<資料2> 事務局説明資料 第1回研究会後の検討経過 Step1:第1回

<資料2>
事務局説明資料
第1回研究会後の検討経過
Step1:第1回研究会にて出たキーワードを包括的にまとめた3つのコンセプトを仮案として設定した。
⇒ 1.自然への敬意、2.時への敬意、3.人への敬意
Step2:国内有識者ヒアリングの実施により、更にキーワードを補完した。また、自然災害の多い日本で
は自然を脅威として捉えるのではなく、敬意を払って共生する対象として捉えるという日本ならで
はの自然的背景、社会的背景が確認された。また、過去の同種の調査研究も参考にし、以下
のキーコンセプトを掲げた。
⇒ 日本人独特の自然観を表すキーコンセプト=「自然との共生」
Step3:「自然と共生する」という、自然と日本人との距離感・関係性によって培われた独特な価値観を
「『間』の感覚」として定義し、日本人の感性・価値観として位置付けた。
⇒ 日本人の感性・価値観=「『間』の感覚」
Step4:「自然との共生」、「『間』の感覚」より導かれる日本人の感性・価値観を表現するキーワードの
方針を整理した。
・ 構造的な整理にこだわらない。(日本語独特の表現の豊かさや曖昧さからも、構造的な整
理は難しく、言葉にこだわると表現の具体性に欠けてしまう。さらに、ロジカルな整理方法が
日本的ではないため。)
・ キーワードは、平易な「動詞」を用いる。(日本人同士が広く議論できること、商材・サービス
づくりに活かされること、海外に明確に伝えることを目的とするため)
Step5:上記方針の下、「TheWonder500」にて示した9つの価値観が商材・サービスづくりに活かさ
れた価値観であることを踏まえ、これを平易な「動詞」に置き換え、7つまで絞り込みを行った。
⇒ ①受け入れる、②もてなす、③彩る、④極める、⑤アレンジする、⑥そぎ落とす、⑦素材を活かす
Step6:海外からの共感という観点から、海外調査・留学生 WS での意見を踏まえ、7つのキーワードを
5つに絞り込んだ(資料3ご参照)。
⇒ ①受け入れる、②素材を活かす、③アレンジする、④極める、⑤もてなす