しょうがい ひと し え ん じょうれい あん かいせつ かんたんばん 障 害 のある人 のある人へのコミュニケーション支援 コミュニケーション支援 条 例 (案)解説(簡単版) ぜんぶん 前文 う べ し しょうがい ひと ひと たが みと あ あんしん 宇部市では、障 害 のある人もない人もお互いに認め合い、みんなが安心して、いきいき く め ざ と暮らせるまちを目指しています。 いま しゃかい おんせい も じ う と しょうがい ひと おお しかし、今の社会では、音声や文字をそのままでは受け取りにくい 障 害 のある人の多く ひつよう じょうほう て い まわ ひと と は、必要な 情 報 を手に入れることや、周りの人たちとのコミュニケーションを取ることが むずか ひ び ふあん せいかつ 難 しいため、日々、不安をかかえて生活しています。 なか へいせい ねん がつ くに どうい しょうがいしゃ けんり かん じょうやく このような中、平成26年1月に国が同意した「障 害 者 の権利に関する 条 約 」と、こ じょうやく かいせい しょうがいしゃ き ほ ん ほ う しゅわ も じ ひょうじ てんじ おんせい の 条 約 をもとに改正された「障 害 者 基本法」では、手話、文字の表示、点字、音声など しゅだん みと なか じゆう せんたく りよう をコミュニケーション手段として認め、その中から自由に選択し、利用できるようにする もと ことが求められています。 へいせい ねん がつ しょうがい りゆう さべつ かいしょう すいしん かん また、平成 28年 4月 につくられた「 障 害 を理由 とする差別 の 解 消 の推進 に関 する ほうりつ しょうがい りゆう ひと くら さべつてき たいおう 法律」では、障 害 を理由に、そうでない人と比べて、差別的になる対応をしてはいけない じょうほう つた と はいりょ ことと、情 報 を伝えることやコミュニケーションを取ることについても、できるだけ配慮 もと することが求められています。 う べ し しょうがい ひと いま かんたん じょうほう て い これらのことから、宇部市でも、 障 害 のある人が、今よりも簡単に 情 報 を手に入れ、 かんきょう ととの ひつよう コミュニケーションできる 環 境 を 整 えることが必要です。 しょうがい ひと しゅだん えら りよう そこで、障 害 のある人それぞれにあったコミュニケーション手段を選び、それを利用す しょうがい ひと しみん りかい と く すべ ることができること、また、障 害 のある人を市民が理解するように取り組むことで、全て ひとびと たが たいせつ おも てだす こころゆた く の人々がお互いを大切に思い、手助けすることで、 心 豊かに、いきいきと暮らすことがで う べ し じつげん じょうれい さだ きる宇部市を実現するためにこの 条 例 を定めます。 1 しゅし <趣旨> ぜんぶん じょうれい もくてき じょうれい ひつようせい せつめい しょうがい この「前文」では、この 条 例 をつくる目的や、条 例 の必要性を説明しています。障 害 の ひと ひつよう て い おも かんが ある人が必要な情報を手に入れ、また、思っていることや 考 えていることなどをスムーズ つた かんきょう ととの しょうがい ひと ひと に伝えることができる 環 境 を 整 えることによって、 障 害 のある人もない人も、みんなが あんしん く う べ し め ざ せんげん 安心して、いきいきと暮らせる宇部市を目指すことを宣言しています。 はいけい かいせつ <背景、解説> へいせい ねん こくさいれんごう けってい へいせい ねん がつ にほん どうい しょうがいしゃ けんり 平成18年に国際連合で決定されて、平成26年1月に日本が同意した「障 害 者 の権利に かん じょうやく しゅだん しゅわ ふく げんご も じ ひょうじ てんじ おんせい 関する 条 約 」では、コミュニケーション手段には、手話を含む言語、文字の表示、点字、音声、 かんたん ひょうげん しゅだん 簡単な 表 現 などによる、さまざまなコミュニケーション手段があるとしています。 じょうやく しょうがいしゃ き ほ ん ほ う かいせい また、この 条 約 をもとに「障 害 者 基本法」が改正されましたが、これは、それまでコミ しゅだん えら りよう きかい しょうがい ひと じりつ しゃかい ュニケーション手段を選ぶことも、利用する機会もなかった、 障 害 のある人の自立と社会 さんか すす 参加を進めるきっかけとなりました。 しょうがい ひと さべつ しょうがい ひと ひと い さらに、障 害 のある人への差別をなくすことで、障 害 のある人もない人も、ともに生き しゃかい へいせい ねん がつ しょうがい りゆう さべつ かいしょう すいしん かん る社会をつくるために、平成28年4月に「 障 害 を理由とする差別の 解 消 の推進に関する ほうりつ つうしょう しょうがいしゃ さ べ つ かいしょうほう ほうりつ ぎょうせい き か ん みんかん 法律( 通 称 :障 害 者 差別 解 消 法 )」がつくられました。この法律では、行 政 機関や民間の じ ぎょうしゃ たい しょうがい りゆう ひと くら ふとう たいおう ふ り え き たいおう 事 業 者 に対して、障 害 を理由に、そうでない人と比べて、不当な対応や不利益になる対応 きんし じょうほう つた しゅだん しょうがい を禁止することと、情 報 を伝える手段やコミュニケーションをはじめとする、障 害 のある ひと せいかつ ふ り え き かぎ と のぞ おこな はいりょ もと 人の生活で不利益になることを、できる限り取り除くために 行 う配慮が求められるように なりました。 