2017 年近鉄エクスプレス年賀式 社長年頭挨拶

-NEWS RELEASE-
H29-001
2017 年 1 月 5 日
2017 年近鉄エクスプレス年賀式
社長年頭挨拶
株式会社近鉄エクスプレス(本社:東京都港区港南、社長:鳥居 伸年、資本金:72.16 億
円)の 2017 年年賀式が1月 5 日(木)午前 8 時半より本社にて行われました。社長の年頭挨拶(要
旨)は以下の通りです。
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明けましておめでとうございます。
社長に就任し、約半年が過ぎました。当社の基本方針は就任時に申し上げたとおり、フォワーダ
ーとしての原点回帰を図り「航空輸出重量 70 万トン、海上輸出容積 70 万 TEU」の達成を実現す
ることです。これは欧米の競合他社と伍して戦うレベルに到達するための必要条件であり、必達目
標であるということは繰り返し伝えていきたいと思います。今年は、昨年から物量拡大に向けて掲
げた様々な施策の成果を、各極本部とコンセンサスを取りながら確認していきたいと思います。
物量拡大と言いますと、輸出部門に向けた指針のように思われるかもしれませんが、そうではあ
りません。野球で例えるならば、輸出部門はピッチャー、輸入部門はキャッチャーです。ピッチャ
ーの力を十分に引き出すためには、キャッチャーがバッターに応じて投げるべきボールのサインを
出し、どんな球でもきちんとキャッチするなど、キャッチャーの能力は非常に大切です。競合他社
と互角に投げあうために、どのような投球方法が必要かを各自が真剣に考えていかない限り「航空
輸出重量 70 万トン、海上輸出容積 70 万 TEU の達成」は空言に終わってしまいます。挑戦的な目
標ですが、当社のネットワークの規模から考えますと、決して不可能ではありません。当社の中期
経営計画のスローガン " Going to the Next Phase! " つまり、次の次元、異次元に移行していくた
めには全グループ従業員が覚悟を持って共に取り組んで頂きたいと思います。
次に、私が目指したいことは、全グループ従業員で会社として目指すべき方向を共有して行きた
いということです。我々はグループ全体で世界44カ国322都市に拠点を構え、17,000名
の従業員がおり、その数だけ異なった文化、習慣、経験、価値観が存在しています。その多様性を
当グループの強みとして更に育んでいきたいと考えています。
その一方で、KWE が企業として目指すべき方向については一人でも多くのグループ従業員の方々
と同じレベルで共有し、グループ繁栄のために個々の力をいかに発揮してもらえるかが、私の目指
すところであります。非常にハードルの高いチャレンジではありますが、一歩一歩確実に進めてい
きたいと考えています。
将来の成長に向けての施策の一つで急を要している「人材の育成と活用」「次期システム構築の
為の検証」は、早急にアクションを取っていきます。
「人材の育成と活用」については、当グループ従業員の皆さんの個々の能力はそれぞれに優れて
いると感じております。しかしながら、それらを有機的に繋げる各自のコミュニケーション力は全
体的に底上げする必要があると感じています。「次期システム構築の為の検証」についても、これ
までは当社のグローバルシステムを表面的に管理する機能はありましたが、本質的に、かつ能動的
に管理をする機能が不足しているのが現実であり、将来を見据えて次期グローバルシステムの検証
を行うことが急務であると考えます。
厳しい状況が続きますが、皆さんとご家族が実りある一年となりますことを心より祈念し、新年
の挨拶といたします。
以上