超音波医学の歴史とも言える、東芝メディカル超音波診断装置の歴史。 Aモード装置で市場参入後、世界初の心臓用メカニカルスキャン装置や、 血流を可視化するカラードプラシステム、画質が飛躍的に向上したフルデジタルシステムなど、 数々のイノベーションで業界をリード。 近年においても、局所心筋の動態評価の 3 次元的な可視化や、超音波造影剤を用いた腫瘍部分や 血管の走行状態の分かりやすい表示など、臨床に即した東芝メディカル独自の技術開発を数多く進めています。 早期発見から診断、治療ガイドや経過観察までをフォローできるシステムとして、超音波診断装置は進化しています。 Superb Micro-vascular Imaging(SMI) Smart Fusion 低流速域の血流イメージングの妨げになっていたモーションアーチファクトを あらかじめ取得したCTやMRIのボリュームデータを取り込み、超音波のスライス 独自のアルゴリズムでキャンセル。今までにない微細な血流イメージングを 面に連動させた断面を切り出してリアルタイムに表示します。関心部位を超音波、 実現しています。 CT/MRIで同時に観察することにより、 安全で確実な処置をサポートします。 3D Wall Motion Tracking パターンマッチング法により心筋の動きを追跡する機能で、2次元画像上(B モー ド)だけでなく3次元画像上でも実現。左室や右室の全体、もしくは局所の壁運 動を解析し、 その結果を4画面で同時に観察することができます。 Shadow Glass 生体の表面構造を透かし表示にして内部構造と重ね合わせて表示することで、両 者を同時に観察可能とします。内部の血流のカラー4D画像(CDI、SMI) とも同時 表示が可能です。 歴史に裏付けられた信頼ある東芝メディカルのX線診断システム。 最新デジタル画像処理技術や、低線量撮影技術など、 最新のテクノロジーによって技術革新を続けています。 患者さんと術者の安全に配慮した「優しさ」 を提供 独自の画像処理コンセプト 「PureBrain」 X線アンギオグラフィーシステム「DoseRite DTS」 マンモグラフィシステムの痛みを低減 X線を用いる装置として線量低減技術と線量管理技術により、患者さん、医療従 背景のハレーションを抑えて画像のコントラストを保ちながらもノイズを大幅 見えないX線を可視化するDoseRite DTS(Dose Tracking System)。術中、 リ 乳房圧迫の痛みを軽減するために、圧迫圧力に対して圧迫スピードを変速する 事者、施設管理者の皆様に安心な線量マネージメントを実現いたします。当社の 低減する、当社のX線オリジナルの最新画像処理コンセプト PureBrain。特に、 アルタイムに患者の皮膚線量を仮想表示し、術者に被ばくへの注意を促し、安全 制御技術を開発。 また、X線吸収が少なく、優しく圧迫できる圧迫板素材を採用。 X線診断システムにおける「優しさ」への総称を「DoseRite」で表します。 ノイズを低減しながら動画のブレを最小限に抑えることで、検査・治療における な手技へと導きます。 乳房に対して急激な圧力を軽減する2段階圧迫法や、受診者が大胸筋に余計な クリアな画像を提供します。 力をかけずにリラックスすることで、痛みが感じにくくなる新規設計アームレスト も採用しています。 日々、技術革新を図り、進化し続ける MRI。 東芝メディカルは、患者さんへの優しさを第一に考え、 より早く、 より確実に、 より快適に、 検査が行えるように、非造影撮像法をはじめさまざまなアプリケーションを開発しています。 静音化技術や全身用マルチチャンネル RF コイル、3T 用 Multi-phase Transmission 技術など、 優れた技術性能は、世界各国で高い評価を得ています。 今後も患者さんや医療現場のニーズに応えられるように、 さらなる発展を目指します。 快適な検査環境 Cardiac MR mammography 非造影アプリケーションソフト 東芝メディカル製MRI装置には、特許を持つ静音化技術 Pianissimoが搭載され 1回の息止め撮像で心臓の基本14断面の位置決めを可能にします。検査時間を 乳腺専用コイルは、乳房に合わせてコイルエレメントを上下左右に動かし患者さ スクリーニングや繰り返し検査において患者さんの負担を軽減します。 