永野香織 まず、このようなプログラムを企画していただき、ありがとう

永野香織
まず、このようなプログラムを企画していただき、ありがとうございます。初めての海
外ということもあり緊張もしましたが、とても楽しく充実した時間を過ごさせていただき
ました。一週間という長いスケージュールを調整するのは大変だったと思います。関わっ
てくださったすべての皆さまに感謝します。
実際に台湾に行ってみて、生活習慣がどう違うのかを実感しました。PCT で来ていたワ
ーカーさんの行動、話から少し理解していたつもりでいたのですが、全然理解できていな
いことを知りました。今思うと、初めてのワーカーさんに対して配慮が足りなかった部分
が多くありました。今さらになってしまいますが、本当に申し訳なく思っています。
3 ヵ所の宿泊場所に泊まり、温泉に連れて行っていただき、銭湯の使い方の説明をもっと詳
しく出来ていれば良かったと反省しました。
夕食では食文化の違いをもっと早く気が付けば良かったと思う所があります。食材やメ
ニューが違うのは仕方ないのですが、食べる習慣の無いもの、食事の量など配慮する必要
があったと反省しています。生野菜のサラダ、味噌汁など食べない習慣があることを知っ
たのは PCT のワーカーさんが来るようになって 2 年目のことでした。食べる量についてで
すが、これは直接行って実感したことです。食事は 1 回 1 回ちゃんと食べていること、お
やつの時間の食べる量に驚きました。よく PCT のワーカーさんが宿泊教会で夜食を食べて
いるという話を聞いていました。大人数で食べるのでその時によって 1 人分が少なくなっ
てしまうことや夕食の時間が早いのでお腹がすくのだろうと思っていましたが、もともと
の食事の量が少なかったのではと今思っています。
自分の中で常識と思っていることは絶対ではないということを改めて思いました。国が
違うから、生活習慣が違うからだけではなく、知らないことが多いことを自覚して、まず
こうだからと決めつけるのではなく、相手を知る努力が大切だと思いました。
内勤のため、一緒にワークすることがほとんどないため、なかなか顔と名前を覚えるこ
とが出来ませんでした。しかし、ワーカーさんとの再会をした時に覚えてくれているとい
う声をかけていただき、ありがとうございました。よく、ワーカーさんで、
「お宅の方に顔
を覚えててもらって嬉しかった」という話を聞きますが、私も同じような気持ちになりま
した。
来年の夏には PCT からのワーカーさんはいませんし、私もエマオのスタッフはしていま
せん。PCT のワーカーさんを迎えることによって夏の到来を感じていたため、このサイク
ルがなくなることにまだ実感が湧きません。まだ来年の夏に私がどのような状況になって
いるか決まっていませんが、寂しさを感じることは確かだと思います。今回の旅で人の優
しさ、大きな歓迎をたくさんもらいました。この温かい気持ちを忘れず、今度は私がそれ
を返していければと思っています。