専門学校北海道リハビリテーション大学校 専門課程 理学療法学科 (別紙様式4) 平成28年5月1日現在 職業実践専門課程の基本情報について 学 設置認可年月日 校 長 名 専門学校北海道リハ ビリテーション大学 校 平成8年4月1日 太田 智弘 設 置 者 名 設立認可年月日 代 表 者 名 学校法人吉田学園 昭和53年10月31日 吉田 松雄 目 的 校 名 所 在 地 〒060-0063 札幌市中央区南3条西1丁目15番地 (電話)011-272-3364 所 在 地 〒060-0063 札幌市中央区南3条西1丁目15番地 (電話)011-272-6070 本学科は、医療技術に関する知識及び技術を教授するとともに、豊かな教養と人格を備えた有能な医 療技術者を養成し、よって社会に貢献しうる人材を育成することを目的とする。 分野 課程名 医療 専門課程 学科名 理学療法学科 講義 教育課程 1,440時間 生徒総定員 生徒実員 240人 学期制度 長期休み 生徒指導 修業年限 全課程の修了に (昼、夜別) 必要な総授業時 数又は総単位数 4年(昼) 3,405時間 演習 実験 480時間 0時間 専任教員数 225人 ■前期: 4月1日~9月30日 ■後期:10月1日~3月31日 専門士の付与 高度専門士の付与 ― 平成17年文部科学 省告示第170号 実習 実技 1,470時間 兼任教員数 15時間 総教員数 10人 ■学年始め:なし ■夏 季:7月23日~8月19日 ■冬 季:12月26日~1月10日 ■学 年 末:3月13日~3月31日 ■クラス担任制(○ 有 ・無) ■長期欠席者への指導等の対応 ・クラス担任制をとり早期段階で注意 喚起・面接指導を実施。必要に応じ保 護者との三者面談を通し学習意欲の 向上を促す。 - 1 - 28人 38人 ■成績表(○ 有 ・無) 成績評価 ■成績評価の基準・方法につい て ・成績評価は100点満点とし、 点数によりA~Dに分類、うちA ~Cを合格とし単位修得を認め る。ただし科目授業時数の2/3 (臨床実習日8/9)出席した場合 のみ認める。 ・評価方法は定期試験、課題並び に学習活動等を総合的に勘案し て行う。 ・教育課程の定めるところによ 卒業・進級条件 り、教育指導計画に従って履修 しその成果が満足と認めた場 合。 ・加えて卒業は修業年限以上在学 した場合。 ■課外活動の種類 課外活動 ■サークル活動(○ 有 ・無) 専門学校北海道リハビリテーション大学校 専門課程 理学療法学科 就職等の状況 ■主な就職先、業界 愛全病院 市立函館病院 北斗病院 札幌西円山病院 新札幌パウロ病院 北星脳神経・心血管内科病院 主な資格・検定 ・理学療法士 他 ■就職率 97.8% ■卒業者に占める就職者の割合90% ■その他(任意) (平成27年度卒業者に関する平成28年5月時点の 情報) 中途退学の現状 ホームページ ■中途退学者12名 ■中退率5.3% 平成27年4月1日在学者225名(平成27年4月入学者を含む) 平成28年3月31日在学者222名(平成28年3月卒業生を含む) ■中途退学の主な理由 進路変更・病気・学業不振 ■中退防止のための取組 (学業不振者) 単位未取得になる可能性が高い者には補填授業等を行い、未取得者を増加させない取り 組みをしている。 (学校生活不適応者) クラス担任等が細目に学生個々人に目を配り、生活の変化があった場合にはすぐに個別 面談等を行う等、怠惰な学生を減少させる取組をしている。 URL: http://www.yoshida-rehabili.jp/ ※1「大学・短期大学・高等専門学校及び専修学校卒業予定者の就職(内定)状況調査」の定義による。 ①「就職率」については、就職希望者に占める就職者の割合をいい、調査時点における就職者数を就職希望者で除したものとする。 ②「就職率」における「就職者」とは、正規の職員(1年以上の非正規の職員として就職した者を含む)として最終的に就職した者(企業等か ら採用通知などが出された者)をいう。 ③「就職率」における「就職希望者」とは、卒業年度中に就職活動を行い、大学等卒業後速やかに就職することを希望する者をいい、卒業後の 進路として「進学」 「自営業」 「家事手伝い」 「留年」 「資格取得」などを希望する者は含まない。 ※「就職(内定)状況調査」における調査対象の抽出のための母集団となる学生等は、卒業年次に在籍している学生等としている。ただし、卒業 の見込みのない者、休学中の者、留学生、聴講生、科目等履修生、研究生及び夜間部、医学科、歯学科、獣医学科、大学院、専攻科、別科の学 生は除いている。 ※2「学校基本調査」の定義による。 全卒業者数のうち就職者総数の占める割合をいう。 「就職」とは給料,賃金,報酬その他経常的な収入を得る仕事に就くことをいう。自家・自営業に就いた者は含めるが,家事手伝い,臨時的な 仕事に就いた者は就職者とはしない(就職したが就職先が不明の者は就職者として扱う。 ) - 2 - 専門学校北海道リハビリテーション大学校 専門課程 理学療法学科 1.教育課程の編成 (教育課程の編成における企業等との連携に関する基本方針) 医療分野教育課程編成委員会は、医療分野における推薦学科等において、実践的かつ専門的な職業教育を 実施するため、企業等との連携を通じ必要な情報の把握・分析を行い、教育課程の編成(授業科目開設・ 授業内容・実施方法の改善・工夫等)に活かすことを基本方針とする。 (教育課程編成委員会等の全委員の名簿) 平成 28 年 5 月 1 日現在 名 前 所 属 高村 雅二 ㈱ARTISAN さっぽろリハビリラボ 佐々木 智教 社会福祉法人北翔会 生活介護あゆみ 所長 岸上 博俊 北海道大学大学院 保健科学研究院 助教 伊藤 隆 医療法人渓仁会 札幌西円山病院リハビリテーション部 部長 盛 雅彦 太田 智弘 吉田 克彦 柿崎 貴浩 吉田 香織 浜本 浩一 目黒 文彦 公益社団法人 北海道理学療法士会 理事・社会局長 学校法人吉田学園 専門学校北海道リハビリテーション大学校 学校法人吉田学園 専門学校北海道リハビリテーション大学校 学校法人吉田学園 専門学校北海道リハビリテーション大学校 学校法人吉田学園 専門学校北海道リハビリテーション大学校 学校法人吉田学園 専門学校北海道リハビリテーション大学校 学校法人吉田学園 専門学校北海道リハビリテーション大学校 校長 副校長 学科長 副学科長 副学科長 副学科長 (開催日時) 第1回 平成 28 年 8 月末日(未定) 19:00~20:00 第2回 平成 29 年 2 月中旬予定 2.主な実習・演習等 (実習・演習等における企業等との連携に関する基本方針) 事業委託契約書による連携を基本とし、実践的かつ即戦力となり得る技術習得を目指すために連携を行うも の。 科 目 名 臨床実習Ⅲ 科 目 概 要 3 年次の総合臨床実習を踏まえ、実際の症例の 状況や変化に応じた評価手技の応用性を養う とともに、理学療法の実施に際しても反応や変 化を適確に把握し、ゴールやプログラムの変更 を含む理学療法の進め方を理解する。 3.教員の研修等 - 3 - 連 携 企 業 等 医療法人渓仁会手稲渓仁会病院 イムス札幌内科リハビリテーシ ョン病院 医療法人社団医修会大川原脳神 経外科病院 医療法人社団仁生会西堀病院 社会医療法人高橋病院 専門学校北海道リハビリテーション大学校 専門課程 理学療法学科 (教員の研修等の基本方針) 教員は、次に掲げる各研修を通し、現在就いている業務又は将来就くことが予想される業務の遂行に必要 な知識・技術・技能等を修得するとともに、その他その遂行に必要な能力・資質等の向上を図ることを基 本方針とする。 ・教職員研修会 ・専門学校教育研修会 ・新入職員研修 ・階層別研修 ・外部研修等(学会等を含む) 4.学校関係者評価 (学校関係者評価委員会の全委員の名簿) 平成 28 年 5 月 1 日現在 名 前 所 属 高村 雅二 ㈱ARTISAN さっぽろリハビリラボ 佐々木 智教 社会福祉法人北翔会 生活介護あゆみ 所長 岸上 博俊 北海道大学大学院 保健科学研究院 助教 伊藤 隆 医療法人渓仁会 札幌西円山病院リハビリテーション部 部長 盛 雅彦 公益社団法人 北海道理学療法士会 理事・社会局長 (学校関係者評価結果の公表方法) URL: http://www.yoshida-rehabili.jp/ 5.情報提供 (情報提供の方法) URL: http://www.yoshida-rehabili.jp/ - 4 - 専門学校北海道リハビリテーション大学校 専門課程 理学療法学科 授業科目等の概要 (医療専門課程 理学療法学科)平成 28 年度 分類 必 修 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 選 択 必 修 自 由 選 択 授業科目名 授業方法 授業科目概要 配 当 年 次 ・ 学 期 授 業 時 単 位 数 数 講 演 義 習 自然科学 【物理学】私たちの生活には物理学により説明できる事象が 沢山あり、携帯電話をはじめとする物理学を応用した機器も 多い。また、介護・医療の現場でも物理学に基づいた考えは 欠くことができない。この授業では、物理学の基礎を学び、 理解し、それぞれの分野で私たちの生活、介護・医療との関 連性を考える。また、数式を理解し、物理量の計算もできる ようにする。 【生物学】他の科目の参考となるよう、DNA から生態系まで、 生物学の基本的な知識を学ぶ。 1 ・ 前 期 30 2 情報科学Ⅰ 1 文書、集計表、グラフ、スライドを作成できるようになる。 ・ PCの基本的な操作を身につける。 前 期 30 1 情報科学Ⅱ 情報科学Ⅰで習得した操作・知識を基礎として、データベー スとはどんなものかを学ぶ。Word、Excel の中のデータベー ス機能を理解する。