さらに、血 ています。開放感のある検査空間と合わせて、優しい検査環境を提供します。 大幅に短縮し、患者さんの負担を軽減します。 んにフィットさせることにより、 より高精度な描出が可能です。 また独自の手法に 液の動態観察も可能にしました。今後も更なる進歩が期待されています。 より高均一な脂肪抑制が可能です。 さまざまな画像処理・解析によって、大きな臨床価値を生み出す を誇る当社がいち早くその知見を製品開発に取り入れてきました。 外科手術から放射線照射の比重が高まっている悪性腫瘍の治療。 東芝メディカルでは、画像診断で培ったノウハウを活かして幅 診断用核医学装置。技術革新による画質と解析機能の向上は、 日本で初めてデジタルガンマカメラを開発し、 ガンマカメラの歴史 患部への正確な放射線照射ができるシステムの開発・製品化 広く放射線治療をサポートし、 より高度で安心・安全な放射線治療 核医学診断の価値を更に高めています。 と共に歩んできた当社は、 これまでに培った技術と経験をいかして により、放射線治療は進歩しています。 ソリューションを提供していきます。 日本が世界をリードする脳神経領域においては、国内トップシェア 最新の機器・アプリケーションを臨床の場にお届けしていきます。 Large Bore PET-CTシステム CTの開口部の直径が90cm、PET部分が88cmの大きな開口径により、 楽な姿勢で検査を受けられます。 最新のTime of Flight (TOF)を搭載 体内の薬剤の集積部位をより正確に捉える事が可能な時間分解 能450psのTOFを搭載しています。 最大75%のCT被ばく線量低減を実現 当社はあらゆるCT検査は低被ばくあるべきという強い思いを 持っており、 「PET-CT」にも低被ばく撮影技術AIDR 3Dを標準搭 載しています。 PET 画像 重ね合せ画像 CT 画像 3検出器型ガンマカメラ 3つの検出器を搭載することで2検出器装置と比較して検査時間の短縮、 あるいは同じ検査時間であれば、 より高画質を得られます。 最高画質の頭部SPECT検査 ファンビームコリメータ、安全に検査が行えるヘッドドーム、位置 決め投光機を装備することで、頭部SPECT検査において、脳の深 部構造まで詳細に描出された高い画質が得られます。 減弱アーチファクトの低減 心臓核医学検査は「SSPAC法」を用いることで心筋SPECTにお けるガンマ線の減弱によるアーチファクトを低減することが可能 です。CT等を用いずにSPECTデータだけで補正が行えるため、 追加被ばくや検査時間の延長がなく、同等の補正が行えます。 分子検査ソリューション Molecular Testing Solutions 昨今の分子生物学の進展に伴い、畜産分野から医療 分野に至るまで、遺伝子検査が様々な分野で活用さ れています。東芝メディカルでは、 「DNA チップ技術」 と「迅速遺伝子検査技術」を活用し、より迅速に、より 簡便な遺伝子検査を提供しています。 精密なデータの迅速な提供が重要な検体検査システム。 また、検体検査の効率化を図るため、採血管の削減や検体の微 東芝メディカルでは、24時間スタンバイし、 リアルタイム検査や迅 量化、検査の高速化をはじめ、多様な検査に対応できるシステムの 速な結果報告を検査の現場に提供。患者さんが迅速・的確に治療 開発を継続することで、患者さんの負担軽減とともに医療の効率 を受けられる医療体制をサポートしています。 化に貢献していきます。 DNA チップ技術 迅速遺伝子検査技術 独自の電流検出方式 DNA チップを用い、同時多項目検査を実現しました。作業 者の負担を大幅に軽減し、遺伝子検査を身近なものにします。 最短10分程度の迅速な遺伝子検出を可能にする蛍光LAMP法により、感染症 検査など迅速性が求められる現場でのニーズに応えます。 ◯2015 年、310 品種を識別するコメ品 種識別用検査キットを製品化。 ◯2015年、当社と長崎大学はエボラ 出血熱迅速検査試薬を開発・実用化し、 ギニア共和国に提供。 ◯2016年、 牛感染症関連9種の病原体 の遺伝子検出が可能なウシ呼吸器病遺 伝子検出キットを製品化。 ◯今後、ジカ熱など熱帯感染症検査試 薬の開発を推進予定。 