みみ き えき き でんしゃ おく じょうきょう しかし、耳が聞こえにくいことで、駅のアナウンスが聞こえず、電車の遅れの 状 況 がわ め み し ぶん よ むずか りかい からない、目が見えにくいことで、お知らせ文が読めない、 難 しいことを理解しにくいこ せつめいぶん りかい おんせい も じ う と ひと おお とで、説明文が理解できないなど、音声や文字をそのままでは受け取りにくい人の多くは、 ひつよう じょうほう て い おも と ふあん 必要な 情 報 を手に入れることやコミュニケーションが思うように取れないため、不安をか せいかつ かえて生活しています。 2 しょうがい ひと あんしん せいかつ おく いま かんたん じょうほう て い 障 害 のある人が安心した生活を送るためには、今よりも簡単に 情 報 を手に入れることが と かんきょう ととの ひつよう でき、また、スムーズにコミュニケーションを取ることができる 環 境 を 整 えることが必要 です。 しょうがい ひと あ しゅだん えら そのためには、 障 害 のある人それぞれに合ったコミュニケーション手段を選び、それを りよう きかい かくほ しょうがい ひと しみん りかい しょうがいしゃ 利用する機会を確保することと、障 害 のある人を市民が理解することによって、 「 障 害 者の けんり かん じょうやく かんが かた う べ し ぜんたい きょうゆう ひつよう 権利に関する 条 約 」の 考 え方を、宇部市全体で 共 有 することが必要です。 しょうがい しみん あんしん く う べ し め ざ 障 害 のあるなしにかかわらず、市民だれもが安心して、いきいきと暮らせる宇部市を目指 じょうれい さだ して、この 条 例 を定めます。 3 だい じょう もくてき 第1 条 目的 もくてき (目的) だい じょう じょうれい 第1 条 しょうがい ひと しえん きほんりねん この 条 例 は、障 害 のある人へのコミュニケーション支援について、基本理念を さだ し せ き む なら し み ん およ じ ぎょうしゃ やくわり あき し じっし 定め、市の責務並びに市民及び事 業 者 の役割を明らかにするとともに、市が実施する せさく すいしんほうしん さだ しょうがい ひと しょうがいとくせい おう 施策の推進方針を定めることにより、障 害 のある人にとってそれぞれの 障 害 特性に応 しゅだん りよう かんきょう こうちく しょうがい ひと じたコミュニケーション手段が利用できるような 環 境 を構築し、障 害 のある人もない ひと すべ しみん たが じんかく こせい そんちょう ささ あ い きょうせいしゃかい 人も全ての市民がお互いの人格と個性を 尊 重 し、支え合いながら生きる 共 生 社会を じつげん もくてき 実現することを目的とする。 しゅし <趣旨> だい じょう じょうれい もくてき さだ 第1 条 は、この 条 例 をつくる目的を定めています。 かいせつ <解説> じょうれい しょうがい ひと しえん つぎ みっ こうもく この 条 例 では、障 害 のある人へのコミュニケーションの支援について、次の3つの項目 あ しょうがい ひと しょうがい じょうきょう あ しゅわ てんじ を挙げています。障 害 のある人が、それぞれの 障 害 の 状 況 に合った、手話や点字などを つか しゅだん りよう かんきょう ととのえ しょうがい 使ったコミュニケーション手段を利用できるような 環 境 を 整 えることによって、障 害 の ひと ひと すべ しみん たが たいせつ おも ささ あ い ある人もない人も、全ての市民がお互いを大切に思い、支え合いながら生きることができる しゃかい もくてき 社会をつくっていくことを目的としています。 きほんりねん じょうれい もくてき は ひつよう かんが かた (1)基本 (1)基本理念 = 条 例 の目的を果たすために たすために必要 ために必要な 考 え方 だい じょう か (第3 条 に書いてあります。) しえん すいしん じ っ し しゅたい やくわり (2)コミュニケーション (2)コミュニケーション支援 コミュニケーション支援を推進する実施 する実施主体とその役割 とその役割 じょうれい もくてき は う べ し しみん しない じぎょう ひと おこな = 条 例 の目的を果たすために、宇部市・市民・市内で事業をしている人が 行 う やくわり だい じょう だい じょう だい じょう か 役割のこと(第4 条 ・第5 条 ・第6 条 に書いてあります。) せさく すいしんほうしん じょうれい もくてき は う べ し かんが (3)施策 (3)施策の推進方針 = 条 例 の目的を果たすための たすための宇部市の 考 え だい じょう だい じょう か (第7 条 ・第8 条 に書いてあります。) 4 だい じょう ていぎ 第2 条 定義 ていぎ (定義) だい じょう じょうれい つぎ かくごう かか ようご い ぎ とうがいかくごう さだ この 条 例 において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるとこ 第2 条 ろによる。 (1) 障 害 のある人 しょうがい しんしん ひと きのう しんたいしょうがい ち て き しょうがい せいしんしょうがい はったつしょうがい ふく な ん じ せ い しっかん た 身体 障 害 、知的 障 害 、精神 障 害(発達 障 害 を含む。)難治性疾患その他 しょうがい い か しょうがい そうしょう もの しょうがいおよ しゃかいてきしょうへき の心身の機能の 障 害(以下「 障 害 」と 総 称 する。)