Part - 東洋経済 ONLINE STORE

28
表紙から
2016 12/31
- 2017 1/7
CONTENTS
株式市場では申年と酉年
は値動きが荒いといわれ
る。2016年に続き17年も
波乱の年になりそうだ。
iStock / Getty Images
【特集】
マ
ー
テ
5
む11
読
を
代
時
の
迷
混
2017年大予測
30 2017年 私たちは道なき道に足を踏み入れる
32
2017ピープル 1
スペシャルインタビュー
1「政治」小池百合子 ● 東京都知事
108 Ⅳビジネス
2017年注目の企業とトップ
34 2「経営」カルロス・ゴーン ● 日産自動車社長
36 3「組織」栗山英樹 ● 北海道日本ハムファイターズ監督
39 4 ジャック・アタリ● 経済学者・思想家・作家
45 石油 46 化学 47 鉄鋼 48 非鉄・電線 49 紙・パルプ 50 建
設 51 不動産・都市開発 52 マンション 53 戸建て 54 住宅設
備・機器 55 総合商社 56 航空 57 海運 58 陸運 59 鉄道 60
物流・倉庫サービス 61 電力・ガス 62 重機 63 総合電機 64
家電 65 電子部品 66 建設機械 67 工作機械 68 事務機器
69 家電量販店 70 半導体製造装置 71 パッケージソフト 72
SI・ソフトウエア 73 通信サービス 74 テレビ 75 自動車 76
自動車部品 77 タイヤ・ゴム 78│インタビュー 似鳥昭雄 ●ニトリホー
ルディングス会長 79 アパレル 80 衣料小売り 81 百貨店 82
コンビニ 83 スーパー 84 娯楽 85 人材派遣 86 ブライダル
87 ホームセンター 88 外食 89ドラッグストア 90 医薬品 91
トイレタリー・化粧品 92 バイオ 93 食品 94 銀行 95 証券 96
消費者金融 97 生・損保 98 注目のベンチャー10 99 女性経
営者10 100│インタビュー 山田進太郎 ●メルカリ社長
Part
40 Ⅰ世界政治・経済
5 世界激動のキーパーソン 6 米国 7 米国政治 8 米国経
済 9│インタビュー ロバート・B・ライシュ ● 米カリフォルニア大学バー
クリー校教授 10 ドイツ 11 英国 12 フランス 13│インタビュー ピー
ター・バラカン ●ブロードキャスター/パトリック・ハーラン
(パックン)●タレント 14 中国 15 韓国 16 東南アジア 17 中東
18│対談 リンダ・グラットン×仲 暁子「100年時代の働き方」
Part
64 Ⅱ日本政治・経済
19 エコノミストに聞く日本経済予想 20 2017年の株価
21│インタビュー 野田聖子 ● 衆議院議員/蓮舫 ● 民進党代表 22 日銀
23 税制改革 24 ロシアと日本 25 農業改革 26 TPP
148
Part
78 Ⅲ2020年の日本
27 国内政治 28 東京五輪 29│インタビュー 三村明夫 ●日本商工会議
所会頭 30 憲法改正 31 天皇生前退位 32 働き方改革 33 外国
人労働者・移民政策 34│インタビュー 吉川 洋 ●立正大学教授 35 公
的年金 36 地方創生 37│インタビュー 山海嘉之 ● CYBERDYNE 社長
94
Special 1
IT・テクノロジー
38 ポストスマホ 39 アップルの苦悩 40 VR、音声認識 41
シリコンバレーの憂鬱 42│インタビュー 野村達雄 ●『ポケモンGO』
開発リーダー 43 自動運転 Q&A 44 自動運転と官民の思惑
四季報記者
総力取材
Part
Special 2
101 糖質制限ブーム 102 大麦で腸内環境改善 103 RIZAP
