地 域 ニ ュ ー 上鷺宮むかしがたり ス <煤払い(すすはらい)> 平成28年 (2016年) 昔は暮れになると、一家総出で煤払いをしたもので ある。藁葺(わらぶき)屋根で囲炉裏(いろり)のある農 家では、そこで枝や落葉を燃やしていたので一年たつと天井裏 に厚さ2、3センチも煤がたまっていた。煤払いは最初に簞笥 (たんす)やつづらにゴザを掛け、次に畳を外に出し、裏を外向 きに2枚づつ立てかけて陽に干した。布団、衣類などは大きな 縁台に積み上げ、柱時計やラジオなど殆どの物を外に出した。 一家の主(あるじ)は天井裏にあがり、笹竹3、4本を束ねた もので、屋根裏や梁(はり)に溜まった煤を払い落とす役をは たす。集められた煤は、カマス※で2、3袋あったろうか。タ ドンに眼と口をつけたような顔をした一家の主は午前中に仕事 を終らせ、外で皆で昼食を摂るのが常であった。いつもと同じ 昼食でも外で食べることで何故かウキウキした気分になれた。 午後になると大きな子は竹の棒を持ち、2人ペアで向かい合 い、丁寧に畳を叩いて埃(ほこり)を落とした。「パンパンパ ン」という音があっちこっちから聞こえてくるのどかな昼下が りが懐かしい。小さい子は柱時計の真鍮(しんちゅう)やガラス 部分を磨きあげた。午後3時過ぎには外の物が全て家の中に収 まり、暗くなる前に薪で焚いた風呂に入り、サッパリした姿で 夕食の席についた。ふと柱時計を見ると文字盤がハッキリとし、 振り子が金色に輝いていて、いつもと同じ電灯なのに部屋が明 るくなったように感じたのを思い出す。 12/15 第33号 発行 上鷺宮区民活動センター 運営委員会 広報部 中野区上鷺宮3-7-6 TEL(3970)9182 FAX(3970)9183 E-mail:[email protected] http://www.nakano-kamisagi.gr.jp/ 隔月刊 上鷺宮地区「年末年始」の資源・ごみ収集日 ごみの種類 年内最終日 年始開始日 ① 燃やすごみ 12月30日(金) 1月 6日(金) ② 陶器・ガラス・金属ごみ 12月28日(水) 1月11日(水) ③ プラスチック製容器包装 12月26日(月) 1月 9日(月) ④ びん・缶・ペットボトル 12月28日(水) 1月11日(水) * 集 積 場 所 の 貼 り 紙 で ご 確 認 く だ さ い 【問合せ】①②③:中野区清掃事務所 ☎(3387)5353 ④:中野区ごみゼロ推進分野☎(3228)5555 区民活動センターロッカー貸出のお知らせ 【対 象】 上鷺宮区民活動センター集会室の利用登録をしている 地元団体 【受 付】 平成29年1月6日(金)まで 8:30~17:00 【貸出期間】 平成29年2月1日~平成29年10月31日 【貸出数 】 24個 ・地元団体の申込みが多数の場合 1月11日(水)10:00に抽選 ・地元団体の申込数が貸出数に満たない場合 1月11日(水)13:00から地元団体以外を先着順に受付 【問合せ】 上鷺宮区民活動センター受付 ☎(3970)9131 ※ムシロを二つ折りにして両ミミを縄で止めたもの 運営委員会 活動報告 1『半信半疑の健康づくり*』の一般公開講座 の一環として、笑う事による心の健康と顔の 「しわ」伸ばしを11月7日に実施しました。 講談師 参加者32名は10歳も若返りました。 神田山禄先生 * 繋がる、喋る、歩く、作る、食べる、 話す、元気になる、楽しむを基本としています。 2『絵本の広場』11月11日に実施 参加者 親子4組 【お知らせ】集会室およびテニスコートの抽選は下記の日程で行い ます。 12/19(月) 1/16(月) (地元団体)9:30~ (一般団体)10:30~ (テニス)14:30~ 民生委員・児童委員の改選 民生・児童委員の一斉改選にあたり、 12月1日付で厚生労働大臣から委嘱された上鷺宮地域の委員を紹介します。 氏 名 岸田 賀津子 原 桂子 宮本 眞 * 山田 昌和 * 東城 惠美子 金沢 美代子 中村 博保 ( 上 鷺 宮 五 丁 目 在 住 ) て い ま す 。 微 力 で す が 私 に で き る 事 で お 返 し が で き た 職 し て 、 地 域 に あ る 乳 児 院 で 小 さ い 子 供 た ち と 関 わ っ 話 現 在 、 私 は 小 児 科 医 と し て 長 年 勤 務 し た 病 院 を 退 あ っ て 暮 ら し た 上 鷺 宮 に 感 謝 で す 。 