がある者であって、障 害 及び社会的 障 壁 けいぞくてきまた だんぞくてき にちじょうせいかつまた しゃかいせいかつ そうとう せいげん う じょうたい により、継続的又は断続的に 日 常 生活又は社会生活に相当な制限を受ける 状 態 にあるもの をいう。 (2) コミュニケーション じょうほう でんたつ そうご い し つた あ きず しょうがい ひと 相互に意思を伝え合い、つながりを築くことをいい、障 害 のある人 しょうがい ひと い し ひょうじおよ はつげん ほしょう ふく への 情 報 の伝達、 障 害 のある人からの意思表示及び発言の保障もこれに含む。 (3) コミュニケーション手段 しゅだん およ だいどく だいようおんせい しゅわ ようやく ひ っ き とう も じ ひょうじ てんじ おんやく へいい ひょうげん だいひつ 手話、要約筆記等の文字の表示、点字、音訳、平易な 表 現 、代筆 いんとうてきしゅつとう しよう じ ゅ うど しょ うが い しゃ よう いし でん たつ そ う ち 及び代読、代用音声(咽頭 摘 出 等により使用するものをいう。)、重度障害者用意思伝達装置 たしょうがい ひと にちじょうせいかつまた しゃかい さ ん か おこな ばあい ひつよう ほ じ ょ て き およ その他障害のある人が 日 常 生活又は社会参加を 行 う場合に必要とされる補助的及び だいたいてき しゅだん じょうほうなら し え ん よ う ぐ とう 代替的な手段としての 情 報 並びにコミュニケーション支援用具等をいう。 (4) コミュニケーション支援者 しえんしゃ おこな もの し ゅ わ つうやく おこな もの ようやくひっ き し ゃ おこな もの てんやくおよ おんやく 手話通訳を 行 う者、要約筆記者を 行 う者、点訳及び音訳を しちょうかくにじゅうしょうがいむ つうやく かいじょ おこな もの た しょうがい ひと でんたつ ほ じ ょ とう 行 う者、視聴覚二重障害向け通訳・介助を 行 う者その他 障 害 のある人への伝達補助等を おこな しえんしゃ せいねんこうけんにんとう ふく 行 う支援者(成年後見人等を含む。)をいう。 (5) 事 業 者 じ ぎょうしゃ しない じぎょうしょまた じ む し ょ ゆう じぎょう おこな ほうじん た だんたいまた こじん 市内に事業所又は事務所を有し、事業を 行 う法人その他の団体又は個人をいう。 (6) 情 報 保障 じょうほうほしょう (7) 合理的配慮 ご う り て き はいりょ こうし じょうほう しゅとくおよ りよう きかい ほしょう 情 報 の取得及び利用の機会を保障することをいう。 しょうがいしゃ にちじょうせいかつまた しゃかいせいかつ しょうがい な ひと どうとう けんり 障 害 者 が 日 常 生活又は社会生活において 障 害 の無い人と同等の権利を ひつよう てきせつ げんじょう へんこう ちょうせいとう じっし ふたん かじゅう 行使するため、必要かつ適切な 現 状 の変更、 調 整 等であって、その実施による負担が過重 でないものをいう。 (8) 社会的 障 壁 しゃかいてきしょうへき せいど かんしゅう しょうがい ひと にちじょうせいかつまた しゃかいせいかつ いとな うえ しょうへき じぶつ 障 害 のある人が 日 常 生活又は社会生活を 営 む上で 障 壁 となる事物、 かんねんとう 制度、 慣 習 、観念等をいう。 5 しゅし <趣旨> だい じょう じょうれい つか ことば い み せつめい 第2 条 は、この 条 例 で使われる言葉の意味について、説明しています。 かいせつ <解説> じょうれい なか つか しょうがい ひと せつめい (1)では、この (1)では、この 条 例 の中で使われている「 われている「 障 害 のある人 のある人」について説明 について説明しています。 しょうがい ひと き ひと み ひと ふだん じぶん かんが 障 害 のある人とは、聞こえにくい人や見えにくい人だけでなく、普段から、自分の 考 え おも つた むずか からだ しょうがい ひと ちてき しょうがい ひと せいしん しょうがい や思いを伝えることが 難 しい、身体に 障 害 のある人、知的に 障 害 のある人、精神に 障 害 ひと なんびょう しんしん きのう しょうがい ひと のある人、 難 病 やそのほかの心身の機能に 障 害 がある人のことです。 せつめい (2)では、 「コミュニケーション」について、 (2)では、 「コミュニケーション」について、説明 について、説明しています。 しています。 たが かんが おも つた あ コミュニケーションとは、お互いに 考 えや思いを伝え合い、つながりをつくることです。 しょうがい ひと ひつよう じょうほう つた しょうがい ひと かんが おも はつげん 障 害 のある人に必要な 情 報 を伝え、障 害 のある人からの 考 えや思いや発言をしっかり き なか はいり と聞くことも「コミュニケーション」の中に 入 ります。 しゅだん せつめい (3)では 「コミュニケーション手段 (3)では、 では、 「コミュニケーション手段」について、説明 について、説明しています。 しています。 しょうがい ひと ひつよう しゅだん しょうがい しゅるい じょうきょう 障 害 のある人が必要なコミュニケーション手段は、障 害 の種類や 状 況 によってさまざ しゅわ つか はなし ないよう も じ つた て ん じ やく おんせいやく つか ぶんしょう まです。手話を使う、 話 の内容をまとめて文字で伝える、点字訳や音声訳を使う、文 章 や ひょうげんほうほう わ かんたん ぶんしょう か か か 表 現 方法を分かりやすく簡単にする、文 章 にふりがなをつける、代わりに書く、代わりに よ てきしゅつ ひと つか だいようおんせい じゅうど しょうがい ひと 読むなどがあります。