データベース専用ソフトである Access の操作をマスターする。 2 ・ 前 期 30 1 △ ○ 情報科学Ⅲ 臨床実習や就職先での活用を目標に、コンピュータを活用し てのプレゼンテーションができる。 国家試験対策システムを利用して学習し、国家試験問題の傾 向をつかみ、正答率を上げる。 4 ・ 通 年 30 1 △ ○ 統計処理 卒業研究に向けて、文献検索・統計処理方法を学び、実践す る。 Microsoft PowerPoint 2010 の基本操作を学習し、表現知識 とプレゼンテーション技術の向上を目標とする。最終的に は、ツールを使用した効果的な発表方法を身につけ、卒業論 文への足がかりとする。 3 ・ 後 期 15 1 △ ○ 心理学 初めて心理学を学ぶ皆さんに、心理学はどのような学問か、 その歴史と研究方法、また、環境へ適用してゆく上で心はど のように役立っているのか、そして心の仕組みはどのように なっているのかについて、幅広い心理学の中から代表的なも のについて学んでいきます。心理学の基礎知識、感覚・知覚・ 記憶・思考・学習・言語・発達・性格を取り上げ、人間一般 の行動の法則性を理解することを目的とします。基礎心理学 として、心理学の分類や歴史、脳の働きと心の関係について 理解した上で、発達や学習など様々な分野への心理学の応 用、また「心をよめる」 「心理テスト」など一般的な印象と は違う、実際の学問としての心理学を理解してもらいます。 1 ・ 前 期 30 2 ○ - 5 - ○ ○ 実 験 ・ 実 習 ・ 実 技 専門学校北海道リハビリテーション大学校 専門課程 理学療法学科 ○ ○ 哲学 倫理学 この講義は科学哲学の講義であり、学生が科学者としての態 度を身につけることを目標とする。つまり、知識の蓄積では なく、知識を作り出すための態度の形成が目標である。医療 者は医療技術者である一方、医療技術の開発者、つまり医学 の研究者でもある。無論、この研究は科学一般のパラダイム に従って、つまり科学研究の前提となる態度と方法に従って 行われなければならない。また、一般に科学理論に従うこと が、誤った治療方法に陥らないための条件でもある。見方を 変えると、これに従わなかったため治療成果が挙げられない 場合、医療者に弁明の余地はなく、医療者個人が責任を取ら なければならない。 上のような背景事情を前提にしつつ、講義という形態の中に 随時演習を取り入れ、それによって学生が科学の理解を深 め、その思考態度を確立するのがこの講義の目標である。た だし、この態度の習得は中等教育の目標でもあり、そこにお ける学生の習熟度に応じて講義の中での演習を行う。したが って授業は随時提出される演習課題への学生の解答をフィ ードバックさせて行われる。加えて、知識の集積ではなく、 むしろ態度の習得が目標なので、習得すべき個々の学習内容 はあらかじめシラバスで提示できるが、時間ごとの講義内容 を前もって明示することはできない。下のコマ数は目安に過 ぎず、講義はおおむね以下の順序で行われるが、必要に応じ て随時、テーマを遡ることがある。 1 ・ 前 期 倫理学のこの講義は医療者としての態度を形成することが 目標である。したがって、倫理学的議論の知識を持つべきこ とは無論のこと、それを通して何よりもまず、医療者として の社会的、道徳的立場を確立することが目標となる。認識す べき重要なことは、他人の生命、健康を左右するため、医療 者としての責任は、他の職種よりも大きいことである。つま り、一般の大人以上の高い道徳性が医療者には求められる。 従って、他の講義とは異なり、ここでは知識の習得ばかりで なく、道徳的態度の確立が優先課題となる。このことを考慮 し、この講義の中では講義ばかりではなく、その態度の確立 に関与する問いを立て、随時考察してもらう。 一方、医療を巡る社会状況はめまぐるしく変化する場合があ る。その変化の中でも医療者としての自分の立場を確立する ことがこの授業の目標である。そこで最新の社会現象につい て、随時考察を試みてもらう。この考察の結果を授業にフィ ードバックさせる。これは状況の変化に対応させるため、前 もってシラバスの中で予告することはできない。近年では健 康保険制度の改革が問題になり、特にその一般的な政策であ る構造改革の理解にまで立ち入る必要があった。この種の問 題は医療システムと直接的な関係と緊急性があるので、相応 の時間を取って理解を深めてもらう場合がある。 以上のように、学生の習熟度と社会状況の関係の中で講義を 進めるので、時間ごとの講義内容をシラバスであらかじめ指 示することはできず、下はあくまで目安となる講義計画であ る。知識として習得すべき内容はほぼ以下の通りであり、講 義はおおむねこの順序に沿って進められるが、テーマによっ ては数時間かけて議論する。 3 ・ 前 期 - 6 - 15 1 ○ 30 2 ○ 専門学校北海道リハビリテーション大学校 専門課程 理学療法学科 ○ 社会福祉学 ①社会福祉の歴史や政策などの基礎知識を学び、日本におけ る制度・政策の実情を理解する。 ②障がい者・高齢者にとっての「自立」とはいかにあるべき かを学び、専門職の役割について考える力をつける。 3 ・ 前 期 30 2 ○ •医療職におけるコミュニケーションの重要性を理解する。 •医療職に必要とされる、接遇・態度・マナーについてその 重要性を理解する。 実践コミュニ •対象者や場面に合わせたコミュニケーションを学習する。 ケーション •コミュニケーション手段の種類とその特徴・利用法につい て理解し、臨床実践の基礎とする。 •コミュニケーションスキルを学習し、臨床実践の基礎とす る。 1 ・ 通 年 30 1 ○ ○ 表現論 スタディスキルズすなわち「聴く」 「読む」 「調べる」 「整理 する」 「まとめる」 「書く」 「伝える」 「考える」 「感じる」力 を身につける。 学校生活を行う上での、授業の受講方法・予習復習方法・テ スト勉強・スケジュール管理ができる。 報告書(レポート) ・プレゼンテーションなど様々な表現の 機会のために必要な基本的事項について表現技法を習得す る。 臨床実習に向けた、メモ・実習日誌・お礼状などの作成ポイ ントを列挙できる。 1 ・ 通 年 30 1 ○ ○ •医療職におけるコミュニケーションの重要性を理解する •医療職に必要とされる、接遇・態度・マナーについてその 重要性を理解する。 •対象者や場面に合わせたコミュニケーションを学習する。 人財育成概説 •コミュニケーション手段の種類とその特徴・利用法につい て理解し、臨床実践の基礎とする。 •コミュニケーションスキルを学習し、臨床実践の基礎とす る。 1 ・ 前 期 15 1 ○ ○ 解剖学Ⅰ スタディスキルズすなわち「聴く」 「読む」 「調べる」 「整理 する」 「まとめる」 「書く」 「伝える」 「考える」 「感じる」力 を身につける。 学校生活を行う上での、授業の受講方法・予習復習方法・テ スト勉強・スケジュール管理ができる。 報告書(レポート) ・プレゼンテーションなど様々な表現の 機会のために必要な基本的事項について表現技法を習得す る。 臨床実習に向けた、メモ・実習日誌・お礼状などの作成ポイ ントを列挙できる。 1 ・ 前 期 45 3 ○ 解剖学Ⅱ ・生物としての代謝と動物としての運動のための人体の構造 を系統的に学び理解することを目的とする。 ・具体的には感覚器、消化器、呼吸器、泌尿器、循環器、神 経系、内分泌器について学習する。 ・基本的な解剖学の名称と器官の関連性の理解 1 ・ 通 年 60 4 ○ 解剖学実習 ・運動器系の基礎になる骨を観察、スケッチし、特に筋およ び関節との連関を考える骨実習を行なう ・解剖された人体観察することを通して、その構造と各器官 の連関を把握する 1 ・ 後 期 45 1 ○ ○ - 7 - ○ ○ 専門学校北海道リハビリテーション大学校 専門課程 理学療法学科 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 生理学 ・人間が生きていくための仕組み「生理学」は、リハビリを 学ぶための基礎として極めて重要です。 「この仕組みはどの ようにすれば回復させることが出来るのだろうか」と考えな がら、しっかり勉強しよう。そして「考える理学療法士・作 業療法士」になろう。 ・神経系は電気信号を用いて情報を伝える。このしくみを学 び生体の内外の感覚情報の解析と生体が外界に働きかける 運動や行動を理解する。 1 ・ 通 年 90 6 生理学実習 ・生理学の講義で得られた知識を、実習を通してより深く理 解する。 ・実習器具や実験装置の取り扱いを知るとともに、できる限 り詳細な記録、鋭察を心掛け、より深い分析力、考察力を身 に付ける。 ・実験の一連の過程(目的、方法、結果、考察)について、 標準的な書式に則って記載する能力を養う。 1 ・ 後 期 45 1 運動学 理学療法士、作業療法士は対象者の運動、動作、活動を観察・ 分析して治療に繋げる。この科目では、そのために必要な人 間の正常な運動のメカニズムを理解することが目的である。 また、具体的な目標は以下にあげる。 ・運動に関する原理・原則など、基本的事項を理解し説明で きる。 ・人間の運動の基礎となる、身体の構造と機能を理解し説明 できる。 ・各関節運動の特徴や、運動に作用する筋について説明でき る。 1 ・ 後 期 45 3 運動学実習 理学療法士、作業療法士にとって運動時の身体の現象を捉え 理解することは非常に重要である。本科目では、実習を通し て観察・測定・分析の各段階を体験し、理解を深めることが 目的である。また具体的な目標は以下の通り。 ・身体運動によって生じる諸現象の基本的事項について説明 できる。 ・実習結果をまとめ、結果が生じた理由・原因について考察 することができる。 