雇用改善コーナー

協 会 報
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平成28年12月号
雇用改善コーナー
金沢市立工業高等学校のインターンシップ感想文(2)
学校での勉強がどれだけ大切か知ることが出来ました。建設業に就職したいという気持
ちがより強くなりました。
金沢市立工業高等学校2年建築科 小谷菜緒
(受入れ企業 みづほ工業株式会社)
就業体験前はきちんと話せるか不安と緊張でいっぱいでしたが、いざ行ってみるとみなさんにとても優
しく接して頂き、ガチガチだった体が自然と楽になりました。5日間の中で、積算、現場見学、CAD、3D
体験、現場での手伝いと、沢山の事を経験させて頂きました。積算、CAD では部材名所がわからない所が
あり、普段学校で勉強しているものがどれだけ大切なのかも知ることができました。学校でした CAD が難
しいと思っていましたが、実際の CAD はその何倍も難しく、一日中パソコンに向かった2日間では、設計
する際にいろいろなことを考えたり集中力が凄く必要だということが分かりました。
後半2日は現場に行き、現場で作業する方々が、その日する作業を確認したら自分のやるべきことを黙々
とやっている姿に自分も2年後就職して働きに出たときに見習いたいと思いました。
会社にお客様が来たときに対応する人たちの席は、すべて入り口側に向いていて、そうすることによっ
て、来客が来たときにすぐ対応できると聞いたときは、小さな配慮もされていて凄いと思いました。
そして、私がみづほ工業で1番印象に残っていることは、朝礼のことです。
毎朝、全員で掃除をしてから朝礼を行っていましたが、朝礼の挨拶はとても声が大きく、最後に全員と
ハイタッチして、今日も頑張ろうという気合いを入れ、連帯感を高めていました。みんなで仕事を頑張ろ
うとする姿勢に大変感動しました。
私が熱中症になった時には、現場の方々や本社の方々までご迷惑をおかけしました。作業の手を止めて
しまい申し訳ない気持ちでいっぱいです。
5日間という短い期間でしたが、技術的な所はもちろん、それ以外にも礼儀や仕事に対する気持ちを知
ることができ、建設業に就職したいという気持ちがより強くなりました。本当にありがとうございました。
私も町の風景をつくる一人として社会に貢献していきたいです。
金沢市立工業高等学校2年建築科 山崎祐貴
(受入れ企業 兼六建設株式会社)
毎朝、朝礼から始まりラジオ体操を行い、今日の作業確認、安全コールで仕事を始めていました。1日
の始まりにも安全、正確に作業する心構えを感じました。怪我をしたりすると仕事ができなくなったり、
現場の作業も中断する場合もあるので全員が無事に仕事をすることが大切で、事故にならないように気を
つける姿勢がとても伝わりました。私も安全に気をつけて仕事をしました。
会社の皆さんは、丁寧に仕事を教えてくださり、スケジュールまでいただきました。兼六建設株式会社
さんは、専門業者や設計業者などの会社とともに協力して仕事をしていました。その会社の人たちの作業
順序を取り入れ、工程の見通しを立てていきます。全体を把握して皆をまとめたりしたり、安全確認、建
物の品質管理などもしています。現場の1日の朝礼などの流れは変わりませんが、仕事内容は全体の進み
具合によって変わっていました。私達が行った現場では、鉄骨で組み立てをしていました。現場では、職
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人さんの声が常に聞こえていました。そしてクレーンやトラックの音も聞こえて現場の雰囲気は賑やかで
した。クレーンの操縦者や仕事仲間たちと合図を取り合って鉄骨を設置する職人さん達の姿をよく目にし
ました。一人ではできない仕事だと感じました。監督さんが現場の職人さんに声をかけられトランシット
で柱などの位置を確認している姿が印象的でした。
また、作業は予定通りに進むのが当たり前ではないと分かりました。作業には早いか遅いかが出てきま
す。お客様が望む完成日までに完成するために何年何ヶ月を刻々と仕事をしていきます。私たちの作業も
うまくいかないことが多々ありました。駐車場のライン引きで、トランシットの据付に時間がかかったり、
硬い地面で杭が曲がったりしました。学校の実習で学習したことを職場で使うことが多いので、技術を高
めていきたいと思いました。地道に安全に作業、確認を進めていくことが期限内に仕上げるために一番重
要だと感じました。
また、熱中症にならないよう休憩室に塩タブレットなどを置き職人さんの体調に気を配っていた事にも
現場の協力性を感じました。
今回の体験を通して、町の風景をつくる建物を1つ建てるのに長い年月とたくさんの人が携わっている
ことを感じました。私も町の風景をつくる一人として社会に貢献していきたいです。
5日間、仕事を手伝わせていただきありがとうございました。
体験を終えて感じたことは、
働くことで私を支えてくれる家族に対する感謝の気持ちです。
金沢市立工業高等学校2年建築科 宮本宥誓
(受入れ企業 株式会社豊蔵組)
5日間の就業体験を終えて感じたことは、働くことの大変さを知り、そして、働くことで私を支えてく
れる家族に対する感謝の気持ちです。
また、現場で働いている方々の頭の回転の速さがすごいと思いました。例えば、打ち合わせの進行の早
さと、現場で起きた問題の対応などのことで、次から次へと解決策を出していくところが社会と学校の違
いだと思いました。
他にも、現場のスローガンの「ここは、俺の現場だ」のとおりで、職人の方々は自らの仕事に対する責
任感やプライドを持って作業をしていました。その姿から仕事に責任感やプライドを持って作業をする大
切さを学びました。
実習させて頂いた内容は、基本的に墨だしとレベル測量でした。墨だしは、泉小学校の躯体自体に出す
ことになるので、普段学校でやっているようなものとは規模が違ってくるのでとても難しかったです。特
に、図面から読み取って実際に出していく作業が難しかった
です。レベル測量については、初めてレーザーのレベル測量
をさせて頂いて、使い方を覚えたりとても良い経験になりま
した。他にも養生と吹き抜けの足場の補強をさせて頂きまし
た。養生は最初何のことかわからず、自分の知識の足りなさ
を実感しました。足場の補強では、ボルトを締める道具など
使ったことのない道具を使ったり、番線の巻き方を覚えたり
と、とても勉強になりました。
就業体験を終えて上記で学んだことを踏まえて、今の自分
に足りていない知識や経験、技術を身につけていき、これか
らの学校生活やその後の生活を頑張っていこうと思いました。
最後になりましたが、5日間と短い間でしたが、本当にあ
りがとうございました。