また、のどを摘 出 した人などが使う代用音声や重度の 障 害 がある人 つか い し でんたつ そ う ち たす どうぐ しゅだん が使う意思伝達装置などのコミュニケーションを助ける道具もコミュニケーション手段に はい 入ります。 しえんしゃ せつめい (4)で 「コミュニケーション支援者 (4)では、 「コミュニケーション支援者」について、説明 について、説明しています。 しえんしゃ し ゅ わつうやくし しゃ ようやくひっ き し ゃ てんやくしゃ おんやくしゃ しかく コミュニケーション支援者とは、手話通訳士・者、要約筆記者、点訳者、音訳者などの資格 も ひと かいじょ ひと ひと しえん すべ を持っている人、介助をしている人、ボランティアをしている人など、支援をしている全て 6 ひと ひと み め くば ほ ご しえん ひと の人のことです。また、その人の身のまわりのことに目を配りながら、保護・支援する人も しえんしゃ はい コミュニケーション支援者に入ります。 じ ぎょうしゃ せつめい (5)では、 「事 業 者 」について、説明 (5)では、 について、説明しています。 じ ぎょうしゃ う べ しない みせ かいしゃ じぎょう ほうじん だんたい こじん 事 業 者 とは、宇部市内のお店や会社などで事業をしている法人や団体、個人のことです。 じょうほうほしょう せつめい (6)では「 (6)では「 情 報 保障」について、説明 について、説明しています。 しています。 じょうほうほしょう ひと し けんり まも じょうほう て い ひと たい 情 報 保障とは、人の知る権利を守るもので、情 報 を手に入れることができない人に対し しゅだん つか じょうほう ていきょう て、そのほかの手段を使って 情 報 を提 供 することです。 ご う り て き はいりょ せつめい (7)では、 「合理的 について、説明しています。 しています。 (7)では、 「合理的配慮」について、説明 しょうがい ひと せいかつ なか ふ り え き かぎ と のぞ おこな はいりょ 障 害 のある人が生活する中で不利益になることを、できる限り取り除くために 行 う配慮 しょうがい ひと ひと おな じょうほう て い たが おも です。ここでは、障 害 のある人がない人と同じように 情 報 を手に入れたり、お互いの思い かんが つた あ ひつよう と く や 考 えを伝え合うために必要な取り組みのことです。 ご う り て き はいりょ ふたん おお ばあい かぎ おこな ひよう しごと また、合理的配慮は、負担が大きくならない場合に限って 行 われるもので、費用や仕事へ ふたん かんが はいりょ ほうほう はんだん の負担などを 考 えて、配慮する方法を判断します。 しゃかいてきしょうへき せつめい (8)では 「社会的 障 壁 」について、説明 (8)では、 では、 について、説明しています。 しています。 しょうがい ひと せいかつ なか ふ り え き つぎ 障 害 のある人の生活の中で不利益になっているものには、次のようなものがあります。 つうこう りよう しせつ せいび ・通行、利用しにくい施設、整備など りよう し く き ・利用しにくい仕組みや決まりなど しょうがい ひと かんが ふる おこな しゅうかん ぶんか ・ 障 害 のある人のことを 考 えていない、古くから 行 われている 習 慣 や文化など しょうがい ひと ただ みかた かんが かた ・ 障 害 のある人への正しくない見方や 考 え方など 7 だい じょう きほんりねん 第3 条 基本理念 きほんりねん (基本理念) だい じょう 第3 条 だい じょう きてい きょうせいしゃかい じつげん つぎ かか じこう きほんりねん すいしん 第1 条 に規定する 共 生 社会の実現は、次に掲げる事項を基本理念として推進 するものとする。 (1) 障 害 の特性に応じた適切な手段を活用し、障 害 のある人がコミュニケーションを しょうがい えんかつ とくせい おこな おう てきせつ けんり しゅだん さいだいげん かつよう しょうがい ひと そんちょう 円滑に 行 う権利は、最大限に 尊 重 されなければならない。 (2) 障 害 のある人のコミュニケーション手段の選択と利用の機会の確保は、障 害 のあ しょうがい ひと ひと しゅだん ひと そうご ちが りかい せんたく こせい りよう きかい じんかく たが かくほ しょうがい そんちょう る人とない人とが相互に違いを理解し、その個性と人格とを互いに 尊 重 することを きほん おこな 基本として 行 われなければならない。 しゅし <趣旨> だい じょう じょうれい もくてき は ひつよう ふた かんが かた さだ 第3 条 は、この 条 例 の目的を果たすために必要な、二つの 考 え方を定めています。 かいせつ <解説> しょうがい ひと と けんり まも (1)では、障 害 のある人がスムーズにコミュニケーションを取ることができる権利を守 もと ることを求めています。 しょうがい ひと ひつよう しゅだん ひとり 障 害 のある人 が必要 とするコミュニケーション手段 はさまざまですが、一人 ひとりの しょうがい じょうきょう あ ほうほう りよう しょうがい ひと 障 害 の 状 況 に合った方法を、どんなときでも利用することができたら、障 害 のある人が と けんり まも スムーズにコミュニケーションを取る権利は守られます。 しょうがい ひと ひと たが ちが みと あ こせい にんげんせい (2)では、障 害 のある人もない人もお互いの違いを認め合い、それぞれの個性と人間性 たいせつ もと を大切にすることを求めています。 