2 ・ 前 期 45 1 人間発達学 1)人間の身体や運動、認知がどのように発達するのか理解 する。 2)新生児期から老年期までの各ライフステージの特徴とど のような問題に遭遇するかを理解し、問題を抱えた個人をど う援助するかを学ぶ。 1 ・ 前 期 30 2 ○ 病理学概論 人体の細胞・組織に病的な変化がどのような原因によって生 じ、どのような経過をたどって病態が形成され、どのような 疾患として分類されるに至るか、すなわち病気のおこり方を 科学的に理解すること、そして代表的な疾患の特徴、疾患概 念を把握することを学習の目的とする。 1 ・ 後 期 30 2 ○ - 8 - ○ ○ ○ ○ 専門学校北海道リハビリテーション大学校 専門課程 理学療法学科 ○ 臨床心理学 現在病院や施設で行われている様々な心理療法、また、事例 を通して精神障害について幅広く学んでいきます。 「実際に 使える心理学」として、心理療法の基本的な知識、精神障害 の基本的な知識を習得し、その対処方法についてまでを身に つけられるようにすることを目的とします。医療現場で最低 限必要であろう精神障害の症状や対応方法の理解、心理療法 の概要を知り、対象者からの情報収集の方法、また体験を通 して自己を理解し、自らのストレスコーピングについても身 につけることができることを目標とします。 2 ・ 前 期 30 2 ○ ○ ・臨床系科目の中で、内科学、精神医学などカリキュラムに 取り入れられている科目以外の領域を学習するものである。 一般臨床医学 ・多くの臨床系科目が含まれており、要点のみの講義となる ので、さらに他の成書を用いて学習を深めることが必要であ る。 2 ・ 後 期 30 2 ○ ○ 内部障害学 ・人間の基本的構造とその機能をコントロールする3つのシ ステムである神経系、内分泌系、免疫系がどのようにして細 胞レベル、組織レベル、個体レベルの機能維持とかかわりを 有しているかを学び、それをリハビリテーションに応用す る。 ・各臓器系統別に疾患の成り立ちと診断・治療上の要点を学 ぶことを目的とする。 2 ・ 通 年 30 2 ○ ○ 運動器疾患の総論および各論を通じ、疫学・発症メカニズ ム・代表的な検査・治療法を学習し理解する事は、PT・OT にとって、安全で効果的な治療を提供する為に必要不可欠で ある。本科目は以下の 2 つを学習の目的および目標とする。 運動器障害学 1. 総論として、整形外科領域における診断法・治療法・外 傷学を学習・理解し、それぞれの要点について説明・記述で きる。 2. 各論として、各関節に代表的な運動器疾患の症状・発症 メカニズム・検査・治療について説明・記述できる。 2 ・ 通 年 30 2 ○ ○ 神経障害学 ヒトの精神・身体活動は全身系としての神経系に負うところ が大きい。神経系の主要部分は非再生系に属し、傷害された 機能(機能障害)を回復、補填するには障害克服の基本戦略 に基く理念(リハビリテーション計画)が重要である。その 基軸となるべき神経学を主な疾患の特徴を把握しつつ修得 することを目標とする。 2 ・ 前 期 30 2 ○ 精神障害学 各種精神疾患の基本症状と治療法について、最新知見を織 り交ぜながら講義する。リハビリテーションにおける患者の 理解に必要な基礎知識を学ぶ。 2 ・ 前 期 30 2 ○ 発達障害学 小児の特徴を認識し、小児の保健、医療を学習し、実務に役 立てる。 2 ・ 後 期 15 1 ○ 薬理学 1) 医療人として、医薬品の重要性を理解すること。 2) チーム医療の一員として、主な医薬品の主作用と副作 用、取扱い、薬物療法の習得をすること。 患者の QOL 改善には職能間での情報交換が必要であり、特に 医薬品の関与が欠かせず、その基本的な知識により幅広い情 報提供ができること。 3 ・ 前 期 15 1 ○ ○ ○ ○ - 9 - 専門学校北海道リハビリテーション大学校 専門課程 理学療法学科 ○ 1 ・ 前 期 15 1 ○ 4 ・ 管理の理解と理学療法士の職場運営について理解を深める。 後 期 15 1 ○ リハビリテー リハビリテーション医学の概念と各障害に対する、リハビリ ション医学 テーション医学の基本的原則を教授する。 ○ 管理学 ○ 理学療法や理学療法士の概要や対象となる障害、領域につい て学び、理学療法士への動機付けを高めることを目的とす る。具体的な目標は以下の通り。 ・理学療法、理学療法士に 理学療法概論 ついて説明できる。 Ⅰ ・理学療法士の仕事の内容を把握し、理学療法士になるため に何が必要かを考える。 ・理学療法の対象となる障害について学び、それによって生 じる対象者の不利益を理解する。 1 ・ 通 年 60 2 ○ ○ ・理学療法士に求められる資質について再考し、自らの課題 理学療法概論 を確認する。 Ⅱ ・理学療法を実施していく上で必要な記録、リスク管理等に ついて学習する。 3 ・ 前 期 15 1 ○ ○ 1.理学療法士は、患者様の体に触れる仕事です。不快感を 与えない触れ方、体の動かし方について考え体験し、実施で きるようになりましょう。 2.理学療法士は、患者様の体や動きを評価した上で、治療 するのが仕事です。専門的な科目に入る前に、人の体の動き 基礎理学療法 を見ることや評価器具について、慣れましょう。 3.理学療法的治療では、患者様に運動していただきます。 どのくらい負荷がかかっているか、その負荷が安全であるか を確認するために、血圧や脈拍を測定する技術を会得しまし ょう。 1 ・ 通 年 60 2 △ ○ ・理学療法評価における動作観察・分析の位置づけを理解し、 健常者や患者の姿勢、動作観察・分析ができる。 ①姿勢と動作の観察に必要な用語を使うことができる。 ②基本姿勢、基本動作、歩行の観察を記述することができる。 ③基本姿勢、基本動作、歩行について、観察により発見した 特徴を図示することができる。 ④基本姿勢、基本動作、歩行の観察からとその特徴や異常を 発見し、その要因となる機能障害を導き出すことができる。 2 ・ 通 年 45 1 ○ 2 ・ 前 期 30 1 ○ ○ 臨床運動学 ・理学療法において研究とは、臨床で起こる様々な問題を解 決するためのプロセスである。本科目では研究法の基本と、 研究を進める上で必要な医学用語を理解し、英単語を覚える ことに重点をおく。 理学療法研究 ・さらに、英語論文に慣れながら概論の理解ができるように 法Ⅰ なる。 ・研究法の基本として、研究方法、研究の流れ、統計処理の 概念などについて理解する。 - 10 - △ ○ 専門学校北海道リハビリテーション大学校 専門課程 理学療法学科 ○ 【運動生理学】身体が運動するしくみ、運動によって起こる 身体の変化および運動する意義について理解を深め、臨床の 場で応用できるようになる。 理学療法研究 【研究法】学生が選んだテーマについて研究の演習を行う中 法Ⅱ で、情報収集・文献の読み方・問題の掘り下げ方・科学的思 考・論文の書き方・報告のしかたなどの、理学療法における 研究法の概要を学ぶ。後期においては自らの卒業研究テーマ の設定を行う。 3 ・ 通 年 30 1 ○ 3 年次に研究法として学習してきたものを、具体的に興味の あるテーマに基づき、各自論文を作成する。 理学療法課題 課題を解決するために研究計画を立て研究を実施できるこ 研究Ⅰ と、論文の形式や規定を理解して論文を作成できることが目 標となる。 4 ・ 前 期 30 1 ○ ○ 自ら設定したテーマに基づき作成した論文を、わかりやすい 形でパワーポイントにまとめ、発表を行う。 理学療法課題 聞き手にわかりやすい発表資料を作成でき、プレゼンテーシ 研究Ⅱ ョンを行えること、根拠を持った質疑応答ができることを目 標とする。 4 ・ 前 期 30 1 ○ ○ 理学療法にとって「評価」とは、 「患者さんにとって、治療 を必要とする場所を分析・明確化する」 、 「自分が施した治療 の効果を確認、治療方針を再検討する」という意味がありま す。そのため、本科目では、以下4項目を目的として掲げま す。 1 1.授業を通じて、理学療法士の職業内容・イメージをより ・ 理学療法評価 具体的に持つ 法Ⅰ 通 2. 解剖学・運動学で学習した内容と、評価の意義・方法 年 を関連付けて考えられるようになる 3.方法の説明・リスク管理・配慮を含めた正確な評価手技 を実施出来る(実技確認テスト) 4.評価の目的・意義や評価結果から考えられる事を説明・ 記述出来る(定期テスト) 30 1 ○ ○ 理学療法にとって「評価」とは、 「患者さんにとって、治療 を必要とする場所を分析・明確化する」 、 「自分が施した治療 の効果を確認、治療方針を再検討する」という意味がありま す。そのため、本科目では、以下4項目を目的として掲げま す。 1.解剖学・運動学で学習した内容と、評価の意義・方法を 理学療法評価 関連付けて考えることができる。 法Ⅱ 2.患者さんに、検査実施にあたり必要な説明と、禁忌動作 や注意点等のリスク管理ができる。 3.1つの検査結果において、異常や制限の原因を明らかに できる。 (検査から考えられる問題) 4.複数の検査項目から考えられる問題点を、説明・記述で きる。 (統合と解釈) 60 2 ○ - 11 - 2 ・ 通 年 ○ 専門学校北海道リハビリテーション大学校 専門課程 理学療法学科 ○ 理学療法評価に必要な検査・測定手技の正確性、迅速性、再 現性を養い、これまでに学習した評価法の知識・技術を確実 なものとする。 理学療法評価 ・代表的な疾患に対する理学療法評価の臨床応用について学 法Ⅲ び、理学療法評価の思考過程を身につける。 ・理論的な思考過程から問題点抽出、ゴール設定、プログラ ム立案までを行うことができる。 3 ・ 通 年 30 1 ○ 検査・評価の実施には、患者さんの協力・努力が重要ですが、 負荷が大きい検査もあります。