CD-ROM インストール・ガイド

Personal Communications iSeries for Windows、
バージョン 5.7
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CD-ROM インストール・ガイド
GC88-5623-07
(英文原典:GC31-8080-08)
Personal Communications iSeries for Windows、
バージョン 5.7
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CD-ROM インストール・ガイド
GC88-5623-07
(英文原典:GC31-8080-08)
お願い
本書の情報およびそれによってサポートされる製品を使用する前に、 63 ページの『付録 E. 特記事項』に記載す
る一般情報をお読みください。
本書は、Personal Communications iSeries (プログラム番号: 5639-I92) のバージョン 5.7 に適用されます。また、新版で
特に断りがない限り、それ以降のすべてのリリースおよびモディフィケーションにも適用されます。
本マニュアルに関するご意見やご感想は、次の URL からお送りください。今後の参考にさせていただきます。
http://www.ibm.com/jp/manuals/main/mail.html
なお、日本 IBM 発行のマニュアルはインターネット経由でもご購入いただけます。詳しくは
http://www.ibm.com/jp/manuals/
の「ご注文について」をご覧ください。
(URL は、変更になる場合があります)
お客様の環境によっては、資料中の円記号がバックスラッシュと表示されたり、バックスラッシュが円記号と表示され
たりする場合があります。
原 典:
GC31–8080–08
Personal Communications iSeries for Windows, Version 5.7
CD-ROM Guide to Installation
発 行:
日本アイ・ビー・エム株式会社
担 当:
ナショナル・ランゲージ・サポート
第1刷 2003.7
この文書では、平成明朝体™W3、平成明朝体™W9、平成角ゴシック体™W3、平成角ゴシック体™W5、および平成角ゴ
(財)日本規格協会と使用契約を締結し使用しているものです。フォ
シック体™W7を使用しています。この(書体*)は、
ントとして無断複製することは禁止されています。
注* 平成明朝体™W3、平成明朝体™W9、平成角ゴシック体™W3、
平成角ゴシック体™W5、平成角ゴシック体™W7
© Copyright International Business Machines Corporation 1996, 2003. All rights reserved.
© Copyright IBM Japan 2003
目次
表.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
. v
第 1 章 概要 . . . . . . . . . . . . 1
新着情報 . . . . . . . . . . . . . 1
詳細情報 . . . . . . . . . . . . . 1
資料の表示 . . . . . . . . . . . . 2
第 2 章 Personal Communications iSeries
のインストール計画. . . . . . . . . .
同梱製品 . . . . . . . . . . . . .
Adobe Acrobat Reader . . . . . . . .
DB2 コネクト (Personal Communications 版)
インストール前の考慮事項 . . . . . . .
Java ランタイム環境 . . . . . . . .
デバイス・ドライバー . . . . . . . .
ディスク・スペース所要量 . . . . . .
移行に関する注意点 . . . . . . . . .
マルチブート環境インストール . . . . .
各国語サポート (NLS) に関する考慮事項 .
各国語サポート・フォント・ファイル . . .
パーソナル・コミュニケーションズ クライ
アントのインストール . . . . . . . .
5
5
5
5
6
6
6
6
7
7
7
7
8
第 3 章 Personal Communications iSeries
のインストール . . . . . . . . . . . 9
Microsoft Windows Installer . . . . . . . 9
ローカル・ハード・ディスクへのインストー
ル . . . . . . . . . . . . . . . 10
標準インストール . . . . . . . . . . 12
カスタム・インストール . . . . . . . . 15
機能の選択 . . . . . . . . . . . 17
機能のインストール・オプション . . . . 19
自動移行オプション . . . . . . . . 20
サイレント・インストール . . . . . . . 23
第 4 章 初期設定 (応答) ファイルの使用によ
る パーソナル・コミュニケーションズ
iSeries のインストール . . . . . . . .
パラメーターの説明 . . . . . . . . .
SAVEINI . . . . . . . . . . . .
ONLYINI . . . . . . . . . . . .
© Copyright IBM Corp. 1996, 2003
25
26
26
27
USEINI. . . . . . . . . . . .
REMOVEINI . . . . . . . . . .
パラメーターを指定したシステム変数およ
び UNC パスの使用 . . . . . . .
初期設定ファイル処理を使用したサイレン
ト・インストール . . . . . . . . .
. 27
. 28
. 29
. 29
第 5 章 管理インストール . . . . . . . 31
ネットワーク・サーバーからのインストール 32
ソース・メディアがネットワーク・サーバー
の場合のソースから実行するためのインスト
ール. . . . . . . . . . . . . . . 32
パッチのインストール. . . . . . . . . 33
第 6 章 パーソナル・コミュニケーションズ
iSeries の保守インストール . . . . . . 35
第 7 章 パーソナル・コミュニケーションズ
のリモート・インストール . . . . . . .
Tivoli Software Distribution サポートに関する
考慮事項 . . . . . . . . . . . . .
インストール・オブジェクトの作成 . . .
MSI インストール・パッケージ・プロパテ
ィー. . . . . . . . . . . . . .
SMS を使用したリモート・インストール . .
インストール・マネージャーを使用したリモ
ート・インストール . . . . . . . . .
第 8 章 DB2 コネクト (Personal
Communications版) のインストール . .
DB2 コネクトのサイレント・インストール
37
37
37
38
41
41
. 43
. 44
付録 A. Windows 2000 および XP の場合
の通信アダプターの取り付けとデバイス・ド
ライバーのインストール . . . . . . . .
通信アダプターの取り付け . . . . . . .
パーソナル・コミュニケーションズ バージ
ョン 5.7 の新規インストール . . . . .
パーソナル・コミュニケーションズ バージ
ョン 5.7 を以前のバージョンに重ねてイン
ストールする場合について . . . . . .
通信アダプターの削除. . . . . . . . .
45
48
48
51
52
iii
プラグ・アンド・プレイ・アダプターの取
り外し . . . . . . . . . . . . . 52
プラグ・アンド・プレイ未対応アダプター
の取り外し . . . . . . . . . . . 53
付録 C. 各国語サポート (NLS) 省略形および
言語コード . . . . . . . . . . . . 59
付録 B. InstallShield Professional for
Windows Installer (IPWI) コマンド・ライ
ン・パラメーター . . . . . . . . . . 55
パラメーターの説明 . . . . . . . . . 56
付録 E. 特記事項 . . . . . . . . . . 63
商標. . . . . . . . . . . . . . . 64
iv
CD-ROM インストール・ガイド
付録 D. 本書で使用されている略語 .
索引
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
. 61
. 65
表
1.
2.
3.
4.
機能選択ツリーの内容 . . . . . . .
システム・クラス・プロファイルのファ
イル拡張子 . . . . . . . . . .
ユーザー・クラス・プロファイルのファ
イル拡張子 . . . . . . . . . .
Windows 2000 および XP におけるアダ
プター・サポート . . . . . . . .
© Copyright IBM Corp. 1996, 2003
17
5.
21
6.
InstallShield コマンド・ライン・パラメ
ーター . . . . . . . . . . . . 55
各国語サポートにおける省略形および言
語コード . . . . . . . . . . . 59
21
45
v
vi
CD-ROM インストール・ガイド
第 1 章 概要
Personal Communications iSeries™ for Windows® では、5250 および VT エミュレーシ
ョンを提供して、iSeries ASCII システムに接続します。
パーソナル・コミュニケーションズ は、すべてのインストール手順に Microsoft®
Windows Installer テクノロジーを使用します。本書では、Windows Installer サービスを
使用して、パーソナル・コミュニケーションズ を正しくインストールし、カスタマイズ
する方法を詳しく説明します。Windows Installer サービスについて詳しくは、 9 ページ
の『Microsoft Windows Installer』を参照してください。パーソナル・コミュニケーショ
ンズ製品の機能性についての詳細情報は、「はじめに」を参照してください。
Personal Communications の Web サイト http://www.ibm.com/software/network/pcomm に
直接リンクすることもできます。
新着情報
パーソナル・コミュニケーションズ バージョン 5.7 のインストールには、次の変更が
加えられています。
v インストール中、機能選択処理は、製品機能および言語を選択するときに、より高い
細分性および柔軟性が得られるように設計されています。
詳細情報
Personal Communications の資料は、インストール CD-ROM の ¥publications ディレク
トリーにあります。これらの PDF または HTML ファイルはワークステーションにコ
ピーして、いつでも見ることができます。 Personal Communications のライブラリーに
は、以下の資料があります。
PCCD4C.PDF
PCCSP.PDF
PCMOUSE.PDF
PCCFR.PDF
PCEP.PDF
© Copyright IBM Corp. 1996, 2003
IBM Personal Communications iSeries for Windows、バージョ
ン 5.7 CD-ROM インストール・ガイド (本書)
IBM パーソナル・コミュニケーションズ for Windows, バー
ジョン 5.7 Client/Server Communications プログラミング
IBM パーソナル・コミュニケーションズ for Windows,
Version 5.7 CM Mouse Support User’s Guide and Reference
(英語のみ)
IBM パーソナル・コミュニケーションズ for Windows、バー
ジョン 5.7 構成ファイル解説書
IBM パーソナル・コミュニケーションズ for Windows,
Version 5.7 Emulator Programming
1
PCECL.PDF
PCQB.PDF
PCVTREF.PDF
PC3270REF.PDF
PC5250REF.PDF
PCADMIN.PDF
PCSMP.PDF
ECLReference.html
beanReference.html
IBM パーソナル・コミュニケーションズ for Windows、バー
ジョン 5.7 Host Access Class Library
IBM パーソナル・コミュニケーションズ for Windows、バー
ジョン 5.7 はじめに (HTML 版がデフォルトでインストー
ルされます)
IBM パーソナル・コミュニケーションズ for Windows、バー
ジョン 5.7 VT エミュレーター ユーザーズ・リファレンス
IBM パーソナル・コミュニケーションズ for Windows、バー
ジョン 5.7 3270 エミュレーター ユーザーズ・リファレン
ス
IBM パーソナル・コミュニケーションズ for Windows、バー
ジョン 5.7 5250 エミュレーター ユーザーズ・リファレン
ス
IBM パーソナル・コミュニケーションズ for Windows、バー
ジョン 5.7 管理者ガイドおよびリファレンス
IBM パーソナル・コミュニケーションズ for Windows,
Version 5.7 System Management Programming
IBM パーソナル・コミュニケーションズ for Windows,
Version 5.7 Host Access Class Library Reference for Java
(HTML format only)
IBM パーソナル・コミュニケーションズ for Windows,
Version 5.7 Host Access Beans for Java (HTML format only)
README.HTML ファイルに補足製品情報が収めてあります。インストール・プロセス
中に、英語およびその他の言語に固有の情報が表示される場合があります。
本書で使用している技術用語の定義については、
http://www.networking.ibm.com/nsg/nsgmain.htm のコンピューター用語の IBM® 用語集を
参照してください。
資料の表示
Personal Communications の資料は、CD-ROM に収められ、PDF 形式 (.pdf) と HTML
形式のいずれでも見られるようになっています。資料には、パーソナル・コミュニケー
ションズ CD-ROM から、または Install Manager の「ようこそ (Welcome)」パネルか
ら、直接アクセスできます。
PDF 形式の Personal Communications 資料を表示するには、 CD-ROM のインストー
ル・マネージャーのメインパネルから「資料の表示」を選択してください。「資料の表
示」をクリックすると、資料を表示するためにユーザーのシステムから Adobe Acrobat
Reader を起動します。ユーザーのシステムに Acrobat Reader が検出できない場合は、
この時点で Acrobat Reader をインストールする機会が与えられます。Acrobat Reader
のインストールが完了すると、CD-ROM で選択可能な資料を表示するウィンドウがオー
2
CD-ROM インストール・ガイド
プンします。HTML 形式の パーソナル・コミュニケーションズ 資料と README はど
の Web ブラウザーを使用しても表示できます。
注: 資料のファイルを後で表示するために CD-ROM からローカルまたはネットワー
ク・ドライブにコピーできます。
第 1 章 概要
3
4
CD-ROM インストール・ガイド
第 2 章 Personal Communications iSeries のインストール
計画
この章では、パーソナル・コミュニケーションズ の同梱製品と、パーソナル・コミュニ
ケーションズ バージョン 5.7 をインストールする前に考慮する必要のあるトピックを
説明します。
同梱製品
Personal Communications iSeries バージョン 5.7 には、以下の製品が含まれています。
Adobe Acrobat Reader
Acrobat Reader によって、Personal Communications ライブラリー内のオンライン・ブッ
クの表示、ナビゲート、および印刷を行うことができます。資料を表示することを選択
したら、ユーザーのシステムに Adobe Acrobat Reader が自動的にインストールされま
す。Adobe Acrobat Reader を使用して、CD-ROM から直接、またはインストール・マ
ネージャーのウェルカム・パネルから Personal Communications の資料を表示すること
ができます。
注:
1. Adobe Acrobat Reader プログラムの各国語バージョンは、該当するものが利用可能
な場合に組み込まれます。
2. 英語版も入っていますので、各国語版で直接サポートされていない場合に使用できま
す。また、インストール中に選択した資料を表示するために使用することもできま
す。
Acrobat Reader を使用して資料を表示するための詳しい情報は、 2 ページの『資料の表
示』を参照してください。
DB2 コネクト (Personal Communications 版)
IBM DB2 コネクト (IBM DB2 Connect™) (Personal Communications 版) は、Distributed
Relational Database Architecture™ (DRDA®) と呼ばれる、分散データを管理するための
