学校便り 1月号 - ホーム/三郷市教育委員会

<教育目標>・「自 学」・「親 愛」・「鍛 錬」
生徒のすばらしい活躍
「」~誇
り を 胸 に~
平成29年1月10日(火)
三郷市立前川中学校
ホームページ http://www.edu.city.misato.lg.jp
ノーベル賞受賞者の講演会から~信念≠頑固
三郷市立前川中学校長 肥沼武史
東松山市の出身で2015年ノーベル物理学賞を受賞した梶田 隆章(かじた たかあき)
氏の講演を聴く機会があった。私は物理が苦手で高校時代に完全に落ちこぼれたため内容が
理解できるか不安であったが、予想通り梶田氏の口からは「量子力学的に言うと…」「素粒
子としての…」「相対性理論の見地から…」「重力波を計測するためには…」と難解な用語
が発せられ続ける。不思議と睡魔に襲われることは無かったものの、ニュートリノに関する
研究内容は正直分からなかった。しかし梶田氏の発言で次の部分が強烈に頭に残った。
「スーパーカミオカンデ(岐阜県神岡鉱山内の地下 1,000m にある直径 39.3m、高さ 41.4m
の円筒形水タンクを含む実験施設)でニュートリノの測定を行い、測定結果を自作のソフトで
解析した。すると解析結果がいわゆる定説と異なっている。自作ソフトが間違っているので
はないかと考え、ソフトの検証を1年間続けた。しかしソフトに誤りはない。では何故、解
析結果が定説と異なるのか。ここで私の解析結果が正しく、定説が間違っているという可能
性が存在するということに気づいた。」
この発想の大転換がノーベル物理学賞受賞につながる。研究者には、気の遠くなるほどの
実験・検証を繰り返す忍耐力。さらには世界中の学者と対峙し、自分の信念を貫き通す胆力
が必要なのだということだけは、よく理解できた。
年末年始、私は高熱を発しずっと寝ていた。紅白も全く見られず、箱根駅伝復路をやっと
TV で見ることが出来たくらい。30日くらいから熱があるなと思っていたが、「検温して現
実を知ると気合いが抜ける。熱があったとしても年末年始にやっている医者は極端に少なく、
診察を受けることも難しい。であれば自室にこもり家族へバイオハザードを防ぎつつ睡眠を
取ることが一番だ」と考えていた。私の様子がおかしいので妻君が心配し「熱を測ったのか」
と問うてくるが「大丈夫だ」との回答を続け梶田氏のように自説を貫く。しかし細君がこれ
までと異なる凄みのある目つきで「熱は?」と問うてきたので、これ以上、抵抗を継続して
も面倒を見てもらえなくなるだけだと観念し検温する。39度もあった。急に気力も萎え、
氷枕と水分補給を細君にお願いする。梶田氏は自説を貫き世界と対峙しノーベル賞を受賞し
たが、私は頑固に検温を拒んだものの細君の凄みに自説を引っ込め、高熱があると分かるや
全面降伏。そんな時、講演会の最終部で梶田氏が語った言葉がふとよみがえる。
「ニュートリノの研究はお金を儲けることには役立たない。ただ宇宙の成り立ちなど科学
の基本的疑問に迫ることができる。人類の知の地平線を拡げることに役立つ。」何と格調高
い言葉であるか。どこにでもいる風邪っぴきの単なる頑固者には決して口に出来ない言葉で
ある。
日 曜
行
事
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
日
月
火
水
木
金
土
日
月
火
休日
休日
休日
11
水
発育測定
生徒会専門委員会
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
木
金
土
日
月
火
水
木
金
土
日
月
火
水
木
金
給食開始
28
29
30
31
土
日
月
火
成人の日
始業式
避難訓練
確認テスト
学校評価委員会
1年生スキー教室事前指導
三郷市文学講演会
1年生スキー教室
1年生スキー教室
1年生スキー教室
1年生振替休日
1年生読み聞かせ
確認テスト
三郷市読書フェスティバル
発明創意工夫展県展 発明協会会長奨励賞
松浦さん (全国大会に出展中)
発明創意工夫展北葛支部展 優良賞
鈴木さん
三郷市児童生徒研究発表会 優良賞
家庭部 1年
市内読書感想文コンクール 準特選
三浦さん
市内読書感想文コンクール 入選11名
市内科学教育振興展覧会 金賞
岡さん 岡本さん 松浦さん 植木さん
市内科学教育振興展覧会 自由研究奨励賞
5名
三行詩 PTA連合会会長賞
加藤さん
非行化防止標語コンクール 優秀賞
中村さん
三郷市リクエスト献立 優秀賞
五十嵐さん
家読の日教育長賞【1学期】
安藤さん 岡本さん 川島さん
身体障害者福祉のための美術展 入選
14名
郷土を描く児童生徒美術展 入選7名
埼玉県中学校新人体育大会 水泳
男子400M自由形 4位 田中さん
三郷市ソフトテニス大会 女子個人3位
吉野さん 大河原さん
越谷陸上競技選手権 走高跳 2位