かんが かた きほん しょうがい ひと じょうきょう あ この2つの 考 え方を基本に、障 害 のある人それぞれの 状 況 に合ったコミュニケーショ しゅだん りよう かんきょう ととの しょうがい ひと ひと すべ しみん たが ン手段が利用できるような 環 境 を 整 え、 障 害 のある人もない人も全ての市民がお互いの にんげんせい こせい たいせつ ささ あ い しゃかい 人間性と個性を大切に、支え合いながら生きていくことができる社会をつくります。 8 だい じょう し 第4 条 せきむ 市の責務 し せきむ (市の責務) だい じょう し ぜんじょう きほんりねん しょうがい ひと にちじょうせいかつおよ しゃかいせいかつ 市は、前 条 の基本理念にのっとり、障 害 のある人が 日 常 生活及び社会生活を 第4 条 えんかつ いとな つぎ かか せさく すいしん 円滑に 営 むことができるよう、次に掲げる施策を推進するものとする。 (1) 障 害 のある人とのコミュニケーション手段の普及と利用の促進に関する施策 しょうがい ひと しゅだん ふきゅう りよう そくしん かん せさく (2) 障 害 の 状 況 に応 じたコミュニケーション手段 による 情 報 保障 及 び合理的 配慮 しょうがい かん じょうきょう おう しゅだん じょうほう ほしょう およ ご う り て き はいりょ せさく に関する施策 しゅし <趣旨> だい じょう じょうれい もくてき は う べ し おこな さだ 第4 条 は、 条 例 の目的を果たすために、宇部市が 行 うことを定めています。 かいせつ <解説> う べ し しょうがい ひと かいてき せいかつ しゅだん (1)では、宇部市は、障 害 のある人が快適に生活できるよう、コミュニケーション手段 はばひろ りよう と く おこな を幅広く利用してもらうための取り組みを 行 うことにしています。 と く ないよう だい じょう せさく すいしんほうしん か その取り組みの内容は、第7 条 の「施策の推進方針」に書いてあります。 う べ し おこな ぎょうむ なか しょうがい ひと じょうきょう あ (2)では、宇部市が 行 っているさまざまな業務の中で、障 害 のある人の 状 況 に合っ しょうがい ひと もと しゅだん じょうほう ていきょう た( 障 害 のある人に求められた)コミュニケーション手段によって、情 報 を提 供 したり、 と ひつよう と く おこな コミュニケーションを取るために必要な取り組みを 行 います。 たと つぎ と く おこな 例えば、次のような取り組みを 行 います。 う べ し つうち し ぶん おく しゅだん つか 1 宇部市から、 から、通知やお知 やお知らせ文 らせ文を送るときには、いろいろな手段 るときには、いろいろな手段を使う。 こじん おく ぶんしょ (1) 個人に送る文書 て ん じ やく おんせいやく つか おんせい よ あ も じ かくだい ・点字訳や音声訳を使う、音声読み上げコード(SPコード)をつける、文字を拡大 しょうがい ひと もと しゅだん つか する、ふりがなをつけるなど、 障 害 のある人が求める手段を使う。 9 こうほう すべ いえ くば ぶんしょ (2)「広報うべ」など、全ての家に配られる文書 てんじ おんやく しょうがい ひと もと しゅだん つか ・点字や音訳など、 障 害 のある人が求める手段を使う。 かいぎ こうえんかい せんきょ はいりょ 2 会議、講演会、イベント、選挙 、イベント、選挙などで などでの配慮 もう こ と あ ほうほう しゅだん つか (1) 申し込みや問い合わせの方法に、いろいろな手段を使う。 しょうがい ひと もと たい ふたん おお はんい ようきゅう (2) 障 害 のある人が求めることに対して、負担が大きくならない範囲でその 要 求 をか なえる。 まどぐち と 3 窓口で、スムーズにコミュニケーション で、スムーズにコミュニケーションが れるようにする。 コミュニケーションが取れるようにする。 う べ し おこな ぎょうむ そうだん まどぐち 4 宇部市が 行 っている業務 っている業務について、相談 について、相談できる窓口 できる窓口をつくる。 10 だい じょう しみん 第5 条 やくわり 市民の役割 しみん やくわり (市民の役割) だい じょう しみん 第5 条 きほんりねん たい りかい ふか ふきゅうおよ りよう そくしん かん し 市民は、基本理念に対する理解を深め、その普及及び利用の促進に関して市が すいしん せさく きょうりょく つと 推進する施策に 協 力 するよう努める。 しゅし <趣旨> だい じょう じょうれい もくてき は う べ しみん おこな やくわり さだ 第5 条 は、 条 例 の目的を果たすために、宇部市民が 行 う役割を定めています。 かいせつ <解説> しみん みな しょうがい ひと き も たちば かんが はいりょ ひつよう 市民の皆さんは、障 害 のある人の気持ちや立場を 考 え、どのような配慮が必要なのかを りかい くに し やくしょ ぎょうせい き か ん おこな と く きょうりょく ひつよう 理解し、国や市役所などの 行 政 機関が 行 う取り組みに 協 力 することが必要です。 し すいしん せさく きょうりょく 「市が推進する施策に 協 力 する」とは、 たと こうえんかい かいじょう ぜんれつ いちぶぶん しょうがい ひと すわ せき 例えば、講演会の 会 場 の前列の一部分が、 障 害 のある人たちが座る席とされていれば、 きょうりょく これに 協 力 すること。 かいぎ き ひと たい しゅわ はなし ないよう も じ つた 会議では、聞こえにくい人に対して、手話や 話 の内容を文字にして、スムーズに伝える さんかしゃ はなし ことができるよう、参加者はゆっくりとわかりやすく 話 をしてください。 