標準的なアーキテクチャーをインプリメントすることによる、費用効率の高い方法での
ホスト・データベースへのアクセスを提供します。DRDA を使用すれば、高価なホス
ト・コンポーネントまたは専用のゲートウェイを使用せずに、MVS/ESA™ および
iSeries のデータベースへの高速接続を確立することができます。DB2 コネクト Personal
Communications は、DB2® ファミリー製品のメンバーであり、リレーショナル・データ
ベース・システム、ミドルウェア、およびアプリケーション開発ツールが組み込まれて
います。
© Copyright IBM Corp. 1996, 2003
5
DB2 コネクト (パーソナル・コミュニケーションズ 版) は、別の CD-ROM に収められ
て、パーソナル・コミュニケーションズ の付属として出荷されます。DB2 コネクトと
インストール指示については、43 ページの『第 8 章 DB2 コネクト (Personal
Communications版) のインストール』を参照してください。
注: DB2 コネクト パーソナル・エディション・ライセンスは、SNA 経由の Personal
Communications で一緒に使用する場合のみ有効です。TCP/IP 経由で、または
Personal Communications 以外の他の製品と共に DB2 コネクトを使用するために
は、個別のライセンスを購入する必要があります。
ODBC サポートが必要な場合は、パーソナル・コミュニケーションズ バージョン 5.7
パッケージに同梱されている DB2 Connect CD-ROM から、ODBC ドライバーが入手で
きます。DB2 コネクトのインストールの詳細については、 43 ページの『第 8 章 DB2
コネクト (Personal Communications版) のインストール』を参照してください。
インストール前の考慮事項
Java ランタイム環境
パーソナル・コミュニケーションズ には、その Java™ API およびアプリケーションを
サポートするために、Java ランタイム環境 (JRE) が用意されています。Windows 95 で
は、Java ランタイム環境 1.3.0 はデフォルトでインストール済みです。他のすべてのサ
ポートされている Windows オペレーティング・システムでは、JRE 1.4.1 がインストー
ル済みです。
デバイス・ドライバー
パーソナル・コミュニケーションズ には、一部のレガシー・アダプター用として通信デ
バイス・ドライバーが準備されています。Windows 2000 および XP の場合、デバイ
ス・ドライバー・パッケージは、個別のインストールおよび除去処理を必要とします。
Windows 2000 および XP システムで通信アダプターを使用するための パーソナル・
コミュニケーションズ をインストールする前に、 45 ページの『付録 A. Windows 2000
および XP の場合の通信アダプターの取り付けとデバイス・ドライバーのインストー
ル』を参照してください。また、一部のアダプターは、Windows 2000 および XP 用に
サポートされていません。詳しくは、「管理者ガイドおよびリファレンス」に記載され
ている接続機構およびアダプターの情報を参照してください。
ディスク・スペース所要量
パーソナル・コミュニケーションズ を Windows ボリューム (Windows フォルダーが入
っているドライブ) 以外のドライブにインストールする場合でも、Windows ボリューム
上に 30 MB もの使用可能なフリー・スペースが必要になる可能性があります。これ
は、Windows およびシステム・フォルダーにファイルがをインストールされ、Windows
6
CD-ROM インストール・ガイド
インストーラー・サービスによってインストーラー・データベースがキャッシングさ
れ、インストール時に Windows インストーラー・サービスによって一時ディスク・ス
ペースが使用されるためです。
移行に関する注意点
パーソナル・コミュニケーションズ はいくつかの移行オプションを提供しています。バ
ージョン 5.7 で使用できるように、ユーザーのセッション・プロファイル、バッチ・フ
ァイル、および他の構成情報を確実に移行するために、 15 ページの『カスタム・インス
トール』と 20 ページの『自動移行オプション』の自動移行オプションの詳細を参照し
てください。
移行時に、すべてのアクティブな パーソナル・コミュニケーションズ セッションおよ
びアクションをクローズするようプロンプト指示されます。
マルチブート環境インストール
別のオペレーティング・システムのもとで Personal Communications がすでにインスト
ールされているサブディレクトリーに、Personal Communications をインストールしたい
場合、旧バージョンを最初に削除する必要があります。削除しないと、どちらのオペレ
ーティング・システムからも Personal Communications を実行できないなど、予測でき
ない結果が生じる可能性があります。
各国語サポート (NLS) に関する考慮事項
パーソナル・コミュニケーションズ には、サポートされる言語すべてを含む (ただし、
韓国語、中国語 (簡体字)、および中国語 (繁体字) を除く) 複数言語 CD-ROM が用意
されています。なお、ここで除外されている言語については、別のインストール・パッ
ケージ (CD-ROM) に収めてあります。
本書では、複数言語サポート版の CD-ROM について説明します。単一言語版の
CD-ROM にも、同様の製品およびサポートが含まれていますが、以下の点で異なりま
す。
v 複数言語サポートがありません。
v CM マウス・ユーティリティー・プログラムがありません。
さらに、それぞれのパッケージは Triple DES (168 ビット) 暗号化で使用できます。
複数言語サポートのディレクトリーと言語コードについては、 59 ページの『付録 C. 各
国語サポート (NLS) 省略形および言語コード』を参照してください。
各国語サポート・フォント・ファイル
Personal Communications バージョン 5.7 にも、引き続き複数のフォント・ファイルが用
意されています。インストール済み製品のサイズの縮小を図るために、フィーチャー選
択プロセスが拡張されているので、一部のフォントの選択解除が可能になっています。
第 2 章 Personal Communications iSeries のインストール計画
7
パーソナル・コミュニケーションズ クライアントのインストール
パーソナル・コミュニケーションズ では、次の SNA クライアントのインストールをサ
ポートします。
v IBM Communications Server クライアント
v Microsoft SNA
注: IBM Communications Server for Windows クライアントまたは Microsoft SNA クラ
イアントをインストールする計画の場合は、Personal Communications をインストー
ルする前に、それらのクライアントをインストールしておく必要があります。
ご使用のシステムに上記の SNA クライアントのいずれかがインストールされているか
どうかは、インストール・プロセスで検出されます。上記の SNA クライアントのいず
れかが検出されると、パーソナル・コミュニケーションズ では、そのクライアント・バ
ージョンをインストールします。
8
CD-ROM インストール・ガイド
第 3 章 Personal Communications iSeries のインストール
パーソナル・コミュニケーションズ for Windows には、次のように 4 つのインストー
ル・オプションがあります。
v ローカル・ハード・ディスクへのインストール。ソース・メディアが CD-ROM の場
合に、ソースから実行するためのインストールを含む。詳しくは、 10 ページの『ロ
ーカル・ハード・ディスクへのインストール』を参照してください。
v 管理インストール。ソース・メディアがネットワーク・サーバーの場合に、ソースか
らのインストールまたは実行を含む。詳しくは、 31 ページの『第 5 章 管理インス
トール』を参照してください。
v Microsoft Systems Management Server (SMS) を使用したリモート・インストール。詳
しくは、 37 ページの『第 7 章 パーソナル・コミュニケーションズ のリモート・イ
ンストール』を参照してください。
v Tivoli® Software Distribution の使用によるリモート・インストール。詳しくは、 37
ページの『Tivoli Software Distribution サポートに関する考慮事項』を参照してくださ
い。
パーソナル・コミュニケーションズ は、インストール手順をカスタマイズするための機
能も提供しています。サイレント・インストールの実行を含む、初期設定ファイル処理
を使用したカスタマイズについては、 25 ページの『第 4 章 初期設定 (応答) ファイル
の使用による パーソナル・コミュニケーションズiSeries のインストール』を参照して
ください。
この章では、すべてのオプションについて一般的なインストール手順を説明し、ローカ
ル・ハード・ディスクへのインストールについて特定の手順を説明します。この章で
は、標準セットアップとカスタム・セットアップだけでなくサイレント・インストー
ル・オプションについても説明します。さらに、Microsoft Windows Installer サービスに
ついての概要も説明します。
Microsoft Windows Installer
パーソナル・コミュニケーションズ は Windows Installer サービスを使用します。これ
は Windows Me、2000、および XP には組み込まれています。しかし、Windows 95、
Windows 98、および Windows NT® 4.0 では、Windows Installer サービスをインストー
ルしてから パーソナル・コミュニケーションズ をインストールしなければなりませ
ん。パーソナル・コミュニケーションズ CD-ROM は、初めて実行される際にターゲッ
ト・システムを検査して、必要であれば Windows Installer サービスの正しいバージョ
ンを自動的にインストールします。
© Copyright IBM Corp. 1996, 2003
9
Setup.exe は、Windows Installer サービス (msiexec.exe) を呼び出し、インストール・ダ
イアログを立ち上げるブートストラップ・ローダーです。Microsoft Windows Installer サ
ービスの詳細については、http://www.msdn.microsoft.com を参照してください。ここで
は、Windows Installer SDK が入手できます。 setup.exe について詳しくは、 55 ページ
の『付録 B. InstallShield Professional for Windows Installer (IPWI) コマンド・ライン・
パラメーター』を参照してください。
注: パーソナル・コミュニケーションズ をインストールする際は、以下の点を考慮して
ください。
v Windows Installer のインストールによって、システムがリブートされることがあ
ります。リブートが必要な場合でも、再始動の直後、Windows Installer に戻るの
で、パーソナル・コミュニケーションズ のインストールを継続して行うことがで
きます。
v Windows Installer が正しくインストールされていれば、パーソナル・コミュニケ
ーションズ のインストールが失敗した場合、またはユーザーによって取り消され
た場合、Windows Installer が部分的にインストールされた パーソナル・コミュ
ニケーションズ のファイルすべてをロールバックし、システムを元の状態に戻し
ます。
注: インストールが失敗した場合、パーソナル・コミュニケーションズ の旧バー
ジョンからの「スタート」メニュー・アイコンは、ロールバックされませ
ん。このようになると、パーソナル・コミュニケーションズ の「スタート」
メニューのアイコンは使用できなくなります。
v Windows NT または Windows 2000 上でこれらの製品のインストールを実行する
には、アドミニストレーター・グループのメンバーである必要があります。
v インストールを開始する前に、他のすべてのアプリケーションが停止しているこ
とを確認してください。Personal Communications の再インストールまたはアップ
グレードを行う場合には、セットアップを開始する前に、Personal
Communications が実行中でないことを確認してください。
ローカル・ハード・ディスクへのインストール
Personal Communications iSeries をインストールする場合は、まず最初に CD-ROM を
CD-ROM ドライブに挿入します。オートプレイがオンになっている場合、CD-ROM を
入れると、インストール・マネージャーのウェルカム・ダイアログが自動的に呼び出さ
れます。
注: オートプレイがオフの場合は、次のようにしてください。
1. Windows の「スタート」メニューから「ファイル名を指定して実行...」をクリッ
クします。
2. 「名前」のボックスに、
E:¥setup
10
CD-ROM インストール・ガイド
と入力します (ここで E: はご使用の CD-ROM ドライブです)。
パーソナル・コミュニケーションズ 用のインストール・マネージャーのウェルカム・ダ
イアログで、以下のオプションを選択できます。
v 「製品のインストール」は Windows Installer サービスを呼び出し、インストール・
プロセスを開始します。
v 「資料の表示」はパーソナル・コミュニケーションズ ライブラリーと パーソナル・
コミュニケーションズ README ファイルで使用可能な資料をユーザーが表示できる
ようにします。資料の表示について詳しくは、2ページの『資料の表示』を参照して
ください。
v 「弊社 Web サイトの訪問」では、パーソナル・コミュニケーションズ Web サイト
に直接リンクできます。
v 「この CD の探索」を使用すると、 CD-ROM に入っているファイルを表示できま
す。
パーソナル・コミュニケーションズ のインストールを開始するには、インストール・マ
ネージャーのウェルカム・ダイアログから「製品のインストール」を選択します。
インストール・マネージャーがユーザーのシステム構成を判別したら、インストール・
プロセスが開始します。
1. Windows Installer の Personal Communications 用のウェルカム・ダイアログがオープ
ンします。「ReadMe」をクリックして README テキストのウィンドウをオープン
するか、または「次へ」をクリックして継続します。
2. 「ライセンス契約」ダイアログがオープンします。契約の条件を受け入れる場合は、
ボタンをクリックします。「印刷」をクリックすると、ライセンス契約を印刷できま
す。ライセンス契約を受け入れない場合は、インストール・プロセスは終了します。
「次へ」をクリックして、続行します。
3. 「お客様の情報」ダイアログがオープンします。ユーザー名と組織の情報を入力しま
す。パーソナル・コミュニケーションズ を、そのワークステーションにログオンす
るすべてのユーザー用にインストールするか、または個人用にインストールするかを
選択します。「次へ」をクリックして、続行します。
4. 「セットアップ・タイプ」ダイアログがオープンします。オプションが表示されるの
で、「標準」 (デフォルト) または「カスタム」インストールを選択します。
次のセクションでは、標準およびカスタム・インストールの選択項目を説明します。
第 3 章 Personal Communications iSeries のインストール
11
標準インストール
標準インストールでは、インストール用のすべてのデフォルト機能を選択します。機能
はプログラムの特定の機能として定義されています。デフォルトの機能のリストは、
17 ページの『機能の選択』を参照してください。カスタム・インストール・オプション
を選択して、パーソナル・コミュニケーションズ の機能をカスタマイズすることができ
ます ( 15 ページの『カスタム・インストール』を参照)。
標準インストールを開始するには、「インストール・タイプ」パネルで「次へ」をクリ
ックします。パーソナル・コミュニケーションズ がディスク・スペース所要量を計算中
であることを示すパネルが表示されます。
注: インストールがこの点を過ぎると、インストール・タイプの変更はもうできませ
ん。したがって、インストール・タイプを変更したい場合は、「アプリケーショ
ン・データ」パネルでインストールをキャンセルし、新規インストールを始める必
要があります。
標準インストールを続ける場合は、次のインストール手順を使用してください。
1. 「アプリケーション・データのロケーション」ダイアログがオープンします。以下の
アプリケーション・データのロケーション・オプションから選択します。
v ユーザーのアプリケーション・データ・フォルダー ([UserProfile]¥Application
Data)
v すべてのユーザーの共通アプリケーション・データ・フォルダー (All
Users¥Application Data)
v 従来の専用ディレクトリー
[UserProfile]¥Application Data のロケーションを選択すると、次のプロファイル・パ
スが使用されます。
オペレーティ ユーザー・クラス・
ディレクトリー
ング・
(カレント・ユーザー)
システム
システム・クラス・
ディレクトリー
Windows
95/98/Me
C:¥Windows¥Application
Data¥IBM¥Personal Communications
C:¥Windows¥All Users¥Application
Data¥IBM¥Personal Communications
C:¥Windows¥Profiles¥
Windows
95/98/Me (ユ %USERNAME%¥Application
