第1分科会【小学校A】 平成29年度宮城県公立学校教員採用予定者情報交換会 みやぎの教員からのメッセージ 1 はじめに(自己紹介) ・新潟県で5年間教諭として勤務後,宮城の採用試験を受験し,故郷に戻り13年経過 2 私の教員生活 (1)私の毎日 ・「 お は よ う 」 朝 出 会 う 子 ど も た ち み ん な に , 明 る く 元 気 に あ い さ つ ! ・一人一人の子どもの顔をしっかり見ての健康観察 ・授業が一番大切!授業準備はしっかり。板書計画があると心に余裕!! ・業間,昼休みは丸付けタイム。余裕があるときは赤ペンでコメント ・心のふれあいを大切に!今日のがんばり,日々の成長をすかさず褒める! ・叱るときは,なぜ叱るのか,どうなってほしいのか,思いをしっかり伝える。 (2)教師としてのやりがい ・「 俺 , 先 生 に な る こ と を 目 指 し ま す ! そ れ っ て 先 生 の 影 響 が 大 き い な 。」 ・「 先 生 , う ち の 子 , 先 生 か ら も ら っ た メ ッ セ ー ジ カ ー ド , 机 に 貼 っ て ま す よ 。」 ・「 授 業 の 話 , 夕 食 の 会 話 に よ く 出 ま す よ 。 先 生 の お 陰 で 社 会 が 好 き に な り ま し た 。」 (3)先輩の厳しい一言 ・あいさつ,報告など,大切なことをしっかりと。 ・まずは初任者が一番に動く!授業研も自分から引き受ける。全てが勉強です。 ・先輩の厳しい一言に涙することも!でも後からそのありがたみが分かる。 ・飲み会もとても大切!同僚とのコミュニケーションを大切に。 3 これから教壇に立つみなさんへ ・アパートは勤務校からあまり遠くない所に借りる。車で15分位がいい。 ・4月になれば,毎日5,6時間の授業を行います。いろいろな教科の実践(指導案) を見ておくと役に立つでしょう。 ・初任研担当の先生,同学年(部)の先生がいろいろな助言をくださいます。心強い先 輩方です。 4 終わりに 採用予定者のみなさん,採用予定おめでとうございます。採用予定の報に,ほっとす るとともに,来年4月の採用を前にして,気が引き締まる思いをしているのではないで しょうか。採用まであと3ヶ月あります。アパートを借りたり,新生活で使うものを買 ったり,講師の先生方は3学期の指導があったりなど,本当に慌ただしく過ぎる毎日か もしれません。子どもたちは,先生方との出会いを楽しみにしています。赴任先,担当 学年はまだ分かりませんが,体調を整えて,4月1日を迎えてください。みなさんが私 たちの仲間になってくださることを,ワクワクしながら待っています。 第2分科会【小学校B】 平 成 29年 度 宮 城 県 公 立 学 校 教 員 採 用 予 定 者 情 報 交 換 会 みやぎの教員からのメッセージ 1 はじめに 私 は , 教 員 と し て 採 用 さ れ て か ら , 15年 が 経 過 し ま し た 。 今 ま で 私 を 支 え て く れ た の は,子供たち,保護者,同僚・先輩の先生方,地域の方々,そして家族です。多くの人 々に助けられ,支えられて,教員としての仕事を行うことができているのだと実感する 毎日です。教員は,たくさんの人々との出会いがあり,様々なつながりを感じることが できる,すばらしい職業だと思っています。 2 私の教員生活 (1) 私 の 毎 日 出勤したら,まず行うことは出勤簿への押印です。その後,教室へ行って子供たち の様子や教室の状態を確認したら,8時過ぎから学年の先生方と,1日の予定につい て 簡 単 な 打 合 せ を 行 い ま す 。授 業 を 行 い ,子 供 た ち が 下 校 し た ら ,会 議 ,行 事 の 準 備 , 授業の準備や丸付け,文書作成などの仕事を行います。自宅へ帰ってからは,寝る前 に教材研究などの仕事を行うこともあれば,朝早く起きてやる場合もあります。 (2) 教 師 と し て の や り が い 教師としてのやりがいは,なんと言っても子供の成長を間近で見られることにある と思います。日々,子供たちの頑張りや優しい言動などのきらきら光るすてきな姿を 見 る こ と が で き た り , 子 供 た ち の 「 で き た ! 」「 分 か っ た ! 」 を 共 に 喜 ぶ こ と が で き たりすることが,何よりのやりがいです。今年の3月,8年前に5年生で担任した子 供が訪ねて来て,教員免許が取れる大学に合格したことを報告してくれました。