年頭挨拶 [PDF/416KB]

News Release
2017 年 1 月 5 日
当社代表取締役社長 登坂正一による、太陽誘電グループ従業員向けの「2017 年 年頭挨拶」の
内容を以下の通りお知らせいたします。
変化に対応し、次のステージに向けて行動を
昨年は、為替相場の激しい変動に加え、スマートフォンの台数成長に鈍化が見られるなど、不
安要素が多い 1 年でした。さらに、世界各地で排外主義的な動きが強まるなど、政治や経済の先
行きは不透明感が増す一方です。しかしながら、電子部品産業の未来に目を向けてみると、様相
は一変します。IoT(Internet of Things)が拡がり、自動車の電子化が進むなど世の中が大きく変
わる中で、電子部品の需要は膨大な規模になっていくでしょう。いま、その兆しは確かにありま
す。太陽誘電グループは、そのような未来の実現を支える電子部品メーカーとして、変化の兆し
をとらえ、新たな取り組みを加速しなければなりません。
これからの世の中は、IoT やビッグデータを活用したビジネスが具体化するにつれて、急速か
つ非連続的な変化を迎えるでしょう。変化に対応するためには多様性が必要であり、新商品や注
力市場の比率をバランスよく運営することが、事業の安定性と変化への対応力を両立するカギと
なります。そのバランスの目安となるのが、
「黄金比※」です。
皆さんには、太陽誘電グループの目指す姿、ビジョンである「お客様から信頼され、感動を与
えるエクセレントカンパニーへ」を意識し、これを実現するためにはどうすればいいのか常に考
えていただきたいと思います。信頼は、お客様の期待に応えることで得られるもの。感動は、そ
れを超えてお客様の期待を良い意味で裏切った時に生まれるもの。電子部品メーカーである私た
ちにとって、これらを実現するのが「スマート商品」です。
「スマート商品」を生み出すためには、
安全でムダ、ムラ、ムリのない「スマートプロセス」をあらゆる業務で実践していかなければな
りません。太陽誘電グループ一丸となって取り組んでいきましょう。
また、"守破離"の流れで変革を起こすことも重要です。まずは今までの手法を学び、その目的
や背景を理解して実行することから始めます。次に型を破る、すなわち、既存のものを現状や自
分のやり方に合わせて変えていき、さらに独自の手法や理論を創り出していくのです。このサイ
クルを実行することが、個人や企業のレベルアップにつながります。
私たちがすべきこと、できることはまだたくさんあります。既存の延長線ではない取り組みも
加速しています。世の中の大きな変化はチャンスです。太陽誘電グループの目指す姿、ビジョン
の実現に向かって、一歩ずつ前進していきましょう。
黄金比:生命にとって安定し均整が取れていると感じる割合の一つ。近似値で 38:62。
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