浜田 さん
ジュニアバレーボール東部地区大会2位
江川さん 石原さん
バスケットボール埼玉県東部B地区選抜選手
鎌田さん
バスケットボール埼玉県北葛南部地区選抜選手
小中連携発表会
鎌田さん
吉田さん
関根さん
田浦さん
2学期末に行いました学校独自評価の結果を載せます。1学期の結果は11月号の裏
面に載せています。
設問
1 授業中、集中していますか。
4.1
0.5
3.4
95.5
73.7
18.8
6.8
0.7
3.7
92.5
56.8
40.1
3.1
0.0
3.5
96.9
42.9
50.4
6.2
0.5
3.4
93.3
5 ことはできていますか。
80.6
15.9
3.3
0.2
3.8
96.5
6 朝読書に熱心に取り組んでいますか。
57.5
31.3
8.9
2.4
3.4
88.8
7 自分の行動に責任をとっていますか。
44.5
48.9
6.6
0.0
3.4
93.4
8 身だしなみを整えて生活をしていますか。
62.4
34.7
2.9
0.0
3.6
97.1
9 時間を守ることができていますか。
53.2
42.1
4.7
0.0
3.5
95.3
49.0
45.8
4.9
0.2
3.4
94.8
60.4
36.0
3.6
0.0
3.6
96.4
43.7
48.7
6.9
0.7
3.4
92.4
22.2
31.8
29.4
16.6
2.6
54.0
14 か。
57.0
36.0
4.7
2.2
3.5
93.1
15 本校に入学してよかったと思いますか。
62.5
33.3
3.2
1.0
3.6
95.8
しっかりあいさつをすることができています
3 か。
自ら進んで清掃に励んだり周りをきれいに
4 しようとしていますか。
「下駄箱に靴のかかとをそろえて入れる」
10 「思いやり」をもって人に接していますか
委員会や係活動、行事等で自分の役割を
11 責任を持って果たしていますか。
集団の一員として、よりよい集団作りに貢
12 献していますか。
悩み事があるときは、先生に相談します
13 か。
楽しく充実した学校生活を送っています
保
護
者
9月に行った3daysのまとめを行いました。自分たちが、3日間で学んだ事を、パワー
めを
ポイントや寸劇にまとめ、わかりやすく説明していました。1年生も発表会に参加すること
で来年の意欲付けにもなりました。
おし
合計
52.8
家庭学習を毎日続けて取り組んでいます
戸ヶ崎小学校で英語の絵本の読み聞かせを行いました。30名以上の有志の人が集まりまし
た。小学生に中学生の姿を見せることで、中学生は誇りを持ち、自信をもつことができました。
28年度2学期全校
3
2
1 平均
42.6
2 か。
生
徒
4
1
本校は、教育方針(目標)やねらいを保護者
に伝えていますか。
37.4
55.0
5.8
1.8
3.3
92.4
2
本校は、学力向上のために取り組んでいま
すか。
48.6
48.4
2.4
0.6
3.4
96.9
3
本校は、読書活動の推進に取り組んでいま
すか。
29.6
56.8
12.2
1.4
3.1
86.4
4
本校は、相談しやすい雰囲気がありますか。
27.8
52.1
16.7
3.5
3.0
79.9
5
本校は、学校だよりや学年だより、保護者会
などで情報を伝えていますか。
50.4
43.0
5.7
0.9
3.4
93.4
6
本校は、保護者が授業や行事を参観できる
機会をよく設けていますか。
46.3
46.6
6.8
0.3
3.4
92.9
7
お子様は、MAEKAWA学習を欠かさずに実
施していますか。
65.2
28.4
5.8
0.6
3.6
93.7
8
お子様は、しっかりあいさつをすることができ
ていますか。
43.7
47.4
7.7
1.2
3.3
91.1
9
お子様は、学校のきまりをしっかり守っていま
すか。
61.0
38.4
0.3
0.3
3.6
99.4
お子様を、本校に入学させてよかったと思い
ますか。
59.6
35.7
3.1
1.5
3.5
95.3
おし10
4・・とてもそう思う
3・・そう思う
2・・あまり思わない
1・・思わない
合計欄については肯
定的な意見(4,3)
の合計になります。
「授業中集中してい
ますか」の問いにつ
いては“4”と答え
た人が1学期よりも
5%ほど上昇してい
ます。
家庭学習について
は、
“4”と答えた生
徒が数多くいる反面
“2”と回答してい
る生徒が1学期に比
べ各学年とも多くな
ってきてしまってい
ます。
学習習慣の確立は
学習意欲の向上に欠
かせないものです。
家庭学習において、
授業でやった内容を
繰り返すことにより
基礎的・基本的な知
識・技能は大きく向
上します。
できる、わかる喜
びや学習を主体的に
楽しむ姿勢を身につ
けてもらいたいと考
えています。