ホームページでも「遥か」を御覧いただけます。 http://www.city.suzuka.lg.jp/kouhou/gyosei/open/shiryou/hakkobutsu/index55.html 平成27年度 ・28年度 12月1日(木),飯野小学校で「自ら学び,共に高まり合う子どもを育成する授業の 創造~聴こう,話そう,つながろう!~」を主題とした国語科の研究発表会が行われまし た。飯野小学校では,「話す・聴く」力の育成を基盤に,学習意欲や主体的な学び,叙述 を根拠に自分の考えを伝える力を引き出すことを目的に,単元を貫く言語活動を位置付け た授業づくりを研究の柱に据えています。また,学習内容への理解を深めるために,並行 読書や児童の作品展示コーナーを設けるなど,校内の環境整備にも力を入れています。 公開授業では,子どもたちが,学習の「めあて」を意識し,感想文の交流,物語の場面 の様子や登場人物の行動に着目した話し合いなどの 活動に,意欲的に取り組む姿が見られました。 また,分科会では,研究の概要や実践内容につい て,画像や使用した教材,児童の作品などを用いな がら詳しく報告がなされたり, 「子どもたちが,聴 き合い,話し合い,つながり合えるために大事にし たいこと」をテーマに熱心な研究討議が行われたり しました。 相手を意識し,自分の考えを伝え合う。 工 -達人に学ぶ- 「すずか夢工房-達人に学ぶ-」 では,子どもの体験的な学習の充実 を図り「生きる力」を育むことを目 的として,保育や授業の場面に,幅 広い経験や,優れた知識・技術をも つ地域在住の専門家・社会人(達人) を招いています。各幼稚園・学校で は年間指導計画に則り,達人と綿密 な打ち合わせを行い,計画的に進め ています。 達人の話や楽器の演奏を通して,音楽の 魅力や表現する楽しさなどを学びます。 今後の目標 学力向上 取組内容 本市では,児童生徒の学力向上に向けて,平成28年度全国 学力・学習状況調査の結果分析に基づき,「めあての提示」と 「振り返り活動の設定」,児童生徒が主体的に学ぶ授業づくり, 家庭学習の充実を重点項目として取組を進めています。11月 の校園長会では,質問紙調査で明らかになった課題や,今後の 目標,冬季休業中と3学期の取組内容を確認しました。3学期 の学習内容においては,進級や進学などを見据え,復習や課題 の克服に重点を置きます。また,小学校第5学年と中学校第2 学年は,みえスタディ・チェック(以下,みえS・C)や全国 学力・学習状況調査(以下,全国学調)も視野に入れながら取 組を進めます。 目標:その② 本に親しむ 時間を確保し, 読書好きの割 合を増やす。 ■ 授業の充実を図り,「わかった」「できた」という実感をもたせ, 学校全体で 自己肯定感を高める。 組織として ■ 家庭学習の充実を図り,学習した事を定着させる。 充実を図る ■ 朝の読書や授業などで学校図書館を活用し,読書の日常化を図る。 幼稚園 1~4年生 小 学 校 5年生 6年生 中 学 校 1年生 2年生 3年生 小学校生活につなげるための基本的な生活習慣や決まった時間での行動など 当該学年の課題の克服 小学校第5学年と中 当該学年までの復習と課題の克服 学 校第 2 学 年は , 2 月 例)全国学調で課題のあった「漢字」「ローマ字」 1 日の み え S・ C に 向 「小数の仕組みや計算」など け て, 三 重 県教 育 委 員 中学校につなげるための基本的・基礎的な知識・ 会 作成 の 「 ワー ク シ ー 技能の定着 ト 」を 活 用 し, 学 習 内 当該学年の課題の克服 容の定着を図ります。 当該学年までの復習と課題の克服 例)全国学調で課題のあった「自然数」「資料の活用」など 中学校の総まとめ 小学校第5学年・中学校第2学年 三重県教育委員会作成のワークシートを使った取組例 「学ViVaセット」及び「みえS・ C用ワークシート」について,学ViV aセット1弾,3弾~6弾は,三重県教 育委員会から紙媒体で各学校に配付済 みですが,みえS・C用ワークシートは 三重県教育委員会学力向上のホームペ ージよりダウンロードが必要です。 3学期 1学期 2/1(水) 第1弾 4/18(火) 第4弾 全国学調 家庭学習での全国学調B問題への取組(週1回) ☞ 市内の小中学校では,平成27年3月の一部改正学習指導要領の趣旨を踏まえ,各学校の 道徳教育の一層の充実に向けて,道徳教育推進教師を中心に 学校全体で取組を進めていま す。