彼女 が , 人 一 倍 努 力 し て き た こ と を 知 っ て い た の で ,「 い つ か , 同 じ 学 校 で 勤 務 で き る 日 がくるといいね」と涙を流して喜び合いました。 (3) 教 育 の プ ロ を 目 指 し て 教員であるからには,常に「授業力を向上させたい,指導力を向上させたい」と思 っ て い ま す 。 そ こ に は , 尊 敬 す る 先 輩 の 存 在 が あ り ,「 授 業 の 中 で 学 級 づ く り を す る 」 という先輩からの教えが,いつも心の中にあります。授業の中で,話の聞き方や話し 方などの学習態度や学習のルール,そしてそれを守ることの大切さを教え,学ぶ姿勢 を育てていく。授業の中で,多様な考えがあることを知り,互いに認め合うことがで き る よ う に し て い く 。「 分 か る 授 業 」 を す る こ と , そ し て , 授 業 の 中 で 学 級 を 育 て て いくことを心掛けています。そのために,多くの先生方の授業や指導の仕方を参考に したり,研修を受けたり,自ら研究授業を行って指導していただいたり,といった努 力 を し て い ま す 。「 全 て は 子 供 の た め に 」 こ れ も , 先 輩 か ら の 言 葉 で す 。 子 供 た ち が 「学校が楽しい」と,笑顔で登校してくれることが,一番の願いです。 3 これから教壇に立つみなさんへ (1) 心 と 体 に 体 力 ( 耐 力 ) を 「毎日元気に学校に来ること」これは,教員にとっても一番大切なことです。その た め に ,「 朝 早 く 起 き て , 夜 き ち ん と 寝 る 」 と い う 当 た り 前 の 規 則 正 し い 生 活 を 送 り , 生活リズムを整えておくことが,経験上最も大切な準備だと思います。また,体力的 にきついとき,精神的にきついとき,それを解消する(緩和する)ための自分なりの 方法を見付けておくことも大切ではないでしょうか。 「辛い」 「苦しい」 「もうだめだ, 終 わ ら な い 」 と 声 に 出 し て 言 う こ と ,「 何 と か な る さ 」 と 思 う こ と ,「 何 と か す る ぞ 」 と踏ん張ること,心と体を健康に保って仕事を頑張るために,私が心掛けていること です。頑張った自分へのご褒美も欠かせません。 (2) 「 で き な い 」「 分 か ら な い 」 を 力 に 採用され,初めて(の)学校に勤務する際には,できないこと,分からないことだ らけなのは当たり前です。でも,だからこそ,一から学べて,多くのことを吸収でき るのだと思います。周囲の先生方から,学べることは何でも学び,教えていただける ことは何でも教えていただく,といった謙虚に学ぶ姿勢を大切にしてください。その 際 ,「 で き な い 」「 分 か ら な い 」 と 自 分 か ら 言 う こ と が 必 要 で す 。「 分 か ら な い の で , 教えてください」この一言で,先輩の先生方は,きっと求めている何倍以上ものこと を 教 え て く れ る は ず で す し ,「 一 緒 に や ろ う 」 と 言 っ て く れ る は ず で す 。 4 終わりに 「新しい朝が来た,希望の朝だ」登校してきた子供たちと「おはよう」と挨拶を交わ すとき,思い浮かぶフレーズです。教員として,子供たちと共に,新しい朝を迎える日 は ,も う す ぐ で す 。私 た ち も ,先 生 方 と 共 に 働 く こ と が で き る 日 を 楽 し み に し て い ま す 。 第3分科会【小学校C】 平成29年度宮城県公立学校教員採用試験予定者情報交換会 みやぎの教員からのメッセージ 1 はじめに(自己紹介) ・採用から3年目。 ・現在,小学校の6年生の担任。 ・出身は宮城県。 2 私の教員生活 (0)なぜ教員か?なぜ小学校の先生か? (1)初任者としての一年 ・初任者研修:1年目,授業研修と機関研修→2年目以降は自分で考えて ・地元を離れた生活 (2)教師としてのやりがい ・卒業生を受け持って,思いが伝わる瞬間 ・同じ夢を持った児童との出会い 3 これから教壇に立つみなさんへ (1)残りの3か月の過ごし方 ・様々な経験・体験から自分の武器を作ること ・ワンハンドレット作戦:読書100冊,映画100本,ランニング100km (2)長所を生かして ・全員が同じ教員でなくてよい。