2017年2月期(第21期) 第3四半期決算資料 株式会社ダイセキ環境ソリューション ダイセキ環境ソリューション 目次 1. 会社概要 ・・・・・ 2 2. ダイセキグループの概要 ・・・・・ 3 3. 当社の事業内容 ・・・・・ 4 4. 多様な浄化対策 ・・・・・ 5 5. 廃石膏ボードリサイクル事業 ・・・・・ 10 6. バイオディーゼル燃料(BDF)事業 ・・・・・ 11 7. PCBコンサルティング事業 ・・・・・ 12 8. 災害廃棄物の処理支援 ・・・・・ 13 9-①. 部門別売上高 -過去実績- ・・・・・ 14 9-②. 部門別売上高 -今期予算実績- ・・・・・ 15 10. 土壌処理数量 ・・・・・ 16 11. 廃石膏ボード入荷量 ・・・・・ 17 12. 今期3Qの実績 ・・・・・ 18 13.短期経営計画 ・・・・・ 20 14. 当社の売上構成 ・・・・・ 21 15.株主還元についての考え方 ・・・・・ 22 1 ダイセキ環境ソリューション 1.会社概要 設立 (2016年11月30日現在) 【本社】 1996年11月1日 資本金 22億4,843万円 発行済株式数 13,972,600株 (うち、(株)ダイセキ 所有株式数 7,547,200株 54.0%) 決算期 2月末日 事業内容 土壌汚染調査・処理事業 廃石膏ボードリサイクル事業 そ の 他 86.7% 8.8% 4.4% (2016年11月期実績) 従業員数 135人 主な設備 本社・環境分析センター (名古屋市港区) 東京本社 (東京都港区) 関西支社 (大阪市大正区) 東北支店 (仙台市青葉区) 名古屋リサイクルセンター (愛知県東海市) 横浜リサイクルセンター (横浜市鶴見区) 大阪リサイクルセンター (大阪市大正区) バイオエナジーセンター (愛知県東海市) 名古屋トランシップセンター(愛知県弥富市) ㈱グリーンアローズ中部 (愛知県東海市、名古屋市港区) ㈱グリーンアローズ九州 (福岡県糟屋郡) 2 ダイセキ環境ソリューション 2.ダイセキグループの概要 産業廃棄物関連 (株)ダイセキ (株)ダイセキ環境ソリューション (東証1部・名証1部) (東証1部・名証1部) 主な事業内容 工業系産業廃棄物リサイクル (廃油・廃酸・廃アルカリ・汚泥etc) 資本金 63億8,260万円 100.0% 土壌汚染・その他環境関連 100.0% 北陸ダイセキ (株) (株)ダイセキ MCR (未上場) 主な事業内容 ・廃油・収集運搬 ・石油製品販売 資本金 21百万円 (未上場) 主な事業内容 鉛リサイクル他 資本金 30百万円 54.0% 100.0% (株)システム機工 (未上場) 主な事業内容 タンク洗浄・工事他 資本金 90百万円 主な事業内容 ・土壌汚染調査・処理 ・環境分析 ・BDF製造販売 ・PCBコンサルティング 資本金 22億4,843万円 54.0% 58.0% (株)グリーンアローズ 中部 (株)グリーンアローズ 九州 (未上場) (未上場) 主な事業内容 廃石膏ボードリサイクル 資本金90百万円 主な事業内容 廃石膏ボードリサイクル 資本金 90百万円 3 ダイセキ環境ソリューション 3.当社の事業内容 (1)土壌汚染対策事業 =土壌汚染問題のトータルソリューションを確立= ・コンサルティング~調査~浄化対策。すべて対応可能。 ・汚染状況に応じた多様な浄化対策が可能。 (2)新規事業 =様々な環境問題に挑戦し、ソリューション事業を開拓= ・廃石膏ボードリサイクル事業 ・PCBコンサルタント事業 ・バイオディーゼル燃料(BDF)事業 ・その他 4 ダイセキ環境ソリューション 4.多様な浄化対策 (1)オフサイト処理 (掘削除去) ・加熱‐抽出処理 ・洗浄処理 ・セメント原料化 ・その他(最終処分等) (2)オンサイト処理 (原位置浄化) ・フェントン工法 ・エアースパージング工法 ・バイオレメディエーション工法 ・原位置洗浄 ・その他(封じ込め等) 5 ダイセキ環境ソリューション (1)オフサイト処理(掘削除去) ● 加熱‐抽出処理 土壌中水分と生石灰との水和熱を用いて、 VOC(揮発性有機化合物)を抽出、除去 します。 ● 洗浄 (名古屋リサイクルセンターのみ) 水洗浄により、重金属等を除きます。 重金属は水処理工程を経て脱水ケーキ として回収します。 ● セメント原料化 汚染土壌や産業廃棄物中の異物を除去し、 含水調整してセメント原料としてリサイクル します。 埋戻し土 コンクリート 砂、礫 セメント 6 ダイセキ環境ソリューション (2)オンサイト処理(原位置浄化) 汚染土壌をその場から動かさず、現地で浄化や封じ込めを行う対策です。 主な工法は次のとおりです。 ① フェントン工法 過酸化水素と硫酸第一鉄を注入し、土壌中の汚染物質を酸化分解する工法です。 ② エアースパージング工法 地下水中に空気を吹き込み、物理的科学的に揮発性物質を浄化する工法です。 ③ バイオレメディエーション工法 汚染された土壌や地下水を、微生物の化学物質分解能力を利用して浄化する工法です。 ① フェントン工法 ② エアースパージング工法 ③ バイオレメディエーション工法 7 ダイセキ環境ソリューション (3)処理難物件対策(混合廃棄物) <津波堆積物減容化事業・仙台市> 機械選別 手選別 津波堆積物 処理残渣 土砂・コンクリート・石⇒盛土材 1次分類残渣 鉄くず等⇒リサイクル 木くず・紙くず⇒焼却 分別不能残渣⇒最終処分場 8 ダイセキ環境ソリューション (4)処理難物件対策(高濃度汚染) <原位置洗浄 + 掘削除去による浄化対策工事> 原位置洗浄プラント 全景 掘削工事 ・高濃度 最終処分場 ・中濃度 RC(リサイクルセンター) セメント工場 ・低濃度 原位置洗浄 埋め戻し 9 ダイセキ環境ソリューション 5.廃石膏ボードリサイクル事業 土壌固化材 グリーンアローズ中部、九州ともに国内最大級の処理能力 を実現!! ■GAC ■GAK ・敷地面積 約7,000m2 ・敷地面積 約8,300m2 ・日処理量 543.1 t/日 ・日処理量 210.0 t/日 10 ダイセキ環境ソリューション 6.バイオディーゼル燃料(BDF)事業 ・廃食油(使用済みてんぷら油等)⇒バイオディーゼル燃料(軽油代替燃料)。 ・CO2削減=カーボンニュートラル(CO2発生ゼロカウント)。 ・排出元・受入先のCSR(企業の社会責任)向上。 11 ダイセキ環境ソリューション 7.PCBコンサルティング事業 1950年代 変圧器・コンデンサ等にPCB使用 1968年 カネミ油症事件 1972年 PCB製造・使用禁止 ⇒ 適正保管義務 2012年 改正PCB特別措置法 ⇒ 2027年3月までに処理 PCB廃棄物 処理認定施設 保 管 解 体 12 8.災害廃棄物の処理支援 = (一社) 日本災害対応システムズ (JDTS) = ・阪神淡路大震災・東日本大震災等に直接関与した廃棄物処理の 専門業者で構成。 ・被災地の復興は、地元の会社中心に進むことが理想。 ・JDTSは、過去の経験をもとにサポート。 「熊本地震二次仮置場災害廃棄物処理業務」に参加。 13 ダイセキ環境ソリューション 9-①.部門別売上高 –過去実績単位: 百万円 期 / 部門 名古屋 東 京 関 西 東 北 その他 GAC GAK 2015年2月期1Q 1,006 807 659 280 164 175 68 2Q 717 591 1,239 6 145 175 67 3Q 829 613 1,264 190 95 217 77 4Q 953 904 1,420 38 149 199 81 2016年2月期1Q 1,598 2,252 1,505 78 111 175 81 2Q 1,339 1,982 966 144 302 186 85 3Q 1,447 1,109 1,182 114 398 226 99 4Q 1,298 1,225 607 144 95 227 111 2017年2月期1Q 1,444 1,592 492 168 127 200 126 2Q 977 1,071 762 52 112 177 126 3Q 1,012 975 964 11 244 200 141 4Q 14 ダイセキ環境ソリューション 9-②.部門別売上高 –今期予算・実績単位: 百万円 期 / 部門 2017年2月期1Q 名古屋 東 京 関 西 東 北 その他 GAC GAK 連結売上 連結経常 (予) 1,144 1,364 688 165 158 212 114 3,844 412 2Q(予) 1,174 1,424 688 165 158 201 110 3,921 417 3Q(予) 1,238 1,087 688 165 168 265 124 3,736 401 4Q(予) 1,088 1,087 688 165 201 253 132 3,614 371 (実) 1,444 1,592 492 168 127 200 126 4,149 478 予算比(%) 126 116 71 101 80 94 110 107 116 2Q(実) 977 1,071 762 52 112 177 126 3,277 395 予算比(%) 83 75 110 31 70 88 114 83 94 3Q(実) 1,012 975 964 11 244 200 141 3,547 378 予算比(%) 82 90 140 7 145 75 113 95 94 2017年2月期1Q 4Q(実) 予算比(%) ※予算(上段)は、平成28年4月6日に公表した、業績予想によっております。 15 ダイセキ環境ソリューション 10.土壌処理数量 土壌処理(産廃含む) ―◆― 単位: t(トン) 洗浄(うち数) ―■― 単位: t(トン) 350,000 土壌処理(含む産廃) 300,000 洗浄(うち数) 250,000 50,000 200,000 40,000 150,000 30,000 100,000 20,000 50,000 10,000 0 2015/2_1Q 2Q 3Q 4Q 2016/2_1Q 2Q 3Q 4Q 2017/2_1Q 2Q 3Q 0 単位: t(トン) 種類 / 期 2015/ 1Q 2Q 3Q 4Q 2016/ 1Q 2Q 3Q 4Q 2017/ 1Q 2Q 3Q 土壌処理 183,780 171,808 218,980 244,319 323,864 284,383 261,160 220,649 196,187 182,296 204,695 洗 浄 14,936 15,921 15,272 9,893 18,059 17,119 11,379 13,180 12,418 5,656 8,882 16 ダイセキ環境ソリューション 11.