MS&ADインシュアランスグループ ホールディングス株式会社 第3回利払繰延条項・期限前償還条項付無担保社債(劣後特約付) 当初 10 年 利 率 年 0.90~1.50 %(仮条件 税引前) 以降 20 年 6 ヶ月ユーロ円 ライボー(*) + 1.60~2.20 %(仮条件 税引前) *各利息計算期間の開始直前の利息支払期日からロンドンにおける2銀行営業日遡った日のロンドン時間 午前11時現在のレートとしてロイター画面「3750」に表示されるロンドン銀行間市場における円の 6ヶ月預金オファード・レート <利率のイメージ> 当初 10 年 以降 20 年 年 0.90~1.50% 6 ヶ月ユーロ円ライボー+1.60~2.20% (仮条件 税引前) (仮条件 税引前) 期間 30年 期 間 30年 申込期間 2017年1月18日 (水)~ 2017年1月30日(月) 募集要項 <申 込 単 位> 額面100万円単位 <条件決定予定日> 2017年1月17日(火) <発 行 価 格> 各社債の金額100円につき金100円 <払 込 期 日> 2017年1月31日(火) <利息支払期日> 年2回(毎年1月31日・7月31日) <債 券 格 付> A+(JCRより取得予定) <償 還 期 日> 2047年1月31日(木) 発行者について MS&ADインシュアランス グループ ホー ルディングス株式会社(以下、MS&AD)は、 三井住友海上火災保険株式会社、あいおい ニッセイ同和損害保険株式会社等のグループ 保険会社を有する保険持株会社です。MS&A Dは2008年4月に三井住友海上グループ ホールディングス株式会社として設立され、 東京証券取引所市場第一部、大阪証券取引所 市場第一部(2013年7月に東京証券取引所 市場第一部に統合)、名古屋証券取引所市場第 一部に上場、2010年4月にあいおい損害保 険株式会社およびニッセイ同和損害保険株式 会社を連結子会社とし、現在の社名に変更し ました。MS&ADおよびMS&ADの関係会 社(子会社193社、関連会社30社)は、国内損 害保険事業、国内生命保険事業、海外事業、金 融サービス事業、リスク関連サービス事業等 を営んでおります。 (2016年3月31日現在) 持株会社 MS&ADインシュアランス グループ ホールディングス 国内損害保険事業 三井住友海上 国内生命保険事業 三井ダイレクト損保 あいおいニッセイ同和損保 三井住友海上 あいおい生命 海外事業 三井住友海上 プライマリー生命 金融サービス事業 海外関連子会社群 リスク関連サービス事業 連結ソルベンシー・ マージン比率※1 2016年3月末 2015年3月末 743.3% 803.9% 出所:各種資料より SMBC 日興証券作成 劣後特約について 劣後特約とは…劣後事由が発生した時の弁済順位が一般債務よりも低くなるという特約です。 このような条件が 付いた債券を劣後債といいます。保険会社の劣後債の場合、その元利金の支払は一般債務の返済 や保険金の支払よりも後順位に置かれます。 劣後事由とは…清算手続きの開始、破産手続きの開始、会社更生手続きの開始、民事再生手続きの開始等が当て はまります。 劣後債発行の目的…現在、 日本の保険会社に対する資本規制としてソルベンシー・マージン比率※1規制があり、 劣 後債は一定の条件を満たせば一定の範囲で 「ソルベンシー・マージン」 への算入が認められて おり、 当該規制に対応するためや、 格付の維持・改善のための資本調達のために発行されます。 ※1 ソルベンシー・マージン比率…保険会社が「通常の予測を超えるリスク」に対して、どの程度「自己資本」 ・ 「準備金」等の支払余力を有 するかを示す健全性の指標。その数値が200%以上であれば「保険金等の支払能力の充実の状況が適 当である」とされています。 マージンの総額 ソルベンシー・マージン比率(%)= (資本金、基金、準備金その他の内閣府令で定めるものの額の合計額) 1/2 × リスクの総額 ×100 (発生し得る危険であって通常の予測を超えるものに対応 する額として内閣府令で定めるところにより計算した額) 利払繰延条項について <利払の任意停止> 発行者はその裁量により、ある利息支払期日の15銀行営業日前(通知基準日)までに目論見書に定める公告ま たはその他の方法により本社債権者に通知することにより当該通知に係る利息支払期日における本債券の利 息の支払の全部(一部は不可)を繰り延べることができます。 <利払の強制停止> 発行者は通知基準日の5銀行営業日前において、資本不足事由※2が発生し、かつ継続している場合、または金 融庁等から発行者に対して早期是正措置が発動されている場合には、当該通知基準日までに目論見書に定め る公告またはその他の方法により本社債権者に通知したうえで、当該通知に係る利息支払期日以降、当該事象 が解消されるまでの間に到来する利息支払期日における本債券の利息の支払の全部(一部は不可)を繰り延べ なければなりません。 ※2 資本不足事由…発行者の連結ソルベンシー・マージン比率が200%を下回った場合、もしくは当該通知に係る利息支払期日におけ る本債券の利息の支払を行うことにより発行者の連結ソルベンシー・マージン比率が200%を下回ることとなる場 合等をいう。 なお、利払の任意停止および強制停止により繰り延べられた利息の未払金額には、利息は付きません。 償還について 本債券は当該償還を行った後において発行者が十分な連結ソルベンシー・マージン比率を維持することができ ると見込まれること、または当該償還額以上の額の適格資本調達を行うことを条件とし、かつ金融庁の事前の承 認の取得(かかる承認が必要な場合に限る。)