ 成 立 し ま し た。 す。 町及び議会では地震との関連性を指 摘 し 国 や 県 に 支 援 を お 願 い し、 特 に 大統領トランプ氏が脱退を表明して 一 年 が 素 晴 ら し い 年 と な る 様、 願 い 農 業 災 害 に お い て は、 農 業 者 の 方 々 の 耕 作 意 欲 が な く な ら な い 様、 受 益 お り、 不 透 明 な 面 も あ り ま す が、 国 T T P に つ い て は、 ア メ リ カ の 次 期 今 年 は 自 然 災 害 な ど な い こ と を 祈 り な が ら、 町 民 の 皆 様 に と っ て こ の 者負担のできる限りの軽減を議会で つつ年頭の挨拶とします。 中村 一喜男 山都町議会議長 の農業施策を注視しながら声を上げ もお願いしたところです。 ていかねばならないと思っていま す。 町 の 人 口 も 急 激 な 人 口 減 少 が 続 方 創 生 の 施 策 を 進 め な が ら、 人 口 減 い て い ま す。 高 齢 化 が さ ら に 進 み、 本 年 度 予 算 も2 20 億 を 超 え る 予 算 と な り、 災 害 復 旧、 復 興 に 向 け 町 少を最小限に食い止める努力をしな 集 落 の 衰 退 も 懸 念 さ れ て い ま す。 地 と議会と一丸となり対処しなければ 況です。 さ て、 昨 年 は 1 月 の 大 雪、 寒 波、 町 で は、 地 震、 豪 雨 と 未 曾 有 の 災 4 月 の 地 震、 6 月 の 豪 雨、 8 月 の 猛 害 で 現 在 で も 対 応 に 追 わ れ て い る 状 暑、 9 月 か ら の 長 雨、 爆 発・ 噴 火 と 気 象 災 害、 こ れ ほ ど の 自然災害に見舞われた年はありませ んでした。 10 29 2 広報やまと 2017. 1 月号 広報やまと 2017. 1 月号 3 10
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