平成 25 年度 1. 概 宗像市下水道事業報告書 況 (1) 総括事項 本年度は、特定環境保全公共下水道事業について地方公営企業法を適用し事業範囲を拡 大した。事業としては、上八地区などでの汚水管渠整備を行い、下水道の普及に努めた。 その結果、年度末の普及率は 95.8%となった。下水道の整備は、釣川の水質向上や生活環 境の向上に不可欠なものであるが、一方では、企業債償還金の増加や宗像終末処理場の老 朽化に伴う改築更新工事等の投資的経費が増加傾向であるため、今後もより一層の経営の 健全化に努める必要がある。 なお、平成 19 年度から平成 21 年度まで公的資金補償金免除繰上償還に伴う高金利債の 借換を実施し、支払利息の軽減を図ってきたが、本年度は該当する企業債がなかった。 (処理状況) 年間総処理水量は、特定環境保全公共下水道を法適化したこともあり、前年度より 4.9% 増加し、10,580,926 ㎥となった。また、処理区域内人口は、前年度より 6.4%増の 92,384 人となり、処理戸数は前年度より 6.8%増の 38,008 戸となった。 (建設状況) 本年度は、汚水管渠整備として 124,784,350 円を執行し、管渠延長は 478.6km となり、 処理区域面積は 2,588ha となった。また、雨水排水路整備として平成 24 年度繰越分を含み 93,390,200 円を執行した。 一方、処理場改築・更新工事として 339,080,000 円、マンホール蓋改築工事として 17,107,650 円を執行した。(以上税込み) (財政状況) 収益的収支については、事業収益 2,006,757,289 円に対し、事業費用 1,831,725,749 円 となり、差引 175,031,540 円の純利益を生じた。(以上税抜き) 資本的収支については、資本的収入 563,846,700 円に対し、資本的支出 1,537,547,488 円となり、差引 973,700,788 円の収入不足を生じたが、当年度分消費税及び地方消費税資 本的収支調整額 15,358,969 円、過年度分損益勘定留保資金 551,262,053 円及び減債積立金 407,079,766 円で補てんした。(以上税込み) -16-
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