富山市橋梁マネジメント 修繕計画

富山市橋梁マネジメント
修繕計画
橋梁の老朽化
橋梁は、市民生活や都市活動を支える基礎的な社会基盤であるとともに、災害時には緊急物資の輸送や医
療・救急、復旧活動に利用される重要な社会資本です。
しかしながら、富山市が管理する橋梁は、その多くが高度経済成長期に集中的に整備され、架設後50
年を迎えることから、今後一斉に老朽化することが明らかとなっており、橋梁の老朽化などによるリスク
が高まりつつあります。
富山市が管理する橋梁の特徴
橋梁とは、道路法に基づく長さが2m以上の渡架構造の
構造物です。
富山市では、地形的な特性により橋梁数が多く、大小
あわせて約2,200橋の橋梁を管理しています。
233橋
11%
156橋
7%
神通大橋 L=426m
庵谷橋 L=50m
花見橋 L=20m
月岡茨沢3号橋 L=4m
15m以上
10m以上ー15m未満
1,822橋
82%
2m以上ー10m未満
橋長別橋梁数
持続可能な橋梁マネジメントの実現に向けて
人口減少・高齢化の進展など橋梁を取り巻く社会経済情
勢が厳しさを増しております。
こうした中、限られた資源において持続的に橋梁の健
全性を維持し、社会経済活動に対するリスクを低減する
には、「選択」と「集中」の観点から修繕等の措置を優
先すべき橋梁を明確にし、適正な橋梁の維持管理・更新
を推進する必要があります。
道路や橋梁の公共的な
重要度等を把握
社会的・技術的性質等
を総合的に評価
措置の
優先度を
明確化
選択と集中による戦略的な維持管理・更新を推進
○計画の策定と継続的な評価・改善
持続可能な橋梁マネジメントの実現に向け、適正な
維持管理・更新の推進や業務の効率化などを推進す
るための計画を策定するとともに、継続的な評価・
改善に取り組みます。
○定期的な点検・診断の実施
適正な橋梁の維持管理・更新を推進するため、道路
法に基づき5年に1度の定期点検を実施し、橋梁の
状態を的確に把握するとともに、健全性や対策の必
要性を判断します。
橋梁点検車による点検
橋梁の撤去・更新
鋼部材の塗装
コンクリートの補修
○補修・補強・更新の推進
定期点検の結果を踏まえ、橋梁の社会的な役割や必
要性、重要性などを勘案し、劣化損傷が著しく進行
している橋梁に対し、補修等の必要な対策を推進し
ます。
お問い合わせ:富山市 建設部 橋りょう保全対策室 計画係
076−443−2237