様 式 C−7−1 平成17年度科学研究費補助金実績報告書(研究実績報告書) 1.機 関 番 号 3.研 究 種 目 名 5.課 題 番 号 1 4 6 0 3 2.研 究 機 関 名 基盤研究(B) 1 7 3 奈良先端科学技術大学院大学 4.研 究 期 間 1 0 1 1 平 成 17年 度 ∼ 平 成 18年 度 8 6.研 究 課 題 名 理想的なジーントラップ法の開発と国際的マウスゲノムプロジェクトへの実質的貢献 7. 研 究 代 表 者 研 究 者 番 号 1 0 2 2 1 7 5 6 研 究 代 表 者 名 フリガナ イシダ, ヤスマサ 石 田, 靖 雅 所 属 部 局 名 職 バイオサイエンス研究科 名 助教授 8. 研究分担者(所属研究機関名については、研究代表者の所属研究機関と異なる場合のみ記入すること。) 研 究 者 番 号 研 究 分 担 者 名 所属研究機関名・部局名 職 名 フリガナ フリガナ フリガナ フリガナ フリガナ 9. 研究実績の概要(国立情報学研究所でデータベース化するため、600字∼800字で記入。図、グラフ等は記載しないこと。) 現在、マウス・ゲノム科学の研究者のほとんどは、「ES(標的)細胞中で発現されていない遺伝子群をランダ ムにトラップし、それらの機能を完全に破壊することは困難である」と考えている。我々は、この障壁の本質が nonsense-mediated mRNA decay (NMD) と呼ばれる mRNA サーベイランス機構にあることを突き止め、新しい遺伝 子トラップ法「UPATrap」を開発し、NMD によって引き起こされる問題点を完全に克服することに成功した。 UPATrap 法を用いて ES 細胞中で発現されていない遺伝子をランダムにトラップし、それらの機能を完全に破 壊することにより、「The Knockout Mouse Project」(最近になり提唱された大規模な国際的共同研究計画。Nat. Genet. 36, 921-924, 2004)に対し、我々は非常に大きな貢献を果たすことができる。 平成 17 年度、我々は、論文(Nucleic Acid Res. 33, e20, 2005)で報告したオリジナル型 UPATrap ベクターとマウ ス ES 細胞を用いてジーントラップ実験を実施し、内在性遺伝子がランダムにトラップ(破壊)された ES 細胞ク ローンの数を増加させた。同時に、UPATrap ベクタ−の新しいバージョンを完成させ、ノックアウト・マウスを作製 する際に問題となる IRES 配列を利用しなくとも NMD を抑制することが可能であることを示した(未発表)。この 間、カナダの国家的ゲノムプロジェクトのひとつである CMHD (http://www.cmhd.ca/) は、我々が開発した UPATrap 法を用い、マウス ES 細胞中の遺伝子をランダムに破壊して行く方針を決定した。 ※ 成果の公表を見合わせる必要がある場合は、その理由及び差し控え期間等を記入した調書(A4判縦長横書1枚)を添 付すること。 10. キーワード (1) ジーントラップ (2) ノックアウト・マウス (3) ES細胞 (4) ゲノム・プロジェクト (5) (7) Nonsense-mediated mRNA decay (8) UPATrap (6) Poly-A トラップ (裏面に続く) 11.研究発表(平成17年度の研究成果) 〔雑誌論文〕 計( 3 )件 著 者 名 論 文 標 題 Cross-linking of CD45 on suppressive/regulatory T cells leads to the J. Shimizu et al. abrogation of their suppressive activity in vitro 雑 誌 名 巻・号 発 行 年 ページ The Journal of Immunology 著 者 名 N. Sasai et al. 雑 誌 174 者 名 Y. A. Wang et al. 雑 誌 10 者 名 雑 著 者 著 者 〔図 書〕 著 誌 文 名 誌 5 4090-4097 0 0 5 871-885 名 書 5 発 行 年 標 版 名 12. 研究成果による工業所有権の出願・取得状況 計( 0 )件 工業所有権の名称 発明者 権利者 工業所有権の種類、番号 252-261 ページ 題 ページ 題 巻・号 出 0 発 行 年 標 文 0 題 巻・号 論 計( 0 )件 者 名 標 文 名 誌 2 巻・号 論 名 雑 2 44 論 名 雑 0 論 文 標 題 Induction of murine leukemia and lymphoma by dominant negative retinoic acid receptor α 名 巻・号 発 行 年 ページ Molecular Carcinogenesis 著 0 論 文 標 題 Identification of a novel BTB-zinc finger transcriptional repressor, CIBZ, that interacts with CtBP corepressor 名 巻・号 発 行 年 ページ Genes to Cells 著 2 発 行 年 ページ 発 行 年 総ページ数 社 出願年月日 取得年月日
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