自分の得意なこと,役割について考えることの大切さ。 (3)つながりを大切に ・ 「1+1=∞」 :教員,児童,保護者,友人,自分の親など 4 終わりに ・ 「明るく,素直,一生懸命」という生き方 ・教員という仕事 第4分科会【中学校A】 平成29年度宮城県公立学校教員採用予定者情報交換会 みやぎの教員からのメッセージ 1 はじめに 平成29年度宮城県公立学校教員採用予定者の皆さん、合格、本当におめでとうございます。新た に教員としての仲間が増えることをとても嬉しく思っています。それと同時に、宮城県の中学校の先 生方を代表して、こうしてお話させていただくことに大変恐縮しています。私が知る限りでも,尊敬 すべき素晴らしい先生方はたくさんいらっしゃるからです。私が学校教員採用予定の皆さんにお伝え できることと言えば、稚拙ながら、これまで自分が歩んできた教師としての道だと思います。少しで も先生方の参考になれば幸いです。 2 私の教員生活 (1)劣等感だけだった初任時代 一番の不幸は「どんな先生になりたいのか」,「どんな生徒を育てたいのか」が自分の中で明確に なっていなかったことだと思います。目標がなければ何をやってもうまくいかないものです。 「中学 生と何も変わらないな」とまで言われていました。思い出したくはありませんが、教師としての原 点はそこにあります。 (2)先輩方からいただいた言葉 「生徒といられる時間はできるだけ一緒にいなさい」 ただひたすらに一緒にいることで、 「教師であることの喜び」や「生徒のために自分は何ができ るのかという視点」を得られたように思います。そして、生徒は一緒にいてくれることを望んで いると思います。それは若い先生であればあるほどです。また,生徒たちは,不器用でも自分た ちのことを一生懸命考えてくれているかを敏感に感じ取っています。上手い下手ではないように 思います。それに気付けたのは,やはり一緒にいる時間をとにかく作ったからだと感じています。 「悪いのは生徒ではなく,生徒がした行いだ」 これは生徒指導の場面で先輩の先生が生徒に対しておっしゃっていた言葉です。やはり生徒を 包み込む温かさようなものが生徒指導には必要だと思います。あの生徒は悪いと決めつけること は簡単なことですが,果たして本当にそうでしょうか。あくまで成長途中の未熟さゆえにという ところもあるはずです。正すべきは生徒ではなく,生徒の行い。その思いが伝わっていたからこ そ,生徒指導の場面で先輩の先生が話をされると,生徒たちは自分のやったことを素直に認め, 反省することができたのだと思います。 (3)教員生活で大切にしていること ① 生徒のために学び続けること 今年の自分ならこんなこともしてあげられたのに・・・と思える仕事をしているか。 ② 目標は,受け持った生徒が周囲から愛される人になること 「愛される」ことを目標にすると,全ての教育活動に自分なりの答えが出せるように思います。 第5分科会【中学校B】 平成29年度宮城県公立学校教員採用予定者情報交換会 みやぎの教員からのメッセージ 1 はじめに 初任地での4年間を振り返って 2 大事にしていること (1)授業が一番! ①基本姿勢 「授業で勝負できる教員を目指したい」 →生徒の「勉強ができるようになりたい」「よい成績を残したい」という思いに応える ことが,自分の仕事を充実させることにもつながる。 ②高い専門性 「生徒の実態に応じた分かる授業づくりのために」 →生徒にとっては初任でも中堅でも同じ先生である。期待されるものは同じ。 ③先攻実践+α 「今だからできること」 →学校がスタートすると,目の前のことに対応するだけで精一杯になることも。様々な 先攻実践に触れておくことで余裕が生まれる。 (2)ピンチはチャンス! ①生徒指導 「生徒のために」 →生徒指導は何が起きるか分からない。その生徒にとって必要な出来事だったと考え, 対応したい。 「経験が物を言う」 →そのときは苦しく,大変なこともあるが,その経験が教員としての器を大きくしてく れる。 ②部活動指導 「どの部活を担当しても,根底にあるものは同じ」 →生徒の力を伸ばすという点では,教科指導に通ずるものもある。 3 この仕事の魅力は…… 「育てる」「育てられる」 →教育は一方通行ではない。生徒,保護者,地域,そして,学校の相互関係の中で教員も 育てられている。 