沖縄七草粥 - 沖縄県立八重山農林高等学校

☆沖縄県立八重山農林高校
ライフスキル科 レシピの提案☆
七草粥とは、正月七日に無病息災を願って、春の七草を粥に入れて炊いたものです。正月に疲れた胃を整え
るために食べる風習があります。沖縄の身近な野菜で「沖縄七草がゆ」を作ってみましょう♪
お粥は簡単に炊飯器で炊き、野菜を別ゆでしてあとから入れる簡単レシピです。
沖 縄 七 草 粥(がゆ)
ポイント①炊飯器でおかゆを先に炊いておく
②野菜は鍋で塩ゆでする。根が固い野菜から先にゆでる
材料
分量
(3~4人分)
精白米
だいこん(デークニ)
だいこんの葉(デークニバー)
かずら(カンダバー)
にがな(ンジャナ)
長命草(サクナ、チョーミーグサ)
にら(チリビラー)
ヒハツモドキ(ピパーツ)の葉
※香りが強いので好みで調整する
1合
60g
2本くらい
2本くらい
2本くらい
2本くらい
2本くらい
2枚くらい
使用する調理器具
ざる(大)
、ボウル(大)
、炊飯器、おたま、包丁、まな板、
片手鍋、さいばし、あみじゃくし、バット
作
り
方
1、炊飯器を使っておかゆを炊く。
1合で炊く場合は水の量を「おかゆ1」の目盛りに合わせて炊く。
2、七草の下ごしらえをする。
大根を一口大に切って、小さじ1の塩を入れた湯で塩ゆでする。やわらかくなるまで煮る。
おかゆと一緒に食べても違和感がないくらい少し柔らかめにゆでてください。
大根がやわらかくなったら、バットにあげておく。茹で汁は草をゆでるので捨てないでくだ
さい。
3、草を流水をためたボウルでよく洗い、土などを落とす。
だいこんの葉、かずら、にがななど、茎が固い野菜から湯に入れて、やわらかくなるまで
茹でる。
少し時間差をおいて、長命草、にら、ヒハツモドキを入れてさっと茹で、冷水にさらす。
冷めたら軽くしぼって刻む。刻んだものは、再度軽くしぼって水気を切る。
4、2と3を炊飯器のおかゆに入れて混ぜる。
塩をひとつまみ入れて味付けをする。
☆お好みでごま塩を振ったり、餅入りや卵とじ、だし入りにしてアレンジしてくださいね。
沖縄七草粥
日本では 1 月7日の人日の節句に古くから七草がゆを食べる習慣があります。七草はいわば日本のハー
ブ。正月疲れが出はじめた胃腸の回復にちょうどよい食べ物です。少し濃い味の正月料理がつづいたあと
で、負担がかからない七草粥は、とても理に叶った習慣です。
下記は沖縄県立八重山農林高校ライフスキル科が考案した七草です。ピパーツは独特の香りに好みがあると思いま
す。他に身近な野菜に代えて入れてもいいですね♪
①
効能:消化を助ける、咳止め
だいこん(デークニ)
②
効能:緑黄色野菜に分類され、ビタミ
ン C、鉄分、カルシウムを多く含む
だいこんの葉(デークニ
バー)
③
かずら(カンダバー)
④
にがな(ンジャナ)
効能:ビタミン A、C、B1、B2、食
物繊維が豊富で抗酸化作用や整腸作
用がある。
効能:ビタミン C やカロテン、カルシ
ウムが豊富で、風邪の諸症状や胃腸に
も良いとされています。
⑤
効能:B カロテンやビタミンC が豊
富。ポリフェノールも豊富で抗酸化作
長命草(サクナ、チョー 用がある。
ミーグサ)
⑥
効能:独特の匂いの元となっているア
リシンは、ビタミンB1の吸収を高
め、新陳代謝を促進する。
にら(チリビラー)
⑦
効能:血流を良くして冷え性に効果が
ある。
ヒハツモドキ(ピパーツ)
の葉