Gard Alert リビア – 港湾状況に関する最新情報(2017年1月4日更新) こちらは、英文記事「Libya – port situation update」(2016 年 10 月 4 日付)の和訳ですが 2017 年 1 月 4 日に更新さ れています。 リビアの港湾状況に変化は無く、全ての操業中の港は本船及び船員にとって安全な状態です。 Gard の現地コレスポンデントである Gargoum Legal Marine から 2017 年 1 月 4 日現在のリビア諸港の現 況について以下の情報を入手しました。 • 閉鎖中の港:ベンガジ(Benghazi)、デルナ(Derna)、スルト(Sirte) • 操業中の港:メリタ(Melittah)、ザーウィア(Zawia)、トリポリ(Tripoli)、ミスラタ (Misurata)、ブレガ(Marsa El Brega)、トブルク(Tobruk)、アルフムス(Al Khoms)、マル サ・ハリガ(Marsa El Hariga)、Farwah、Bouri、エスシデル(Es Sider)、ラスラヌフ(Ras Lanuf)、ズウェイティーナ(Zuetina) Gard のコレスポンデントからの情報によると、操業中の港については、船舶、乗組員の双方の安全が確 保されていると考えられます。ただし、リビアの治安状況は急変する可能性があり、それに伴い、リビ アに寄港予定の船舶に対する安全面の助言も日々変更される場合があります。したがいまして、リビア に寄港する際には、引き続き細心の注意を払うようにしてください。特に注意すべき点は下記のとおり です。 • 国際的な通商法を遵守し、リビアの操業中の港に向かう際には正式な航海ルートに従い、閉鎖中の港 の沿岸水域を航行しないこと。 • 航海計画と船積み・荷揚げする貨物の種類については、現地代理店が当局に通知する十分な時間を確 保できるように、到着前に余裕を持って現地代理店に申告すること。 • 現地の港湾当局、船舶代理店、Gard の現地コレスポンデントなどと緊密に連絡を取り、その時点で の最新かつ信頼できる情報を入手するようにすること。 リビアの個人・法人の多くは経済制裁の対象となっています。そのため、制裁に関する情報についても 把握しておく必要があります。制裁関連の情報と助言については、Gard ウェブサイトの「Sanctions」 セクションをご参照ください。 米国の国際港湾保安プログラム(IPSP) © Gard AS Page 1 of 2 リビアは、米国コーストガード(USCG)から、国内港において有効なテロ防止対策を講じていない国に 指定されたままであるため、米国諸港で運航する船舶は、米国の国際港湾保安プログラム(IPSP)に基 づき、特定の入港条件も遵守しなければなりません。2014 年 4 月 1 日、USCG は Port Security Advisory を発表し、リビアに寄港する船舶に対して、安全対策の強化(船舶と港との往来を最小限に抑 える、船の乗降口に護衛を置く、船舶と港との間で安全に関する責任分界を明確化しておくなど)を行 うよう推奨しています。有効なテロ防止対策が講じられていない全港の一覧と入港条件については、米 国国土安全保障省のホームページの[policy notice]に掲載されています。http://homeport.uscg.mil にアクセスし、Mission > Maritime Security > International Port Security Program (ISPS Code) > Port Security Advisory と進んでいくとご覧いただけます。 本アラートは Gargoum Legal からの情報に基づいて作成したものです。 本情報は一般的な情報提供のみを目的としています。発行時において提供する情報の正確性および品質の保証には細心の注意を払っていますが、Gard は本情報に依拠することによ って生じるいかなる種類の損失または損害に対して一切の責任を負いません。 本情報は日本のメンバー、クライアントおよびその他の利害関係者に対するサービスの一環として、ガードジャパン株式会社により英文から和文に翻訳されております。翻訳の正確 性については十分な注意をしておりますが、翻訳された和文は参考上のものであり、すべての点において原文である英文の完全な翻訳であることを証するものではありません。した がって、ガードジャパン株式会社は、原文との内容の不一致については、一切責任を負いません。翻訳文についてご不明な点などありましたらガードジャパン株式会社までご連絡く ださい。 © Gard AS Page 2 of 2
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