ーザー・プロ Data¥IBM¥Personal Communications
ファイルが使
用可能)
C:¥Windows¥All Users¥Application
Data¥IBM¥Personal Communications
C:¥Winnt¥Profiles¥
%USERNAME%¥Application
Data¥IBM¥Personal Communications
C:¥Winnt¥Profiles¥All
Users¥Application
Data¥IBM¥Personal Communications
Windows NT
4.0
12
CD-ROM インストール・ガイド
オペレーティ ユーザー・クラス・
ング・
ディレクトリー
システム
(カレント・ユーザー)
Windows
2000/XP
システム・クラス・
ディレクトリー
C:¥Documents and Settings¥All
C:¥Documents and
Settings¥%USERNAME%¥Application Users¥Application
Data¥IBM¥Personal Communications Data¥IBM¥Personal Communications
All Users¥Application Data のロケーションを選択すると、次のプロファイル・パス
が使用されます。
システム・クラス・
ディレクトリー
オペレーティ
ング・
システム
ユーザー・クラス・
ディレクトリー
(カレント・ユーザー)
Windows
95/98/Me
C:¥Windows¥All Users¥Application C:¥Windows¥All Users¥Application
Data¥IBM¥Personal Communications Data¥IBM¥Personal Communications
Windows
95/98/Me (ユ
ーザー・プロ
ファイルが使
用可能)
C:¥Windows¥All Users¥Application C:¥Windows¥All Users¥Application
Data¥IBM¥Personal Communications Data¥IBM¥Personal Communications
Windows NT
4.0
C:¥Winnt¥Profiles¥All
C:¥Winnt¥Profiles¥All
Users¥Application
Users¥Application
Data¥IBM¥Personal Communications Data¥IBM¥Personal Communications
Windows
2000/XP
C:¥Documents and Settings¥All
C:¥Documents and Settings¥All
Users¥Application
Users¥Application
Data¥IBM¥Personal Communications Data¥IBM¥Personal Communications
注: Windows 95、98 および Me では、ユーザー・プロファイルを使用するためのオ
プションが提供されています。ユーザー・プロファイルは、オペレーティング・
システムが維持し、特定ユーザーのファイルとシステム構成をトラッキングする
アカウントです。ユーザーがそのシステムにログオンすると、Windows がその
ログオン・ユーザーのファイルとシステム構成設定値を伴って正しい場所にロー
ドされます。
Windows NT、2000、および XP では、ユーザー・プロファイルは常に使用可能
です。
従来の専用プライベート・ディレクトリーのロケーションを選択すると、以下のプロ
ファイル・パスが使用されます。
第 3 章 Personal Communications iSeries のインストール
13
オペレーティ
ング・
システム
ユーザー・クラス・
ディレクトリー
(カレント・ユーザー)
システム・クラス・
ディレクトリー
Windows
95/98/Me
C:¥Program Files¥IBM¥Personal
Communications¥Private
C:¥Program Files¥IBM¥Personal
Communications¥Private
Windows
95/98/Me (ユ
ーザー・プロ
ファイルが使
用可能)
C:¥Program Files¥IBM¥Personal
Communications¥Private
C:¥Program Files¥IBM¥Personal
Communications¥Private
Windows NT
4.0
C:¥Program Files¥IBM¥Personal
Communications¥Private
C:¥Program Files¥IBM¥Personal
Communications¥Private
Windows
2000/XP
C:¥Program Files¥IBM¥Personal
Communications¥Private
C:¥Program Files¥IBM¥Personal
Communications¥Private
1,2
1
ユーザー設定の変更マネージャー (UPM) がデフォルト以外のディレクトリーに設定
されている場合、Personal Communications は、そのディレクトリーを使用してユーザ
ー・クラス・ファイルを保管します。システム・クラス・ファイルは、常に専用ディ
レクトリーに保管されます。
2
従来の専用ディレクトリーのロケーションの場合、Personal Communications がイン
ストールされるドライブは、C¥Program Files¥IBM¥Personal Communications です。
アプリケーション・データのロケーションを選択したら、「次へ」をクリックしてイ
ンストールを継続します。
2. 「プログラムのインストール準備完了」ダイアログがオープンします。以前に設定し
た値を変更する場合は「戻る」をクリックします。あるいは、インストール・プロセ
スを終了する場合は「キャンセル」をクリックします。インストールを続行する場合
は、「インストール」をクリックします。
標準セットアップでは、プログラム・インストールで次のディレクトリーを使用しま
す。 C:¥Program Files¥IBM¥Personal Communications
注: C: ドライブに十分なディスク・スペースがない場合は、代わりのインストール宛先
を選択するために、カスタム・インストールのセットアップ・タイプを選択するよ
うプロンプトが出されます。
インストールが完了すると、「インストールの完了」ダイアログがオープンし、登録ツ
ールを立ち上げる機会が提供されます。「完了」をクリックしてインストール処理を終
了します。
14
CD-ROM インストール・ガイド
インストールが完了したら、コンピューターをリブートするようにプロンプトが出され
ます。構成変更を有効にし、パーソナル・コミュニケーションズ を使用できるようにす
るには、コンピューターをリブートしなければなりません。
注:
1. 「標準」では、適用できるエミュレーター用の最もよく使用される機能をインストー
ルします。
2. 「標準」では、CM マウスまたは API サンプル・プログラムは組み込みません。
カスタム・インストール
カスタム・セットアップ用のデフォルトの機能選択は標準セットアップと同じですが、
カスタム構成では機能選択をご使用のシステムに合わせて変更することができます。カ
スタム・インストール・セットアップを継続する場合は、
1. 「カスタム」セットアップ・タイプを選択してボタンをクリックします。「次へ」を
クリックして、続行します。
2. 英語言語プロダクトが自動的にインストールされます。システム・デフォルト言語と
英語のみがデフォルトです。インストールしたい追加の言語を選択します。「次へ」
をクリックして、続行します。パーソナル・コミュニケーションズ がディスク・ス
ペース所要量を計算中であることを示すパネルが表示されます。
注: インストールがこの点を過ぎると、インストール・タイプの変更はもうできませ
ん。したがって、インストール・タイプを変更したい場合は、「アプリケーショ
ン・データ」パネルでインストールをキャンセルし、新規インストールを始める
必要があります。
3. 「カスタム」セットアップ・ダイアログがオープンし、インストールしたいプログラ
ム機能を選択するようにプロンプトが出されます。選択可能なサブ機能を持つ機能も
あります。特定の機能のサブ機能を表示するには、機能名の左方のプラス符号 (+)
をクリックします。
「機能の説明 (Feature Descriptions)」が「カスタム・セットアップ」ウィンドウに組
み込まれています。機能をクリックして、機能選択ツリーの右に説明セクションを表
示させると、その機能の説明がお読みいただけます。機能の説明では、それぞれの機
能についての基本的な情報だけでなく、インストールで必要なディスク・スペースに
ついても説明します。それぞれの機能についてのディスク・スペース要件の詳細につ
いては、「ディスク・スペース」ボタンをクリックしてください。選択可能な機能に
ついては、 17 ページの『機能の選択』を参照してください。機能のインストール・
オプションの説明は、 19 ページの『機能のインストール・オプション』を参照して
ください。
4. 「カスタム・セットアップ」ダイアログから、パーソナル・コミュニケーションズ
がインストールされるディレクトリーを変更することができます。他のインストー
ル・ディレクトリーを選択するには、「変更」ボタンをクリックします。
第 3 章 Personal Communications iSeries のインストール
15
注: 旧バージョンの パーソナル・コミュニケーションズ をインストールしており、
バージョン 5.7 を別のディレクトリーにインストールする場合は、パーソナ
ル・コミュニケーションズ の構成ファイルはリブート時に新規ディレクトリー
に移動されます。
5. お客様の機能選択項目を作成し、インストール・ディレクトリーを確認したら、「次
へ」をクリックしてインストールを継続してください。
注: 宛先ドライブに十分なスペースがない場合は、他のロケーションを選択するよう
にプロンプトが出されます。
6. 「アプリケーション・データのロケーション」ダイアログがオープンします。以下の
アプリケーション・データのロケーション・オプションから選択します。
v ユーザーのアプリケーション・データ・フォルダー ([UserProfile]¥Application
Data)
v すべてのユーザーの共通アプリケーション・データ・フォルダー (All
Users¥Application Data)
v 従来の専用ディレクトリー
それぞれのアプリケーション・データのロケーションで使用されるプロファイル・パ
スについての情報は、 12 ページの『標準インストール』を参照してください。ワー
クステーション・プロファイルをも含めて、アプリケーション・データのロケーショ
ンについて詳しくは、「はじめに」を参照してください。「次へ」をクリックして、
続行します。
7. 「自動移行オプション」ダイアログが表示されます。デフォルトでは、「プロファイ
ルの自動移行」ボックスがチェックされています。このチェック・ボックスをクリア
すると、移行は行われません。ユーザーが選択可能な移行選択項目は、「アプリケー
ション・データのロケーション」ダイアログで提供した情報に基づいています。「ア
プリケーション・データのロケーション」ダイアログについての情報は、 10 ページ
の『ローカル・ハード・ディスクへのインストール』を参照してください。
デフォルトでは、ユーザーのアプリケーション・データのロケーションで選択可能な
最も高水準な移行レベルが選択されています。これは、ユーザーの構成用にお勧めす
る移行レベルです。デフォルトの移行オプションを使用してインストールを進めるか
または他の移行レベルを選択することができます。それぞれのアプリケーション・デ
ータのロケーションで選択可能な移行のさまざまなレベルについては、 20 ページの
『自動移行オプション』を参照してください。
「次へ」をクリックして、インストールを続行します。
8. 「インストール準備の完了」ダイアログがオープンします。インストールを完了する
には、「インストール」をクリックします。
16
CD-ROM インストール・ガイド
機能の選択
パーソナル・コミュニケーションズ で選択可能な機能とサブ機能を、表 1 で説明して
います。この表では、機能がデフォルトでインストールされるかどうかも示していま
す。
注: 「カスタム・セットアップ」ウィンドウでは、機能名の左方のアイコンが白であれ
ば、その機能とそれに属するすべてのサブ機能がインストールされます。アイコン
がグレーならば、その機能またはその 1 つ以上のサブ機能はインストールされませ
ん。
表 1. 機能選択ツリーの内容
機能
説明
選択可能なサブ機能
デフォルト
5250 エミュ
レーションと
サービス
ユーザーのワークステー データ転送
ションは iSeries 端末装 v iSeries 接続構成
置 (ディスプレイ、プリ
ンター、またはその両方)
をエミュレートできま
す。エミュレーター API
とユーティリティー (複
数セッション、メニュ
ー・バー、CM マウス、
およびデータ転送) がイ
ンストールされます。
VT エミュレ
ーション
ワークステーションは
ASCII 端末をエミュレー
トすることができます。
エミュレーター API (複
数セッション、CM マウ
ス、およびメニュー・バ
ーなど) がインストール
されます。
なし
インストール
されます。
フォント
特殊 3270、双方向、お
よび特定のアジア言語な
どの、追加のフォントが
使用可能です。
ダイアログにリストされて
いるフォント
インストール
されます。
インストール
されます。
第 3 章 Personal Communications iSeries のインストール
17
表 1. 機能選択ツリーの内容 (続き)
機能
説明
選択可能なサブ機能
デフォルト
IBM SNA プ
ロトコル
この機能は APPC と
CPI-C プログラミング・
インターフェースと、
SNA 通信を使用可能に
するデバイス・ドライバ
ーを含んでいます。
v TCP/IP 経由の AnyNet®
SNA
インストール
されます。
v ユーティリティー
– 検査接続 APING
– データベース・アクセ
ス
– 転送ファイル AFTP
v 管理および PD 援助プロ
グラム
– SNA センス・データ
の表示
– SNA ノード構成
– SNA ノード構成検査
– SNA ノード操作
Secure
Sockets
Layer
暗号化と認証カスタマイ
ズを行えるようにする。
認証管理
インストール
されます。
管理および
PD 援助プロ
グラム
診断および更新ツールが
組み込まれます。
v ログ・ビューアー
インストール
されます。
v 情報バンドラー
– インターネット・サー
ビス
v 製品更新ツール
ユーティリテ
ィー
インストールできるオプ
ショナル・プロダクト・
ユーティリティー。
v CM マウス
v 変換マクロ
v DOS EHLLAPI
v メニュー・バー・カスタ
マイズ・ユーティリティ
ー
v 複数セッション
v ユーザー設定
18
CD-ROM インストール・ガイド
CM マウス以
外はすべてデ
フォルトでイ
ンストールさ
れます。
表 1. 機能選択ツリーの内容 (続き)
機能
説明
選択可能なサブ機能
デフォルト
エミュレータ
ー・プログラ
ミング API
API およびサンプル・プ
ログラム。
API のサンプル・プログラ
ム
インストール
されません。
v ホスト・アクセス・クラ
ス・ライブラリー C++
v ビジュアル基本
v 各種 API
注: 次の接続のいずれかを行いたい場合は、IBM SNA プロトコルをインストールしな
ければなりません。しかし、他の SNA プロトコル・スタックがユーザーのマシン
にすでにインストールされている場合は、この機能は隠され、このインストールで
は利用できません。
v LAN (IEEE 802.2 経由)
v FMI 経由の Microsoft SNA クライアント
v SDLC
v 非同期接続の SNA
v IBM Global Network® 非同期接続の SNA
v Hayes AutoSync
v TCP/IP 経由の AnyNet SNA
v 平衡型データ・リンク制御 (APPC)
v 平衡型データ・リンク制御 (コンソール)
v 3174 対等通信 (Coax 経由の LAN)
機能のインストール・オプション
それぞれの機能とサブ機能はいくつかのインストール・オプションを使用できます。そ
れぞれの機能で使用できるオプションを表示するには、機能名の左方のドロップダウ
ン・アイコンをクリックします。ドロップダウン・メニューで必要なインストール・タ
イプをクリックして選択します。それぞれの可能なインストール・オプションの説明は
次のとおりです。
v 「この機能はローカル・ハード・ディスクにインストールされます」は、この機能を
ユーザーのローカル・ハード・ディスクにインストールすることを選択します。
v 「この機能と、すべてのサブ機能はローカル・ハード・ディスクにインストールされ
ます」は、主な機能とすべての関連するサブ機能がローカル・ハード・ディスクにイ
ンストールされることを選択します。
v 「この機能は CD から実行するためにインストールされます」は、この機能をソー
ス・メディアがローカル・ワークステーションの CD-ROM であるソースから実行す
第 3 章 Personal Communications iSeries のインストール
19
ることを選択します。このオプションは、トップレベル機能用にのみ選択可能であ
り、機能を実行するために必要な基本ファイルのみをインストールします。
注: ネットワークからインストールする場合は、このオプションの代わりに「この機
能はネットワークからインストールされます」が表示されます。ネットワーク・
サーバーから実行する場合について詳しくは、 32 ページの『ソース・メディア
がネットワーク・サーバーの場合のソースから実行するためのインストール』を
参照してください。
v 「この機能、およびすべてのサブ機能は CD から実行するためにインストールされま
す」は、主な機能とすべての関連するサブ機能がソース・メディアが ローカル・ワ