その他その時点において適用のある規制上の要件(かかる条件およ び規制上の要件を以下、 「償還要件」という。)を充足したうえで、2047年1月31日にその総額を未払残高(本債 券に関して利払の任意停止または強制停止により繰り延べられた利息の未払金額)の支払とともに償還します。 償還要件が充足されないことにより本債券が償還期日に償還されない場合、償還期日は償還要件が充足される 最初の利息支払期日まで延長され、その間も6ヶ月ユーロ円ライボー+1.60~2.20%(仮条件)による利息が 発生します。発行者は償還期日より前の30日以上60日以内に償還要件の充足の有無を目論見書に定める公告 またはその他の方法により本社債権者に通知します。かかる延長が行われた場合、本社債権者による投資資金の 回収が、潜在的には無期限に延長される可能性があります。 <期限前償還条項> 本債券は上記の規定にかかわらず、発行者は償還要件を充足したうえで、2027年1月31日以降に到来するい ずれかの利息支払期日に、残存する本債券の元金の全部(一部は不可)を各社債の金額100円につき金100円の 割合で、未払残高の支払とともに期限前償還することができます。また、上記以外にも発行者は払込期日以降、 「資本事由」※3、 「税制事由」※4または「資本性変更事由」※5が発生し、かつ継続している場合、償還要件を充足した うえで、期限前償還しようとする日までの経過利息を付して、残存する本債券の元金の全部(一部は不可)を各社 債の金額100円につき金100円の割合で、未払残高の支払とともに期限前償還することができます。 ※3 資本事由…保険業法およびその他の関連法令における負債性資本またはその時点において適用のある規制上の要件におい て、本債券の全部または一部が負債性資本と同等の資本性を有するものとして取り扱われないおそれが軽微で はなく、かつ発行者が合理的な措置を講じてもこれを回避することができない場合をいう。 ※4 税制事由…本債券の利息の全部または一部の損金算入が認められないおそれが軽微ではなく、かつ発行者が合理的な措置を 講じてもこれを回避できない場合をいう。 ※5 資本性変更事由…格付機関(株式会社格付投資情報センター、株式会社日本格付研究所、スタンダード&プアーズ・レーティ ング・ジャパン株式会社およびムーディーズ・ジャパン株式会社またはその格付業務を承継した機関のう ちいずれか)が、当該格付機関における資本性に係る評価基準等に改正または変更が生じた旨もしくは生 じる予定である旨を公表し、当該改正または変更により、本債券の払込期日において当該格付機関から認 められていた水準の資本性よりも資本性が低いものとして取り扱われることとなった場合、または当該 格付機関から特定の水準の資本性が認められる期間が、本債券の払込期日において当該格付機関から認 められていた当該期間に比べて短くなった場合をいう。 本債券を期限前償還しようとする場合、発行者は期限前償還期日より前の30日以上60日以内に必要な事項を 目論見書に定める公告またはその他の方法により本社債権者に通知します。期限前償還された場合それ以降の 利息はつきません。 償還期日 10 年後 払込期日 償還のイメージ図 発行者の選択により、各利息支払期日ごとに期限前償還される可能性があります。 資本事由、税制事由、資本性変更事由により、期限前償還される可能性があります。 *償還要件が充足されないことにより、償還期日に償還されない可能性があります。 主なリスクについて ● 本債券の価格は、市場金利の変動などにより上下しますので、償還前に売却する場合には、投資元本を割りこ むことがあります。さらに、利払の停止が生じた場合、かかる特性を有しない社債と比べ、また期限前償還が 可能となる最初の日に本債券が期限前償還されなかった場合や償還期日が延長された場合に、超長期債では ない同種の期限前償還条項付社債と比べ、本債券の取引価格により大きな影響が及ぶ可能性があります。 ● 発行者の経営・財務状況の変化およびそれらに関する外部評価の変化などにより、投資元本を割り込むこと があります。 ● 本債券は当初10年は固定利率、以降20年は6ヶ月ユーロ円ライボー(ロンドン銀行間市場における円の6ヶ 月預金オファード・レート)の水準によって半年ごとに利率が変動します。 ● 本債券には劣後特約、利払繰延条項および期限前償還条項が付されております。また、償還期日が延長される 可能性もあります。詳細は中面をご参照ください。 ご投資にあたって ● 利率は仮条件です。最終的に決定される利率は仮条件の範囲外の値となる可能性があります。 ● 本債券をご購入いただく場合は、購入対価のみお支払いただきます(購入対価に別途、経過利息をお支払いた だく場合があります)。 ● 価格情報の入手方法などを記載した「債券の売買取引に関するリーフレット」を弊社店頭に備え置いており ますのでご覧ください。 ● お申込にあたっては契約締結前交付書面および目論見書をよくお読みいただき、購入をご検討ください。 ● 一定の条件を満たしている方は、マル優がご利用いただけます。 ● 総合コースのお客様のみお取引いただける商品です。 ● 販売額に制限がございますので、売切れの際はご容赦ください。 ● 個人のお客様の場合、利子、譲渡益および償還益は申告分離課税の対象となります。また、利子、譲渡損益およ び償還損益は、上場株式等の利子、配当および譲渡損益等との損益通算が可能です。詳細は専門の税理士等に ご相談ください。 劣後特約、利払繰延条項および期限前償還条項の詳細につきましては、 必ず契約締結前交付書面および目論見書をご覧ください。 2017年1月6日発行Ⓢ
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