「教育現場のキラリ」 「 『地域に学び、地域で育ち、地域に生きる子供を育てる活動』 ~ 帯広第五学校支援地域本部緑丘小学校のキラリ ~」 ● 帯広市立緑丘小学校では、 「豊かな心を持ち、思いやりのある、明るい子ども」 、 「命を大切にし、たくまし く生きる子ども」 、 「何事もよく考え、進んで学習する子ども」 、 「決まりを守り、責任感の強い子ども」を育 成することを目標に掲げ、 「地域と連携した信頼される開かれた学校」を目指した取組を行っています。 その取組の一つとして、昭和 59 年には、PTA を中心に「4かけ(よんかけ)運動」を始め、学校とPT Aとが連携・協力関係を深め、地域の大人たちにも運動にかかわっていただき、地域ぐるみで子供たちの健全 育成活動を行っています。 同校では、平成 20 年度から放課後子供教室「みどりっこクラブ」を運営するため、 「よんかけサポーター ズクラブ」を立ち上げ、同クラブを中心に地域の団体やボランティアと連携し、地域全体で子育て環境を創 り出す取組を行っています。その取組について紹介します。 ※ 「よんかけ(緑丘小よんかけ) 」 : 「心をかけよう(うちの子よその子にも) 」 、 「目をかけよう(子どもの行い見守りながら) 」 、 「手をかけよ う(教えてあげよう丁寧に) 」 「声をかけよう(親自ら実行しよう) 」 ● 主な取組(活動)について (1) 放課後子供教室「みどりっこクラブ」 よんかけサポーターズクラブが、放課後に「詩吟寺子屋教室」 (詩吟、書道、英会話)や自由遊び を中心に、子供たちがのびのびと過ごすことのできる活動を行っており、クリスマスやハロウィンと いった季節の行事(イベント)も行っています。土日には、 「親子防災教室」や「卓球教室」 、 「タグ ラグビー教室」など、多様な活動を行っているほか、長期休業中は「みどりっこ夏休み・冬休み寺子 屋」を開き、国語・算数等の補充的な学習も行っています。 (2) 大きなイベントの開催 「みどりっこ夏祭り」や「子どもフェスティバル」等の大きなイベントも開催しており、 「わな げ」や「射的」 、 「スライムづくり」など、様々な出店や体験ブースが設置され、 「ウィンターフェス ティバル」では、 「雪中カルタ」や「もちつき」などが行われ、多くの子供たちが参加し、豊かな体 験活動の場となっています。 〔親子防災教室の様子〕 〔夏休み寺子屋の様子〕 〔ウィンターフェスティバルの様子〕 ◆ 参加した子供たちからの感想 ◆ ・ みどりっこクラブでは、いろいろな人と遊んだり、勉強したりして、仲良くなれる。 ・ 詩吟寺子屋では、詩吟や書道、英会話等の勉強ができ、とてもためになる。 ・ 卓球やタグラグビー、スケートなど、運動が上手になってうれしい。 ・ 夏祭りやフェスティバルの体験ブースでは、普段の学校ではやらないことができて楽しい。 【 「よんかけサポーターズクラブ」について】 ○ 「よんかけサポーターズクラブ」は、平成 20 年、 「みどりっこクラブ」を 運営するために設立され、コーディネーターと 21 名のキッズサポーターの 22 名のスタッフで活動しています。 「みどりっこ夏祭り」を主催するほか、 「子どもフェスティバル」や「ウィンターフェスティバル」も共催団体とし て参加し、協働して運営しています。 〔みどりっこ夏祭りの様子〕 今後も「地域のみんなで子供を育てる」を目標に、学校を中心に地域の様々な団体が連携し、学校の中 だけでは得られない体験的な学びの機会を増やしていきます。 十勝教育局教育支援課社会教育指導班 社会教育主事 休宮 裕貴
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