平成29年1月4日

市長職員訓示
(平成 29 年 1 月 4 日(水) 市民文化会館大会議室にて)
「新年にあたって」
みなさん明けましておめでとうございます。
今年も素晴らしい天気の良い正月が続きまして、皆さんも楽しい正月を過ごされたので
はないかと思います。昨日の凧揚げ大会も結構風も吹きまして、二百数十名の方に来てい
ただいて盛大に凧が揚がったと、素晴らしい正月になったと思います。
さて、29年の念頭にあたっての訓示ですが、少し異例ですが皆さんに話す機会が無か
ったものですから、副市長に関連することと私の新聞の話を一番目にご報告させていただ
きたい。それは、一年前にある方から副市長が恐喝されていると聞き、少額と思っていた
ら四千万円という高額で驚いた、寝耳に水ということでした。市民の皆さんも含めて誰も
が疑問として、なぜそのような多額なお金を払ってしまったのか。他に何か理由があった
のかと言われますが、私も副市長に何回も確認しました。しかし、他には何もありません
でした。ごみの関係で鳥羽市が悪いことをしていると、実際はしていた訳ではありません
が、そこから脅され、自分の家族の安全、これを守りたいということでエスカレートして
いったということが事実であったと思っています。一番残念なことは、副市長が私に相談
をしてくれなかったこと、本当に今でも私が一番残念だと思っています。それから、副市
長も色々な辛さに耐えながらやっていましたが、私も副市長が公金は一切に使っていない。
そして、自分が何か悪いことをして脅された訳ではないということで、これは全くの被害
者であるという判断で共に進んで行こうとして、発表があってから10カ月余り我慢をし
ながらやってまいりました。しかし、これに関連してある某新聞が色々な記事を書き始め
まして、内容は私たちから言うと、言ったことは事実ですよ、だけどもこちらのこととこ
ちらのことを違うことをくっつけられる。本当に私たちとしては腹立たしい状況で読まし
ていただきました。こんな記事が三重県内、県外に向いて発信されているのかと思うと体
が痺れるような焦りと怒りを感じてきました。記事を書いているのは一人の記者です。そ
の記事が本当にその場で私が言ったことでそれをそのまま書いたかどうかは、私とその記
者と天が知っています。そういう気持ちで私も堂々と、これからも生きていきたいと考え
ているところです。決して活字は全て真実であるということを皆さん信じないでいただき
たいと思います。
それから二番目ですけれど、私は今回、市長職を辞することを表明しました。四選に出
馬しないことを表明しました。もう一期できる気持ちも自信もありますけれど、これから
鳥羽市が新たに発展するためには、若くて元気な執行部の方が良いのではないかと第一に
考えました。それから第二は、結婚して以来、11回の選挙、選挙でしたので、家族や家
内、私も含めて少しのんびりもしてみたいこともあってこのような決断をさせていただき
ました。振り返ってみますと、良いことも悪いこともありました。厳しかったのは、鳥羽
小学校の建設、白木のし尿処理の建設、松尾の工業団地のスラグの問題、松尾の清掃セン
ター使用の三年延期、定期船の高速化による減船、鳥羽マルシェ、入湯税などで苦労した
ことを感じていまして、その時々に自分の政治生命をかける気持ちでやってきました。し
かし、今までやってこられたのは市民の皆様のご理解と職員の皆様のご協力に、本当に感
謝の一言だという気持ちで今います。これから皆さんに頑張っていただく訳ですけれど、
その中で私が一番嬉しかったことは「木田さんが市長になってから、職員の皆さんが一致
団結したなあ。自信を持ってやり始めたなあ」ということを言われまして、私の12年間
で一番市長として嬉しかったことだと感じています。これから市長が変わっても、皆さん
一致団結して、そして自信を持って鳥羽市のために、鳥羽市民のために頑張っていただけ
れば有難いと思っています。
それから三番目の最も大事な今年の訓示ですが、鳥羽市はまだまだ大きなポテンシャル
があると思っています。伊勢神宮がそばにあってたくさんの方が来てくれます。隣の志摩
市にはG7サミットが開催されました。そして、鳥羽市は素晴らしい景色と美味しい食材
と温泉、世界のブランドミキモトもあります。鳥羽水族館もあります。様々なものがある
中で私はこのポテンシャルはものすごく高いと思っています。有名で元気の出てきたとい
われる温泉等へ出かけて見ますけれど、山間の谷筋に温泉が出ているだけと、そうでなく
ても自分たちで新しくまちづくりをしようとして、温泉と新しい町を組み合わせてたくさ
んの人を呼んでいる。そういうところを見ますと、鳥羽は恵まれているなあと感じるのは
私だけでないと思っています。そういう意味で自信を持っていただいて、これからの鳥羽
市をしっかりと売り込んでいただきたいと思います。昨年はこの場で移住定住元年と言わ
せていただきましたけれど、職員も頑張っていただいて、だんだんとその芽が伸びてきて
いると思っております。担当者の言葉を借りれば、今まで田舎からあるいは地方から東京
へ流れていた流れが、東京から鳥羽への小さな流れが出来始めたと言っていました。私も
まさにそのとおりだと思います。これからそういった自信を持ちながら、ここの良いとこ
ろも考え、そして鳥羽で住みたい、田舎に住みたいという人を探しながら人口をある程度
増やしていけば、社会減を段々と減らして、ゼロになれば最高ですけれど、社会減を減ら
していく。そして、社会減が減れば移住してきた人たちにまた子供ができますから自然減
も減るということで、私たちの念願の人口減少、少子高齢化にある程度のくさびを打ち込
むことができるのではないかと感じているところです。他にも色々な課題があります。そ
れについて、皆さんいつも奮闘していただきたいと思いますし、昨年も言いましたように、
皆さんの健康、家庭の生活が一番大事ですのでそれをよく考えながら無理をしないように、
病気にならないように進んでいただきたいと思います。私は、昨年八時になったらライト
を全部切るようにいいましたが、小池知事がそう言いました。小池知事が言ったら新聞に
出ました。私が言っても新聞に出ませんが、それを見た時に私の言っていることも間違い
ではないなと感じたこともまた事実です。
今年は、副市長も不在ですし、総務課長、企画財政課長はじめ幹部の皆さんに大きな負
担がかかるだろうと思いますけれど、無理をしないようにみんなで知恵を出し合って、力
を出し合って素晴らしい鳥羽市を建設していただきますように皆さんに心よりお願い申し
上げまして、29年念頭に当たっての私の訓示とさせていただきます。
本当に12年間、長い間有難うございました。
平成 29年 1 月4日
市 長
木
田
久主一