子 育 て を し な が ら の 仕 事 は 続 け ら れ な か っ た と 、 縁 地 域 の 皆 様 の 温 か な 励 ま し や 、 ご 支 援 が な か っ た ら い ま し た が 担 当 区 域 鷺宮5 丁目7~11,17~24 鷺宮6 丁目26,27 鷺宮4 丁目45,46 鷺宮5 丁目1~6 上鷺2 丁目1~4 上鷺1 丁目1~20 上鷺1 丁目21~26 上鷺3 丁目1~5 上鷺2 丁目5~21,23,24 上鷺2 丁目22 上鷺3 丁目6~8 上鷺3 丁目9~17 す 。 最 近 の 話 題 。 は す っ か り 「 老 後 に つ い て 」 に な っ て し ま …… ら と 思 っ て い ま す 。 電 (5241)2071 (3990)5406 (3825)6553 (6677)3995 (3999)5366 (3970)7877 090(8728)2089 が あ り 、 時 々 食 事 会 や お し ゃ べ り を し て 楽 し ん で い ま 方 と は 三 十 数 年 た っ た 今 で も 家 族 ぐ る み の お 付 き 合 い の 話 に 出 て き ま す 。 ま た 、 武 蔵 台 小 の お 友 達 の お 母 様 り 、 炬 燵 に 入 れ て い た だ い た こ と な ど 今 で も 子 ど も 達 入 れ ず 震 え て い た と き 、 前 の 家 の 方 が 声 を か け て 下 さ て い た 私 は 、 思 わ ず そ の 優 し い 言 葉 に 涙 が こ ぼ れ て し う だ よ 。 気 を つ け て ね 」 と 言 わ れ 、 心 に 余 裕 が な く 疲 れ ま わ り さ ん が 、 「 奥 さ ん 、 後 ろ の ぼ く が 眠 そ う で 落 ち そ に ず っ と 後 を 付 け ら れ 観 念 し て 自 転 車 を 降 り る と 、 お り 自 転 車 の 前 と 後 ろ に 乗 せ て 走 っ て い た と き 、 パ ト カ ー ブ に お 世 話 に な り ま し た 。 保 育 園 か ら 子 ど も を 引 き と ど も 達 を 保 育 園 に 預 け 、 ま た 学 齢 期 に な る と 学 童 ク ラ 私 た ち 夫 婦 は 核 家 族 の 共 働 き で し た の で 、 四 人 の 子 あ り ま し た 。 カ ブ ト ム シ や ク ワ ガ タ を 探 し に 行 っ た り 、 楽 し い 自 然 が 電 話 (3998)0003 (3999)1439 (3970)0066 (3970)1183 (5241)3475 (3577)1420 (3970)4756 の て し を み 四 た 覚 る 十 。 え と 九 て 、 年 い 畑 か ま は ら す 減 約 。 り 四 そ 素 れ 敵 年 で な 間 も 家 、 留 子 が 学 ど 随 の も 分 た 達 増 め と え 留 武 て 守 蔵 い を 丘 て し 高 驚 て 校 い 戻 へ た っ 地域ニュースは偶数月の15日発行で町会加入世帯には各戸配布しています。 冬 の 寒 い 日 、 下 校 し た 子 ど も 達 が カ ギ を 忘 れ て 家 に ま っ た 事 も 懐 か し い 思 い 出 で す 。 氏 名 向井 良作 阿部 ひろみ * 吉澤 裕子 * 田口 由美子 山口 敏子 稲葉 洋子 平野 貢子 *新任 担 当 地 上鷺4 丁目1~7,9 上鷺4 丁目8,10~20 上鷺5 丁目1~7,21~26 上鷺5 丁目18,20,27~ 29 上鷺5 丁目8~17,19,30 主任児童委員 主任児童委員 し た 。 下 水 道 設 備 も 今 の よ う に 十 分 で は あ り ま せ ん で は カ リ フ ラ ワ ー 畑 や 梅 林 が 多 く 本 当 に の ど か な 環 境 で 丁 目 に 越 し て き て 半 世 紀 近 く に な り ま す 。 当 時 、 周 辺 昭 和 四 十 七 年 、 長 女 が 生 ま れ た 夏 に 、 こ こ 上 鷺 宮 五 域 寄 稿 『 縁 』 花 岡 和 賀 子 し ず く 25
© Copyright 2024 ExpyDoc