ークステーションの CD-ROM である、ソースから実行することを選択します。この
インストール・オプションは機能を実行するために必要な基本ファイルのみをインス
トールします。
注: ネットワークからインストールする場合は、このオプションの代わりに「この機
能、およびすべてのサブ機能はネットワークからインストールされます」が表示
されます。ネットワーク・サーバーから実行する場合について詳しくは、 32 ペ
ージの『ソース・メディアがネットワーク・サーバーの場合のソースから実行す
るためのインストール』を参照してください。
v 「この機能は必要に応じてインストールされます」は、パーソナル・コミュニケーシ
ョンズ のメニューにショートカットを作成します。このショートカットを選択する
と、その機能がインストールされます。このインストール・オプションは案内 とも
呼ばれます。
注: 案内は 4.72.3110.0 より古い shell32.dll を使用する Windows 95 および
Windows NT 4 では利用できません。
v 「この機能は利用できません」は、インストール用または案内用の機能を選択解除し
ます。
注: インストールの選択を行わないと、機能はローカル・ハード・ディスクにインスト
ールされます。
自動移行オプション
パーソナル・コミュニケーションズ バージョン 5.7 は、パーソナル・コミュニケーシ
ョンズ の旧バージョンから更新する際に自動移行プロセスをカスタマイズできるように
します。プロファイルの参照はすべて、自動移行中に移動されたプロファイルの現行パ
スに更新されます。選択可能な 3 つの汎用レベルの移行があります。
v レベル 1 はデスクトップ・アイコンのみを移行します。
注: パーソナル・コミュニケーションズ の旧バージョンからの「スタート」メニュ
ー・アイコンは、パーソナル・コミュニケーションズ バージョン 5.7 のインス
20
CD-ROM インストール・ガイド
トール中に除去されます。セッションを開始するには、「セッションの開始また
は構成」アイコンを使用できます。セッションの開始および構成について詳しく
は、「はじめに」を参照してください。
v レベル 2 はシステム・クラス・プロファイルとデスクトップ・アイコンを移行しま
す。 表 2 で、システム・クラス・プロファイルのファイル拡張子およびファイル・
タイプを説明します。
表 2. システム・クラス・プロファイルのファイル拡張子
拡張子
ファイル・タイプ
.acg
SNA 構成
.mlg
デフォルト・メッセージ・ログ
.trc
未フォーマットのトレース
.tlg
フォーマット済みのトレース
注: レベル 2 では、プロファイルを All Users または従来の専用ディレクトリーに移
行する場合は、ユーザー・クラス・プロファイルも移行します。ユーザー・クラ
ス・プロファイルの拡張子についての詳細は、表 3 を参照してください。
v レベル 3 はユーザー・クラス・プロファイル、システム・クラス・プロファイル、
およびデスクトップ・アイコンを移行します。 表 3 で、ユーザー・クラス・プロフ
ァイルのファイル拡張子およびファイル・タイプを説明します。
表 3. ユーザー・クラス・プロファイルのファイル拡張子
拡張子
ファイル・タイプ
.ws
ワークステーション・プロファイル
.bch
複数セッション
.ini
セッションのサイズおよびロケーション
.pmp
ポップアップ・キーパッド構成
.kmp
キーボード構成
.srl
ファイル転送リスト
.ndc
iSeries 接続構成
.upr
iSeries ユーザー・プロファイル
.tto
iSeries データ転送要求 (受信)
.tfr
iSeries データ転送要求 (送信)
.bar
ツールバー設定
.mac
マクロ
.mmp
マウス設定
.xlt
変換テーブル
第 3 章 Personal Communications iSeries のインストール
21
表 3. ユーザー・クラス・プロファイルのファイル拡張子 (続き)
拡張子
ファイル・タイプ
.xld
DBCS 変換テーブル
.cert
証明書
.sth
パスワード・スタッシュ
.adu
自動ダイヤル・ユーティリティー
.kdb
証明書管理データベース
.der
バイナリー DER
「アプリケーション・データのロケーション」ダイアログで提供された情報に基づく
と、レベル 3 移行は選択できません。アプリケーション・データのロケーションに基づ
く選択可能な最高レベルの移行は、移行の推奨されるレベルです。それぞれのデータの
ロケーションついて移行レベルがどのように機能するかの説明は、以下のセクションで
説明します。
注: アドミニストレーターがリモート・インストールを実行する場合は、ユーザーがワ
ークステーションにログオンするまで行われない移行があります。
[UserProfile]¥Application Data ディレクトリーへの移行
以前のプロファイル・ディレクトリーから [UserProfile]¥Application Data ディレクトリ
ーにユーザーのプロファイルを移行することを選択した場合、移行レベル 1、 2、およ
び 3 が選択可能です。移行レベルは次のように機能します。
レベル 1
デスクトップ・アイコンが移行されます。これは、移行の中で最も低いレベル
です。
レベル 2
v デスクトップ・アイコンが移行されます。
v システム・クラス・プロファイルは以前のプロファイル・ディレクトリーか
ら、All Users¥Application Data ディレクトリーに移行されます。
レベル 3 (推奨)
v デスクトップ・アイコンが移行されます。
v システム・クラス・プロファイルが移行されます。
v ユーザー・クラス・プロファイルは、以前のプロファイル・ディレクトリー
から、[UserProfile]¥Application Data ディレクトリーに移行されます。新しい
ユーザーがワークステーションにログオンするごとに、そのユーザーに関連
付けられているユーザー・クラス・プロファイルが移行されます。これが、
すべてのユーザー・クラス・プロファイルが [UserProfile] ディレクトリーに
コピーされるまで繰り返されます。
22
CD-ROM インストール・ガイド
All Users¥Application Data ディレクトリーへの移行
以前のプロファイル・ディレクトリーから All Users¥Application Data ディレクトリー
にユーザーのプロファイルを移行することを選択した場合、移行レベル 1 および 2 が
選択可能です。移行レベルは次のように機能します。
レベル 1
デスクトップ・アイコンが移行されます。これは、移行の中で最も低いレベル
です。
レベル 2 (推奨)
v デスクトップ・アイコンが移行されます。
v すべてのシステム・クラス・プロファイルとユーザー・クラス・プロファイ
ルは、以前のプロファイル・ディレクトリーから、All Users¥Application
Data ディレクトリーに移行されます。新しいユーザーがワークステーション
にログオンするごとに、そのユーザーに関連付けられているユーザー・クラ
ス・プロファイルが、All Users¥Application Data ディレクトリーに移行され
ます。
専用ディレクトリーへの移行
ユーザーのプロファイルを、以前のプロファイル・ディレクトリーからインストールが
行われたディレクトリーの下の専用ディレクトリーに移行することを選択したら、移行
レベルの 1 および 2 が選択可能です。移行レベルは次のように機能します。
レベル 1
デスクトップ・アイコンが移行されます。これは、移行の中で最も低いレベル
です。
レベル 2 (推奨)
v デスクトップ・アイコンが移行されます。
v すべてのシステム・クラス・プロファイルとユーザー・クラス・プロファイ
ルは、以前の専用プロファイル・ディレクトリーから専用ディレクトリーに
移行されます。新しいユーザーがワークステーションにログオンするごと
に、ユーザー設定マネージャーで設定されているそのユーザーに関連付けら
れているすべてのユーザー・クラス・プロファイルが、適切に移行されま
す。
サイレント・インストール
パーソナル・コミュニケーションズ は setup.exe によって MSI (Windows Installer デー
タベース) パッケージにコマンド・ライン・パラメーターを渡すことにより、サイレン
ト・インストールを行うことができます。サイレント・インストールを実行すると、ユ
ーザーが、ダイアログを通じての入力データの提供や、インストール・プロセス中の進
第 3 章 Personal Communications iSeries のインストール
23
行状況バーの確認を行うことはありません。その代わり、標準構成、または初期設定フ
ァイル処理中に作成されたカスタム構成を使用して、インストールは自動的に行われま
す。
注: サイレント・インストールを通じて移行する際、 すべてのアクティブな パーソナ
ル・コミュニケーションズ セッションおよびアクションが、プロンプトなしにクロ
ーズされます。
初期設定ファイル処理について詳しくは、 25 ページの『第 4 章 初期設定 (応答) ファ
イルの使用による パーソナル・コミュニケーションズiSeries のインストール』を参照
してください。setup.exe コマンド・ライン・パラメーターを使用してサイレント・イン
ストールを実行する際の情報は、 55 ページの『付録 B. InstallShield Professional for
Windows Installer (IPWI) コマンド・ライン・パラメーター』を参照してください。
24
CD-ROM インストール・ガイド
第 4 章 初期設定 (応答) ファイルの使用による パーソナル・
コミュニケーションズiSeries のインストール
パーソナル・コミュニケーションズ は、1 つのインストール中に作成された特性値と機
能のインストール選択項目が、後続のインストール中に自動的に適用できるようにする
カスタマイズのオプションの方法を提供しています。初期設定ファイル (.ini) は、初期
設定の選択項目として Windows Installer が使用するための特性とオプションを含んで
いるので、後続のインストールではユーザーがダイアログを使用してインストール入力
をする必要はありません。これにより、今後のインストールが、初期設定ファイルを使
用してサイレント方式で実行されるように設定できます。
アドミニストレーターはコマンド・ライン・パラメーターを使用して、初期設定ファイ
ルを作成し、保管し、インプリメントすることができます。パーソナル・コミュニケー
ションズ は次の 4 つのコマンド・ライン・パラメーターを提供します。
v SAVEINI
v ONLYINI
v USEINI
v REMOVEINI
それぞれのパラメーターは、対応する使用方法の説明と共に、以下のセクションで説明
します。
パーソナル・コミュニケーションズ CD-ROM に 2 つのサンプル初期設定ファイルが組
み込まれています。これらのサンプル初期設定ファイルは、ワークステーション構成が
サンプル内の定義と一致する場合に、インストール時に使用することができます。パー
ソナル・コミュニケーションズ バージョン 5.7 は次のサンプル .ini ファイルを組み込
んでいます。
v typical.ini は標準セットアップをインストールします
v custom.ini はカスタム・セットアップをユーザー定義のパスにインストールし、英
語に加えてフランス語のインストールを組み込んでいます
サンプルは、Personal Communications の最初のインストール用に定義されています。
Personal Communications、AnyNet、Microsoft SNA Server、または Communications
Server for Windows NT をすでにインストールしている場合は、サンプルは機能しませ
ん。ユーザーのワークステーションに適した固有な初期設定ファイルを作成する必要が
あります。
© Copyright IBM Corp. 1996, 2003
25
注: 初期設定ファイル処理を正しく行うには、構文例をすべて正しく使用してくださ
い。
パラメーターの説明
SAVEINI
このパラメーターは作成すべき初期設定ファイルを指定し、パーソナル・コミュニケー
ションズ をインストールします。パーソナル・コミュニケーションズ をインストール
せずに、初期設定ファイルを作成する場合は、 27 ページの『ONLYINI』のコマンド・
ライン・パラメーターの説明を参照してください。保管された .ini ファイルは、将来の
パーソナル・コミュニケーションズ のインストールに渡すことのできる特性値と機能の
インストール選択項目を含んでいます。デフォルトでは、パーソナル・コミュニケーシ
ョンズ がアンインストールされても .ini ファイルは除去されません。以下のコマンド
で .ini ファイルを作成し、パーソナル・コミュニケーションズ をインストールしま
す。
構文
E:¥install¥pcomm¥setup.exe /v"/L*v ¥"%temp%¥pcsinst.log¥" SAVEINI=¥"C:¥Program
Files¥IBM¥Personal Communications¥pcomm.ini¥""
ここで、E: はご使用の CD-ROM ドライブであり、.ini ファイルは パーソナル・コミ
ュニケーションズ のフォルダーに保管されます。
注: setup.exe により、パラメーターは /v コマンド・ライン・パラメーターを使用し
て、MSI (Windows Installer データベース) パッケージに渡されます。/v″...″ 引き数
内では、ファイル・パスを指定する SAVEINI、ONLYINI、および USEINI などパ
ラメーターを指定できます。スペースを含むパスを指定する場合は、『構文』で示
されているように、/v″...″ 引き数内に、引用符で囲み、円記号を前に付けなければ
なりません。/v コマンド・ライン・パラメーターについて詳しくは、 55 ページの
『付録 B. InstallShield Professional for Windows Installer (IPWI) コマンド・ライ
ン・パラメーター』を参照してください。
使用法の説明
アドミニストレーターは SAVEINI コマンド・ライン・パラメーターを使用して、パー
ソナル・コミュニケーションズ 用の標準またはカスタム Windows Installer サービス・
インストールのいずれかを実行し、初期設定ファイルを作成します ( 10 ページの『ロー
カル・ハード・ディスクへのインストール』を参照してください)。インストールの完了
時には、特性値とカスタム・セットアップ中に指定された機能のインストール選択項目
をすべて含んでいる .ini ファイルが、SAVEINI パラメーターで指定されたディレクト
リーに保管されます。
26
CD-ROM インストール・ガイド
注: セットアップ中に「お客様の情報」ダイアログで提供される情報を基にして、デフ
ォルトの .ini ファイルは、「すべてのユーザー¥アプリケーション・データ」ディ
レクトリーと「[UserProfile]¥アプリケーション・データ」ディレクトリーのいずれ
かに保管されます。「お客様の情報」ダイアログについて詳しくは、 10 ページの
『ローカル・ハード・ディスクへのインストール』を参照してください。
ONLYINI
このパラメーターでは、パーソナル・コミュニケーションズ をインストールしない
で、.ini ファイルが作成されることを指定します。カスタム・セットアップの完了時
に、 Windows Installer は パーソナル・コミュニケーションズ をインストールせず
に、インストール・プログラムを終了するかどうかを確認するプロンプトを出します。
構文
E:¥install¥pcomm¥setup.exe /v"/L*v ¥"%temp%¥pcsinst.log¥" SAVEINI=¥"C:¥Program
Files¥IBM¥Personal Communications¥pcomm.ini¥" ONLYINI=1"
ここで、E: はご使用の CD-ROM ドライブであり、.ini ファイルは パーソナル・コミ
ュニケーションズ のフォルダーに保管されます。 ONLYINI が 1 に設定されると、製
品のインストールを伴わずに、.ini ファイルが作成されます。 ONLYINI が 0 に設定さ
れているとき、パラメーターは非アクティブであり、プロダクト・インストールが発生
します。
使用法の説明
アドミニストレーターはこのパラメーターを使用して、初期設定ファイルが作成される
たびにインストールを行うことなく、異なるタイプのユーザーの必要にあわせていくつ
かの固有の .ini ファイルを作成します。
注: SAVEINI および ONLYINI パラメーターは、カスタムまたは標準インストールのど
ちらの .ini ファイルを作成するためにも使用できます。 ONLYINI を使用している
場合は、パーソナル・コミュニケーションズ のインストールは、インストール選択
項目にかかわらず、.ini ファイルの作成後に常に抑止されます。
USEINI
このパラメーターは、現行のインストール用の特性値と機能のインストール選択項目を
判別するために使用される、以前に作成された .ini ファイルを指定します。
構文
E:¥install¥pcomm¥setup.exe /v"/L*v ¥"%temp%¥pcsinst.log¥" USEINI=¥"C:¥Program
Files¥IBM¥Personal Communications¥pcomm.ini¥""
第 4 章 初期設定 (応答) ファイルの使用による パーソナル・コミュニケーションズiSeries のインストール
27
ここで E: はユーザーの CD-ROM ドライブで、pcomm.ini は指定したい初期設定ファ
イルです。
使用法の説明
SAVEINI を使用して作成した初期設定ファイルを適用するか、または パーソナル・コ
ミュニケーションズ に組み込まれたサンプル初期設定ファイルの 1 つを適用するに
は、USEINI コマンド・ライン・パラメーターを使用しなければなりません。USEINI は
パーソナル・コミュニケーションズ 用の標準またはカスタム・インストールのどちらを
実行するためにも使用できます ( 15 ページの『カスタム・インストール』を参照)。カ