患者さんがもつ能力を最大限 に発揮してもらい、正確な結果を得るためには、患者さんの 疲労を少なくするためにも、検査手技を確実に実施できるこ とが求められます。 理学療法評価 1.患者さんに、検査実施にあたり必要な説明と、禁忌動作 法実習 や注意点等のリスク管理ができる。 2.各検査が患者さんにかける負荷を理解するとともに、患 者さんの疲労に配慮することができる。 3.各検査手技を、的確に実施できる。 4.検査や動作分析の結果を、説明・記述できる。 2 ・ 通 年 45 1 ○ 運動療法 運動療法とは理学療法の中でも根幹をなすものである。この 授業では運動療法の基本的な原則・方法論について学び、 個々の症状に対する治療プログラム実施に役立てていく。到 達目標は①運動療法の概要と背景、原則、方法論等について 説明できる。 ②運動の効果と弊害について、科学的根拠にもとづいて説明 できる。 ③実際の患者に対して運動療法中心の治療プログラムを立 案できることである。 2 ・ 通 年 60 2 ○ この授業では運動療法で学習した内容について実習を通し て学び、理解を深めていく。 到達目標は①運動療法の原則、目的、方法論等について説明 できる。 運動療法実習 ②各運動療法の基本的な手技を身につけ、対象者に実施でき る。 ③実際の患者に対して立案した治療プログラムを計画に沿 って実施でき修正できることである。 2 ・ 通 年 45 1 ○ 1. 各種物理療法について、原理・生理学的作用・効果の機 序について理解する。 2. 物理療法手段を用いた研究を計画し、結果に対してわか りやすい説明・発表が出来る。 3. 物理療法の種類・原理・目的・効果と適応・手段・リス ク管理などを、理由も含め説明・記述出来る。 2 ・ 後 期 30 1 ○ 3 ・ 通 年 45 1 △ ○ 物理療法 2 年次の物理療法に続き、各療法についての定義、目的、効 果と適応、手段、リスク管理など実習を通じて学び、症状に 対して適切な方法を選択・実施できる。 事象の説明に必要な研究を組み立て、実施できる。研究テー 物理療法実習 マについて他者に説明できる。 - 12 - ○ ○ ○ ○ ○ 専門学校北海道リハビリテーション大学校 専門課程 理学療法学科 ○ 毎日、何気なく行っている食事、更衣、入浴、移動などの動 作は自立した生活を送る上で不可欠であり、日常生活活動: 1 Activities of Daily Living(ADL)と呼ばれる。 ・ 日常生活活動 本講義の到達目標は、①ADL の意義・重要性を理解できるこ Ⅰ 通 と。 年 ②基本動作の介助方法を行えること。 ③移動補助具の名称や使用方法を説明できることである。 30 1 ○ ○ 1・2年次で履修したADLⅠ・ADL実習を発展させ、臨 床応用できるようADLに対するアプローチについて学習 する 日常生活活動 本講義の到達目標は、①各疾患の特徴とそれに合った動作方 Ⅱ 法を検討できること。 ②患者を想定した状況で動作介助ができること。 ③車椅子処方ができることである。 3 ・ 前 期 30 1 ○ ○ 1年次に引き続き ADL の重要性について学ぶ。2年次では疾 病などによって生じた ADL の障がいに対し適切な評価及び 訓練・指導が実施できるよう基本的事項について学習する。 日常生活活動 本講義の到達目標は、①日常生活を安全で円滑に行う方法を 実習 獲得すること。 ②障がいを持つ人の ADL 方法を獲得すること。 ③ADL 評価とその方法、定義について各自で挙げることがで き、臨床に応用することができることである。 2 ・ 通 年 45 1 3 ・ 前 期 30 1 45 1 ○ 義肢装具学 義肢装具の基本を学ぶ。 義肢の理解を深める。 PT として義足に関する最近の動向を理解する。 手の装具についての理解を深める。 ○ 義肢装具学実 装具に関する基礎的知識と疾患ごとの適応、適合判定につい 習 て学習する。 3 ・ 前 期 ○ 1. 運動器疾患の理学療法についての基礎知識を理解する。 2. 基礎知識を踏まえ、各疾患の特徴的症状・障害、解剖・ 運動・生理学的知識から理学療法評価項目の選択ができる。 運動器障害理 3. 評価結果の考えられ得る事、その他の評価との関連、動 学療法学 作・生活との関連を説明・記述できる。 4. 患者さんの問題点抽出・整理・優先順位の明確化ができ るようになる。 2 ・ 前 期 30 1 ○ 1. 各関節の解剖学的特徴から評価・治療を理解し、実習を 行なうことで技術の習熟を図り、評価からの裏づけをもとに 病態の絞込みと動作・生活との関連、適切な理学療法アプロ ーチを考えられるようになる。 運動器障害理 2. 運動器疾患に由来する特徴的な症状および障害を踏まえ 学療法学実習 た評価項目を過不足無く選択・実施出来るようになる。 3. 評価結果の統合・解釈において、病態の絞込み、動作・ 生活、各評価間の関連を整理し、説明・記述できる。 4. 問題点に対して根拠を持って理学療法プログラムの立 案、リスク管理を説明・記述できる。 3 ・ 通 年 45 1 - 13 - ○ ○ ○ ○ ○ 専門学校北海道リハビリテーション大学校 専門課程 理学療法学科 ○ 脳血管障害や脊髄損傷等、理学療法の主要対象疾患について の知識の統合をはかる。 神経障害理学 各疾患における病態像、障害像の理解を深め、それに応じた 療法学 理学療法評価項目の選択と目標設定、治療計画立案までの知 識・技術の統合をはかることを目的とする。 2 ・ 後 期 30 1 ○ ○ 目的 ・各疾患の特徴と、それによって生じる運動障害について理 解を深める。 神経障害理学 ・各疾患の理学療法アプローチについて学習する。 療法学実習 目標 ・各疾患の運動障害の特徴について説明することができる。 ・各疾患に対する理学療法アプローチ(評価、プログラム、 リスク管理など)について説明できる。 3 ・ 通 年 45 1 △ ○ 脳性麻痺を中心とした発達障害児に対する理学療法評価と 治療を学習する。正常発達を理解することにより、神経系障 発達障害理学 害に起因する運動障害と運動器系障害に起因する運動障害 療法学 の違いを学習し、理論的背景のある理学療法評価と治療を理 解する。 3 ・ 前 期 30 1 ○ ○ リハビリテーションの対象となる疾患や障害の多様化に伴 い、循環器疾患や呼吸器疾患に対するリハビリテーションは もはや珍しいものではなく、理学療法の対象としては一般的 なものになってきました。また、脳梗塞などの中枢神経疾患 では心疾患がベースにあったり、心疾患や呼吸器疾患を合併 しているために、運動療法中の運動強度のコントロールを要 求されるケースが増加してきています。この科目では、特に 心疾患と呼吸器疾患の基礎と、運動療法中のリスク管理につ 内部障害理学 いて、学びます。 療法学 1.身体運動における呼吸・循環器系の反応(変化)を知り、 その理由を考えることができる。 2.循環器の解剖・生理を理解し、その疾患がもたらす変化 と、身体運動への影響を考えることができる。 3.呼吸器の解剖・生理を理解し、その疾患がもたらす変化 と、身体運動への影響を考えることができる。 4.糖尿病、糖尿病による三大合併症を知り、運動処方の原 則とリスク管理(注意事項)について知る。 2 ・ 後 期 15 1 ○ 内部障害理学 呼吸理学療法の基本から応用までを理解する。 療法学実習 循環器理学療法の基本から応用までを理解する。 3 ・ 通 年 45 1 △ 3 ・ 前 期 30 1 ○ ○ ○ 加齢による身体的、心理社会的変化について学習する。 加齢による諸変化(身体的、心理社会的)について説明でき る。 加齢が運動機能に及ぼす影響について説明できる。 老年期理学療 高齢者に対する安全で効果的な理学療法について述べるこ 法学 とができる。 - 14 - ○ ○ 専門学校北海道リハビリテーション大学校 専門課程 理学療法学科 ○ 1. スポーツ障害・外傷の理学療法領域における、外傷・障 害の一般的な評価~治療までの流れと、実際の現場での理学 療法士の取り組み、関わりについて理解する。 スポーツ理学 2. スポーツ障害・外傷における、その発生要因および誘因、 療法学 特徴的な症状、スポーツ理学療法における検査、受傷・発症 のメカニズム、治療・留意すべき点について、根拠を持って 説明・記述できる。 3 ・ 前 期 30 1 ○ ○ 1. 理学療法におけるマニュアルセラピー(徒手療法)の意 義について説明できる。 2. 骨運動(生理的運動)と関節運動(副運動)の関係を理 徒手関節治療 解し、評価・治療技術に適用できる。 学 3. 運動機能障害が、関節・筋あるいは神経の滑走障害に基 づくものか、問題点を系統的に説明できる。 4. 関節および関節の動きを触知でき、モビライゼーション の基本的評価・治療手技を施行できる。 4 ・ 前 期 30 1 ○ △ ○ (神経筋促通手技)の理論を学び、基本的手技 神経筋促通治 P.N.F. 療学 を習得する。 4 ・ 前 期 15 1 ○ △ 理学療法特論 ・理学療法のトピックスや必要な周辺知識について救急法を Ⅰ 中心に理解を深める。 4 ・ 通 年 45 1 △ ○ ○ 理学療法特論 ・理学療法の治療学トピックス。 Ⅱ 4 ・ 通 年 45 1 △ ○ ○ 国家試験全員合格を目指すため、共通分野について学習す る。 理学療法演習 〔前期〕解剖学・生理学・運動学を中心に学習し理解を深め、 Ⅰ 第 1 回卒業試験でより高い点数を獲得できる。 〔後期〕模擬試験で学習の定着状況を確認しながら、国家試 験合格を目指す。 4 ・ 通 年 90 3 ○ ○ 国家試験全員合格を目指すため、専門分野について学習す 理学療法演習 る。 Ⅱ 模擬試験で学習の定着状況を確認しながら、国家試験合格を 目指す。 