【仕様書】飲食施設及び売店 - 公益財団法人 東京都スポーツ文化事業団

東京辰巳国際水泳場内 飲食施設及び売店運営管理業務委託
仕様書
1 件名
東京辰巳国際水泳場内 飲食施設及び売店運営管理業務委託
2 目的
東京辰巳国際水泳場 指定管理者オーエンス・セントラル・都水協・事業団グループ 代
表団体 公益財団法人東京都スポーツ文化事業団(以下、「委託者」という。)が管理運営
する、東京辰巳国際水泳場(以下、
「水泳場」という。
)の利用者の利便性向上等を図る。ま
た、「第32回オリンピック競技大会(2020/東京)及び東京2020パラリンピック
競技大会」(以下、「東京2020大会」という。)の開催に当たり、魅力ある施設活用に
努めることを目的とする。
3
履行場所
東京都江東区辰巳二丁目8番10号
(1) 飲食施設
東京辰巳国際水泳場地上1階の一部(別紙1図面のとおり)
面積:延べ床面積 100.20㎡
(2) 売店
東京辰巳国際水泳場地上2階の一部(別紙1図面のとおり)
面積:延べ床面積 11.80㎡
4 履行期間
平成29年4月1日から平成31年3月31日までの2年間
以後、委託者と協議の上、委託者の指定管理期間内において期間を区切り更新できる
ものとする。
ただし、東京2020大会の準備(改修工事を含む)及び開催に関連して、施設の運営休
止や一定の制限等が生じた場合は、契約期間内においても営業の休止等影響を受ける場合が
ある。
5 業務概要
水泳場飲食施設及び売店の運営及び管理とし、委託者の指示のもとに次の業務等を行う。
(1) 飲食施設及び売店の運営、良質で快適な飲食サービスの提供
(2) 適切な衛生管理と清掃等による清潔な環境保持
(3) 所轄保健所等との手続、調整
(4) 運営に必要な人員の採用と管理
(5) 販売する商品の品質管理
(6) 仕入商品の発注管理及び在庫管理
(7) 売上管理と支払管理(委託者への管理手数料等の支払いを含む。)
(8) 委託者への報告書類の提出
(9) 飲食施設のPR活動
(10) 飲食施設内における売店の設置
(11) 委託者が主催するスポーツイベント等への協力
1
(12) 水泳場の防火管理及び消防訓練への参加
6 営業時間等
(1) 飲食施設
ア 営業時間(ドリンク・食事等)
9:00~21:00の間で別途決定された時間
ただし、利用者等の要望に応じ、委託者と協議の上、柔軟に対応すること。
イ 営業日
年間340日程度
原則、水泳場休館日は休業日とする。(休業日については、別途示す「平成29年度東
京辰巳国際水泳場休館日」を参考に、委託者の了解を得た上で決定すること。)
ウ 準備等
営業時間の前後2時間程度とする。
(2) 売店
ア 営業日及び営業時間
施設の利用状況に応じて、委託者受託者協議の上、柔軟に対応すること。
イ 準備等
営業時間の前後2時間程度とする。
7 飲食施設及び売店の利用対象
(1) 水泳場利用者
(2) 近隣住民等
(3) 水泳場に勤務する委託者等の職員(以下、「関係職員」という。)
8 運営条件
(1) 飲食施設
ア 定額管理手数料 (年間156万円程度の見込み)
受託者は所定の水泳場敷地内飲食施設使用料を6月末までに1年分支払うこと。
原則として定額管理手数料は返還しない。
イ 歩合管理手数料
運営協力費として別途決定された、売上(税込)に対する一定率(歩合による販売手
数料)を委託者の指示する方法により、毎月支払うこと。
ウ メニュー及び提供価格
メニュー及び提供価格については次の条件により、提案に基づき決定する。
(ア) 食事と飲料の両方を提供すること。
(イ) 昼食(ランチ)については、独自の提案による。
(ウ) 水泳場を利用する大会主催者や、近隣住民等の懇親会等が開催できる体制を整える
こと。
(エ) アルコール類の提供を行うこと。
(オ) 広告宣伝活動を行い、適時集客に努めること。その際の費用については受託者負担
とする。また、掲示物や看板等の設置については、提案に基づき、委託者の了解を得
た上で実施すること。
(カ) 水着やその他最低限のスポーツ関連商品を提供すること。
2
(2) 売店
ア 定額管理手数料 (年間18万円程度の見込み)
受託者は所定の水泳場敷地内飲食施設使用料を6月末までに1年分支払うこと。
原則として定額管理手数料は返還しない。
イ 歩合管理手数料
運営協力費として別途決定された売上(税込)に対する一定率(歩合による販売手数料)
を委託者の指示する方法により、毎月支払うこと。
ウ 販売商品及び提供価格
販売商品及び提供価格については次の条件により、提案に基づき決定する。
(ア) 飲料、軽食等を提供すること。
(イ) アルコールの提供は行わないこと。
(3)共通事項
ア 受託者は、光熱水費、電話料金、ごみ処理・清掃等業務により生じる一切の費用を負担
すること。また、経費に関する振込手数料は受託者の負担とし、委託者は領収書の発行
を省略することができる。
イ 大会・イベント主催者から販売商品やそのブランドについて指定がある場合には、委託
者の指示に従うこと。
ウ 什器備品等
飲食施設及び売店の什器備品(以下、「備品」という。)は、既存のものが使用可能で
ある。なお、委託者は使用期間中の耐用を保証するものではないため、それらの備品等
については機能及び状態を十分確認すること。その他運営上必要な備品類については、
受託者が用意すること。(別紙2参照)