後のリバウンドは? 森永卓郎 ● 経済アナリスト 104 腰痛
105 脳活 106 医薬品購入で節税 107 FP伝授 資産運用法
2017年に
買える株
お宝銘柄
ランキング
164
166
167
168
健康とおカネ
108 最高益更新ランキング100
109 株価上昇率ランキング100
110 高成長割安株
(PEGレシオ)40
111 IPO騰落率 ベスト20 ワースト20
2017ピープル 2
112
113
114
115
スペシャルインタビュー
川淵三郎 ● 日本サッカー協会最高顧問
ラグビー平尾誠二のレガシー
谷川浩司 ● 日本将棋連盟会長
村田沙耶香 ● 小説家(第155回芥川賞受賞)
CONTENTS
ニュース最前線
特 集 インタビュー
「越境EC」に熱視線
新興企業へ高額マネー
東京都知事
小池百合子
「国は変われない 東京が率先する」
連
載 「3社連合を最強にする」
経済学者・思想家・作家
ジャック・アタリ
39
「世界中で『トランプ現象』が起こりうる」
ブロードキャスター
ピーター・バラカン
54
「英国の勘違いは直っていなかった」
11
経済を見る眼
苅谷剛彦
記 |日ロ打開ならず
192
トランプ政権の影/星 浩
|
知 の 技 法
|日ロ首脳会談の成果をどう分析するか/佐藤 優
|
中 国 動 態
|乗り捨て自由なシェア自転車が急拡大/田中信彦
| マ ク ロ ウ ォ ッ チ |物価上昇率は日銀の2%目標には遠く
歴 史 の 論 理
|
「1つの中国」は歴史的所産だ/岡本隆司
対談
を書いた中村安希氏に聞く ほか
|ブックス &トレンズ|
『N女の研究』
CYBERDYNE社長
山海嘉之
似鳥昭雄
経済アナリスト
森永卓郎
93
谷川浩司
「対AI戦はいつか世の中の役に立つ」
(パックン)
仲 暁子
62
69
立正大学教授
吉川 洋
90
米ナイアンティック『ポケモンGO』開発リーダー
野村達雄
102
「世代を超えて愛されるゲームに」
128
151
メルカリ社長
山田進太郎
146
「アメリカで勝たなきゃ意味がない」
日本サッカー協会最高顧問
川淵三郎
164
「頭からガンガンと短期決戦で勝負」
167
文 学
日本将棋連盟会長
パトリック・ハーラン
55
「
『人口減では成長できない』
はうそだ」
「やせたら医療費と衣料費が下がった」
タレント
蓮舫
「ソサエティ5.0の姿がまもなく浮かび上がる」
ニトリホールディングス会長
48
「刹那的な人気取りは無責任」
スポーツ
本誌の記事は「日経テレコン」
「G-Search」
「ELNET」
「FACTIVA」等のデータベースに収録されており、フリーキーワードで検索、購入できます。
A I
図表作成:小堺賢吾
82
「今手を打たないと淘汰される」
健 康
ビジネスアスペクト ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ/マイナス金
利時代を乗り越える プロフェッショナルのためのポートフォリオ
早稲田大学 産学官各界が注目する早稲田大学リーディング理工学博士プログラム
SuccessConnect 2016 Tokyo
中小企業の生き残り戦略 in 京都
野田聖子
三村明夫
ロバート・B・ライシュ
参議院議員(民進党代表)
「トランプが 2年間のチャンスをくれた」
| Readers & Editors|読者の手紙、編集部から
|生 涯 現 役の人 生 学|実乗る稲田は頭垂る/童門冬二
衆議院議員(自民党)
日本商工会議所会頭
米カリフォルニア大学バークリー校教授
「若い世代はビジョンを見ている」
「リーダーに求められる君子豹変」