スタム・セットアップを選択したら、指定した初期設定ファイル内のすべての特性値と
機能のインストール・オプションがインストール用に選択されます。
注: インストールをサイレント方式で実行するように設定していなければ、カスタムま
たは標準インストール・セットアップのどちらかを実行させて、 .ini ファイルで指
定した値をオーバーライドすることができます。セットアップ中に変更が行われる
と、そのすべてに応じて、.ini ファイルが将来のインストールに備えて変更されま
す。サイレント・インストールの実行についての詳細は、 29 ページの『初期設定フ
ァイル処理を使用したサイレント・インストール』を参照してください。
USEINI パラメーターを使用して、特定の初期設定ファイルを指定することができます
が、リモート・インストールで初期設定ファイルを使用する必要はありません。リモー
ト・インストール中に初期設定ファイルを指定しないと、標準のインストールになりま
す。
REMOVEINI
このパラメーターでは、.ini ファイルは、パーソナル・コミュニケーションズ がシステ
ムからアンインストールされた時点で、除去されることを指定します。このパラメータ
ーが設定されていないか、または構文で指定されたもの以外の値が使用されると、パー
ソナル・コミュニケーションズ が除去された後でも、システムに初期設定ファイルが残
ります。
構文
E:¥install¥pcomm¥setup.exe /v"/L*v ¥"%temp%¥pcsinst.log¥" REMOVEINI=1"
ここで、E: ご使用の CD-ROM ドライブです。
使用法の説明
このパラメーターは .ini ファイルを作成してあれば、いつでも使用できます。このパラ
メーターによって、.ini ファイルは、パーソナル・コミュニケーションズ がシステムか
らアンインストールされた時点で除去されます。なお、.ini ファイルが除去されるの
は、アンインストールされる パーソナル・コミュニケーションズ が、除去されること
に指定されている .ini ファイルを使用して、元もとインストールされていた場合のみで
す。
28
CD-ROM インストール・ガイド
パラメーターを指定したシステム変数および UNC パスの使用
ディレクトリー・パスの代わりにシステム変数を使用するようパラメーターを設定する
ことができます。たとえば、変数 %pcomm_ini% は、C:¥temp¥pcomm_ini パスに置き換わ
ります。
SAVEINI
次の構文例では、ONLYINI パラメーターがアクティブに設定されています。
TRANSFORMS パラメーターは、指定された言語でセットアップ GUI を立ち上げま
す。
環境変数の使用:
E:¥install¥pcomm¥setup.exe /v"/L*v ¥"%temp%¥pcsinst.log¥" SAVEINI=%pcomm_ini%¥
MyCustom.ini ONLYINI=1 TRANSFORMS=¥"1033.MST¥""
UNC パス名の使用:
E:¥install¥pcomm¥setup.exe /v"/L*v ¥"%temp%¥pcsinst.log¥" SAVEINI=¥¥MachineName¥
pcomm_ini¥MyCustom.ini ONLYINI=1 TRANSFORMS=¥"1033.MST¥""
共用 UNC パスは書き込みアクセスを持つ必要があります。
USEINI
環境変数の使用:
E:¥install¥pcomm¥setup.exe /v"/L*v ¥"%temp%¥pcsinst.log¥" USEINI=%pcomm_ini%¥
MyCustom.ini ONLYINI=1 TRANSFORMS=¥"1033.MST¥""
UNC パス名の使用:
E:¥install¥pcomm¥setup.exe /v"/L*v ¥"%temp%¥pcsinst.log¥" USEINI=¥¥MachineName¥
pcomm_ini¥MyCustom.ini ONLYINI=1 TRANSFORMS=¥"1033.MST¥""
共用 UNC パスは書き込みアクセスを持つ必要があります。
初期設定ファイル処理を使用したサイレント・インストール
初期設定ファイルに指定された特性値と機能のインストール・オプションがユーザーに
よって指定変更されないようにしたり、インストールの容易性を拡張するために、初期
設定ファイルを使用してサイレント・インストールを行うことができます。
初期設定ファイル処理を使用してサイレント・インストールを実行するには、次のコマ
ンドを入力します。
第 4 章 初期設定 (応答) ファイルの使用による パーソナル・コミュニケーションズiSeries のインストール
29
E:¥install¥pcomm¥setup.exe /s /v"/L*v ¥"%temp%¥pcsinst.log¥" USEINI=¥"C:¥Program
Files¥IBM¥Personal Communications¥pcomm.ini¥" /qn"
この処理では、サイレント・インストールのコマンド・ライン・パラメーター (/qn) を
setup.exe によって MSI パッケージに渡します。setup.exe コマンド・ライン・パラメー
ターについて詳しくは、 55 ページの『付録 B. InstallShield Professional for Windows
Installer (IPWI) コマンド・ライン・パラメーター』を参照してください。このパラメー
ターは、パス名の代わりにシステム変数を使用するコマンドに追加することもできま
す。
30
CD-ROM インストール・ガイド
第 5 章 管理インストール
管理インストールでは、パーソナル・コミュニケーションズ のインストール・ファイル
をネットワーク・ドライブにコピーします。このソース・イメージの結果的に置かれる
ロケーションは、インストール・ポイントと呼ばれます。管理インストールが完了した
ら、ネットワークに接続されているすべてのユーザーは、そのインストール・ポイント
をポイントしセットアップを実行して、自分のワークステーションに パーソナル・コミ
ュニケーションズ をインストールすることができます。管理インストールではユーザー
に 2 つのインストール選択項目を提案しています。
v ネットワーク・サーバーから自分のシステムへの直接インストール
v ネットワーク・サーバーから実行するためのインストール
管理インストールを開始するには、ユーザーのシステムのオートプレイ機能を使用不可
にするか、または パーソナル・コミュニケーションズ のウェルカム・ウィンドウがオ
ープンされていればそれをクローズします。CD-ROM を CD-ROM ドライブに挿入し
て、
1. コマンド・プロンプトをオープンし、以下のようにコマンド・プロンプトから入力し
ます。
E:
次に
cd install¥pcomm
上記コマンドにより、パーソナル・コミュニケーションズ インストール・ディレク
トリーに切り替わります (ここで E: はご使用の CD-ROM ドライブです)。
2. このディレクトリーから、次のように入力します。
setup.exe /a
3. Windows Installer の パーソナル・コミュニケーションズ 用のウェルカム・ダイア
ログがオープンします。「次へ」をクリックして、インストールを続行します。
4. 「ライセンス契約」ダイアログがオープンします。契約の条件を受け入れる場合は、
ボタンをクリックします。「印刷」をクリックすると、ライセンス契約を印刷できま
す。ライセンス契約を受け入れない場合は、インストール・プロセスは終了します。
「次へ」をクリックして、続行します。
注: Windows NT、2000、および XP アドミニストレーターには、すべてのユーザー
に代わってライセンス契約を受け入れるためのオプションがあります。これによ
© Copyright IBM Corp. 1996, 2003
31
り、ネットワーク・サーバーから パーソナル・コミュニケーションズ をインス
トールするすべてのユーザーは、インストール中にライセンス契約ウィンドウを
スキップすることができます。
5. 「ネットワークのロケーション」ダイアログがオープンします。コマンド・ラインに
必要なインストール・ポイントを入力するか、または「変更」をクリックして、ロケ
ーションを参照します。
6. インストール・プロセスを完了するには、「インストール」をクリックします。
注: ユーザーのネットワーク・サーバーから パーソナル・コミュニケーションズ のソ
ース・イメージを除去するには、ネットワーク・ロケーションから手作業でソー
ス・イメージ・ディレクトリーを削除しなければなりません。
ネットワーク・サーバーからのインストール
管理インストールが完了したら、ネットワークに接続しているすべてのユーザーはネッ
トワーク・サーバーから パーソナル・コミュニケーションズ をインストールすること
ができます。ネットワーク・サーバーからインストールする場合は、次のようにしま
す。
1. Windows の「スタート」メニューから「ファイル名を指定して実行...」をクリック
します。
2. 「名前」のボックスに、
X:¥MyLocation¥setup.exe
と入力するか (ここで X: はユーザーのネットワーク・サーバー、MyLocation は管
理インストールで設計されたインストール・ポイントです)、または「参照」をクリ
ックしてネットワーク上のロケーションを参照します。
3. Windows Installer のウェルカム・ダイアログがオープンします。 10 ページの『ロー
カル・ハード・ディスクへのインストール』の説明に従ってインストールを進めてく
ださい。
ソース・メディアがネットワーク・サーバーの場合のソースから実行するためのイン
ストール
管理インストールが完了したら、ネットワークに接続しているすべてのユーザーは、自
分のワークステーションにパーソナル・コミュニケーションズ をインストールできま
す。また、ソース・メディアがネットワーク・サーバーの場合は、ソースから実行する
ために任意の選択可能な機能を指定できます (選択可能な機能の説明は 17 ページの
『機能の選択』を参照してください)。このシナリオでは、機能のショートカットは パ
ーソナル・コミュニケーションズ のメニューに置かれますが、ローカル・ハード・ディ
スクにはインストールされません。ネットワーク・サーバーからインストールし実行す
るには、次のようにします。
32
CD-ROM インストール・ガイド
1. Windows の「スタート」メニューから「ファイル名を指定して実行...」をクリック
します。
2. 「名前」のボックスに、
X:¥MyLocation¥setup.exe
と入力するか (ここで X: はユーザーのネットワーク・サーバー、MyLocation は管
理インストールで設計されたインストール・ポイントです)、または「参照」をクリ
ックしてネットワーク上のロケーションを参照します。
3. Windows Installer のウェルカム・ダイアログがオープンします。セットアップ・タ
イプとして「カスタム」を選択し、 10 ページの『ローカル・ハード・ディスクへの
インストール』の説明に従ってインストールを進めてください。
4. 「機能の選択」ダイアログで、必要な機能の右方にあるアイコンをクリックして、そ
の選択可能なインストール・オプションを表示します。
5. ネットワーク・サーバーから実行するための機能を選択するには、以下の 2 つのオ
プションのうちの 1 つをクリックします。
v 「この機能はネットワークから実行するためにインストールされます」は単一機
能がネットワークから実行されることを選択します。
v 「この機能、およびすべてのサブ機能はネットワークから実行するためにインス
トールされます」はこの機能とその関連するサブ機能すべてがネットワークから
実行されることを選択します。
6. 機能を選択したら、 15 ページの『カスタム・インストール』の説明に従ってインス
トールを進めてください。
注: ソースから実行することを選択する場合、機能ツリーを使用してどのサブ機能を選
択または選択解除したかにかかわらず、すべてのサブ機能を選択可能です。
パッチのインストール
Windows Installer のコマンド・ライン・パラメーターを使用して、以後の配布のために
パーソナル・コミュニケーションズ の修正パッチを管理してインストールできます。パ
ーソナル・コミュニケーションズ へのパッチのインストールについて詳しくは、「管理
者ガイドおよびリファレンス」を参照してください。パッチをインストールするために
Windows Installer のコマンド・ライン・パラメーターを使用する際の詳しい情報は、
Microsoft Windows Installer SDK を http://www.msdn.microsoft.com でご覧ください。
第 5 章 管理インストール
33
34
CD-ROM インストール・ガイド
第 6 章 パーソナル・コミュニケーションズ iSeries の保守イ
ンストール
ユーザーのシステムに パーソナル・コミュニケーションズ を正常にインストールした
後で、パーソナル・コミュニケーションズ プログラムに保守インストールを実行するこ
とができます。保守インストールには、3 つの機能があります。
v 「変更」は、機能選択オプションを変更できるようにします。機能ツリーの選択を変
更する場合の詳細は、 17 ページの『機能の選択』を参照してください。
v 「修復」は、パーソナル・コミュニケーションズ の現行構成を分析し、損傷を受け
た機能を修復または再インストールします。
v 「除去」はユーザーのシステムから パーソナル・コミュニケーションズ を除去しま
す。
注:
1. ユーザーのシステムから パーソナル・コミュニケーションズ を除去する際に
は、将来の パーソナル・コミュニケーションズ のインストール用に現行のプロ
グラム構成を保管するためのオプションが示されます。現行の設定値を保管する
ことを選択した場合、パーソナル・コミュニケーションズ の再インストール時
に、その製品を再インストールするために以前の設定値を使用するかどうかを確
認するプロンプトが出されます。
2. 管理インストール中に作成された パーソナル・コミュニケーションズ のソー
ス・イメージを除去するには、ユーザーのネットワーク・ドライブからソース・
イメージ・ディレクトリーを手作業で除去しなければなりません。
パーソナル・コミュニケーションズ がユーザーのシステムに正常にインストールされた
ら、 Windows の「コントロール パネル」から「アプリケーションの追加と削除」で保
守インストールにアクセスできます。インストール済みプログラムのリストから「パー
ソナル・コミュニケーションズ」を選択し、保守インストールを開始するために「変
更」(Windows 2000 オペレーティング・システムの場合) または「追加と削除」(その他
のサポートされている Windows オペレーティング・システムの場合) をクリックしま
す。
「プログラムの保守」ダイアログがオープンしたら、「変更」、「修復」、または「除
去」を選択しそれから「次へ」を選択します。
注: 保守インストールを正常に実行するには、パーソナル・コミュニケーションズ のイ
ンストール・イメージが CD-ROM またはネットワーク・サーバーのいずれかで入
手可能でなければなりません。ネットワーク・サーバーからインストールした場合
は、インストール・イメージはまだネットワーク内の元のロケーションに存在して
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35
いるはずです。インストール・イメージがそこにない場合は、ユーザーのシステム
に機能を追加する、あるいはシステムから パーソナル・コミュニケーションズ を
除去するために、変更または除去ユーティリティーを使用すると、以下のエラー・
メッセージの 1 つを受け取る場合があります。
v 使用しようとしている機能が CD-ROM にあるか、または利用できない取り外し
可能ディスク上にあります。
v 使用しようとしている機能が利用できないネットワーク・リソース上にありま
す。
保守インストールを継続するには、インストール・イメージの新しいロケーション
を検出するために CD-ROM をインストールするかまたはネットワークをブラウズ
しなければなりません。
36
CD-ROM インストール・ガイド
第 7 章 パーソナル・コミュニケーションズ のリモート・イ
ンストール
パーソナル・コミュニケーションズ では、Tivoli Software Distribution と Microsoft
Systems Management Server (SMS) 2.0 Service Pack 2 以降のいずれかの使用によるリモ
ート・インストールをサポートします。リモート・インストールとアンインストール
は、通常モード (手動) またはサイレント・モード (不在) で実行できます。
Tivoli Software Distribution サポートに関する考慮事項
この節には、パーソナル・コミュニケーションズ のソフトウェア・パッケージの作成、
および Software Package Editor の使用によるそのカスタマイズについての情報が記載し
てあります。この情報は、管理者およびソフトウェア・パッケージの作成者のみを対象
として提供されるものです。
Tivoli Software Distribution の場合は、ソフトウェア・パッケージは、Microsoft Software
Installer (MSI) インストール・パッケージから作成できます。このフィーチャーは、
Tivoli Software Package Editor の一部になっています。MSI パッケージ、もしくは MSI
パッチは、Software Package Editor にインポートし、編集し、再構成し、Tivoli ソフト
ウェア・パッケージとして作成できます。Software Package Editor における MSI サポ
ートによって、以前のバージョンの Tivoli では必要であった構成ステップが単純化され
ています。
パーソナル・コミュニケーションズ のインストール・イメージが中央リポジトリーから
ターゲットの一時イメージ・リポジトリー (たとえば、C:¥Temp) に配布されます。そこ
で、製品はこの一時リポジトリーからインストールされます。一般的には、ディスク・