廃石膏ボード 入荷量 単位: t(トン) 12,000 GAC 10,000 GAK 8,000 6,000 4,000 2,000 0 2015/2_1Q 2Q 3Q 4Q 2016/2_1Q 2Q 3Q 4Q 2017/2_1Q 2Q 3Q 単位: t(トン) 社名 / 期 2015/ 1Q 2Q 3Q 4Q 2016/ 1Q 2Q 3Q 4Q 2017/ 1Q 2Q 3Q GAC 9,216 9,660 10,061 9,473 8,333 8,759 10,611 9,723 9,630 9,243 10,693 GAK 3,827 4,410 5,822 4,622 5,608 4,800 6,485 6,165 6,978 7,064 7,861 17 ダイセキ環境ソリューション 12.今期3Qの実績 (2017年2月期) (単位:百万円) 2016/2期3Q(連結) 2017/2期3Q(連結) 実績 売上高比 実績 売上高比 前期比 予算比 高 15,374 100.0% 10,973 100.0% 71.3% 95.4% 価 12,482 81.1% 8,835 80.5% 70.7% 93.8% 売 上 総 利 益 2,891 18.8% 2,138 19.4% 73.9% 102.4% 費 799 5.1% 891 8.1% 111.5% 108.3% 益 2,092 13.6% 1,246 11.3% 59.5% 101.8% 営 業 外 損 益 5 0.0% 4 0.0% 85.3% - 益 2,098 13.6% 1,251 11.4% 59.6% 101.7% 親会社株主に帰属 する四半期純利益 1,323 8.6% 780 7.1% 59.0% 105.0% R 15.2% - 売 売 上 上 販 営 経 原 管 業 利 常 利 O E 7.9% - - - ※ROEは、第3四半期実績。(通期換算はしていません。) 18 ダイセキ環境ソリューション 【今期3Qの概況】 ・昨年、業績に大きく寄与した関東圏の大型案件が終了し、 売上高・経常利益とも、前期比マイナスとなった。 ・予算に対して第3Qは、売上高・利益ともに未達成だが、 累計では、ほぼ予算通り。 ・関西以西、堅調。関東第3Q実績は低調だが、案件増加の兆し。 ・PCBは、保管施設稼働により、案件増加傾向。BDF、堅調。 ・廃石膏ボードは、九州地区順調。固化材販売がやや不調。 ・汚染土壌処理施設増設・新工場用地取得は、一部実行。 今後も、状況に応じて投資実行の可否を検討。 19 ダイセキ環境ソリューション 13.短期経営計画 (2017年2月期) (単位:百万円) 2016/2期(連結) 通期実績 2017/2期(連結) 売上高比 通期計画 売上高比 前期比 高 19,086 100.0% 15,116 100.0% 79.2% 価 15,482 81.1% 12,374 81.9% 79.9% 売 上 総 利 益 3,603 18.9% 2,741 18.1% 76.1% 販 費 1.086 5.7% 1,146 7.6% 105.5% 益 2,516 13.2% 1,594 10.5% 63.4% 営 業 外 損 益 5 0.0% 5 0.0% -% 益 2,521 13.2% 1,600 10.6% 63.5% 親会社株主に帰属する 当 期 純 利 益 1,516 7.9% 961 6.4% 63.4% 売 売 営 経 上 上 原 管 業 常 利 利 20 ダイセキ環境ソリューション 14.当社の売上構成 土壌汚染対策(a) (不動産開発、 国内設備投資) 土壌汚染対策(b) (公共土木工事) (人為的汚染) 工場跡地、造成地etc. (自然由来汚染) 深い地層の掘削工事、 山の貫通工事etc. 廃石膏ボード、PCB、BDF 新規事業 環境ソリューション事業etc. 【市場規模】 (対策) 約1,000億円/年 (約2,000件) (調査) 約100億円/年 (約6,000件) 年率10%以上の成長目指す。 中期計画では15%増。 年度により大きく変動。 偶発性高い。 積極的に獲得努力。 市場規模不明。 中期計画には織り込まない。 環境問題に対する 新しい事業 中長期的には、 売上比率50%を目指す。 21 ダイセキ環境ソリューション 15.株主還元についての考え方 当社グループは、株主価値の最大化を念頭に、持続的な成長を意識した経営判断 を行います。 当面は、株主価値を高めるための投資機会が豊富な環境が続くと考えており、 利益配分については、内部留保を厚くし、再投資をさせていただく方針です。 但し、内部留保は、株主様からの預かりもの(株主資本)であることを十分意識し、 株主資本利益率(ROE)は、10%を目標にします。 22
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