小売 り
|サラリーマン弾丸紀行|レバノンの峠で雪の壁を抜ける/橋賀秀紀
PR
5
12
186
198
リンダ・グラットン
ベンチャー
| 非 常 時 の 組 織 論|2つの気持ちが破壊と創造を止める/伊藤祐靖
68
「選手のためになるか それだけだ」
ウォンテッドリーCEO
ゲー ム
| フ ォ ー カ ス 政 治|国政、都議会で亀裂 自民党と距離開く公明党/千田景明
テクノロジー
| グ ロ ー バ ル ア イ|新興国を後押しする手のひらの経済革命/ローラ・タイソン ほか
|
『LIFE SHIFT』著者
経 済
|ニュース戦
知の技法
佐藤 優
62
栗山英樹
「ブッシュ時代の悪夢を忘れたのか!」
「人生の『無形資産』
を作ろう」
日 本
172
174
176
178
180
182
184
188
190
192
205
206
174
リ ー ダー
9
ブックス&
トレンズ 『N女の研究』
中村安希
働き方
この人に聞く
ジャパン マリンユナイテッド社長
三島愼次郎
北海道日本ハムファイターズ監督
「政府か自由主義かを選ぶ議論は無意味」
米 国
英 国
9 | 経 済 を 見 る 眼 |トランプ氏勝利は「教育の失敗」か/苅谷剛彦
11 | こ の 人 に 聞 く |三島愼次郎 ● ジャパン マリンユナイテッド社長 |日本に強い造船を
27 | 少 数 異 見 |世界に蔓延するポピュリズム 日本に求められる対応
カルロス・ゴーン
36
日産自動車社長
民主主義
人工知能(AI)の最先端企業
を目指すグーグル。
「アシス
タント」
はその中核になるか
世 界
中国の過剰生産が迫る
日の丸化学の
"脱汎用"
24
34
組 織
22
政 治
「アシスタント」の全貌
拡大続く中国車市場
17年は日系の正念場
32
経 営
18 グーグルが描く未来
21
2016 12/31- 2017 1/7
小説家・芥川賞『コンビニ人間』著者
村田沙耶香
「不安定さが読者の共感を呼んだ」
168
時代
特集/2017 年大予測
Part
世界政治・経済
Ⅰ 混沌へと向かう未来
ポピュリズムの怪人トランプの手腕
欧州最強・独メルケル首相の死角
英国・EU離脱の着地点は
仏・ルペン政権が誕生?
P.40
Part
日本政治・経済
Ⅱ 失速は避けられるか
エコノミスト、株専門家に聞く
景気、為替、消費、株価
黒田日銀・金融政策は限界に
北方領土問題 先行き見えず
2020年の日本
Part
P.64
Ⅲ この国は変われるか
官邸1強状態はいつまで続く
東京五輪 迷宮の中で費用膨張
天皇生前退位の影響は
進まない外国人活用
IT・テクノロジー
P.78
Special 1
スマホ後のIT新潮流
アップルの苦悩
大企業も熱視線
伸びるVRと音声認識
『ポケモンGO』
開発者が語る
Part
P.94
ビジネス
Ⅳ 2017年注目の企業とトップ
四季報記者が総力取材
トヨタ、
ソフトバンク、
東芝など
2017 注目ベンチャー10
年 女性経営者10
健康とおカネ
Special 2
P.108
学び直す健康とおカネ
お宝銘柄ランキング
29
20 17年
を読
115
テ
む
ーマ
大 予測
破壊され生 まれ変わる世界と日本
本誌:二階堂遼馬、緒方欽一、堀川美行 デザイン:池田 梢 進行管理:三隅多香子
KEYPERSON INTERVI
EW
小池百合子
P.32
カルロス・ゴーン
/
P.34
栗山英樹
/
P.148
週刊東洋経済 2016.12.31-2017.1.7
P.36
/ジャッ
ク・アタリ P.39 /ロバート・B・ライシュ P.48 /ピーター・バラカン P.54 /パトリック・ハーラ