スペースを考慮する必要があるため、イメージが正常に配布された後もターゲットにリ
テインされることはありません。ただし、イメージがターゲットに保管されるように構
成することもできます。
インストール・オブジェクトの作成
Tivoli Software Package Editor を使用して パーソナル・コミュニケーションズ MSI イ
ンストール・オブジェクトを作成する場合は、次の手順を使用します。
1. 「Software Package Editor」メニューから、「ツール」 → 「インポーター
(Importer)」 → 「MSI 製品のインストール (Install MSI Product)」をクリックし
ます。
2. 最初に表示される画面には、MSI インポート手順についての一般情報が示されてい
ます。「次へ」をクリックします。
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37
3. MSI インストール・パッケージのロケーションと名前を入力します。IBM パーソナ
ル・コミュニケーションズ のインストール CD のロケーションを使用するか、その
CD の内容をローカル・フォルダーにコピーします。
そうすると、インポーター (Importer) ツールが MSI パッケージから情報を読み取り
ます。この操作が終わった後は、パッケージの設定値を変更しても構いません。
4. 次に表示されるパネルに、名前、バージョン、製造メーカーのフィールドが示されて
います。「次へ」をクリックして、先に進みます。
注: ターゲット・ワークステーション (パーソナル・コミュニケーションズ がイン
ストールされる) 上のインストール宛先パスは、この「ウィザード」パネルでは
選択できません。この情報は、パッケージ・プロパティーで設定する必要があり
ます (『MSI インストール・パッケージ・プロパティー』 を参照)。
5. 次に表示されるパネルでは、ターゲット・ワークステーション上でインストール・イ
メージがコピーされるロケーションになる、ターゲット・イメージ・パスを指定でき
ます。たとえば、ターゲット・パスを C:¥Temp¥PCOMM のように指定できます。ま
た、インストール・イメージの現行ロケーションである、ソース・イメージ・パスも
指定する必要があります。
注:
a. 「リダイレクト・インストール (Redirected Installation)」オプションを選択す
る場合は、ターゲット・ワークステーションがインストール時にターゲット・イ
メージ・パスにアクセスできるようにしておく必要があります。
b. 「イメージ保持 (Keep Images)」オプションを選択した場合は、インストールが
終わった後も、インストール・イメージがターゲット・ワークステーションから
削除されることはありません。
c. 「すべてのユーザー」オプションを選択した場合は、インストール済み パーソナ
ル・コミュニケーションズ製品は、ワークステーションのすべてのユーザーによ
る使用が可能になります。このオプションが選択されていない場合は、インスト
ール済み製品を使用できるのは、インストール時にログオンしたユーザーのみに
なります。
「次へ」をクリックして、先に進みます。
6. 次に表示されるパネルには、MSI イメージのフィーチャーが拡張可能なツリー形式
で示されます。このイメージに対する変更は、この時点でも後刻でも行えます。「完
了」をクリックすると、パーソナル・コミュニケーションズ MSI インストール・オ
ブジェクトが作成されます。
MSI インストール・パッケージ・プロパティー
MSI インストール・パッケージがインストール・オブジェクトに追加されると、そのパ
ッケージのプロパティーを設定できます。インストール・オブジェクト・リストで、追
加した MSI パッケージを右マウス・ボタンでクリックすると、「プロパティー」パネ
ルが表示されます。
38
CD-ROM インストール・ガイド
パーソナル・コミュニケーションズ のソフトウェア・パッケージ内の次の項目は、カス
タマイズする必要がある場合もあります。
v インストール対象フィーチャー
v 製品インストール・ディレクトリー
v ユーザー・クラス・ファイル「クラシック専用 (Classic Private)」、「ユーザーの
アプリケーション・データ (User’s Application Data)」、または「すべてのユーザ
ー」用の、ユーザーのアプリケーション・データ・ディレクトリー。サポートされて
いる Windows オペレーティング・システムの場合の、デフォルト・システムおよび
ユーザー・データのディレクトリーについては、 12 ページの『標準インストール』
を参照してください。
v インストール対象言語
フィーチャー
インストール対象フィーチャーの選択には、「フィーチャー」タブをクリックします。
拡張可能フィーチャー・ツリーのリーフを右マウス・ボタンでクリックします。これ
で、表示されたフィーチャーの中からフィーチャーの選択または選択解除が行えます。
製品インストール・ロケーション
パーソナル・コミュニケーションズ のインストール・ディレクトリーを選択するには、
「プロパティー」タブをクリックします。インストール・ロケーションは、プロパティ
ー INSTALLDIR で定義され、インストールが正常に行われるためには、これが定義さ
れる必要があります。たとえば、次のようにプロパティーを設定できます。
INSTALLDIR=″C:¥Program Files¥IBM¥Personal Communications″
さらに、$ (システム・ドライブ) のようなソフトウェア・パッケージ変数を指定して、
INSTALLDIR プロパティーを定義できます。
このプロパティーにはデフォルト値はありません。
ユーザーのアプリケーション・データ・ディレクトリー
「プロパティー」タブでは、ワークステーション・プロファイル、キーボード・マッ
プ・ファイル、およびマクロなど、ユーザーのアプリケーション・データを保管するデ
フォルト・ディレクトリーが設定できます。このロケーションは、
APPDATALOCATION プロパティーで定義します。次の例では、パーソナル・コミュニ
ケーションズ の「クラシック ...¥専用」ディレクトリーを設定しています。
APPDATALOCATION=″PcsPrivateDir″
APPDATALOCATION には、次の値を指定できます。
v UserAppData
ファイルは、それぞれの特定ユーザーのアプリケーション・データ・ディレクトリー
に保管されます。
第 7 章 パーソナル・コミュニケーションズ のリモート・インストール
39
v CommonAppData
ファイルは、「すべてのユーザー」アプリケーション・データ・ディレクトリーに保
管されます。
v PcsPrivateDir
ファイルは、「クラシック パーソナル・コミュニケーションズ ...¥専用」ディレクト
リーに保管されます。
言語のインストール
デフォルトでは、パーソナル・コミュニケーションズ は、英語の言語サポートを使用し
てインストールされます。次にリストしてある言語が「プロパティー」タブから追加で
きます。
言語プロパティー値
インストール対象言語
LANG_CSY
チェコ語
LANG_DAN
デンマーク語
LANG_DEU
ドイツ語
LANG_ESP
スペイン語
LANG_FIN
フィンランド語
LANG_FRA
フランス語
LANG_HUN
ハンガリー語
LANG_ITA
イタリア語
LANG_JPN
日本語
LANG_NLD
オランダ語
LANG_NOR
ノルウェー語
LANG_PLK
ポーランド語
LANG_PTB
ポルトガル語 (ブラジル)
LANG_PTG
ポルトガル語
LANG_RUS
ロシア語
LANG_SLV
スロベニア語
LANG_SVE
スウェーデン語
LANG_TUR
トルコ語
言語を追加する場合は、値を 1 に設定します。たとえば、LANG_ESP=1 とすると、
スペイン語に対するサポートが追加されます。
40
CD-ROM インストール・ガイド
フィーチャーおよびプロパティーの変更を完了したら、「プロパティー」パネルの
「OK」をクリックし、ソフトウェア・パッケージを保管します (.SP または .SPD ファ
イルとして)。これで、ソフトウェア・パッケージは、Tivoli プロファイルにインポート
し、エンドポイントに配布できます。
SMS を使用したリモート・インストール
SMS を使用したリモート・インストールは以下のステップで構成されます。
1. 管理インストールを実行して、パーソナル・コミュニケーションズ インストール・
ファイルをネットワークにコピーする。( 31 ページの『第 5 章 管理インストール』
を参照してください)。
2. パーソナル・コミュニケーションズ インストール・ソフトウェアを含む SMS パッ
ケージを作成する。
3. ソフトウェア・パッケージを配布しインストールする SMS ジョブを作成する。
注: パーソナル・コミュニケーションズ は SMS パッケージの作成に使用するために、
サンプル SMS ファイル、IBM Personal Communications.sms を提供します。また、
独自の SMS ファイルも作成できます。SMS ファイルは、Microsoft SMS の旧バー
ジョンで使用されていたパッケージ定義ファイル (PDF) と同じです。
SMS を使用して パーソナル・コミュニケーションズ をインストールし、展開する際の
詳細な最新の情報は、http://www.microsoft.com/smsmgmt で SMS 製品資料をご覧くださ
い。
インストール・マネージャーを使用したリモート・インストール
リモート・ロケーションからインストール・マネージャーの setup.exe を実行する計画
であれば、ロケーションをネットワーク・ドライブ文字にマップしなければなりませ
ん。
第 7 章 パーソナル・コミュニケーションズ のリモート・インストール
41
42
CD-ROM インストール・ガイド
第 8 章 DB2 コネクト (Personal Communications版) のイ
ンストール
IBM DB2 コネクト (Personal Communications版) によって、ワークステーション上のア
プリケーションは、以下に保管されているホスト・データベースに直接アクセスするこ
とができます。
v DB2 for MVS/ESA
v DB2 for iSeries
注: DB2 コネクト パーソナル・エディション・ライセンスは、SNA 経由の Personal
Communications で一緒に使用する場合のみ有効です。TCP/IP 経由で、または
Personal Communications 以外の他の製品と共に DB2 コネクトを使用するために
は、個別のライセンスを購入する必要があります。
IBM DB2 コネクトをインストールするには、DB2 コネクト CD-ROM を CD-ROM ド
ライブに挿入します。オートプレイがオンになっている場合、CD-ROM を入れると、イ
ンストール・マネージャーのウェルカム・ダイアログが自動的に呼び出されます。
注: オートプレイがオフの場合は、次のようにしてください。
1. Windows の「スタート」メニューから「ファイル名を指定して実行...」をクリッ
クします。
2. 「名前」のボックスに、
E:¥welcome.exe
と入力します (ここで E: はご使用の CD-ROM ドライブです)。
DB2 コネクト用のインストール・マネージャーのウェルカム・ダイアログで、以下のオ
プションを選択できます。
v 「DB2 コネクトのクイック・インストール」はインストール・プロセスを開始しま
す。
v 「情報を読む」は、 DB2 コネクトおよびパーソナル・コミュニケーションズ バージ
ョン 5.7 が連動する方法についての情報を含む README テキストをオープンしま
す。
v 「弊社 Web サイトの訪問」では、パーソナル・コミュニケーションズ Web サイト
に直接リンクできます。
v 「DB2 CD の探索」を使用すると、CD-ROM に入っているファイルを表示できま
す。
© Copyright IBM Corp. 1996, 2003
43
注: 「クイック・インストール」を選択すると、ユーザーはインストールのターゲット
宛先を選択し、それ以外のユーザー入力を行わずにインストールを完了することが
できます。
DB2 コネクトのサイレント・インストール
DB2 コネクトでは、生成済み応答ファイルを使用してサイレント・インストールを実行
できます。サイレント・インストールを完了するには、「DB2 コネクトのクイック・イ
ンストール」機能を使用して DB2 をユーザー・システムのハード・ディスクにインス
トールすることから始めます。
初期インストールが正常に完了したら、ユーザーのシステムに適切な設定値を含む応答
(.rsp) ファイルが自動的に C: ドライブの Temp ディレクトリーに保管されます。この
応答ファイルはユーザーがダイアログを通じて入力しなくても、将来のインストールが
完了するようにできます。 DB2 コネクトをサイレント方式でインストールするには、
コマンド・プロンプトで
E:¥DB2¥Common¥Wininst.exe /U C:¥Windows¥Temp¥DB2conpe.rsp /i EN
と入力します。ここで、E: はユーザーの CD-ROM ドライブです。デフォルトの応答フ
ァイル DB2conpe.rsp では、DB2 コネクト パーソナル・エディション構成をユーザー
のシステムにサイレント・インストールします。 /i パラメーターは英語の構成を指定し
ます。
DB2 コネクトの分散インストールの実行については、配布用の応答ファイルのカスタマ
イズについての詳細も含め、さらにシステム管理ソフトウェアの使用によるインストー
ルの実行についての説明についても、 http://www.ibm.com/software/data/db2 にあるオン
ライン・ライブラリーを参照してください。
44
CD-ROM インストール・ガイド
付録 A. Windows 2000 および XP の場合の通信アダプター
の取り付けとデバイス・ドライバーのインストール
この付録では、Windows 2000 または XP の場合に、サポートされている IBM 通信ア
ダプター (同軸、平衡型、MPA、SDLC、WAC) 用のデバイス・ドライバーをインスト
ールする方法について説明します。これらのオペレーティング・システムでは、パーソ
ナル・コミュニケーションズ インストール・プログラムは、 要求されたデバイス・ド
ライバー・ファイルおよび .INF ファイルをシステムにコピーしません。その代わり
に、これらのファイルは、パーソナル・コミュニケーションズ プロダクト CD または
¥admin¥drivers サブディレクトリーにあるインストール・イメージにあります。
注: これらのファイルを Windows 95、98、Me、または NT と一緒に使用することはで
きません。これらは Windows 2000 および XP と一緒にのみ作動します。
Windows 95、98、Me、および NT では、パーソナル・コミュニケーションズ インスト
ール・プログラムは、要求されたデバイス・ドライバー・ファイルおよび .INF ファイ
ルをプロダクト・インストール・ディレクトリーにコピーします。
通信アダプターの構成および使用については、「管理者ガイドおよびリファレンス」の
接続機構に関する章を参照してください。
次に Windows 2000 および XP の場合の通信アダプターのサポート・リストを挙げて
あります。
表 4. Windows 2000 および XP におけるアダプター・サポート
同軸 (3270)
タイプ
プラグ・アン
ド・プレイ
サポート
された
IBM PCI 3270 エミュレーション・アダ
プター
PCI
インストール
されます。
インストー
ルされま
す。
IBM PCMCIA 3270 エミュレーション・
アダプター
PCMCIA
インストール
されます。
インストー
ルされま
す。
IBM ISA 3270 エミュレーション・アダ
プター
ISA
インストール
されません。
インストー
ルされま
す。
MCA
インストール
されません。
インストー
ルされませ
ん。
MCA 3270
© Copyright IBM Corp. 1996, 2003
45
表 4. Windows 2000 および XP におけるアダプター・サポート (続き)
MPA/WAC/SDLC
IBM PCI マルチプロトコル・アダプタ
ー
PCI
インストール
されます。
インストー
ルされま
す。
IBM PCI マルチプロトコル・アダプタ
ー II
PCI
インストール
されます。
インストー
ルされま
す。
IBM PCMCIA SDLC アダプター
PCMCIA
インストール
されます。
インストー
ルされま
す。
IBM PCMCIA SDLC モデム
PCMCIA
インストール
されます。
インストー
ルされま
す。
IBM PCMCIA SDLC モデム 2
PCMCIA
インストール
されません。
インストー
ルされま
す。
IBM ISA マルチプロトコル
ISA
インストール
されません。
インストー
ルされま
す。
IBM 非同期/SDLC ISA
ISA
インストール
されません。
インストー
ルされま
す。
IBM ISA Wide Area コネクター
ISA
インストール
されません。
インストー
ルされま
す。
MCA MPA
MCA
インストール
されません。
インストー
ルされませ
ん。
MCA WAC
MCA
インストール
されません。
インストー
ルされませ
ん。
IBM 5250 エクスプレス PCI アダプタ
ー
PCI
インストール
されます。
インストー
ルされま
す。
IBM 5250 エミュレーション PCMCIA
アダプター
PCMCIA
インストール
されます。
インストー
ルされま
す。
平衡型 (5250)
46
CD-ROM インストール・ガイド
表 4. Windows 2000 および XP におけるアダプター・サポート (続き)
IBM 5250 エクスプレス PC カード
PCMCIA
インストール
されます。
インストー
ルされま
す。
IBM 5250 PCMCIA アダプター・カード
(アジア太平洋)
PCMCIA
インストール
されます。
インストー
