vol.18 あたりまえのことがアタリマエにできる人間に

[獨 協中学 0高 等学校]
あたりまえのことが
アタリマエ にできる人間 に
獨協 中学 ・
高等学校の前身 で、
ドイツ文化の摂取移入を目的とした
獨逸学協会学 校は、
高級 司法 官 僚 の
人材輩出機 関として
近 代 日 本 の発 展 に大 きく 寄 与 した。
主体的に生きる人材を育成する
といつ教育理念は
変わることなく受け継がれている
冷たい泥をものともせず、
一心不乱に苗を植えていく。
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Junior & Senior High School
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確かな学力と豊かな感性を磨く6年 間
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と共生 していることを認識 できる
環境 がそろ っている。
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が 容 赦 な く 顔 を 打 つ。そ ん な な
か、 中 学 1、2年 の生徒 たちは地
実 習 も そ の 一環だ 。旗 振 り役 とな
っているのが、永 井校 長先 生。先 生
あわせて獨協 では、入学時 から
鵬
轟
元の農 家 の方 に導 かれ、冷た い田
の肝 いり で、 獨 協 のキャンパスに
一
んぼ の泥 の中 に足を踏 み入れ、腰
入 のもとに、必 要 最小 限 の水、土、
は、水 草、草 、メダ カなど、武蔵 野
生 徒 に学 習 習 慣 を定 着 させ る こ
=
をかが めなが ら横 1列にな ってコ
シヒカリ の苗 を植 えて行 く。大 半
の生 徒 にと って田植 えは初 めての
い︱・
﹂ と顔 についた泥を ぬぐ いも
の植 生 を そ のま ま 再 現 し た ビ オ
肥料 でゴーヤを育 てるなど、生 徒
せず、 いき いきとした表情を見せ
た。秋 には収 穫 と いう も う 一つの
とを こと のほか重 視 し ている。獨
するための人間教育﹂を掲げ てい
る。今 年 で6回目を迎 える田植 え
楽しみが待 っている。
ト ープや、来 るべき食 糧 危 機 を考
協 医 科 大 学 の名 誉 教 授 でも あ る
上 にふれて
経験。にもかかわず、 ﹁
獨 協 中 学 ・高 等 学 校 は教育 方
える材 料 として、最先 端 技 術 の導
たちが地 球 の 一員として他 の生物
針に ﹁
命 あるものと地球上 で共生
いると気 持 ち いい﹂ ﹁
また やりた
"
「
初代校長の西周 (に しあまね)は「哲学」
という言葉の生みの親でもある。
校 長 先 生 は脳 科 学
的 見 地 から幼 児 教
育 の重 要 性 を 誰 よ
り も こと さ ら に 強
調する。
選 情、思考 、知性を
と自 分 で起 きる、など の生 活 習慣
社 会 を生 き抜 くうえで ﹁
感 性﹂
つかさど る前 頭 葉 が き ち ん と働
的 な 学 習 習 慣 を 早 く か ら身 につ
はご家庭 での指 導がなければ身 に
けることが 肝 心 です。知 識 の積 み
を 磨 く こと は 必 要 不 可 欠。し か
し、 それは ﹁
素直さ﹂という土台 な
かなければ、感性 は豊 かになりま
重 ねは自 分 の可 能 性 を 広 げ るだ
く し ては生 まれな い。獨協 生 には
つきません﹂
けでなく、自 分 を コント ロールす
みな、﹁
素直さ﹂が備わ っているのが
せん。それを鍛 えるためには基本
る力も身につく のです﹂。
﹁
品 格 のあ るご 両親 のも と で育 っ
強 み、と校 長先生 は目を細める。
たせて読書を奨 励 したり、ある程
ているか ら な のでしょう。素 直 で
中 学 1年 から読 書 ノー トを持
度 分 量 のあ る宿 題 を 課 した りす
おだ やかな生 徒が多 い。素 直 さ は
恐 れず にさまざ まな こ
最 大 の武 器。若 いう ちには失 敗 を
せるうえで、 しては いけな いこと
とを 吸収 し、成 功体験
であ る集 団生 活 の基 本 を 理 解 さ
をしている生 徒を 見 つけたらその
を 積 み重 ね てほし いで
るのも そのた めだ 。学 校 教育 の要
場 で諭 すだ けでなく、すぐさま担
6月下旬 には中 学 の
す ね﹂
﹁
自 由 とは責 任 を伴 う も の。挨 拶
任に指 示することも欠 かさな い。
をきち んとす るなど、 ﹃
あたりま
体 育 祭 が 行 わ れた。見
︲人が作
所 は各 クラス2
るピ ラ ミ ッド な ど の組
えのことが アタ リ マエにでき る﹄
体 操 、 大 綱引 きなど の
ようにすることが大 切 です﹂。
そ れ に加 え て、 家 庭 での教 育
真っ自なキャンバスに
﹁
素直 さ﹂とい つ
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﹂
色 とりど り の未 来 を 描 ア
う
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拶
パ フォー マンスだ け で
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しつけ︶ も重 視 す る。﹁
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朝 きちん
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はな か った。一着 でゴー
永井伸 ―校長先生。
膚《
ルした喜び を素 直 に体
や態 度 で応 援 席 にアピ
ールし、実 行委 員長が
垂 れ幕 にドイツ語 が混 じるのも、ドイン語 の授 業 を選 択 できる獨 協 ならではの光 景 。
2010voL18 SCH00L 66
﹁
今 日 も 一日 楽 し み
なが ら 頑 張 りま しょ
う︱﹂と声をかければ
﹁
お︱︱﹂と全 員が元
目 距勢騨鯉れ
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叫 び な が ら ク ラス全 員 が全 力 で
応 援 する。
、
第3
1代校 長 で 高 い精 神性 と指
導 力 で人 間 教 育 の重 要 性 を 説 い
た 天 野 貞 祐 は か つて生 徒 た ち に
言 った と いう。﹁君 た ち は 可
こう 一
能 性 そ のも のだ ﹂。そ の言 葉 は半
海沖縄総体2010」 に出場した。
o年 前 に2000冊 だ=た 蔵 書 │よ 現 在 19000冊
年 間 貸 し出 し数 は1万 冊 を超 えるという。
僕 たちは
社 会 の 員 であ る と
地球 の 員 でも あ る
「情報」や「技術」の授業で使用されるほか、常駐の
PC室 。
イスを受けることができる。
インストラクターにいつでもアドノ`
世 紀 を 経 ても 色 あ せ る
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吹奏楽部。コンクー
猛練習中。
こと はな い。
アーチェリー部。日標 は団
勝。高校2年 生が7月 下旬の
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