野田聖子
ン(パックン)P.55 /【対談】リンダ・グラットン×仲 暁子 P.62 /
糖質制限ブーム続く
腰痛の新常識
最高益更新企業、
株価上昇率など
第1特集
P.69
P.68
蓮舫
/
/三村明夫 P.82 /吉川 洋 P.90 /山海嘉之 P.93 /野村達雄 P.102 /似鳥昭雄 P.128
川淵三郎
/山田進太郎 P.146 /
P.164
村田沙耶香
/谷川浩司 P.167 /
2016.12.31-2017.1.7 週刊東洋経済
P.168
28
特集/2017 年大予測
2017年
私たちは道なき道に
足を踏み入れる
1
カ月後、米国・ワシントンで
行われるイベントは後の世の
政治史に深く刻まれることになるだ
ろう。ドナルド・トランプ氏が第
1月 日、自由の国の首都は大きく
代米国大統領に就任する2017年
₄₅
変容した姿を世界中にさらけ出すこ
とになる。
首都に動員される兵士や警備関係
者は1万人以上。いくつもの市民団
体が衝突覚悟で大規模デモを計画す
る。自由の国から閉塞感に覆われる
分断国家へ。世界の人々は、米国と
いう国の本質が変わってしまったこ
とをはっきりと認識するはずだ。
そして、同じ瞬間、その国の頂点
に立とうとする人物のことも、もう
受け入れざるをえないと気づく。ポ
鋭利な武器を手に大国を切り刻んだ
ピュリズム︵大衆迎合主義︶という
男である。
日本でも繰り返す
ポピュリズム
悩ましいのは、米国がまだあらゆ
る面で世界トップのスーパーパワー
を維持していることだ。仏ミッテラ
ン政権で大統領補佐官などを務め、
﹁欧州最高の知性﹂といわれる、ジ
ャック・アタリ氏は本誌のインタビ
ュー取材において、
﹁米国は今後
のが、この特集である。
代を読むためのシェルパを目指した
呼ばれるガイド役だ。予測困難な時
踏破に欠かせないのが、シェルパと
映る景色なのだろう。世界最高峰の
いく。おそらくそれが私たちの目に
ては、強い力によって作り直されて
ていたものが一瞬のうちに破壊され
﹁道なき道﹂だ。当たり前に存在し
2017年、世界と日本が踏み入
れるのは、もはや後戻りできない
きなものに変わるかもしれない。
波はいつか食い止められないほど大
議員の野田聖子氏はそう話す。その
この国にもつねにあった﹂
。衆議院
いたときもそうでしょ。そんな波は
大阪の橋下徹さんが一世を風靡して
一郎︶政権のときがそうだったし、
﹁ポピュリズム? もうだいぶ前か
ら起きてるんじゃないの。小泉︵純
もちろん、日本も無縁ではない。
ピュリズムの使い手たちだった。
のが、トランプ氏をはじめとしたポ
安だった。そこに巧みに付け込んだ
のように蓄積された市民の怒りや不
統領選当選の裏にあるのは、マグマ
︵欧州連合︶離脱、トランプ氏の大
ブレグジットと呼ばれる英国のEU
アタリ氏のもう一つの予言は、世
界規模でのポピュリズムの蔓延だ。
とになる。
ーパーパワーを意のままに操れるこ
これから4年、トランプ氏はそのス
ける﹂と指摘している。少なくとも
年、世界を支配する覇権国であり続
₂₀
30
2016.12.31-2017.1.7 週刊東洋経済
AFP =時事
週刊東洋経済 2016.12.31-2017.1.7
31
₂₀
星条旗の前に立つドナルド・
トランプ氏。スーパーパワー
の行方はどうなる
Part
特集/2017 年大予測
欧州中央銀行(ECB)総裁
マリオ・ドラギ
イタリアの不良債権処理が
トランプと蜜月か?
ロシア 大統領
17 年 4 月からの量的緩和
ウラジーミル・プーチン
縮小・延長を決定
大詰めを迎えており、一歩
処理を間違えると金融シス
の重要選挙、ECB(欧州中
まだ先?