ルされま
す。
IBM 5250 エクスプレス ISA アダプタ
ー
(PnP モード)
ISA
インストール
されます。
インストー
ルされま
す。
IBM 5250 エクスプレス ISA アダプタ
ー
(非 PnP モード)
ISA
インストール
されません。
インストー
ルされま
す。
IBM 拡張 5250 ディスプレイ装置エミ
ュレーション・アダプター
ISA
インストール
されません。
インストー
ルされま
す。
IBM 5250 AT バス通信アダプター (ア
ジア太平洋)
ISA
インストール
されません。
インストー
ルされま
す。
IBM 5250 エミュレーション・アダプタ
ー/A
MCA
インストール
されません。
インストー
ルされませ
ん。
IBM システム 36/38 ワークステーショ
ン・エミュレーション・アダプター/A
MCA
インストール
されません。
インストー
ルされませ
ん。
以下は、パーソナル・コミュニケーションズ と共に提供される Windows 2000 および
XP のアダプター・ファイルです。
INF ファイル
v IBM3270A.INF (3270 アダプター)
v IBM5250A.INF (5250 アダプター)
v IBMSLDCA.INF (SDLC/WAC/MPA アダプター)
SYS ファイル
v PDLNAW2P.SYS (PnP 準拠共通デバイス・ドライバー)
v PCSCOAX.SYS (3270 アダプター・デバイス・ドライバー)
v PDLNATSN.SYS (5250 アダプター・デバイス・ドライバー)
v PDLNATNM.SYS (5250 アダプター・デバイス・ドライバー)
付録 A. Windows 2000 および XP の場合の通信アダプターの取り付けとデバイス・ドライバーのインストール
47
v PDLNAMPA.SYS (SDLC/MPA アダプター・デバイス・ドライバー)
v PDLNAWAC.SYS (WAC カード・デバイス・ドライバー)
これらのファイルは、パーソナル・コミュニケーションズ プロダクト CD または
¥admin¥drivers サブディレクトリー内のインストール・イメージにあります。
通信アダプターの取り付け
ここでは、Windows 2000 および XP で パーソナル・コミュニケーションズ バージョ
ン 5.7 と一緒に使用される IBM 通信アダプター用のデバイス・ドライバーをインスト
ールする方法を説明します。
パーソナル・コミュニケーションズ バージョン 5.7 の新規インストール
プラグ・アンド・プレイ・アダプター用のデバイス・ドライバーのインストー
ル
パーソナル・コミュニケーションズ をインストールしてから、アダプター・ハードウェ
アを取り付け、ソフトウェアをインストール (推奨)
パーソナル・コミュニケーションズ をインストールしてから、アダプター・ハ
ードウェアを取り付け、システムをリブートします。「Windows Found New
Hardware」ウィザードは、新しいアダプターを認識するはずです。ウィザード
のステップに従って、アダプター・ソフトウェアをインストールします。要求
されたファイルは、パーソナル・コミュニケーションズ CD 上の
¥admin¥drivers サブディレクトリーまたはインストール・イメージ にあり、製
品 Web サイトからダウンロード可能です。
アダプター・ハードウェアを取り付け、ソフトウェアをインストールしてから、パーソ
ナル・コミュニケーションズ をインストール
アダプター・ハードウェアを取り付けます。システムをブートすると、
Windows 2000 または XP は、ハードウェアを認識し、「Windows Found New
Hardware」ウィザードを始動するはずです。デバイス・ドライバーを提供する
には、次の手順のいずれかを行うことができます。
ドライバーをすぐに提供 (推奨)
「Found New Hardware」ウィザードのステップに従って、アダプタ
ー・ソフトウェアをインストールします。要求されたファイルは、パ
ーソナル・コミュニケーションズ CD 上の ¥admin¥drivers サブディ
レクトリーまたはインストール・イメージ にあり、製品 Web サイト
からダウンロード可能です。
ドライバーを後で提供
この方式を選択する場合は、「Windows New Hardware」ウィザード
を取り消します。デバイス・ドライバーを提供する用意ができたら、
次の手順を使用する必要があります。
48
CD-ROM インストール・ガイド
1. 「Windows Device Manager」を始動します。
2. 「Device Manager」内のアダプターを「他の装置」の下で見つけま
す。この時点で、表示されるアダプター名は、 PCI 通信アダプタ
ー のように総称です。
3. 装置のプロパティーを見ます。
4. 「装置」タブをクリックし、「装置の更新」をクリックします。要
求されたファイルは、パーソナル・コミュニケーションズ CD 上
の ¥admin¥drivers サブディレクトリーまたはインストール・イメ
ージ にあり、製品 Web サイトからダウンロード可能です。
トラブルシューティング
「Windows Found New Hardware」ウィザードがハードウェアを認識
しない場合は、 48 ページの『ドライバーを後で提供』のセクションの
手順に従います。
プラグ・アンド・プレイ未対応アダプター用のデバイス・ドライバーのインス
トール
パーソナル・コミュニケーションズ をインストールしてから、アダプター・ハードウェ
アを取り付け、ソフトウェアをインストール (推奨)
パーソナル・コミュニケーションズ をインストールしてから、アダプター・ハ
ードウェアを取り付け、システムをリブートします。 Windows は、アダプタ
ーを認識しません。それが非プラグ・アンド・プレイ・アダプターであるため
です。今度は、『デバイスの作成およびデバイス・ドライバーのインストー
ル』のステップに従ってください。
アダプター・ハードウェアを取り付けてから、パーソナル・コミュニケーションズ をイ
ンストール
アダプター・ハードウェアを取り付けて、システムをリブートします。
Windows は、アダプターを認識しません。それが非プラグ・アンド・プレイ・
アダプターであるためです。今度は、『デバイスの作成およびデバイス・ドラ
イバーのインストール』のステップに従ってください。
デバイスの作成およびデバイス・ドライバーのインストール
「Windows Add/Remove Hardware」ウィザード (Windows 2000) または
「Windows Add Hardware」ウィザード (Windows XP) を使用して、アダプタ
ー用のデバイスを作成し、デバイス・ドライバーをインストールします。手順
は、次のように Windows 2000 および Windows XP について詳細に説明され
ています。
Windows 2000
1. 「Windows コントロール パネル」から、「ハードウェアの追加
と削除」ウィザードを始動します。
付録 A. Windows 2000 および XP の場合の通信アダプターの取り付けとデバイス・ドライバーのインストール
49
2. ハードウェアを選択するよう求められたら、
「Add/Troubleshoot a device」を選択します。「次へ」をクリ
ックします。
3. ウィザードに新しいハードウェアを検索させます。
4. トラブルシューティングするための装置を選択するよう促された
ら、 「Add a new device」を選択します。「次へ」をクリッ
クします。
5. 新しいハードウェアを見つけるよう促されたら、リストからハー
ドウェアを選択したいことを示す、 「No」を選択します。
6. インストールしたいハードウェアのタイプを選択するよう促され
たら、「Other devices」を選択します。「次へ」をクリックし
ます。
7. メーカーおよびモデルを指定するよう求められたら、「ディスク
使用」をクリックします。
8. Personal Communications CD の ¥admin¥drivers サブディレクトリ
ーまたはインストール・イメージをブラウズします。「OK」をク
リックします。
9. IBM 通信アダプターのリストから、ドライバーをインストールし
たい 非プラグ・アンド・プレイ・アダプターを選択します。
10. 「次へ」をクリックして、デバイス・ドライバーをインストール
します。
11. 促されたら、システムをリブートします。
12. 「Device Manager」を開き、アダプター用の装置が「Other
devices」の下に作成されたことを確認します。
Windows XP
1. 「Windows コントロール パネル」から、「ハードウェアの追
加」ウィザードを始動します。ウィザードに新しいハードウェア
を検索させます。
2. ハードウェアをすでにシステムに接続したかどうか尋ねられた
ら、「はい」をクリックします。
3. インストール済みのハードウェア装置を選択するよう促された
ら、 「新しいハードウェア デバイスの追加」を選択します。
「次へ」をクリックします。
4. 新しいハードウェアを検索するよう促されたら、「Advanced」
オプションを選択します。これで、リストからハードウェアを選
択することができます。「次へ」をクリックします。
5. ハードウェア・カテゴリーを選択するよう促されたら、「すべて
のデバイスを表示」を選択します。「次へ」をクリックします。
50
CD-ROM インストール・ガイド
6. メーカーおよびモデルを指定するよう求められたら、「ディスク
使用」をクリックします。
7. Personal Communications CD の ¥admin¥drivers サブディレクトリ
ーまたはインストール・イメージをブラウズします。「OK」をク
リックします。
8. IBM 通信アダプターのリストから、ドライバーをインストールし
たい 非プラグ・アンド・プレイ・アダプターを選択します。
9. 「次へ」をクリックして、デバイス・ドライバーをインストール
します。
10. 促されたら、システムをリブートします。
11. 「Device Manager」を開き、アダプター用の装置が「Other
devices」の下に作成されたことを確認します。
トラブルシューティング
問題が発生するか、間違いをした場合、「Windows Device Manager」を調べ
て、アダプター用の装置が「Other devices」の下に作成されたかどうか見てく
ださい。装置が作成されなかった場合、または装置が作成されたが、正しく機
能していない場合には、「Device Manager」から装置を削除して、特定のオペ
レーティング・システム用の手順を使用してそれを再インストールします。
各アダプターごとに、アダプターのベンダーによって提供された資料を検討する必要が
あります。パーソナル・コミュニケーションズ アダプター構成メニューを使用して、ア
ダプターが使用するリソース (IRQ、メモリー、I/O、およびことによっては DMA) を割
り当てます。システムをリブートし、マシン・ベンダーが提供するシステム・セットア
ップを検討します。システム・セットアップを使用して、必要なリソースを予約し、
Windows 2000 または XP が他の何らかの装置にそれを割り当てないようにします。
Windows 2000 および XP でセッションを始動しようとするが、パーソナル・コミュニ
ケーションズ がアダプターによって必要とされるシステム・リソースを獲得できない場
合は、選択不能なリソースを識別する、エラー・パネルが表示されます。このリソース
競合を解決するには、パーソナル・コミュニケーションズ 構成パネルを使用して、別の
入出力アドレス、メモリー・アドレス、または IRQ を選択します。競合がまだ存在す
る場合は、現在リソースを使用している装置を再構成して、他の何らかのリソースを使
用します。
パーソナル・コミュニケーションズ バージョン 5.7 を以前のバージョンに重
ねてインストールする場合について
パーソナル・コミュニケーションズ バージョン 5.7 インストール・プログラムを実行
すると、バージョン 5.6、バージョン 5.5、およびバージョン 5.0 は除去され、その結
果、通信アダプター・ドライバーはいずれも使用不可になります。したがって、以前の
バージョンで IBM 通信アダプター (同軸、平衡型、 MPA、SDLC、WAC) を使用して
付録 A. Windows 2000 および XP の場合の通信アダプターの取り付けとデバイス・ドライバーのインストール
51
おり、しかもそのようなアダプターを引き続き使用する予定の場合は、バージョン 5.7
に付属して提供されているデバイス・ドライバーを使用して、デバイスを更新する必要
があります。
プラグ・アンド・プレイ・アダプターの場合は、デバイス・ドライバーを更新します。
次の手順を使用します。
1. 「Windows Device Manager」を始動します。
2. 「Other devices」の下を見て、アダプター (たとえば、 IBM PCI 3270 エミュレー
ション・アダプター) を検索します。
3. アダプターを選択して、右マウス・ボタンをクリックします。メニュー上で
「Properties」をクリックします。
4. 「Driver」タブをクリックし、ドライバー情報が表示されるのを待ちます。
5. 「Update Driver」をクリックします。
6. 「Upgrade Device Driver」ウィザードでのステップに従います。このウィザードは、
「Add/Remove Hardware」ウィザードに似ています。
7. メーカーおよびモデルを指定するよう求められたら、「ディスク使用」をクリックし
ます。
8. パーソナル・コミュニケーションズ CD の ¥admin¥drivers サブディレクトリーまた
はインストール・イメージにある新しいドライバーを使用します。
非プラグ・アンド・プレイ・アダプターの場合は、パーソナル・コミュニケーションズ
バージョン 5.5 または バージョン 5.0 からすでに作成された装置はありません。その
代わりに、デバイス・ドライバーをインストールする必要があります。正しい手順につ
いては、 49 ページの『プラグ・アンド・プレイ未対応アダプター用のデバイス・ドライ
バーのインストール』を参照してください。
以前にインストールされたデバイス・ドライバーがない場合は、新しい パーソナル・コ
ミュニケーションズ のインストールの手順を使用してください ( 48 ページの『パーソ
ナル・コミュニケーションズ バージョン 5.7 の新規インストール』を参照してくださ
い)。
通信アダプターの削除
パーソナル・コミュニケーションズ プロダクトの削除が行われる場合、インストール・
プログラムは、インストール済みの通信アダプターがないか調べ、該当するドライバー
を削除します。デバイス・ドライバー・パッケージを削除するには、パーソナル・コミ
ュニケーションズ プロダクト・パッケージ全体を削除する必要があります。
プラグ・アンド・プレイ・アダプターの取り外し
「Windows Device Manager」を通じてデバイス・ドライバーをアンインストールする
が、他のデバイス・ドライバーが パーソナル・コミュニケーションズ プラグ・アン
52
CD-ROM インストール・ガイド
ド・プレイ準拠の共通ドライバーを使用していない場合には、Windows 2000 および
XP は共通のドライバーをアンインストールします。
通信アダプター・セッションを始動する場合、デバイス・ドライバーがロードされない
ことを示すメッセージを受け取ります。残りのアダプター・ソフトウェアを削除するに
は、パーソナル・コミュニケーションズ をアンインストールする必要があります。
プラグ・アンド・プレイ未対応アダプターの取り外し
非プラグ・アンド・プレイ・アダプターを取り外した後、通信アダプターを始動する場
合、デバイス・ドライバーがロードされないことを示すメッセージを受け取ります。残
りのアダプター・ソフトウェアを削除するには、パーソナル・コミュニケーションズ を
アンインストールする必要があります。
付録 A. Windows 2000 および XP の場合の通信アダプターの取り付けとデバイス・ドライバーのインストール
53
54
CD-ROM インストール・ガイド
付録 B. InstallShield Professional for Windows Installer
(IPWI) コマンド・ライン・パラメーター
InstallShield Professional は、Microsoft Windows Installer サービスを呼び出すブートスト
ラップ・ローダーとして、setup.exe を使用します。setup.exe は、管理インストール、サ
イレント・インストールの実行、またその他の管理用タスクを行えるようにする、コマ
ンド・ライン・パラメーターを受け入れることができます。/v パラメーターを使用する
と、その他のパラメーターも setup.exe によって Windows Installer データベース (MSI
パッケージ) に渡すことができます。/v パラメーターを使用してファイル初期設定処理
を実行するための詳細は、 25 ページの『第 4 章 初期設定 (応答) ファイルの使用によ
る パーソナル・コミュニケーションズiSeries のインストール』を参照してください。
デフォルトでは、setup.exe によって、ファイル名が pcsinst.log の冗長インストール・ロ
グが作成され、環境変数 %temp% によって名前を指定されたフォルダーに置かれます。
この動作は、コマンド・ライン引き数が、 56 ページの『パラメーターの説明』 で説明
する /v パラメーターを使用して Windows インストーラーに渡されると、指定変更さ
れます。
注: %temp% が存在していないフォルダーを指し、しかも /v フラグを使用して、
Windows インストーラーに渡されたデフォルト・パラメーターを指定変更しない場
合は、setup.exe は正常に実行されません。
setup.exe は、表 5 にリストされているコマンド・ライン・パラメーターを受け入れま
す。各パラメーターの記述は、 56 ページの『パラメーターの説明』にリストされていま
す。
表 5. InstallShield コマンド・ライン・パラメーター
パラメーター
記述
/v