4 ・ 通 年 90 3 ○ ○ - 15 - 専門学校北海道リハビリテーション大学校 専門課程 理学療法学科 ○ ・ 臨床見学実習の意義は、病院(施設)の見学を通じて今後 の学内における知識・技術習得をより効果的かつ有意義に行 えるよう意欲を高めることにある。また、社会の中における 理学療法士の役割と責任の概要を理解し、把握することにあ る。 以下は具体的な目的である。 a)専門職としてふさわしい態度・行動について認識する。 臨床見学実習 b)医療関連職種に限らず、保健・福祉などにおける理学療法 士の役割・分担について認識する。 c)患者・障害者(児)の持つ諸問題を認識する。 d)病院(施設)、あるいは理学療法士が関わる事業の目的・役 割およびその流れについて理解する。 e)臨床見学を通じて、学内で履修した知識及び技術を確かめ 第2学年への学習意欲をさらに高め、知識技術習得の目的を 具体的にする。 1 ・ 後 期 45 1 ○ ○ 2年次までに各専門科目で学んできた知識や技術を集成・応 用し理学療法アプローチの基礎となる評価の進め方を学習 する。実際の症例に即して、各種の情報収集及び検査・測定 手順を実施することが重要な課題となる。さらにそれらのデ ータを統合・解釈して患者さんのニーズやゴールを考察して いく。 以下は具体的な目標である。 a)他職種からの情報を得ることができる。 b)症例に即した検査・測定を選択し、それらを実施できるよ うになる。 c)検査結果を記録し、自ら調べ得る範囲内で異常の原因や各 検査結果の関連性を考えることで、問題点を抽出することが できる。 d)障害レベルごとの問題点を整理し、概ねのゴール設定がで きる。 2 ・ 後 期 135 3 ○ 3 ・ 後 期 360 8 ○ ○ 臨床実習Ⅰ 臨床実習Ⅱ 総合的な臨床実習の初段階であり、患者の評価から治療プロ グラムの作成を学び、学校で習得した技術を実践することに よって、一連の理学療法プロセスを実際の臨床において学習 する。また、病院等の組織をはじめリハビリテーションチー ムの一員としての運営・管理について学ぶ。 以下は具体的な目標である。 1)症例に即した情報収集と検査・測定を迅速に実施できる。 2)収集したデータを統合・解釈し、問題点に対する目標を 立案する。 3)ゴールに対する理学療法プログラムを作成し、実施する。 4)理学療法の基本的な原理を把握し、治療技術を実際に行 ない、患者の変化から各技術の理論的裏付けを理解する。 - 16 - 専門学校北海道リハビリテーション大学校 専門課程 理学療法学科 ○ 臨床実習Ⅲ 3 年次の総合臨床実習を踏まえ、実際の症例の状況や変化に 応じた評価手技の応用性を養うとともに、理学療法の実施に 際しても反応や変化を適確に把握し、ゴールやプログラムの 変更を含む理学療法の進め方を理解する。 次の点を最重要視する。 1) 理学療法の実施にあたり、観察や記録・再評価を確実 に行うことにより、患者の反応や変化を具体的に把握する。 2) リハビリテーションチームの一員としての役割を担い、 それに即した行動を実践する。 複数症例を同時進行で理学療法を施行する。 4 ・ 前 期 360 8 30 2 ○ ○ ○ 地域理学療法 地域リハビリテーションについて学び、その中での理学療法 学 士の役割を確認する。 4 ・ 後 期 ○ 生活環境論 障害者・高齢者の生活を支援するために、社会・文化的およ び物的・人的環境の視点から包括的に ハンディキャップを捉えるための基本的知識について学ぶ。 さらに、住環境の評価と物的改善技術の知識、他分野の役割 と関連について学ぶ。 4 ・ 前 期 30 1 ○ リハビリテーションにおけるチームアプローチの重要性を チーム関係論 理解する。 関連他職種に対する理解を深める。 3 ・ 前 期 15 1 74 科目 3,405 時間 合計 - 17 - ○ ○ 専門学校北海道リハビリテーション大学校 専門課程 作業療法学科 (別紙様式4) 平成28年5月1日現在 職業実践専門課程の基本情報について 学 校 名 設置認可年月日 校 長 名 専門学校北海道リハ ビリテーション大学 校 平成8年4月1日 太田 智弘 設 置 者 名 設立認可年月日 代 表 者 名 昭和53年10月31日 吉田 松雄 学校法人吉田学園 目 的 所 在 地 〒060-0063 札幌市中央区南3条西1丁目15番地 (電話)011-272-3364 所 在 地 〒060-0063 札幌市中央区南3条西1丁目15番地 (電話)011-272-6070 本学科は、医療技術に関する知識及び技術を教授するとともに、豊かな教養と人格を備えた有能な医 療技術者を養成し、よって社会に貢献しうる人材を育成することを目的とする。 分野 課程名 医療 専門課程 学科名 作業療法学科 講義 教育課程 1,275時間 生徒総定員 生徒実員 160人 学期制度 長期休み 生徒指導 修業年限 全課程の修了に 専門士の付与 (昼、夜別) 必要な総授業時 数又は総単位数 3,510時間 4年(昼) ― (又は単位) 演習 実験 615時間 実習 0時間 専任教員数 130人 ■前期: 4月1日~9月30日 ■後期:10月1日~3月31日 1,575時間 兼任教員数 高度専門士の付与 平成17年文部科学 省告示第170号 実技 45時間 総教員数 7人 ■学年始め:なし ■夏 季:7月23日~8月19日 ■冬 季:12月26日~1月10日 ■学 年 末:3月13日~3月31日 ■クラス担任制(有・無) ○ ■長期欠席者への指導等の対応 ・クラス担任制をとり早期段階で注意 喚起・面接指導を実施。必要に応じ保 護者との三者面談を通し学習意欲の 向上を促す。 - 1 - 19人 26人 ■成績表(○ 有 ・無) 成績評価 ■成績評価の基準・方法につい て ・成績評価は100点満点とし、 点数によりA~Dに分類、うちA ~Cを合格とし単位修得を認め る。ただし科目授業時数の2/3 (臨床実習日8/9)出席した場合 のみ認める。 ・評価方法は定期試験、課題並び に学習活動等を総合的に勘案し て行う。 ・教育課程の定めるところによ 卒業・進級条件 り、教育指導計画に従って履修 しその成果が満足と認めた場 合。 ・加えて卒業は修業年限以上在学 した場合。 ■課外活動の種類 課外活動 ■サークル活動(○ 有・無) 専門学校北海道リハビリテーション大学校 専門課程 作業療法学科 就職等の状況 ■主な就職先、業界 砂川市立病院 東苗穂病院 イムス札幌内科リハビリテーション 札幌宮の沢脳神経外科 苫小牧東病院 定山渓病院 ■就職率 100% ■卒業者に占める就職者の割合 100% ■その他(任意) 主な資格・検定 ・作業療法士 他 (平成27年度卒業者に関する平成28年5月時点の 情報) 中途退学の現状 ホームページ ■中途退学4名 ■中退率3.1% 平成27年4月1日在学者134名(平成27年4月入学者を含む) 平成28年3月31日在学者116名(平成28年3月卒業生を含む) ■中途退学の主な理由 進路変更・病気・学業不適応 ■中退防止のための取組 (学業不振者) 単位未取得になる可能性が高い者には補填授業等を行い、未取得者を増加させない取り 組みをしている。 (学校生活不適応者) クラス担任等が細目に学生個々人に目を配り、生活の変化があった場合にはすぐに個別 面談等を行う等、怠惰な学生を減少させる取組をしている。 URL: http://www.yoshida-rehabili.jp/ ※1「大学・短期大学・高等専門学校及び専修学校卒業予定者の就職(内定)状況調査」の定義による。 ①「就職率」については、就職希望者に占める就職者の割合をいい、調査時点における就職者数を就職希望者で除したものとする。 ②「就職率」における「就職者」とは、正規の職員(1年以上の非正規の職員として就職した者を含む)として最終的に就職した者(企業等か ら採用通知などが出された者)をいう。 ③「就職率」における「就職希望者」とは、卒業年度中に就職活動を行い、大学等卒業後速やかに就職することを希望する者をいい、卒業後の 進路として「進学」 「自営業」 「家事手伝い」 「留年」 「資格取得」などを希望する者は含まない。 ※「就職(内定)状況調査」における調査対象の抽出のための母集団となる学生等は、卒業年次に在籍している学生等としている。ただし、卒業 の見込みのない者、休学中の者、留学生、聴講生、科目等履修生、研究生及び夜間部、医学科、歯学科、獣医学科、大学院、専攻科、別科の学 生は除いている。 ※2「学校基本調査」の定義による。 全卒業者数のうち就職者総数の占める割合をいう。 「就職」とは給料,賃金,報酬その他経常的な収入を得る仕事に就くことをいう。自家・自営業に就いた者は含めるが,家事手伝い,臨時的な 仕事に就いた者は就職者とはしない(就職したが就職先が不明の者は就職者として扱う。 ) - 2 - 専門学校北海道リハビリテーション大学校 専門課程 作業療法学科 1.教育課程の編成 (教育課程の編成における企業等との連携に関する基本方針) 医療分野教育課程編成委員会は、医療分野における推薦学科等において、実践的かつ専門的な職業教育を 実施するため、企業等との連携を通じ必要な情報の把握・分析を行い、教育課程の編成(授業科目開設・ 授業内容・実施方法の改善・工夫等)に活かすことを基本方針とする。 (教育課程編成委員会等の全委員の名簿) 平成 28 年 5 月 1 日現在 名 前 所 属 高村 雅二 ㈱ARTISAN さっぽろリハビリラボ 佐々木 智教 社会福祉法人北翔会 生活介護あゆみ 所長 岸上 博俊 北海道大学大学院 保健科学研究院 助教 伊藤 隆 医療法人渓仁会 札幌西円山病院リハビリテーション部 部長 盛 雅彦 公益社団法人 北海道理学療法士会 理事・社会局長 太田 吉田 柿崎 吉田 浜本 目黒 学校法人吉田学園 学校法人吉田学園 学校法人吉田学園 学校法人吉田学園 学校法人吉田学園 学校法人吉田学園 智弘 克彦 貴浩 香織 浩一 文彦 専門学校北海道リハビリテーション大学校 専門学校北海道リハビリテーション大学校 専門学校北海道リハビリテーション大学校 専門学校北海道リハビリテーション大学校 専門学校北海道リハビリテーション大学校 専門学校北海道リハビリテーション大学校 校長 副校長 学科長 副学科長 副学科長 副学科長 (開催日時) 第1回 平成 28 年 8 月末 (未定)19:00~20:00 第2回 平成 29 年 2 月中旬 2.