み ひと たい はな はじ じぶん また、見えにくい人に対しては、だれが話しているのかわかるように、まず初めに、自分 なまえ い はな はじ の名前を言ってから話し始めること。 しみん みな じょうきょう しょうがい ひと しえん う 市民の皆さんは、このような 状 況 で、障 害 のある人が、コミュニケーション支援を受け きょうりょく ひつよう やすいように 協 力 することが必要です。 ひ び せいかつ なか たと えき てい また、日々の生活の中でも、例えば、駅やバス停やショッピングセンターなどで、コミュ しゅだん ひつよう おも ひと こえ ひつよう じょうきょう せつめい ニケーション手段が必要だと思う人がいたら、声をかけて、必要であれば 状 況 を説明する。 さいがい ひなん じょうほう し しょうがい ひと じょうほう つた 災害のときには、避難の 情 報 を知ることができない 障 害 のある人に、その 情 報 を伝える。 ひなんじょ こえ しえん おこな しょうがい ひと たちば かんが よ そ き も 避難所で、声をかけたり、支援を 行 うなど、障 害 のある人の立場を 考 え、寄り添う気持ち きょうりょく ばめん があれば、 協 力 する場面はたくさんあります。 11 しょうがい しゅるい じょうきょう ちが こま ないよう ちが おお ひと しょうがい 障 害 の種類も 状 況 も違えば、困っている内容も違います。多くの人が 障 害 について りかい ひと あ はいりょ ていきょう あんしん く 理解するようになれば、その人に合った配慮を提 供 することができ、みんなが安心して暮ら う べ し せる宇部市になります。 12 だい じょう じ ぎょうしゃ 第6 条 やくわり 事 業 者 の役割 じ ぎょうしゃ やくわり (事 業 者 の役割) だい じょう じ ぎょうしゃ 第6 条 きほんりねん たい りかい ふか かつよう しょうがい ひと 事 業 者 は、基本理念に対する理解を深め、その活用によって 障 害 のある人が りよう ていきょう およ はたら かんきょう せいび つと 利用しやすいサービスを 提 供 し、及び 働 きやすい 環 境 を整備するよう努める。 じ ぎょうしゃ きほんりねん ふきゅうおよ りよう そくしん かん し すいしん せさく きょうりょく 事 業 者 は、基本理念の普及及び利用の促進に関して市が推進する施策に 協 力 す 2 つと るよう努める。 しゅし <趣旨> だい じょう じょうれい もくてき は じぎょう ひと おこな やくわり さだめ 第6 条 は、条 例 の目的を果たすために、事業をしている人が 行 う役割を 定 めています。 かいせつ <解説> じぎょう ひと おこな しょうがい ひと りよう 事業をしている人が 行 わなければいけない、「 障 害 のある人が利用しやすいサービスの ていきょう しょうがい ひと はたら かんきょう せいび せつめい 提 供 」と「 障 害 のある人が 働 きやすい 環 境 を整備する」ことがどのようなものか、説明 しています。 しょうがい ひと りよう ていきょう 1 「 障 害 のある人 のある人が利用しやすいサービスの 提 供 」について たと 例えば、 みせ しゃしん てんじ ようい きゃく ・お店のメニューには写真をつける、点字のメニューを用意する、お 客 さんにどのよ せつめい うなメニューがあるかわかりやすく説明する。 と あ もう こ でんわ つか ・問い合わせや申し込みは、電話だけでなく、ファックスやメールを使えるようにする。 しょうひん しょうかい おんせい よ あ ・ 商 品 を 紹 介するパンフレットに、音声読み上げコード(SPコード)をつける。 しょうがい じょうきょう あ たと また、それぞれの 障 害 の 状 況 に合わせて、例えば、 み ひと たい けいやくないよう せつめい ひつよう おう おんせい やく ・見えにくい人に対して、契約内容を説明するときは、必要に応じて、音声に訳したも てんじ やく わた せつめい のや点字に訳したものを渡したり、わかりやすく説明したりする。 13 き ひと みせ ぎんこう まどぐち かみ か と しゅわ ・聞こえにくい人などに、お店や銀行の窓口では、紙に書いてやり取りをする、手話や つか せつめい コミュニケーションボードを使う、ゆっくりわかりやすく説明するなどがあります。 しょうがい ひと はたき かんきょう せいび 2 「 障 害 のある人 のある人が 働 きやすい 環 境 を整備する」について する」について じぎょう ひと おお ふ たん はんい こよう しょうがい ひと 事業をしている人は、大きな負担がない範囲で、雇用している 障 害 のある人が、スムー しごと しょうがい じょうきょう あ ひつよう はいりょ おこな ズに仕事ができるよう、 障 害 の 状 況 に合わせて、必要な配慮を 行 うことです。 たと 例えば、 ちてき しょうがい ひと ず つか ぎょうむ つく ぎょうむ ないよう ・知的に 障 害 のある人には、図などを使った業務マニュアルを作ったり、業務の内容を つた ひと せつめい さぎょう じゅんばん おし 伝えるときは、一つずつ説明したり、作業の 順 番 をわかりやすく教えること ちょうかく しょうがい ひと し か ・聴 覚 に 障 害 のある人もわかるように、知らせたいことをホワイトボードなどに書い つた て伝えること ぼしゅう さいよう また、募集や採用するときには、 しかく しょうがい ひと てんじ おんせい よ あ ・視覚に 障 害 のある人には、点字や音声読み上げコード(SPコード)などを使って、 さいよう し け ん おこな 採用試験を 行 うこと ちょうかく げんご しょうがい ひと かみ か と ほうほう めんせつ おこな ・聴 覚 や言語に 障 害 のある人には、紙に書いてやり取りをする方法などで面接を 行 う こと、などです。 