パラメーターを MSI パッケージに渡します。
/s
setup.exe をサイレントにします。
/l
セットアップ言語を指定します。
/a
管理インストールを実行します。
/j
案内モードでインストールします。
/x
セットアップのアンインストールを行います。
/f
修復モードでセットアップを立ち上げます。
/w
Setup.exe は、インストールが終了するのを待って、終了しま
す。
© Copyright IBM Corp. 1996, 2003
55
表 5. InstallShield コマンド・ライン・パラメーター (続き)
パラメーター
記述
/qn
setup.exe 以外のすべてをサイレントにさせる Windows イン
ストーラー MSI パラメーター。これで、ユーザー・インター
フェース・レベルがゼロになります。
パラメーターの説明
パラメーターを MSI パッケージに渡す
/v
/v コマンド・ライン・パラメーターを使用すると、Windows Installer でサポー
トされているパラメーターを setup.exe によって MSI パッケージに渡せます。
たとえば、/L パラメーターを setup.exe によって MSI パッケージに渡して、
ユーザーが選択したロケーションに冗長ログ・ファイルを作成して保管するこ
とができます。ログ・ファイルを作成するには、以下を入力します。
E:¥install¥pcomm¥setup.exe /v"/L*v¥"%temp%¥pcsinst.log¥"
ここで、E: ご使用の CD-ROM ドライブです。サポートされているコマンド・
ライン・パラメーターおよび特定の使用方法の例については、Web サイト
http://www.msdn.microsoft.com を参照してください。
注: /v 引き数は、コマンド・ラインにおいて最後の InstallShield パラメーター
でなければなりません。サポートされている Windows Installer パラメータ
ーは、MSI パッケージに渡されますが、/v 引き数の後ろにはどのような
InstallShield コマンド・ライン・パラメーターも続けることはできません。
setup.exe をサイレント方式で実行する
/s
setup.exe の実行の際に進行状況バーを表示させないようにするには、/s コマン
ド・ライン・パラメーターを使用します。サイレント方式でセットアップを実
行してダイアログを表示させないようにするには、/v パラメーターを使用して
setup.exe によって Windows Installer に /qn コマンド・ライン・パラメーター
を渡します。他の /q ユーザー・インターフェース・オプションについて
Microsoft のコマンド・ライン・パラメーターの資料を参照してください。 サ
イレント・インストールを実行するには、以下を入力します。
E:¥install¥pcomm¥setup.exe /s /v"/L*v ¥"%temp%¥pcsinst.log¥" /qn"
ここで、E: ご使用の CD-ROM ドライブです。この例は、進行状況バーや入力
ダイアログを表示させずに、ローカル・ハード・ディスクに パーソナル・コミ
ュニケーションズ を標準インストールします。標準インストールに組み込まれ
56
CD-ROM インストール・ガイド
る特性値および機能についての詳細は、 12 ページの『標準インストール』およ
び 17 ページの『機能の選択』を参照してください。
注: 以下のコマンドで /s /v /qn パラメーターを使用すると、初期設定ファイ
ルを MSI パッケージに渡し、サイレント・インストールを実行すること
ができます。
E:¥install¥pcomm¥setup.exe /s /v" /L*v ¥"%temp%¥pcsinst.log¥"
USEINI=¥"C:¥Personal Communications¥pcomm.ini¥" /qn"
ファイル初期設定処理についての詳細は、 25 ページの『第 4 章 初期設定 (応
答) ファイルの使用による パーソナル・コミュニケーションズiSeries のインス
トール』を参照してください。
ソース・メディアがネットワーク・サーバーの場合に、ソースからサイレント
方式でインストールするには、コマンド・ラインでインストールする場所を指
示したあとに、/s /v /qn パラメーターを使用します。管理インストールの実行
およびネットワーク・サーバーからのインストールを行うための詳細について
は、 31 ページの『第 5 章 管理インストール』を参照してください。
パーソナル・コミュニケーションズ をサイレント方式でアンインストールする
には、以下の例のように、/x パラメーターと一緒に /s パラメーターを使用し
ます。
X:¥install¥pcomm¥setup.exe /s /x
ここで、X: は パーソナル・コミュニケーションズ のインストール・ディレク
トリーがあるロケーションです。
セットアップ言語の指定
/l
/l コマンド・ライン・パラメーターによって適切な 10 進数の言語 ID を使用
することで、セットアップ時に使用する言語を指定することができます。言語
ID のリストについては、 59 ページの『付録 C. 各国語サポート (NLS) 省略形
および言語コード』を参照してください。たとえば、セットアップ言語をチェ
コ語に変更するには、以下のように入力します。
E:¥install¥pcomm¥setup.exe /l"1029"
管理インストール
/a
管理インストールでは、ソース・イメージをネットワーク・サーバーにインス
トールします。これによりユーザーは、ネットワーク・サーバーから パーソナ
ル・コミュニケーションズ を直接インストールするために、ネットワークにア
クセスすることができるようになります。
付録 B. InstallShield Professional for Windows Installer (IPWI) コマンド・ライン・パラメーター
57
案内モード
/j
案内によって、ユーザーは パーソナル・コミュニケーションズ の機能を、セ
ットアップ時ではなく必要なときにインストールできるようになります。イン
ストール可能な機能は、あとでインストールできるように、ユーザーのシステ
ムにショートカットが作成され、案内されます。
アンインストール・モード
/x
アンインストール・モードによって、ユーザーのシステムから パーソナル・コ
ミュニケーションズ を除去します。
修復モード
/f
修復モードで setup.exe を立ち上げると、すべてのインストール済み機能のキ
ー・ファイルを検査し、欠落している、破壊されている、または旧バージョン
であると判別した機能を再インストールします。
58
CD-ROM インストール・ガイド
付録 C. 各国語サポート (NLS) 省略形および言語コード
表 6 には、パーソナル・コミュニケーションズ で提供されている省略形と言語コード
がリストされています。これらのコードは、言語ストリング・テーブルおよびダイアロ
グで /l コマンド・ライン・パラメーターと一緒に使用されます。/l コマンド・ライ
ン・パラメーターについての詳細は、 55 ページの『付録 B. InstallShield Professional
for Windows Installer (IPWI) コマンド・ライン・パラメーター』を参照してください。
表 6. 各国語サポートにおける省略形および言語コード
言語
省略形 (CD-ROM)
言語コード (*.mst 変
換ファイルとして提供
されています。)
チェコ語 (チェコ共和国)
cs_CZ
1029
デンマーク語 (デンマーク)
da_DK
1030
オランダ語 (オランダ)
nl_NL
1043
英語 (アメリカ合衆国)
en_US
1033
フィンランド語 (フィンランド)
fi_FI
1035
フランス語 (フランス)
fr_FR
1036
ドイツ語 (ドイツ)
de_DE
1031
ハンガリー語 (ハンガリー)
hu_HU
1038
イタリア語 (イタリア)
it_IT
1040
日本語 (日本)
ja_JP
1041
ノルウェー語 (Bokmål)
no_NO
1044
ポーランド語 (ポーランド)
pl_PL
1045
ポルトガル語 (ブラジル)
pt_BR
1046
ポルトガル語 (ポルトガル)
pt_PT
2070
ロシア語 (ロシア)
ru_RU
1049
スロベニア語 (スロベニア)
sl_SL
1060
スペイン語 (旧来のスペイン)
es_ES
1034
スウェーデン語 (スウェーデン)
sv_SE
1053
トルコ語 (トルコ)
tr_TR
1055
以下の言語は、その単一言語用の別個のパッケージで提供されています。
ハングル語 (韓国)
ko_KR
1042
中国語 (簡体字)
zh_CN
2052
© Copyright IBM Corp. 1996, 2003
59
表 6. 各国語サポートにおける省略形および言語コード (続き)
言語
省略形 (CD-ROM)
言語コード (*.mst 変
換ファイルとして提供
されています。)
中国語 (繁体字)
zh_TW
1028
変換ファイルの使用についての詳細は、http://www.msdn.microsoft.com を参照してくださ
い。
60
CD-ROM インストール・ガイド
付録 D. 本書で使用されている略語
API
APPC
CPI-C
EHLLAPI
IEEE
IP
LAN
LSP
MSI
MSP
MST
SNA
SRPI
TCP/IP
WAN
アプリケーション・プログラミング・インターフェース
拡張プログラム間通信機能
共通プログラミング・インターフェース・コミュニケーション
エミュレーター高水準言語アプリケーション・プログラミング・インター
フェース
米国電気電子学会
インターネット・プロトコル
ローカル・エリア・ネットワーク
LAN サポート・プログラム
Windows Installer データベース
Windows Installer パッチ
Windows Installer 変換
システム・ネットワーク体系
送受信プログラム・インターフェース
伝送制御プロトコル / インターネット・プロトコル
広域ネットワーク
© Copyright IBM Corp. 1996, 2003
61
62
CD-ROM インストール・ガイド
付録 E. 特記事項
本書は米国 IBM が提供する製品およびサービスについて作成したものであり、本書に
記載の製品、サービス、または機能が日本においては提供されていない場合がありま
す。日本で利用可能な製品、サービス、および機能については、日本 IBM の営業担当
員にお尋ねください。本書で IBM 製品、プログラム、またはサービスに言及していて
も、その IBM 製品、プログラム、またはサービスのみが使用可能であることを意味す
るものではありません。これらに代えて、IBM の知的所有権を侵害することのない、機
能的に同等の製品、プログラム、またはサービスを使用することができます。ただし、
IBM 以外の製品とプログラムの操作またはサービスの評価および検証は、お客様の責任
で行っていただきます。
IBM は、本書に記載されている内容に関して特許権 (特許出願中のものを含む) を保有
している場合があります。本書の提供は、お客様にこれらの特許権について実施権を許
諾することを意味するものではありません。実施権についてのお問い合わせは、書面に
て下記宛先にお送りください。
〒106-0032
東京都港区六本木 3-2-31
IBM World Trade Asia Corporation
Licensing
以下の保証は、国または地域の法律に沿わない場合は、適用されません。 IBM および
その直接または間接の子会社は、本書を特定物として現存するままの状態で提供し、商
品性の保証、特定目的適合性の保証および法律上の瑕疵担保責任を含むすべての明示も
しくは黙示の保証責任を負わないものとします。国または地域によっては、法律の強行
規定により、保証責任の制限が禁じられる場合、強行規定の制限を受けるものとしま
す。
この情報には、技術的に不適切な記述や誤植を含む場合があります。本書は定期的に見
直され、必要な変更は本書の次版に組み込まれます。 IBM は予告なしに、随時、この
文書に記載されている製品またはプログラムに対して、改良または変更を行うことがあ
ります。
本プログラムのライセンス保持者で、(i) 独自に作成したプログラムとその他のプログラ
ム(本プログラムを含む)との間での情報交換、および (ii) 交換された情報の相互利用
を可能にすることを目的として、本プログラムに関する情報を必要とする方は、下記に
連絡してください。
IBM Corporation
Department T01
© Copyright IBM Corp. 1996, 2003
63
Building B062
P.O. Box 12195
Research Triangle Park, NC 27709-2195
U.S.A.
本プログラムに関する上記の情報は、適切な使用条件の下で使用することができます
が、有償の場合もあります。
本書で説明されているライセンス・プログラムまたはその他のライセンス資料は、IBM
所定のプログラム契約の契約条項、IBM プログラムのご使用条件、またはそれと同等の
条項に基づいて、 IBM より提供されます。
IBM 以外の製品に関する情報は、その製品の供給者、出版物、もしくはその他の公に利
用可能なソースから入手したものです。IBM は、それらの製品のテストは行っておりま
せん。したがって、他社製品に関する実行性、互換性、またはその他の要求については
確証できません。 IBM 以外の製品の性能に関する質問は、それらの製品の供給者にお
願いします。
この情報をソフトコピーでご覧になっている場合は、写真やカラーの図表は表示されな
い場合があります。
商標
以下は、IBM Corporation の商標です。
AnyNet
DB2
DB2 Connect
Distributed Relational Database Architecture
DRDA
IBM
IBM Global Network
iSeries
MVS/ESA
Tivoli
z/OS
z/VM
zSeries
Java、JavaBeans™、およびすべての Java 関連の商標およびロゴは、Sun Microsystems,
Inc. の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
Microsoft、Windows、Windows NT および Windows ロゴは、Microsoft Corporation の米
国およびその他の国における商標です。
他の会社名、製品名およびサービス名などはそれぞれ各社の商標または登録商標です。
64
CD-ROM インストール・ガイド
索引
インストール、リモート (続き)
日本語, 数字, 英字, 特殊文字の順に配列されてい
ます。なお, 濁音と半濁音は清音と同等に扱われ
ています。
Tivoli を使用する 37
オペレーティング・システム、マルチブート
[ア行]
[カ行]
アンインストール
コマンド・ライン・パラメーターの使用
保守インストールの使用
移行
一般 7
オプション
58
35
手順 16
インストール
移行 20
概説と手順
カスタマイズ 25
管理 33
管理インストール
31
InstallShield コマンド・ライン・パラメーター
57
機能のインストール・オプション 19
機能の選択 17
サイレント 23
初期設定ファイル処理 25
ネットワーク・サーバーから実行するためのインス
トール 32
ネットワーク・サーバーからのインストール 32
パッチ 33
保守インストール
修復 35
除去 35
変更 35
リモート
SMS を使用する 37
Tivoli を使用する 37
ローカル・ハード・ディスクへの
カスタム 15
標準 12
インストール、リモート
SMS を使用する 37
© Copyright IBM Corp. 1996, 2003
25
変換ファイル 25
各国語サポート (NLS)
言語コード 59
フォント・ファイル
管理インストール
20
概説と手順
カスタマイズ
初期設定ファイル処理
7
7
31
ネットワーク・サーバーから実行するためのインス
トール 32
ネットワーク・サーバーからのインストール 32
InstallShield コマンド・ライン・パラメーター
機能のインストール・オプション 19
機能の選択 17
57
言語の指定
コマンド・ライン・パラメーターの使用
変換の使用 59
コマンド・ライン・パラメーター
アンインストール・モード 58
案内モード 57
管理インストール 57
言語、セットアップ 57
サイレント・インストール 56
修復モード 58
InstallShield Professional、setup.exe 55
MSI パッケージへ渡す 56
Windows Installer サービス 25
57
[サ行]
サイレント・インストール
一般 23
コマンド・ライン・パラメーターの使用
初期設定ファイル処理 29
ローカル・ハード・ディスク 23
56
65
システム変数
S
29
初期設定ファイル処理
一般 25
サイレント・インストール
システム変数
29
SAVEINI
26, 29
setup.exe
55
29
ONLYINI 27
REMOVEINI 28
T
SAVEINI
Tivoli
リモート・インストール、使用
26, 29
USEINI 27, 29
商標 64
ソースからの実行
ネットワーク・サーバー
CD-ROM 19
Software Distribution
32
U
USEINI
[ハ行]
パッチ 33
変換、言語の
59
保守インストール
コマンド・ライン・パラメーターを使用して修復す
る 58
修復 35
除去 35
変更
35
[ラ行]
リモート・インストール
インストール・マネージャーを使用する
SMS を使用する 37
Tivoli を使用する 37
41
M
Microsoft Systems Management Server (SMS)、リモー
ト・インストール 37
O
ONLYINI
27
R
REMOVEINI
66
28
CD-ROM インストール・ガイド
27, 29
37
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プログラム番号: 5639-I92
Printed in Japan
GC88-5623-07