EU の財政統合はまだ
央銀行)の量的緩和策の行
日本政治・経済
方も世界経済や金融市場を
ドイツ 首相
揺さぶりそうだ。
5
大
予
測
最大のリスクは
トランプ氏暴走
アンゲラ・メルケル
英国
与党党首に再選。17 年秋の連
邦議会選挙は勝利が確実視さ
れているが、反移民ムードも
首相
テリーザ・メイ
略
苦慮する対トランプ戦
中国 国家主席
EU 離脱は強硬か穏健か。
2020年の日本
対応次第で経済に影響
習 近平
フランス
極右政党・国民戦線党首
当初はクリントン氏落選を喜
んだが、トランプ氏の予測不
能な言動に今や右往左往
マリーヌ・ルペン
大統領に当選すれば反移民、
反 EU が勢いづく
米国
時代
ポピュリズム大統領の
米国 大統領
ドナルド・トランプ
ついにトランプ政権が動き
政治経験ゼロ、不動産王の富豪が
世界を動かすことに。脇を固める
政権チームの顔ぶれにも注目
だす。犯罪歴を持つ不法移
民 の 200 万 人 規 模 の 強 制
送還、TPP(環太平洋経済
連携協定)離脱、中国の為
替操作国認定など当面、目
が離せそうにない。
またも円安株高の神風
フランス 大統領
IT・テクノロジー
フランソワ・オランド
支持率低迷で早くも大統
領選不出馬を決定
トルコ
日本 首相
大統領
安倍晋三
レジェップ・タイイップ・エルドアン
クルド問題、シリア内戦で
トランプ氏に接近
イタリア
マッテオ・レンツィ
シリア
大統領
バッシャール・アル・アサド
ビジネス
国民投票否決で辞任。
政局混乱で銀行不安も
トランプ氏の対シリア政
策変更が好機に
健康とおカネ
アジア
2 大大国構想を持ちつつ、米国に
は遠慮がちな中国。トランプ流外
交・安全保障戦略にどんな反応を
見せ始めるのか。北朝鮮の核問題、
韓国政局、 南シナ海問題など 17
年は激動の予感。
41
週刊東洋経済 2016.12.31-2017.1.7
核・ミサイルの脅威が一
段と拡大中
大統領
朴 槿恵
アレクシス・チプラス
図版:中井 涼
ジャネット・イエレン
17 年は利上げ局面に突入。
政治介入の懸念もある
金 正恩
韓国
ギリシャ 首相
くすぶる債権団との隔
17年に危機再燃も
たり、
トランプ相場による円安・株高
で息を吹き返す。ただ最大の成
長戦略=TPP は頓挫の危機に
北朝鮮
朝鮮労働党委員長
元首相
米国
連邦準備制度理事会(FRB)議長
大統領の弾劾可決でさ
らに混沌
フィリピン 大統領
ロドリゴ・ドゥテルテ
米国につくのか中国に
つくのか、それが問題
2 ランプ米次期大統領の誕生だ
規制緩和を軸にしたトランプノミク
ったが、17 年はそのトランプ氏が
経済大国ゆえ世界経済への波及効果
どんな言動を巻き起こすかに一喜一
が大きく、景気浮揚の効果や保護主
憂する年となりそうだ。
義政策による負の効果次第で、世界
トランプ外交が始動
経済の浮沈が決まってくる。
米国は中国の貿易政策や海洋進出
月のオランダ総選挙を皮切りに、春
を牽制するため、中国が「核心的利
のフランス大統領選挙、秋のドイツ
益」とする台湾問題で揺さぶりをか
連邦議会選挙と重要選挙が目白押
けるなど、トランプ流の外交戦略が
し。反移民・反EU(欧州連合)の
すでに始まっている。またロシアと
極右政党の動静がポイントだ。イタ
どんな関係を結ぶかなどによっては
リアの銀行不安を起点に、再び金融
世界政治の枠組みすら変わりうる。
の不安定化が世界を襲う可能性もく
経済面では大型減税や財政政策、
すぶっている。
016年最大のサプライズはト
スの行方が注目される。世界最大の
Ⅰ
│世界政治・経済2017│
「トランプ氏は賢い人」と蜜月
関係を画策、その行方は ? 北
方領土問題も動き出す
テム不安につながる。仏独
世界激動のキーパーソン
混沌へと向かう未来
世界政治・経済
欧州
もう 1 つの注目地域は欧州だ。3
ポピュリズムの怪人トラ
ンプ氏が世界の枠組みを
一変させるのか。そして
その先にある未来とは。
2016.12.31-2017.1.7 週刊東洋経済
40