迅速検査ソリューション Primary Care Testing Solutions 検体間キャリーオーバー 0.1ppm 以下の洗浄 測定する患者さんのデータを次の患者さんへと影響させない洗浄能力。 この性能により、採血管の共有が可能 となり検体検査での採血管削減が可能です。 交換不要のガラスキュベット 装置寿命と同等の寿命を持つガラスキュベットを採用。定期交換が不要なため、プラスティックセルの廃棄物 が出ない地球環境に優しい分析装置です。 3次元ロボットサンプラー フレックスレート機能 他社のベルトコンベアー式の2次元サンプラーと比較 直線限界向上のためのアプリケーションソフト。 この機能により再検査率は格段に減少。臨床に対する迅速 し、当社の3次元動作を行うアームは検体の飛び越し な結果報告が可能となり、再検査の減少によってコストも削減できます。 追い越しが可能であるため、再検査、至急検体の報告 を迅速に行います。 患者さんと向き合うプライマリケアの現場では、より 早く、より簡単に、そして正確な検査による診断の質 の向上が求められます。東芝メディカルでは、先進の 微量検出技術に加え、使いやすさを追求。また、試薬 ラインアップも拡充することで、不安の軽減に貢献 し、すべての人に寄り添う検査を実現します。 微量検出技術 当社独自の光検出技術を用いることで、高感度化を実現。 これまで検出が難し かった、微量な蛋白質の検出への応用が期待されています。 自動判定 装置の自動判定結果により、これまで判別が難しかった症例にも客観的な結果 を提供し、診断を支援します。 東芝メディカルグループでは、環境方針に基づき、環境目標、環境中期推進計画を策定。 環境負荷低減に向け、 さまざまな活動を展開しています。 当社では、環境マネジメントの早期構築により、1996 年に国際規格 ISO14001の認証を取得し、 それ以降認証を継続。 東芝メディカルグループのCSR 指針に則り、 「地球環境に配慮した環境配慮型の医療機器・システムを作ること」 を義務として、 開発から廃棄にいたるすべてのプロセスにおいて環境保全活動の持続的向上・推進をしています。 すべてのプロセスにおいて 環境配慮型製品の提供 RoHS [ローズ]対応 環境配慮設計推進 環境配慮型製品の開発 環境マネジメントを徹底することで、 地球温暖化・環境汚染の防止に努めています。 環境保全活動 ▲専用コンテナによる鉄道輸送の採用で大幅にCO2をカット。 [ 生物多様性の保全 ] 那須事業所では、生物多様性の保全活動とし て構内の緑地約 1 万㎡を改修し、生物と共存 した企業づくりを推進しています。 ▲芝生一面に木々の植樹を実施 12 アメリカ 9 トルコ 7 アメリカ 10 韓国 11 マレーシア 4. 東芝メディカルシステムズ・ANZ 社 小児がんを患う子どもたちを工場に招 待。嫌悪感や恐怖感を持つCTやMRIな どの検査装置に触れて遊び楽しんでも らう体験見学会を継続実施しています。 6. 東芝メディカルシステムズ・カナダ社 9. 東芝メディカルシステムズ トルコ社 1.5テスラMRI 商号 10. 東芝メディカルシステムズ 韓国社 東芝メディカルシステムズ株式会社 (TOSHIBA MEDICAL SYSTEMS CORPORATION) 11. 東芝メディカルシステムズ・マレーシア社 12. バイタルイメージズ社 資本金 207億円 業務内容 医療機器・システム(診断用X線装置、医用X線CT装置、 創業 1930 年(昭和 5年10月) 磁気共鳴画像診断装置、超音波画像診断装置、放射線治療装置、 設立 19 48 年(昭和 23年9月) 診断用核医学装置、医用検体検査機器、 代表者 代表取締役社長 瀧口 登志夫 医療機関向け情報システムなど)の開発、製造、販売、サービス 本社 栃木県大田原市下石上1385番地 TEL:0287- 26 - 6211 ホームページ www.toshiba-medical.co.jp 「Made for Life」「Aquilion」「RPP」「InnerVision」「 PURE ViSION」「DoseRite 」 「PureBrain」「Pianissimo」は東芝メディカルシステムズ株式会社の商標です。
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