主な実習・演習等 (実習・演習等における企業等との連携に関する基本方針) 事業委託契約書による連携を基本とし、実践的かつ即戦力となり得る技術習得を目指すために連携を行うも の。 科 目 名 臨床実習Ⅲ 科 目 概 要 臨床実習指導者の下で担当患者に評価、問題 点の抽出、治療プログラムの立案を行う。 作業療法士として必要な情報収集や記録が できる。 作業療法部門の管理・運営方法を理解し、協 調性のある行動が取れる。 - 3 - 連 携 企 業 等 医療法人渓仁会手稲渓仁会病院 医療法人渓仁会定山渓病院 医療法人社団医修会大川原脳神経 外科病院 医療法人社団仁生会西堀病院 社会医療法人高橋病院 専門学校北海道リハビリテーション大学校 専門課程 作業療法学科 3.教員の研修等 (教員の研修等の基本方針) 教員は、次に掲げる各研修を通し、現在就いている業務又は将来就くことが予想される業務の遂行に必要 な知識・技術・技能等を修得するとともに、その他その遂行に必要な能力・資質等の向上を図ることを基 本方針とする。 ・教職員研修会 ・専門学校教育研修会 ・新入職員研修 ・階層別研修 ・外部研修等(学会等を含む) 4.学校関係者評価 (学校関係者評価委員会の全委員の名簿) 平成 28 年 5 月 1 日現在 名 前 所 属 高村 雅二 ㈱ARTISAN さっぽろリハビリラボ 佐々木 智教 社会福祉法人北翔会 生活介護あゆみ 所長 岸上 博俊 北海道大学大学院 保健科学研究院 助教 伊藤 隆 医療法人渓仁会 札幌西円山病院リハビリテーション部 部長 盛 雅彦 公益社団法人 北海道理学療法士会 理事・社会局長 (学校関係者評価結果の公表方法) URL: http://www.yoshida-rehabili.jp/ 5.情報提供 (情報提供の方法) URL: http://www.yoshida-rehabili.jp/ - 4 - 専門学校北海道リハビリテーション大学校 専門課程 作業療法学科 授業科目等の概要 (医学専門課程 作業療法学科)平成 28 年度 分類 必 修 ○ ○ ○ ○ ○ 選 択 必 修 自 由 選 択 授業科目名 授業方法 授業科目概要 配 当 年 次 ・ 学 期 【物理学】私たちの生活には物理学により説明でき る事象が沢山あり、携帯電話をはじめとする物理学 を応用した機器も多い。また、介護・医療の現場で も物理学に基づいた考えは欠くことができない。こ の授業では、物理学の基礎を学び、理解し、それぞ れの分野で私たちの生活、介護・医療との関連性を 考える。また、数式を理解し、物理量の計算もでき るようにする。 【生物学】他の科目の参考となるよう、DNA から生 態系まで、生物学の基本的な知識を学ぶ。 1 ・ 前 期 情報科学Ⅰ 文書、集計表、グラフ、スライドを作成できるよう になる。PCの基本的な操作を身につける。 1 ・ 前 期 情報科学Ⅱ 情報科学Ⅰで習得した操作・知識を基礎として、デ ータベースとはどんなものかを学ぶ。Word、Excel の中のデータベース機能を理解する。データベース 専用ソフトである Access の操作をマスターする。 2 ・ 前 期 情報科学Ⅲ 卒業論文発表に向けたプレゼンテーション用資料 を作成する。 卒業論文の内容が効果的に伝えられるようなスラ イド作成方法(Power Point)を学ぶ。 卒業論文発表会に作成したスライドを利用し、内用 を聴講者に伝える。 4 ・ 通 年 統計処理 Microsoft PowerPoint 2007 の基本操作を学習し、 表現知識とプレゼンテーション技術の向上を目標 とする。最終的には、ツールを使用した効果的な発 表方法を身につける、卒業論文への足がかりとす る。 3 ・ 後 期 自然科学 - 5 - 授 業 時 単 位 数 数 30 2 30 1 30 1 15 1 15 1 講 演 義 習 ○ ○ △ ○ ○ ○ 実 験 ・ 実 習 ・ 実 技 専門学校北海道リハビリテーション大学校 専門課程 作業療法学科 ○ ○ 心理学 哲学 初めて心理学を学ぶ皆さんに、心理学はどのような 学問か、その歴史と研究方法、また、環境へ適用し てゆく上で心はどのように役立っているのか、そし て心の仕組みはどのようになっているのかについ て、幅広い心理学の中から代表的なものについて学 んでいきます。心理学の基礎知識、感覚・知覚・記 憶・思考・学習・言語・発達・性格を取り上げ、人 間一般の行動の法則性を理解することを目的とし ます。基礎心理学として、心理学の分類や歴史、脳 の働きと心の関係について理解した上で、発達や学 習など様々な分野への心理学の応用、また「心をよ める」 「心理テスト」など一般的な印象とは違う、 実際の学問としての心理学を理解してもらいます。 この講義は科学哲学の講義であり、学生が科学者と しての態度を身につけることを目標とする。つま り、知識の蓄積ではなく、知識を作り出すための態 度の形成が目標である。医療者は医療技術者である 一方、医療技術の開発者、つまり医学の研究者でも ある。無論、この研究は科学一般のパラダイムに従 って、つまり科学研究の前提となる態度と方法に従 って行われなければならない。また、一般に科学理 論に従うことが、誤った治療方法に陥らないための 条件でもある。見方を変えると、これに従わなかっ たため治療成果が挙げられない場合、医療者に弁明 の余地はなく、医療者個人が責任を取らなければな らない。 上のような背景事情を前提にしつつ、講義という形 態の中に随時演習を取り入れ、それによって学生が 科学の理解を深め、その思考態度を確立するのがこ の講義の目標である。ただし、この態度の習得は中 等教育の目標でもあり、そこにおける学生の習熟度 に応じて講義の中での演習を行う。したがって授業 は随時提出される演習課題への学生の解答をフィ ードバックさせて行われる。加えて、知識の集積で はなく、むしろ態度の習得が目標なので、習得すべ き個々の学習内容はあらかじめシラバスで提示で きるが、時間ごとの講義内容を前もって明示するこ とはできない。下のコマ数は目安に過ぎず、講義は おおむね以下の順序で行われるが、必要に応じて随 時、テーマを遡ることがある。 - 6 - 1 ・ 前 期 1 ・ 前 期 30 2 ○ 15 1 ○ 専門学校北海道リハビリテーション大学校 専門課程 作業療法学科 ○ ○ ○ 倫理学 倫理学のこの講義は医療者としての態度を形成す ることが目標である。したがって、倫理学的議論の 知識を持つべきことは無論のこと、それを通して何 よりもまず、医療者としての社会的、道徳的立場を 確立することが目標となる。認識すべき重要なこと は、他人の生命、健康を左右するため、医療者とし ての責任は、他の職種よりも大きいことである。つ まり、一般の大人以上の高い道徳性が医療者には求 められる。従って、他の講義とは異なり、ここでは 知識の習得ばかりでなく、道徳的態度の確立が優先 課題となる。このことを考慮し、この講義の中では 講義ばかりではなく、その態度の確立に関与する問 いを立て、随時考察してもらう。 一方、医療を巡る社会状況はめまぐるしく変化する 場合がある。その変化の中でも医療者としての自分 の立場を確立することがこの授業の目標である。そ こで最新の社会現象について、随時考察を試みても らう。この考察の結果を授業にフィードバックさせ る。これは状況の変化に対応させるため、前もって シラバスの中で予告することはできない。近年では 健康保険制度の改革が問題になり、特にその一般的 な政策である構造改革の理解にまで立ち入る必要 があった。この種の問題は医療システムと直接的な 関係と緊急性があるので、相応の時間を取って理解 を深めてもらう場合がある。 以上のように、学生の習熟度と社会状況の関係の中 で講義を進めるので、時間ごとの講義内容をシラバ スであらかじめ指示することはできず、下はあくま で目安となる講義計画である。知識として習得すべ き内容はほぼ以下の通りであり、講義はおおむねこ の順序に沿って進められるが、テーマによっては数 時間かけて議論する。 3 ・ 前 期 社会福祉学 ①社会福祉の歴史や政策などの基礎知識を学び、日 本における制度・政策の実情を理解する。 ②障がい者・高齢者にとっての「自立」とはいかに あるべきかを学び、専門職の役割について考える力 をつける。 3 ・ 前 期 • 医療職におけるコミュニケーションの重要性を 理解する • 医療職に必要とされる、接遇・態度・マナーにつ いてその重要性を理解する。 • 対象者や場面に合わせたコミュニケーションを 学習する。 実践コミュニ • コミュニケーション手段の種類とその特徴・利用 ケーション 法について理解し、臨床実践の基礎とする。 • コミュニケーションスキルを学習し、臨床実践の 基礎とする。 - 7 - 1 ・ 通 年 30 2 ○ 30 2 ○ 30 1 ○ 専門学校北海道リハビリテーション大学校 専門課程 作業療法学科 スタディスキルズすなわち「聴く」 「読む」 「調べる」 「整理する」 「まとめる」 「書く」 「伝える」 「考える」 「感じる」力を身につける。 学校生活を行う上での、授業の受講方法・予習復習 1 方法・テスト勉強・スケジュール管理ができる。 ・ 報告書(レポート) ・プレゼンテーションなど様々 通 な表現の機会のために必要な基本的事項について 年 表現技法を習得する。 