4 終わりに 第6分科会【中・高】 平成29年度宮城県公立学校教員採用予定者情報交換会 みやぎの教員からのメッセージ 1 はじめに (1)自己紹介 (2)私が教員を志したきっかけ 2 私の教員生活 (1)中学校時代・・・ (教員補助員) (2)特別支援学校時代・・・ (常勤講師) (3)現在・・・ (高校教諭) 3 これから教壇に立つみなさんへ (1)初任者研修の経験から 4 終わりに 第7分科会【高等学校A】 平成 29 年度宮城県公立学校教員採用予定者情報交換会 みやぎの教員からのメッセージ 1 経歴 2 これまでの教員生活において ・教員になった理由 ・初めての授業での出来事 ・価値観の再構築 ・仕事内容,授業外業務,校種 ・性別や年齢による苦労 ・家庭との両立 3 これから教壇に立つ皆さんへ ・初任者の強み ・かかえない,助けを求める,コミュニケーション ・同僚への理解,働きやすい環境づくり ・身近な「おとな」の1スタイル ・生活と仕事のバランス ・指導者ではなく支援者 4 終わりに 第8分科会【高等学校B】 平成29年度宮城県公立学校教員採用予定者情報交換会 みやぎの教員からのメッセージ 1 はじめに まだまだ経験不足ですが,今まで経験した失敗,感動,または日ごろ心がけていることなどを皆さんに少し でも伝えることができればと思っています。私もそうでしたが,これから始まる「先生」と呼ばれる日々に不 安を感じている方も多いと思います。何か質問があれば,どうぞ遠慮なく聞いてください。 2 私の教員生活 (1)私の毎日 ・授業など生徒と関わる時間,授業の準備や添削,学校運営に関わる時間 (2)教師としてのやりがい ・ 「目の前の生徒を伸ばしてやりたい。 」から出会える生徒の笑顔 ・授業や部活で見られる「分かった!できた!」 ・生徒の持つ意外な一面,良さに出会う ・卒業時の「ありがとう」 (3)先輩の厳しい一言。 ・生徒の学ぼうとする「受け皿」を考える ・生徒を良く見て,反省し,謙虚に学ぶ ・時には自分が変わらなければならない時もある 3 これから教壇に立つみなさんへ ・ごまかさずに,失敗を繰り返さない努力をする ・初めての挑戦は,自分の世界を広げるチャンス ・先輩の生徒との関わりから学び,分からないことは相談 ・ 「何を言うか」よりも「誰が言うか」→ 今の自分にできる関わりを ・inspire できる教師を目指して 4 終わりに 皆さんと一緒に仕事をすることを楽しみにしています。宮城の未来を担う生徒たちのために,一緒に頑張り ましょう! 第9分科会【養護教諭】 平成29年度宮城県公立学校教員採用予定者情報交換会 みやぎの教員からのメッセージ 1 はじめに ・子供の現代的な健康課題は複雑多様で深刻化しており,その健康課題の解決に向け て,養護教諭への期待が大きくなっている。 ・本日の情報交換会でできるだけ不安を減らし,養護教諭としての準備をしていただ きたい。 2 子供たちとの関わりの中で思うこと ・子供たちに真摯に向き合う ・次の関わりに生かす 3 東日本大震災をとおして ・子供たちの命に関わる場面に遭遇する覚悟 ・教員を支えているもの 4 これからの学校保健に求められている養護教諭の役割 ・コーディネーターの役割 ・組織的な健康相談,健康観察,保健指導の実施 ・学校保健センター的役割を果たしている保健室経営の実施 ・いじめや児童虐待など児童生徒の心身の健康問題の早期発見,早期対応 ・保健指導,保健学習などへの積極的な授業参画と実施 ・健康・安全に関わる危機管理への対応 5 これから養護教諭になるみなさんへ ・児童生徒の気持ちに寄り添える養護教諭に ・児童生徒の成長を促せる養護教諭に ・専門的知識や技術の習得に努める養護教諭に ・関係者と協働して効果的な課題解決ができる養護教諭に ・自らの心身のケアができる養護教諭に ・理想とする養護教諭像を目指す養護教諭に 4 終わりに 今,みなさんが理想とする養護教諭像をできるだけ詳細に記録しておいてほしい。養護 教諭を続けている限り,その思いは,自身を励まし,奮い立たせてくれる力になりうると 思う。みなさんの今の思いは,それほどパワーがあり,未来にも影響する。 第10分科会【栄養教諭】 平成 29 年度宮城県公立学校教員採用予定者情報交換会 みやぎの教員からのメッセージ 1 はじめに 2 子供たちの笑顔のために (1)学校給食を生きた教材として 3 栄養教諭としての食育 (1)健康教育の中の食育 (2)宮城県の健康課題について 4 おわりに
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