はいりょ しょうがい ひと かんが おも たいせつ じょうきょう あ このような配慮は、障 害 のある人の 考 えや思いを大切にして、そのときの 状 況 に合っ ほうほう かんが はじ しょうがい しゅるい おも た方法を 考 えることから始まります。 障 害 の種類も重さもさまざまなので、どのような はいりょ ひつよう ひとり ちが ほんにん ひつよう しえん き じょうきょう 配慮が必要なのかは、一人ひとり違います。本人に必要な支援を聞いて、それぞれの 状 況 あ たいおう たいせつ に合った対応をすることが大切です。 14 だい じょう せさく 第7 条 すいしんほうしん 施策の推進方針 せ さ く 施策の推進方針 すいしんほうしん 第7条 (施策の推進方針) だい じょう し 第7 条 およ しゅだん かん ふきゅうおよ りよう そくしんなら じょうほうほしょう 市は、コミュニケーション手段に関しその普及及び利用の促進並びに 情 報 保障 ご う り て き はいりょ はか つぎ かか せさく じっし 及び合理的配慮を図るため、次に掲げる施策を実施するものとする。 (1) 市民に対して、障 害 のある人への理解及びコミュニケーション手段の意義について しみん りかい たい しょうがい そくしん ひと り か い およ しゅだん い ぎ せさく 理解を促進するための施策 (2) 障 害 のある人が容易に 障 害 種別に応じたコミュニケーション手段を利用すること しょうがい ひと かんきょう ようい せいび しょうがいしゅべつ おう そくしん しゅだん りよう せさく ができる 環 境 の整備を促進するための施策 (3) コミュニケーション支援者の確保及び養成のための施策 しえんしゃ か く ほ およ ようせい せさく (4) 事 業 者 に対 して合理的 な配慮 の実施 について啓発 を 行 うとともに、その取組 を じ ぎょうしゃ そくしん たい ごうりてき はいりょ じっし けいはつ おこな とりくみ せさく 促進する施策 (5) 学校等 において障害者理解 を促進 するため 行 う施策 並 びに宇 部 市立 小 中 学 校 に がっこうとう しょうがいしゃりかい しょうがい じどう せいと そくしん たい おこな せ さ く なら う てきせつ べ し り つ しょうちゅうがっこう しゅだん がくしゅう およ おいて 障 害 のある児童 生徒 に対 し適切 なコミュニケーション手段 による 学 習 及 び せいかつ し え ん おこな せさく 生活支援を 行 う施策 (6) 障 害 のある人 が適切 なミュニケーション支援を受 けるために必要 となる、社会的 しょうがい しょうへき ひと てきせつ じょきょ しえん う ひつよう しゃかいてき せさく 障 壁 を除去するための施策 (7) 前各号に掲げるもののほか、この 条 例 の目的を達成するために必要な施策 ぜんかくごう し かか じょうれい ぜんこうかくごう きてい せさく すいしん もくてき たっせい あ ひつよう しょうがい せさく ひと 市は、前項各号に規定する施策の推進に当たっては、 障 害 のある人、コミュニケー 2 しえんしゃ た かんけいしゃ いけん き きょうぎ ば もう ション支援者その他関係者の意見を聞くための協議の場を設けるものとする。 し だい こう きてい せさく さくてい ばあい とうがい せ さ く う べ し しょうがいしゃ ふ く し けいかく 市は、第1項に規定する施策を策定した場合は、当該施策を宇部市 障 害 者 福祉計画に 3 い ち づ そうごうてき けいかくてき すいしん 位置付け、総合的かつ計画的に推進するものとする。 15 しゅし <趣旨> だい じょう しょうがい ひと かいてき せいかつ う べ し おこな 第7 条 は、 障 害 のある人が快適に生活できるよう、宇部市が 行 う、コミュニケーショ しゅだん はばひろ りよう と く ないよう さだ ン手段を幅広く利用してもらうために取り組む内容を定めています。 と く すす しょうがい ひと はな あ ば また、取り組みを進めるために、障 害 のある人などと話し合いの場をもつこと、さらに、 う べ し しょうがいしゃ ふ く し けいかく なか も こ と く すす さだ 宇部市 障 害 者 福祉計画の中に盛り込んで、取り組みを進めていくことを定めています。 かいせつ <解説> め すす と く ないよう さだ 1つ目 1つ目は、これから進 、これから進めていく取 めていく取り組みの内容について、 について、定めています。 めています。 (1)について (1)について しょうがい ひと おお おんせい も じ う と ひつよう じょうほう て 障 害 のある人の多くは、音声や文字をそのままでは受け取りにくく、必要な 情 報 を手に い まわ ひと と むずか ひ び ふあん 入れることや、周りの人たちとのコミュニケーションを取ることが 難 しいため、日々、不安 せいかつ をかかえて生活しています。 しみん おお ひと しえん ひつよう しかし、市民の多くは、そのような人が、コミュニケーション支援が必要なことを、しっ りかい じょうきょう かりと理解していない 状 況 です。 しみん たい しょうがい ひと りかい しゅだん そのため、市民に対して、障 害 のある人への理解とあわせて、コミュニケーション手段が ひつよう りかい と く おこな とく ちいき がっこう みせ 必要であることを理解してもらう取り組みを 行 っていきます。特に、地域や学校、お店や みんかん じぎょう ひと しょうがい ひと りかい すす こうざ ひら 民間で事業をしている人に、 障 害 のある人への理解を進める講座を開きます。 (2)について (2)について しょうがい ひと しょうがい あ しゅだん かんたん りよう かんきょう 障 害 のある人が、その 障 害 に合ったコミュニケーション手段を簡単に利用できる 環 境 ととの しゅだん りよう まどぐち おお ひと し を 整 えるために、コミュニケーション手段が利用できる窓口があることを多くの人にお知 しえん だんたい かつどう かんきょう ととの らせし、コミュニケーションを支援するボランティア団体が活動しやすいように 環 境 を 整 えていきます。 16 (3)について (3)について しえんしゃ しみん みな しえん コミュニケーション支援者がふえるように、市民の皆さんに、コミュニケーションを支援 かつどう はばひろ し しゅわ おんやく てんやく そだ する活動について幅広くお知らせします。また、手話、音訳、点訳などのボランティアを育 じぎょう しかく と ひと みんかん じぎょう ひと はたら てる事業では、資格を取る人のスキルアップや、民間で事業をしている人、そこで 働 いて ひと そだ こうざ さんか よ いる人などに、ボランティアを育てる講座に参加してもらうよう、呼びかけていきます。 (4)について (4)について みんかん じぎょう ひと う べ し おこな しえん 民間で事業をしている人などには、宇部市が 行 っている、 「コミュニケーション支援」の と く つた じょうほう そうだん おこな 取り組みを伝え、あわせて、「 情 報 バリアフリー相談」も 行 っていきます。 こんご い し じょうほう つた たす つく ばあい じょせい また、今後は、意思や 情 報 を伝えるときの助けとなるものを作った場合などの助成につ かんが いても 考 えていきます。 (5)について (5)について う べ しない しょうがっこう ちゅうがっこう じどう せいと ほ ご し ゃ たい しょうがい ひと りかいこうざ 宇部市内の小 学 校 や中 学 校 の児童や生徒、保護者に対して、障 害 のある人への理解講座 しゅわ てんじ たいけん きょうしつ ひら ほ い く えん ようちえん こうとうがっこう しょうがい や、手話や点字などが体験できる 教 室 を開くなど、保育園や幼稚園、高等学校などでの 障 害 ひと りかい しえん りかい すす のある人への理解やコミュニケーション支援への理解を進めていきます。 う べ し りつがっこう しょうがい りゆう さべつ かいしょう かん たいおうようりょう へいせい また、宇部市立学校における 障 害 を理由とする差別の 解 消 に関する対応 要 領 (平成2 ねん がつ 8年7月 がくしゅう う べ し きょういく い い ん か い さくせい とう もと じょうきょう あ しゅだん 宇部市 教 育 委員会作成)等に基づいて、状 況 に合ったコミュニケーション手段 せいかつ しえん おこな で、 学 習 や生活の支援を 行 っていきます。 (6)について (6)について しょうがい ひと しえん う しせつ い ど う しゅだん さまた 障 害 のある人が、コミュニケーション支援を受けるためには、施設や移動手段にも 妨 げ こんご しょうがい ひと りよう しせつ ととの いどう があります。今後も、障 害 のある人が利用しやすいように施設を 整 えたり、スムーズに移動 しえん しょうがい げんいん お もんだい と のぞ しえん できるように支援するなど、障 害 が原因で起きる問題を取り除き、コミュニケーション支援 じゅうじつ と く すす を 充 実 させる取り組みを進めていきます。 17 め 2つ目 2つ目について う べ し しょうがい ひと しえん すす しえん う ひと 宇部市は、障 害 のある人へのコミュニケーション支援を進めるために、支援を受ける人や しえん ひと はな あ う べ し しょうがいしゃ さ べ つ かいしょう し え ん ちいききょう ぎ か い う べ し じりつ 支援する人 と話し合 いをしたり、「宇部市 障 害 者 差別 解 消 支援地域協 議会」「宇部市 自立 しえんきょう ぎ か い で いけん と い 支援協議会」などで出た意見を取り入れていきます。 め 3つ目 3つ目について しょうがい ひと しえん すす と く う べ し しょうがいしゃ ふ く し 障 害 のある人へのコミュニケーション支援を進める取り組みを、「宇部市 障 害 者 福祉 けいかく なか も こ けいかくてき すす 計画」の中に盛り込んで、計画的に進めていきます。 18 だい じょう 第8 条 ざいせいじょう そ ち 財 政 上 の措置 ざいせいじょう そ ち ( 財 政 上 の措置) だい じょう し そくしん ぜんじょうだい こうかくごう きてい しょうがい ひと しえん 市は、 前 条 第1項各号に規定する 障 害 のある人のコミュニケーション支援 第8 条 かん せさく すいしん ひつよう ざいせいじょう そ ち こう の促進に関する施策を推進するため、必要な財 政 上 の措置を講ずるものとする。 しゅし <趣旨> だい じょう しえん と く こ う か てき すす ひつよう よさん 第8 条 は、コミュニケーション支援の取り組みを、効果的に進めるために必要な予算を かくほ さだ 確保することを定めています。 かいせつ <解説> う べ し よさん じょうきょう と く ひつようせい て あ よさん はんいない ひつよう 宇部市は、予算の 状 況 と取り組みの必要性を照らし合わせながら、予算の範囲内で、必要 よさん かくほ となる予算を確保していきます。 19
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