ふじのくに芸術祭2016(第 56 回静岡県芸術祭) 合唱コンクール 審査結果 部 賞 門 寸 団体名(市町名) 評 「曲名」 ジュニアの部 普段の発声鍛錬、真摯な部活動が 磐田市立城山中学校合唱部 (磐田市) 垣間見える演奏でした。声のバラン 静岡県芸術祭賞 ・無伴奏女声合唱曲集「なみだうた」 スを考え、難曲を歌いこなし、アカ より 「なみだ」 「なみだうた」 ・「虹の輪の花」 一般の部 ヴォア・ヴェール(浜松市) 日本経済新聞 社賞 ・Lamento d’Ariama より 「Lasciatemi morire ペラで取り組み、聴衆に訴えるもの があった。 常に安定したハーモニーを持ち、 ポリフォニー音楽の深みを表現し ていた。また、団員一人一人がそれ (私を死なせて)」 を感受しつつ、伸びやかに歌ってい ・「Io mi son giovinetta (私は若い娘)」 る姿に心ひかれた。 アンサンブルの部 7名のメンバーで、一人一人がし インサラータ・ヴォカーレ (浜松市) っかりした声と表現で、他の団には 奨励賞① ・女声合唱団のための5つの童話 ない卓越した音楽表現が輝いてい 「わたしと小鳥とすずと」より た。アンサンブルの方向性が明確に 「わたしと小鳥とすずと」 なっていて評価された。 「ゆめ売り」「しば草」 一般の部 のびやかな発声でていねいに表 浜松ライオネット児童合唱団 (浜松市) 現する児童合唱団だ。「ほったろ 奨励賞② こい」はたいへんおもしろい曲で、 ・「Gaudete 喜び」 ・女声・児童合唱組曲「尾張・三 その曲調をよくつかみ、聴衆を魅了 河のわらべうた」より する演奏でした。 「ほったろ こい」 一般の部 静岡男声合唱団(静岡市) 準奨励賞 昨年も奨励賞に輝いた県内トッ プクラスの男声コーラスです。ベテ ・「犬が自分のしっぽをみて歌う歌 」 ランの男性陣の重厚な響きと柔ら ・「雪の街」 ・「きんいろの太陽がもえる朝に」 かな音楽表現は木下牧子作品に一 層生かされていた。 <総評> 出演 24 団体の演奏は、演奏曲、演奏内容ともレベルが高く、入賞団体以外にも 心に残る演奏が多くあった。これまでの合唱表現の工夫、完成度を高めるために団 員一丸となって取り組んだ様子が随所に伺えた。 (審査員代表 北原 幸男 )
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