臨床実習に向けた、メモ・実習日誌・お礼状などの 作成ポイントを列挙できる。 30 1 1 ・ 前 期 15 1 ○ 解剖学Ⅰ ・生物としての代謝と動物としての運動のための人 体の構造を系統的に学び理解することを目的とす る。 ・理学療法士・作業療法士にとって重要である運動 器系としての骨・関節・靱帯・筋およびその詳細につ いて学習し、基礎的知識とする。 ・基本的な解剖学の名称と各器官の関連性、および 人体に於ける 3 次元的な位置関係について理解す る。 1 ・ 前 期 45 3 ○ 解剖学Ⅱ ・生物としての代謝と動物としての運動のための人 体の構造を系統的に学び理解することを目的とす る。 ・具体的には感覚器、消化器、呼吸器、泌尿器、循 環器、神経系、内分泌器について学習する。 ・基本的な解剖学の名称と器官の関連性の理解。 1 ・ 通 年 60 4 ○ 解剖学実習 ・運動器系の基礎になる骨を観察、スケッチし、特 に筋および関節との連関を考える骨実習を行なう。 ・解剖された人体観察することを通して、その構造 と各器官の連関を把握する。 1 ・ 後 期 45 1 生理学 ・人間が生きていくための仕組み「生理学」は、リ ハビリを学ぶための基礎として極めて重要です。 「この仕組みはどのようにすれば回復させること 1 が出来るのだろうか」と考えながら、しっかり勉強 ・ しよう。そして「考える理学療法士・作業療法士」 通 になろう。 年 ・神経系は電気信号を用いて情報を伝える。このし くみを学び生体の内外の感覚情報の解析と生体が 外界に働きかける運動や行動を理解する。 90 6 生理学実習 ・生理学の講義で得られた知識を、実習を通してよ り深く理解する。 ・実習器具や実験装置の取り扱いを知るとともに、 できる限り詳細な記録、鋭察を心掛け、より深い分 析力、考察力を身に付ける。 ・実験の一連の過程(目的、方法、結果、考察)に ついて、標準的な書式に則って記載する能力を養 う。 45 1 ○ 表現論 ○ ・本校学生としての基本的な心構えを知る。 ・医療人に必要とされる資質とは何かを諸先輩から 人財育成概説 知る。 ・社会人として必要な常識や心構え、人間関係を築 くための意志伝達スキルを知る。 ○ ○ ○ ○ ○ - 8 - 1 ・ 通 年 ○ ○ ○ ○ 専門学校北海道リハビリテーション大学校 専門課程 作業療法学科 運動学 理学療法士、作業療法士は対象者の運動、動作、活 動を観察・分析して治療に繋げる。この科目では、 そのために必要な人間の正常な運動のメカニズム を理解することが目的である。また、具体的な目標 は以下にあげる。 ・運動に関する原理・原則など、基本的事項を理解 し説明できる ・人間の運動の基礎となる、身体の構造と機能を理 解し説明できる ・各関節運動の特徴や、運動に作用する筋について 説明できる。 1 ・ 後 期 45 3 運動学実習 理学療法士、作業療法士にとって運動時の身体の現 象を捉え理解することは非常に重要である。本科目 では、実習を通して観察・測定・分析の各段階を体 験し、理解を深めることが目的である。また具体的 な目標は以下の通り。 ・身体運動によって生じる諸現象の基本的事項につ いて説明できる。 ・実習結果をまとめ、結果が生じた理由・原因につ いて考察することができる。 2 ・ 前 期 45 1 人間発達学 1)人間の身体や運動、認知がどのように発達する のか理解する。 2)新生児期から老年期までの各ライフステージの 特徴とどのような問題に遭遇するかを理解し、問題 を抱えた個人をどう援助するかを学ぶ。 1 ・ 後 期 30 2 ○ 病理学概論 人体の細胞・組織に病的な変化がどのような原因に よって生じ、どのような経過をたどって病態が形成 され、どのような疾患として分類されるに至るか、 すなわち病気のおこり方を科学的に理解すること、 そして代表的な疾患の特徴、疾患概念を把握するこ とを学習の目的とする。 1 ・ 後 期 30 2 ○ ○ 臨床心理学 現在病院や施設で行われている様々な心理療法、ま た、事例を通して精神障害について幅広く学んでい きます。 「実際に使える心理学」として、心理療法 の基本的な知識、精神障害の基本的な知識を習得 し、その対処方法についてまでを身につけられるよ うにすることを目的とします。医療現場で最低限必 要であろう精神障害の症状や対応方法の理解、心理 療法の概要を知り、対象者からの情報収集の方法、 また体験を通して自己を理解し、自らのストレスコ ーピングについても身につけることができること を目標とします。 2 ・ 前 期 30 2 ○ ○ ・臨床系科目の中で、内科学、精神医学などカリキ ュラムに取り入れられている科目以外の領域を学 習するものである。 一般臨床医学 ・多くの臨床系科目が含まれており、要点のみの講 義となるので、さらに他の成書を用いて学習を深め ることが必要である。 2 ・ 後 期 30 2 ○ ○ ○ ○ ○ - 9 - ○ ○ 専門学校北海道リハビリテーション大学校 専門課程 作業療法学科 ○ 内部障害学 ・人間の基本的構造とその機能をコントロールする 3つのシステムである神経系、内分泌系、免疫系が どのようにして細胞レベル、組織レベル、個体レベ ルの機能維持とかかわりを有しているかを学び、そ れをリハビリテーションに応用する。 ・各臓器系統別に疾患の成り立ちと診断・治療上の 要点を学ぶことを目的とする。 2 ・ 通 年 30 2 ○ ○ 運動器疾患の総論および各論を通じ、疫学・発症メ カニズム・代表的な検査・治療法を学習し理解する 事は、PT・OT にとって、安全で効果的な治療を提供 する為に必要不可欠である。本科目は以下の 2 つを 学習の目的および目標とする。 運動器障害学 1. 総論として、整形外科領域における診断法・治 療法・外傷学を学習・理解し、それぞれの要点につ いて説明・記述できる 2. 各論として、各関節に代表的な運動器疾患の症 状・発症メカニズム・検査・治療について説明・記 述できる。 2 ・ 通 年 30 2 ○ ○ 神経障害学 ヒトの精神・身体活動は全身系としての神経系に負 うところが大きい。神経系の主要部分は非再生系に 属し、傷害された機能(機能障害)を回復、補填す るには障害克服の基本戦略に基く理念(リハビリテ ーション計画)が重要である。その基軸となるべき 神経学を主な疾患の特徴を把握しつつ修得するこ とを目標とする。 2 ・ 前 期 30 2 ○ ○ 精神障害学 各種精神疾患の基本症状と治療法について、最新知 見を織り交ぜながら講義する。リハビリテーション における患者の理解に必要な基礎知識を学ぶ。 30 2 ○ ○ 発達障害学 小児の特徴を認識し、小児の保健、医療を学習し、 実務に役立てる。 15 1 ○ ○ 薬理学 1) 医療人として、医薬品の重要性を理解するこ と。 2) チーム医療の一員として、主な医薬品の主作 用と副作用、取扱い、薬物療法の習得をすること。 患者の QOL 改善には職能間での情報交換が必要であ り、特に医薬品の関与が欠かせず、その基本的な知 識により幅広い情報提供ができること。 15 1 ○ ○ レクリエーションの範囲・種類を明確に理解でき リクリェーシ る。 ョン指導法 作業療法の手段として利用する目的を理解する。 対象者に合せたレクの企画・実施が出来る。 15 1 ○ ○ リハビリテー リハビリテーション医学の概念と各障害に対する、 ション医学 リハビリテーション医学の基本的原則を教授する。 15 1 ○ - 10 - 2 ・ 前 期 2 ・ 後 期 3 ・ 前 期 4 ・ 前 期 1 ・ 前 期 専門学校北海道リハビリテーション大学校 専門課程 作業療法学科 ○ 関係法規 作業療法士としての必要な医療・保健・福祉領域に 関する法律や制度について学ぶ。 障害を持つ人や高齢者の生活を支える各種サービ スの実際を学ぶ。 4 ・ 前 期 15 1 ○ 皆さんがこれからなろうとしている作業療法士に ついて知ると共に作業療法について学びます。授業 作業療法概論 を通して、将来、作業療法士になるために必要な基 礎的知識の獲得を目指します。 1 ・ 通 年 60 2 ○ 作業療法のトピックス領域を学習することにより、 作業療法実践 作業療法アプローチの理解を深める。 論 講義から実習までの流れは、臨床における治療プロ グラムの立案から実践へと繋がる。 4 ・ 後 期 15 1 ○ ○ 基礎作業学 人間にとって、作業はどのような意味があるか説明 できる。 作業と作業療法の関係を説明できる。 作業分析とは何か説明できる。 作業の治療的応用について説明できる。 1 ・ 通 年 30 1 ○ ○ ①作業活動で用いられる作業の工程を理解し、道具 と材料を知る。 1 基礎作業学実 ②対象者の治療に利用する主な手工芸活動の初歩 ・ 習Ⅰ 的作業分析を行う。 通 ③作業分析を通じて、作業特徴の把握、必要な能力、 年 治療的利用の方法と指導援助方法を検討する。 45 1 ○ ○ 作業体験を通じて、作業・材料・道具の特性を知る。 2 作業実施の中で、リスク管理や治療目的などを捉え ・ 基礎作業学実 ることができる。 習Ⅱ 通 作業分析を実施する中で、適応修正や段階付け・指 年 導方法について考察することができる。 45 1 ○ ○ 限定的作業分析ができる。 基礎作業学実 作業の治療的応用について考察し具体的な手段を 習Ⅲ 列挙することができる。 教授法について理解を深めることができる。 3 ・ 前 期 45 1 ○ ○ 実習担当ケースをまとめるにあたり必要な事項を 学んでいく。自らが重点を置いた目標を明らかに 作業療法研究 し、後方視的ながらもアプローチの有効性・妥当性 法 を検討していく。 また、量的・質的研究法の紹介とともにそれぞれの 長所・短所を学んでいく。 