この改正では,とりわけ,道徳の授業の質的転換と評価の充実が求められています。以 下にそのポイント及び市内の実践例を紹介します。 *1「特別の教科 道徳(道徳科)」 小学校は平成30年度,中学校は平成31年度から 実施となります。現在,移行期間により,一部改正学 習指導要領の趣旨や内容を踏まえた取組が可能です。 「特別の教科 道徳(以下,道徳科) *1 」では,発達の段階に応じ,答えが一つではない道徳的 な課題を一人一人の児童生徒が自分自身の問題と捉え,向き合う「考え,議論する道徳」へと質的 転換が求められています。そのためには,問題解決的な学習や,道徳的行為に 関する体験的な学習など,質の高い多様な指導方法を展開する必要があります。 読み物教材『二通の手紙』(私たちの道徳中学校)を題材とした授業例*2 発問「子どもを入園させた元さんの行動 【『二通の手紙』(あらすじ)】 ◆ に,共感できるか,できないか。」 主人公の元さんは,動物園の規則を知りながら,幼 い姉弟の思いに同情し入園を許可する。その後,元さ んの下には,姉弟の母親からの感謝の手紙と,動物園 ◆ 自分の考えを表明する。 側からの懲戒処分の通告書が届く。しかし,元さんの 姿に失望の色はなく,晴れ晴れとした表情で動物園を ◆ 考えた理由や根拠を示し少人数で話し合う。 後にする。 *2 出典:平成28年度第1回三重県道徳教育推進会議 国府小学校 第1学年 天名小学校 第2学年 河曲小学校 第2学年 *3 道徳科の評価は,子どもが自らの成長を実感し意欲の向上 につなげられるようにすること,指導者が目標や計画,指導 方法などの改善・充実を図ることを目的としています。 【道徳科における評価の基本的な考え方】 ○ ○ 数値による評価ではなく,記述式とする。 個々の内容項目ごとではなく,大くくりなまとまりを踏ま えた評価とする。 ○ 他の児童生徒と比較するのではなく,児童生徒の成長を積 極的に受け止め認め,励ます個人内評価とする。 ○ 学習活動において,児童生徒がより多面的・多角的な見方 へと発展しているか,道徳的価値の理解を自分自身との関わ りの中で深めているかといった点を重視する。 ○ 児童生徒の具体的な取組状況を一定のまとまりで見取る。 *3 出典:「特別の教科 道徳」の指導方法・評価等について(報告)【概要】 (平成28年7月 道徳教育に係る評価等の在り方に関する専門家会議 ) 平田野中学校 12月8日(木),鈴鹿青少年センターに鈴鹿市 と亀山市の中学校から生徒会の代表が集まり,交 通安全の取組やいじめ問題について生徒が主体的 に考えることを目的とした後期生徒会研修会「命 と人権を考えるフォーラム2016」 * を開催し ました。 分散会(交通安全の取組) [グループに分かれて各校の交通安全の取組の発表を行いました] 自分たちの学校の中だけで考えているのでは解決策がな かなか見つかりませんでしたが,様々な学校の発表を聞くこ とで,自分たちの課題の解決のヒントになり,すごく参考に なりました。(鈴峰中) 交通安全講話 [三重県自転車協同組合 理事長から交通安全について話をいただきました ] 交通事故の怖さや気をつけてないといけないことも改めて 学べ,交通ルールをしっかり守っていこうと思いました。ポ スターなど「見える,見せる運動」もしていきたいと思いま す。(平田野中) 人権劇「ともだちの大切さ」 [人権ネットワークによる人権劇が発表されました] とても分かりやすくて,みんな役になりきって演じてい たので一人一人の想いが伝わってきました。劇を見て,い じめられている人がいたら勇気を出して助けにいこうと思 いました。(大木中) グループ別討議 [いじめについてグループで話し合いました] 学校で起こっている具体的な出来事や,その対策などを 学ぶことができました。皆さんの「いじめをなくしたい」 という熱い思いも伝わってきて,とても有意義だったと思 います。(神戸中) パネルディスカッション [テーマ「みんなが安心して学校生活を送るために自分たちにできること」 についてパネルディスカッションを行いました] ・ パネリストの一つ一つの意見がわかりやすくまとめられ ていて,納得させられる部分が多くありました。 (白鳥中) ・ パネリストとしてとても緊張しました。自分達の活動な どについてみんなの前で話ができてうれしかったです。 (鼓ヶ浦中) *鈴鹿市教育委員会,亀山市教育委員会主催
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