環 太 平 洋 パ ー ト ナ ー シ ッ プ 協 定 の 締 結 に 伴 う 関 係 法 律 の 整

環太平洋パートナーシップ協定の締結に伴う関係 法律の整備に関する法律
商標法(昭和三十四 年法律第百二十七号)の一部を次のように改正する。
(商標法の一 部改正)
第三条
(商標法関係抜粋)
第二十六 条第三 項第一号 中「第三条第一項」の下に 「(特定農林水産物等名称保護法第三十条において
読 み替えて 適用する 場合を 含む。次号及び第三号にお いて同じ。)」を加え、「(以下この項」を「(次
号及び第三号」に改める。
第三十八 条第四 項中「前 項」を「前二項」に、「同 項」を「これらの規定」に改め、同項を同条第五項
商標権者 又は専用 使用権 者が故意又は過失により自己の商標権 又は専用使用権を侵害した者に対しそ
とし、同条第 三項の次に次の一項を加える。
4
の侵害に より自 己が受け た損害の賠償 を請求する場合において、その侵害が指定商品又は指 定役務につ
い ての登録 商標( 書体のみ に変更を加えた同一の文 字からなる商標、平仮名、片仮名及びローマ字の文
字の 表示を相 互に変更 するも のであつて同一の称呼及び観念を生 ずる商標、外観において同視される図
形からな る商標 その他の 当該登 録商標と社会通念上同一と認められる商標を含む。第五十条 において同
- 1 -
じ。)の 使用に よるもの であるときは 、その商標権の取得及び維持に通常要する費用に相当 する額を、
商標権者又 は専用使用権者が受けた損害の額とすることができる 。
第五 十条第一 項中「( 書体の みに変更を加えた同一の文字からなる商標、平仮 名、片仮名及びローマ字
の文字の 表示を 相互に変 更するものであ つて同一の称呼及び観念を生ずる商標、外観において 同視される
図 形からな る商標そ の他の 当該登録商標と社会通念上 同一と認められる商標を含む。以下この条において
同じ。)」を削る。
則
第七十条第一項中「第三十八条第三項」の下に「若 しくは第四項」を加える。
附
この法 律は、環 太平洋パートナー シップ協定が日本国について効力を生ずる日(第三号 において「
(施行期日)
第一条
附則第九条の規定
公布の日から起算 して二月を
発効日」とい う。)から施行する。ただし、次の各号に掲げる規定 は、当該各号に定める日から施行する。
一
第三 条中商 標法第二 十六条 第三項第一号の改正規定及び第十条の規定
公 布の日
二
- 2 -
三
超えない範囲内において政令で定める日
(略)
この附 則に規定 するもののほか、 この法律の施行に伴い必要な経過措置(罰則に関する 経過措置を
(政令への委任)
第九条
含む。)は、 政令で定める。
- 3 -
理
由
環 太平 洋パ ート ナー シッ プ協 定の 締結 に伴い 、私 的独 占の 禁止 及び 公正 取引 の確保 に関 する 法律 その 他の
関係法 律の 規定 の整 備を 行う 必要 があ る。 これが 、こ の法 律案 を提 出す る理 由で ある。