(1)衝撃波に誘起された流れ場の 3 次元 LICT 計測 衝撃波を含む高速

(1)衝撃波に誘起された流れ場の 3 次元 LICT 計測
(2)小型実験装置を用いたトンネル微気圧波の研究
衝撃波を含む高速・非定常な流れ
列車がトンネルに高速で突入すると,列車前方の空気が圧縮され
場の3次元計測手法として,窒素
圧縮波が形成される.この圧縮波はトンネル内をほぼ音速で伝播
パルスレーザーを光源とし,マッ
してトンネル出口でトンネル側へ反射すると同時に外側へはパル
ハツェンダー干渉計を用いて光の
ス状の圧縮波が放出される.このパルス状の圧縮波はトンネル微
干渉現象を利用する3次元レーザ
気圧波と呼ばれ,騒音や振動などの
ー 干 渉 CT
(Laser Interferometric
環境問題を引き起こすことが知られ
Computed Tomography – LICT) 計
ている.本研究では小型の実験装置
測法を開発し,開口端から放出さ
を用いて,列車模型を高圧ガスで加
れた衝撃波背後の3次元定量計測
速しトンネル模型入口に突入させる
に成功している.現在は物体を含
む流れ場の LICT 計測に関して研
究を進めている.
LICT 計測によって得られた
円柱物体まわりの3次元等
密度面
ことで圧縮波を形成し,トンネル模
型内を伝播する圧力波の計測と解析
を行っている.
小型実験装置の列車模型
とトンネル入口部