エ 消耗品類
上記備品以外の調理器具、食器類その他必要な消耗品については、受託者が用意するこ
と。
オ 施設・設備改修・工事費等
原則、内装工事等に要する費用は、全て受託者側で負担すること。区画内の内装・設備、
厨房機器、備品等の仕様及び設置方法、看板・店内表示等については、あらかじめ委託
者に関係書類を提出し、承認を得ること。
設置工事に関しては、建物の調和等の視点から工事内容を調整する必要がある。
カ 許認可等の取得
営業に関して保健所はじめ関係官公庁からの許認可等を必要とする場合は、その取得手
続については、事前に委託者の承認を得て、受託者の費用・責任で行うこと。
キ 衛生管理
衛生管理は、受託者において全責任を負うものとし、飲食施設内及び周辺は常に清潔に
保ち、賞味及び消費期限の管理、飲食物の安全と衛生の確保等に万全を期すること。
ク 安全管理
(ア) 火気の取り扱いについては、防火管理責任者を配置し、従業員を含めて防火管理を
徹底すること。また、消防計画書を提出すること。
(イ) 水泳場で開催する防災訓練等に参加すること。
(ウ) 飲食施設入退時には、施錠、消灯、機器の電源確認等を必ず行うこと。
ケ 委託者による指導・改善勧告等
3
業務の内容について改善が必要な場合は、委託者による指導、改善勧告を行うことがあ
る。また、改善勧告に従わない場合は契約期間内であっても契約を解除することがある。
その際に発生した損失等の責は、全て受託者が負う。
コ 原状復帰
受託者は、委託業務履行の際に既存の建物、設備等を損傷した場合は、速やかに委託者
に届け出るとともに、その責任において同一品又は同等品により受託者の責任において
速やかに原状復帰すること。また、契約期間が満了したとき、又は契約が解除された時
には、受託者の費用で、委託者の指定する期日までに原状復帰させること。
サ 報告
飲食施設及び売店のそれぞれの売上実績は、毎月末締め、翌月10日までに報告するこ
と。
シ その他
(ア) 事業設備、物品、契約内容等の第三者への譲渡、又は再委託については原則として
これを禁止し、必要がある場合は委託者へ申告すること。
(イ) 従業員の身分保証、健康管理及び服務規律の確保は、受託者の責任において行うこ
と。また、全従業員に対して十分な接遇研修を行うこと。
(ア) この仕様書に定めのない事項や運営に際し、疑義が生じた事項については、委託者
と受託者が協議して定めるものとする。
9 個人情報の取り扱い
(1) 受託者は、業務の遂行に当たり、個人情報を取り扱う時は、個人情報の漏えい、滅失又は
き損の防止、その他の個人情報の適正な管理のために必要な措置を講じなければならない。
(2) 受託者は、前項の措置を明確にするため、個人情報保護管理者を設置し、従業員等への教
育研修の実施、その他の実施計画を作成すること。
(3) 委託者は、必要に応じて、受託者が行う個人情報の適正な管理の措置状況等の報告を求め
ることができる。
(4) 受託業務従事者は、受託業務に関して知り得た個人情報をみだりに他人に知らせ、又は不
当な目的に使用してはならない。受託業務事業者が従事しなくなった場合も同様とする。
(5) 受託者の故意又は過失により、個人情報の漏えい等の事故が発生した場合であって、委託
者が損害を被ることとなったときは、受託者は、その損害に係る賠償の責を負うものとする。
10 法令等の遵守
受託者は、業務の履行に当たり次に掲げる法律その他関係法令を遵守すること。また、必
要な手続等は受託者の責において行うこと。
○ 食品衛生法(昭和22年法律233号)
○ 労働基準法(昭和22年法律49号)
○ 労働者災害補償保険法(昭和22年法律50号)
○ 下水道法(昭和33年法律79号)
○ 廃棄物処理及び清掃に関する法律(昭和45年法律137号)
○ 労働安全衛生法(昭和47年法律57号)
○ 労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件の整備等に関する法律(昭
和60年法律88号)
4
11 守秘義務
受託者及びその従業員は、委託業務の遂行上知り得た秘密一切を他に漏らしてはならない。
なお、委託期間終了後、又は従業員の職を退いた後も同様とする。
12 損害賠償
受託者が故意又は過失によって第三者の権利又は法律上保護される利益を侵害した場合及
び前項に基づく守秘義務違反行為があった場合は、これによって生じた損害を賠償する責任
を負う。
13 受託条件
(1) 優秀な経営意欲、及び経営実績を有していること。
(2) レストラン・カフェ等飲食店舗の運営実績があること。
(3) 財政状況が安定しており、原則として直近三か月が赤字決算でないこと。
(4) 受託者の負担すべき経費について、負担能力があること。
14 ディーゼル車規制
本契約の履行に当たって自動車を使用し、又は使用させる場合には、都民の健康と安全を
確保する環境に関する条例(平成12年東京都条例第215号)に規定する、ディーゼル車
規制に適合する自動車とすること。
なお、適合の確認のために、当該自動車の自動車検査証(車検証)、粒子状物質減少装置
装着証明書等の提示、または写しの提出を求められた場合には速やかに提示、又は提出する
こと。
15 暴力団等排除に関する特約条項
暴力団等排除に関する特約条項については、別紙3に定めるところによる。
5