現行措置規程適用事案リスト(2012年度~2015年度) 措置要件 措置期間 虚偽記載 1か月 事案概要 ・円借款事業に関連して、請求書類に虚偽の記載が発見された もの。具体的には、契約書に記載の人物とは別の人物が実際に は業務に従事していたが、請求の際には契約書記載の人物名で 請求を行っていた。 4か月 ・円借款事業の入札に際し、当該企業が入札関係書類への虚偽 の申告を行っていたことが判明したもの。当該入札では相手国政 府等から入札参加資格停止措置を受けていることは失格要件に 該当したが、当該企業は相手国の公共調達における入札参加停 止措置を受けていたにも関わらず、措置を受けていないとの記載 を行い、入札に参加した。 1か月 ・無償資金協力事業に関し、コントラクターが施工したコンクリート 構造物について、当該企業は、目視により容易に出来形に仕様 の逸脱があることが確認できたにも関わらず、検査の上合格と し、完工と判断した。 3か月 ・当該企業は、外務省において、無償資金協力事業に関し業務を 粗雑に行う等を認められたことにより、参加資格停止措置が取ら れたことに伴い、JICAでも当該企業に対する同様の措置を実 施。 6か月 ・無償資金協力事業に関し、当該企業は、施工したコンクリート構 造物について、目視により容易に出来形に仕様の逸脱があるこ とが確認できたにも関わらず施主に引き渡した。また、施工したア スファルト表層の不具合が発生し、サンプル調査を複数個所で実 施した結果、いずれもアスファルト合材の配合の契約・設計仕様 からの逸脱が確認された。 9か月 ・米国連邦海外腐敗行為防止法(FCPA)違反の行為があったと して、当該企業は米国司法省と司法取引契約に合意し、円借款 事業に関する贈賄への関与を認めたもの。 9か月 ・当該企業のグループ企業が米国連邦海外腐敗行為防止法に 違反に問われ、当該企業による2件の円借款事業を含む複数の 贈賄事案への関与を認めたもの。 贈賄 18か月 ・2件の円借款事業に関する贈賄への関与を認められたもの。当 該企業を含むグループ企業が米国司法省により米国連邦海外 腐敗行為防止法違反に問われ、円借款事業を含む複数の贈賄 事案への関与が認められた。 贈賄 36か月 ・複数国における円借款事業及び技術協力事業に関連して、当 該企業は相手国実施機関関係者に対し複数回にわたり金銭の 支払いを行う等贈賄行為に関与していたもの。 1か月 ・技術協力事業(調査業務)に関し、当該企業から提出された精 算報告書に架空請求が確認された。具体的には、現地で調査の ために雇用した日本人アルバイト料が調査費でカバーされないも のと誤認し、架空の現地傭人雇用の証憑等を偽造し、その費用 を請求したもの。 虚偽記載 過失による 粗雑業務 過失による 粗雑業務 過失による 粗雑業務 贈賄 贈賄 不正又は 不誠実な行為 現行措置規程適用事案リスト(2012年度~2015年度) 措置要件 不正又は 不誠実な行為 不正又は 不誠実な行為 不正又は 不誠実な行為 不正又は 不誠実な行為 措置期間 事案概要 1か月 ・当該企業は、技術協力事業(調査業務)において、本来であれ ば再委託契約の変更という手続きを取って対応すべきところ、そ の手続きを踏まずに、架空の現地の傭人契約の契約書等の証 憑となる文書を偽造して経費処理し、JICAより支払いを受けた。 1か月 ・無償資金協力事業の入札プロセスにおいて、当該企業は、応札 者に対して入札書類の事前提出を依頼したことに加え、技術審 査手続き中に入札内容の変更を許容するかのような連絡を納入 業者に対して行い、入札手続きやコンサルタントの中立義務に照 らして不適切な行為があったもの。 6か月 ・無償資金協力事業に関し、調達のための入札に際し、設計及び 施工監理を行う当該企業が、入札前に、応札を検討していた本 邦企業に対し、調達に関する重要な情報を提供していたことが判 明した。 9か月 ・JICAとの建物管理契約に関し、約3年間にわたり、複数の施設 において、契約に満たない人員配置があるにもかかわらず、契約 通りの請求が行われ、数千万円に相当する業務の不履行があっ たもの。
© Copyright 2024 ExpyDoc