センターだより


開館時間:午前9時∼午後5時 (月曜日 休館)
住所:438-0016 磐田市岩井 315 番地
電話:0538-39-3022 FAX:0538-39-3023
12月に入ると桶ケ谷沼周辺では虫達の姿を見かけることが少なくなり、代わりにカモ達
ひび
の「グアークワックワッ」という元気な声が水辺に響き渡るようになりました。
現在、桶ケ谷沼には通年いるカルガモに加えたくさんの水鳥が飛来し、のんびりと沼の中
きょり
そうがんきょう
を行き来しています。観察小屋から水辺までは多少の距離があるので双 眼 鏡 を用いても遠
くの水鳥を見分けるのはなかなか大変です。羽の色が茶色で目立たないものが多いメスや、
まだ羽の色が出ていないオスはさておき、遠目で見ても見分けがつきやすいものをいくつか
紹介します。下の写真、左からマガモ、オナガガモ、ヒドリガモのオスです。
マガモ
オナガガモ
ヒドリガモ
いっぱんてき
まずはマガモ。桶ケ谷沼で最も数が多く、一般的にもよく見られます。顔全体が緑色で、
ど こ
お
口ばしが黄色いので何処にいても目立ちます。真ん中のオナガガモは名前のとおり尾が長い
のですが、それよりも胸から首にかけての白さが遠くからでもよく目につきます。そして、
たて
は
茶色の頭に縦に黄色いテープを貼りつけたようなカモがいたらヒドリガモです。
Cの観察小屋から見た水辺
12/6(火)、2羽のコハクチョウ
が鶴ケ池に飛来しました。遠い
北の国から旅をしてきています。
ゆっくり休めるよう、観察する
ときは静かに見守りましょう。
じっし
《キノコ観察会》11/13(日)実施 参加者33名
キノコは生える時期がまちまちなので、1日で
桶ケ谷沼に生える全種類のキノコを見ることは
出来ません。この日は、今の時期に見られるヒラ
タケやシイタケ、サルノコシカケの仲間の観察を
お お ば しゅんじ
のみちのかい
目標に、講師の大庭俊司さん(野路会)とキノコを
さが
探しながら桶ケ谷沼の観察路を一周しました。
数日前に雨が降ったおかげか、目標としていた
キノコ以外にもハツタケを観察できましたが、子
ほうし
ども達には指でつつくとホワホワと胞子 が飛び
散るホコリタケの仲間が人気でした。
①
③
ほうし
上の写真①は、観察会から2日後のヒラタケです。カサから大量に放出された胞子は黒い
けっしょう
もよう
えが
紙の上に 結 晶 のような模様を描き、カサにツララをつくりました。この胞子を来年の観察
さいばい
くず
会でまたヒラタケを観察できるように栽培していきます。まず、胞子を集めておが屑と混ぜ、
写真②のように原木の上に平にのせてからビニールで保護しました(写真③)。この状態でコ
かれは
つ
ンテナ(冬の間は寒くないように枯葉を詰めます)に入れ、来年の7月になったら原木のビニ
ちゅうじゅん
ールを外して地面に植えます。順調にいけば来年の 11 月 中 旬 にはヒラタケが出てきます。
※参加費用は無料です
申し込みはビジターセンターへ
≪行事予定≫
◎ 野鳥観察会
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日 程
場 所
対 象
内 容
持ち物
1月15日(日) 9:30∼12:00(受付9:00∼)
桶ケ谷沼ビジターセンターおよび沼周辺
一般(小学生以下は保護者同伴で)
マガモやトモエガモなどの水鳥を観察する
メモ用紙・防寒具・あれば双眼鏡
◎ 冬の昆虫観察会
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日 程
場 所
対 象
内 容
持ち物
2月5日(日) 9:30∼12:00(受付9:00∼)
桶ケ谷沼ビジターセンターおよび沼周辺
一般(小学生以下は保護者同伴で)
越冬している昆虫を探して観察する
防寒具