(別紙1) 仕様書 1 件名 ひとり親家庭向け家庭教師派遣型学習支援事業委託 2 契約期間 平成 29 年 4 月 1 日から平成 30 年 3 月 31 日 3 履行場所 練馬区内全域とする。 4 事業の対象者 ⑴ 本事業の対象者は、練馬区内に住所を有する児童扶養手当受給世帯または所得がこ れに相当するひとり親家庭等で、小学4年生から中学2年生の児童(以下「対象児童」 という。)を持つ家庭(以下「支援対象家庭」という。)とする。 ⑵ 学習塾・家庭教師・通信教育等を利用していないこと。 ⑶ 練馬区または東京都が実施する他の学習支援(練馬区学習支援事業、練馬区被保護 者等自立支援プログラムにおける学力向上支援プログラムおよび不登校等子ども支援 プログラム、受験生チャレンジ支援貸付等)を実施していないこと。 ⑷ 5 支援対象家庭見込み数は 30 世帯とする。 事業内容 ⑴ コーディネーター等の配置 事業実施にあたり、つぎの業務を行うコーディネーター等を配置すること。 ① 対象児童と学習支援者のマッチング 学習支援者や支援対象家庭との面談を実施し、対象児童と学習支援者の相性、 支援内容等を考慮し、マッチングを行う。 ② 学習支援者のフォロー コーディネーターは、学習支援者が適切な支援を行えるよう、日々の活動内容 や記録の確認を行い、必要に応じて学習支援者に助言する。また、学習支援者か らの相談に対し、随時対応する。 ③ 関係所管との連携 対象児童への学習支援を通じ、その家庭に何らかの課題があると想定される場 合等は、必要に応じて関係機関と連携し、ひとり親家庭への支援につなげること。 ④ その他 円滑に事業を実施するため、関係者間の連絡会議に出席する等、必要な業務を 1 行うこと。 ⑵ 参加希望者の受付および登録に係る事務 ① 名簿作成 本事業の実施に当たっては、あらかじめ、支援を希望するひとり親家庭の申請 により登録する支援対象家庭名簿を作成する。名簿の適正な管理等に努めること。 ② 受付業務 参加希望者からの申込・問い合わせを受け付ける。なお、電話、FAX、メール のいずれの方法でも受付・問い合わせ対応ができる体制とすること。 ③ 登録業務 ア 申込受付後、申込者との面談を行い、申込要件や学習支援を受ける意思など を確認した上で「支援対象家庭名簿」に登録するものとする。なお、申込要件 の確認に当たっては、保護者から証明書等(例:児童扶養手当受給者証)の提 示を受けて確認を行うこと。 イ 「支援対象家庭名簿」には、氏名、住所、学校名、学年、保護者氏名、連絡先 等を記載すること。なお、申込者多数の場合は区と協議の上、選考により支援 対象者を決定すること。 ウ 選考を行うにあたっては、スケジュールや審査基準を示した選考計画案を区 に提出し、計画案に対する区の意見・要望を反映させること。選考結果につい ては、申込者にすみやかに書面で通知すること。 ⑶ 学習支援者の募集および登録等 ① 学習支援者の募集 ア 学習支援者は、ひとり親家庭の児童等の福祉の向上に理解と熱意を有すると 認められる者を募集すること。なお、必要に応じ応募者に対して面談等を実施 した上で、対象児童に対して適切な学習支援等ができる者を選定すること。 イ 学習支援者は、ひとり親家庭の児童が抱える特有の不安やストレスに配慮で きる、ひとり親家庭の支援に携わり支援の経験や知識を有する者を優先するよ う努めるものとする。 ウ 学習支援者の募集に当たって、必要に応じて近隣の大学等の協力を求めるこ と。 ② 学習支援者の登録 ア 「学習支援者名簿」を作成し、学習支援者として選定された者を登録するこ と。名簿への登録の際には、支援可能な教科や学年等必要な内容も併せて登 録する。 イ 登録に当たっては、学習支援者から「個人情報保護に関する誓約書」を徴収 すること。 ウ 学習支援者に対しては、ひとり親家庭の児童に対する学習支援等に係る研修 を実施すること。 2 ⑷ エ 学習支援者には、行事参加者損害保険に加入させること。 オ 学習支援者名簿は適切に管理し、区の求めがある場合には、提出すること。 学習支援の実施 ① 支援対象者名簿に登録されている家庭から学習支援者の派遣の申し出があった 場合には、依頼された教科や児童等の学力等から、適切な学習支援者をその家庭 に派遣する。 ② 派遣時間、日数、頻度等は、児童等の状況を勘案して決定すること。 ③ 派遣期間は 8 か月とする。派遣回数は原則月 3 回とし、実施期間中の派遣回数 は 24 回を上限とする。 ④ 1 回の派遣に要する時間は 2 時間とし、派遣時間、曜日は学習支援者と派遣対象 児童およびその保護者と協議のうえ決定すること。 ⑤ 必要に応じ支援対象家庭の親を対象とした講習会を実施する。 ⑥ 学習支援者は、活動状況について、派遣のつど事業実施団体に報告する。 ⑦ 原則として、学習支援者と対象児童の組み合わせは実施期間を通じて固定とす るが、コーディネーターが相性等を考慮し必要と判断した場合は、組み合わせの 変更を行うこと。 ⑧ 教材は、支援対象家庭が用意したものを使用するが、必要に応じ補助教材を用 意しておくこと。教材の購入に要する費用は受託者の負担とする。 ⑨ 学習支援者が対象児童から生活・進路等について相談を受けた場合には、コー ディネーターに報告するとともに、コーディネーターは必要に応じて適切な支援 機関に繋ぐこと。 ⑩ 学習支援等の実施後には、活動内容や学習の成果、児童の様子、相談等を受け た場合はその内容等について記録し、コーディネーターが活動記録の管理・取り まとめを行うこと。 ⑸ 利用者向け交流事業の実施 ① 事業利用者同士の交流を図るため、年 1 回以上、交流イベントを実施する。イ ベントの実施にあたっては、計画案を区に提出し、計画案に対する区の意見・要 望を反映させること。 ② 6 イベントは区立施設等、区が指定する場所で行う。会場は区が確保する。 実施方法等 ⑴ 事業周知 事業実施にあたっては、区民に広く周知するためのチラシの作成および区民を対象 とした事業説明会を行うこと。 ⑵ 苦情対応 支援対象者と事業従事者間の苦情、トラブルへの対応は、原則として事業者の責任 で行うこと。 3 ⑶ 事業実施に係るアンケート調査 ① 事業の完了に伴い、児童および保護者を対象としたアンケート調査を行い、事 業実施前との比較等による効果の検証を行うこと。 ② ①の検証結果とともに、事業の実施方法の改善点等について、学習支援者への アンケート調査等をもとに取りまとめ、区に報告すること。 ⑷ 保険 ① 学習支援者を被保険者とした保険に加入すること。 ② 児童やその他の第三者に損害を与えた場合は、その損害を賠償すること。 このために、損害賠償責任保険等必要な損害保険に加入すること。 ③ 児童の学習会等参加時、通所事および帰宅時において、偶然に発生した予知さ れない出来事による事故等で、児童が死亡または損害を負った場合に補償するた めの損害保険に加入すること。 ⑸ 損害賠償 本事業の実施にあたり、区または第三者に損害を与えた場合、ただちにその状況等 を区に報告するものとする。なお、損害賠償の責任は、事業者が行うものとする。 7 業務報告等 事業者は、月ごとに業務実施状況報告書をまとめ、毎翌月 10 日までに、区に提出する。 8 委託料 ⑴ 区は5に定める業務を受託者に行わせるため、委託料として契約金額を乙に支払う。 ⑵ 委託料は、月ごとに行うこととし、受託者からの適法な支払請求を受けた日から 30 日以内に支払う。 9 委託業務の検査 受託者は、この契約を履行完了したときは、区の定める検査を受けなければならない。 10 個人情報の保護および受託情報の取扱い ⑴ 受託者は、本件委託業務の履行により作成または取得した書類等は、委託業務 終了後、区の指示に従い返却すること。 ⑵ 受託者は、本件委託業務を履行するにあたり、別紙「受託情報の保護および管 理に関する特記事項」を遵守すること。 ⑶ 受託者は、個人情報の保管および取扱い状況について、区の求めるところによ り適宜区に報告すること。 ⑷ 受託者は本業務に従事する職員に対し、個人情報の保護に関する必要な研修を 実施し、個人情報の取扱いについて注意を払うよう指導すること。 4 11 事故報告 受託者は、つぎの項目に該当するときは、応急措置のうえ、直ちに区に報告をしな ければならない。 ⑴ 業務時間中に支援対象者に事故があったとき。 ⑵ 非常災害その他の事故により、委託業務の執行が困難となったとき。 ⑶ 前各項のほか業務執行、管理に支障をきたす事態が発生したとき。 12 調査 区は、必要に応じて本業務の状況報告の聴取および調査を行うことができる。 13 その他 ⑴ 受託者は、関係書類およびつぎに掲げる帳簿等を受託者の事務所に備え付け、常 時記録を保管し、必要に応じて区に報告するものとする。 ア 契約書 イ 会計関係書類 ウ 業務計画 エ 実績報告記録、統計 オ 支援対象者関係書類 カ その他必要書類 ⑵ この委託契約の遂行上、疑義が生じた場合または、この仕様書に定めのない事項 については、協議の上実施する。 14 担当 練馬区福祉部福祉企画課福祉企画担当係 田村 電話 03−5984−1358 FAX 03−5984−1214 5
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