3 ・ 後 期 15 1 ○ 作業療法における「評価」の重要性を理解する。 作業療法評価 評価技法の基本を習得し、対象者理解の基礎を身に 法Ⅰ つける。 1 ・ 後 期 30 1 ○ ○ 1 年次の作業療法評価法Ⅰに引き続き、対象者理解 および治療的介入に不可欠である「評価」に対する 作業療法評価 理解をさらに深める。また主に身体障がい領域にお 法Ⅱ ける、様々な評価手技の目的を学び、評価技術を習 得し、評価実習での実践が可能となる。 2 ・ 通 年 90 3 ○ - 11 - ○ ○ ○ 専門学校北海道リハビリテーション大学校 専門課程 作業療法学科 ○ 身体障害及び発達障害における評価方法について 具体的な評価法を用いるものと観察から評価して 作業療法評価 いくものをそれぞれ学び、評価についての理解をよ 法実習Ⅰ り深めていく。また、評価しようとしているものが 何なのか、その評価結果が何を表すのかを理解す る。 2 ・ 後 期 45 1 ○ ○ 1.対象者理解にむけての評価手法について学び、評 価についての理解を深める。 作業療法評価 2.特に精神分野作業療法の中で利用される評価法 法実習Ⅱ を列挙できる。 3.対象者を評価していく上での視点をつかみ、具体 的な評価技術を習得する。 2 ・ 後 期 45 1 ○ ○ 脳血管障害について、定義、原因、分類などを学ぶ。 1 身体障害作業 及び、その障害について理解し、それらに対する作 ・ 治療学Ⅰ 業療法の基礎について学び、臨床実践に役立てるこ 後 とができる。 期 30 2 ○ ○ 脳血管障害をはじめ、作業療法の臨床場面で関わる 身体障害作業 機会の多い身体障がい領域の疾患・障害について、 治療学Ⅱ 作業療法士の視点から障害理解を深め、対象者の生 活面への影響を含めて捉えられるようになる。 2 ・ 通 年 60 4 ○ ○ 身体障害領域の作業療法実践の基本的考え方を理 身体障害作業 解する。 治療学実習Ⅰ 主要な疾患・障害をもつ対象者の問題点に対応する プログラム立案の基礎力を身につける。 2 ・ 後 期 45 1 ○ ○ 身体障害領域の作業療法実践について、身体障害作 業治療学実習Ⅰの内容を理解したうえで、更に専門 性の高い治療理論と実践を理解する。より幅広い対 身体障害作業 象者に適切かつ具体的なプログラム立案ができる 治療学実習Ⅱ ようになる。 総合臨床実習に向けて、適切なプログラム立案がで きるようになる。 3 ・ 前 期 45 1 ○ ○ ①精神科作業療法の対象者について知る。 ②精神障がい者に対する作業療法の意義と役割を 精神障害作業 知る。 治療学Ⅰ ③精神障がい者や精神科医療についての歴史の概 要をつかむ。 1 ・ 後 期 30 2 ○ ○ ①対象疾患別、回復期別の作業療法の基本的事項を 精神障害作業 説明できる。 治療学Ⅱ ②作業療法の具体的な援助方法について説明でき るようになる。 2 ・ 通 年 60 4 ○ 3 ・ 前 期 45 1 ○ ①精神科作業療法で用いられる治療理論、関連療法 を体験する。 ②治療援助の実際について整理し、活用していける 基礎とする。 精神障害作業 ③自己の特性に気づき、治療的自己の利用の基礎と 治療学実習 する。 - 12 - ○ 専門学校北海道リハビリテーション大学校 専門課程 作業療法学科 ○ こどもおよび発達障がい児・者の特徴を列挙するこ とができる。 発達障がい児・者や家族を支えるリハビリテーショ ンサービスの概要と、作業療法の役割を列挙でき 発達障害作業 る。 治療学Ⅰ デンバー発達検査表を中心に0歳~6歳の発達特 徴を表す用語を列挙できる。 ゲゼルの発達検査に沿って、粗大微細運動能力の発 達について説明できる。 ○ 発達障害における作業療法の疾患別の特徴やアプ 発達障害作業 ローチについて学ぶ。発達作業療法Ⅰで学んだ正常 治療学Ⅱ 発達から実際にさまざまな年齢の正常児との関わ りから観察したことをレポートにまとめる。 ○ 発達障害作業 発達障害領域の治療法について学び、理解を深め 治療学実習 る。 ○ ①高齢者の特徴を捉えることができる。 ②高齢者を取り巻く、さまざまな問題を把握するこ 老年期作業治 とができる。 療学 ③高齢者を対象とした作業療法サービスが理解で きる。 ○ 義肢装具学 義肢装具の基本を学ぶ。 義肢の理解を深める。 手の装具についての理解を深める。 ○ 作業療法にとって重要な日常生活とは何かを学ぶ。 また,基本的な動作の介助方法を習得するととも 日常生活活動 に、障がい体験をとおして障がいを持つ方の日常生 活を体験し、評価・介入方法を学ぶ。 ○ ① ADL 評価を模擬的に体験し、観察の視点,結果の 記載を学ぶ。 日常生活活動 ② ADL 遂行困難への治療的対応方法を考える。 実習 ③ ADL 遂行困難に対する OT としての評価・援助介 入方法を理解する。 1 ・ 後 期 30 2 ○ 30 2 ○ 45 1 30 1 30 2 30 1 2 ・ 前 期 45 1 ○ 様々な職業、職種を知る。 職業関連活動 働くことに関わる考え方、関連する用語について理 解する。 3 ・ 前 期 30 1 ○ 自助具作製、スプリント作製など作業療法実践に必 要な基本的技術を習得すると共に、それらをどのよ 作業療法技術 うに役立てるべきかを考えられるようになる。 論実習 リハビリテーション職種として必要な車いすに関 する知識を習得する。 3 ・ 通 年 45 1 2 ・ 前 期 30 2 ○ 解剖学・生理学・運動学を復習し、症状・障害や作業 療法と結びつけることができる。 作業療法演習 また、1 年次の積み残しを解消し、将来の国家試験 Ⅰ に向けての基礎力構築をおこなう。 - 13 - 2 ・ 後 期 3 ・ 前 期 2 ・ 後 期 3 ・ 前 期 1 ・ 前 期 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 専門学校北海道リハビリテーション大学校 専門課程 作業療法学科 ○ 評価実習に先立って、対象者評価から目標設定まで の流れをペーパー上の症例を用いて体験する。 作業療法演習 評価計画書の作成、評価結果のまとめ、ICF 分類、 Ⅱ 目標設定とそこに至る思考過程を表出する練習を 行う。 2 ・ 後 期 15 1 ○ さまざまな症例の実践報告例から、作業療法を学 作業療法演習 ぶ。初期評価・プログラム立案・実施の、基本的な Ⅲ 思考過程や実践の流れをペーパーでのケーススタ ディから習得する。 3 ・ 前 期 30 1 ○ ○ さまざまな症例の実践報告例から、作業療法を学 ぶ。 初期評価・プログラム立案・実施の、基本的な思考 作業療法持論 過程や実践の流れをペーパーでのケーススタディ Ⅰ から習得する。国家試験対策として、共通基礎科目 の復習を通して学習力を高めつつ知識・理解を深め る。 3 ・ 通 年 30 1 ○ ○ 過去に実施された国家試験問題や模擬試験を基に グループ学習を進める。グループ学習は出題形式や 作業療法持論 要点理解を学科で共有することを目的としている。 Ⅱ 救命救急について講義・実習を通して実践的知識と 技術を習得する。 4 ・ 通 年 60 2 ○ ○ 国家試験対策として共通分野の内容を各教員が分 作業療法持論 担して講義を行う。 Ⅲ 講義を行うことで学習の焦点化が図られ、模擬試験 や国家試験に繋がることを目的とする。 60 2 ○ ○ 国家試験合格へ向けた総合的な学習を進める。個々 作業療法持論 人の弱点分野を模擬試験で抽出し、学習ヵ所を焦点 Ⅳ 化することにより、グループ学習と合わせて家庭個 人学習のポイントが解る 120 4 ○ 臨床実習における一連の作業療法を見学・観察し、 作業療法及び作業療法士を果たす役割を学ぶ。 臨床見学実習 作業療法士としての心構え、医療専門職としての自 覚を形成するための体験をする。 45 1 ○ ○ 臨床実習Ⅰ 学内で修得した知識・技術、および臨床見学実習に おいて学んだことを臨床実習指導者の指導の下、応 用・活用する。症例を通じて初期評価、目標設定ま での過程を体験する。 135 3 ○ 臨床実習Ⅱ 本学で修得した知識・技術、および臨床評価実習に て学んだことを、臨床実習指導者の指導の下で応 用・活用する。症例を通じて、初期評価から治療・ 再評価・治療プログラムの再検討までの流れを体験 し、学習する。 3 ・ 後 期 405 9 ○ ○ 臨床実習Ⅲ 臨床実習指導者の下で担当患者に評価、問題点の抽 出、治療プログラムの立案を行う。 作業療法士として必要な情報収集や記録ができる。 作業療法部門の管理・運営方法を理解し、協調性の ある行動が取れる。 4 ・ 前 期 405 9 ○ ○ ①リバヒリテーション全体と地域作業療法におけ 地域作業療法 る「地域」とは何かを理解する。 学Ⅰ ②地域作業療法実施における必要な制度を理解し、 実施の基本を理解する。 3 ・ 後 期 15 1 ○ - 14 - 4 ・ 前 期 4 ・ 後 期 1 ・ 後 期 2 ・ 後 期 ○ ○ ○ 専門学校北海道リハビリテーション大学校 専門課程 作業療法学科 ○ ノーマライゼーション、CBR による地域作業療法の 地域作業療法 実際を理解する。社会保障の具体的な理解、介護保 学Ⅱ 険、支援費などに基づくサービスを理解する。 4 ・ 後 期 30 2 ○ 生活環境論 ① 障害者・高齢者の生活を支援するための生活環 境を包括的に捉えるための基本的知識について学 ぶ。 ② 住環境の評価と物的改善技術の知識関連につい て学ぶ。 3 ・ 前 期 30 1 ○ リハビリテーションにおけるチームアプローチの チーム関係論 重要性を理解する。関連他職種に対する理解を深め る。 3 ・ 前 期 15 1 74 科目 3,510 時間 合計 - 15 - ○ △ ○ ○
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