小岩井農場倶楽部 重要文化財指定について

2016 年 12 月 20 日
報道関係各位
株式会社三菱地所設計
小岩井農場倶楽部
重要文化財指定について
当社の前身である、三菱合資会社の設計部門が設計を担当した「小岩井農場 倶楽部」が、今年
10 月 21 日、国の重要文化財に指定されることになりましたのでお知らせします。
小岩井農場 倶楽部(写真提供:小岩井農牧)
本件は、我が国の近代農場の発展過程を示す大規模農場施設として、明治末期から昭和初期にか
けての建造物のうち 21 棟が今年度国の重要文化財の指定が決まったもので、当社の前身である
三菱合資会社地所部営繕係がこの中の倶楽部の設計を担当しました。倶楽部は、木造平屋建て・
寄棟屋根・下見板張外装で、来客の応接・宿泊、従業員の集会施設として建てられました。建物
は当初 1899(明治 32)年に別の場所に建築されましたが、1914 年に現在地へ移築され大規模
に改修・増築がなされました(これをもって新築扱いとされています)。その後、1927(昭和 2)
年にも大規模改修が行われ、現在は主に会議室として使用されています。
【倶楽部概要】
所 在 地:岩手県岩手郡雫石町
竣
工:1914 年(大正3年)
延床面積:633 ㎡
構造規模:木造平屋、下見板張
以上
小岩井農場倶楽部移転改築設計図
倶楽部食堂 (写真提供:小岩井農牧)